JPH10128284A - 生ゴミ乾燥処理装置の排出口開閉装置 - Google Patents

生ゴミ乾燥処理装置の排出口開閉装置

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JPH10128284A
JPH10128284A JP8294135A JP29413596A JPH10128284A JP H10128284 A JPH10128284 A JP H10128284A JP 8294135 A JP8294135 A JP 8294135A JP 29413596 A JP29413596 A JP 29413596A JP H10128284 A JPH10128284 A JP H10128284A
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discharge port
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JP8294135A
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English (en)
Inventor
Tadaaki Nekotsuka
忠明 猫塚
Hiroo Isayama
博夫 伊佐山
Hirohide Nakao
弘英 中尾
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Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生ゴミを収容して乾燥処理を施し、処理物等の
収容物を排出する排出口が設けられた処理槽を有する生
ゴミ乾燥処理装置の排出口開閉装置に関し、処理槽のシ
ール性又は気密性の高い生ゴミ乾燥処理装置の排出口開
閉装置を提供することを課題とする。 【解決手段】前記排出口の開口周縁部に密接することに
よって該排出口を閉塞し、該排出口から離間することに
よって該排出口を開放する蓋と、該蓋を前記排出口の開
口近傍に連結するとともに、蓋の開閉動作が行われる開
閉機構とを有し、前記閉塞時に密接する部分は、前記蓋
の前記排出口からの離間方向に向かって拡開する傾斜を
もつテーパ面が形成されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生ゴミを攪拌、粉
砕、ヒータ加熱等によって乾燥させる生ゴミ乾燥処理装
置から処理後の生ゴミを取り出すための排出口に設ける
蓋を開閉する生ゴミ乾燥処理装置の排出口開閉装置に関
する。生ゴミ乾燥処理装置は、生ゴミを収容し、攪拌、
粉砕及び加熱を加える処理槽と、処理槽で発生した臭気
を消臭する消臭装置とを有するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、従業員数の多い事業所では、社員
食堂から出る生ゴミ処理量の増大化に伴い、生ゴミを多
量に排出する事業所では、その処理費用が増加して経費
を圧迫する事態が生じるようになってきている。このよ
うな事情から、従業員数の多い事業所では、生ゴミをそ
の事業所内で個別に処理できるようにすることが、経費
節減に効果的な方法となってきた。
【0003】このような事業所内における生ゴミ処理に
使用される処理機としては、図5及び図6に示すような
生ゴミ乾燥処理装置が、処理後の生ゴミを肥料として利
用できるばかりか、生ゴミから出る臭気の問題を解消す
るためにも効果的である。
【0004】この生ゴミ乾燥処理装置は、立設した円筒
状の処理槽101と、その処理槽101に同軸的に配置
した軸102と、軸102に取り付けられて処理槽10
1の内壁近傍まで広げられた攪拌羽根103と、処理槽
101の外周に周設した加熱ヒータ104と、軸102
を処理槽101の外からチェーン105を介して駆動す
る減速機付きモータ106と、処理槽101の上部を覆
うとともに空気導入口107aおよび臭気を含む水蒸気
の排出口107bを設けた蓋107と、処理槽101か
ら排出された水蒸気を凝縮させるコンデンサ108と、
コンデンサに冷却用空気を送風する冷却ファン109
と、コンデンサ108で冷却されて凝縮した水を貯水す
る水タンク110と、コンデンサ108で脱水された気
体の臭気を昇温させ無臭の気体に変換させて脱気するセ
ラミック112および消臭ヒータ113を設けた消臭装
置111と、消臭装置111により加熱された気体の熱
を利用して処理槽101側へ導入する空気を昇温させる
熱交換機114と、熱交換機114に空気を送るブロワ
115と、各装置の間を接続する各配管116,11
7、118,119とからなる。
【0005】この装置では、処理槽101の上方から生
ゴミを投入し、その処理槽101内の攪拌羽根103に
よって生ゴミを粉砕し、処理槽101に周設した加熱ヒ
ータ104によって処理槽101を加熱し、処理槽内で
粉砕された生ゴミを乾燥して体積を減少させる。
【0006】処理槽101で処理中に発生する臭気を含
んだ水蒸気は、上部に設けられた蓋107から配管11
6を介してコンデンサ108に導かれ、コンデンサ10
8内で水分を凝縮させて水として滴下させて水タンク1
10に貯水し、凝縮する気体成分とそれ以外の気体成分
とを分離させる。水分を除去した気体は、コンデンサ1
08の出口から消臭装置111に導入され、内蔵されて
いるセラミック112を通過し、同時に消臭ヒータ11
3によって加熱される。加熱して昇温するとセラミック
112の触媒作用によって臭気成分が脱気される。
【0007】臭気成分が脱気された気体は、消臭装置1
11の出口から熱交換機114に導入されブロワ115
から送風された空気により熱を奪われて温度を下げ、有
害な化学反応を生じない温度まで下げられて外気へ排気
される。ブロワ115から送風された空気は、熱交換機
114で昇温してから配管119を介して蓋107を通
り処理槽101へ導入される。処理槽101では生ゴミ
から出た臭気を含んだ蒸気と混合してコンデンサ108
側へと移動し、消臭装置111および熱交換機114を
経て外気側へ排気される。
【0008】このような生ゴミ乾燥処理装置の乾燥生ゴ
ミを取り出す排出口101aは、図6(イ),(ロ)に
示すように、処理槽101の下部に設けられ、処理槽1
01の外側から蓋121を被せるようにして密閉する。
処理槽101の外周を覆うカバー120には、蓋121
を開閉するために必要な大きさの開口120aを設け、
処理槽101に直接取り付けられた蓋121の開閉作業
を容易にする。
【0009】また、蓋121の開閉のためには、図6
(ハ),(ニ)に示すように、処理槽101に一端を回
動自在に取り付けた2本の蓋支持部材122,122
と、蓋121の下端縁に沿って延ばした棒材により形成
した把手123とを一体に形成した蓋121と、この蓋
121の外面側に、水平方向に延びて上部に上方へいく
ほど厚みが薄くなるように形成したテーパ部124aを
設けたロック部材124と、ロック部材124の中央部
に回動自在に一端を結合したアーム125と、このアー
ム125の他端を中央部下方で回動自在に取り付けて処
理槽101の排出口101aの上端縁の中央部上方に一
端を回動自在に取り付けたロックレバー126とを設
け、処理槽101の排出口101aの両側中央部にロッ
ク部材124を下方から係合させる下方に垂下した係合
部127aを突出させた係合ブロック127,127と
を備える。
【0010】蓋121を開けるためには、ロックレバー
126を下方に下げてロック部材124を下げ、係合ブ
ロック127,127の係合部127aとの係合を解除
し、把手123を手に持って前側に引き上げると、蓋1
21が排出口から離れて持ち上がり、排出口101aか
ら乾燥生ゴミを取り出すことができるようになる。
【0011】また、蓋121を閉めるには、手に持った
把手123を下方に下げると蓋121が排出口101a
の直前に位置するから、ロック部材124を係合ブロッ
ク127,127の係合部127aに食い込むように誘
導しながらロックレバー126を引き上げると、ロック
部材124のテーパ部124aと係合ブロック127,
127の係合部127aとがしっかりと係合して、蓋1
21を排出口101aに密着させて密封する。さらに、
図7(イ)に示すように、排出口101aは、処理槽1
01の側面を水平方向に貫いており、排出口101aの
開口周縁部101bは水平方向に沿っている。また、当
該排出口101aを閉塞する蓋121は、排出口101
a内に挿入される裏板部121aと、排出口101aに
挿入されずに、処理槽101の外壁に密接して排出口1
01aと裏板部121aとの隙間を塞ぐ表板部121b
とからなる。
【0012】上記従来における処理槽101の排出口1
01aに設ける蓋121は、開閉とロックとが各別の動
作を必要としており、操作上の煩わしさがあった。ま
た、従来における処理槽101の排出口101aの開口
周縁部101bは水平方向に設けられているため、図7
(イ)に示すように、付着した排出物は落下しにくい。
また、蓋121の裏板部121aと排出口101aとの
間には滑らかに開閉動作を行うため隙間が設けられてお
り、図7(ロ)に示すように隙間に入り込んだ付着物
は、表板部121b及び裏板部121aによって閉塞時
には押しつぶされ、より固く付着するようになる。この
ため、蓋121が完全に閉まらず、処理槽の気密性、シ
ール性が損なわれるおそれがあるという問題点を有して
いた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の技術における前記問題点を解消するためになされたも
のであり、第一には、排出口に改良された蓋を用いた生
ゴミ乾燥処理装置の排出口開閉装置を提供することであ
り、第二には、蓋及び排出口の開口周縁部において、生
ゴミや処理物等の収容物が付着しにくい生ゴミ乾燥処理
装置の排出口開閉装置を提供することであり、第三に
は、蓋が処理槽を完全に密閉することによって、処理槽
内の気密性を高度に保つことによって、処理効率を上げ
且つ環境保全を図ることができる生ゴミ乾燥処理装置の
排出口開閉装置を提供することであり、第四には、排出
口の開閉を容易にし、かつ、使い勝手の良い生ゴミ乾燥
処理装置の排出口開閉装置を提供することであり、第五
には、簡単な構造で安価に製造することができる生ゴミ
乾燥処理装置の排出口開閉装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、生ゴミを
収容して乾燥処理を施し、処理物等の収容物を排出する
排出口が設けられた処理槽を有する生ゴミ乾燥処理装置
において、排出口の周縁部に密接することによって排出
口を閉塞し、排出口から離間することによって排出口を
開放する蓋と、該蓋を排出口近傍に連結するとともに、
蓋の開閉動作が行われる開閉機構とを有し、前記閉塞時
に密接する部分は、前記排出口から前記蓋が離間する方
向に向かって拡開する傾斜をもつテーパ面が形成された
ものである。
【0015】本発明によると、処理槽に投入された生ゴ
ミの処理後、排出口から、処理槽に収容された処理物等
の収容物を排出するには、処理槽の排出口に設けられた
蓋を、例えば、操作レバーを操作することによって開閉
機構を動かし開放する。すると、処理物等の収容物は、
収容物にかかる圧力又は攪拌によって排出口から処理槽
外且つ下方に向けて排出される。
【0016】本発明では、排出口の閉塞時においては、
蓋と排出口の開口周縁部にテーパ面が形成され、且つテ
ーパ面同士が密接している。したがって、隙間が生じ難
いので、収容物が隙間に入り込むことがない。また、開
放時、例えば、収容物の排出時においても、排出口開口
周縁部に、排出口からの蓋の離間方向に向かって拡開す
る傾斜をもつテーパ面が形成されているので、処理物等
は、排出口として水平方向に形成された面に比較して排
出口の外側へ滑り落ちやすく付着しにくい。また、蓋に
ついても排出口の開口周縁部と密接する部分はテーパ面
が形成されているのでやはり付着しにくい。そのため、
開放後に閉塞する際に、テーパ面の付着物を押しつぶし
て、蓋が排出口の周縁部に密接せずに、完全に閉まらな
い事態を防止することができるので、処理槽に対するシ
ール性又は密閉性を高めることができる。
【0017】第二の発明は、第一の発明において、前記
テーパ面の傾斜角度、特に、収容物の排出経路上に形成
されたテーパ面の傾斜角度を、蓋開放時に排出口からの
収容物の排出方向角度に略一致するように形成する。こ
れによって、排出物は、排出周経路上にある排出口の周
縁部や蓋によって排出が妨害されずに、排出の流れがよ
り滑らかとなり、付着の可能性はより一層小さい。その
場合、該傾斜角度は排出方向角度よりもより小さくすれ
ば排出物との接触はさらに少なくなるのでより付着の可
能性は一般には小さくなる。しかし、傾斜角度があまり
小さくなると、傾斜面の面積は増大し、その分、却って
付着の可能性は増えるとともに、排出口の開口周縁部や
蓋周縁部が鋭く尖り、扱いにくくもなる。テーパ面の最
適な傾斜角度は、収容物の排出方向、蓋の開角度や、収
容物の物性、排出口又は蓋の材質、摩擦係数、表面の加
工の程度(表面を滑らかに加工すれば付着防止の効果は
さらに大きい)等の条件によって、決定されることにな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る生ゴミ乾燥処理装置
の排出口開閉装置における以下の実施の形態では、本発
明を排出口が処理槽の側面下方に設けられている場合に
ついて説明する。ただし、従来の技術と重複する部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。また、この
実施の形態は特に指定のない限り本発明を制限するもの
ではない。
【0019】〔構成〕図1及び図2は本実施の形態に係
る生ゴミ処理乾燥装置の処理槽101の排出口21(図
3に示す)近傍に設けられた排出口開閉装置を示すもの
である。この排出口開閉装置は、排出口21の開口周縁
部21a(図3に示す)に密接することによって排出口
21を閉塞し、排出口21から離間することによって排
出口21を開放する蓋2と、該蓋2を排出口21の開口
近傍に連結するとともに操作レバー1の操作によって蓋
2の開閉動作を行う開閉機構(蓋2以外の部分)とから
なる。開閉機構は、図1に示すように、前記蓋2から上
方に向けて屈曲延設されその先端部を軸支する固定金具
7に回動自在に取り付けた2本の蓋支持アーム6、水平
方向に延びて上方へいくほど厚みが薄くなるように形成
したテーパ部4aを設けたロック部材4と、ロック部材
4の中央の枢着部16に一端を結合した連杆3、処理槽
101の排出口21の両側中央部に設けられ、ロック部
材4を下方から結合させる下方に垂下した係合部5a
(図4に示す)を形成した係合ブロック5とを有する。
【0020】さらに上記開閉装置は、上記蓋支持アーム
6と回動自在に交差する操作アーム8を有し蓋2を開閉
駆動する操作レバー1を備えている。上記操作アーム8
の一端にはカム部12が設けられており、このカム部1
2は全体が凸状曲面をなし後面は後方にやや屈曲し、ま
た底面から前面にかけて平面的なロック面12aが形成
されている。上記操作レバー1は、平行な2本の操作ア
ーム8の先端部同士を連結する操作ハンドル10を有
し、操作アーム8に設けられた下記第二ピン14の位置
より少し先端部寄りの位置に左右の操作アーム8を連結
する連杆軸9が設けられており、この連杆軸9の略中央
の枢着部15により連杆3が回動自在に支持されてい
る。
【0021】図2に示すように、上記蓋2に突設された
蓋支持アーム6の先端部にはピン孔17が設けられ、固
定金具7に取り付けられた第一ピン13により枢支され
る。この固定金具7は処理槽101の排出口21の上方
左右の部位にネジ19により固定されている。また、蓋
支持アーム6のピン孔17から少し蓋2寄りの位置に第
二のピン14が設けられる一方、操作アーム8の連杆軸
9が設けられた部位とカム部12との間には第二ピン1
4のピン孔18が設けられ、第二ピン14を介して操作
アーム8と蓋支持アーム6とは回動自在に交差する。
【0022】図2又は図3に示すように、蓋2の周縁部
2aは、排出口21の閉塞時に排出口21の開口周縁部
21aに密接する部分である。この密接する部分、蓋2
の周縁部2a及び排出口21の開口周縁部21aは、双
方とも排出口21からの蓋2の離間方向に向かって、ま
たは排出口21外方に向かって拡開する傾斜角度をもつ
テーパ面で形成されている。当該傾斜角度は、さらに好
ましくは、図3に示すように、蓋開放時に排出口21か
らの収容物の排出方向角度(図中矢印で示す)に略一致
するように形成される。これによって、排出経路上に、
排出の流れを阻害する要因が取り除かれるので、排出が
スムーズに行われ、排出の阻害による排出物の滞りによ
る付着を防止することができる。したがって、収容物の
排出口からの排出経路上にない、例えば図3中の上方の
テーパ面の傾斜角度は必ずしも、前記排出方向角度に一
致させなくても良い。図1は、ロック部材4の押圧によ
り蓋2は排出口21を密閉している状態を示している
が、ここで、蓋2を開ける動作について説明する。
【0023】図4に、蓋2を開けるために少し操作レバ
ー1を前側に引いた状態が示されている。第二ピン14
を中心とする操作アーム8の回動に伴い、連杆軸9は下
方向に移動して連杆3を押し下げ、同時に連杆3はロッ
ク部材4を押し下げ、ロック部材4を係合ブロック5と
の係合状態から解放して蓋2のロックを解除する。
【0024】継続して操作レバー1を引くことにより、
操作アーム8のカム部12が処理槽101に当接し、こ
れ以降カム部12は上方に摺動し操作アーム8は次第に
前側に傾斜する。この操作アーム8の傾斜に伴い、第二
ピン14の位置は前方向に移動して操作アーム8を引き
上げ蓋2は開移動する。
【0025】さらに操作レバー1を引き続けるとやがて
カム部12のロック面12aが処理槽101に当接した
状態に至る。このロック面12aは比較的平面状に形成
されていることから、この当接状態でロック面12aの
移動が拘束されて操作アーム8の回動がロックされ、蓋
2はこのときの開角度を維持した状態で固定する。ま
た、機械的にこのロック状態からさらに操作レバー1を
引き下げたところで上記開角度以上に蓋2は開かない。
このように、蓋2開操作において作業者が行う操作は、
操作ハンドル10を操作して操作レバー1を手前側に引
くだけでよくワンタッチで蓋2が開くことになる。
【0026】この実施の形態では、図3に示すように上
記ロック状態における蓋2の開角度は処理槽101に対
して30°程度に設定されている。これは、誤って排出
口21から作業者が手、或いは棒等を指し入れることを
防止するため、蓋2にこの防護壁の働きをさせ且つ乾燥
生ゴミを吐き出すのに十分な角度である。勿論、第二ピ
ン14の位置等を変えることにより、蓋2のロック開角
度を変更することは可能である。また、前記蓋の開角度
によって、排出口21からの、収容物である乾燥生ゴミ
の排出方向角度が影響を受ける。したがって、該蓋の開
角度は、前記テーパ面の傾斜角度を考慮して、当該傾斜
角度に略一致又はそれ以上に設定することによって、収
容物のテーパ面上への付着を防止するとともに、排出を
効率良く行わせることができる。
【0027】上記蓋2の開状態において、前記処理槽1
01内の攪拌羽根103の回転に伴って排出口101a
から乾燥生ゴミが吐き出される。乾燥生ゴミの排出が終
了すれば、作業者は操作レバー1を引き上げて蓋2を閉
じるが、この場合の各機構は開時とは逆動作になる。
【0028】〔作用効果〕以上説明したように、本実施
の形態によれば、前記蓋2による排出口21の閉塞時に
密接すべき蓋2の周縁部及び排出口21の開口周縁部
に、略蓋離間方向にに向かって拡開する傾斜をもつテー
パ面が形成されているため、蓋2の閉塞時においては、
前記テーパ面同士が密接しているので、テーパ面間に収
容物が進入するおそれはない。また、蓋2の開放時にお
いて、水平方向に形成された面をもつ従来例に係る排出
口と異なり、排出される際に収容物が、前記テーパ面に
付着しにくい。そのため、付着物がとれないまま蓋2を
閉塞して、テーパ面の間に付着物が入り込んで押しつけ
られ、テーパ面同士が密接されずに隙間ができる事態を
防止することができる。
【0029】さらに、本実施の形態では、前記テーパ面
の傾斜角度を、蓋開放時に排出口からの収容物の排出方
向角度に略一致するように形成しているので、排出経路
上に排出を阻害する障害物がなく、排出を阻害された排
出物が経路上に止まり、付着される事態を有効に防止す
ることができる。
【0030】また、本実施の形態では、前記蓋2は、操
作レバー1のワンタッチ操作で蓋2を押圧閉塞するロッ
ク状態を解除する操作、蓋2の開操作及び蓋2の開時の
開角度調整が行え、一方、蓋2の閉操作及び蓋2を押圧
閉塞するロック状態を維持する操作がワンタッチで行え
るので、操作が容易で操作性に優れる。加えて、排出口
21に対し蓋2を外部からの異物の侵入を防ぐ適切な開
角度で固定維持することができるので、別途蓋2を固定
する手段を設ける必要はないだけでなく、開角度を、前
記テーパ面の傾斜角度又は前記排出方向角度を考慮し
て、例えば、傾斜角度に一致するように又は排出方向角
度に一致するように設定することによって、排出を効率
的に行うだけでなく、蓋2や排出口21の周縁部への排
出物の付着を有効に防止することができる。
【0031】この実施例は、本発明をより良く理解させ
るために具体的に説明したものであって、別態様を制限
するものではない。したがって、発明の主旨を変更しな
い範囲で変更可能である。例えば、以上の説明では、排
出口の開口及び蓋を四角形に形成したが、該例に限られ
ることなく、円形を初め種々の形状に形成することがで
きることはいうまでもない。また、開閉機構も前述した
機構に限られるものではない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る生ゴ
ミ乾燥処理装置の排出口開閉装置によれば、蓋による排
出口の閉塞時に、密接すべき蓋部分及び排出口の開口周
縁部に、蓋の離間方向に向かって拡開する傾斜をもつテ
ーパ面が形成されている。そのため、閉塞時において
は、テーパ面同士が密接しているので、テーパ面間の隙
間に収容物が進入するおそれはない。また、開放時にお
いては、排出口の周縁部がテーパ面のため、従来の水平
面をもつ場合に比較して排出物が付着しにくい。従っ
て、付着物がとれないまま蓋を閉塞してテーパ面間に付
着物を巻き込んで、テーパ面同士が密接されずに隙間が
できる事態を防止することができる。したがって、処理
槽内の気密を高度に保つことができるので、環境保全を
図ることができるとともに、処理槽内の処理に悪影響を
与えることもない。しかも、本発明は、蓋及び排出口周
縁部に、テーパ面を形成するという簡単な構成なので、
製造の手間がかからず、安価である。
【0033】第二の発明によると、第一の発明におい
て、前記テーパ面の傾斜角度を、蓋開放時に排出口から
の収容物の排出方向角度に略一致するように形成したも
のである。したがって、排出口からの排出経路上におい
て、前記テーパ面は排出の障害とならず、排出物がテー
パ面に付着しにくい。そのため、本発明によれば、第一
の発明で奏する効果の他に、より一層効果的に付着を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る排出口開閉装置を示
す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る排出口開閉装置の取
付け構造を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る開放状態にある蓋及
び排出口近傍を示す一部断面側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る開閉機構の動作状態
説明図である。
【図5】従来例に係る生ゴミ乾燥処理装置の全体概略図
である。
【図6】図5に係る生ゴミ乾燥装置の一部拡大斜視図及
び一部拡大断面図である。
【図7】従来例に係る開放状態にある蓋及び排出口近傍
を示す一部断面図及び説明図である。
【符号の説明】
1 操作レバー 2 蓋 2a 蓋周縁部 21 排出口 21a 排出口開口周縁部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミを収容して乾燥処理を施し、処
    理物等の収容物を排出する排出口が設けられた処理槽を
    有する生ゴミ乾燥処理装置において、 前記排出口の開口周縁部に密接することによって該排出
    口を閉塞し、該排出口から離間することによって該排出
    口を開放する蓋と、 該蓋を前記排出口の開口近傍に連結するとともに、蓋の
    開閉動作が行われる開閉機構とを有し、 前記閉塞時に密接する部分は、前記排出口から前記蓋を
    離間する方向に向かって拡開する傾斜をもつテーパ面が
    形成されたことを特徴とする生ゴミ乾燥処理装置の排出
    口開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記テーパ面の傾斜角度を、蓋開放時に
    排出口からの収容物の排出方向角度に略一致するように
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の生ゴミ乾燥
    処理装置の排出口開閉装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009106782A (ja) * 2002-09-27 2009-05-21 Koninkl Philips Electronics Nv コーヒー抽出装置
KR200450729Y1 (ko) 2009-12-09 2010-10-26 이현주 음식물 쓰레기 처리장치
JP2018027840A (ja) * 2016-08-18 2018-02-22 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターのドアレール清掃装置

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