JPH09315454A - 容器の排出口構造 - Google Patents

容器の排出口構造

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Publication number
JPH09315454A
JPH09315454A JP8132463A JP13246396A JPH09315454A JP H09315454 A JPH09315454 A JP H09315454A JP 8132463 A JP8132463 A JP 8132463A JP 13246396 A JP13246396 A JP 13246396A JP H09315454 A JPH09315454 A JP H09315454A
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JP
Japan
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container
opening
heating tank
closing
discharge port
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JP8132463A
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Inventor
Tadaaki Nekotsuka
忠明 猫塚
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Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の排出口の前方側の省スペースを図る。
排出口構造の操作性及び信頼性の向上を図る。 【解決手段】 容器23の取出口36を開閉させるため
の開閉蓋101 と、開閉蓋101 を上方の操作力により開閉
蓋101 を閉状態に固定するためのロック手段102とを備
える。ロック手段102 を、ロック操作を行うためのファ
スナー111 と、ファスナー111 のスライド力を楔作用に
よって閉方向の押付力に変換する楔ブロック112 ,113
とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱槽などの容器
の排出口の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来にあっては、飲食店などにおいて厨
房から出る水分の多い生ゴミ(野菜クズ、残飯など)を
乾燥して処理するための装置が種々提案されている。例
えば特開平6−226237号公報に開示された廃棄物
用乾燥機は、図7に示すように、オイルヒータを備えた
容器1内に回転カッター2を設けて、上方から生ゴミを
投入して蓋3をし、粉砕・攪拌しつつ加熱することによ
り水分を蒸発させて減容(減量)するようになってい
る。乾燥に伴って発生する蒸気は、コンプレッサー4に
よって吸引圧縮され、気水分離器5によって熱水Wと気
体Gとに分離される。分離された気体Gは空中に放出さ
れ、熱水Wは熱水パイプ6を通って容器1内に突設され
た熱交換器7に送られ、生ゴミの加熱に利用された後、
排水パイプ8及び定圧調整弁9を通って容器1外に排出
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記乾燥機の
容器1には、乾燥した固形物を取り出すための排出口1
2が設けられている。この排出口12には容器1を密閉
状態に保持するための開閉蓋が必要であるが、オイルヒ
ータの加熱により昇温されるので、運転中は容器1のハ
ウジング13内に収まるように構成することが望まし
い。しかしながらこの開閉蓋をロックするための機構を
例えばネジにより構成すると、ネジの突出分だけ容器1
の前方側に余計なスペースが必要となり、装置全体が大
形化してしまう。またこの種の排出口の構造は、開閉の
操作性や信頼性の高い構造とする必要があるが、このよ
うな容器1に適用できる排出口構造は従来なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、容器の排出口を開閉させるための開閉蓋と、開
閉蓋を排出口径方向の操作力により開閉蓋を閉状態に固
定するためのロック手段とを備えたものである。ロック
手段は、ロック操作を行うためのスライド部材と、スラ
イド部材のスライド力を楔作用によって閉方向の押付力
に変換する楔ブロックとで構成されることが好ましい。
また容器は、生ゴミを乾燥処理するための加熱槽であっ
てよい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0006】先に図3によって、本発明の排出口構造が
適用される生ゴミ乾燥処理装置の概要を説明する。この
生ゴミ乾燥処理装置は、生ゴミを加熱して乾燥させるた
めの加熱機構と、加熱により発生した蒸気を消臭して排
出するための消臭排出機構とで構成されている。加熱機
構は、加熱ヒータ24が備えられた耐熱性の有底筒体状
の容器23である加熱槽25と、加熱槽25の内方に設
けられた攪拌部材26とで成る。加熱槽25の上部開口
の投入口25aには蓋体27が設けられ、生ゴミを投入
した後は蓋体27を閉じることにより加熱槽25内を密
閉状態に保つようになっている。また加熱槽25は、略
立方体形状のハウジング41によって囲まれて収容支持
されている(図6参照)。攪拌部材26にはこれを回転
させるためのモータ28が備えられている。そして加熱
槽25には新気導入路が設けられ、加熱槽25内の蒸気
Bを強制的に押し出すようになっている。消臭排出機構
は、加熱槽25から出た蒸気Bを気水分離するための気
水分離器であるコンデンサー32と、分離された気体G
を加熱することにより酸化させる消臭ヒータ33と、消
臭ヒータ33を通った気体Gによって新気導入路の新気
Aを加熱するための熱交換器34とにより主として構成
されている。コンデンサー32には冷却ファン35が設
けられ、その吸引空気Cによって冷却されるようになっ
ている。
【0007】従って、加熱槽25に投入された生ゴミ
は、攪拌部材26の回転により粉砕されつつ攪拌され、
加熱ヒータ24の熱により徐々にその水分を失うことで
重量及び容量が減ぜられる。乾燥の結果残った固形物
は、加熱槽25に設けられた排出口たる取出口36から
取り出されて、土中に埋められて肥料の原料としてリサ
イクル利用されるか、或いは一般ゴミと一緒に焼却処理
される。そして乾燥に伴って発生する蒸気Bは、コンデ
ンサー32内を通過することで凝縮水Wと気体Gとに分
離され、凝縮水Wはそのまま機外に排出される。また気
体Gは、消臭ヒータ33によって高温に加熱されて酸化
されることにより消臭され、新気Aとの熱交換によって
温度が下げられて大気開放される。
【0008】そして容器外周壁23aの前側Fの下部に
形成され取出口36に、本発明の排出口構造が設けられ
ており、図1及び図2に示すように、取出口36を開閉
させるための開閉蓋101 と、開閉蓋101 を排出口径方向
である上方の操作力により開閉蓋101 を閉状態に固定す
るためのロック手段とが備えられている。
【0009】開閉蓋101 は、取出口36の形状に相応し
た大きさの略正方形の厚板で成り、加熱槽25の容器2
3と同等の耐熱性を有している。開閉蓋101 の外周は、
取出口36の平らな開口周部36aに係合するようにフ
ランジ状に形成されている。このフランジ面にはパッキ
ン128 が取り付けられている。そして開閉蓋101 の前面
上部には、上下方向に延びた一対のアーム状のハンガー
103 の下端が取り付けられている。ハンガー103 の上端
には水平な横軸104 が取り付けられ、この横軸104 が容
器外周壁23aの前側Fに形成された凸状の支持部23
cに、ブラケット105 を介して回動自在に支持されてい
る。すなわち開閉蓋101 は、ハンガー103 によって前方
へ展開自在に支持されている。開閉蓋101 の下端にはブ
ラケット板106 及び横ピン100 を介して吊支されたプレ
ート107 が設けられ、その下端には把手となる屈曲部10
8 が形成されていると共に、開閉蓋101 が開いた時に垂
下された状態となって、取り出される固形物の飛散をプ
レート面部によって抑えるようになっている。また支持
部23cの一方のブラケット105 には、開閉蓋101が所
定の開状態に、例えば図2中二点鎖線にて示すように約
30度開いた状態で固定するためのストッパー109 が設け
られている。このストッパー109 は、開閉蓋101 が開い
たときに自重によって下方に回動してハンガー103 に係
合するようになっている。さらに他方のハンガー103 の
横軸104 の位置には、開閉の状態を検知するためのセン
サー(近接スイッチ)110 が設けられている。
【0010】ロック手段102 は、ロック操作を行うため
のスライド部材たるファスナー111と、上方のスライド
力をハウジング奥行き方向(後側Hへの方向)の押付力
に変換するための一対の楔ブロック112 ,113 とで構成
され、ファスナー111 の操作力を楔ブロック112 ,113
に伝達するためのバー114 が設けられている。ファスナ
ー111 は、一端が支持部23aに横ピン115 を介して軸
支された正面視コ字状のハンドル116 と、ハンドル116
に上端が取り付けられ下端に横軸118 を有したアーム11
7 と、その横軸118 に係合する屈曲部119 を有したスラ
イド板120 とで構成されている。スライド板120 には上
下方向の長穴121 が形成され、開閉蓋101 の中央部122
に前側Fに突出して設けられたボルト123 に遊嵌されて
いる。すなわちハンドル116 が横ピン115 回りに回動し
て起伏操作されることによって、アーム117 を介したス
ライド板120 が中央部122 の上面に摺動して上下するよ
うになっている。そしてスライド板120 の下端フランジ
124 に、横方向に延びたバー114 が取り付けられ、その
両端が一方の楔ブロックである移動ブロック113 として
形成されている。この移動ブロック113 は、上前方の角
が斜めに切り欠かれて、所定傾斜の楔面125 が形成され
ている。この実施の形態では、バー114 の断面が移動ブ
ロック113 と同形状に形成されている。すなわちバー11
4 と移動ブロック113 とは一体である。そして他方の楔
ブロックである固定ブロック112 は、その下後方の角
に、移動ブロック113 の楔面125 に摺接する楔面126 が
形成され、縁板36aの両側にボルト127 にて固定され
ている。すなわち移動ブロック113 がファスナー111 の
操作によって上方へ移動したときに、その楔作用でバー
114 を奥行き方向へ押し付け、取出口36を塞いだ状態
の開閉蓋101 を縁板36aに密着させて固定するように
なっている。
【0011】このように、容器23の取出口36を開閉
させるための開閉蓋101 を、ファスナー111 の上方への
操作力により閉状態に固定するロック手段102 を設けた
ので、閉操作が楽に行えると共に、前後方向にスペース
を必要とせず、ハウジング41と加熱槽25の前面との
間を接近した状態にすることができる。すなわち装置全
体をコンパクトにすることができ、省スペース及び装置
の設置自由度向上が達成される。またロック手段102 を
ファスナー111 のスライド力を楔作用によって閉方向の
押付力に変換する楔ブロック112 ,113 により構成した
ので、大きな締付力が簡単に得られると共に、一度調節
すると、いつも同じ締付力が得られ、操作性及び信頼性
の向上が達成される。
【0012】なおスライド部材の構成及び楔機構の形状
などは、図示例に限るものではなく、径方向の操作力を
奥行き方向に変換できる構成であれば、どのようなもの
であっても構わない。
【0013】次に図3乃至図6によって、この実施の形
態の生ゴミ乾燥処理装置をより詳しく説明する。加熱槽
25は、例えば50Kgの生ゴミを処理できるような大きさ
の耐熱性を有した容器23と、容器23の外周壁23a
及び底面壁23bの壁体内部に埋設された加熱ヒータ2
4とで構成されている。そして加熱ヒータ24への給電
制御によって、加熱槽25内が乾燥に最適な所定の温度
(例えば100 〜125 ℃)で加熱できるようになってい
る。加熱槽25の外表面には断熱材(図示せず)が被覆
されている。そしてこの加熱槽25は、ボックス状のハ
ウジング41によって収容支持されている。
【0014】ハウジング41は、ステンレス等で成形さ
れた左側板42、右側板43、前面板44、背面板45
及び天板46によって区画されている。天板46には投
入口25aに相応した大きさの開口が形成され、容器外
周壁23aの上端に接合されている。左側板42、右側
板43及び背面板45にはそれぞれ通気のための通気パ
ネルが設けられている。前面板44には図6に示したよ
うに、加熱槽25の取出口36に対応した位置に、左右
展開する開閉扉50が設けられている。また背面板45
には、左側板42のものと同様な通気用のパネル(図示
せず)が略全面に亘って設けられている。そして加熱槽
25のハウジング41内における位置は、図3に示した
ように、前面板44及び左側板42に接近した状態で配
置され、背面板45及び右側板43とは適宜隔てられて
いる。すなわちハウジング41内の後側H及び右側R
に、消臭排出機構の各構成部品を収容するための設置ス
ペースが設けられている。またハウジング41の底部の
四隅にはキャスター及び脚部材52,53が設けられて
いる。
【0015】攪拌部材26は、加熱槽25の軸心の位置
に沿って起立された回転軸54と、回転軸54に周方向
及び軸方向に等間隔で放射状に取り付けられた三枚のブ
レード55とで成る。回転軸54は、軸受56を介して
容器底面壁23bに回転自在に支持され、上端は加熱槽
25の半分程度の高さに位置し、下端は加熱槽25の下
方に若干延出されている。ブレード55は、回転軸54
から容器外周壁23aの内面から僅かに離れた位置まで
延び、投入された生ゴミをその旋回によって適宜粉砕し
攪拌できるような形状及び材質で形成されている。そし
てハウジング41内の後側H及び左側Lの隅に、モータ
28が縦置きで配置されている。モータ28の下方の出
力軸(図示せず)には減速機57が連結され、その出力
軸57aにはスプロケット58が取り付けられている。
そしてこのスプロケット58が、回転軸54の下端に取
り付けられたスプロケット59とチェーン60にて連結
されている。
【0016】加熱槽25の蓋体27は、平面視で略正方
形のボックス状に成形され、図5に示したように、後側
Hの端部がブラケット62及びピン63によってハウジ
ング41の天板46に軸支されている。蓋体27の天板
46に接する側には、加熱槽25に相応した大きさで上
窄まりに緩く傾斜した円錐状板64が設けられ、この円
錐状板64と、その外周を囲むように形成された内面縁
板65との隙間に、蒸気Bを蓋体27の内部に導くため
の取入口66が区画されている。また円錐状板64の軸
心の位置には、新気導入路の末端となるパイプ67の先
端が下方に開口した状態で設けられている。パイプ67
の先端は、加熱槽25の内方に若干突出している。この
ほか内面縁板65には、加熱槽25の密閉を保持するた
めのパッキン68が投入口25aの外周に沿うように設
けられている。また蓋体27の前側Fの上部には開閉を
手動操作するための棒状把手(図示せず)が取り付けら
れている。さらに図5に示したように、蓋体27の左側
L及び右側Rには、天板46との間に掛け渡されて上方
(開方向)に適宜付勢するガススプリング70が備えら
れている。
【0017】新気導入路の末端のパイプ67は、蓋体2
7の内部において径方向外方の後側Hへと延び、下方に
屈曲してハウジング41内に上下方向に設けられたパイ
プ71に係脱自在に接続している。すなわち蓋体27を
閉じた状態では、これらパイプ67,71が係合して一
体的に連続する。そのパイプ71の下端は直角に曲げら
れて、背面板45の近傍に起立した熱交換器34の円筒
状のケース上部に設けられた新気出口34aに接続して
いる。そして熱交換器34のケース下部34bが直角に
屈折して背面板45に沿って延び、ハウジング41の後
側Hで右側Rの隅底部に設けられたブロワー31に連結
されている。ブロワー31は、内部に羽根車(図示せ
ず)を有した遠心式の送風機で成り、その回転軸が縦方
向となるように支持フレーム87上に設置されている。
すなわち吸込口31aが下方に開口し、吐出口31bが
背面板45に沿って水平に向くように配置されている。
ブロワー31のケース上面には、回転軸に連結した電動
モータ72が取り付けられている。
【0018】次に消臭排出機構のコンデンサー32は、
内部にチューブ及びフィン(図示せず)を有した所定厚
さの長方形板状の部品で成り、ハウジング41の右側板
43の内側に接近してこれと並行に起立されている。コ
ンデンサー32の上部の後側Hには蒸気取入口が形成さ
れ、これに蒸気導入用のパイプ73が取り付けられてい
る。このパイプ73は、一端が蓋体27の内面縁板65
に形成された穴88に対向するように設けられ、蓋体2
7が閉じた状態で係合して蓋体27の内部の蒸気Bを流
入させるようになっている。コンデンサー32の内側の
位置には冷却ファン35が設けられている。冷却ファン
35は、軸流式の送風機で成り、その回転軸(図示せ
ず)がコンデンサー32の面に直角に向いた状態で配置
され、駆動用モータ74が回転軸に直列で連結されて支
持部材75により支持されている。すなわち冷却ファン
35が回転されることで、右側板43のパネル48から
外気を吸い込んで、その吸引空気Cによりコンデンサー
32を冷却するようになっている。吸引空気流Cの後流
は、加熱槽25の側部を通って背面板45のパネル及び
左側板のネパル47へと抜けて、モータ28等の昇温を
防止するようになっている。また図5に示したように、
コンデンサー32の下部には下窄まりに若干傾斜した凝
縮水Wの受部76が設けられ、その中央下端位置から下
方に延びたパイプ77によって、分離された凝縮水Wを
機外に排出するようになっている。そして分離された気
体Gを導くためのパイプ78が、コンデンサー32の下
部の前側Fから、加熱槽25の外周に沿うように後側H
に向かって延び、モータ28と熱交換器34との間に設
けられた消臭ヒータ33の下部に連結されている。
【0019】消臭ヒータ33は、縦長の円柱状を呈し、
内部の軸心位置にヒータ(図示せず)が設けられている
と共に、その周囲にセラミック粒などの熱媒体(図示せ
ず)が充填されている。すなわちヒータ79の発熱によ
って、熱媒体を経由して流れる気体Gを所定の高温に、
例えば500 〜600 ℃に加熱するように形成されている。
消臭ヒータ33の下部周面には気体を取り入れるための
取入口が形成され、上端面には加熱消臭後の気体Gを導
くための逆U字状に屈曲したパイプ81が取り付けられ
ている。このパイプ81の先端側は、熱交換器34の軸
心位置を貫通するように下方に延出されており、その延
出端81aから熱交換後の気体Gを機外に排出するよう
になっている。
【0020】このほか図6に示したように、ハウジング
41の上部の右側Rには制御部84が設けられ、加熱ヒ
ータ24及び消臭ヒータ33を設定温度に制御するよう
になっている。制御部84の前側Fには操作パネル85
が備えられ、運転開始及び停止などの操作を行うための
操作ボタン86と、運転状態などを表示する表示ランプ
87などが設けられている。
【0021】このような構成の生ゴミ乾燥処理装置によ
って生ゴミの処理を行うに際しては、まず蓋体27を棒
状把手により開けて、水きりなどを行った生ゴミを加熱
槽25内に投入する。そして蓋体27を閉じた後、操作
ボタン86を押して、加熱ヒータ24及びモータ28を
起動させ、加熱槽25内の熱作用と、攪拌部材26の攪
拌及び粉砕作用により乾燥させる。そしてこの起動と同
時に、消臭排気機構22のブロワー31、冷却ファン3
5を回転駆動させると共に、消臭ヒータ33の加熱運転
を行う。これで乾燥に伴なって発生する蒸気Bは、ブロ
ワー31により圧送される新気Aが加熱槽25内に供給
されることで強制的に押し出されて、蓋体27及びパイ
プ67を通ってコンデンサー32に導かれ、気体Gと凝
縮水Wとに分離される。分離された凝縮水Wは、このま
ま或いは一旦溜めた後にコンデンサー32の下方のパイ
プ77から機外に排出される。一方気体Gは、パイプ7
8によってハウジング41の後側Hに導かれて、消臭ヒ
ータ33により加熱されて酸化され、消臭される。そし
て熱交換器34により新気Aを加熱した後、機外に大気
開放される。
【0022】この運転を所定時間(例えば6 時間)行う
ことにより、生ゴミは水分を失って1/10程度に容量及び
重量が減ぜられる。減量された固形物は、操作ボタン8
5により加熱槽25の攪拌を或いは加熱も停止させた
後、加熱槽25の取出口36から取り出される。この取
り出しの際には、ハウジング41の開閉扉50を開いて
から、ファスナー111 のハンドル116 を手前に倒してロ
ック解除した後、プレート107 を手前に引いて開閉蓋10
1 を上方に展開させ、ストッパー109 により開いた状態
に保持させる。固形物を加熱槽25内から取り出した後
は、ストッパー109 を解除し、開閉蓋101 を取出口36
に重ねて塞いだ状態にした後、ファスナー111 のハンド
ル116 を押してバー114 を引き上げることにより、移動
ブロック113 を固定ブロック114 に対して摺動させて、
その楔作用により奥行き方向にバー114 を押し付けるこ
とで開閉蓋101 を固定し、加熱槽25を密閉状態に復帰
させて、次の乾燥作業に備える。
【0023】このようにこの実施の形態の生ゴミ乾燥処
理装置は、攪拌部材26を駆動させるためのモータ28
を加熱槽25の側部に配置して、チェーン60及びスプ
ロケット58,59にて回転を伝達するようにしたの
で、装置全体の高さは加熱槽25の高さに略相応した小
さいものにすることができ、投入口25aの位置が従来
のものよりも低くなって、生ゴミを投入する作業を楽に
行うことができる。また加熱槽25の側部に縦形のコン
デンサー32、消臭ヒータ33及び熱交換器34を配置
して、パイプ67,71,73,77,78,81によ
りこれらを適宜連結したので、ハウジング41内に収容
した装置全体の左右及び前後の寸法も小さくすることが
でき、省スペースとなって、供用される場所における設
置自由度の向上が達成される。またコンデンサー32を
冷却ファン35による空冷式とし、その吸引空気Cの後
流を加熱槽25の側部に流すようにしたので、ハウジン
グ41内の温度上昇を防いで、熱によるモータ28など
への悪影響をなくすることができる。また新気導入路3
0を蓋体27に設けて、新気Aを加熱槽25の軸心に沿
って供給するようにしたので、加熱槽25の内周面に沿
って上昇する蒸気Bの流れを妨げることがなく、円滑に
蒸気Bを排出させることができる。そして新気Aは熱交
換器34及び蓋体27を経由してから供給されるので、
加熱槽25内の温度を大きく下げることがない。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、排出口の
前方の省スペースが達成されるという優れた効果を発揮
する。また排出口開閉の操作性及び信頼性の向上が達成
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示した正面図である。
【図2】図1のX−X線矢視断面図である。
【図3】本発明が適用された生ゴミ乾燥処理装置の平面
図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】図3の側面図である。
【図6】図4の外形を示した正面図である。
【図7】従来の生ゴミ乾燥処理装置を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
23 容器 25 加熱槽 36 取出口(排出口) 101 開閉蓋 102 ロック手段 111 ファスナー(スライド部材) 112 固定ブロック(楔ブロック) 113 移動ブロック(楔ブロック)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の排出口を開閉させるための開閉蓋
    と、該開閉蓋を排出口径方向の操作力により上記開閉蓋
    を閉状態に固定するためのロック手段とを備えたことを
    特徴とする容器の排出口構造。
  2. 【請求項2】 上記ロック手段が、ロック操作を行うた
    めのスライド部材と、該スライド部材のスライド力を楔
    作用によって閉方向の押付力に変換する楔ブロックとで
    構成された請求項1記載の容器の排出口構造。
  3. 【請求項3】 上記容器が、生ゴミを乾燥処理するため
    の加熱槽である請求項1又は2に記載の容器の排出口構
    造。
JP8132463A 1996-05-27 1996-05-27 容器の排出口構造 Pending JPH09315454A (ja)

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JP8132463A Pending JPH09315454A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 容器の排出口構造

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JP (1) JPH09315454A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6975168B2 (en) 2002-11-26 2005-12-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Drive circuit

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US6975168B2 (en) 2002-11-26 2005-12-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Drive circuit

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