JPH09318253A - 生ゴミ乾燥処理装置 - Google Patents

生ゴミ乾燥処理装置

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JPH09318253A
JPH09318253A JP8132462A JP13246296A JPH09318253A JP H09318253 A JPH09318253 A JP H09318253A JP 8132462 A JP8132462 A JP 8132462A JP 13246296 A JP13246296 A JP 13246296A JP H09318253 A JPH09318253 A JP H09318253A
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JP
Japan
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heating tank
deodorizing
steam
plate
lid
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Pending
Application number
JP8132462A
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English (en)
Inventor
Tadaaki Nekotsuka
忠明 猫塚
Kiyoshi Fukushima
清 福島
Tomio Terayama
富夫 寺山
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Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019970020909A priority patent/KR970073757A/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の高さ寸法を小さくして生ゴミを投
入する作業が楽に行えるようにする。 【解決手段】 縦軸回りに回転する攪拌部材26を内方
に有し上部に投入口25aを有した加熱槽25により、
生ゴミを乾燥させて処理する生ゴミ乾燥処理装置であ
る。攪拌部材26を駆動させるためのモータ28を加熱
槽25の側部に配置し、モータ28と攪拌部材26とを
回転伝達手段29にて連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、攪拌部材を備えた
加熱槽により生ゴミを乾燥させて処理する生ゴミ乾燥処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来にあっては、飲食店などにおいて厨
房から出る水分の多い生ゴミ(野菜クズ、残飯など)を
乾燥して処理するための装置が種々提案されている。例
えば特開平6−226237号公報に開示された廃棄物
用乾燥機は、図15に示すように、オイルヒータを備え
た容器1内に回転カッター2を設けて、上方から生ゴミ
を投入して蓋3をし、粉砕・攪拌しつつ加熱することに
より水分を蒸発させて減容(減量)するようになってい
る。乾燥に伴って発生する蒸気は、コンプレッサー4に
よって吸引圧縮され、気水分離器5によって熱水Wと気
体Gとに分離される。分離された気体Gは空中に放出さ
れ、熱水Wは熱水パイプ6を通って容器1内に突設され
た熱交換器7に送られ、生ゴミの加熱に利用された後、
排水パイプ8及び定圧調整弁9を通って容器1外に排出
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の乾
燥機では、縦軸回りに回転する回転カッター2を駆動さ
せるためのモータ10を容器1の下部に設けているた
め、装置全体の上下方向の寸法が大きくなって、上部の
投入口11の位置が高くなり、生ゴミを投入する作業が
行いにくいという問題があった。またこの乾燥機は臭気
を含む気体Gをそのまま機外に放出するようになってい
るので、環境保全のために別個の消臭装置が必要である
という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、縦軸回りに回転する攪拌部材を内方に有し上部
に投入口を有した加熱槽により、生ゴミを乾燥させて処
理する生ゴミ乾燥処理装置において、攪拌部材を駆動さ
せるための回転駆動手段を加熱槽の側部に配置し、回転
駆動手段と攪拌部材とを回転伝達手段にて連結したもの
である。さらに加熱槽の側部に、加熱槽から発生する蒸
気を消臭して排出するための消臭排出機構を配置し、消
臭排出機構を縦形の構成部品にて構成することが好まし
い。その構成部品は、蒸気を気体と水とに分離する気水
分離器と、気水分離器を吸引空気にて冷却するための冷
却ファンとを含むものであってよい。また冷却ファン
は、加熱槽の側部に吸引空気が流れるように配置された
ものであることが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0006】先に図4によって、本発明の生ゴミ乾燥処
理装置の基本的な機構を説明する。この生ゴミ乾燥処理
装置は、生ゴミを加熱して乾燥させるための加熱機構2
1と、加熱により発生した蒸気を消臭して排出するため
の消臭排出機構22とで構成されている。加熱機構21
は、加熱ヒータ24が備えられた容器23である加熱槽
25と、加熱槽25の内方に設けられた攪拌部材26と
で成る。加熱槽25の上部開口には蓋体27が設けら
れ、生ゴミを投入した後は蓋体27を閉じることにより
加熱槽25内を密閉状態に保つようになっている。攪拌
部材26にはこれを回転させるための回転駆動手段たる
モータ28が備えられ、回転伝達手段29によって連結
されている。そして加熱槽25には新気導入路30が設
けられ、その先端に設けたブロワー31による圧気
(A)で、加熱槽25内の蒸気Bを強制的に押し出すよ
うになっている。消臭排出機構22は、加熱槽25から
出た蒸気Bを気水分離するための気水分離器であるコン
デンサー32と、分離された気体Gを加熱することによ
り酸化させる消臭ヒータ33と、消臭ヒータ33を通っ
た気体Gによって新気導入路30の新気Aを加熱するた
めの熱交換器34とにより主として構成されている。コ
ンデンサー32には冷却ファン35が設けられ、その吸
引空気Cによって冷却されるようになっている。
【0007】従って、加熱槽25に投入された生ゴミ
は、攪拌部材26の回転により粉砕されつつ攪拌され、
加熱ヒータ24の熱により徐々にその水分を失うことで
重量及び容量が減ぜられる。乾燥の結果残った固形物
は、加熱槽25に設けられた取出口36から取り出され
て、土中に埋められて肥料の原料としてリサイクル利用
されるか、或いは一般ゴミと一緒に焼却処理される。そ
して乾燥に伴って発生する蒸気Bは、コンデンサー32
内を通過することで凝縮水Wと気体Gとに分離され、凝
縮水Wはタンク37等に一旦溜められるなどしてから、
順次機外に排出される。また気体Gは、消臭ヒータ33
によって高温に加熱されて酸化されることにより消臭さ
れ、新気Aとの熱交換によって温度が下げられて大気開
放される。このように、新気導入路30の上流端にブロ
ワー31を設けて、その新気Aの圧送によって蒸気Bを
加熱槽25から排出する機構としたので、このブロワー
31は前出の図15に示した従来の乾燥機のコンプレッ
サー4のように高温で腐蝕性物質を含む蒸気に晒される
ことがなく、寿命が短くなるのを防止することができ
る。また空冷式のコンデンサー32としたので、水冷式
の気水分離器と比べて設置のための工事が簡単であると
共に、水道代が不要になるので運転費を安くすることが
できる。さらに消臭ヒータ33の排出下流側の新気導入
路30に交差した位置に、別体で熱交換器34を設けた
ので、新気Aを昇温させてから加熱槽25に送り込むこ
とができると共に、気体Gの温度を下げて排出すること
ができ、高温状態の気体Gよりもさらに臭気を少なくし
た状態で大気開放させることができる。
【0008】次に図1乃至図3によって、加熱機構21
及び消臭排出機構22の具体的な構成を説明する。加熱
機構21の加熱槽25は、例えば50Kgの生ゴミを処理で
きるような大きさの耐熱性を有した容器23と、容器2
3の外周壁23a及び底面壁23bの壁体内部に埋設さ
れた加熱ヒータ24とで構成されている。容器23は有
底筒体状を呈し、上部の開口が生ゴミの投入口25aと
なっている。そして加熱ヒータ24への給電制御によっ
て、加熱槽25内が乾燥に最適な所定の温度(例えば10
0 〜125 ℃)で加熱できるようになっている。加熱槽2
5の外表面には断熱材(図示せず)が被覆されている。
そしてこの加熱槽25は、ボックス状のハウジング41
によって収容支持されている。
【0009】ハウジング41は、図10乃至図14にも
示すように、ステンレス等で成形された左側板42、右
側板43、前面板44、背面板45及び天板46によっ
て略立方体に区画されている。天板46には加熱槽25
の上部の投入口25aに相応した大きさの開口が形成さ
れ、容器外周壁23aの上端に接合されている。左側板
42には通気のためのスリットを有したパネル47が設
けられている。これと対向する右側板43には通気のた
めのネット状のパネル48と、内部点検用の小さい開閉
窓板49とが設けられている。前面板44には加熱槽2
5の取出口36に対応した位置に、左右展開する開閉扉
50が設けられている。また背面板45には、左側板4
2のものと同様な通気用のパネル51が略全面に亘って
設けられている。ハウジング41の内部には縦横或いは
斜めに適宜掛け渡された支持フレーム(図示略)が設け
られ、加熱槽25を支えている。そして加熱槽25のハ
ウジング41内における位置は、図1に示したように、
前面板44及び左側板42に接近した状態で配置され、
背面板45及び右側板43とは適宜隔てられている。す
なわちハウジング41内の後側H及び右側Rに、消臭排
出機構22の各構成部品を収容するための設置スペース
が設けられている。またハウジング41の底部の四隅に
はキャスター52及び脚部材53が設けられている。
【0010】攪拌部材26は、加熱槽25の軸心の位置
に沿って縦に起立された回転軸54と、回転軸54に周
方向及び軸方向に等間隔で放射状に取り付けられた三枚
のブレード55とで成る。回転軸54は、軸受56を介
して容器底面壁23bに回転自在に支持され、上端は加
熱槽25の半分程度の高さに位置し、下端は加熱槽25
の下方に若干延出されている。ブレード55は、回転軸
54から容器外周壁23aの内面から僅かに離れた位置
まで延び、投入された生ゴミをその旋回によって適宜粉
砕し攪拌できるような形状及び材質で形成されている。
そして加熱槽25の側部であるハウジング41内の後側
H及び左側Lの隅に、モータ28が縦置きで配置されて
いる。モータ28の下方の出力軸(図示せず)には減速
機57が連結され、その出力軸57aにはスプロケット
58が取り付けられている。そしてこのスプロケット5
8が、回転軸54の下端に取り付けられたスプロケット
59とチェーン60にて連結されている。すなわちスプ
ロケット58,59及びチェーン60によって、モータ
28(減速機57)からの回転駆動力を攪拌部材26に
伝達するための回転伝達手段29が構成されている。な
おモータ28及び減速機57は、ブラケット板61及び
支持フレーム(図示せず)によってハウジング41内に
固定されている。
【0011】加熱槽25の蓋体27は、平面視で略正方
形のボックス状に成形され、図13に示したように、後
側Hの端部がブラケット62及びピン63によってハウ
ジング41の天板46に軸支されている。蓋体27の天
板46に接する側には、加熱槽25に相応した大きさで
上窄まりに緩く傾斜した円錐状板64が設けられ、この
円錐状板64と、その外周を囲むように形成された内面
縁板65との隙間に、蒸気Bを蓋体27の内部に導くた
めの取入口66が区画されている。また円錐状板64の
軸心の位置には、新気導入路30の末端となるパイプ6
7の先端が下方に開口した状態で設けられている。パイ
プ67の先端は、加熱槽25の内方に若干突出してい
る。このほか内面縁板65には、加熱槽25の密閉を保
持するためのパッキン68が投入口25aの外周に沿う
ように設けられている。また図13及び図14に示した
ように、蓋体27の前側Fの上部には開閉を手動操作す
るための棒状把手69が取り付けられている。さらに図
3に示したように、蓋体27の左側L及び右側Rには、
天板46との間に掛け渡されて上方(開方向)に適宜付
勢するガススプリング70が備えられている。
【0012】新気導入路30の末端のパイプ67は、蓋
体27の内部において径方向外方の後側Hへと延び、下
方に屈曲してハウジング41内に上下方向に設けられた
パイプ71に係脱自在に接続している。すなわち蓋体2
7を閉じた状態では、これらパイプ67,71が係合し
て一体的に連続する。そのパイプ71の下端は直角に曲
げられて、背面板45の近傍に起立した熱交換器34の
円筒状のケース上部に設けられた新気出口34aに接続
している。そして熱交換器34のケース下部34bが直
角に屈折して背面板45に沿って延び、ハウジング41
の後側Hで右側Rの隅底部に設けられたブロワー31に
連結されている。ブロワー31は、図5乃至図7にも示
すように、内部に羽根車(図示せず)を有した遠心式の
送風機で成り、その回転軸が縦方向となるように支持フ
レーム87上に設置されている。すなわち吸込口31a
が下方に開口し、吐出口31bが背面板45に沿って水
平に向くように配置されている。ブロワー31のケース
上面には、回転軸に連結した電動モータ72が取り付け
られている。
【0013】次に消臭排出機構22のコンデンサー32
は、内部にチューブ及びフィン(図示せず)を有した所
定厚さの長方形板状の部品で成り、ハウジング41の右
側板43の内側に接近してこれと並行に起立されてい
る。コンデンサー32の上部の後側Hには蒸気取入口3
2aが形成され、これに蒸気導入用のパイプ73が取り
付けられている。このパイプ73は、一端が蓋体27の
内面縁板65に形成された穴88に対向するように設け
られ、蓋体27が閉じた状態で係合して蓋体27の内部
の蒸気Bを流入させるようになっている。コンデンサー
32の内側の位置には冷却ファン35が設けられてい
る。冷却ファン35は、軸流式の送風機で成り、その回
転軸(図示せず)がコンデンサー32の面に直角に向い
た状態で配置され、駆動用モータ74が回転軸に直列で
連結されて支持部材75により支持されている。すなわ
ち冷却ファン35が回転されることで、右側板43のパ
ネル48から外気を吸い込んで、その吸引空気Cにより
コンデンサー32を冷却するようになっている。吸引空
気流Cの後流は、加熱槽25の側部を通って背面板45
のパネル51及び左側板42のネパル47へと抜けて、
モータ28等の昇温を防止するようになっている。また
図3に示したように、コンデンサー32の下部には下窄
まりに若干傾斜した凝縮水Wの受部76が設けられ、そ
の中央下端位置から下方に延びたパイプ77によって、
分離された凝縮水Wを機外に排出するようになってい
る。そして分離された気体Gを導くためのパイプ78
が、コンデンサー32の下部の前側Fから、加熱槽25
の外周に沿うように後側Hに向かって延び、モータ28
と熱交換器34との間に設けられた消臭ヒータ33の下
部に連結されている。
【0014】消臭ヒータ33は、縦長の円柱状を呈し、
図5乃至図7に示したように、内部の軸心位置にヒータ
79が設けられていると共に、その周囲にセラミック粒
などの熱媒体80が充填されている。すなわちヒータ7
9の発熱によって、熱媒体80を経由して流れる気体G
を所定の高温に、例えば500 〜600 ℃に加熱するように
形成されている。消臭ヒータ33の下部周面には気体を
取り入れるための取入口33aが形成され、上端面には
加熱消臭後の気体Gを導くための逆U字状に屈曲したパ
イプ81が取り付けられている。このパイプ81の先端
側は、熱交換器34の軸心位置を貫通するように下方に
延出されており、その延出端81aから熱交換後の気体
Gを機外に排出するようになっている。そして消臭ヒー
タ33及び熱交換器34は、ハウジング41内の支持フ
レーム87に起立して取り付けられた支持板82と、支
持板82に交差するように設けられた一対のブラケット
板83,84とにより、互いに平行に起立した状態で支
持されている。ブラケット板83,84は、両端側が適
宜屈折されており、その中央部がボルト89で支持板8
2の上部に取り付けられることで、ボルト締結力により
消臭ヒータ33及び熱交換器34を水平方向に挟持する
ようになっている。
【0015】またこの実施の形態においては、加熱槽2
5の取出口36は容器外周壁23aの前側Fの下部に形
成され、加熱槽25内において乾燥して残った固形物を
取り出すようになっている。そして図8及び図9に示す
ように、この取出口36を開閉させるための開閉蓋101
と、開閉蓋101 を閉状態にロックするためのロック手段
102 とが備えられている。
【0016】開閉蓋101 は、取出口36の形状に相応し
た大きさの略正方形の厚板で成り、加熱槽25の容器2
3と同等の耐熱性を有している。開閉蓋101 の外周は、
取出口36の平らな開口周部36aに係合するようにフ
ランジ状に形成されている。このフランジ面にはパッキ
ン128 が取り付けられている。そして開閉蓋101 の前面
上部には、上下方向に延びた一対のアーム状のハンガー
103 の下端が取り付けられている。ハンガー103 の上端
には水平な横軸104 が取り付けられ、この横軸104 が容
器外周壁23aの前側Fに形成された凸状の支持部23
cに、ブラケット105 を介して回動自在に支持されてい
る。すなわち開閉蓋101 は、ハンガー103 によって前方
へ展開自在に支持されている。開閉蓋101 の下端にはブ
ラケット板106 及び横ピン100 を介して吊支されたプレ
ート107 が設けられ、その下端には把手となる屈曲部10
8 が形成されていると共に、開閉蓋101 が開いた時に垂
下された状態となって、取り出される固形物の飛散をプ
レート面部によって抑えるようになっている。また支持
部23cの一方のブラケット105 には、開閉蓋101が所
定の開状態に、例えば図9中二点鎖線にて示すように約
30度開いた状態で固定するためのストッパー109 が設け
られている。このストッパー109 は、開閉蓋101 が開い
たときに自重によって下方に回動してハンガー103 に係
合するようになっている。さらに他方のハンガー103 の
横軸104 の位置には、開閉の状態を検知するためのセン
サー(近接スイッチ)110 が設けられている。
【0017】ロック手段102 は、ロック操作を行うため
のファスナー111 と、上方のスライド力をハウジング奥
行き方向(後側Hへの方向)の押付力に変換するための
一対の楔ブロック112 ,113 と、ファスナー111 の操作
力を楔ブロック112 ,113 に伝達するためのバー114 と
で構成されている。ファスナー111 は、一端が支持部2
3aに横ピン115 を介して軸支された正面視コ字状のハ
ンドル116 と、ハンドル116 に上端が取り付けられ下端
に横軸118 を有したアーム117 と、その横軸118 に係合
する屈曲部119 を有したスライド板120 とで構成されて
いる。スライド板120 には上下方向の長穴121 が形成さ
れ、開閉蓋101 の中央部122 に前側Fに突出して設けら
れたボルト123 に遊嵌されている。すなわちハンドル11
6 が横ピン115 回りに回動して起伏操作されることによ
って、アーム117 を介したスライド板120 が中央部122
の上面に摺動して上下するようになっている。そしてス
ライド板120 の下端フランジ124 に、横方向に延びたバ
ー114 が取り付けられ、その両端に一方の楔ブロックで
ある移動ブロック113 が形成されている。この移動ブロ
ック113 は、上前方の角が斜めに切り欠かれて、所定傾
斜の楔面125 が形成されている。この実施の形態におい
ては、バー114 の断面が移動ブロック113 と同形状にな
っている。すなわちバー114 と移動ブロック113 とは一
体である。そして他方の楔ブロックである固定ブロック
112 は、その下後方の角に移動ブロック113 の楔面125
に摺接する楔面126 が形成され、縁板36aの両側にボ
ルト127 にて固定されている。すなわち移動ブロック11
3 がファスナー111 の操作によって上方へ移動したとき
に、その楔作用でバー114 を奥行き方向へ押し付け、取
出口36を塞いだ状態の開閉蓋101 を縁板36aに密着
させて固定するようになっている。
【0018】このほか図10乃至図14に示したよう
に、ハウジング41の上部の右側Rには制御部84が設
けられ、加熱ヒータ24及び消臭ヒータ33を設定温度
に制御するようになっている。制御部84の前側Fには
操作パネル85が備えられ、運転開始及び停止などの操
作を行うための操作ボタン86と、運転状態などを表示
する表示ランプ87などが設けられている。
【0019】このような構成の生ゴミ乾燥処理装置によ
って生ゴミの処理を行うに際しては、まず蓋体27を棒
状把手69により開けて、水きりなどを行った生ゴミを
加熱槽25内に投入する。そして蓋体27を閉じた後、
操作ボタン86を押して、加熱ヒータ24及びモータ2
8を起動させ、加熱槽25内の熱作用と、攪拌部材26
の攪拌及び粉砕作用により乾燥させる。そしてこの起動
と同時に、消臭排気機構22のブロワー31、冷却ファ
ン35を回転駆動させると共に、消臭ヒータ33の加熱
を行う。これで乾燥に伴なって発生する蒸気Bは、ブロ
ワー31により圧送される新気Aが加熱槽25内に供給
されることで強制的に押し出されて、蓋体27及びパイ
プ67を通ってコンデンサー32に導かれ、気体Gと凝
縮水Wとに分離される。分離された凝縮水Wはコンデン
サー32の下方のパイプ77から機外に排出される。一
方気体Gは、パイプ78によってハウジング41の後側
Hに導かれて、消臭ヒータ33により加熱されて酸化さ
れ、消臭される。そして熱交換器34により新気Aを加
熱した後、機外に大気開放される。
【0020】この運転を所定時間(例えば6 時間)行う
ことにより、生ゴミは水分を失って1/10程度に容量及び
重量が減ぜられる。減量された固形物は、操作ボタン8
5により加熱槽25の攪拌を或いは加熱も停止させた
後、加熱槽25の取出口36から取り出される。この取
り出しの際には、ハウジング41の開閉扉50を開いて
から、ファスナー111 のハンドル116 を手前に倒してロ
ック解除した後、プレート107 を手前に引いて開閉蓋10
1 を上方に展開させ、ストッパー109 により開いた状態
に保持させる。固形物を加熱槽25内から取り出した後
は、ストッパー109 を解除し、開閉蓋101 を取出口36
に重ねて塞いだ状態にした後、ファスナー111 のハンド
ル116 を押してバー114 を引き上げることにより、移動
ブロック113 を固定ブロック114 に対して摺動させて、
その楔作用により奥行き方向にバー114 を押し付けるこ
とで開閉蓋101 を固定し、加熱槽25を密閉状態に復帰
させて、次の乾燥作業に備える。
【0021】このように、攪拌部材26を駆動させるた
めのモータ28を加熱槽25の側部に配置して、チェー
ン60及びスプロケット58,59にて回転を伝達する
ようにしたので、装置全体の高さは加熱槽25の高さに
略相応した小さいものにすることができ、投入口25a
の位置が従来のものよりも低くなって、生ゴミを投入す
る作業を楽に行うことができる。また加熱槽25の側部
に縦形のコンデンサー32、消臭ヒータ33及び熱交換
器34を配置して、パイプ67,71,73,77,7
8,81によりこれらを適宜連結したので、ハウジング
41内に収容した装置全体の左右及び前後の寸法も小さ
くすることができ、省スペースとなって、供用される場
所における設置自由度の向上が達成される。またコンデ
ンサー32を冷却ファン35による空冷式とし、その吸
引空気Cの後流を加熱槽25の側部に流すようにしたの
で、ハウジング41内の温度上昇を防いで、熱によるモ
ータ28などへの悪影響をなくすることができる。また
新気導入路30を蓋体27に設けて、新気Aを加熱槽2
5の軸心に沿って供給するようにしたので、加熱槽25
の内周面に沿って上昇する蒸気Bの流れを妨げることが
なく、円滑に蒸気Bを排出させることができる。そして
新気Aは熱交換器34及び蓋体27を経由してから供給
されるので、加熱槽25内の温度を大きく下げることが
ない。
【0022】なおこの実施の形態では、新気Aの圧送に
より蒸気Bを排出させるものとしたが、本発明は吸引式
で蒸気排出を行うものにも適用できる。また水冷式の気
水分離手段を備えたものにも適用できる。さらに消臭ヒ
ータと熱交換器を一体化したタイプのものにも本発明は
適用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、装置全体
の高さ寸法を小さくすることができ、生ゴミを投入する
作業を楽にできるという優れた効果を発揮する。さらに
消臭排出機構の構成部品を縦形にしたので、より一層の
省スペースが達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示した平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図3の側面図である。
【図4】図1の機構を説明するための構成図である。
【図5】図1の消臭ヒータ、熱交換器及びブロワーを示
した正面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5の平面図である。
【図8】図1の加熱槽の取出口の構造を示した正面図で
ある。
【図9】図8のX−X線矢視断面図である。
【図10】図2の外形を示した正面図である。
【図11】図1の外形を示した平面図である。
【図12】図10の背面図である。
【図13】図10の左側面図である。
【図14】図3の外形を示した右側面図である。
【図15】従来の生ゴミ乾燥処理装置を示した断面図で
ある。
【符号の説明】
21 加熱機構 22 消臭排出機構 25 加熱槽 25a 投入口 26 攪拌部材 28 モータ(回転駆動手段) 29 回転伝達手段 31 ブロワー(縦形の構成部品) 32 コンデンサー(気水分離器) 33 消臭ヒータ(縦形の構成部品) 34 熱交換器(縦形の構成部品) 35 冷却ファン 54 回転軸(縦軸) 58,59 スプロケット 60 チェーン A 新気 B 蒸気 C 吸引空気 G 気体 W 凝縮水 F 前側 H 後側 R 右側 L 左側

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦軸回りに回転する攪拌部材を内方に有
    し上部に投入口を有した加熱槽により、生ゴミを乾燥さ
    せて処理する生ゴミ乾燥処理装置において、上記攪拌部
    材を駆動させるための回転駆動手段を上記加熱槽の側部
    に配置し、該回転駆動手段と上記攪拌部材とを回転伝達
    手段にて連結したことを特徴とする生ゴミ乾燥処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上記加熱槽の側部に、上記加熱槽から発
    生する蒸気を消臭して排出するための消臭排出機構を配
    置し、該消臭排出機構を縦形の構成部品にて構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の生ゴミ乾燥処理装置。
  3. 【請求項3】 上記構成部品が、蒸気を気体と水とに分
    離する気水分離器と、該気水分離器を吸引空気にて冷却
    するための冷却ファンとを含むものである請求項2記載
    の生ゴミ乾燥処理装置。
  4. 【請求項4】 上記冷却ファンが、加熱槽の側部に吸引
    空気が流れるように配置された請求項3記載の生ゴミ乾
    燥処理装置。
JP8132462A 1996-05-27 1996-05-27 生ゴミ乾燥処理装置 Pending JPH09318253A (ja)

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DE19722109A DE19722109A1 (de) 1996-05-27 1997-05-27 Müllverarbeitungseinrichtung
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108526204A (zh) * 2017-12-20 2018-09-14 中山市和智电子科技有限公司 一种厨余垃圾净化器
CN109539717A (zh) * 2018-11-29 2019-03-29 湖南古圣砖瓦科技有限公司 一种青瓦生产用干燥塔

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