JPH09317574A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置

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JPH09317574A
JPH09317574A JP8160982A JP16098296A JPH09317574A JP H09317574 A JPH09317574 A JP H09317574A JP 8160982 A JP8160982 A JP 8160982A JP 16098296 A JP16098296 A JP 16098296A JP H09317574 A JPH09317574 A JP H09317574A
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Japan
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adsorption
passages
passage
container body
inlet port
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Application number
JP8160982A
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English (en)
Inventor
Naoya Kato
直也 加藤
Hideaki Itakura
秀明 板倉
Toru Yoshinaga
融 吉永
Tokio Kohama
時男 小浜
Katsuo Azegami
勝男 畔上
Kazuto Maeda
一人 前田
Nobuhiko Koyama
信彦 小山
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/0854Details of the absorption canister

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏平な空間に搭載可能でかつベーパの吸着能
力に優れ、低圧損で一時的な大量のベーパ放出にも対応
でき、効率よくベーパを吸着できる蒸発燃料処理装置を
実現する。 【解決手段】 キャニスタ1の容器体Hを入口ポート1
2より導入される蒸発燃料の流れ方向と交差する横手方
向に偏平な形状として、その内部に横手方向に対して並
列的に、活性炭Cを内蔵する複数の吸着通路11A〜1
1Cを配設する。燃料タンク2周りの偏平な空間に搭載
可能であるため、燃料タンク2への流路長を短縮でき、
複数の吸着通路11A〜11Cを並列配置したので、圧
損が低く、一時的な大量のベーパ放出にも十分対応し
て、高い吸着能力を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料タンクからの蒸
発燃料を吸着して車外への放出を防止するキャニスタを
備えた蒸発燃料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸着材として活性炭を内蔵するキャニス
タを備えた蒸発燃料処理装置が従来より車両に搭載され
ており、燃料タンクからの蒸発燃料(ベーパ)を一旦活
性炭に吸着保持し、エンジンの運転開始とともに活性炭
からエンジン給気管へ燃料を分離供給して、蒸発燃料が
車外へ放出されるのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、米国におけ
る新たな蒸発燃料規制であるORVR規制(給油時規
制)に対処するには、給油時のORVR用ライン抵抗を
低減する必要性があり、従来、エンジンルームに配置さ
れているキャニスタを燃料タンクの近傍に配置して、該
タンクとキャニスタ間の蒸発燃料通路を短縮し、上記ラ
イン抵抗を低減することが考えられる。
【0004】ところが、このような背景に基づき燃料タ
ンク周りのキャニスタ搭載位置を検討すると、偏平な空
間が多い。一方、例えば実開昭62−20159号公
報、実開昭63−82062号公報に開示される従来の
キャニスタは断面が円形であって、偏平な空間への搭載
性が悪い。このような形状の従来のキャニスタを、燃料
タンクの近傍に搭載しようとすると、円形断面を小さく
する必要があり、ベーパの吸着面積が小さくなって吸着
能力が低下するという難点がある。
【0005】さらに、給油時には大量のベーパが一時に
放出されるため、この際にタンク内圧が過度に上昇しな
いようにするには、ベーパ流入時の圧損が十分小さいこ
とも必要である。また、限られた空間内に搭載されて、
大量のベーパを吸着させるため、吸着密度の向上が望ま
れている。
【0006】本発明はかかる課題を解決するもので、そ
の目的は、偏平な空間であっても搭載可能であり、しか
もベーパの吸着能力を低下させないこと、また、低圧損
で一時的な大量のベーパ放出にも対応できること、さら
に吸着密度を高くし大量のベーパを効率的に吸着するこ
との可能な蒸発燃料処理装置を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の蒸発燃料処理装
置は、容器体内に燃料吸着材を内蔵する吸着通路を設け
たキャニスタを備えており、燃料タンクから蒸発する燃
料を上記容器体に設けた入口ポートより上記キャニスタ
内に導いて上記燃料吸着材に吸着保持させるようになし
てある。上記容器体は横手方向、すなわち上記入口ポー
トより導入される蒸発燃料の流れ方向と交差する方向に
偏平な形状としてあり、該容器体の内部には、その横手
方向に対して並列的に複数の上記吸着通路が配設してあ
る(請求項1)。
【0008】上記構成によれば、上記キャニスタを横手
方向に偏平な形状としたから、燃料タンク周りの偏平な
空間にも搭載可能である。また、上記キャニスタ内の偏
平な空間を横手方向に区画して、複数の吸着通路を並列
配置したので、限られた搭載空間を有効に利用すること
ができ、ベーパの吸着能力を十分大きくすることができ
る。また、複数の吸着通路を並列配置したので、圧損が
小さくなり、一時的な大量のベーパ放出にも十分対応で
きる。
【0009】上記容器体は、例えば、互いに対向する一
対の大主面と互いに対向する一対の小側面とを組み合わ
せて形成される。そして、その偏平な内部空間内に上記
小側面と平行な仕切壁を1つ以上設置して、上記内部空
間を並列配置された同一断面積の複数の空間部に区画
し、上記複数の空間部内にそれぞれ燃料吸着材を充填す
ることにより上記複数の吸着通路を形成する。これら吸
着通路の一端側と対向する上記容器体の一方の端面に
は、蒸発燃料導入用の上記入口ポートとパージ時に脱離
した蒸発燃料をエンジンの吸気管に送るパージポートが
設けられ、一方、他端側と対向する上記容器体の他方の
端面にはパージ用の大気導入ポートが設けてある(請求
項2)。
【0010】上記構成によれば、上記複数の吸着通路を
同一断面積としたので、各吸着通路への蒸発燃料の吸着
が均等になされる。
【0011】上記入口ポートは、上記複数の吸着通路に
対して共通となるように上記容器体の上記一方の端面に
1つ形成することができる(請求項3)。上記入口ポー
トを単一にすることで、キャニスタ構造が簡単になり、
製作が容易になる。
【0012】また、上記複数の吸着通路の上記一端と上
記入口ポートの間に、分流板を配設してもよい。この分
流板は、上記複数の吸着通路の上記一端に対向する部分
にそれぞれ開口部を有し、上記複数の吸着通路の各々に
蒸発燃料を導く。上記分流板の、上記複数の開口部の開
口面積は互いに同一としてあり、上記入口ポートに対向
する部分には上記開口部が位置しないようにしてある
(請求項4)。
【0013】上記構成において、上記入口ポートより上
記容器体内に導入された蒸発燃料は、一旦拡散した後、
上記分流板によって複数の流れに分かれ、上記分流板に
設けた複数の開口部より、それぞれ対向する上記吸着通
路へ導入される。ここで、各開口部の開口面積を同一と
し、また、上記入口ポートに対向する部分には上記開口
部を形成していないから、入口ポートが一つの場合でも
入口ポート直下の吸着通路に吸着が偏ることがなく、各
吸着通路へ蒸発燃料を均等に分流させることができる。
よって、蒸発燃料の流速等の影響が小さく、各吸着通路
に均一に吸着させることができる。
【0014】上記大気ポートを、上記複数の吸着通路に
対して共通となるように上記容器体の上記他方の端面に
1つ形成し、上記大気ポートと上記複数の吸着通路の上
記他端との間に分流板を配設した構成としてもよい。上
記分流板は、上記複数の吸着通路の上記他端に対向する
部分にそれぞれ開口部を有し、上記複数の吸着通路の各
々に大気を導く。上記分流板の、上記複数の開口部は開
口面積を互いに同一とし、上記大気ポートに対向する部
分には上記開口部が位置しないようにする(請求項
5)。
【0015】上記構成では、上記大気ポートを単一にす
ることにより、キャニスタ構造がより簡単にできる。ま
た、上記分流板を設けることにより、エンジンパージ
時、上記大気ポートより上記容器体内に導入された大気
は、一旦拡散した後、複数の流れに分かれ、上記分流板
の複数の開口部より、それぞれ対向する上記吸着通路へ
導入される。ここで、各開口部の開口面積を同一とし、
また、上記入口ポートに対向する部分には上記開口部を
形成していないから、各吸着通路へ大気を均等に分流さ
せることができ、効果的にエンジンパージがなされる。
【0016】上記容器体の上記一方の端面と上記分流板
との間の空間を、上記入口ポート側と上記パージポート
側とに仕切り、上記分流板の上記複数の開口部を上記入
口ポート側の空間に面して設けるとともに、上記分流板
に上記パージポート側の空間に連通する連通路を設けた
構成としてもよい(請求項6)。上記構成では、上記入
口ポート側の空間と上記パージポート側の空間を、独立
して設けたので、上記入口ポートより導入された蒸発燃
料が、直接、上記パージポートからエンジン吸気管内に
吸入されることを防止し、空燃比の変動を防止できる。
【0017】好ましくは、上記連通路を、上記複数の吸
着通路のそれぞれに対向して設けられ、上記分流板の板
面より延びて各吸着通路の上記一端に接続する管状体で
構成する(請求項7)。このように上記パージポート側
の空間と上記吸着通路とを直接連結すれば、燃料タンク
からの蒸発燃料は必ず上記吸着通路に導入され、上記吸
着通路よりパージする蒸発燃料のみが上記パージポート
側の空間へ導入されるので、空燃比の変動をより確実に
防止できる。
【0018】上記吸着通路の、断面を円に換算した場合
の通路径Dと通路長さLとの比、L/Dは少なくとも
1.8とすることが好ましい(請求項8)。L/Dをこ
のように設定すると、吸着密度が最大となり、吸着効率
が向上する。
【0019】上記入口ポート側に位置する上記分流板の
上記開口部の総面積は、上記吸着通路断面積Sの1/5
以上、S−1.2s(sは入口ポート断面積)以下とす
ることが好ましい(請求項9)。上記開口部の総面積を
吸着通路断面積Sの1/5以上とすると、各開口部への
蒸発燃料の流通による圧損増加のおそれがない。また、
開口部の面積をS−1.2s以下に設定することで、こ
れら開口部によって分流される蒸気流を、複数の吸着通
路へ等量分配することが可能である。
【0020】上記分流板と上記吸着通路との距離は少な
くとも2mmとすることが好ましい(請求項10)。こ
の場合、上記分流板の開口部によって分流された蒸気流
が再度拡散した後、吸着通路に流入するので、圧損が小
さく抑えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の蒸発燃料処理装置
の全体構成を示す概略図である。図中、詳細を後述する
キャニスタ1の入口ポート12と燃料タンク2とは第1
の流路3で結ばれており、該流路3は燃料タンク2側で
分岐して、分岐流路31にタンク内圧弁5Aが設けら
れ、本体流路3には電磁弁5Bが設けられている。これ
ら内圧弁5Aと電磁弁5Bとが第1の流路3を開閉する
第1の弁部材として機能する。キャニスタ1はパージポ
ート13にて、エンジン吸気管Pのスロットル弁P1下
流位置と第2の流路4により接続されており、該流路4
には第2の弁部材である電磁弁6が設けてある。入口ポ
ート12とパージポート13は、上記キャニスタ1の一
方の端面(図の上端面)において、入口ポート12が手
前側に、パージポート13がその後方に開口するように
形成される。
【0022】駐車中に燃料タンク2の雰囲気温度が上が
るとタンク内圧が所定値以上に上昇し、上記内圧弁5A
が開いて蒸発燃料(ベーパ)がキャニスタ1へ流入し吸
着捕集される。また、燃料タンク2の雰囲気温度が下が
りタンク内圧が所定値以下に低下すると、再び上記内圧
弁5Aが開いてベーパがキャニスタ1からタンク2内へ
戻される。給油ガンGによる給油中には電磁弁5Bが開
き、大量のベーパが流路3を経てキャニスタ1へ流入し
吸着捕集される。エンジンが始動した後は電磁弁6が開
いて、キャニスタ1に吸着捕集されているベーパが負圧
となったエンジン吸気管P内へ分離吸入される。
【0023】図2(a)、(b)に上記キャニスタ1の
詳細を示す。図において、容器体Hは、互いに対向する
一対の大主面(図2(b)の上下方向に対向する面)と
互いに対向する一対の小側面(図2(b)の左右方向に
対向する面)とを組み合わせて形成される長方形断面と
なしてある。この容器体Hの内部空間には、上記一対の
小側面間を三等分するように、上記小側面と平行な仕切
壁H1、H2が設置してあり、これら仕切壁H1、H2
で区画される空間部内にそれぞれ燃料吸着材である活性
炭Cを充填することにより、同一形状、同一径の、並列
配置する3つの吸着通路11A〜11Cを形成してい
る。各吸着通路11A〜11Cの上下端にはそれぞれフ
ィルタH3を介して多孔板H4が配され、これらの間に
活性炭Cを保持している。各吸着通路11A〜11Cの
通路長さはLとしてある。
【0024】ここで、図3に上記吸着通路11A〜11
Cの吸着密度qe (図の斜線)を模式的に示す。図3に
おいて、ZL は吸着通路長さLのうちの飽和領域長さで
あり、この部分では飽和吸着密度qo でベーパが吸着し
ている。これに対して吸着帯部分Zaでは吸着密度qe
は通路出口に向けて次第に低下しており、その平均吸着
密度はqe /2であって飽和していない。図示の状態は
吸着帯部分Zaの先端が通路出口に達した破過点を示し
ており、これ以上流入させるとベーパが出口から漏れ
る。この破過点における吸着通路の吸着密度qe は下式
で表される。 qe =qo (1−1/2・Za/L)…… 式より知られるように、吸着密度qe を大きくするに
は吸着帯長さZaを短くするか、吸着通路長さLを長く
する必要がある。
【0025】そこで、図4には、吸着通路長さをL、通
路断面を円に換算した通路径をDとして、これらの比と
吸着密度qe の関係を調べた実験結果を示す。図より知
られる如く、通路径Dに対する吸着通路長さLを長くす
ることにより吸着密度qe が増加しており、L/Dが
1.8以上で吸着密度qe は飽和傾向を示す。したがっ
て、各吸着通路11A〜11Cの通路径Dと吸着通路長
さLの比:L/Dを1.8以上とすることが好ましく、
この時、最大の吸着密度qe を得ることができる。
【0026】上記容器体Hの上端面中央部には、上記第
1の流路3に連結される入口ポート12が設けてある。
この入口ポート12は、上記3つの吸着通路11A〜1
1Cのそれぞれに対向させて複数、設けることもできる
が、本実施の形態のように、入口ポート12を共通とし
た場合にはキャニスタ構造が簡単になり、製作が容易に
なるメリットがある。
【0027】ただし、この入口ポート12を共通とした
場合、ベーパ流量が多いと入口ポート12直下の吸着通
路11Bへベーパ流れが偏るおそれがある。そこで、本
実施の形態では、入口ポート12と各吸着通路11A〜
11Cの間に空間を形成してベーパ流路14となし、該
流路14内に、その内部を入口ポート12側と吸着通路
11A〜11C側に仕切るように分流板15を配設す
る。
【0028】図5(a)、(b)は分流板の拡大図であ
り、図において、分流板15は複数の開口部15A、1
5B、15Cを有し、これら開口部15A、15B、1
5Cは、それぞれ上記吸着通路11A、11B、11C
に対向して設けられている(図2(a))。また、これ
ら開口部15A、15B、15Cは、図2(a)におい
て図の手前側に位置する入口ポート12と同じ側に位置
するように形成されている。この時、入口ポート12か
ら開口部にベーパが直接、流入しないように、入口ポー
ト12に対向する部分には上記開口部が位置しないよう
にする必要があり、入口ポート12直下の吸着通路11
Bでは、入口ポート12に面しない位置に複数の開口部
15B、15Bを設けている。これら開口部15A、1
5B、15Cは、断面形状、数、径、位置等は特に制限
されないが、その総面積が等しくなるように設定してあ
る。
【0029】また、分流板15には、図2(a)におい
て図の後方側に位置するパージポート13と同じ側に、
管状体よりなる複数の連通路15D、15E、15Fが
形成してある。これら連通路15D、15E、15F
は、それぞれ上記吸着通路11A、11B、11Cに対
向して設けられ、分流板15の板面より延びて対向する
吸着通路11A、11B、11Cに接続している。これ
ら連通路15D、15E、15Fはその断面積が等しく
形成され、また、これらの総断面積がパージポート13
の断面積より大きくなるように形成される。
【0030】図6には容器体Hの上端部を構成するキャ
ップ部材H5の拡大図を示す。図のように、該キャップ
部材H5は、その内部が仕切り壁H6によって入口ポー
ト12側とパージポート13側に区画されており、入口
ポート12側の空間S1とパージポート13側の空間S
2はそれぞれ独立した空間となしてある。分流板15の
上記開口部15A、15B、15Cは、入口ポート12
側の空間S1に面し、上記連通路15D、15E、15
Fは、パージポート13側の空間S2に面している。こ
のように、燃料タンク2からのベーパが導入される入口
ポート12側の空間S1と、パージポート13側の空間
S2を独立に設け、しかも、パージポート13側の空間
S2と吸着通路11A、11B、11Cとを上記連通路
15D、15E、15Fで連結したので、燃料タンクか
らのベーパが、直接パージポート13に吸入されること
はない。よって、ベーパが、直接、吸気管に吸入される
ことによる空燃比のずれを防止できる。
【0031】しかして、図2(a)において、ベーパは
キャニスタ1の入口ポート12より通路14内に流入す
る。そして、一旦拡散してから、分流板15の開口部1
5A〜15Cにより分流され、分流板15と各吸着通路
11A〜11Cとの間の空間において再度拡散した後、
各吸着通路11A〜11Cに流入する。
【0032】このとき、各吸着通路11A〜11Cに対
向する開口部15A〜15Cの総面積を吸着通路断面積
Sの1/5以上とすると、開口部15A〜15Cにおけ
る圧損増を抑制しつつ各吸着通路11A〜11Cへの等
量分配が可能である。図7は開口面積S´と吸着通路断
面積Sの比:S´/Sと吸着通路部に対する開口部の圧
損比の関係を示したものであり、S´/Sが20%、す
なわち1/5以上で圧損比を1.2以下とすることがで
きる。ただし、Sに対しS´が大きすぎると、各吸着通
路11A〜11Cへのベーパ流量を均等にすることが難
しいので、 1/5≦S´/S≦(S−1.2s)/S(sは入口ポート面積)…… とすることが望ましい。
【0033】また、分流板15と各吸着通路11A〜1
1Cとの間に、開口部15A〜15Cを通過したベーパ
を再度、拡散させるに十分な空間を設けることが望まし
い。このとき、分流板15と吸着通路11A〜11Cと
の距離dを2mm以上とすることで、図8に示す如く約
50%の低圧損化が可能である。また、ベーパが各吸着
通路11A〜11Cの全面から均一に流入し、吸着効率
が向上する。
【0034】図2(a)において、上記容器体Hの下端
面中央部には、大気に開放される大気ポート16が設け
てある。該大気ポート16も、上記入口ポート12同
様、上記吸着通路11A〜11Cに対して共通としてあ
り、大気ポート16と各吸着通路11A〜11Cの間に
空間部17を形成して、該空間部17を大気ポート16
側と吸着通路11A〜11C側に仕切る分流板18を配
設している。
【0035】分流板18は、上記吸着通路11A、11
B、11Cにそれぞれ対向して設けた複数の開口部18
A、18B、18Cを有し、このうち吸着通路11Bの
対向位置には、大気ポート16から大気が直接、流入し
ないように、大気ポート16に面しない位置に複数の開
口部18B、18Bが設けられている。これら開口部1
8A、18B、18Cは、断面形状、数、径、位置等は
特に制限されないが、その総面積が等しくなるように設
定される。
【0036】なお、分流板18についても、その開口部
18A、18B、18Cの開口面積S´を吸着通路断面
積Sの1/5以上、(S−1.2s´)/S(s´は大
気ポート面積)に設定することが望ましい。
【0037】上記構成のキャニスタ1は、偏平な形状を
有するので、図9(a)、(b)に示すように、燃料タ
ンク2上部の偏平な空間にも設置可能である。よって、
エンジンルームEに搭載される従来の場合に比べて、タ
ンク2とキャニスタ1間の流路3を大幅に短縮すること
ができ、ORVR用ライン抵抗を小さくすることができ
る。しかもキャニスタ1内に複数の吸着通路11A、1
1B、11Cを並列配置して、偏平な空間形状を有効に
活用しており、吸着能力を低下させることがない。
【0038】また、複数の吸着通路11A〜11Cを並
列配置したので、各吸着通路11A〜11Cを流通する
ベーパ流量が低減し、圧損を小さくできる。これについ
て、以下に述べる。
【0039】給油時規制(ORVR)によれば、リキッ
ドシール給油が採用される。これは図1に示す如く給油
口21の先端がテーパ状に細くなって、ここに給油燃料
の一部が滞留してシール作用をなすもので、これにより
給油口21から大気中へのベーパの放散が防止される。
この場合、キャニスタ1における圧損が大きいと燃料タ
ンク2内の圧力が上昇して給油不能となるおそれがあ
る。これを防止するためには上記圧損を小さくする必要
があり、圧損ΔPは下式で表されるから、通路面積S
を可及的に大きくすることを要する。しかし一方で、吸
着密度qe を大きくするには既述の如く、L/Dを1.
8以上とすることが望ましく、通路径Dは小さい方が望
ましいことから、これとの両立が問題となる。 ΔP≒Pcn+Pout =K1 /{(Scn・N)2 ・Dp }×L +K2 ×(1/Sout −1/Scn)2 /Sout ・N)…… ここで、Pcn、Scnは活性炭の充填部、すなわち吸着通
路の圧損、通路面積(m2 )であり(図10参照)、P
out 、Sout は通路面積の急縮小部、すなわち出口ポー
トの圧損、通路面積である。また、Nは吸着通路数、D
p は活性炭の平均粒径(m)、Lは吸着通路長さ(m)
であり、K1 ,K2 は定数である。
【0040】そこで、本発明では図1に示す如く、キャ
ニスタ1の吸着通路11A〜11Cを複数並列に設ける
ことにより上記両立の問題を解決している。吸着通路数
Nをパラメータとして、上式より求めた圧損ΔPと活
性炭容量Cとの関係をグラフ化して図11に示す。図に
明らかな如く、活性炭容量Cにかかわらず、吸着通路数
Nが増すにつれて圧損ΔPが低下しており、特に活性炭
容量Cが小さい領域で圧損ΔPの低減効果が顕著である
ことがわかる。すなわち、単一吸着通路では圧損増から
小容量化が難しい場合でも、吸着通路数を増すことで圧
損を低く抑えながら容量を小さくすることが可能で、キ
ャニスタの小型化が容易にできる。
【0041】図12には、ベーパ流量と吸着密度qe の
関係を示す。流量が少ない場合には、吸着通路数(図に
はセル数として表示)による吸着密度の差はなく、いず
れも従来の蒸発燃料規制の条件を満たすが、一般に流量
が多くなるほど吸着密度qeが低下する傾向にあり、単
一吸着通路では吸着密度が大幅に低下する。この場合
も、吸着通路を複数化することで各吸着通路への流量を
低減することができ、吸着密度が大きく向上する。よっ
て、ORVR規制による流量増にも十分対応でき、高い
吸着密度と低圧損化を同時に実現できる。
【0042】さらに、本実施の形態では、入口ポート1
2と吸着通路11A〜11Cの間に分流板15を設けた
ので、キャニスタ1内に導入されたベーパは、流路14
で一旦拡散してから、同一面積とした開口部15A〜1
5Cにより均等に分流され、再度、拡散した後、各吸着
通路11A〜11Cの全面から均一に流入する。よっ
て、一部活性炭へのベーパ集中を回避して各吸着通路1
1A〜11Cへベーパを等量分配することができ、吸着
効率が大きく向上する。また、開口部15A〜15Cの
吸着通路面積に対する比を所定範囲とし、分流板15と
吸着通路11A〜11Cの距離を一定以上とすれば圧損
を増加させることがない。
【0043】なお、上記構造のキャニスタ1において、
入口ポート12、大気ポート16、流路14および空間
部17は、ほとんど圧損にならず、キャニスタの圧損は
吸着通路11A〜11Cで決まる。吸着通路11A〜1
1Cの形状は同一なので各吸着通路の圧損はほぼ同じで
ある。ところで、図13に見られる如く、キャニスタの
圧損は吸着量の進行とともに上昇するため、仮に吸着通
路間に多少の圧損差が存在し、低圧損吸着通路にベーパ
が多量に流入しても、吸着量のわずかな進行で圧損が他
の吸着通路と同じとなる。よって、その時点からベーパ
は各吸着通路に等量に分配されるので、結果的にベーパ
は各吸着通路11A〜11Cに均等に吸着される。
【0044】脱離に関しても同様で、エアパージにより
吸着していた燃料が蒸気となって脱離すると、吸着通路
内の流体量が急増して圧損も増加する。よって、エアパ
ージ時に圧損差があり、低圧損吸着通路にパージエアが
多量に流入しても、ほぼ同時に圧損が増加し、他の吸着
通路にパージエアが分配されるので、結果的にパージエ
アの等量分配による等量脱離が可能になる。
【0045】かくして、上記蒸発燃料処理装置によれ
ば、大量の蒸発燃料をコンパクトなキャニスタにより効
率的に吸着することが可能である。
【0046】なお、上記実施の形態では、大気ポート1
6を単一とし、各吸着通路11A〜11Cに共通に設け
たが、図14のように、各吸着通路11A、11B、1
1Cにそれぞれ対向する3つの大気ポート16A、16
B、16Cを設けた構造としてもよい。この場合、これ
ら大気ポート16A、16B、16Cの断面積を同一と
し、該断面積を吸着通路断面積Sの1/5以上に設定す
ることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における蒸発燃料処
理装置の全体構成を示す概略断面図である。
【図2】(a)はキャニスタの縦断面図、(b)はキャ
ニスタの横断面図である。
【図3】吸着通路の模式的な図である。
【図4】L/Dと吸着密度の関係を示すグラフである。
【図5】分流板の拡大図で、(a)は分流板の縦断面
図、(b)は分流板の横断面図で(a)のVb矢視図
(c)は(b)のVc−Vc線断面図である。
【図6】キャップ部材の拡大図で、(a)はキャップ部
材の平面図、(b)はキャップ部材の縦断面図、(c)
は(b)のVIc矢視図、(d)は(a)のA−B−C
−D線断面図である。
【図7】分流板の開口面積と圧損比の関係を示すグラフ
である。
【図8】距離dと圧損の関係を示すグラフである。
【図9】(a)はキャニスタの搭載位置を示す図、
(b)は(a)のA矢視図である。
【図10】キャニスタの概略断面図である。
【図11】活性炭容量と圧損の関係を示すグラフであ
る。
【図12】ベーパ流量と吸着密度の関係を示すグラフで
ある。
【図13】経過時間と圧損の関係を示すグラフである。
【図14】本発明の第2の実施の形態を示すキャニスタ
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 キャニスタ 11A〜11C 吸着通路 12 入口ポート 13 パージポート 14 流路 15 分流板 15A〜15C 開口部 16 大気ポート 17 空間部 18 分流板 18A〜18C 開口部 2 燃料タンク 3 第1の流路 4 第2の流路 5A 内圧弁 5B 電磁弁 6 電磁弁 H 容器体 H1、H2 仕切壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉永 融 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 小浜 時男 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 畔上 勝男 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 前田 一人 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 小山 信彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器体内に燃料吸着材を内蔵する吸着通
    路を設けたキャニスタを備え、燃料タンクから蒸発する
    燃料を上記容器体に設けた入口ポートより上記キャニス
    タ内に導いて上記燃料吸着材に吸着保持させるようにな
    した蒸発燃料処理装置において、上記容器体を蒸発燃料
    の流れ方向と交差する横手方向に偏平な形状とするとと
    もに、該容器体の内部にその横手方向に対して並列的に
    複数の上記吸着通路を配設したことを特徴とする蒸発燃
    料処理装置。
  2. 【請求項2】 互いに対向する一対の大主面と互いに対
    向する一対の小側面とを組み合わせて偏平な内部空間を
    有する上記容器体を形成し、その偏平な内部空間内に上
    記小側面と平行な仕切壁を1つ以上設置して、上記内部
    空間を並列配置された同一断面積の複数の空間部に区画
    し、上記複数の空間部内にそれぞれ燃料吸着材を充填す
    ることにより上記複数の吸着通路を形成するとともに、
    これら吸着通路の一端側と対向する上記容器体の一方の
    端面に蒸発燃料導入用の上記入口ポートとパージ時に脱
    離した蒸発燃料をエンジンの吸気管に送るパージポート
    とを設け、他端側と対向する上記容器体の他方の端面に
    パージ用の大気導入ポートを設けた請求項1記載の蒸発
    燃料処理装置。
  3. 【請求項3】 上記入口ポートを上記複数の吸着通路に
    対して共通となるように上記容器体の上記一方の端面に
    1つ形成した請求項2記載の蒸発燃料処理装置。
  4. 【請求項4】 上記複数の吸着通路の上記一端と上記入
    口ポートの間に、上記複数の吸着通路の上記一端に対向
    する部分にそれぞれ開口部を有し、上記複数の吸着通路
    の各々に蒸発燃料を導く分流板を配設し、上記分流板
    の、上記複数の開口部の開口面積を互いに同一とすると
    ともに、上記入口ポートに対向する部分には上記開口部
    が位置しないようにした請求項3記載の蒸発燃料処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記大気ポートを上記複数の吸着通路に
    対して共通となるように上記容器体の上記他方の端面に
    1つ形成し、上記大気ポートと上記複数の吸着通路の上
    記他端との間に、上記複数の吸着通路の上記他端に対向
    する部分にそれぞれ開口部を有し、上記複数の吸着通路
    の各々に大気を導く分流板を配設し、上記分流板の、上
    記複数の開口部の開口面積を互いに同一とするととも
    に、上記大気ポートに対向する部分には上記開口部が位
    置しないようにした請求項4記載の蒸発燃料処理装置。
  6. 【請求項6】 上記容器体の上記一方の端面と上記分流
    板との間の空間を、上記入口ポート側と上記パージポー
    ト側とに仕切り、上記分流板の上記複数の開口部を上記
    入口ポート側の空間に面して設けるとともに、上記分流
    板に上記パージポート側の空間に連通する連通路を設け
    た請求項4または5記載の蒸発燃料処理装置。
  7. 【請求項7】 上記連通路を、上記複数の吸着通路のそ
    れぞれに対向して設けられ、上記分流板の板面より延び
    て各吸着通路の上記一端に接続する管状体で構成した請
    求項6記載の蒸発燃料処理装置。
  8. 【請求項8】 上記吸着通路の、断面を円に換算した場
    合の通路径Dと通路長さLとの比、L/Dを少なくとも
    1.8とした請求項1ないし7記載の蒸発燃料処理装
    置。
  9. 【請求項9】 上記入口ポート側に位置する上記分流板
    の上記開口部の総面積を、上記吸着通路断面積Sの1/
    5以上、S−1.2s(sは入口ポート断面積)以下と
    した請求項4ないし6記載の蒸発燃料処理装置。
  10. 【請求項10】 上記分流板と上記吸着通路との距離を
    少なくとも2mmとした請求項9記載の蒸発燃料処理装
    置。
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