JP2006210724A - 射出成形回路部品とそれを用いた窓枠および発光ダイオード用パッケージ並びに射出成形回路部品の製造方法 - Google Patents

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信也 西川
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勝成 御影
Koji Muto
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Abstract

【課題】 構成の異なる2つ以上の金属層を、同一の一次成形品の表面に、できるだけ少ない工程で形成できるため、MIDの生産性や製造の歩留まりを、これまでよりも向上することができるMIDおよびその製造方法と、それによって製造される窓枠およびそれを備えた発光ダイオード用パッケージとを提供する。
【解決手段】 MIDおよびその製造方法は、一次成形品4の表面に、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層m1、m2を形成し、形成した導電化層m1、m2を、個別に、陰極として用いて電気めっき処理を行うことで、各導電化層m1、m2上に、金属層M1、M2を積層する。発光ダイオード用パッケージPは、上記の構成を有する窓枠1を、半導体発光素子LE1を搭載するための基体2と、接合層3を介して接合、一体化する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、射出成形回路部品と、それによって製造される窓枠と、当該窓枠を備える発光ダイオード用パッケージと、射出成形回路部品の製造方法とに関するものである。
例えば、カメラ付携帯電話用のフラッシュ等として、高輝度の白色に発光する発光ダイオードが用いられる。半導体基板上に、発光層や電極層などを形成したチップ状の半導体発光素子を用いて、上記フラッシュ等として使用可能な発光ダイオードを形成するには、半導体発光素子を収容するための凹部を有し、この凹部の、開口と対向する底面を、当該半導体発光素子を搭載するための搭載部としたパッケージなどを用いるのが一般的である(例えば特許文献1参照)。
そして、上記パッケージの搭載部に、半導体発光素子を搭載し、次いで、凹部に、蛍光体および/または保護樹脂を充てんして、搭載した半導体発光素子を封止すると共に、光の取り出し方向である開口を、必要に応じて封止キャップやレンズなどで閉じることによって、発光ダイオードが製造される。
また、発光ダイオードの発光効率を向上するために、特許文献1記載の発明では、上記凹部を、底面側から開口側へ向けて外方に拡がった形状に形成すると共に、その内面を、半導体発光素子からの光を反射する反射層として機能する金属膜によって被覆している。上記パッケージは、半導体発光素子を搭載するための、平板状の基体上に、上記凹部のもとになる通孔を備えた、立体形状を有する部材(窓枠)を積層して構成される。
特許文献1記載の発明では、上記パッケージを構成する基体と窓枠とを、いずれも、セラミックによって形成している。基体や窓枠のもとになるセラミックとしては、従来、酸化アルミニウムが一般的に用いられてきたが、近時、半導体発光素子の高出力化に十分に対応する放熱性能を得るために、熱伝導率が高く放熱性能に優れた、窒化アルミニウムなどを用いることも検討されている。
しかし、窒化アルミニウムなどの、放熱性能に優れたセラミックの多くは加工性が良好でないため、特に、前記のように、底面側から開口側へ向けて外方に拡がった形状の通孔等を備えた、複雑な立体形状を有するセラミック窓枠を形成するのが容易でなく、生産性や製造の歩留まりが低いという問題がある。そこで、加工性を向上するために、窓枠を、加工性のよい樹脂によって形成することが検討されている。
窓枠は、上記のように、複雑な立体形状を有する上、凹部の内周面に、反射層として機能する金属層が形成されなければならない。また、上記金属層とは別に、基体上に搭載した半導体発光素子への配線として機能する金属層を形成する必要もある。そのため、窓枠を樹脂によって形成するためには、いわゆる射出成形回路部品(Molded Interconnect Device、「MID」と略記することがある)の製造方法を採用することが検討される。MIDの製造方法には、樹脂の成形回数で大別して、1ショット法と2ショット法とがある。また、2ショット法にも種々あるが、その代表例としては、下記の方法が挙げられる。
すなわち、射出成形によって形成した一次成形品を用いて、インサート成形によって、当該一次成形品の表面の、金属層を形成する領域以外の領域を覆う二次成形部分を形成して、いわゆる二色成形品を得、次いで、この二色成形品の、表面の全面に、化学めっきのための触媒を担持させる処理をした後、二次成形部分を除去することで、一次成形品の表面の、金属層を形成する領域にのみ、選択的に、触媒を担持させた状態とする。
次いで、化学めっきを行って、一次成形品の表面の、選択的に触媒を担持させた領域に、所定のパターン形状を有する導電化層を形成した後、この導電化層を陰極として用いて電気めっき処理を行って、当該導電化層上に、金属層を積層する(特許文献2、3参照)。
特開2002−232017号公報(請求項1、第0003欄〜第0004欄、第0012欄〜第0023欄、図1、図4) 特開平11−145583号公報(請求項1、第0008欄、第0012欄、第0015欄〜第0017欄、図1(a)〜(f)) 特開2004−59829号公報(請求項6、第0004欄〜第0006欄、第0064欄、第0067欄〜第0069欄、第0071欄〜第0072欄、図1)
ところが、反射層として機能する金属層は、少なくとも、その表面が、反射率の高い銀等で形成されている必要があるのに対し、配線として機能する金属層は、半導体発光素子等との間をワイヤボンディング等で接続することを考慮すると、少なくとも、その表面が、金等で形成されている必要がある。また、これらの金属層は、表面の銀層、金層の下層に、それぞれの金属層の機能を補助するための層を介在させた、2層以上の多層構造に形成されることも多いが、その層構成等も、両金属層の機能によって全く異なったものとなるのが一般的である。
そのため、2つの異なる金属層を有する樹脂製の窓枠を、先に説明したMIDの製造方法で製造する場合には、インサート成形によって、一次成形品の表面に二次成形部分を形成する工程から、金属層を形成する工程までの各工程を、反射層として機能する金属層と、配線として機能する金属層とについて、2回、繰り返して行わなければならず、製造工程が増加する分、生産性や製造の歩留まりが低下するという問題がある。
本発明の目的は、構成の異なる2つ以上の金属層を、同一の一次成形品の表面に、できるだけ少ない工程で形成できるため、MIDの生産性や製造の歩留まりを、これまでよりも向上することができるMIDと、それによって製造される窓枠と、当該窓枠を備える発光ダイオード用パッケージと、MIDの製造方法とを提供することにある。
請求項1記載の発明は、射出成形回路部品であって、当該射出成形回路部品のもとになる立体形状を有する、樹脂製の一次成形品の表面に、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層が設けられ、各導電化層上に、それぞれ異なる金属層が積層されていることを特徴とする射出成形回路部品である。
請求項2記載の発明は、半導体発光素子を搭載するための基体と、基体に搭載される半導体発光素子を囲む窓枠とが、少なくとも1層の接合層を介して接合、一体化される発光ダイオード用パッケージに用いる窓枠であって、請求項1記載の射出成形回路部品によって形成されていると共に、当該射出成形回路部品の表面に設けられる、互いに電気的に独立した2つの導電化層上に積層される、半導体発光素子からの光を反射する反射層として機能する、表面層が銀である金属層と、半導体発光素子への配線として機能する、表面層が金である金属層とを有することを特徴とする窓枠である。
請求項3記載の発明は、半導体発光素子を搭載するための基体と、基体に搭載される半導体発光素子を囲む窓枠とが、少なくとも1層の接合層を介して接合、一体化される発光ダイオード用パッケージであって、窓枠が、請求項1記載の射出成形回路部品によって形成されていると共に、当該射出成形回路部品の表面に設けられる、互いに電気的に独立した2つの導電化層上に積層される、半導体発光素子からの光を反射する反射層として機能する、表面層が銀である金属層と、半導体発光素子への配線として機能する、表面層が金である金属層とを有することを特徴とする発光ダイオード用パッケージである。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の射出成形回路部品を製造する方法であって、射出成形回路部品のもとになる立体形状を有する、樹脂製の一次成形品の表面に、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層を形成する工程と、形成した導電化層を、個別に、陰極として用いて電気めっき処理を行うことで、各導電化層上に、それぞれ異なる金属層を積層する工程とを含むことを特徴とする射出成形回路部品の製造方法である。
請求項5記載の発明は、それぞれの導電化層ごとに、層構成の異なる、2層以上の多層構造を有する金属層を積層する請求項4記載の射出成形回路部品の製造方法である。
請求項6記載の発明は、それぞれの導電化層上に積層する、2層以上の多層構造を有する金属層のうち、少なくとも2つの金属層間で共通する層を、同時に形成する請求項5記載の射出成形回路部品の製造方法である。
本発明のMIDおよびその製造方法によれば、一次成形品の表面に形成された、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層を、個別に、陰極として用いて、電気めっき処理を行うことで、各導電化層上に、それぞれ異なる金属層を積層することができる。そのため、一次成形品の表面に導電化層を形成する工程から、形成した導電化層上に金属層を積層する工程までを、それぞれの金属層ごとに、繰り返して行う必要がなくなるため、MIDの生産性や製造の歩留まりを、これまでよりも向上することが可能となる。
なお、それぞれの導電化層上に積層する金属層を、いずれも、2層以上の多層構造とする場合、少なくとも2つの金属層間で共通する層を、同時に形成するようにすると、工程をさらに省略すると共に作業時間を短縮して、MIDの生産性や製造の歩留まりを、より一層、向上することができる。
また、本発明によれば、上記本発明の構成によって生産性良く、かつ歩留まり良く製造された樹脂製の窓枠を、放熱性に優れたセラミック性の基体と組み合わせて用いることができるため、発光ダイオード用パッケージとしての良好な放熱性を維持しつつ、その生産性や製造の歩留まりを向上することが可能となる。
本発明のMIDは、そのもとになる立体形状を有する、樹脂製の一次成形品の表面に、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層が設けられ、各導電化層上に、それぞれ異なる金属層が積層されていることを特徴とするものである。また、MIDの製造方法は、射出成形回路部品のもとになる立体形状を有する、樹脂製の一次成形品の表面に、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層を形成する工程と、形成した導電化層を、個別に、陰極として用いて電気めっき処理を行うことで、各導電化層上に、金属層を積層する工程とを含むことを特徴とするものである。
以下に、本発明を、図4(a)(b)に示す発光ダイオード用パッケージPの窓枠1を製造する場合を例にとって説明する。なお、この例の窓枠1は、図5に示すように、矩形平板状の基体2上に、少なくとも1層の接合層3を介して接合されることで、半導体発光素子LE1を収容するための凹部P1を有する発光ダイオード用パッケージPを構成するためのもので、その全体が樹脂によって一体に形成された、上記基体2の平面形状と一致する矩形状の平面形状を有する平板状の基部10と、この基部10の、図において上面10aから上方に突出された窓枠本体11とを備えている。
また、窓枠本体11には、その上面11aから、基部10の上面10aまで達する通孔12が形成されていると共に、基部11には、当該通孔12と連通して、上記上面10aから、基体2に接合される下面10bまで達する通孔13が形成されている。そして、窓枠1を、基体2上に接合した際に、通孔13が、基部10の下面10b側で閉じられることで、両通孔12、13によって、前記凹部P1が形成される。
通孔12は、基部10の上面10a側から窓枠本体11の上面11a側(凹部P1の開口側)へ向けて外方に拡がった形状に形成されていると共に、その内面が、反射層として機能する金属層M1によって被覆されている。また、通孔13は、その開口寸法が、上記通孔12の、基部10の上面10a側の開口寸法よりも小さく、かつ、図5に示すように、基体2上に搭載した半導体発光素子LE1を収容しうる寸法に設定されている。そして、両通孔12、13の開口寸法の差に基づいて、通孔12の底部の、通孔13の周囲に、基部10の上面10aと一致する段差面12aが形成されていると共に、この段差面12aから、基部10の下面10bまで貫通孔14が形成されている。貫通孔14は、段差面12aの、通孔13を挟む2個所に形成されている。
それぞれの貫通孔14内と、それに続く段差面12aのうち、通孔13の縁部までの領域と、基部10の下面10bのうち、貫通孔14から、当該貫通孔14が形成された側の側端面10cまでの間の領域と、それに続く側端面10cと、それに続く上面10aのうち、窓枠本体11の外側面11bの近傍までの領域には、半導体発光素子LE1への配線として機能する金属層M2が形成されている。そして、一対の金属層M2のうち、段差面12a上の2つの領域M2aが、それぞれ、半導体発光素子LE1の一対の電極(図示せず)との間をワイヤボンディングWBによって接続するための接続部とされている。また、基部10の上面10aのうち、窓枠本体11の外側面11bの近傍までの2つの領域M2bは、図示しない外部回路との接続部とされている。
この例では、まず、図1(a)(b)に示すように、上記窓枠1が複数個(図では4個)、基部10の部分で一体に繋がれた形状を有する一次成形品4を、射出成形によって形成する。図1(a)は、一次成形品4の、窓枠本体11が設けられた上面41側を示す平面図、図1(b)は、同じ一次成形品4の下面42側を示す底面図である。そして、両図中に一点鎖線で囲んだ矩形状の領域が、個々の窓枠1の、基部10の外形線に相当する。一次成形品4は、各窓枠1の基部10を、上記領域外でも、同じ厚みで繋いだ形状に形成されている。各窓枠1の基部10を規定する、一点鎖線で囲んだ矩形状の領域のうち、互いに平行な、図において縦方向に伸びる2辺の外側には、それぞれの辺と接するように、通孔43が形成されている。そして、この通孔43を設けることで、各窓枠1の基部10のうち、先に説明した、金属層M2を形成するための側端面10cが、あらかじめ露出された状態とされている。
一次成形品4のもとになる樹脂としては、種々の樹脂が使用可能であるが、先に説明したように、放熱性能に優れたセラミックからなる基体2と組み合わせることで、耐熱性に優れた発光ダイオード用パッケージPを形成しうる窓枠1を製造することを考慮すると、高い耐熱性を有する樹脂を使用するのが好ましい。そのような樹脂の例としては、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱可塑性ポリエステル樹脂;ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46、ポリアミド6T、ポリアミド9T等のポリアミド樹脂;液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)等が挙げられる。樹脂としては、めっき可能なグレードのものが、好適に使用される。また、樹脂は、成形後に、例えば電離放射線を照射する等して架橋させてもよい。架橋させることで、窓枠1の耐熱性をさらに向上することができる。樹脂を、電離放射線の照射等によって架橋させるためには、使用する樹脂に、架橋の起点となる多可能性モノマーからなる繰り返し単位や、重合性官能基等を導入すればよい。架橋は、成形後の任意の時点で行うことができる。
また、樹脂には、窓枠1の熱膨張係数を調整するために、無機フィラーを含有させてもよい。無機フィラーとしては、例えばピロリン酸カルシウム、破砕シリカ、真球シリカ、クレー、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン等を挙げることができる。中でも特にピロリン酸カルシウム、破砕シリカ、真球シリカが、成形時の樹脂の溶融流動性や、成形品の機械的強度などの観点から好ましい。無機フィラーはそれぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用することができる。また、樹脂には、窓枠1を難燃化するために、臭素系難燃剤等の難燃剤を含有させてもよい。
次に、形成した一次成形品4の全表面を、必要に応じて粗面化する。粗面化の方法としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ水溶液を50〜90℃に加熱した中に、一次成形品を、およそ1〜60分間、浸漬する方法等が挙げられるが、その他の粗面化方法を採用することもできる。
次に、形成した一次成形品4を用いて、インサート成形することにより、図2(a)(b)に示すように、当該一次成形品4の表面の、金属層M1、M2を形成する領域以外の領域を覆う二次成形部分51を形成して二色成形品5を得る。詳しくは、二次成形部分51の外形に対応する型窩と、この型窩内において、一次成形品4を保持するための保持部とを備えた金型を用意し、この金型の保持部に、あらかじめ形成した一次成形品4を保持した状態で、当該一次成形品4と型窩との間の空間に、加熱して溶融させた樹脂を注入した後、冷却して固化させることで、所定の外形を有する二次成形部分51を形成して二色成形品5を製造する。
図2(a)は、二色成形品5の、一次成形品4の上面41側を示す平面図、図2(b)は、同じ二色成形品5の、一次成形品4の下面42側を示す底面図である。二次成形部分51は、一次成形品4の上面41側では、図2(a)に見るように、当該上面41のうち、図において手前側の一部の領域41aと、それに続く、一次成形品4の側端面44の一部と、各通孔12の内面と、上記領域41aと各通孔12の内面とを順に繋ぐ一定幅の接続領域a1〜a6と、貫通孔14の内面と、それに続く、段差面12aのうち、金属層M2の領域M2aが形成される領域と、通孔43の内面と、それに続く、基部10の上面10aのうち、窓枠本体11の外側の、金属層M2の領域M2bが形成される領域とを除く、それ以外の全ての領域を覆うように形成される。
また、二次成形部分51は、一次成形品4の下面42側では、図2(b)に見るように、当該下面42のうち、図において右側の一部の領域42aと、それに続く、一次成形品の側端面45と、上記領域42aと各通孔43および貫通孔14の内面とを順に繋ぐ一定幅の接続領域a7〜a19とを除く、それ以外の全ての領域を覆うように形成される。
上記二次成形部分51を形成する樹脂としては、一次成形品4を使用したインサート成形が可能であると共に、一次成形品4を溶解させたり変形させたりしない条件下で溶出させることができる種々の樹脂が挙げられる。そのような樹脂としては、例えば、前記特許文献2に開示されたオキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール系樹脂等の、湯中に溶出可能な樹脂や、あるいは、特許文献3に開示された有機酸可溶型ポリアミド樹脂等が、いずれも使用可能である。
次に、形成した二色成形品5の表面の全面に、常法にしたがって、脱脂、親水化、触媒担持等の工程を経て、触媒を担持させた後、二次成形部分51を除去することで、一次成形品4の表面の、金属層を形成する領域、すなわち、二次成形部分51を形成しなかった領域にのみ、選択的に、触媒を担持させた状態とし、さらに活性化して化学めっきを行うと、一次成形品4の表面の、選択的に触媒を担持させた領域に、図3(a)(b)に示すように、所定のパターン形状を有し、金属層M1、M2に対応する互いに電気的に独立した2つの導電化層m1、m2が形成される。
導電化層m1、m2は、当該導電化層m1、m2を陰極として使用して、その上に、電気めっき処理によって金属層M1、M2が積層されることから、できるだけイオン化傾向が小さく、電気めっき液中に溶出しにくい金属によって形成するのが好ましい。また、化学めっきによって容易に膜形成できることも望ましく、これらの点を考慮すると、導電化層m1、m2は、無電解銅めっきによって形成するのが好ましい。
図3(a)は、一次成形品4の、窓枠本体11が設けられた上面41側を示す平面図、図3(b)は、同じ一次成形品4の下面42側を示す底面図である。導電化層m1は、一次成形品4の側端面44と、それに続く領域41aから、接続領域a1を経由して、図3(a)において右下側の窓枠1の通孔12の内面に至り、次いで、接続領域a2を経由して右上側の窓枠1の通孔12に至り、さらに接続領域a3に達する第1の経路と、上記領域41aから、接続領域a4を経由して左下側の窓枠1の通孔12の内面に至り、次いで、接続領域a5を経由して左上側の窓枠1の通孔12に至り、さらに、接続領域a6に達する第2の経路とを形成している。そして、上記側端面44ないし領域41aを電源の陰極と接続して、導電化層m1を構成する各部に、これらの経路を通して給電することで、当該導電化層m1を陰極として用いつつ電気めっき処理すると、その上に、金属層M1が積層される。
また、導電化層m2は、下記の各経路を形成している。そして、側端面45ないし領域42aを電源の陰極と接続して、導電化層m2を構成する各部に、これらの経路を通して給電することで、当該導電化層m2を陰極として用いつつ電気めっき処理すると、その上に、金属層M2が積層される。
(A) 一次成形品4の側端面45と、それに続く領域42aから、接続経路a7と、図3(b)において右上側の窓枠1の通孔13の右側の貫通孔14とを経由して、図3(a)において右下側の窓枠1の通孔13の右側の領域M2aに至る第1の経路。
(B) 上記接続経路a7の途中に設けた通孔43の内面を経由して、図3(a)において右下側の窓枠1の右側の領域M2bに至る第2の経路。
(C) 上記領域42aから、接続経路a8と、図3(b)において右下側の窓枠1の通孔13の右側の貫通孔14とを経由して、図3(a)において右上側の窓枠1の通孔13の右側の領域M2aに至る第3の経路。
(D) 上記接続経路a8の途中に設けた通孔43の内面を経由して、図3(a)において右上側の窓枠1の右側の領域M2bに至る第4の経路。
(E) 領域42aから、接続経路a9、a10、a11と、図3(b)において右下側の窓枠1の通孔13の左側の貫通孔14とを経由して、図3(a)において右上側の窓枠1の通孔13の左側の領域M2aに至る第5の経路。
(F) 上記接続経路a10、a11の接続点である、図3(b)において下側の2つの窓枠1、1間に設けた通孔43の部分から分岐して、接続経路a12と、左下側の窓枠1の通孔13の右側の貫通孔14とを経由して、図3(a)において左上側の窓枠1の通孔13の右側の領域M2aに至る第6の経路。
(G) 図3(b)において下側の2つの窓枠1、1間に設けた通孔43の内面を経由して、図3(a)において右上側の窓枠1の左側の領域M2bと、左上側の窓枠1の右側の領域M2bとに至る第7および第8の経路。
(H) 図3(b)において下側の2つの窓枠1、1間に設けた通孔43の部分から分岐して、接続経路a13、a14と、図3(b)において右上側の窓枠1の通孔13の左側の貫通孔14とを経由して、図3(a)において右下側の窓枠1の通孔13の左側の領域M2aに至る第9の経路。
(I) 上記接続経路a13、a14の接続点である、図3(b)において上側の2つの窓枠1、1間に設けた通孔43の部分から分岐して、接続経路a15と、左上側の窓枠1の通孔13の右側の貫通孔14とを経由して、図3(a)において左下側の窓枠1の通孔13の右側の領域M2aに至る第10の経路。
(J) 図3(b)において上側の2つの窓枠1、1間に設けた通孔43の内面を経由して、図3(a)において右下側の窓枠1の左側の領域M2bと、左下側の窓枠1の右側の領域M2bとに至る第11および第12の経路。
(K) 領域42aから、接続経路a9、a16、a17と、図3(b)において左下側の窓枠1の通孔13の左側の貫通孔14とを経由して、図3(a)において左上側の窓枠1の通孔13の左側の領域M2aに至る第13の経路。
(L) 上記接続経路a16、a17の接続点である、図3(b)において左下側の窓枠1の左側に設けた通孔43の部分から分岐して、接続経路a18、a19と、左上側の窓枠1の通孔13の左側の貫通孔14とを経由して、図3(a)において左下側の窓枠1の通孔13の左側の領域M2aに至る第14の経路。
(M) 図3(b)において左下側の窓枠1の左側に設けた通孔43の内面を経由して、図3(a)において左上側の窓枠1の左側の領域M2bに至る第15の経路。
(N) 接続経路a18、a19の接続点である、図3(b)において左上側の窓枠1の左側に設けた通孔43の内面を経由して、図3(a)において左下側の窓枠1の左側の領域M2bに至る第16の経路。
次に、形成した両導電化層m1、m2を、それぞれ個別に、陰極として使用して電気めっき処理することで、導電化層m1上には、反射層として機能する金属層M1を形成し、導電化層m2上には、配線として機能する金属層M2を形成する。より詳しくは、先に記載したように、一次成形品4の側端面44ないし領域41aを電源の陰極と接続して、導電化層m1を構成する各部に、これらの経路を通して給電することで、当該導電化層m1を陰極として用いつつ電気めっき処理して、その上に、金属層M1を積層する。また、それとは別に、一次成形品4の側端面45ないし領域42aを電源の陰極と接続して、導電化層m2を構成する各部に、これらの経路を通して給電することで、当該導電化層m2を陰極として用いつつ電気めっき処理して、その上に、金属層M2を積層する。
導電化層m1の上に積層する金属層M1は、上記のように、通孔12の内面を被覆して、反射層として用いられることから、その、少なくとも表面が、反射率の高い銀等で形成されるのが好ましい。また、金属層M1は、表面の平滑性を向上して、銀層による反射率をさらに高めるために、複数層の下地層を積層した上に、銀層を積層した多層構造に形成するのが好ましい。一方、導電化層m2の上に積層する金属層M2は、配線として用いられ、半導体発光素子や外部回路との間を、ワイヤボンディング等で接続することを考慮すると、少なくとも、その表面が、金等で形成されるのが好ましい。また、金属層M2は、ワイヤボンディングの際に、膜の厚み方向に加えられる圧力に対する耐性を向上することを考慮すると、やはり、複数層の下地層を積層した上に、金層を積層した多層構造に形成するのが好ましい。
また、多層構造の金属層M1、M2を構成する下地層としては、電気めっきの工程数を少なくして、窓枠の生産性や製造の歩留まりを向上することを考慮すると、できるだけ共通した材料からなり、共通した層構成を有する各層を採用し、それらの各層を、導電化層m1、m2上に、同時に形成するのが好ましい。これらの点を考慮すると、多層構造を有する金属層M1の例としては、これに限定されないが、例えば、下から順に、ピロリン酸銅めっき層−硫酸銅めっき層−ニッケルめっき層−ストライク金メッキ層−ストライク銀メッキ層−銀メッキ層の6層構造を有する金属層M1が挙げられる。また、多層構造を有する金属層M2の例としては、ピロリン酸銅めっき層からストライク金メッキ層までが金属層M1と共通で、その上にストライク銀メッキ層と銀メッキ層とを積層しない代わりに金メッキ層を積層した、5層構造を有する金属層M2が好ましい。
上記6層構造の金属層M1において、ピロリン酸銅めっき層からストライク金メッキ層までの各層は、金属層M1の厚みを厚くすることで、下地としての平滑性を向上して、表面の銀メッキ層の表面平滑性を高め、反射率を向上させるために機能する。また、5層の金属層M2においては、ピロリン酸銅めっき層からニッケルめっき層までの各層によって、上記と同様の効果が得られる上、主にニッケルめっき層が、ワイヤボンディングの際に、膜の厚み方向に加えられる圧力に対する耐性を向上するために機能する。また、金属層M1の、最表層の銀層の上には、銀表面に耐食性を持たせるために、ロジウム、パラジウム等の、耐食性を有する金属からなる、ごく薄い層を形成してもよい。
次に、一次成形品4のうち、それぞれの窓枠1の基部10を、当該基部10を規定する一点鎖線に沿って、ダイシング等によって、矩形状に切り出すと、図4(a)(b)に示す窓枠1が製造される。かくして製造された窓枠1を、図5に示すように、矩形平板状の基体2上に、少なくとも1層の接合層3を介して接合すると、通孔13が、基部10の下面10b側で閉じられることで、両通孔12、13によって形成された、半導体発光素子LE1を収容するための凹部P1を有する発光ダイオード用パッケージPが構成される。
基体2は、先に説明したように、半導体発光素子LE1の高出力化に十分に対応する放熱性能を得るために、熱伝導率が高く放熱性能に優れた材料によって形成するのが好ましい。そのような、放熱性能に優れた材料としては、例えば、AlN、SiC、Cu−W、Cu−Mo、Al−SiC、Si−SiC、Si、W、Mo等の、セラミックや金属、合金が挙げられる。
窓枠1を、矩形平板状の基体2上に接合するための接合層3としては、種々の接着剤の層が挙げられる。ただし、接合層3は、基体2上に、半導体発光素子LE1を実装する際の熱履歴や、発光ダイオードを配線基板等に実装する際の熱履歴、あるいは半導体発光素子LE1の発光時の発熱等に対して十分な耐熱性を有している必要があり、そのような高い耐熱性を有する接合層3を形成することができる接着剤としては、例えば、エポキシ系、ポリイミド系、ポリアミドイミド系、ポリエーテルイミド系、ポリエーテルスルホン系、液晶ポリマー系等の接着剤が挙げられる。
図5の発光ダイオード用パッケージPを用いて発光ダイオードを製造するためには、同図に示すように、凹部P1の底面である半導体発光素子LE1の搭載部に、接合層5を介して半導体発光素子LE1を搭載すると共に、この半導体発光素子LE1の、図示しない一対の電極と、金属層M2のうち、領域M2aとの間をワイヤボンディングWBによって接続した後、従来同様に、凹部P1内に、蛍光体および/または保護樹脂を充てんして、搭載した半導体発光素子LE1を封止し、さらに、光の取り出し方向である開口を、必要に応じて封止キャップやレンズなどで閉じればよい。
このようにして製造される発光ダイオードは、上記蛍光体による蛍光波長を調整することで、高輝度の白色に発行させることが可能であり、先に説明したように、カメラ付携帯電話用のフラッシュ等として、好適に使用することができる。なお、本発明の構成は、以上で説明した例のものには限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で、種々の変更を施すことができる。
例えば、本発明のMIDおよびその製造方法の構成は、発光ダイオード用パッケージの窓枠以外の、他のMIDに適用することができる。また、本発明の構成は、以上で説明した例の2ショット法以外の、他のMIDの製造法に適用することもできる。本発明の構成を適用することができる、他のMIDの製造法としては、下記の各例が挙げられる。
(1) 一次成形品の、表面の全面に、触媒を担持させるか、または、一次成形品を、触媒を分散させた樹脂材料で形成すると共に、当該一次成形品を用いて、インサート成形によって、その表面の、金属層を形成する領域以外の領域を覆う二次成形部分を形成して2色成形品を得、次いで、この2色成形品の表面に露出した、触媒が担持または分散された一次成形品の表面に、選択的に、化学めっきによってパターン化した導電化層を形成した後、この導電化層を陰極として用いて電気めっき処理を行って、導体回路となる金属層をパターン形成する2ショット法。
この製造法において、インサート成形によって2色成形品を製造する際に、互いに独立した少なくとも2つの露出部分を形成すれば、その後の化学めっきによって、それらの露出部分に、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層を形成でき、それぞれの導電化層を、個別に、陰極として用いて電気めっき処理を行うことで、各導電化層上に、金属層を積層することができる。
(2) 一次成形品の表面の、金属層を形成する領域に、インサート成形によって、触媒を分散させた樹脂材料からなる二次成形部分を形成して2色成形品を得、次いで、この2色成形品のうち、触媒が分散された二次成形品の表面に、選択的に、化学めっきによってパターン化した導電化層を形成した後、この導電化層を陰極として用いて電気めっき処理を行って、導体回路となる金属層をパターン形成する2ショット法。
この製造法において、インサート成形によって2色成形品を製造する際に、互いに独立した少なくとも2つの二次成形部分を形成すれば、その後の化学めっきによって、それらの二次成形部分に、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層を形成でき、それぞれの導電化層を、個別に、陰極として用いて電気めっき処理を行うことで、各導電化層上に、金属層を積層することができる。
(3) 射出成形によって形成した一次成形品の表面に、化学めっき法、スパッタリング法等によって導電化層を形成し、この導電化層を、レーザー照射するか、または、フォトレジストを用いたパターン化法によって、導体回路の形状にパターン化した後、パターン化した導電化層を陰極として用いて電気めっき処理を行って、導体回路となる金属層をパターン形成する1ショット法。
この製造法において、レーザー照射もしくはフォトレジストを用いたパターン化によって、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層を形成すれば、それぞれの導電化層を、個別に、陰極として用いて電気めっき処理を行うことで、各導電化層上に、金属層を積層することができる。
同図(a)は、本発明の、MIDおよびその製造方法の一例としての、窓枠の製造工程において形成した一次成形品の平面図、同図(b)は、同じ一次成形品の底面図である。 同図(a)は、上記一次成形品を用いてインサート成形して形成した二色成形品の平面図、同図(b)は、同じ二色成形品の底面図である。 同図(a)は、上記二色成形品の表面に触媒を担持し、二次成形部材を除去後、化学めっきして表面に導電化層を形成した後の一次成形品の平面図、同図(b)は、同じ一次成形品の底面図である。 同図(a)は、上記の各工程を経て製造した窓枠の、同図(b)におけるA−A線断面図、同図(b)は、上記窓枠の平面図である。 上記窓枠を組み込んだ発光ダイオード用パッケージの断面図である。
符号の説明
1 窓枠(MID)
2 基体
3 接合層
4 一次成形品
m1、m2 導電化層
M1、M2 金属層
P 発光ダイオード用パッケージ

Claims (6)

  1. 射出成形回路部品であって、当該射出成形回路部品のもとになる立体形状を有する、樹脂製の一次成形品の表面に、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層が設けられ、各導電化層上に、それぞれ異なる金属層が積層されていることを特徴とする射出成形回路部品。
  2. 半導体発光素子を搭載するための基体と、基体に搭載される半導体発光素子を囲む窓枠とが、少なくとも1層の接合層を介して接合、一体化される発光ダイオード用パッケージに用いる窓枠であって、請求項1記載の射出成形回路部品によって形成されていると共に、当該射出成形回路部品の表面に設けられる、互いに電気的に独立した2つの導電化層上に積層される、半導体発光素子からの光を反射する反射層として機能する、表面層が銀である金属層と、半導体発光素子への配線として機能する、表面層が金である金属層とを有することを特徴とする窓枠。
  3. 半導体発光素子を搭載するための基体と、基体に搭載される半導体発光素子を囲む窓枠とが、少なくとも1層の接合層を介して接合、一体化される発光ダイオード用パッケージであって、窓枠が、請求項1記載の射出成形回路部品によって形成されていると共に、当該射出成形回路部品の表面に設けられる、互いに電気的に独立した2つの導電化層上に積層される、半導体発光素子からの光を反射する反射層として機能する、表面層が銀である金属層と、半導体発光素子への配線として機能する、表面層が金である金属層とを有することを特徴とする発光ダイオード用パッケージ。
  4. 請求項1記載の射出成形回路部品を製造する方法であって、射出成形回路部品のもとになる立体形状を有する、樹脂製の一次成形品の表面に、互いに電気的に独立した少なくとも2つの導電化層を形成する工程と、形成した導電化層を、個別に、陰極として用いて電気めっき処理を行うことで、各導電化層上に、それぞれ異なる金属層を積層する工程とを含むことを特徴とする射出成形回路部品の製造方法。
  5. それぞれの導電化層ごとに、層構成の異なる、2層以上の多層構造を有する金属層を積層する請求項4記載の射出成形回路部品の製造方法。
  6. それぞれの導電化層上に積層する、2層以上の多層構造を有する金属層のうち、少なくとも2つの金属層間で共通する層を、同時に形成する請求項5記載の射出成形回路部品の製造方法。

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