JPH10103868A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JPH10103868A
JPH10103868A JP8253458A JP25345896A JPH10103868A JP H10103868 A JPH10103868 A JP H10103868A JP 8253458 A JP8253458 A JP 8253458A JP 25345896 A JP25345896 A JP 25345896A JP H10103868 A JPH10103868 A JP H10103868A
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JP
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garbage
drying chamber
drying
plate
air
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Application number
JP8253458A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunahiro Nomura
綱洋 野村
Shunichi Ito
俊一 伊藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に生ごみの減容化、減量化、脱臭、排
出ができ、直接乾燥用空気と生ごみの接触を良くして乾
燥効率を向上した生ごみ処理装置を開発する。 【解決手段】 共通の回転軸を有する攪拌装置を設けた
2つの乾燥室と、燃焼装置と、燃焼ガスで乾燥用空気を
加熱する熱交換器を設け、臭気成分を含む空気を燃焼装
置の燃焼用空気として用いて加熱脱臭して排気し、生ご
みは乾燥処理中は第二乾燥室に搬送されず、乾燥処理終
了後前記回転軸を逆に回転して第二乾燥室から排出する
生ごみ処理装置であって、第一乾燥室内に、直接乾燥用
空気を第一乾燥室の下部に導くための吹き出し口を備え
たダクトプレートを挿入して配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生ごみ処理装置に関
するものであり、更に詳しくは、食品工場、ホテル、飲
食店、集合住宅等から出る生ごみを手を汚さずに自動的
に減容化、減量化し、脱臭して、排出する生ごみ処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品工場、ホテル、飲食店、集合住宅等
から出る生ごみは、腐敗の発生、ごみ置き場面積の増加
或いは処理業者の引き取り手数料の増加等の問題を有
し、また収集、運搬コストの増大、人手不足等の問題を
有し、さらに、焼却炉および埋立地対策等の問題を有
し、生ごみの減容化、減量化、腐敗の防止、脱臭などが
大きな課題となっている。
【0003】そのために、従来、攪拌乾燥室の外周に電
気ヒータを施したり、攪拌乾燥室の外周に温風を吹き付
けて加熱することにより生ゴミを外から加熱して乾燥を
行う方法や、攪拌乾燥室の内の生ゴミ等から生ずる臭気
については、オゾン脱臭機などの脱臭機を新たに設ける
ことにより行う方法などが提案されている。しかし、前
者の方法は、生ゴミを攪拌乾燥室の内壁から加熱して乾
燥するので、生ゴミ乾燥処理効率が悪く、処理時間が長
いという問題があり、また、後者の脱臭方法では脱臭機
の能力不足等により十分な脱臭が行えないという問題が
ある。また、生ごみを粉砕、脱水、袋詰めにすることに
より減容化する装置が提案されているが、生ごみ中の水
分の存在のために、重量が重く輸送コストが減少しない
という問題や、生ごみが腐敗しやすいために環境的に悪
影響を与えるという問題を有している。
【0004】これらの問題を解決するために、生ごみを
破砕脱水する破砕脱水装置と、攪拌機を備えた乾燥容器
と、燃焼装置と、熱交換器などを備え、この燃焼装置の
燃焼ガスにより前記熱交換器で加熱された空気を、前記
乾燥容器内に供給して、前記乾燥容器内に投入された生
ゴミの乾燥処理に使用し、前記乾燥容器から排出される
臭気成分を含む空気は前記燃焼装置の燃焼用空気として
使用して臭気成分を加熱分解して排気するようにした生
ごみ処理装置が提案されている(特開平5−13118
4号公報、特開平5−131185号公報、特開平5−
146702号公報、特開平5−329466号公報、
特開平5−329467号公報、特開平5−32946
8号公報など)。しかし、これらの生ごみ処理装置は、
乾燥処理後の乾燥生ごみを効率よく自動的に生ごみ処理
装置外に搬出できないという問題を有している。
【0005】前記問題を解決するために、本発明者は先
に新規な生ごみ処理装置を提案した(特願平8−416
49号明細書、特願平8−41652号明細書など)。
図6は、この生ゴミ処理装置を示す構成図であり、図7
は、この生ゴミ処理装置の第一乾燥室と第二乾燥室の構
成の概略を示す斜視図であり、図8はこの生ゴミ処理装
置の構成の概略を示す斜視図である。図6〜8におい
て、生ごみ処理装置1は、下部が半円筒2で上部が直方
体状の形状を有し、この半円筒2の中心に、直方体3の
上部に設けられた投入口4から生ごみを投入して攪拌し
て直接乾燥するために、電動機20(図8を参照)によ
り駆動される、複数の攪拌棒5を取り付けた回転軸6を
設けた攪拌装置7を備えた第一乾燥室8を備えている。
攪拌棒5は回転軸6にほぼ直角にねじれ位置に取り付け
られている。また、生ごみ処理装置1は、この第一乾燥
室8に連通しており、下部が前記半円筒2と同心円であ
る円筒状の形状を有し、この円筒9の中心に前記回転軸
6が延在しており、第一乾燥室8で処理した後の乾燥生
ごみを攪拌搬送して排出口10から外部に排出するため
に、螺旋状に連続したスクリュー形状の翼から成る攪拌
排出手段11を前記回転軸6に取り付けた第二乾燥室1
2を備えている。
【0006】また、生ごみ処理装置1は、第一乾燥室8
に接続される直接乾燥用空気供給通路13と直接乾燥用
空気排気通路14と、前記直接乾燥用空気排気通路14
の臭気成分を含む空気を燃焼用空気として用いて加熱脱
臭する燃焼装置15と、この燃焼装置15からの燃焼ガ
スを大気に排気させる排気通路16と、この排気通路1
6を通る燃焼ガスにより、外部から送風機17により取
り入れる空気を加熱して直接乾燥用空気とする熱交換器
18を備えている。19は直接乾燥用空気排気通路14
を通る空気を分けて、一方の空気を燃焼装置15におけ
る燃料の燃焼に用いる燃焼用一次空気bとし、他方の空
気を燃焼用二次空気aとするための分岐部を示す。
【0007】上記構成の生ゴミ処理装置1において、燃
焼装置15、送風機17、電動機20を運転すると、生
ゴミ処理装置1の外部から送風機17により生ゴミ処理
装置1内に取り入れられる空気は、生ゴミ処理装置1内
に設置される熱交換器18に送られて、燃焼装置15か
らの燃焼ガスにより熱交換されて直接乾燥用空気供給通
路13から第一乾燥室8内に供給されて、生ゴミ処理乾
燥用の熱源の空気になる。第一乾燥室8内へ送風された
高温の空気は、第一乾燥室8内へ投入され攪拌装置7に
より攪拌、粉砕されている生ごみと接触することにより
断熱冷却され、生ごみの水分を吸収し、生ごみを直接的
に乾燥する。図7に示すように第一乾燥室8内で生ごみ
の乾燥中は前記回転軸6を矢印αで示す方向に回転させ
ると、生ごみは第一乾燥室8内で攪拌棒5の作用により
攪拌、粉砕されて乾燥されるが、前記攪拌排出手段11
の作用により第二乾燥室12には搬送されないようにな
っている。
【0008】生ゴミを直接乾燥処理した時に生ゴミ等か
ら発生する臭気を含み、かつ生ごみの水分を吸収した湿
り空気は直接乾燥用空気排気通路14を経て、分岐部1
9で燃焼用一次空気bと燃焼用二次空気aとに分岐さ
れ、燃焼用一次空気bは、燃焼装置15のバーナ部にお
いて燃料と共に燃焼することにより、臭気成分は加熱分
解されて高温で脱臭を施され、燃焼用二次空気aは、燃
焼装置15のバーナ部の内部の火炎内に導かれ、火炎内
の高温度帯に接触することにより、臭気成分は加熱分解
されて高温で脱臭を施される。この燃焼ガスは、熱交換
器18において送風機17により外部から取り入れる空
気を加熱して、排気通路16から生ゴミ処理装置1の外
へ排出される。
【0009】上記のようにして第一乾燥室8内での生ご
みの乾燥処理が終わった後、図7に示すように前記回転
軸6を矢印βで示す方向に逆に回転させると、乾燥生ご
みは攪拌棒5の作用により第一乾燥室から第二乾燥室に
攪拌されながら搬送され、そして、攪拌排出手段11の
作用により第二乾燥室12内を攪拌されながら搬送さ
れ、排出口10から排出される。
【0010】この生ごみ処理装置1は、手を汚さずに自
動的に生ごみの減容化、減量化を短時間で効率よく行う
ことができる上、新たに脱臭機を設けることなく脱臭が
可能であり、かつ、乾燥処理後の乾燥生ごみをスムース
に効率よく自動的に搬出できる利点がある。しかし、こ
の生ごみ処理装置1は、直接乾燥用空気供給通路13が
第一乾燥室8の側板21の上部に接続して配置されてお
り、また直接乾燥用空気排気通路14も第一乾燥室8の
側板23の上部に接続して配置されているため、直接乾
燥用空気と生ごみとの接触が不十分で、乾燥効率が悪い
という欠点があった。また、第一乾燥室8の側板21と
側板22や側板24との溶接が充分でない場合は、生ご
みとともに攪拌される汁分や水分が第一乾燥室外に漏洩
する恐れがあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
的に生ごみの減容化、減量化を短時間で効率よく行え、
新たに脱臭機を設けずに脱臭が可能であり、乾燥処理後
の乾燥生ごみをスムースに効率よく自動的に搬出できる
とともに、直接乾燥用空気と生ごみとの接触をよくして
乾燥効率を向上でき、かつ生ごみ、汁分、水分が第一乾
燥室外に漏洩するのを防止した生ごみ処理装置を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、第一乾燥室内に
導入される直接乾燥用空気を第一乾燥室の下部に導くた
めの吹き出し口などを備えた特定のダクトプレートを挿
入して配置したり、このダクトプレートと第一乾燥室の
側板との間に特定の遮蔽板を挿入して配置したり、前記
ダクトプレートと第一乾燥室の側板との間の回転軸に特
定の排出板を取り付けて前記吹き出し口から生ごみが侵
入するのを防止するとともに、万一侵入した生ごみはこ
の排出板により再度前記吹き出し口から第一乾燥室内に
排出することなどにより、上記の諸問題を解決できるこ
とを見いだし本発明を完成するに至った。
【0013】すなわち本発明の請求項1の発明は、下部
が半円筒で上部が直方体状の形状を有し、前記半円筒の
中心に、前記直方体の方から生ごみを投入して攪拌して
直接乾燥するために、複数の攪拌手段を取り付けた回転
軸を設けた攪拌装置を備えた第一乾燥室と、この第一乾
燥室に連通し、下部が前記半円筒と同心円である円筒状
の形状を有し、この円筒の中心に前記回転軸が延在して
おり、第一乾燥室で処理した後の乾燥生ごみを攪拌搬送
して外部に排出するために、前記回転軸に攪拌排出手段
を取り付け、かつ、排出口を設けた第二乾燥室と、第一
乾燥室に接続される直接乾燥用空気供給通路と直接乾燥
用空気排気通路と、前記直接乾燥用空気排気通路の臭気
成分を含む空気を燃焼用空気として用いて加熱脱臭する
燃焼装置と、この燃焼装置の燃焼ガスにより、外部から
取り入れる空気を加熱して直接乾燥用空気とする熱交換
器と、この熱交換器で熱交換した燃焼ガスを大気に排気
させる排気通路とを備え、前記攪拌排出手段は前記回転
軸に取り付けられた螺旋状に連続したスクリュー形状の
翼からなる生ごみ処理装置であって、前記直接乾燥用空
気供給通路を通って第一乾燥室内に導入される直接乾燥
用空気を第一乾燥室の下部に導くための吹き出し口と前
記回転軸を通す孔を備えたダクトプレートを第一乾燥室
の直接乾燥用空気の出口側に挿入して配置したことを特
徴とする生ごみ処理装置である。
【0014】本発明の請求項2の発明は、請求項1記載
の生ごみ処理装置において、前記ダクトプレートと第一
乾燥室の側板との間に、この側板との間に閉鎖空間を形
成する形状を有しかつ前記回転軸を通す孔を備えた遮蔽
板を挿入して配置し、直接乾燥用空気を前記ダクトプレ
ートとこの遮蔽板との間を通し、前記吹き出し口から吹
き出すようにしたことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項3の発明は、請求項1ある
いは請求項2記載の生ごみ処理装置において、前記ダク
トプレートと第一乾燥室の側板との間の前記回転軸に複
数の排出板を取り付け、この排出板を前記ダクトプレー
ト面に密着させて前記回転軸と同期して回転させて、前
記吹き出し口から生ごみが侵入するのを防止するととも
に、万一侵入した生ごみはこの排出板により再度前記吹
き出し口から第一乾燥室内に排出することを特徴とす
る。
【0016】本発明の請求項4の発明は、請求項3記載
の生ごみ処理装置において、前記排出板は前記吹き出し
口から生ごみが侵入するのを防止するための平板部と略
V字型の辺より構成されており、この平板部の大きさは
前記吹き出し口を完全閉塞せず、前記吹き出し口の少な
くとも一部が常に第一乾燥室に対して開口している大き
さとすることを特徴とする。
【0017】本発明の請求項5の発明は、請求項3ある
いは請求項4記載の生ごみ処理装置において、前記ダク
トプレートと前記遮蔽板との間隔を確保するためのスペ
ーサを兼ねた固定具を用いて前記回転軸に前記排出板を
取り付けることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の生ゴミ処理装置
の一実施例を示す構成図である。図2は、図1の本発明
の生ゴミ処理装置の一部組立図である。図1、図2にお
いて図6〜8と同一符号のものは同一のものを示す。
【0019】先に述べた図6〜8の生ゴミ処理装置1と
図1〜図2に示した本発明の生ゴミ処理装置1Aとの相
違点は、直接乾燥用空気供給通路13を通って第一乾燥
室8内に導入される直接乾燥用空気を第一乾燥室8の下
部に導くための吹き出し口25と回転軸6を通す孔26
を備えたダクトプレート27を第一乾燥室8内の直接乾
燥用空気の出口側に挿入して配置したことである。直接
乾燥用空気供給通路13から供給された直接乾燥用空気
は、その直前に設けられたダクトプレート27と、第一
乾燥室8の側板21との間にできた通路を通り、ダクト
プレート27下部の吹出し口25より第一乾燥室8内へ
導かれ、生ごみと接触しながらその乾燥を行うので、ダ
クトプレート27を配置しないで第一乾燥室8の上部に
接続して設けた直接乾燥用空気供給通路13から直接吹
出す場合より生ごみと適切かつ良好な接触が行われるよ
うになり、その熱効率は良好なものとなる。
【0020】図3は、本発明の他の生ゴミ処理装置の一
部組立図である。図4の(A)は、図3の矢印Bの方向
からみた排出板の説明図であり、図4の(B)は、図3
の矢印Aの方向からみたダクトプレートと排出板の説明
図である。生ゴミ処理装置の一部組立図である。図5
は、図3の本発明の他の生ゴミ処理装置を示す構成図で
ある。図3〜5において図1〜2、図6〜8と同一符号
のものは同一のものを示す。
【0021】先に述べた図6〜8の生ゴミ処理装置1と
図3〜図5に示した本発明の生ゴミ処理装置1Bとの相
違点は、直接乾燥用空気供給通路13を通って第一乾燥
室8内に導入される直接乾燥用空気を第一乾燥室8の下
部に導くための吹き出し口25と回転軸6を通す孔26
を備えたダクトプレート27を第一乾燥室8内の直接乾
燥用空気の出口側に挿入して配置し、かつ、ダクトプレ
ート27と第一乾燥室8の側板21との間に回転軸6を
通す孔28を備え且つ図3、図5に示したような形状を
有する遮蔽板29を挿入して配置して、この遮蔽板29
と側板21との間に閉鎖空間30を形成させ、直接乾燥
用空気を前記ダクトプレート27とこの遮蔽板29との
間を通し、吹き出し口25から吹き出すようにし、さら
に、ダクトプレート27と第一乾燥室8の側板21との
間の回転軸6に複数の排出板31を取り付け、この排出
板31をダクトプレート27面に密着させて回転軸6と
同期して回転させるようにしたことである。
【0022】直接乾燥用空気供給通路13から供給され
た直接乾燥用空気は、その直前に設けられたダクトプレ
ート27と遮蔽板29との間にできた通路を通り、ダク
トプレート27の下部の吹出し口25より第一乾燥室8
内へ導かれ、生ごみと接触しながらその乾燥を行うの
で、ダクトプレート27を配置しないで第一乾燥室8の
上部に接続して設けた直接乾燥用空気供給通路13から
直接吹出す場合より生ごみと適切且つ良好な接触が行わ
れ、その熱効率は良好なものとなる。排出板31をダク
トプレート27面に密着させて回転軸6と同期して回転
させるようにしたので、吹き出し口25から生ごみが侵
入するのを防止できるとともに、万一侵入した生ごみは
この排出板31により再度吹き出し口25から第一乾燥
室8内に排出できる。
【0023】ダクトプレート27と遮蔽板29との間に
入った生ごみは、排出板31により持ち上げられ、初期
に混入した水分や、攪拌や温度上昇により破壊された細
胞から出る汁分も同時に持ち上げられるが、遮蔽板29
により遮蔽されているのでこれらは前記閉鎖空間30に
侵入することはなく、例え第一乾燥室8の側板21と側
板22や側板24との溶接が充分でない場合でも、これ
らが第一乾燥室8外に漏洩することがない。また、第一
乾燥室内に挿入して配置したダクトプレート27と第一
乾燥室8の側板22や側板24の間、および、遮蔽板2
9と第一乾燥室8の側板22や側板24の間の隙間が小
さいため、生ごみ、汁分、水分などが第一乾燥室外に出
る流れが抑えられて、重力によりダクトプレート27と
遮蔽板29との間の下部に流下する。下部に流下した生
ごみ、汁分、水分などは前記排出板31の作用により吹
き出し口25やダクトプレート27、遮蔽板29と第一
乾燥室8の最下部の小さな隙間などから第一乾燥室に排
出される。
【0024】排出板31の形状、大きさなどは特に限定
されない。しかし排出板31は吹き出し口25から生ご
みが侵入するのを防止するための平板部32と略V字型
の辺33より構成し、この平板部32の大きさは吹き出
し口25を完全閉塞せず、吹き出し口25の少なくとも
一部が常に第一乾燥室8に対して開口している大きさと
することが好ましい。
【0025】図4の(B)に示したように、回転軸6と
同期して回転する排出板31はその回転に支障のない半
円形の平板部32と、攪拌時のα回転、排出時のβ回
転、いずれの回転時においてもダクトプレート27と遮
蔽板29との間に入った生ごみを第一乾燥室8へ排出で
きるように略V字型の形状の辺33で構成され、平板部
32の大きさは吹出し口25を完全閉塞することのない
大きさとすることが好ましい。第一乾燥室8内の生ごみ
はその慣性と攪拌棒5の圧力により潰れて吹出し口25
からダクトプレート27と遮蔽板29との間に侵入しよ
うとするが、適切な位置に配置された排出板31の平板
部32によりその侵入が防止され、もし僅かに侵入する
生ごみがあったとしても、排出板31の略V字型の辺3
3により再び第一乾燥室8内へ排出され、ダクトプレー
ト27と遮蔽板29との間が生ごみにより閉塞されるこ
とはない。さらに、排出板31の大きさが吹出し口25
を完全閉塞しない大きさとなっているため、直接乾燥用
空気は吹き出し口25から常に第一乾燥室8に供給さ
れ、生ごみの乾燥が効率よく行われる。
【0026】図4の(A)に示したように、排出板31
をダクトプレート27と遮蔽板29との間隔を確保する
ためのスペーサの役割を兼ねた固定具34を用いて回転
軸6に取り付けることにより、直接乾燥用空気の通路が
確保される。
【0027】
【発明の効果】本発明の生ごみ処理装置は、手を汚さず
に自動的に生ごみの減容化、減量化を短時間で効率よく
行うことができる上、新たに脱臭機を設けることなく脱
臭が可能であり、乾燥処理後の乾燥生ごみをスムースに
効率よく自動的に搬出できるとともに、直接乾燥用空気
と生ごみの接触を一層よくしたので乾燥効率が向上し、
また、生ごみ、汁分、水分が第一乾燥室外に漏洩するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の生ゴミ処理装置の一実施例を示す構
成図である。
【図2】 図1の本発明の生ゴミ処理装置の一部組み立
て図である。
【図3】 本発明の他の生ゴミ処理装置の一部組み立て
図である。
【図4】 (A)は図3の矢印Bの方向から見た排出板
の説明図であり、(B)は図3の矢印Aの方向から見た
ダクトプレートと排出板の説明図である。
【図5】 図3の本発明の他の生ゴミ処理装置を示す構
成図である。
【図6】 従来の生ゴミ処理装置の例を示す構成図であ
る。
【図7】 従来の生ゴミ処理装置の第一乾燥室および第
二乾燥室の構成の概略を示す斜視図である。
【図8】 従来の生ゴミ処理装置の構成の概略を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1、1A、1B 生ごみ処理装置 2 半円筒 3 直方体 4 投入口 5 攪拌棒 6 回転軸 7 攪拌装置 8 第一乾燥室 9 円筒 10 排出口 11 攪拌排出手段 12 第二乾燥室 13 直接乾燥用空気供給通路 14 直接乾燥用空気排気通路 15 燃焼装置 16 排気通路 17 送風機 18 熱交換器 19 分岐部 20 電動機 21、22、23、24 側板 25 吹き出し口 26、28 孔 27 ダクトプレート 29 遮蔽板 30 閉鎖空間 31 排出板 32 平板部 33 略V字型の辺 34 固定具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B09B 3/00 B01D 53/34 116H 5/00 ZAB B09B 3/00 303M C02F 11/12 ZAB 5/00 ZABP F26B 9/06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部が半円筒で上部が直方体状の形状を
    有し、前記半円筒の中心に、前記直方体の方から生ごみ
    を投入して攪拌して直接乾燥するために、複数の攪拌手
    段を取り付けた回転軸を設けた攪拌装置を備えた第一乾
    燥室と、この第一乾燥室に連通し、下部が前記半円筒と
    同心円である円筒状の形状を有し、この円筒の中心に前
    記回転軸が延在しており、第一乾燥室で処理した後の乾
    燥生ごみを攪拌搬送して外部に排出するために、前記回
    転軸に攪拌排出手段を取り付け、かつ、排出口を設けた
    第二乾燥室と、第一乾燥室に接続される直接乾燥用空気
    供給通路と直接乾燥用空気排気通路と、前記直接乾燥用
    空気排気通路の臭気成分を含む空気を燃焼用空気として
    用いて加熱脱臭する燃焼装置と、この燃焼装置の燃焼ガ
    スにより、外部から取り入れる空気を加熱して直接乾燥
    用空気とする熱交換器と、この熱交換器で熱交換した燃
    焼ガスを大気に排気させる排気通路とを備え、前記攪拌
    排出手段は前記回転軸に取り付けられた螺旋状に連続し
    たスクリュー形状の翼からなる生ごみ処理装置であっ
    て、前記直接乾燥用空気供給通路を通って第一乾燥室内
    に導入される直接乾燥用空気を第一乾燥室の下部に導く
    ための吹き出し口と前記回転軸を通す孔を備えたダクト
    プレートを第一乾燥室の直接乾燥用空気の出口側に挿入
    して配置したことを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ダクトプレートと第一乾燥室の側板
    との間に、この側板との間に閉鎖空間を形成する形状を
    有しかつ前記回転軸を通す孔を備えた遮蔽板を挿入して
    配置し、直接乾燥用空気を前記ダクトプレートとこの遮
    蔽板との間を通し、前記吹き出し口から吹き出すように
    したことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ダクトプレートと第一乾燥室の側板
    との間の前記回転軸に複数の排出板を取り付け、この排
    出板を前記ダクトプレート面に密着させて前記回転軸と
    同期して回転させて、前記吹き出し口から生ごみが侵入
    するのを防止するとともに、万一侵入した生ごみはこの
    排出板により再度前記吹き出し口から第一乾燥室内に排
    出することを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載
    の生ごみ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記排出板は前記吹き出し口から生ごみ
    が侵入するのを防止するための平板部と略V字型の辺よ
    り構成されており、この平板部の大きさは前記吹き出し
    口を完全閉塞せず、前記吹き出し口の少なくとも一部が
    常に第一乾燥室に対して開口している大きさとすること
    を特徴とする請求項3記載の生ごみ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ダクトプレートと前記遮蔽板との間
    隔を確保するためのスペーサを兼ねた固定具を用いて前
    記回転軸に前記排出板を取り付けることを特徴とする請
    求項3あるいは請求項4記載の生ごみ処理装置。
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