JP3607109B2 - 生ゴミ等用処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生ゴミ等を処理する処理装置に関するものであって、具体的には、生ゴミ等の被処理物を破砕し、且つ、発酵及び乾燥させて減容化すると同時に、発酵時に発生する悪臭を除去する機能を備えた生ゴミ等用の処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生ゴミ等を効率的に処理することができる処理装置に付いては、従来より、例えば特公平7−83865号公報に記載された「生ゴミの処理装置」や、特許第2601623号公報に記載された「排気物処理方法及びその装置」や、特許第2729465号公報に記載された「生塵の処理装置」等が存在する。
【0003】
上記1番目の公報に開示されている「生ゴミの処理装置」には、複数の発酵槽で生ゴミを処理する装置と、処理に際して生ゴミを加温及び攪拌して、処理速度のアップと減容化する点の記載があり、上記2番目の公報に開示されている「排気物処理方法及びその装置」には、発酵槽から発生する臭いを排気するに当って、これを燃焼し、且つ、触媒で脱臭する点の記載があり、また、上記3番目の公報に開示されている「生塵の処理装置」には、脱臭触媒に露結する水分を取り除くために、邪魔板間で空気を攪拌する点の記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記各公報に記載されている従来の生ゴミ等の処理装置は、いずれも発酵槽内で処理した処理済みの生ゴミ等を外部に取出すための特別な手段が講じられていないため、処理後の作業が煩雑で取出しに手間が掛る問題があり、また、取出す処理済みの生ゴミ等に水分が残っている場合には、再び悪臭や悪臭水が発生してしまう問題があった。
【0005】
また、上記各公報に記載されている従来の装置には、発酵槽内で生ゴミ等を処理するに当って、生ゴミ等をヒーターで加温し、且つ、攪拌して処理速度のアップと乾燥減容化を図る点、並びに、発酵槽から発生する臭気をヒーターで燃焼し、且つ、触媒で脱臭する点の記載が見られるが、これ等従来の装置では生ゴミ等の乾燥と臭気の燃焼を別々のヒーターで行なっているため、装置全体の構成が複雑化して高価格化する問題と、消費電気量が多くなる問題があった。
【0006】
更に、上記各公報に記載されている従来装置には、発酵槽の生ゴミ投入口を開放すると、発酵槽内の悪臭が流出して拡散してしまう問題と、大型生ゴミ等を混入して処理する場合に、分解スピードを速めるために前もって破砕機等を用いて生ゴミ等を微細化する必要があって、手間が掛ると言った問題もあった。
【0007】
従って本発明の技術的課題は、発酵槽内で処理した生ゴミ等を悪臭や悪臭水を発生させることなく簡単に、且つ、衛生的に取り出すことができ、また、発酵槽内での生ゴミ等の加温と、発酵槽内から排出される悪臭の燃焼を、1台のヒーターで加熱処理することができると共に、投入口からの悪臭の流出を防止することができ、且つ、大型生ゴミ等を容易に破砕できるように工夫した生ゴミ等用処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0009】
(1) 生ゴミ等の被処理物を攪拌して発酵させる1又は1以上の発酵槽と、ブロアーからの吸引作用を発酵槽の吸引口に及ぼすことにより、新しい空気を空気導入口から取り込んで発酵槽の中を経由させた後、上記の吸引口から吸引排出させる吸引手段と、吸引手段によって上記の発酵槽から吸引排出される悪臭を脱臭する脱臭手段と、発酵槽に連なって設けられ、且つ、発酵槽から排出装置によって搬出されて来る処理済みの被処理物を収容し、又は、排出する排出槽とを備えた吸引式の生ゴミ等用処理装置であって、
上記ブロアーの吸引作用を受けて発酵槽の中から吸引口を通って吸引排出される排気を、ヒーター及び触媒槽を通して加熱・脱臭した後、熱交換装置を通して熱交換させて排出するように構成すると共に、上記ブロアーの吸引作用を受けて導入される新しい空気の導入経路を少くとも2通りに分岐して、導入空気の一方を上記熱交換装置を通して吸熱処理した後、空気導入口から発酵槽内に取り込むように構成し、また、他方を上記熱交換装置を通して吸熱処理した後、上記の排出槽から排出装置を通して発酵槽内に取り込むように構成すること。(請求項1)
【0010】
(2) 生ゴミ等の被処理物を攪拌して発酵させる1又は1以上の発酵槽と、ブロアーから送出される空気を空気取入口から取り入れて発酵槽の中を経由させた後、排出口から排出させる送風手段と、送風手段によって上記の発酵槽から排出される悪臭を脱臭する脱臭手段と、発酵槽に連なって設けられ、且つ、発酵槽から排出装置によって搬出されて来る処理済みの被処理物を収容し、又は、排出する排出槽とを備えた送風式生ゴミ等用処理装置であって、
上記ブロアーからの送風を少くとも2通りに分岐して、その一方を上記発酵槽内を経由させた後、ヒーター及び触媒槽を通して加熱・脱臭し、次いで、熱交換装置を通して熱交換させて排出するように構成すると共に、分岐した他方の送風を上記熱交換装置を通して吸熱処理した後、上記の排出槽に送り込むように構成し、且つ、上記ブロアーからの一方の送風を、上記の熱交換装置で吸熱処理して発酵槽に送り込むように構成すること。(請求項2)
【0011】
(3) 発酵槽を底部近くの開口部を通して連通する一次発酵槽と二次発酵槽とで構成して、ブロアーによる吸引空気又は送風空気が上記一次発酵槽の内部を通った後、上記の開口部から上記二次発酵槽の内部を経由して外部へ吸引又は排出されるように構成すること。(請求項3)
【0012】
(4) 発酵槽内に投入した生ゴミ等の被処理物を、駆動回転される複数枚の攪拌羽根で攪拌するように構成すると共に、少くとも一次発酵槽の内部には、上記の各攪拌羽根に対応させて被処理物破砕用の固定破砕刃を設けること。(請求項4)
【0013】
(5) 発酵槽の生ゴミ等用の投入口にスイッチを設けて、このスイッチが投入口の開放を検知すると、ブロアーの吸引作用が上記開放された投入口の近辺に及ぶように構成すること。(請求項5)
【0014】
(6) 処理済みの被処理物を発酵槽から排出槽に排出する排出装置を、入口と出口の両端を発酵槽と排出槽の双方に渡って突出し、且つ、その外周を筒状の搬送ガイドで覆った回転スクリューを用いて構成すると共に、発酵槽内に突出した上記入口側の搬送ガイドの上面部を開放すること。(請求項6)
【0015】
▲1▼ 上記(1)で述べた請求項1に係る手段によれば、ブロアーからの吸引作用を発酵槽に及ぼして新しい空気を取り込むことにより、生ゴミ等の発酵作用を促進させ、次いで、発酵槽内で発生した悪臭を触媒槽で脱臭して外部に吸引排出するが、その際、悪臭ガスをヒーターで加熱して水分を放出させるため、触媒による脱臭作用をより効果的に行なうことができると共に、触媒の寿命を長く維持することを可能にする。
【0016】
また、加熱により脱臭された排ガスは熱交換装置を通して吸引排出されるため、上記ブロアーによって大気から吸引された新しい空気の一方は、この熱交換装置を通すことによって暖められた後、発酵槽に吸引されて発酵を促進し、また、同様に温められた他方の新しい空気は、排出槽から排出手段を通って発酵槽に吸引されるため、排出手段によって排出槽に送り出されて来る処理済みの生ゴミ等をその熱で乾燥して、悪臭や悪臭水の発生を防止できるものであって、発酵槽から吸引排出される悪臭ガスの加熱と、排出槽側に吸引される乾燥用送風の各熱源を、1台のヒーターで賄える省エネルギー化を達成し、且つ、装置全体の簡略化を可能にする。
【0017】
尚、上記排出槽側に吸い込まれる乾燥用の空気は、新鮮な外気を熱交換装置で加温(吸熱)して用いるため、排出される処理済みの生ゴミ等を再び悪臭ガスで汚染するものではなく、また、排出槽内に更に悪臭が増えるものではないから、悪臭や悪臭水の発生を確実に防止することを可能にする。
【0018】
▲2▼ 上記(2)で述べた請求項2に係る手段によれば、ブロアーからの送風のうち、その一方を発酵槽に入れて生ゴミ等の発酵作用を促進させ、次いで、発酵槽内で発生した悪臭を触媒槽で脱臭して外部に排出するが、その際、悪臭ガスをヒーターで加熱して水分を放出させるため、触媒による脱臭作用をより効果的に行なうことができると共に、触媒の寿命を長く維持することを可能にする。
【0019】
また、加熱により脱臭された排ガスは熱交換装置を通して排出されるため、上記ブロアーによって大気から吸引された他方の送風(空気)は、この熱交換装置を通すことによって暖められて排出槽に送り込まれ、排出槽に送り出されて来る処理済みの生ゴミ等を乾燥して、悪臭や悪臭水の発生を防止できるものであって、発酵槽から排出される悪臭ガスの加熱と、排出槽に送り込む乾燥用送風の各熱源を、1台のヒーターで賄える省エネルギー化を達成し、且つ、装置全体の簡略化を可能にする。
【0020】
更に上記(2)で述べた手段によれば、熱交換装置で吸熱した温風を発酵槽内に送り込むため、発酵槽内での生ゴミ等の発酵をより促進することができると共に、上記熱交換装置の熱源が排ガス加熱用のヒーターであるから、発酵槽内の加熱と排ガスの加熱の各熱源を、1台のヒーターで賄える省エネルギー化を達成し、且つ、装置全体の簡略化を可能にする。
【0021】
▲3▼ 上記(3)で述べた請求項3に係る手段によれば、一次発酵槽と二次発酵槽を分離することにより、投入直後の生ゴミ等と、処理済みの生ゴミ等の混合を防止して、熟成した処理済みのものだけを排出することができると共に、一次発酵槽内に吸引又は送り込まれた温風が、一次発酵槽の上部から入って同槽の底部を経由した後、開口部を通って二次発酵槽に至るため、発酵槽全体にくまなく温風を行き渡らせて、発酵処理を促進させることを可能にする。
【0022】
▲4▼ 上記(4)で述べた請求項4に係る手段によれば、発酵槽内に投入した生ゴミ等を効果的に攪拌して発酵を促進させることができると共に、発酵槽に投入した生ゴミ等を攪拌羽根と固定破砕刃との間で細かく破砕させることができるため、破砕機や切断機等を用いなくても、大型の生ゴミ等をそのまま発酵槽に投入して処理することを可能にする。
【0023】
▲5▼ 上記(5)で述べた請求項5に係る手段によれば、生ゴミ等の投入に当って投入口を開くとブロアーが作動して投入口近辺に吸引作用を及ぼし、発酵槽内をより負圧状態にするため、臭気が投入口から外部に放出されることを防止することができる。
【0024】
▲6▼ 上記(6)で述べた請求項6に係る手段によれば、回転スクリューによって発酵槽内で処理された生ゴミ等を自動的に、且つ、効率良く排出槽側へ排出することができると共に、発酵槽内に溜った処理済みの生ゴミ等を、回転スクリューの回転に従って開放した上面部から筒状の搬送ガイドの中に取り入れて、より効果的な排出作用を発揮することができる。
【0025】
以上の如くであるから、上記(1)〜(6)の手段によって上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る生ゴミ等用処理装置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は請求項1に記載した吸引式処理装置の全体を説明した構成図であって、図中符号1で全体的に示したのは、内部を仕切壁2と隔壁3とによって一次発酵槽1Aと、二次発酵槽1Bと、排出槽1Cに仕切り形成した発酵槽で、一次発酵槽1Aと二次発酵槽1Bの間は、仕切壁2の底部近くに開口した開口部2Aによって連通し、また、一次発酵槽1Aの上面部には生ゴミ等ZAの投入口1R (開閉自在な上蓋)が設けられ、更に、二次発酵槽1Bと排出槽1Cの間には、処理済みの生ゴミ等ZBを排出槽1Cに取り出すための排出装置8が設けられている。
【0027】
4は上記両発酵槽1A,1Bの内部に架設した回転軸、4A…はこの回転軸4に設けた攪拌羽根、5は上記回転軸4の駆動源となる攪拌用モータで、上記回転軸4側の連動プーリ4Tとモータ5側の駆動プーリ5Tの間に駆動ベルト6が懸渡されていた、攪拌用モータ5が回転すると各攪拌羽根4A…が回転して、両発酵槽1A,1B内に収容されている生ゴミ等ZA,ZBを攪拌して発酵を促進する一方、一次発酵槽1A内の生ゴミ等ZAを上記の開口部2Aを通して順次二次発酵槽1B側に送り込む仕組に成っている。
【0028】
8Tは上記排出装置8を構成する回転スクリュー8Sを取付けたスクリュー軸、8Aはこの回転スクリュー8Sをその内部に取付けた筒状の搬送ガイド、8Mはスクリュー軸8Tを回転する排出用モータであって、図3並びに図4に示すように、搬送ガイド8Aの二次発酵槽1B側の先端側入口と上面8A′は開口されており、更に、先端側の底面には図4に示すように左右斜め上方に突出するガイド板8K,8Kが突設されていて、二次発酵槽1B内の処理済みの生ゴミ等ZBを搬送ガイド8Aの中に取り込み易く構成している。
【0029】
また、上記搬送ガイド8Aの排出槽1C側の根端部には、同じく図3と図4に示すように加温された新しい空気を取り入れるための取入口8Xと、上記回転スクリュー8Sの回転によって送り出されて来る処理済みの生ゴミ等ZCを、下側のバケット9に落し込むための排出口8Yが設けられている。
【0030】
図1に於いて、7…は上記一次発酵槽1Aの内部に各攪拌羽根4A…に対応させて設けた固定破砕刃で、これ等攪拌羽根4A…と固定破砕刃7…の間で大型の生ゴミ等でも細かく破砕することができる仕組に成っている。
【0031】
同じく図1に於いて、10はメインブロアーで、10Hと17はその排気(送風)管と吸引管、10Tはサブブロアー、20は先端を上記一次発酵槽1Aの上側部に連通接続したサブブロアー10Tの吸引管、12はサブブロアー10Tから排気される悪臭ガスを脱臭する活性炭槽で、この吸引管20の途中には大気取入管22と、通常の発酵運転時には閉じているが、投入口1Rを開いて新たな生ゴミ等ZAを一次発酵槽1A内に投入する時に、投入口1Rに設けたスイッチ1Wが投入口1Rの開口を検知すると、その検知信号f1により開いてサブブロアー10Tの吸引作用を一次発酵槽1Aに及ぼし、開いた投入口1Rからの悪臭の拡散を防止する電磁弁21が設けられている。
【0032】
上記の吸引管17は、その先端を上記二次発酵槽1Bの上面に設けた吸引口1Tに接続していて、ブロアー10の吸引作用を二次発酵槽1Bから開口部2Aを通して一次発酵槽1Aへ及ぼすと共に、上記排出装置8の搬送ガイド8Aを通して排出槽1Cにも及ぼす仕組に成っている。
【0033】
また、18と19は上記の吸引管17の途中に設けたヒーターと触媒槽で、ヒーター18は吸引管17を通って排気される悪臭ガスを加熱して水分を放出させることができ、また触媒槽19はヒーター18によって加熱された悪臭ガスを触媒によって分解して脱臭することができる。
【0034】
更に、15と16は上記吸引管17の途中に設けられていて、上記のヒーター18によって加熱された吸引ガスを熱交換する熱交換装置、11はこれ等2つの熱交換装置15,16内を通すことにより吸熱(加温)させる新しい空気の取入管、11Cと11Dは各先端を上記一次発酵槽1Aの上面に設けた導入口1Sと、上記排出装置8の取入口8Xに接続した上記取入管11の分岐管で、上述した吸引管17を通して二次発酵槽1Bに及ぶブロアー10の吸引作用を受けて、上記の熱交換装置15,16によって加熱された新しい空気が、これ等の分岐管11Cと11Dを通して順次一次発酵槽1Aと排出装置8の搬送ガイド8A内に吸引されて、その温度で発酵を促進し、且つ、排出する処理済み生ゴミ等ZCを乾燥するように構成されている。
【0035】
次に、図2の記載に基づいて請求項2に記載した送風式処理装置の構成を説明する。尚、上記図1に示した吸引式処理装置で用いている部材と同じ部材は同じ符号を付してその説明を省略する。
【0036】
図2に於いて、11′はブロアー10の排気管で、この排気管11′は途中でメイン排気管11Aと送風管11Bに分岐され、更に送風管11Bは途中でブロアー10からの送風を上記一次発酵槽1Aの上面に開口した空気取入口1S′から槽内に送り込む発酵送風管11C′と、同じくブロアー10からの送風を上述した排出装置8の根端部に設けた取入口8X(図3、図4参照)に送り込むための乾燥送風管11D′とに分岐されていて、上記の取入口8Xに送り込まれた乾燥用の送風は、搬送ガイド8Aを通って上記二次発酵槽1Bの中に送り込まれる仕組に成っている。
【0037】
更に図2に於いて、1T′は上述した二次発酵槽1Bの上面部に設けた排出口、17′は上述した空気取入口1S′から一次発酵槽1A、開口部2A、及び、二次発酵槽1Bを経由して上記の排出口1T′から排出されるブロアー10からの送風(悪臭ガス)を、外気に排出するための排気管で、この排気管17′の途中には排気される悪臭ガスを加熱して水分を放出させるヒーター18と、加熱された悪臭ガスを触媒によって分解して脱臭する触媒槽19と、ヒーター18によって加熱された排気ガスを熱交換するための2つの熱交換装置16,15が設けられている。
【0038】
上述した送風管11Bは、これ等2つの熱交換装置15,16に送風を通すことによって吸熱(加温)させ、この加温した送風を夫々発酵送風管11C′と乾燥送風管11D′を通して一次発酵槽1Aと排出槽1C側(具体的には排出装置8の搬送ガイド8Aの内部)に送り込んで、その温度で発酵を促進し、且つ、排出する処理済み生ゴミ等ZCを乾燥する仕組に成っている。
【0039】
また、21′はブロアー10の吸引管20の途中に設けた第1電磁弁、14は上記送風管11Bに設けた第2電磁弁で、この第1電磁弁21′は上記投入口1Rの開放をスイッチ1Wが検知すると、その検知信号f1によって開いてブロアー10の吸引作用を一次発酵槽1Aに及ぼし、反対に第2電磁弁14は上記の検知信号f1によって閉じて送風を一次発酵槽1A内に送り込まないようにして、開放した投入口1Rからの悪臭の発散を防止している。
【0040】
更に図2に於いて、12′は上述したメイン排気管11Aに設けた第3電磁弁で、この電磁弁12′は上記スイッチ1Wから送られて来る投入口1Rの開放信号f1によって開いて、一次発酵槽1Aから吸引管20及びブロアー10を経由して送られて来る悪臭ガスを、活性炭槽13で脱臭処理して排出するように構成されている。
【0041】
図5と図6は上述した吸引式と送風式の各処理装置に使用される熱交換装置15,16の一例を示した側断面図と正面図であって、17Aと17Bは吸引管17又は排気管17′を通して送られて来る加温された空気PTの入口と出口、17E,17Eはその接続フランジ、17X…は加温された空気が流通する熱交換パイプ、11Vと11Wは熱交換を受ける送風の取入口と取出口、17Y…はその熱交換通路であって、上記の入口17Aと出口17Bはヒーター18によって加熱された排ガスの入口と出口に成っており、また、上記の取入口11Vと取出口11Wには、上述した吸引管11又は送風管11Bと、分岐管11C,11D又は発酵送風管11C′、乾燥送風管11D′が接続されていて、熱交換によって吸熱(加温)された吸引空気又は送風が一次発酵槽1Aと排出槽1C側に送り込まれる仕組に成っている。
【0042】
また、図7の(イ)と(ロ)は上記熱交換装置15,16の各入口17Aと出口17Bの部分に被せて取付けられる蓋板17Rの正面図と断面図であって、これ等の図面に於いて17Hは上記吸引管17又は排気管17′の両端を接続する接続筒である。
【0043】
本発明に係る生ゴミ等用処理装置は以上述べた如き構成であるから、図1及び図2に示した状態で電源スイッチ(図示省略)をONして攪拌用モータ5と排出用モータ8M、並びに、ブロアー10とヒーター18を夫々運転状態にセットすると、各攪拌羽根4A…が回転して一次発酵槽1Aと二次発酵槽1B内の生ゴミ等ZA,ZBが攪拌されると共に、図1に示した吸引式処理装置の場合は、ブロアー10の吸引作用が吸引管17を通って二次発酵槽1B及び一次発酵槽1Aに及び、また、図2に示した送風式の処理装置の場合は、ブロアー10からの送風が発酵送風管11C′を通って空気取入口1S′から一次発酵槽1A内に送り込まれ、更に、この送風が開口部2Aを通って二次発酵槽1Bにも送りこまれるため、生ゴミ等ZA,ZBの発酵と乾燥が促進される。
【0044】
また、発酵によって各発酵槽1A,1Bに発生する悪臭ガスは、上記吸引口1Tに及ぶ吸引作用、又は、上記空気取入口1S′から取入れられる送風と一緒に二次発酵槽1Bの吸引口1T又は排出口1T′から吸引及び排出されるが、本発明ではこの悪臭ガスをヒーター18で加熱することで水分を放出させるため、触媒槽19の触媒による分解、脱臭作用を効果的に行なうことができると共に、触媒の寿命を長く維持することができる。
【0045】
水分を含んだ悪臭ガスは冷却して捕集されると極めて不快な悪臭を発生させるものであるが、これをヒーター18で乾燥させ、且つ、触媒槽19で分解、脱臭することで、殆んどの悪臭成分が取り除かれて吸引管17又は排気管17′を通って排気される。
【0046】
更に本発明では、上記ヒーター18によって加熱されて吸引管17又は排気管17′を通って吸引或は排出される熱気を、熱交換装置16,15を通すことによって吸引管11を通って吸い込まれる新しい空気、又は、ブロアー10からの送風を加温するため、この加温された吸引空気又は送風が上記空気導入口1S又は取入口1S′から各発酵槽1A,1Bの中にくまなく送り込まれることになるから、各攪拌羽根4A…によって攪拌される生ゴミ等をこの加温された送風で温めて、発酵と乾燥をより促進することができる。
【0047】
また、一次発酵槽1Aの投入口1Rを開いて新たな生ゴミ等を投入する時は、吸引式の場合はスイッチ1Wが作動してサブブロアー10Tの電磁弁21が開いて吸引作用を及ぼし、また、送風式の場合は吸引側の第1電磁弁21が開き、送風側の第2電磁弁14が閉じて一次発酵槽1Aに対してブロアー10の吸引作用のみを及ぼすため、開いた投入口1Rからの悪臭ガスの発散を防止することができ、更に、この投入口1Rから大型の生ゴミ等が投入された場合でも、攪拌羽根4A…と固定破砕刃7…との間でこれを細かく破砕できるため、破砕機等を用いて前処理を行なわなくてもそのまま発酵処理することができる。
【0048】
更に本発明では、発酵槽1が仕切壁2によって一次と二次の2槽1A,1Bに仕切られていて、攪拌羽根4A…の回転によって底部近くの開口部2Aを通して生ゴミ等が次第に一次発酵槽1Aから二次発酵槽1Bに送り込まれる仕組になっているため、投入直後の生ゴミ等と発酵中の生ゴミ等が混合することを避けることができる。
【0049】
以上の如く一次発酵槽1Aから二次発酵槽1B内に送り込まれて次第に熟成し、乾燥されて減容化した生ゴミ等(被処理物)は、二次発酵槽1Bと排出槽1Cの間を連通して設けた排出装置8の回転スクリュー8Sによって、排出槽1Cに順次排出されるが、この排出装置8による排出に際して搬送ガイド8Aに上記熱交換装置15,16によって加温されたブロアー10の吸引空気又は送風が送り込まれるため、回転スクリュー8Sによって排出される処理済みの生ゴミ等を更に乾燥させて、排出時の悪臭の発生を防止することができる。
【0050】
尚、上述した触媒槽19に用いる触媒には、白金系、マンガン、バナジウム系等、多くの種類が存在するが、生ゴミの発酵臭には白金系の触媒が最も効果があり、ほぼ100%臭気を除去することができた。また、ヒーター18の温度は、触媒槽19の入口で250℃〜300℃になるように設定されており、これより低いと(例えば200℃以下)脱臭性能が落ち、反対に高いと(例えば400℃以上)触媒が劣化しやすくなることが確認された。
【0051】
また、熱交換装置15,16には各種構造のものが考えられるが、図4、図5に示した2重管方式の熱交換装置の場合、実験では、ヒーター18によって250℃に加熱された熱風を150L/分で各熱交換パイプ17X…の中を流した場合に、その外周の熱交換通路17Yを流れる15℃の冷風は、150L/分で100℃程度に、また、30L/分で200℃程度まで昇温可能であることが確認された。
【0052】
以上の構成から、排出槽1Cに対しては200℃の温風を20〜30/分で流し、各発酵槽1A,1Bに対しては60℃の温風を流すように設計されるが、これ等の条件はいずれも実施の一例であることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
以上述べた次第で、本発明に係る生ゴミ等用処理装置によれば、生ゴミ等を悪臭を除去しながら破砕して発酵させ、更に乾燥化及び減容化してこれを取出す一連の処理を、すべて自動的に行なうことができるため、生ゴミ等の処理を省力的に、且つ、衛生的に行なうことができると共に、発酵槽から排出される悪臭ガスを加熱して触媒による脱臭を効果的に行なうことができ、また、この加熱した熱風を利用して熱交換することによって、発酵槽と排出槽の夫々に温風を吸引したり送り込んだりして発酵の促進と、乾燥及び脱臭を図ることができるため、処理装置全体の省エネルギー化と低コスト化を可能にするものであって、生ゴミを始めとする各種廃棄物の処理に用いて洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸引式の生ゴミ等用処理装置の全体を説明した構成図である。
【図2】本発明に係る送風式の生ゴミ等用処理装置の全体を説明した構成図である。
【図3】本発明で用いる排出装置の側断面図である。
【図4】同じく排出装置の正面図である。
【図5】本発明で用いる熱交換装置の側断面図である。
【図6】同じく熱交換装置の正面図である。
【図7】(イ)は熱交換装置に取付ける蓋板の正面図で、(ロ)はその側断面図である。
【符号の説明】
1 発酵槽
1A 一次発酵槽1A
1B 二次発酵槽1B
1C 排出槽
1R 投入口
1S 導入口
1S′ 空気取入口
1T 吸引口
1T′ 排出口
1W スイッチ
2 仕切壁
2A 開口部
4A 攪拌羽根
7 固定破砕刃
8 排出装置
10 ブロアー
14,21 電磁弁
15,16 熱交換装置
18 ヒーター
19 触媒槽
ZA,ZB 生ゴミ等の被処理物

Claims (6)

  1. 生ゴミ等の被処理物を攪拌して発酵させる1又は1以上の発酵槽と、ブロアーからの吸引作用を発酵槽の吸引口に及ぼすことにより、新しい空気を空気導入口から取り込んで発酵槽の中を経由させた後、上記の吸引口から吸引排出させる吸引手段と、吸引手段によって上記の発酵槽から吸引排出される悪臭を脱臭する脱臭手段と、発酵槽に連なって設けられ、且つ、発酵槽から排出装置によって搬出されて来る処理済みの被処理物を収容し、又は、排出する排出槽とを備えた吸引式の生ゴミ等用処理装置であって、
    上記ブロアーの吸引作用を受けて発酵槽の中から吸引口を通って吸引排出される排気を、ヒーター及び触媒槽を通して加熱・脱臭した後、熱交換装置を通して熱交換させて排出するように構成すると共に、上記ブロアーの吸引作用を受けて導入される新しい空気の導入経路を少くとも2通りに分岐して、導入空気の一方を上記熱交換装置を通して吸熱処理した後、空気導入口から発酵槽内に取り込むように構成し、また、他方を上記熱交換装置を通して吸熱処理した後、上記の排出槽から排出装置を通して発酵槽内に取り込むように構成したことを特徴とする生ゴミ等用処理装置。
  2. 生ゴミ等の被処理物を攪拌して発酵させる1又は1以上の発酵槽と、ブロアーから送出される空気を空気取入口から取り入れて発酵槽の中を経由させた後、排出口から排出させる送風手段と、送風手段によって上記の発酵槽から排出される悪臭を脱臭する脱臭手段と、発酵槽に連なって設けられ、且つ、発酵槽から排出装置によって搬出されて来る処理済みの被処理物を収容し、又は、排出する排出槽とを備えた送風式の生ゴミ等用処理装置であって、
    上記ブロアーからの送風を少くとも2通りに分岐して、その一方を上記発酵槽内を経由させた後、ヒーター及び触媒槽を通して加熱・脱臭し、次いで、熱交換装置で熱交換させて排出するように構成すると共に、分岐した他方の送風を上記熱交換装置を通して吸熱処理した後、上記の排出槽に送り込むように構成し、且つ、上記ブロアーからの一方の送風を、上記の熱交換装置で吸熱処理して発酵槽に送り込むように構成したことを特徴とする生ゴミ等用処理装置。
  3. 発酵槽を底部近くの開口部を通して連通する一次発酵槽と二次発酵槽とで構成して、ブロアーによる吸引空気又は送風空気が上記一次発酵槽の内部を通った後、上記の開口部から上記二次発酵槽の内部を経由して外部へ吸引又は排出されるように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の生ゴミ等用処理装置。
  4. 発酵槽内に投入した生ゴミ等の被処理物を、駆動回転される複数枚の攪拌羽根で攪拌するように構成すると共に、少くとも一次発酵槽の内部には、上記の各攪拌羽根に対応させて被処理物破砕用の固定破砕刃を設けたことを特徴とする請求項記載の生ゴミ等用処理装置。
  5. 発酵槽の生ゴミ等用の投入口にスイッチを設けて、このスイッチが投入口の開放を検知すると、ブロアーの吸引作用が上記開放された投入口の近辺に及ぶように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の生ゴミ等用処理装置。
  6. 処理済みの被処理物を発酵槽から排出槽に排出する排出装置を、入口と出口の両端を発酵槽と排出槽の双方に渡って突出し、且つ、その外周を筒状の搬送ガイドで覆った回転スクリューを用いて構成すると共に、発酵槽内に突出した上記入口側の搬送ガイドの上面部を開放したことを特徴とする請求項1又は2記載の生ゴミ等用処理装置。
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