JPH09314647A - ハウジングパネルの製造方法 - Google Patents

ハウジングパネルの製造方法

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JPH09314647A
JPH09314647A JP15769396A JP15769396A JPH09314647A JP H09314647 A JPH09314647 A JP H09314647A JP 15769396 A JP15769396 A JP 15769396A JP 15769396 A JP15769396 A JP 15769396A JP H09314647 A JPH09314647 A JP H09314647A
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panel
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blow molding
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JP15769396A
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Tsutomu Mochizuki
勉 望月
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロー成形金型からの型抜き方向に対して係
止する構造の係止凹部を有するパネルであっても、特殊
な構造のブロー成形金型を用いることなく、簡易に、し
かも効率よくブロー成形することができるハウジングパ
ネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 ブロー成形金型12,12のキャビティ
13に、凹部9を形成する突部14を設ける。突部14
と一連に係止凹部10を形成する着脱自在の駒部材15
を突部14の側面に密着して配置したうえパネルをブロ
ー成形する。パネルの成形後に駒部材15を嵌合凹部9
側に移動して取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方のパネルと他
方のパネルを結合固着して各種ハウジングを構成するプ
ラスチック製ハウジングパネルをブロー成形するハウジ
ングパネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一方のパネルと他方のパネルを結合固着
する構造のものであって、一方のパネルに係止凸条を設
け、他方のパネルに嵌合凹部とそれと一連の係止凹部を
設けて、一方のパネルの係止凸条を他方のパネルの嵌合
凹部に一旦嵌合したうえ係止凹部側にスライドさせて固
着するハウジングパネルは、実公平3−13号公報に記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前掲の実公平3−13
号公報に記載されているハウジングパネルのように、嵌
合凹部と係止凹部を設けた構成のパネルをブロー成形す
る場合には、係止凹部がブロー成形金型からの型抜き方
向に対して係止する構造となるので、その部分をスライ
ド構造とした金型によって成形している。
【0004】しかしながら、ブロー成形金型にスライド
構造部分を設けることは金型構造が複雑になるだけでな
く、成形工程も煩雑になり、成形効率の低下も避け難
い。
【0005】そこで、本発明の目的は、ブロー成形金型
からの型抜き方向に対して係止する構造の係止凹部を有
するパネルであっても、特殊な構造のブロー成形金型を
用いることなく、簡易に、しかも効率よくブロー成形す
ることができるハウジングパネルの製造方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るハウジングパネルの製造方法は、パネル
の壁面に他のパネルと結合固着するための係止凹部を形
成してなるブロー成形製ハウジングパネルの製造方法に
おいて、ブロー成形金型のキャビティに、凹部を成形す
る突部を設けるとともに、係止凹部を成形する着脱自在
の駒部材を上記突部の側面に密着させて配置し、上記ブ
ロー成形金型によりパネルをブロー成形後、パネルをそ
の係止凹部に駒部材を抱持したままでブロー成形金型か
ら取り出し、パネルの係止凹部に抱持されている駒部材
を突部により係止凹部に連設して成形された凹部に移動
したうえ、駒部材をパネルから取り外すことを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明に係る
製造方法により得られるハウジングパネルにより構成さ
れたデスクを例示しており、図1はデスクの全体斜視
図、図2はその分解斜視図、図3は要部の断面図であ
る。また、図4ないし図6は、本発明に係るハウジング
パネルの製造態様を例示しており、図4はブロー成形金
型の断面図、図5(A)〜(D)はブロー成形およびそ
の後に駒部材を取り外す工程を順に示す断面図、図6は
駒部材とブロー成形金型の要部の斜視図である。
【0008】図1ないし図3において、1,1は左右の
側板、2は天板であって、左右の側板1,1は背板3に
よって所定の間隔を保持し、その上に天板2を組み付け
てデスクを構成している。左右の側板1,1、天板2お
よび背板3は、熱可塑性プラスチックをブロー成形した
中空二重壁構造のハウジングパネルである。
【0009】上記側板1の上端面、すなわち天板2に対
する接合面4には、前後部位に係止凸部5,5が形成さ
れている。この係止凸部5,5は、それぞれ側板1の前
後方向に長い立上げ部6の頂部に一体の張出し部7を有
するものである。また、天板2の裏面8には、左右の側
板1,1の各係止凸条5に対応する部位に、係止凸条5
を一旦嵌合する凹部9とそれに一連をなす係止凹部10
が形成されている。この凹部9は、係止凸条5が緩く嵌
合する形状をなしており、係止凹部10は、天板2また
は側板1を係止凸条5の立上げ部6の長手方向にスライ
ドさせることにより係止凸条5が結合固着する段部11
を有している。したがって、係止凹部10はその開口部
より内部が拡大した形状をなしている。
【0010】なお、左右の側板1,1と背板3も、背板
3の両側端面に形成した係止凸条5と側板1,1の後端
内面に形成した凹部9と係止凹部10によって結合固着
している。
【0011】凹部9およびそれと一連をなす係止凹部1
0を有する天板2(以下、成形品という)は、図4およ
び図5に示すようにブロー成形される。図4および図5
において、12,12は一対のブロー成形金型であり、
その一方の金型12のキャビテイ13には凹部9を成形
する突部14が一体に設けてあり、この突部14に、係
止凹部10を成形する駒部材15を密着して配置したう
え、一対のブロー成形金型12,12間にパリスン16
を配置してブロー成形する。上記駒部材15は突部14
に、例えば磁気吸着により接合されるものであって着脱
自在である。駒部材15は、係止凹部10の段部11を
形成する張出部17を有している(図6参照)。18は
ピンチオフ部である。なお、突部14は別体のものをキ
ャビティ13に固着してもよい。
【0012】凹部9およびそれと一連をなす係止凹部1
0を有する成形品のブロー成形においては、図5(A)
に示すように、ブロー成形金型12のキャビテイ13に
設けた突部14に駒部材15を密着して配置したうえブ
ロー成形するが、成形された天板2には、突部14によ
り凹部9が、駒部材15により係止凹部10が成形され
る。
【0013】ブロー成形後、ブロー成形金型12,12
から取り出した成形品には、図5(B)に示すように、
その係止凹部10内に駒部材15が抱持して残っている
が、図5(C)に示すように、駒部材15を凹部9側に
移動したうえ、図5(D)に示すように、駒部材15を
それより大きい凹部9から容易に取り出すことができ
る。上記のように成形された係止凹部10には、係止凸
条5を係止固着する段部11が形成されている。
【0014】図1ないし図3に示すデスクにおいては、
左右の側板1,1にも凹部9および係止凹部10を有し
ているので、それも天板2と同様にブロー成形される。
【0015】なお、図1ないし図3には、本発明の実施
の形態としてデスクを例示したが、本発明に係る方法で
製造されるハウジングパネルは、間仕切りなどの屋内構
造体、各種機器のハウジング、キャビネット類、その他
各種ハウジングの構成材となるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るハウジングパネルの製造方
法によれば、ブロー成形金型のキャビティに、凹部を成
形する突部を設けるとともに、係止凹部を成形する着脱
自在の駒部材を上記突部の側面に密着させて配置し、上
記ブロー成形金型によりパネルをブロー成形後、パネル
をその係止凹部に駒部材を抱持したままでブロー成形金
型から取り出し、パネルの係止凹部に抱持されている駒
部材を突部により係止凹部に連設して成形された凹部に
移動したうえ、駒部材をパネルから取り外すことによ
り、ブロー成形金型からの型抜き方向に対して係止する
構造の係止凹部を有するパネルであっても、特殊な構造
のブロー成形金型を用いることなく、簡易に、しかも効
率よくブロー成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法により製造されたハウジング
パネルで構成したデスクの全体斜視図である。
【図2】図1に示すデスクの分解斜視図である。
【図3】図1の要部の断面図である。
【図4】本発明に係るハウジングパネルのブロー成形態
様を示すブロー成形金型の断面図である。
【図5】図4のブロー成形およびその後に駒部材を取り
外す工程を順に示す断面図である。
【図6】駒部材とブロー金型の要部の斜視図である。
【符号の説明】
1,1 側板 2 天板 3 背板 4 接合面 5,5 係止凸部 6 立上げ部 7 張出し部 8 裏面 9 凹部 10 係止凹部 11 段部 12,12 ブロー成形金型 13 キャビティ 14 突部 15 駒部材 16 パリスン 17 張出部 18 ピンチオフ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 24:00 31:10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの壁面に他のパネルと結合固着す
    るための係止凹部を形成してなるブロー成形製ハウジン
    グパネルの製造方法において、ブロー成形金型のキャビ
    ティに、凹部を成形する突部を設けるとともに、係止凹
    部を成形する着脱自在の駒部材を上記突部の側面に密着
    させて配置し、上記ブロー成形金型によりパネルをブロ
    ー成形後、パネルをその係止凹部に駒部材を抱持したま
    までブロー成形金型から取り出し、パネルの係止凹部に
    抱持されている駒部材を突部により係止凹部に連設して
    成形された凹部に移動したうえ、駒部材をパネルから取
    り外すことを特徴とするハウジングパネルの製造方法。
JP15769396A 1996-05-29 1996-05-29 ハウジングパネルの製造方法 Expired - Lifetime JP3629097B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005051625A3 (en) * 2003-11-25 2006-02-16 Custom Pak Inc Methods and apparatuses for the formation of blow molded objects
US11147365B2 (en) 2019-02-01 2021-10-19 Lifetime Products, Inc. Connection of a support to a molded plastic structure

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US11395541B2 (en) 2019-02-01 2022-07-26 Lifetime Products, Inc. Connection of a support to a molded plastic structure

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