JPH09316684A - 長尺基材のめっき方法及びめっき装置 - Google Patents

長尺基材のめっき方法及びめっき装置

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JPH09316684A
JPH09316684A JP13374396A JP13374396A JPH09316684A JP H09316684 A JPH09316684 A JP H09316684A JP 13374396 A JP13374396 A JP 13374396A JP 13374396 A JP13374396 A JP 13374396A JP H09316684 A JPH09316684 A JP H09316684A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺基材に形成された被めっきパターンに異
なる色のめっき層をマスキングをせずに容易に形成する
ことを可能にする。 【解決手段】 フレキシブルな長尺基材1の表面にその
長手方向に沿って延びるとともにめっき後の被めっきパ
ターンの色の種類に対応する複数の給電リードパターン
と、めっきリード用パターンを介して各給電リードパタ
ーンに接続された複数の被めっきパターンとが形成され
る。長尺基材1の被めっきパターンにリール・ツー・リ
ールめっき法によりめっきが施される。長尺基材1が給
電ローラ28,29に案内されて電気メッキ浴槽21,22に浸
せきされる際、長尺基材1に形成された複数の被めっき
パターンのうち、当該電気メッキ浴槽でめっきされるべ
き被めっきパターンのみにめっきリード用パターンを介
して接続された給電リードパターンを介して給電ローラ
28,29から給電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長尺基材のめっき方
法及びめっき装置に係り、詳しくはリール・ツー・リー
ルめっき法により複数のパターンに異なるめっきを施す
長尺基材のめっき方法及びめっき装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板においてはエッジコネク
タ、パッド、ボンディングパッド及びスルーホール等を
構成する導体パターンには接触抵抗を減らしたり、ボン
ディングの接続性を高めるために金めっきが施される。
また、金めっき以外の金属めっきや合金めっきが施され
る場合もある。そして、フレキシブルプリント基板にお
いては、生産性向上のためフレキシブルな長尺基材を使
用したリール・ツー・リールめっき法も実施あるいは提
案されている。
【0003】リール・ツー・リールめっき法ではフレキ
シブルな長尺基材の中央部に被めっきパターンを形成
し、その被めっきパターンと、長尺基材の幅方向の端部
に長手方向に沿って形成された給電リードパターンとを
めっきリード用パターンを介して接続する。そして、長
尺基材を給電ローラを介して電気めっき浴槽内に案内
し、給電ローラが給電リードパターンと接触することに
より被めっきパターンに電気めっきに必要な電流が供給
される。
【0004】近年、電子部品に対する機能上あるいは貴
金属めっきの節約等の目的で、長尺基材に形成された被
めっきパターンのある部分にのみめっきすることが行わ
れている。そして、部分めっきの方法として、めっきの
不必要部分をマスクしてめっき浴槽中に浸せきする方法
がある。マスキング法としては、マスクを必要とする部
分にめっきレジスト皮膜を形成する方法や、マスクベル
ト法等がある。
【0005】また、近年テレホンカードに代表される磁
気式のプリペイドカードやキャッシュカードが広く使用
されている。しかし、磁気カードは偽造や改ざん等の不
正使用が可能、情報の記憶容量が小さい等の問題がある
ため、磁気カードに代わるICカードが提案されてい
る。ICカードは別名スマートカード、チップカードと
も呼ばれており、キャッシュカードやテレホンカードと
同じサイズのプラスチックカードの中にICチップを内
蔵している。ICチップとしてはマイクロプロセッサと
ICメモリの両方を内蔵するものと、ICメモリのみを
内蔵するものとがある。そして、ICカードはカードの
表面に露出された複数個(通常6個)の接点(端子)を
介してカードの外部と情報のやりとりを行う。
【0006】ICカードはプラスチックのコアシートに
あけた穴にICモジュールを埋め込み、インナシート及
びオーバシートを組み合わせ、熱プレスにより加熱加圧
して組み立てられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ICカードでは前記の
ように複数個の接点がカードの表面に露出された状態に
ある。この接点に形成するめっき層及び他の部分に形成
するめっき層を変えて、偽造ICモジュールとの識別を
容易にすることが考えられる。また、プリント基板への
IC等の実装部品の組付け位置の確認を容易にするた
め、複数のパッドの一部に異なるめっき層を形成するこ
とも考えられる。
【0008】長尺基材に形成された被めっきパターンの
一部にのみめっきを施す場合は、前記マスキング法によ
り比較的簡単に対応できる。しかし、長尺基材に形成さ
れた被めっきパターンを識別するために、異なるめっき
層をそれぞれ所定の被めっきパターンに形成する場合に
前記部分めっきの方法を適用することはむつかしい。例
えば、めっきレジスト皮膜を形成する方法の場合は、先
ず第2のめっき層を形成すべき被めっきパターンをマス
クした状態で第1のめっき層を形成し、次に第1のめっ
き層を形成すべき被めっきパターンをマスクした状態で
第2のめっき層を形成する。しかし、めっきレジスト皮
膜を2回形成するとともに、最初に形成しためっきレジ
スト皮膜を剥がす手間が必要となる。一方、マスクベル
ト法の場合は被めっきパターンが複雑な場合やマスクを
必要とするパターンと、露出すべきパターンとの間隔が
小さい場合には適用が難しいという問題がある。また、
マスクベルト法の場合はめっき浴槽内でマスクベルトを
駆動する装置が複雑になるという問題もある。
【0009】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は長尺基材に形成された被めっき
パターンに異なるめっき層を容易に形成することができ
る長尺基材のめっき方法及びめっき装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、フレキシブルな長尺基材
の表面に長尺基材の長手方向に沿って延びるとともにめ
っきの種類に対応する複数の給電リードパターンと、前
記各給電リードパターンに接続された複数の被めっきパ
ターンとを形成し、その長尺基材をリール・ツー・リー
ルめっき法により所望のめっきを施す複数の電気めっき
浴槽に順次浸せきし、各めっき浴槽でめっきを施すべき
被めっきパターンと接続された給電リードパターンにの
み給電可能な給電ローラを介して長尺基材の被めっきパ
ターンに異なるめっきを施すようにした。
【0011】請求項2に記載の発明では、前記給電リー
ドパターンは前記長尺基材の幅方向の両側に設けられ、
長尺基材がめっき層の色がそれぞれ異なる2種類の最終
電気めっき浴槽に順次浸せきされて、被めっきパターン
に2種類の異なる色のめっきが施される。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、下地めっき層を被めっ
きパターンに対応して変更するとともに最終めっき層に
は同じめっき層を形成し、最終的に被めっきパターンに
形成されためっき層を異なる色にするようにした。
【0013】請求項4に記載の発明では、リール・ツー
・リールめっき装置において、長尺基材に形成された給
電リードパターンを介して長尺基材上の被めっきパター
ンに電流を供給する給電ローラとして、所望のめっきを
施すべき被めっきパターンに接続された給電リードパタ
ーンにのみ給電する給電ローラを備えた電気めっき浴槽
を設けた。
【0014】請求項1〜請求項3に記載の発明では、フ
レキシブルな長尺基材の表面に長尺基材の長手方向に沿
って延びるとともにめっきの種類に対応する複数の給電
リードパターンと、前記各給電リードパターンに接続さ
れた複数の被めっきパターンとが形成される。そして、
その長尺基材の被めっきパターンにリール・ツー・リー
ルめっき法によりめっきが施される。長尺基材が給電ロ
ーラに案内されて電気めっき浴槽に浸せきされる際、長
尺基材に形成された複数の被めっきパターンのうち、当
該電気めっき浴槽でめっきされるべき被めっきパターン
とめっきリード用パターンを介して接続された給電リー
ドパターンのみに給電ローラから給電される。そして、
長尺基材が所望のめっきを施す複数の電気めっき浴槽に
順次浸せきされ、各給電ローラを介して被めっきパター
ンに所望のめっき層が形成される。
【0015】請求項2に記載の発明では、被めっきパタ
ーンは長尺基材の幅方向の両側に設けられた給電リード
パターンに接続され、長尺基材がめっき層の色がそれぞ
れ異なる2種類の最終電気めっき浴槽に給電ローラを介
して順次浸せきされて、被めっきパターンに2種類の異
なる色のめっきが施される。
【0016】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、下地めっき層が被めっ
きパターンに対応して変更され、最終めっき層には同じ
めっき層が形成される。そして、結果的に被めっきパタ
ーンに形成されためっき層の色が下地めっき層に対応し
て異なる色となる。
【0017】請求項4に記載の発明では、長尺基材は給
電ローラに案内されて電気めっき浴槽内に浸せきされ
る。各電気めっき浴槽に装備された給電ローラの導電性
部分に当該めっき浴槽でめっきされるべき被めっきパタ
ーンと接続されている給電リードパターンのみが接触す
る状態で長尺基材がめっき浴槽へ案内される。従って、
所望の被めっきパターンのみに当該めっき浴槽でめっき
層が形成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明をICカード用のI
Cモジュールを製造するためのフレキシブルプリント基
板の製造に具体化した第1の実施の形態を図1〜図5に
従って説明する。
【0019】図2及び図4に示すように、長尺基材1の
表面(片面)にはその幅方向の両端部に給電リードパタ
ーン2,3がそれぞれ長尺基材1の長手方向に沿って延
びるように形成されている。各給電リードパターン2,
3は長尺基材1の中央部に形成された被めっきパターン
4,5に、めっきリード用パターン6を介してそれぞれ
接続されている。長尺基材1には同じ形状の被めっきパ
ターン4,5の組みが長手方向に沿って多数(1組のみ
図示)形成されている。被めっきパターン4は最終的に
ICカードの表面に露出する外部接続端子(接点)とな
る。
【0020】長尺基材1としては例えばガラスクロスに
エポキシ樹脂を含浸硬化させた厚さ0.1mm程度の絶
縁性フィルムが使用されている。給電リードパターン
2,3、被めっきパターン4,5及びめっきリード用パ
ターン6は長尺基材1の表面にラミネートされた銅箔
(厚さ35〜70μm)のエッチングにより形成されて
いる。そして、長尺基材1に形成された被めっきパター
ン4,5にリール・ツー・リールめっき法によりそれぞ
れ異なる色のめっき層が形成されてICチップを実装す
るためのフレキシブルプリント基板7となる。なお、長
尺基材1は銅箔がラミネートされる前に、後記するボン
ディング部4aを形成すべき所定位置に孔1aが形成さ
れている。
【0021】この実施の形態では第1の被めっきパター
ン4には最終めっき層として純金めっき層が形成され、
第2の被めっきパターン5には最終めっき層として金・
コバルトの金合金めっき層が形成される。また、各被め
っきパターン4,5の下地めっき層として、ニッケルめ
っき層(厚さ3〜5μm)及びフラッシュ金めっき層
(厚さ0,05μm)がそれぞれ形成されている。即
ち、図5に示すように、フレキシブルプリント基板7の
被めっきパターン4,5部は、長尺基材1上に形成され
た銅箔8、ニッケルめっき層9、フラッシュ金めっき層
10及び純金めっき層11あるいは金・コバルトの金合
金めっき層12の4層構造となっている。
【0022】また、図4及び図5に示すように、外部接
続端子となる被めっきパターン4の裏面には、被めっき
パターン4で囲まれた被めっきパターン5aと対応する
位置の裏側に実装されるICチップ(図示せず)と、被
めっきパターン4とのワイヤボンディングのためのボン
ディング部4aが形成されている。ボンディング部4a
は長尺基材1に形成された孔1aの一端を閉塞する銅箔
8にめっきが施されることにより形成されている。
【0023】次に前記長尺基材1に形成されためっき前
の被めっきパターン4,5にそれぞれ異なる色のめっき
層を形成するリール・ツー・リールめっき装置の構成に
ついて説明する。リール・ツー・リールめっき装置は公
知の装置と同様に、長尺基材1が巻き付けられた繰り出
し用リール(図示せず)から順次繰り出された長尺基材
1を電気めっき浴槽に送り込み、めっき後の長尺基材1
を巻取り用リール(図示せず)に順次巻き取る構成とな
っている。
【0024】この実施の形態のめっき装置で公知のもの
と基本的に異なる箇所は、最終めっき層を形成するため
の電気めっき浴槽(以下、めっき浴槽と呼ぶ)に長尺基
材1を案内するとともに、被めっきパターン4,5等に
電流を供給する給電ローラの構造である。図1(a)に
示すように、被めっきパターン4,5に最終めっきを施
すための2個のめっき浴槽21,22が隣接して配設さ
れている。両めっき浴槽21,22内には陽極板23が
一対平行に配設され、陽極板23の内側に一対のガイド
ローラ24が陽極板23と平行に回動可能に配設されて
いる。陽極板23は電線25を介して整流器(電源装
置)26,27のプラス端子26a,27aに接続され
ている。陽極板23は白金めっきされたチタニウムで構
成されている。
【0025】各めっき浴槽21,22の上方には給電ロ
ーラ28,29がそれぞれ一対ずつ回転自在に配設され
ている。図1(b)、図2及び図3に示すように、各給
電ローラ28,29は導電性部材(金属)製のローラに
長尺基材1の幅とほぼ等しい間隔で一対のフランジ28
a,29aが形成されている。そして、フランジ28
a,29bの内側のほぼ半分が絶縁部材としての絶縁体
28b,29bで被覆されている。絶縁体28b,29
bには例えばナイロンなどのプラスチックが使用されて
いる。なお、図1(b)において絶縁体28b,29b
は網目模様で示されている。
【0026】図2に示すように、給電ローラ28,29
の一端には給電ブッシュ30が突設され、給電ブッシユ
30は電線31を介して整流器(図1に図示)26,2
7のマイナス端子26b,27bに接続された給電ブッ
シュ押さえ32に摺接されている。また、長尺基材1は
給電リードパターン2,3及び被めっきパターン4,5
が形成された面が給電ローラ28,29と接触する状態
で給電ローラ28,29及びガイドローラ24間に巻き
掛けられるようになっている。
【0027】各めっき浴槽21,22の上方には、長尺
基材1の排出側の給電ローラ28,29の下方に各一対
の液切りローラ33が回動可能に配設されている。ま
た、両めっき浴槽21,22の間には水洗用スプレー3
4及び受け皿35が配設されている。
【0028】次に前記の装置を使用して長尺基材1の被
めっきパターン4に純金めっき層11を、被めっきパタ
ーン5に金・コバルトの合金めっき層12を形成する方
法を説明する。めっき浴槽21には純金めっき浴36
が、めっき浴槽22には金合金めっき浴37がそれぞれ
蓄えられる。純金めっき浴36としては例えばクエン酸
カリウム及びリン酸エチルを含む次の組成の中性浴(P
H6〜8)が使用され、金合金めっき浴37としては例
えば添加金属としてコバルト(Co )を含む次の組成の
酸性金めっき浴(PH4程度)が使用される。
【0029】中性浴の組成 KAu(CN)2 10〜20g/l クエン酸カリウム 60〜125g/l リン酸エチル 30〜60g/l 酸性浴の組成 KAu(CN)2 2〜8g/l クエン酸 50〜80g/l クエン酸塩 50〜80g/l コバルト塩 1〜10g/l エッチングにより各パターン2〜6が形成された長尺基
材1がリールに巻かれた状態でセットされ、長尺基材1
はパターンが形成された側が給電ローラ28,29と接
触するようにガイドローラ24及び給電ローラ28,2
9間に巻き掛けられる。そして、下地めっきとしてのニ
ッケルめっき用めっき浴槽及びフラッシュ金めっき用め
っき浴槽に順に浸せきされて、ニッケルめっき層9及び
フラッシュ金めっき層10が順に形成される。そして、
下地めっきが施された後、長尺基材1が給電ローラ28
及びガイドローラ24に案内されてめっき浴槽21に浸
せきされる。
【0030】長尺基材1は給電ローラ28と接触する状
態では給電リードパターン2が導電性部と、給電リード
パターン3が絶縁体28bとそれぞれ接触する。従っ
て、長尺基材1が純金めっき浴36に浸せきされるとき
は、めっきリードパターン6を介して給電リードパター
ン2と接続されている被めっきパターン4に純金めっき
層11が形成される。純金めっきが施された長尺基材1
はめっき浴槽21から引き上げられ、長尺基材1に付着
した純金めっき浴36の大部分が液切りローラ33間を
通過する際に長尺基材1から拭い取られてめっき浴槽2
1に回収される。そして、水洗用スプレー34から噴射
される純水で洗浄された後、長尺基材1は給電ローラ2
9及びガイドローラ24に案内されてめっき浴槽22に
浸せきされる。
【0031】長尺基材1は給電ローラ29と接触する状
態では給電リードパターン2が絶縁体29bと、給電リ
ードパターン3が導電性部とそれぞれ接触する。従っ
て、長尺基材1が金合金めっき浴37に浸せきされると
きは、めっきリードパターン6を介して給電リードパタ
ーン3と接続されている被めっきパターン5に金・コバ
ルトの金合金めっき層12が形成される。その後、長尺
基材1はめっき浴槽22から引き上げられ、長尺基材1
に付着した金合金めっき浴37の大部分が液切りローラ
33間を通過する際に長尺基材1から拭い取られてめっ
き浴槽22に回収される。そして、水洗された後、巻取
りリールに巻き取られてフレキシブルプリント基板7の
製造が完了する。
【0032】長尺基材1にラミネートされた銅箔8の裏
面には、孔1aと対応する箇所にめっき処理により被め
っきパターン4に形成されるものと同じめっき層9〜1
1が形成される。従って、図5に示すように、被めっき
パターン4の裏面には孔1aの一端を閉塞する状態で純
金めっき層11が露出したボンディング部4aが形成さ
れる。
【0033】純金めっき層11が形成された被めっきパ
ターン4の色はレモンイエローに、金・コバルトの金合
金めっき層12が形成された被めっきパターン5の色は
濃い黄色となる。従って、両被めっきパターン4,5に
同じめっき層を形成したものと比較してその違いが一目
瞭然となる。
【0034】完成したフレキシブルプリント基板7は個
々に切り離される前に、ICチップが被めっきパターン
5aと対応する裏側に実装され、ワイヤーボンディン
グ、樹脂封止、電気チェックが行われる。そして、プレ
ス等の打ち抜きによりめっきリードパターン6との境目
において、長尺基材1から切り離されてICモジュール
となる。
【0035】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) 長尺基材1が給電ローラ28,29に案内され
てめっき浴槽21,22に浸せきされる際、当該めっき
浴槽でめっきされるべき被めっきパターンにのみめっき
層が形成される。従って、マスク処理が不要となり、異
なるめっき層を形成すべき被めっきパターン同士が隣接
した状態にあっても簡単な構成で連続めっき処理が可能
となる。
【0036】(ロ) 所望の色のめっきを施すべき被め
っきパターンに接続された給電リードパターンと対応す
る位置に導電性部分が露出し、その他の給電リードパタ
ーンと対応する位置は絶縁体(絶縁部材)で被覆された
給電ローラ28,29を使用するという簡単な構成で、
必要な被めっきパターンへの連続めっき処理が可能とな
る。
【0037】(ハ) 長尺基材1の幅方向の両側にそれ
ぞれ独立の給電リードパターン2,3を形成し、給電ロ
ーラ28,29として長尺基材1と接触する導電性のロ
ーラの片側を絶縁体28b,29bで被覆するという簡
単な構成で、マスキング処理を行わずに長尺基材1を異
なるめっき浴槽21,22に連続的に浸せきさせて2色
の異なる色のめっき層を形成できる。
【0038】(ニ) 異なる色のめっき層として純金め
っき層11と金合金めっき層12が形成されているた
め、電子部品に要求される耐蝕性、耐摩耗性やボンディ
ングワイヤとのボンディング性が優れる。
【0039】(ホ) 純金めっき層11と異なる色のめ
っき層として金合金めっき層12が採用され、金合金め
っき浴の添加金属量を変更することにより金合金めっき
層の色を変更できる。その結果、電子部品に要求される
前記各特性が優れためっき層での異なる色の組合せの自
由度が大きくなる。
【0040】(へ) リール・ツー・リールめっき装置
の給電ローラを変更するという簡単な改造で、既設の設
備に適用できる。 (第2の実施の形態)次に第2の実施の形態を図6に従
って説明する。この実施の形態では最終めっき層として
色の異なるめっき層をそれぞれ対応する被めっきパター
ンに形成する代わりに、下地めっき層を変更することに
より最終めっき層は同じであっても被めっきパターンに
形成されためっき層の色が異なる点が前記実施の形態と
異なっている。
【0041】電気めっき浴槽として、ニッケル下地めっ
きを形成するための2個のめっき浴槽38,39と、フ
ラッシュ金めっき層を形成するためのめっき浴槽40
と、最終めっき層としての純金めっき層11を形成する
ためのめっき浴槽21とが1列に配設されている。めっ
き浴槽38には長尺基材1の給電リードパターン2と導
電性部で接触可能な給電ローラ28が配設され、めっき
浴槽39には長尺基材1の給電リードパターン3と導電
性部と接触可能な給電ローラ29が配設されている。ま
た、めっき浴槽21,40には長尺基材1との接触部が
絶縁体で被覆されていない給電ローラ41がそれぞれ配
設され、両給電リードパターン2,3に同時に給電可能
となっている。
【0042】めっき浴槽38には光沢めっき浴42が、
めっき浴槽39には無光沢めっき浴42がそれぞれ蓄え
られている。光沢めっき浴42は無光沢めっき浴43の
組成に光沢材(例えば、サッカリン、1,5ナフタリン
ジスルホン酸ナトリウムなどの1次光沢剤とクマリン、
2ブチン−1,4ジオールなどの2次光沢剤の2種を入
れる)を添加することにより構成されている。また、め
っき浴槽40にはフラッシュ金めっき浴44が蓄えられ
ている。
【0043】そして、各パターン2〜6が形成された長
尺基材1が前記実施の形態と同様にして、3個の下地め
っき用のめっき浴槽38〜40及び最終めっき用のめっ
き浴槽21に順に浸せきされる。長尺基材1が光沢めっ
き浴42を通過する間に被メッキパターン4に光沢ニッ
ケルめっき層が形成され、無光沢めっき浴43を通過す
る間に被メッキパターン5に無光沢ニッケルめっき層が
形成される。長尺基材1がフラッシュ金めっき浴44を
通過する間に両被めっきパターン4,5にフラッシュ金
めっき層10が形成され、純金めっき浴36を通過する
間に両被めっきパターン4,5に純金めっき層11が形
成される。
【0044】両被めっきパターン4,5には最終めっき
層として同じ純金めっき層11が形成されるが、純金め
っき層11の厚さが0.5μm程度のため、下地めっき
の状態により純金めっき層11の色が変化し、結果とし
て被めっきパターン4,5の色が異なって見える。
【0045】なお、本発明は前記両実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば次のように具体化してもよ
い。 (1) 酸性の金合金めっき浴としてコバルト(Co )
に限らず析出電位が金に近い他の金属、例えばニッケル
(Ni )、インジウム(In )及びアンチモン(Sb )
等を含む金合金めっき浴を使用してもよい。例えばニッ
ケル・金合金めっき浴を使用して被めっきパターンにニ
ッケル・金合金めっき層を形成した場合、その色は緑が
かった黄色となる。
【0046】(2) 金合金めっき浴として酸性浴に限
らず、アルカリ性めっき浴を使用してもよい。アルカリ
性めっき浴では銀(Ag )、ニッケル(Ni )、亜鉛
(Zn)等の金合金めっき層が得られる。
【0047】(3) 下地めっき層を形成するためのめ
っき浴槽及び最終めっき層を形成するためのめっき浴槽
の双方に長尺基材1の給電リードパターン2,3に選択
的に給電可能な給電ローラ28,29を設けてもよい。
例えば、図7に示すように、給電ローラ28,29を備
えた第2の実施の形態の下地めっき用のめっき浴槽3
8,39と、長尺基材1との接触部が絶縁体で被覆され
ていない給電ローラ41が装備されためっき浴槽40
と、給電ローラ28,29を備えた第1の実施の形態の
めっき浴槽21,22とを設ける。
【0048】この場合、各めっき浴槽38〜40,2
1,22のめっき浴42〜44,36,37を変更せず
に、めっき浴槽38,39及びめっき浴槽21,22に
装備された給電ローラ28,29を交換することにより
被めっきパターン4,5に形成されるめっき層の色の組
合せを変更することができる。例えば、めっき浴槽38
のめっき浴をA、めっき浴槽39のめっき浴をB、めっ
き浴槽21のめっき浴をC、めっき浴槽22のめっき浴
をDとする。この条件でめっき浴槽38,21に給電ロ
ーラ28を、めっき浴槽39,22に給電ローラ29を
それぞれ装備すると、被めっきパターン4にはACのめ
っき層が形成され、被めっきパターン5にはBDのめっ
き層が形成される。めっき浴槽38,22に給電ローラ
28を、めっき浴槽39,21に給電ローラ29をそれ
ぞれ装備すると、被めっきパターン4にはADのめっき
層が形成され、被めっきパターン5にはBCのめっき層
が形成される。
【0049】めっき浴槽38に給電ローラ28を、めっ
き浴槽39に給電ローラ29を、めっき浴槽21に長尺
基材1との接触部が絶縁体で被覆されていない給電ロー
ラ41をそれぞれ装備して、めっき浴槽22の給電ロー
ラへの通電を停止してめっき処理を行う。この場合、被
めっきパターン4にはACのめっき層が形成され、被め
っきパターン5にはBCのめっき層が形成される。ま
た、めっき浴槽38に給電ローラ28を、めっき浴槽3
9に給電ローラ29を、めっき浴槽22に給電ローラ4
1をそれぞれ装備して、めっき浴槽21の給電ローラへ
の通電を停止してめっき処理を行う。この場合、被めっ
きパターン4にはADのめっき層が形成され、被めっき
パターン5にはBDのめっき層が形成される。同様にし
てめっき浴槽38,39側に長尺基材1との接触部が絶
縁体で被覆されていない給電ローラ41を設けて、通電
を制御することにより、被めっきパターン4,5に形成
されるめっき層としてAC、ADの組合せ及びBC、B
Dの組合せを得ることができる。
【0050】(4) 純金めっき浴及び金合金めっき浴
への浸せき順として、金合金めっき浴への浸せきを先に
してもよい。第1の実施の形態のように中性の純金めっ
き浴き浴への浸せきを先にする場合は、金合金めっき浴
への浸せき前の水洗を省略してもよい。
【0051】(5) 最終めっき層として純金めっき層
11と金合金めっき層12との組合せに限らず、金合金
メッキ層同士の組合せとしたり、金以外の貴金属、例え
ば白金、パラジウム、ロジウムのめっき層としてもよ
い。
【0052】(6) 長尺基材1の幅を広くして、被め
っきパターン4,5を複数列(例えば2列あるいは3
列)に平行に形成し、それに対応して給電リードパター
ン2,3を複数列形成する。そして、給電ローラとして
絶縁部材で被覆された箇所が複数箇所設けられた構造の
ものを使用する。この場合、生産工程に占めるめっき時
間の短縮が可能となる。被めっきパターン4,5が2列
の場合、給電リードパターン2,3の一方を長尺基材1
の幅方向の両側に配設すると、他方の給電リードパター
ン3,2を長尺基材1の中央に1本形成して2列の被め
っきパターンで共用できる。
【0053】(7) 長尺基材1の材質はエポキシ樹脂
を含浸硬化させたガラスクロスに限らず、ポリイミドや
ポリエステル等のプラスチックフィルムを使用してもよ
い。 (8) 被めっきパターン4,5の形状を適宜変更した
り、ICカード用のパターンに限らず、他のプリント基
板の被めっきパターンのめっきに適用してもよい。
【0054】前記両実施の形態及び変更例から把握でき
る請求項記載以外の発明について、以下にその効果とと
もに記載する。 (1) 請求項4に記載の発明において、ニッケル下地
めっき用の電気めっき浴槽が2個設けられ、前記給電ロ
ーラは両電気めっき浴槽にそれぞれ設けられている。こ
の場合、最終めっき層が同じであっても、下地めっき層
として異なるめっき層を形成することにより、最終的に
被めっきパターンに形成されためっき層の色を異なるも
のとすることができる。
【0055】(2) 請求項2に記載の発明において、
異なる色のめっきとして純金めっきと、金合金めっきと
が施される。この場合、めっき層の色の識別が簡単にで
きるとともに、電子部品に要求される耐蝕性、耐摩耗性
やボンディングワイヤとのボンディング性が優れる。
【0056】(3) (2)の発明において、純金めっ
き浴として中性浴を使用し、純金めっき浴に浸せきした
後、金合金めっき浴に浸せきする。この場合、純金めっ
き浴から引き上げられた長尺基材を水洗せずに金合金め
っき浴に浸せきすることが可能となり、水洗の手間を省
くことができ、装置も簡単となる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項4
に記載の発明によれば、長尺基材に形成された被めっき
パターンに異なるめっき層を容易に形成することができ
る。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、簡単な構
成で被めっきパターンに異なる2色のめっき層を容易に
形成することができる。請求項3に記載の発明では、被
めっきパターンに同じ最終めっき層を形成しても被めっ
きパターンの色を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第1の実施の形態のめっき装置の要
部模式側面図、(b)は同じく給電ローラの概略平面
図。
【図2】 給電ローラと長尺基材の関係を示す概略斜視
図。
【図3】 給電ローラの一部破断平面図。
【図4】 フレキシブルプリント基板の部分平面図。
【図5】 フレキシブルプリント基板の模式断面図。
【図6】 第2の実施の形態のめっき装置の要部模式側
面図。
【図7】 変更例のめっき装置の要部模式側面図。
【符号の説明】
1…長尺基材、2,3…給電リードパターン、4,5…
被めっきパターン、6…めっきリード用パターン、11
…純金めっき層、12…金合金めっき層、28,29…
給電ローラ、28b,29b…絶縁部材としての絶縁
体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルな長尺基材の表面に長尺基
    材の長手方向に沿って延びるとともにめっきの種類に対
    応する複数の給電リードパターンと、前記各給電リード
    パターンに接続された複数の被めっきパターンとを形成
    し、その長尺基材をリール・ツー・リールめっき法によ
    り所望のめっきを施す複数の電気めっき浴槽に順次浸せ
    きし、各めっき浴槽でめっきを施すべき被めっきパター
    ンと接続された給電リードパターンにのみ給電可能な給
    電ローラを介して長尺基材の被めっきパターンに異なる
    めっきを施す長尺基材のめっき方法。
  2. 【請求項2】 前記給電リードパターンは前記長尺基材
    の幅方向の両側に設けられ、長尺基材がめっき層の色が
    それぞれ異なる2種類の最終電気めっき浴槽に順次浸せ
    きされて、被めっきパターンに2種類の異なる色のめっ
    きが施される請求項1に記載の長尺基材のめっき方法。
  3. 【請求項3】 下地めっき層を被めっきパターンに対応
    して変更するとともに最終めっき層には同じめっき層を
    形成し、最終的に被めっきパターンに形成されためっき
    層を異なる色にする請求項1又は請求項2に記載の長尺
    基材のめっき方法。
  4. 【請求項4】 長尺基材に形成された給電リードパター
    ンを介して長尺基材上の被めっきパターンに電流を供給
    する給電ローラとして、所望のめっきを施すべき被めっ
    きパターンに接続された給電リードパターンにのみ給電
    する給電ローラを備えた電気めっき浴槽を設けたリール
    ・ツー・リールめっき装置。
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