JPH04286718A - 磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体及びその製造方法

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JPH04286718A
JPH04286718A JP3052444A JP5244491A JPH04286718A JP H04286718 A JPH04286718 A JP H04286718A JP 3052444 A JP3052444 A JP 3052444A JP 5244491 A JP5244491 A JP 5244491A JP H04286718 A JPH04286718 A JP H04286718A
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JP
Japan
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magnetic
recording medium
magnetic recording
magnetic layer
powders
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JP3052444A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Saga
隆一 嵯峨
Minoru Nakamura
穣 中村
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体及びその製
造方法に関し、更に詳しくは、偽造防止機能を有する磁
気記録媒体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードは、通常、カード支持体上に
磁性層を設けて構成され、クレジットカード、銀行カー
ド、プリペイドカードなどとして広く使用されている。 一方、これら磁気カードの普及につれて、カードに記録
された信号を読み取る技術も発達し、カードの偽造、変
造も容易となってきている。このような状況の中で、種
種の偽造防止技術が提案されている。
【0003】例えば、特開昭50−85306号公報、
特開昭63−127427号公報に開示された技術もそ
の一つである。 これらの技術は、保磁力の異なる2種類以上の磁性粉を
混合してなる磁性層を有する磁気記録媒体に関するもの
で、高保磁力の磁性粉に真のデータを記録し、低保磁力
の磁性粉に偽データを記録することにより、両者の記録
信号を重複させて、通常の読み取り操作では、真データ
の読み取りを不可能にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に記載の磁
気記録媒体は、単一磁性層の中の、保磁力の異なる2種
類以上の磁性粉に、各々別個の信号を記録するため、1
種類の磁性粉からなる通常の磁気記録媒体に比較して、
各々の記録信号の再生出力は著しく低くなる。そのため
、通常の磁気ヘッドで読み取れるようにするためには、
磁性層を厚くする必要がある。
【0005】しかしながら、磁性層を厚くすると再生時
の厚み損失が指数関数的に増大する傾向にあるため、再
生出力の上昇が鈍化して高出力が得られない、或いは、
分解能も低くなるという問題点があった。一方、最近の
磁気カードは、多色刷りの印刷層や残高表示のための印
字層等を磁性層の上に設ける傾向にあり、そのため、再
生出力が低下するという問題点があった。
【0006】以上のことから、上記従来の磁気記録媒体
では、磁気カードとしての利用範囲が非常に限られてし
まい、汎用性が無いという問題点を有していた。本発明
は、上記従来の課題を解決しようとするものであり、高
出力で、かつ高分解能の磁気記録媒体を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、磁性層の残留磁
束密度を所定の範囲に限定することにより、所定の再生
出力及び分解能が得られることを見いだした。
【0008】即ち、本発明は、保磁力の異なる2種類以
上の磁性粉を含有する磁性層を有する磁気記録媒体にお
いて、前記磁性層の残留磁束密度が1400〜2500
emu/cm3であることを特徴とする磁気記録媒体を
提供する。
【0009】以下、図面を用いて、本発明について詳し
く説明する。
【0010】図1に記載の磁性層2は、支持体1の表面
の全体的あるいは部分的に設けられている。
【0011】支持体1は、シート状あるいは板状を呈し
ており、この支持体の材料としては、例えば、塩化ビニ
ル、ナイロン、セルロースジアセテート、セルロースト
リアセテート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポリカーボネート
等のプラスチック類もしくは;銅、アルミニウム等の金
属;紙、含浸紙;及びこれらの材料の複合体が挙げられ
、これら以外であっても、磁気カードに必要な強度、剛
性、隠蔽性、光透過性を有するものであれば、特に制限
なく使用できる。
【0012】磁性層2は、γ−Fe2O3、Co被着γ
−Fe2O3、Fe3O4、CrO2、Fe、Fe−C
r、Fe−Co、Co−Cr、Co−Ni、MnAl、
Baフェライト、Srフェライトなどの従来公知の磁性
粉の中から、保磁力の異なる2種類以上の磁性粉を適当
な樹脂あるいはインキビヒクル中に分散してなる磁性塗
料をグラビア方式、リバース方式、ナイフエッジ方式等
の公知の方法によって塗布した後、乾燥前あるいは乾燥
中に磁場配向処理を施すことによって、支持体上に形成
することができる。このようにして得られた磁性層に対
し、更に後行程として、磁性層に加熱加圧処理を施す方
が好ましい。
【0013】また、磁性層2は、Fe、Fe−Cr、F
e−Co、Cr−Coなどの金属あるいはその合金を用
いて、真空蒸着法、スパッタ法、鍍金法などによって支
持体1上に形成することもできる。
【0014】塗布方法によって磁性層を形成する場合は
、その厚さは1〜100μmの範囲が好ましく、5〜3
0μmの範囲が特に好ましい。
【0015】また、真空蒸着法、スパッタ法、鍍金法に
よって磁性層を形成する場合には、厚さは100A〜1
μmの範囲が好ましく、500〜2000Aの範囲が特
に好ましい。
【0016】γ−Fe2O3などの磁性粉を分散させる
バインダー樹脂あるいはインキビヒクルとしては、ブチ
ラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ウレ
タン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、アク
リル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合樹脂などが挙げ
られ、これらの樹脂に、必要に応じて、ニトリルゴムな
どのゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマーなどを添
加することもできる。また、磁性粉が上記樹脂中に分散
されてなる磁性塗料中に、必要に応じて、界面活性剤、
シランカップリン剤、可塑剤、ワックスシリコーンオイ
ル、カーボンその他の顔料を添加することもできる。
【0017】磁性塗料中のビヒクルの使用量は、磁性粉
100重量部当たり10〜30重量部の範囲が好ましい
【0018】磁場配向の方法としては、例えば、永久磁
石、ソレノイドコイル等で発生させた磁場の中に、支持
体1の上に塗布された磁性層を通過させることによって
行う。
【0019】磁場配向装置としては、ソレノイドコイル
が好ましく、磁場強度は、500〜20000emuの
範囲が好ましく、2000〜10000emuの範囲が
特に好ましい。また、通過時間は0.1〜60秒の範囲
が好ましく、1〜30秒の範囲が特に好ましい。
【0020】加熱加圧の方法としては、カレンダー、プ
レス機等、例えば、由利ロール機械(株)製5段カレン
ダー装置で処理することができる。処理温度は、30〜
150℃の範囲が好ましく、60〜100℃の範囲が特
に好ましい。圧力は、10〜120kg/cm2の範囲
が好ましく、50〜100kg/cm2の範囲が特に好
ましい。また、処理速度は、1〜100m/分の範囲が
好ましく、5〜40m/分の範囲が特に好ましい。
【0021】また、本発明の磁気記録媒体の磁性層2上
に、必要に応じて、印字層、保護層、印刷層などを設け
ることもできる。
【0022】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。実施
例中、「%」及び「部」は、各々「重量%」及び「重量
部」を表わす。尚、以下の実施例では、保磁力2750
Oeと保磁力300Oeの2種類の磁性粉を混合した場
合について説明する。 <磁性塗料の調製>「MC−127」(戸田工業(株)
社製バリウムフェライト磁性粉)50部、「γ−MR」
(チタン工業(株)社製γ−Fe2O3磁性粉)50部
、「VAGH」(米国ユニオンカーバイト社製塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体)15部、「T−5206」(
大日本インキ化学工業(株)社製ポリウレタン樹脂)1
0部、トルエン100部、メチルエチルケトン100部
、シクロヘキサノン100部をボールミルに入れて、2
4時間分散混合して磁性塗料を得た。 (実施例1)厚さ188μmのポリエチレンテレフタレ
ートシート上に、上記磁性塗料をリバース方式で、乾燥
塗膜厚が8〜22μmの各種の厚みに塗布し、永久磁石
で磁場配向処理した後、塗布面をカレンダーで加熱加圧
処理して磁性層の残留磁束密度が1450emu/cm
3の磁気記録媒体を得た。 (実施例2)厚さ188μmのポリエチレンテレフタレ
ートシート上に、上記磁性塗料をリバース方式で、乾燥
塗膜厚が8〜22μmの各種の厚みに塗布し、ソレノイ
ドコイルで磁場配向処理して磁性層の残留磁束密度が1
400emu/cm3の磁気記録媒体を得た。 (実施例3)厚さ188μmのポリエチレンテレフタレ
ートシート上に、上記磁性塗料をリバース方式で、乾燥
塗膜厚が8〜22μmの各種の厚みに塗布し、ソレノイ
ドコイルで磁場配向処理した後、塗布面をカレンダーで
加熱加圧処理して磁性層の残留磁束密度が1600em
u/cm3の磁気記録媒体を得た。 (比較例)厚さ188μmのポリエチレンテレフタレー
トシート上に、上記磁性塗料をリバース方式で、乾燥塗
膜厚が8〜22μmの各種の厚みに塗布した後、永久磁
石で磁場配向処理して磁性層の残留磁束密度が1200
emu/cm3の磁気記録媒体を得た。
【0023】実施例及び比較例で得られた各磁気記録媒
体をカード状に打ち抜き、磁気カードリーダライタにて
、再生出力電圧を測定した。尚、上記磁気カードリーダ
ライタは、ギャップ長が30μmの磁気ヘッドを使用し
ており、カード搬送速度は、190mm/秒であった。
【0024】図2に、高保磁力の磁性粉に記録された記
録密度200FCIの真データの再生出力電圧と磁性層
の厚みの関係を示した。また、図3に、低保磁力の磁性
粉に記録された記録密度200FCIの偽データの再生
出力電圧と磁性層の厚みの関係を示した。更に、図4及
び図5に真データ及び偽データの分解能と磁性層の厚み
の関係を示した。ここで、分解能は記録密度500FC
I/200FCIの再生出力電圧の比で表わした。
【0025】以上の結果から明らかなように、再生出力
及び分解能が著しく向上した。
【0026】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体は、従来の磁気記
録媒体に対して、高出力化と高分解能化を実現しうるも
のである。その結果、高密度記録が可能となり、また、
磁性層上のスペースロス成分の増大にも対応可能となる
ため、磁気カードとしての利用範囲が拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の磁気記録媒体の層構成の一例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1  支持体 2  磁性層
【図2】図2は、実施例及び比較例の磁気記録媒体の磁
性層の厚みと、記録された真データの再生出力電圧の関
係を示した図表である。
【図3】図3は、実施例及び比較例の磁気記録媒体の磁
性層の厚みと、記録された偽データの再生出力電圧の関
係を示した図表である。
【図4】図4は、実施例及び比較例の磁気記録媒体の磁
性層の厚みと、記録された真データの分解能の関係を示
した図表である。
【図5】図5は、実施例及び比較例の磁気記録媒体の磁
性層の厚みと、記録された偽データの分解能の関係を示
した図表である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  保磁力の異なる2種類以上の磁性粉を
    含有する磁性層を有する磁気記録媒体において、前記磁
    性層の残留磁束密度が1400〜2500emu/cm
    3であることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】  保磁力の異なる2種類以上の磁性粉を
    混合してなる磁性塗料を支持体上に塗布した後、塗布面
    に加熱加圧処理を施すことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の磁気記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】  保磁力の異なる2種類以上の磁性粉を
    混合してなる磁性塗料を支持体上に塗布した後、ソレノ
    イドコイルで磁場配向処理を施すことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】  保磁力の異なる2種類以上の磁性粉を
    混合してなる磁性塗料を支持体上に塗布した後、ソレノ
    イドコイルで磁場配向処理し、更に、塗布面に加熱加圧
    処理を施すことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の磁気記録媒体の製造方法。
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