JPH09315256A - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents
車両用エアバッグ装置Info
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- JPH09315256A JPH09315256A JP8139332A JP13933296A JPH09315256A JP H09315256 A JPH09315256 A JP H09315256A JP 8139332 A JP8139332 A JP 8139332A JP 13933296 A JP13933296 A JP 13933296A JP H09315256 A JPH09315256 A JP H09315256A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R2021/0002—Type of accident
- B60R2021/0006—Lateral collision
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアバッグモジュール内の限られたスペース
内で、他の構成物に影響を与えることなくガイドを確実
に設置した車両用エアバッグ装置を提供する。 【解決手段】 ガイド１９の基端部２０がベース１１に
固定され、ベース１１とガイド１９により区画された空
間内にインフレータ２３とエアバッグ本体２５とが取付
けられている。ベース１１とガイド１９とが別部品によ
り形成されているため、ベース１１とガイド１９により
区画された空間内にインフレータ２３とエアバッグ本体
２５を組付ける作業が容易である。
内で、他の構成物に影響を与えることなくガイドを確実
に設置した車両用エアバッグ装置を提供する。 【解決手段】 ガイド１９の基端部２０がベース１１に
固定され、ベース１１とガイド１９により区画された空
間内にインフレータ２３とエアバッグ本体２５とが取付
けられている。ベース１１とガイド１９とが別部品によ
り形成されているため、ベース１１とガイド１９により
区画された空間内にインフレータ２３とエアバッグ本体
２５を組付ける作業が容易である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の衝突の際に
エアバッグを展開させることにより、衝撃荷重を緩和し
て乗員を保護する車両用エアバッグ装置に関するもので
ある。
エアバッグを展開させることにより、衝撃荷重を緩和し
て乗員を保護する車両用エアバッグ装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば車両の側面衝突の際に、そ
の衝撃荷重により変形するドア等の車体側壁側と着座者
との直接的な衝撃を回避するために、例えば特開平４−
５００５２号公報等で知られているような種々のエアバ
ッグ装置が提案されている。
の衝撃荷重により変形するドア等の車体側壁側と着座者
との直接的な衝撃を回避するために、例えば特開平４−
５００５２号公報等で知られているような種々のエアバ
ッグ装置が提案されている。
【０００３】一般に、この種のエアバッグ装置として
は、シートバックの車幅方向外側に位置しているシート
バックフレームに前後方向に沿うパネル状のサイドブラ
ケットが固定されており、該サイドブラケットに対し
て、エアバッグ本体及びインフレータを内蔵したエアバ
ッグモジュールが取付けられた状態となっている。そし
て、車両衝突時にはインフレータから発生したガスによ
り、エアバッグ本体がシートバック前方へ展開して乗員
を保護するようになっている。
は、シートバックの車幅方向外側に位置しているシート
バックフレームに前後方向に沿うパネル状のサイドブラ
ケットが固定されており、該サイドブラケットに対し
て、エアバッグ本体及びインフレータを内蔵したエアバ
ッグモジュールが取付けられた状態となっている。そし
て、車両衝突時にはインフレータから発生したガスによ
り、エアバッグ本体がシートバック前方へ展開して乗員
を保護するようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、エアバッグモジュールをシ
ートバックのサイドブラケットに取付けているため、シ
ートバックの側部が側方へ突出した状態となり、シート
バックと車体側壁との隙間が狭くなる。つまり、エアバ
ッグモジュールは金属製のインフレータを内蔵している
ため、どうしてもエアバッグモジュール自体の厚さサイ
ズが大きくなり、該エアバッグモジュールをシートバッ
クの側部に取付けることにより、シートバックの側部が
車体側壁側へ突出した状態となる。シートバックと車体
側壁との隙間が狭くなると、自動車製造時におけるシー
トの車体への搭載作業が窮屈で困難なものとなり、好ま
しくない。
うな従来の技術にあっては、エアバッグモジュールをシ
ートバックのサイドブラケットに取付けているため、シ
ートバックの側部が側方へ突出した状態となり、シート
バックと車体側壁との隙間が狭くなる。つまり、エアバ
ッグモジュールは金属製のインフレータを内蔵している
ため、どうしてもエアバッグモジュール自体の厚さサイ
ズが大きくなり、該エアバッグモジュールをシートバッ
クの側部に取付けることにより、シートバックの側部が
車体側壁側へ突出した状態となる。シートバックと車体
側壁との隙間が狭くなると、自動車製造時におけるシー
トの車体への搭載作業が窮屈で困難なものとなり、好ま
しくない。
【０００５】そこで、側方への突出量が増す原因となっ
ていたインフレータを、シートバックの後面側に位置さ
せる構造が考えられるが、そうするとエアバッグ本体の
初期展開方向が側方を向くため、その展開方向を前方へ
変換するためのガイドが必要となる。しかも、このガイ
ドはエアバッグモジュール内の限られたスペース内に設
置されるため、インフレータやエアバッグ本体等の別の
構成物の設置に影響を与えないように設置されなければ
ならない。つまり、他の構成物との関係性が良くない
と、それらの構成物の組付けが困難になったり、或いは
インフレータを後側へ位置させたことによる側方への突
出抑制効果が十分に得られなくなる。
ていたインフレータを、シートバックの後面側に位置さ
せる構造が考えられるが、そうするとエアバッグ本体の
初期展開方向が側方を向くため、その展開方向を前方へ
変換するためのガイドが必要となる。しかも、このガイ
ドはエアバッグモジュール内の限られたスペース内に設
置されるため、インフレータやエアバッグ本体等の別の
構成物の設置に影響を与えないように設置されなければ
ならない。つまり、他の構成物との関係性が良くない
と、それらの構成物の組付けが困難になったり、或いは
インフレータを後側へ位置させたことによる側方への突
出抑制効果が十分に得られなくなる。
【０００６】この発明はこのような従来の技術に着目し
たもので、エアバッグモジュール内の限られたスペース
内で、他の構成物に影響を与えることなくガイドを確実
に設置した車両用エアバッグ装置を提供するものであ
る。
たもので、エアバッグモジュール内の限られたスペース
内で、他の構成物に影響を与えることなくガイドを確実
に設置した車両用エアバッグ装置を提供するものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
車両の適宜個所にブラケットが固定され、該ブラケット
に対してエアバッグモジュールを取付ける車両用エアバ
ッグ装置であって、前記エアバッグモジュールのベース
とガイドとが別部品により形成されており、ベースとガ
イドにより区画された空間内にインフレータとエアバッ
グ本体が取付けられている。
車両の適宜個所にブラケットが固定され、該ブラケット
に対してエアバッグモジュールを取付ける車両用エアバ
ッグ装置であって、前記エアバッグモジュールのベース
とガイドとが別部品により形成されており、ベースとガ
イドにより区画された空間内にインフレータとエアバッ
グ本体が取付けられている。
【０００８】請求項２記載の発明は、車両の適宜個所に
ブラケットが固定され、該ブラケットに対してエアバッ
グモジュールを取付ける車両用エアバッグ装置であっ
て、前記エアバッグモジュールが、ブラケットに取付け
られるベースと、該ベースに取付けられるガス発生用の
インフレータと、該インフレータからの発生ガスにより
展開するエアバッグ本体と、エアバッグ本体の展開方向
を規制するガイドと、エアバッグ本体の展開時に開裂し
て開成する樹脂製のカバーと、を少なくとも備え、前記
ガイドの基端部がベースに固定され、ベースとガイドに
より区画された空間内にインフレータとエアバッグ本体
が取付けられている。
ブラケットが固定され、該ブラケットに対してエアバッ
グモジュールを取付ける車両用エアバッグ装置であっ
て、前記エアバッグモジュールが、ブラケットに取付け
られるベースと、該ベースに取付けられるガス発生用の
インフレータと、該インフレータからの発生ガスにより
展開するエアバッグ本体と、エアバッグ本体の展開方向
を規制するガイドと、エアバッグ本体の展開時に開裂し
て開成する樹脂製のカバーと、を少なくとも備え、前記
ガイドの基端部がベースに固定され、ベースとガイドに
より区画された空間内にインフレータとエアバッグ本体
が取付けられている。
【０００９】請求項１及び請求項２記載の発明によれ
ば、ベースとガイドとが別部品により形成されているた
め、ベースとガイドにより区画された空間内にインフレ
ータとエアバッグ本体を組付ける作業が容易である。つ
まり、ガイドとベースとを一体形成すると、両者により
形成された空間内にインフレータやエアバッグ本体を取
付ける作業が困難となるが、ガイドとベースが別体であ
るため、ベースとガイドとの間にインフレータやエアバ
ッグ本体をおいて取付けるだけで、それらをガイドとベ
ースとの間の空間内に取付けることができる。
ば、ベースとガイドとが別部品により形成されているた
め、ベースとガイドにより区画された空間内にインフレ
ータとエアバッグ本体を組付ける作業が容易である。つ
まり、ガイドとベースとを一体形成すると、両者により
形成された空間内にインフレータやエアバッグ本体を取
付ける作業が困難となるが、ガイドとベースが別体であ
るため、ベースとガイドとの間にインフレータやエアバ
ッグ本体をおいて取付けるだけで、それらをガイドとベ
ースとの間の空間内に取付けることができる。
【００１０】請求項３記載の発明は、ベースにガイドの
基端部を挟持した状態でインフレータを取付けたもので
ある。
基端部を挟持した状態でインフレータを取付けたもので
ある。
【００１１】請求項３記載の発明によれば、ガイドの基
端部がベースとインフレータとの間に挟持された状態と
なるため、別体のガイドではあるが、ベースに対する取
付強度は高い。
端部がベースとインフレータとの間に挟持された状態と
なるため、別体のガイドではあるが、ベースに対する取
付強度は高い。
【００１２】請求項４記載の発明は、ガイドの基端部及
びベースの突起のどちらか一方に上下方向に沿う突条を
形成し、他方に該突条に係合するロケート溝を形成した
ものである。
びベースの突起のどちらか一方に上下方向に沿う突条を
形成し、他方に該突条に係合するロケート溝を形成した
ものである。
【００１３】請求項４記載の発明によれば、突条とロケ
ート溝との係合により、ベースの突起に対してガイドが
位置決めされるため、ガイドの取付作業が容易になる。
ート溝との係合により、ベースの突起に対してガイドが
位置決めされるため、ガイドの取付作業が容易になる。
【００１４】請求項５記載の発明は、ガイドがインフレ
ータの外側領域を覆い、該ガイドの先端部とベースとの
間にエアバッグ本体の展開方向の開口が形成されてお
り、前記ガイドの外側にカバーが近接して配置されてい
る。
ータの外側領域を覆い、該ガイドの先端部とベースとの
間にエアバッグ本体の展開方向の開口が形成されてお
り、前記ガイドの外側にカバーが近接して配置されてい
る。
【００１５】請求項５記載の発明によれば、カバーのイ
ンフレータ側への凹みが抑制される。
ンフレータ側への凹みが抑制される。
【００１６】請求項６記載の発明は、ガイドがエアバッ
グ本体の展開力よりエアバッグモジュールの外側方向へ
変形可能な強度である。
グ本体の展開力よりエアバッグモジュールの外側方向へ
変形可能な強度である。
【００１７】請求項６記載の発明によれば、ガイドがエ
アバッグ本体の展開力より外側へ変形可能な強度である
ため、通常時におけるエアバッグモジュールの突出量は
抑制された状態でありながら、使用時にはガイドが外側
へ変形して、ガイドにより区画された空間が拡大し、エ
アバッグ本体の展開に必要なスペースが確保される。
アバッグ本体の展開力より外側へ変形可能な強度である
ため、通常時におけるエアバッグモジュールの突出量は
抑制された状態でありながら、使用時にはガイドが外側
へ変形して、ガイドにより区画された空間が拡大し、エ
アバッグ本体の展開に必要なスペースが確保される。
【００１８】請求項７記載の発明は、ガイドの厚さが基
端部から前端部にかけて漸次減少している。
端部から前端部にかけて漸次減少している。
【００１９】請求項７記載の発明によれば、ガイドの厚
さが基端部から前端部にかけて漸次減少しているため、
基端部側が変形しにくく、前端部側が変形し易くなり、
エアバッグ本体の展開方向を前方へ規制する（押し出
す）効果が高い。また、ガイドの基端部は厚いためベー
スに対する取付強度が高く、ガイドがベースから外れる
こともない。
さが基端部から前端部にかけて漸次減少しているため、
基端部側が変形しにくく、前端部側が変形し易くなり、
エアバッグ本体の展開方向を前方へ規制する（押し出
す）効果が高い。また、ガイドの基端部は厚いためベー
スに対する取付強度が高く、ガイドがベースから外れる
こともない。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図１〜図５に基づいて説明する。尚、図中、Ａが左側
（車幅方向外側）で、Ｂが右側（車幅方向内側）を示し
ている。
を図１〜図５に基づいて説明する。尚、図中、Ａが左側
（車幅方向外側）で、Ｂが右側（車幅方向内側）を示し
ている。
【００２１】図１は自動車の左側フロントシート１を示
すものであり、フロアに固定されたシートクッション２
と、前倒れ自在なシートバック３とから形成されてい
る。このシートバック３にはパイプ状のシートバックフ
レーム４が設けられている。このシートバックフレーム
４は全体が概略下向きコ字形状をしており、シートバッ
ク３の左右両側にそれぞれ該シートバックフレーム４の
垂直部分が位置している。
すものであり、フロアに固定されたシートクッション２
と、前倒れ自在なシートバック３とから形成されてい
る。このシートバック３にはパイプ状のシートバックフ
レーム４が設けられている。このシートバックフレーム
４は全体が概略下向きコ字形状をしており、シートバッ
ク３の左右両側にそれぞれ該シートバックフレーム４の
垂直部分が位置している。
【００２２】そして、図２に示されているように、左側
に位置するシートバックフレーム４にはサイドブラケッ
ト５が溶接されている。このサイドブラケット５は、前
方を向いた側面パネル６と、右側を向いた後面パネル７
とを有する概略断面Ｌ形をしている。後面パネル７の右
端部には溶接ボルトＳ1 が、図４及び図５に表すように
上下方向に２つ設けられている。また、この後面パネル
７の中央部には後述するリベットＲ2 との干渉を回避す
るための凹部７ａが形成されている。この左右のサイド
ブラケット５間には、Ｓ字状のシートスプリング８やラ
ンバーサポート機構（図示せず）が設けられている。
に位置するシートバックフレーム４にはサイドブラケッ
ト５が溶接されている。このサイドブラケット５は、前
方を向いた側面パネル６と、右側を向いた後面パネル７
とを有する概略断面Ｌ形をしている。後面パネル７の右
端部には溶接ボルトＳ1 が、図４及び図５に表すように
上下方向に２つ設けられている。また、この後面パネル
７の中央部には後述するリベットＲ2 との干渉を回避す
るための凹部７ａが形成されている。この左右のサイド
ブラケット５間には、Ｓ字状のシートスプリング８やラ
ンバーサポート機構（図示せず）が設けられている。
【００２３】シートバック３の前面及び側面にはクッシ
ョン性を得るためのパッド９が設けられている。このパ
ッド９には表皮１０が施されている。そして、シートバ
ック３のサイドブラケット５に対応する部分には、パッ
ド９及び表皮１０が存在しない領域が設定されており、
該領域からサイドブラケット５が露出した状態となる。
この領域内で露出しているサイドブラケット５に対して
エアバッグモジュールＭが取付けられている。
ョン性を得るためのパッド９が設けられている。このパ
ッド９には表皮１０が施されている。そして、シートバ
ック３のサイドブラケット５に対応する部分には、パッ
ド９及び表皮１０が存在しない領域が設定されており、
該領域からサイドブラケット５が露出した状態となる。
この領域内で露出しているサイドブラケット５に対して
エアバッグモジュールＭが取付けられている。
【００２４】以下、エアバッグモジュールＭの構造を図
５に基づいて説明する。１１はアルミ合金押出材による
ベースで、サイドブラケット５に略相応した形状をして
おり、押出材のため上下逆にすれば左右の共用化を容易
に図ることができる。すなわち、このベース１１は側面
対応部１２と後面対応部１３とを有する概略断面Ｌ形を
している。後面対応部１２の途中位置には後向きの突起
１４が形成されている。この突起１４には根元の左側面
に上下方向に沿う突条１５が形成されており、その近く
には上下に２つの孔ｈ2 が形成されている。また、この
ベース１１の右端には、前記サイドブラケット５の溶接
ボルトＳ1 に対応する２つの取付孔ｈ1、及び後述する
カバー２６を固定するための取付孔ｈ3 が形成されてい
る。更に、ベース１１の右端には、前記取付孔ｈ1 、ｈ
3 の他にも、２つのクリップ孔ｈ 4 が形成されている。
このクリップ孔ｈ4 は後述するハーネス１６用の固定ク
リップ（図示せず）を挿入するためのものである。
５に基づいて説明する。１１はアルミ合金押出材による
ベースで、サイドブラケット５に略相応した形状をして
おり、押出材のため上下逆にすれば左右の共用化を容易
に図ることができる。すなわち、このベース１１は側面
対応部１２と後面対応部１３とを有する概略断面Ｌ形を
している。後面対応部１２の途中位置には後向きの突起
１４が形成されている。この突起１４には根元の左側面
に上下方向に沿う突条１５が形成されており、その近く
には上下に２つの孔ｈ2 が形成されている。また、この
ベース１１の右端には、前記サイドブラケット５の溶接
ボルトＳ1 に対応する２つの取付孔ｈ1、及び後述する
カバー２６を固定するための取付孔ｈ3 が形成されてい
る。更に、ベース１１の右端には、前記取付孔ｈ1 、ｈ
3 の他にも、２つのクリップ孔ｈ 4 が形成されている。
このクリップ孔ｈ4 は後述するハーネス１６用の固定ク
リップ（図示せず）を挿入するためのものである。
【００２５】一方、ベース１１の側面対応部１２の前端
部１７は先端湾曲状の断面中空形状をしており、サイド
ブラケット５の側面パネル６より前方へ突出した形状を
している。この前端部１７の右側面には４つの孔ｈ5 が
形成されている。また、前端部１７はサイドブラケット
５の側面パネル６に対して左側へ傾斜している。尚、前
端部１７の付け根には、後述するスクリューＣ1 を螺合
するための受溝１８が上下方向に連続形成されている。
尚、これら取付孔ｈ1 〜ｈ5 は左右共用化に対応すべく
上下対称に形成されている。
部１７は先端湾曲状の断面中空形状をしており、サイド
ブラケット５の側面パネル６より前方へ突出した形状を
している。この前端部１７の右側面には４つの孔ｈ5 が
形成されている。また、前端部１７はサイドブラケット
５の側面パネル６に対して左側へ傾斜している。尚、前
端部１７の付け根には、後述するスクリューＣ1 を螺合
するための受溝１８が上下方向に連続形成されている。
尚、これら取付孔ｈ1 〜ｈ5 は左右共用化に対応すべく
上下対称に形成されている。
【００２６】１９はアルミ合金製のガイドで、前記ベー
ス１１とは別部品である。このガイド１９は概略Ｕ字形
に湾曲して、後述するインフレータ２３の車幅方向外側
領域を覆うように形成されて、その前端部２１とベース
１１との間に後述するエアバッグ本体２５の展開方向の
開口が形成されている。また、基端部２０から前端部２
１にかけて厚さが漸次減少しており、後述するエアバッ
グ本体２５の展開力により変形可能な強度を有してる。
前端部２１は最も薄く形成されており、真っ直ぐ前方を
向いた状態となっている。また、基端部には、突起１４
の孔ｈ2 に対応する前後方向長孔状の孔ｈ6 が形成され
ており、またその近くには前記突条１５と係合して孔ｈ
2 、ｈ6 同士を位置決めさせるロケート溝２２が形成さ
れている。このガイド１９も、ベース１１と同様に押出
成形により形成される。
ス１１とは別部品である。このガイド１９は概略Ｕ字形
に湾曲して、後述するインフレータ２３の車幅方向外側
領域を覆うように形成されて、その前端部２１とベース
１１との間に後述するエアバッグ本体２５の展開方向の
開口が形成されている。また、基端部２０から前端部２
１にかけて厚さが漸次減少しており、後述するエアバッ
グ本体２５の展開力により変形可能な強度を有してる。
前端部２１は最も薄く形成されており、真っ直ぐ前方を
向いた状態となっている。また、基端部には、突起１４
の孔ｈ2 に対応する前後方向長孔状の孔ｈ6 が形成され
ており、またその近くには前記突条１５と係合して孔ｈ
2 、ｈ6 同士を位置決めさせるロケート溝２２が形成さ
れている。このガイド１９も、ベース１１と同様に押出
成形により形成される。
【００２７】そして、２３がインフレータで、このイン
フレータ２３は円柱形状で、その上端にはガス噴出孔２
３ａが設けられている。このインフレータ２３の下端に
はハーネス１６が接続され、このハーネス１６は前述の
ように図示せぬクリップによりベース１１のクリップ孔
ｈ4 に固定される。尚、このインフレータ２３は、内部
に高圧気体が予め封入されたタイプのものである。
フレータ２３は円柱形状で、その上端にはガス噴出孔２
３ａが設けられている。このインフレータ２３の下端に
はハーネス１６が接続され、このハーネス１６は前述の
ように図示せぬクリップによりベース１１のクリップ孔
ｈ4 に固定される。尚、このインフレータ２３は、内部
に高圧気体が予め封入されたタイプのものである。
【００２８】インフレータ２３はハウジング２４内に挿
入された状態でベース１１に固定される。このハウジン
グ２４は上下を半分切欠いた円筒形状をしており、側面
に２本のボルトＣ2 が突出している。このボルトＣ2 を
ガイド１９の孔ｈ6 を通してから、ベース１１の突起１
４の孔ｈ2 に挿入し、ロックナットＮ2 により固定す
る。尚、孔ｈ6 は長孔状になっているため、ガイド１９
の奥まった部分にインフレータ２３が挿入し易いように
なっている。
入された状態でベース１１に固定される。このハウジン
グ２４は上下を半分切欠いた円筒形状をしており、側面
に２本のボルトＣ2 が突出している。このボルトＣ2 を
ガイド１９の孔ｈ6 を通してから、ベース１１の突起１
４の孔ｈ2 に挿入し、ロックナットＮ2 により固定す
る。尚、孔ｈ6 は長孔状になっているため、ガイド１９
の奥まった部分にインフレータ２３が挿入し易いように
なっている。
【００２９】２５はエアバッグ本体を示しており、展開
し易いように折りたたみ収納されている。このエアバッ
グ本体２５は、前記インフレータ２３及びハウジング２
４を内部に含んでいる。
し易いように折りたたみ収納されている。このエアバッ
グ本体２５は、前記インフレータ２３及びハウジング２
４を内部に含んでいる。
【００３０】エアバッグ本体２５で包まれたインフレー
タ２３及びハウジング２４を、ガイド１９の基端部２０
にセットし、ハウジング２４のボルトＣ2 をガイド１９
の孔ｈ6 を通してから、ベース１１の突起１４の孔ｈ2
に挿入し、ロックナットＮ2により固定する。このよう
にすることにより、エアバッグ本体２５、インフレータ
２３、ハウジング２４が、ガイド１９とベース１１の間
の空間内に収納・取付けられた状態となる。また、同時
に、ガイド１９の基端部２０が、インフレータ２３（厳
密にはハウジング２４）と突起１４との間に挟持された
状態となる。
タ２３及びハウジング２４を、ガイド１９の基端部２０
にセットし、ハウジング２４のボルトＣ2 をガイド１９
の孔ｈ6 を通してから、ベース１１の突起１４の孔ｈ2
に挿入し、ロックナットＮ2により固定する。このよう
にすることにより、エアバッグ本体２５、インフレータ
２３、ハウジング２４が、ガイド１９とベース１１の間
の空間内に収納・取付けられた状態となる。また、同時
に、ガイド１９の基端部２０が、インフレータ２３（厳
密にはハウジング２４）と突起１４との間に挟持された
状態となる。
【００３１】２６は樹脂製のカバーで、シートバック３
の後面からガイド１９の外側を近接して側面がわに回り
込んだ湾曲形状をして、ガイド１９の前端部２１とベー
ス１１との開口を塞いでおり、その基端部２７には取付
孔ｈ3 に対応すべく３つの取付孔ｈ7 が形成されてい
る。また、基端部２７には取付孔ｈ1 を露出させるため
の切欠部２７ａも形成されている。更に、このカバー２
６の内面上下には平板状のリブ２８が各々一体形成され
ている。そして、このリブ２８の縁部には、前記ベース
１１の受溝１８に対応する一方側が口開いた切欠２８ａ
が形成されている。この切欠２８ａは、望ましくは開口
が狭く奥が広い形状が良い。更に、カバー２６の前端部
２９には４つの舌片３０が形成されている。この舌片３
０の付け根には内側に薄肉状のノッチ部３０ａが設けら
れている。
の後面からガイド１９の外側を近接して側面がわに回り
込んだ湾曲形状をして、ガイド１９の前端部２１とベー
ス１１との開口を塞いでおり、その基端部２７には取付
孔ｈ3 に対応すべく３つの取付孔ｈ7 が形成されてい
る。また、基端部２７には取付孔ｈ1 を露出させるため
の切欠部２７ａも形成されている。更に、このカバー２
６の内面上下には平板状のリブ２８が各々一体形成され
ている。そして、このリブ２８の縁部には、前記ベース
１１の受溝１８に対応する一方側が口開いた切欠２８ａ
が形成されている。この切欠２８ａは、望ましくは開口
が狭く奥が広い形状が良い。更に、カバー２６の前端部
２９には４つの舌片３０が形成されている。この舌片３
０の付け根には内側に薄肉状のノッチ部３０ａが設けら
れている。
【００３２】従って、前記ベース１１に、ガイド１９、
インフレータ２３、ハウジング２４、エアバッグ本体２
５を組付けた後に、カバー２６に形成されたリブ２８の
切欠２８ａをスクリューＣ1 にてベース１１の受溝１８
に係止し、また各舌片３０をベース１１の前端部１７に
形成されたｈ5 に対してリベットＲ1 で止め、基端部２
７を後面対応部１３に重合させて取付孔ｈ3 、ｈ7 同士
を合致させ、カバー２６の基端部２７と同じ形状をした
ブラケット３１を介して、リベットＲ2 で止めると、部
品としてのエアバッグモジュールＭが完成する。
インフレータ２３、ハウジング２４、エアバッグ本体２
５を組付けた後に、カバー２６に形成されたリブ２８の
切欠２８ａをスクリューＣ1 にてベース１１の受溝１８
に係止し、また各舌片３０をベース１１の前端部１７に
形成されたｈ5 に対してリベットＲ1 で止め、基端部２
７を後面対応部１３に重合させて取付孔ｈ3 、ｈ7 同士
を合致させ、カバー２６の基端部２７と同じ形状をした
ブラケット３１を介して、リベットＲ2 で止めると、部
品としてのエアバッグモジュールＭが完成する。
【００３３】このエアバッグモジュールＭは、シートバ
ック３のパッド９等を省略した領域内で露出しているサ
イドブラケット５に対して後側から取付けられる。すな
わち、エアバッグモジュールＭのベース１１における後
面対応部１３と側面対応部１２とを、それぞれサイドブ
ラケット５の後面パネル７と側面パネル６とに密着さ
せ、ベース１１の角部内側にシートバック４を位置させ
て、エアバッグモジュールＭ側の取付孔ｈ1 を、サイド
ブラケット５側の溶接ボルトＳ1 に合致させ、ナットＮ
1 により締める。エアバッグモジュールＭを取付けた
後、最後にシートバック３の背面に図示せぬクリップ手
段によりトリム３２が取付けられる。
ック３のパッド９等を省略した領域内で露出しているサ
イドブラケット５に対して後側から取付けられる。すな
わち、エアバッグモジュールＭのベース１１における後
面対応部１３と側面対応部１２とを、それぞれサイドブ
ラケット５の後面パネル７と側面パネル６とに密着さ
せ、ベース１１の角部内側にシートバック４を位置させ
て、エアバッグモジュールＭ側の取付孔ｈ1 を、サイド
ブラケット５側の溶接ボルトＳ1 に合致させ、ナットＮ
1 により締める。エアバッグモジュールＭを取付けた
後、最後にシートバック３の背面に図示せぬクリップ手
段によりトリム３２が取付けられる。
【００３４】エアバッグモジュールＭをこのようにして
取付けた状態において、エアバッグモジュールＭ内のイ
ンフレータ２３が、サイドブラケット５の後面パネル７
側のシートバックフレーム４の後方に沿って位置してお
り、側面パネル６側には柔らかいエアバッグ本体２５し
か存在していないため、シートバック３の側部が車体側
壁がわへ突出した状態とならない。すなわち、エアバッ
グ本体２５は従来通り側面パネル６側に位置させても、
エアバッグ本体２５自体が柔らかいものであるため、折
りたたんで収納することにより、側方への突出は十分に
抑制できる。また、後方への突出も、シートバック３の
側部後方のみのため、後席乗員のためのクリアランスは
十分確保できる。
取付けた状態において、エアバッグモジュールＭ内のイ
ンフレータ２３が、サイドブラケット５の後面パネル７
側のシートバックフレーム４の後方に沿って位置してお
り、側面パネル６側には柔らかいエアバッグ本体２５し
か存在していないため、シートバック３の側部が車体側
壁がわへ突出した状態とならない。すなわち、エアバッ
グ本体２５は従来通り側面パネル６側に位置させても、
エアバッグ本体２５自体が柔らかいものであるため、折
りたたんで収納することにより、側方への突出は十分に
抑制できる。また、後方への突出も、シートバック３の
側部後方のみのため、後席乗員のためのクリアランスは
十分確保できる。
【００３５】次に、エアバッグ本体２５の展開状態を図
３に基づいて説明する。車両が衝突すると、その信号が
ハーネス１６を介してインフレータ２３に送られ、イン
フレータ２３から大量のガスが噴射される。そして、噴
射されたガスによりエアバッグ本体２５がカバー２６内
で膨張するため、その膨張力により、カバー２６の前端
部２９における舌片３０のノッチ部３０ａが開裂すると
共に、カバー２６のリブ２８は切欠２８ａとスクリュー
Ｃ1 とにより固定されているので容易に離脱し、カバー
２６の前側が開成する。カバー２６が開成すると、該開
成したカバー２６及びガイド１９により、エアバッグ本
体２５は展開方向が前方へ規制され、エアバッグ本体２
５はシートバック３の側方で前方へ膨張しながら展開す
る。尚、ガイド１９はエアバッグ本体２５の展開力によ
り左側へ変形するため、ガイド１９とベース１１との空
間が拡大され、該エアバッグ本体２５の展開に必要なス
ペースが確保される。このようにして、エアバッグ本体
２５は確実に前方へ展開し、乗員を保護することができ
る。また、展開時の反力（インフレータ２３からベース
１１側への反力）は概略断面Ｌ形のベース１１によりシ
ートバックフレーム４へ有効に伝えられる。
３に基づいて説明する。車両が衝突すると、その信号が
ハーネス１６を介してインフレータ２３に送られ、イン
フレータ２３から大量のガスが噴射される。そして、噴
射されたガスによりエアバッグ本体２５がカバー２６内
で膨張するため、その膨張力により、カバー２６の前端
部２９における舌片３０のノッチ部３０ａが開裂すると
共に、カバー２６のリブ２８は切欠２８ａとスクリュー
Ｃ1 とにより固定されているので容易に離脱し、カバー
２６の前側が開成する。カバー２６が開成すると、該開
成したカバー２６及びガイド１９により、エアバッグ本
体２５は展開方向が前方へ規制され、エアバッグ本体２
５はシートバック３の側方で前方へ膨張しながら展開す
る。尚、ガイド１９はエアバッグ本体２５の展開力によ
り左側へ変形するため、ガイド１９とベース１１との空
間が拡大され、該エアバッグ本体２５の展開に必要なス
ペースが確保される。このようにして、エアバッグ本体
２５は確実に前方へ展開し、乗員を保護することができ
る。また、展開時の反力（インフレータ２３からベース
１１側への反力）は概略断面Ｌ形のベース１１によりシ
ートバックフレーム４へ有効に伝えられる。
【００３６】以下、この発明の優位点を述べる。
【００３７】インフレータ２３及びエアバッグ本体２５
の組付け容易性：ベース１１とガイド１９とが別部品に
より形成されているため、ベース１１とガイド１９によ
り区画された空間内にインフレータ２３とエアバッグ本
体２５を組付ける作業が容易である。つまり、ベース１
１とガイド１９との間にインフレータ２３やエアバッグ
本体２５等を挟んだ状態で、ガイド１９をベース１１に
取付けるだけで、それらをガイド１９とベース１１との
間の空間内に組付けることができる。
の組付け容易性：ベース１１とガイド１９とが別部品に
より形成されているため、ベース１１とガイド１９によ
り区画された空間内にインフレータ２３とエアバッグ本
体２５を組付ける作業が容易である。つまり、ベース１
１とガイド１９との間にインフレータ２３やエアバッグ
本体２５等を挟んだ状態で、ガイド１９をベース１１に
取付けるだけで、それらをガイド１９とベース１１との
間の空間内に組付けることができる。
【００３８】ガイド１９のベース１１に対する取付強度
向上：ガイド１９の基端部２０が突起１４とインフレー
タ２３（ハウジング２４）との間に挟持された状態とな
るため、別体のガイド１９ではあるが、ベース１１に対
する取付強度は高い。また、ガイド１９の基端部２０が
前端部２１よりも厚く形成されているため、この点も、
ガイド１９のベース１１に対する取付強度の向上に寄与
している。更に、ガイド１９の基端部２０での取付強度
が高くなっているので、エアバッグ展開時の圧力はガイ
ド１９の変形部分に作用するようになる。
向上：ガイド１９の基端部２０が突起１４とインフレー
タ２３（ハウジング２４）との間に挟持された状態とな
るため、別体のガイド１９ではあるが、ベース１１に対
する取付強度は高い。また、ガイド１９の基端部２０が
前端部２１よりも厚く形成されているため、この点も、
ガイド１９のベース１１に対する取付強度の向上に寄与
している。更に、ガイド１９の基端部２０での取付強度
が高くなっているので、エアバッグ展開時の圧力はガイ
ド１９の変形部分に作用するようになる。
【００３９】ガイド１９の取付作業性向上：突条１５と
ロケート溝２２との係合により、突起１４に対してガイ
ド１９の基端部２０が位置決めされ、両者の孔ｈ2 、ｈ
6 同士が合致するため、ハウジング２４のボルトＣ2 を
通す作業が簡単で、ガイド１９の取付作業が容易にな
る。
ロケート溝２２との係合により、突起１４に対してガイ
ド１９の基端部２０が位置決めされ、両者の孔ｈ2 、ｈ
6 同士が合致するため、ハウジング２４のボルトＣ2 を
通す作業が簡単で、ガイド１９の取付作業が容易にな
る。
【００４０】シートバック３の側方への突出抑制効果：
この実施形態によれば、エアバッグモジュールＭのイン
フレータ２３がサイドブラケット５の後面パネル７側に
位置しているため、シートバック３の側部が側方へ突出
するのを抑制することができる。従って、シートバック
３の側部と車体側壁（ドア等）との隙間が広くなり、フ
ロントシート１を車体へ搭載する作業が容易となる。
この実施形態によれば、エアバッグモジュールＭのイン
フレータ２３がサイドブラケット５の後面パネル７側に
位置しているため、シートバック３の側部が側方へ突出
するのを抑制することができる。従って、シートバック
３の側部と車体側壁（ドア等）との隙間が広くなり、フ
ロントシート１を車体へ搭載する作業が容易となる。
【００４１】エアバッグ本体２５の確実な展開性：イン
フレータ２３が後面側に位置しているため、エアバッグ
本体２５の初期展開方向は左向きとなるが、前端部２１
が前方を向いた湾曲形状のガイド１９により、その展開
方向が前方へ規制（変換）される。通常時は、シートバ
ック３の側方への突出量を抑制するために、エアバッグ
本体２５自体は小さく折り畳まれて収納されており、ガ
イド１９とベース１１により区画される空間もそれに合
わせて小さくなっているが、この小さい空間のままで
は、使用時においてエアバッグ本体２５を確実に展開さ
せるのに不十分なため、エアバッグ本体２５の展開時に
は、ガイド１９の強度特性により、ガイド１９が外側へ
変形して空間を拡大し、エアバッグ本体２５を確実に展
開できるようになっている。
フレータ２３が後面側に位置しているため、エアバッグ
本体２５の初期展開方向は左向きとなるが、前端部２１
が前方を向いた湾曲形状のガイド１９により、その展開
方向が前方へ規制（変換）される。通常時は、シートバ
ック３の側方への突出量を抑制するために、エアバッグ
本体２５自体は小さく折り畳まれて収納されており、ガ
イド１９とベース１１により区画される空間もそれに合
わせて小さくなっているが、この小さい空間のままで
は、使用時においてエアバッグ本体２５を確実に展開さ
せるのに不十分なため、エアバッグ本体２５の展開時に
は、ガイド１９の強度特性により、ガイド１９が外側へ
変形して空間を拡大し、エアバッグ本体２５を確実に展
開できるようになっている。
【００４２】しかも、ガイド１９の厚さが基端部２０か
ら前端部２１にかけて漸次減少しているため、基端部２
０側が変形しにくく、前端部２１側が変形し易くなり、
エアバッグ本体２５の展開方向を前方へ規制する（押し
出す）効果が高い。
ら前端部２１にかけて漸次減少しているため、基端部２
０側が変形しにくく、前端部２１側が変形し易くなり、
エアバッグ本体２５の展開方向を前方へ規制する（押し
出す）効果が高い。
【００４３】また、カバー２６の側方からの押圧に対し
ても、ガイド１９が受けるので、べこつきが抑制され
る。
ても、ガイド１９が受けるので、べこつきが抑制され
る。
【００４４】尚、上記では、車両用シートに適用した実
施形態を示したが、これに限らず、エアバッグ本体の展
開方向の規制が必要なエアバッグ装置、例えば助手席エ
アバッグ装置にも適用可能である。
施形態を示したが、これに限らず、エアバッグ本体の展
開方向の規制が必要なエアバッグ装置、例えば助手席エ
アバッグ装置にも適用可能である。
【００４５】
【発明の効果】請求項１及び請求項２記載の発明によれ
ば、ベースとガイドとが別部品により形成されているた
め、ベースとガイドにより区画された空間内にインフレ
ータとエアバッグ本体を組付ける作業が容易である。つ
まり、ガイドとベースとを一体形成すると、両者により
形成された空間内にインフレータやエアバッグ本体を取
付ける作業が困難となるが、ガイドとベースが別体であ
るため、ベースとガイドとの間にインフレータやエアバ
ッグ本体をおいて取付けるだけで、それらをガイドとベ
ースとの間の空間内に取付けることができる。
ば、ベースとガイドとが別部品により形成されているた
め、ベースとガイドにより区画された空間内にインフレ
ータとエアバッグ本体を組付ける作業が容易である。つ
まり、ガイドとベースとを一体形成すると、両者により
形成された空間内にインフレータやエアバッグ本体を取
付ける作業が困難となるが、ガイドとベースが別体であ
るため、ベースとガイドとの間にインフレータやエアバ
ッグ本体をおいて取付けるだけで、それらをガイドとベ
ースとの間の空間内に取付けることができる。
【００４６】請求項３記載の発明によれば、ガイドの基
端部がベースとインフレータとの間に挟持された状態と
なるため、別体のガイドではあるが、ベースに対する取
付強度は高い。
端部がベースとインフレータとの間に挟持された状態と
なるため、別体のガイドではあるが、ベースに対する取
付強度は高い。
【００４７】請求項４記載の発明によれば、突条とロケ
ート溝との係合により、ベースの突起に対してガイドが
位置決めされるため、ガイドの取付作業が容易になる。
ート溝との係合により、ベースの突起に対してガイドが
位置決めされるため、ガイドの取付作業が容易になる。
【００４８】請求項５記載の発明によれば、カバーのイ
ンフレータ側への凹みが抑制される。
ンフレータ側への凹みが抑制される。
【００４９】請求項６記載の発明によれば、ガイドがエ
アバッグ本体の展開力より外側へ変形可能な強度である
ため、通常時におけるエアバッグモジュールの突出量は
抑制された状態でありながら、使用時にはガイドが外側
へ変形して、ガイドにより区画された空間が拡大し、エ
アバッグ本体の展開に必要なスペースが確保される。
アバッグ本体の展開力より外側へ変形可能な強度である
ため、通常時におけるエアバッグモジュールの突出量は
抑制された状態でありながら、使用時にはガイドが外側
へ変形して、ガイドにより区画された空間が拡大し、エ
アバッグ本体の展開に必要なスペースが確保される。
【００５０】請求項７記載の発明によれば、ガイドの厚
さが基端部から前端部にかけて漸次減少しているため、
基端部側が変形しにくく、前端部側が変形し易くなり、
エアバッグ本体の展開方向を前方へ規制する（押し出
す）効果が高い。また、ガイドの基端部は厚いためベー
スに対する取付強度が高く、ガイドがベースから外れる
こともない。
さが基端部から前端部にかけて漸次減少しているため、
基端部側が変形しにくく、前端部側が変形し易くなり、
エアバッグ本体の展開方向を前方へ規制する（押し出
す）効果が高い。また、ガイドの基端部は厚いためベー
スに対する取付強度が高く、ガイドがベースから外れる
こともない。
【図１】本発明の実施形態に係るエアバッグ装置を示す
車両用シートの側面図。
車両用シートの側面図。
【図２】図１中矢示ＳＡ−ＳＡ線に沿う断面図。
【図３】エアバッグ本体の展開状態を示す図２相当の断
面図。
面図。
【図４】エアバッグモジュールの取付け方を示す溶接ボ
ルト部分の断面図。
ルト部分の断面図。
【図５】エアバッグモジュールの構造を示す分解図。
３ シートバック ４ シートバックフレーム ５ サイドブラケット ６ 側面パネル ７ 後面パネル １１ ベース １５ 突条 １９ ガイド ２２ ロケート溝 ２３ インフレータ ２５ エアバッグ本体 ２６ カバー ３０ 舌片 Ｍ エアバッグモジュール Ａ 左側（車幅方向外側） Ｂ 右側（車幅方向内側）
Claims (7)
- 【請求項１】 車両の適宜個所にブラケットが固定さ
れ、該ブラケットに対してエアバッグモジュールを取付
ける車両用エアバッグ装置であって、 前記エアバッグモジュールのベースとガイドとが別部品
により形成されており、ベースとガイドにより区画され
た空間内にインフレータとエアバッグ本体が取付けられ
ていることを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 【請求項２】 車両の適宜個所にブラケットが固定さ
れ、該ブラケットに対してエアバッグモジュールを取付
ける車両用エアバッグ装置であって、 前記エアバッグモジュールが、ブラケットに取付けられ
るベースと、該ベースに取付けられるガス発生用のイン
フレータと、該インフレータからの発生ガスにより展開
するエアバッグ本体と、エアバッグ本体の展開方向を規
制するガイドと、エアバッグ本体の展開時に開裂して開
成する樹脂製のカバーと、を少なくとも備え、 前記ガイドの基端部がベースに固定され、ベースとガイ
ドにより区画された空間内にインフレータとエアバッグ
本体が取付けられていることを特徴とする車両用エアバ
ッグ装置。 - 【請求項３】 ベースにガイドの基端部を挟持した状態
でインフレータを取付けた請求項２記載の車両用エアバ
ッグ装置。 - 【請求項４】 ガイドの基端部及びベースの突起のどち
らか一方に上下方向に沿う突条を形成し、他方に該突条
に係合するロケート溝を形成した請求項２又は請求項３
記載の車両用エアバッグ装置。 - 【請求項５】 ガイドがインフレータの外側領域を覆
い、該ガイドの先端部とベースとの間にエアバッグ本体
の展開方向の開口が形成されており、前記ガイドの外側
にカバーが近接して配置されている請求項２〜４のいず
れか１項に記載の車両用エアバッグ装置。 - 【請求項６】 ガイドがエアバッグ本体の展開力よりエ
アバッグモジュールの外側方向へ変形可能な強度である
請求項２〜５のいずれか１項に記載の車両用エアバッグ
装置。 - 【請求項７】 ガイドの厚さが基端部から前端部にかけ
て漸次減少している請求項６記載の車両用エアバッグ装
置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13933296A JP3385852B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 車両用エアバッグ装置 |
| US08/866,387 US5845932A (en) | 1996-05-31 | 1997-05-30 | Air bag apparatus for vehicle |
| KR1019970022517A KR100259467B1 (ko) | 1996-05-31 | 1997-05-31 | 차량용 에어백 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13933296A JP3385852B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 車両用エアバッグ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09315256A true JPH09315256A (ja) | 1997-12-09 |
| JP3385852B2 JP3385852B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=15242860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13933296A Expired - Fee Related JP3385852B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 車両用エアバッグ装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5845932A (ja) |
| JP (1) | JP3385852B2 (ja) |
| KR (1) | KR100259467B1 (ja) |
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| JP2015096395A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用サイドエアバッグ装置 |
| JP2018070096A (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-10 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
| JP2018122628A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
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| JP2020059297A (ja) * | 2018-10-04 | 2020-04-16 | テイ・エス テック株式会社 | サイドエアバッグ装置 |
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| JP3591171B2 (ja) * | 1996-11-29 | 2004-11-17 | 日産自動車株式会社 | 車両用シートのエアバッグ装置 |
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