JP2611933B2 - 農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置とこの農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置の操作方法 - Google Patents
農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置とこの農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置の操作方法Info
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- JP2611933B2 JP2611933B2 JP6104884A JP10488494A JP2611933B2 JP 2611933 B2 JP2611933 B2 JP 2611933B2 JP 6104884 A JP6104884 A JP 6104884A JP 10488494 A JP10488494 A JP 10488494A JP 2611933 B2 JP2611933 B2 JP 2611933B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭、ホテル、飲
食店等より排出される生ごみあるいは水産加工場より排
出される水産廃棄物の減量、減容化を効率的に行い、生
ごみ等を70〜80℃の高温で乾燥し雑菌を死滅させる
ことによって腐敗を防止し、主に、生ごみ等を肥料等の
原料として再利用できる農・水産廃棄物を含めた生ごみ
等処理装置と、この農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処
理装置の操作方法に関するものである。
食店等より排出される生ごみあるいは水産加工場より排
出される水産廃棄物の減量、減容化を効率的に行い、生
ごみ等を70〜80℃の高温で乾燥し雑菌を死滅させる
ことによって腐敗を防止し、主に、生ごみ等を肥料等の
原料として再利用できる農・水産廃棄物を含めた生ごみ
等処理装置と、この農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処
理装置の操作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。ホテル、飲食店、水産加工場
等においては生ごみ等の処理を処理業者に委託した場
合、その処理費用および収集、運搬費が発生し、近年、
生ごみ等の増加にともない、その費用が増大しつつあ
る。また、地方自治体においては焼却施設の建設、ごみ
埋立地の確保等の問題を有し、ごみの減量、減容化が大
きな問題となっている。そのために、従来、生ごみ等を
排出する発生源においてそれらを粉砕、脱水、乾燥する
装置が開発されている。
ようなものになっている。ホテル、飲食店、水産加工場
等においては生ごみ等の処理を処理業者に委託した場
合、その処理費用および収集、運搬費が発生し、近年、
生ごみ等の増加にともない、その費用が増大しつつあ
る。また、地方自治体においては焼却施設の建設、ごみ
埋立地の確保等の問題を有し、ごみの減量、減容化が大
きな問題となっている。そのために、従来、生ごみ等を
排出する発生源においてそれらを粉砕、脱水、乾燥する
装置が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。従来
の生ごみ処理装置においては、伝導および対流伝熱、あ
るいは、輻射および対流伝熱方式を採用しており、生ご
みの乾燥が進行するに従って細粒化された生ごみが乾燥
室内を浮遊するため、生ごみと接触する熱空気あるいは
熱ガスの流量が制限され、高い熱効率を得ることが困難
であった。本願は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、上述の問題を解決できるものを提供しようとするも
のである。
のにあっては、下記のような問題点を有していた。従来
の生ごみ処理装置においては、伝導および対流伝熱、あ
るいは、輻射および対流伝熱方式を採用しており、生ご
みの乾燥が進行するに従って細粒化された生ごみが乾燥
室内を浮遊するため、生ごみと接触する熱空気あるいは
熱ガスの流量が制限され、高い熱効率を得ることが困難
であった。本願は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、上述の問題を解決できるものを提供しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。第1発明の
農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置は、生ごみ等
を乾燥する乾燥機2と、乾燥機2内の上部に配された燃
焼室3と、乾燥機2内の下部に配された乾燥室4と、乾
燥機2内の下部に回転可能に配設された撹拌装置5と、
加熱された燃焼用空気を導入し燃焼するバーナ18と、
乾燥機2から排出される排ガスによって燃焼用空気を加
熱する排熱交換器15と、乾燥機内に滞留する熱ガスを
生ごみ等へと導く循環ファン21と、循環ファン21よ
り供給される循環ガスである熱ガスを生ごみ等の上部か
ら吹き付ける並列化された吹き出し配管23と、循環フ
ァン21の出口より吹き出し部行き配管22と分離して
生ごみ等に対して低面より熱を供給するために設置され
た二重底6と、吹き出し部行き配管22および二重底行
き配管26に流れる循環ガス量を調節する循環ガス流量
分配割合調節ダンパ25を有するよう構成されている。
に、本発明は下記のようになるものである。第1発明の
農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置は、生ごみ等
を乾燥する乾燥機2と、乾燥機2内の上部に配された燃
焼室3と、乾燥機2内の下部に配された乾燥室4と、乾
燥機2内の下部に回転可能に配設された撹拌装置5と、
加熱された燃焼用空気を導入し燃焼するバーナ18と、
乾燥機2から排出される排ガスによって燃焼用空気を加
熱する排熱交換器15と、乾燥機内に滞留する熱ガスを
生ごみ等へと導く循環ファン21と、循環ファン21よ
り供給される循環ガスである熱ガスを生ごみ等の上部か
ら吹き付ける並列化された吹き出し配管23と、循環フ
ァン21の出口より吹き出し部行き配管22と分離して
生ごみ等に対して低面より熱を供給するために設置され
た二重底6と、吹き出し部行き配管22および二重底行
き配管26に流れる循環ガス量を調節する循環ガス流量
分配割合調節ダンパ25を有するよう構成されている。
【0005】第2発明の農・水産廃棄物を含めた生ごみ
等処理装置の操作方法は、上記農・水産廃棄物を含めた
生ごみ等処理装置において、生ごみ等の温度を監視する
ことによってその乾燥状態を把握し、吹き出し部行き配
管22および二重底行き配管26に流れる循環ガス量を
調節する循環ガス流量分配割合調節ダンパ25によって
各流量を調節するよう構成されている。第3発明の農・
水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置の操作方法は、上
記農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置において、
バーナ18の燃焼量を調節することによって乾燥機内熱
ガス温度あるいは生ごみ等温度を制御するよう構成され
ている。
等処理装置の操作方法は、上記農・水産廃棄物を含めた
生ごみ等処理装置において、生ごみ等の温度を監視する
ことによってその乾燥状態を把握し、吹き出し部行き配
管22および二重底行き配管26に流れる循環ガス量を
調節する循環ガス流量分配割合調節ダンパ25によって
各流量を調節するよう構成されている。第3発明の農・
水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置の操作方法は、上
記農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置において、
バーナ18の燃焼量を調節することによって乾燥機内熱
ガス温度あるいは生ごみ等温度を制御するよう構成され
ている。
【0006】
【作用】本発明のものの処理工程は下記の通りである。
農産系廃棄物(規格外農産物、ビールかす等)および水
産廃棄物(ホタテのウロ、付着物等)を含む生ごみ等は
水分調整材(おから、米ぬか等)と共に、投入ホッパ1
より乾燥機2内に投入され、モータ駆動により回転する
撹拌装置5によって撹拌、破砕されながら乾燥が進行す
る。乾燥機2によって乾燥された生ごみ等は、開閉装置
9によって系外へ排出される。一方、バーナファンによ
って外気は、送風管16に取り込まれ排熱交換器15に
送られる。乾燥機2内の排ガスは排気ファン13により
排気管10、ダスト補集用サイクロン11、排気流量調
節ダンパ12を経て排熱交換器15へ送られ、排熱交換
器15によって送風管16内を流れる空気を加熱した後
外へ排出される。加熱された空気はバーナ18へ送ら
れ、燃焼用空気として操作される。
農産系廃棄物(規格外農産物、ビールかす等)および水
産廃棄物(ホタテのウロ、付着物等)を含む生ごみ等は
水分調整材(おから、米ぬか等)と共に、投入ホッパ1
より乾燥機2内に投入され、モータ駆動により回転する
撹拌装置5によって撹拌、破砕されながら乾燥が進行す
る。乾燥機2によって乾燥された生ごみ等は、開閉装置
9によって系外へ排出される。一方、バーナファンによ
って外気は、送風管16に取り込まれ排熱交換器15に
送られる。乾燥機2内の排ガスは排気ファン13により
排気管10、ダスト補集用サイクロン11、排気流量調
節ダンパ12を経て排熱交換器15へ送られ、排熱交換
器15によって送風管16内を流れる空気を加熱した後
外へ排出される。加熱された空気はバーナ18へ送ら
れ、燃焼用空気として操作される。
【0007】また、バーナの火炎が乾燥機2内にあるた
め、熱ガス中の臭気のほとんどが加熱分解された後に系
外へ排出される。なお、バーナファンが押し込む燃焼用
空気のみで燃焼が可能の場合は排気ファン13を設置し
なくても良い。乾燥機2内に滞留している熱ガスは循環
ファン21によって、一方は並列化された吹き出し配管
23に送られ、吹き出しノズル24より生ごみ等に向か
って吹き出され生ごみ等と接触する。また、もう一方は
循環ファン出口より吹き出し部行き配管22と分岐し二
重底6に送られる。二重底6では二重底上面7を介して
生ごみ等に熱を供給し、循環ガス戻り配管27を経て再
び乾燥機2に戻る。
め、熱ガス中の臭気のほとんどが加熱分解された後に系
外へ排出される。なお、バーナファンが押し込む燃焼用
空気のみで燃焼が可能の場合は排気ファン13を設置し
なくても良い。乾燥機2内に滞留している熱ガスは循環
ファン21によって、一方は並列化された吹き出し配管
23に送られ、吹き出しノズル24より生ごみ等に向か
って吹き出され生ごみ等と接触する。また、もう一方は
循環ファン出口より吹き出し部行き配管22と分岐し二
重底6に送られる。二重底6では二重底上面7を介して
生ごみ等に熱を供給し、循環ガス戻り配管27を経て再
び乾燥機2に戻る。
【0008】乾燥機2内の上部に配置されたバーナ18
によって、撹拌装置5により破砕が進行しつつある生ご
み等は上方から火炎輻射による熱の供給が得られ、ま
た、吹き出しノズル24による熱ガスの吹き出しによっ
て対流による熱の供給が得られ、更に、二重底6を流れ
る熱ガスによって二重底上面7を介して伝導による熱の
供給を得ることができる。乾燥機2には生ごみ等、乾燥
機2内熱ガスの温度検知器TC1、TC2がそれぞれ設
置されており、生ごみ等あるいは熱ガスの温度を燃料流
量によって制御して機器の過熱を防止している。乾燥開
始時においては、生ごみ等は水分も多く破砕も進行して
いないので、吹き出し部行き配管22および二重底行き
配管26に流れる循環ガス量を調節する循環ガス流量分
配割合調節ダンパ25によって、吹き出し部行きの方に
より多くの循環ガスを流し、熱伝導率の優れた対流によ
る熱の供給に重点を置いている。
によって、撹拌装置5により破砕が進行しつつある生ご
み等は上方から火炎輻射による熱の供給が得られ、ま
た、吹き出しノズル24による熱ガスの吹き出しによっ
て対流による熱の供給が得られ、更に、二重底6を流れ
る熱ガスによって二重底上面7を介して伝導による熱の
供給を得ることができる。乾燥機2には生ごみ等、乾燥
機2内熱ガスの温度検知器TC1、TC2がそれぞれ設
置されており、生ごみ等あるいは熱ガスの温度を燃料流
量によって制御して機器の過熱を防止している。乾燥開
始時においては、生ごみ等は水分も多く破砕も進行して
いないので、吹き出し部行き配管22および二重底行き
配管26に流れる循環ガス量を調節する循環ガス流量分
配割合調節ダンパ25によって、吹き出し部行きの方に
より多くの循環ガスを流し、熱伝導率の優れた対流によ
る熱の供給に重点を置いている。
【0009】定常状態においては生ごみ等の温度は70
〜80℃で一定となり、同時に雑菌の殺菌も行う。乾燥
が進行すると同温度は上昇し始め、また、破砕も進行す
るため細粒化された生ごみ等が乾燥機2内を浮遊し始
め、排気管10および循環ガス配管20に混入する。そ
のため、生ごみ等の温度を常に監視し、その温度上昇率
がある一定値を越えた時点で、循環ガス流量分配割合調
節ダンパ25によって二重底行き流量を増加させ、伝導
による熱の供給を増大させることができる。この操作に
よって、細粒化した生ごみ等が浮遊して排気管10およ
び循環ガス配管20に混入することなく、熱ガスと生ご
み等の接触が良好な対流熱伝達を有効に利用し、熱効率
を向上させることができる。そして、生ごみ等がある温
度レベルを超えた時点で乾燥は完了する。
〜80℃で一定となり、同時に雑菌の殺菌も行う。乾燥
が進行すると同温度は上昇し始め、また、破砕も進行す
るため細粒化された生ごみ等が乾燥機2内を浮遊し始
め、排気管10および循環ガス配管20に混入する。そ
のため、生ごみ等の温度を常に監視し、その温度上昇率
がある一定値を越えた時点で、循環ガス流量分配割合調
節ダンパ25によって二重底行き流量を増加させ、伝導
による熱の供給を増大させることができる。この操作に
よって、細粒化した生ごみ等が浮遊して排気管10およ
び循環ガス配管20に混入することなく、熱ガスと生ご
み等の接触が良好な対流熱伝達を有効に利用し、熱効率
を向上させることができる。そして、生ごみ等がある温
度レベルを超えた時点で乾燥は完了する。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明実施の一例を示す構成図である。本発明の農
・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置Aは下記のよう
に構成されている。生ごみ等を乾燥する乾燥機2と、乾
燥機2内の上部に配された燃焼室3と、乾燥機2内の下
部に配された乾燥室4と、乾燥機2内の下部に回転可能
に配設された撹拌装置5と、加熱された燃焼用空気を導
入し燃焼するバーナ18と、乾燥機2から排出される排
ガスによって燃焼用空気を加熱する排熱交換器15と、
乾燥機内に滞留する熱ガスを生ごみ等へと導く循環ファ
ン21と、循環ファン21より供給される循環ガスであ
る熱ガスを生ごみ等の上部から吹き付ける並列化された
吹き出し配管23と、循環ファン21の出口より吹き出
し部行き配管22と分離して生ごみ等に対して低面より
熱を供給するために設置された二重底6と、吹き出し部
行き配管22、および二重底行き配管26に流れる循環
ガス量を調節する循環ガス流量分配割合調節ダンパ25
が設けられている。
1は本発明実施の一例を示す構成図である。本発明の農
・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置Aは下記のよう
に構成されている。生ごみ等を乾燥する乾燥機2と、乾
燥機2内の上部に配された燃焼室3と、乾燥機2内の下
部に配された乾燥室4と、乾燥機2内の下部に回転可能
に配設された撹拌装置5と、加熱された燃焼用空気を導
入し燃焼するバーナ18と、乾燥機2から排出される排
ガスによって燃焼用空気を加熱する排熱交換器15と、
乾燥機内に滞留する熱ガスを生ごみ等へと導く循環ファ
ン21と、循環ファン21より供給される循環ガスであ
る熱ガスを生ごみ等の上部から吹き付ける並列化された
吹き出し配管23と、循環ファン21の出口より吹き出
し部行き配管22と分離して生ごみ等に対して低面より
熱を供給するために設置された二重底6と、吹き出し部
行き配管22、および二重底行き配管26に流れる循環
ガス量を調節する循環ガス流量分配割合調節ダンパ25
が設けられている。
【0011】そして、ホッパ1は乾燥機2における燃焼
室3の側壁部分に連結した状態で配設されている。な
お、このホッパ1は乾燥機2の上面に取付ける場合もあ
る。二重底6は、乾燥機2の側壁、二重底上面7、二重
底底面8で構成されていると共に、この二重底6から引
出された循環ガス戻り配管27は乾燥機2内の下部に連
結されている。二重底6における二重底上面7には、開
閉装置9が設けられている。乾燥機2から引出された排
気管10はサイクロン11に連結され、サイクロン11
は当該サイクロン側から排気流量調節ダンパ12、排気
ファン13が設けられた排気管14を介して排熱交換器
15に連結されている。送風管16は排熱交換器15を
通ったのち、燃焼用空気流量調節ダンパ17を介してバ
ーナ18に連結されている。20は乾燥機2から引出さ
れた循環ガス配管で、循環ガス流量調節ダンパ19を介
して循環ファン21に連結されている。24は吹き出し
配管23に生ごみ等に下方に向け連結された吹き出しノ
ズルである。図中、28は撹拌羽根支持金具、29は回
転軸、30は撹拌羽根を示す。
室3の側壁部分に連結した状態で配設されている。な
お、このホッパ1は乾燥機2の上面に取付ける場合もあ
る。二重底6は、乾燥機2の側壁、二重底上面7、二重
底底面8で構成されていると共に、この二重底6から引
出された循環ガス戻り配管27は乾燥機2内の下部に連
結されている。二重底6における二重底上面7には、開
閉装置9が設けられている。乾燥機2から引出された排
気管10はサイクロン11に連結され、サイクロン11
は当該サイクロン側から排気流量調節ダンパ12、排気
ファン13が設けられた排気管14を介して排熱交換器
15に連結されている。送風管16は排熱交換器15を
通ったのち、燃焼用空気流量調節ダンパ17を介してバ
ーナ18に連結されている。20は乾燥機2から引出さ
れた循環ガス配管で、循環ガス流量調節ダンパ19を介
して循環ファン21に連結されている。24は吹き出し
配管23に生ごみ等に下方に向け連結された吹き出しノ
ズルである。図中、28は撹拌羽根支持金具、29は回
転軸、30は撹拌羽根を示す。
【0012】第2発明の農・水産廃棄物を含めた生ごみ
等処理装置Aの操作方法は、生ごみ等の温度を監視する
ことによってその乾燥状態を把握し、吹き出し部行き配
管22および二重底行き配管26に流れる循環ガス量を
調節する循環ガス流量分配割合調節ダンパ25によって
各流量を調節するよう構成されている。第3発明の農・
水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置Aの操作方法は、
バーナ18の燃焼量を調節することによって乾燥機2内
の熱ガス温度あるいは生ごみ等温度を制御し、吹き出し
部行き配管22および二重底行き配管26に流れる循環
ガス量を生ごみ等の乾燥の進行度合いによって調節する
ことでより効率的に生ごみ等の乾燥をするよう構成され
ている。
等処理装置Aの操作方法は、生ごみ等の温度を監視する
ことによってその乾燥状態を把握し、吹き出し部行き配
管22および二重底行き配管26に流れる循環ガス量を
調節する循環ガス流量分配割合調節ダンパ25によって
各流量を調節するよう構成されている。第3発明の農・
水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置Aの操作方法は、
バーナ18の燃焼量を調節することによって乾燥機2内
の熱ガス温度あるいは生ごみ等温度を制御し、吹き出し
部行き配管22および二重底行き配管26に流れる循環
ガス量を生ごみ等の乾燥の進行度合いによって調節する
ことでより効率的に生ごみ等の乾燥をするよう構成され
ている。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。熱ガスと生ごみ等の接触
が良好な対流熱伝達を有効に利用でき、また、排熱交換
器による排熱回収も行うため、乾燥の省エネルギー化、
効率化を図ることができる。また、生ごみ等を肥料の原
料として有効利用できるため、生ごみ等の総排出量が軽
減し、輸送コストの低減、埋め立て用地の削減につなが
る。さらに、乾燥機内のバーナ火炎により、乾燥機内の
熱ガス中に含まれる臭気はほとんど加熱分解されるた
め、脱臭装置が不要となる。
で次に記載する効果を奏する。熱ガスと生ごみ等の接触
が良好な対流熱伝達を有効に利用でき、また、排熱交換
器による排熱回収も行うため、乾燥の省エネルギー化、
効率化を図ることができる。また、生ごみ等を肥料の原
料として有効利用できるため、生ごみ等の総排出量が軽
減し、輸送コストの低減、埋め立て用地の削減につなが
る。さらに、乾燥機内のバーナ火炎により、乾燥機内の
熱ガス中に含まれる臭気はほとんど加熱分解されるた
め、脱臭装置が不要となる。
【図1】本発明の生ごみ等処理装置の一実施例を示す構
成図である。
成図である。
1 ホッパ 2 乾燥機 3 燃焼室 4 乾燥室 5 撹拌装置 6 二重底 9 開閉装置 10 排気管 11 サイクロン 12 排気流量調節ダンパ 13 排気ファン 15 排熱交換器 16 送風管 17 燃焼用空気流量調節ダンパ 18 バーナ 19 循環ガス流量調節ダンパ 20 循環ガス配管 21 循環ファン 22 吹き出し部行き配管 23 吹き出し配管 24 吹き出しノズル 25 循環ガス流量分配割合調節ダンパ 26 二重底行き配管 27 循環ガス戻り配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 重司 北海道札幌市北区北19条西11丁目1番地 北海道立工業試験場内 審査官 田澤 英昭
Claims (3)
- 【請求項1】 生ごみ等を乾燥する乾燥機(2)と、乾
燥機(2)内の上部に配された燃焼室(3)と、乾燥機
(2)内の下部に配された乾燥室(4)と、乾燥機
(2)内の下部に回転可能に配設された撹拌装置(5)
と、加熱された燃焼用空気を導入し燃焼するバーナ(1
8)と、乾燥機(2)から排出される排ガスによって燃
焼用空気を加熱する排熱交換器(15)と、乾燥機内に
滞留する熱ガスを生ごみ等へと導く循環ファン(21)
と、循環ファン(21)より供給される循環ガスである
熱ガスを生ごみ等の上部から吹き付ける並列化された吹
き出し配管(23)と、循環ファン(21)の出口より
吹き出し部行き配管(22)と分離して生ごみ等に対し
て低面より熱を供給するために設置された二重底(6)
と、吹き出し部行き配管(22)および二重底行き配管
(26)に流れる循環ガス量を調節する循環ガス流量分
配割合調節ダンパ(25)を有することを特徴とする農
・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の農・水産廃棄物を含めた
生ごみ等処理装置において、生ごみ等の温度を監視する
ことによってその乾燥状態を把握し、吹き出し部行き配
管(22)および二重底行き配管(26)に流れる循環
ガス量を調節する循環ガス流量分配割合調節ダンパ(2
5)によって各流量を調節するよう構成されている農・
水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置の操作方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の農・水産廃棄物を含めた
生ごみ等処理装置において、バーナ(18)の燃焼量を
調節することによって乾燥機内熱ガス温度あるいは生ご
み等温度を制御するよう構成されている農・水産廃棄物
を含めた生ごみ等処理装置の操作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104884A JP2611933B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置とこの農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置の操作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104884A JP2611933B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置とこの農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置の操作方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07286713A JPH07286713A (ja) | 1995-10-31 |
JP2611933B2 true JP2611933B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=14392616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6104884A Expired - Fee Related JP2611933B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置とこの農・水産廃棄物を含めた生ごみ等処理装置の操作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2611933B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4607780B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2011-01-05 | 株式会社ニチレイフーズ | 生ゴミ処理装置 |
JP2009125640A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Ryuki Engineering:Kk | 生ごみ乾燥装置 |
CN106546087B (zh) * | 2016-10-31 | 2019-04-23 | 程建中 | 节能环保转筒式烘干机 |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP6104884A patent/JP2611933B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07286713A (ja) | 1995-10-31 |
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