JPH07214643A - ブロー成形製中空二重壁成形品およびその製造方法 - Google Patents
ブロー成形製中空二重壁成形品およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH07214643A JPH07214643A JP6026261A JP2626194A JPH07214643A JP H07214643 A JPH07214643 A JP H07214643A JP 6026261 A JP6026261 A JP 6026261A JP 2626194 A JP2626194 A JP 2626194A JP H07214643 A JPH07214643 A JP H07214643A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- blow
- hollow double
- ribs
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/48—Moulds
- B29C49/4802—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/48—Moulds
- B29C49/4802—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
- B29C2049/4807—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity by movable mould parts in the mould halves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/48—Moulds
- B29C49/4802—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
- B29C49/4812—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity and welding opposite wall parts of the parisons or preforms to each other
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
対向する一方の壁および他方の壁の少なくともいずれか
片方の壁に少なくとも一個の段差部を有するブロー成形
製中空二重壁成形品およびその製造方法を実現する。 【構成】 間隔をおいて対向する一方の壁11および他
方の壁12の周面は端壁13によって閉塞されており、
一方の壁11の第1の平坦面11bの部分とこれと対向
する他方の壁12の第3の平坦面12dとの間には内在
する板状のインナーリブ14が設けられ、その両端はそ
れぞれ段差部17a,17bの部位にそれぞれ成形され
た介在リブ16a,16bの一端に溶着連結されている
とともに、各介在リブ16a,16bの他端は各インナ
ーリブ14の延長線状に沿ってそれぞれ延在する他方の
壁12の一部を凹状に形成してなる凹状リブ15a,1
5bの一端に溶着連結されている。
Description
一方の壁と他方の壁を備え、両者の間に一体に設けられ
た補強用のリブを有するブロー成形製中空二重壁成形品
およびその製造方法に関するものである。
成形品およびその製造方法としては、図6の(a)に示
すように、型開きした分割型式の金型101,102間
に溶融したパリスン105を配置したのち型閉じし、対
向して設けられた摺動板103,104をキャビティ内
へ突出させることによってパリスン105にその両側か
ら内方へ突出する凹部を形成して該凹部の先端部を融着
させ、ついで、図6の(b)に示すように前記摺動板1
03,104を引き込ませたのち、前記パリスン105
内に空気を吹込んで前記キャビティに沿って膨張させる
とともに前記凹部を内圧Pによって板状に圧着して、図
6の(c)に示すような、間隔をおいて対向する面板1
06の内側に一体成形された補強リブ107を有するボ
ード108を得る方法が提案されている(特開平1−2
04871号公報参照)。
隔をおいて対向する面板が平坦面のみからなるボードに
補強リブを一体成形することができるものの、後述する
本発明に係る、間隔をおいて対向する一方の壁および他
方の壁の少なくとも片方の壁に設けられた凹凸部によっ
て形成された少なくとも一個の段差部を有するブロー成
形製中空二重壁成形品の場合、一方の壁の内面と他方の
壁の内面の間隔が前記凹凸部によって形成された段差部
において段階的に変化するために、該段差部と交差する
方向に延在する補強リブを連続して形成することができ
ない。その結果、補強リブの切れ目が発生することは避
けられず、この補強リブの切れ目の部分において剛性等
の機械的強度が低下するという問題点があった。
に鑑みてなされたものであって、剛性等の機械的強度が
大きな、間隔をおいて対向する一方の壁および他方の壁
の少なくともいずれか片方の壁に設けられた凹凸部によ
って形成された少なくとも一個の段差部を有するブロー
成形製中空二重壁成形品およびその製造方法を実現する
ことを目的とするものである。
め、本発明に係るブロー成形製中空二重壁成形品は、間
隔をおいて対向する一方の壁と他方の壁とを備え、前記
一方の壁と他方の壁の少なくともいずれか片方の壁に設
けられた凹凸部によって形成された少なくとも一個の段
差部を有する熱可塑性樹脂からなるブロー成形製中空二
重壁成形品であって、前記一方の壁と他方の壁との間に
は、前記段差部の部位に成形された介在リブによって互
に溶着連結された一連のリブが一体成形されており、し
かも前記一連のリブは前記段差部に対して交差する方向
に延在することを特徴とするものである。
た一連のリブが、一方の壁と他方の壁間に内在する板状
のインナーリブと他方の壁の一部を凹状に形成してなる
凹状リブとからなるものとしたり、インナーリブが一方
の壁と他方の壁の対向する平坦面の部位に設けられてお
り、凹状リブが一方の壁と他方の壁の少なくともいずれ
か片方の壁の凹凸部が形成された部位に設けられたもの
にすると効果的である。
製造方法は、間隔をおいて対向する一方の壁と他方の壁
とを備え、前記一方の壁と他方の壁の少なくともいずれ
か片方の壁に設けられた凹凸部によって形成された少な
くとも一個の段差部を有する熱可塑性樹脂からなるブロ
ー成形製中空二重壁成形品の製造方法であって、前記一
方の壁と他方の壁の外面を規制するとともに両者のうち
の少なくとも片方の壁に前記凹凸部を形成する形状のキ
ャビティを有する分割型式の金型を用い、型開きした前
記金型間に溶融したパリスンを配置して型閉じし、つい
で前記パリスンの他方の壁となる部分を、前記段差部の
部位に介在リブを成形するための間隙部をおいて個別に
前記パリスンの一方の壁となる部分に向けて前記段差部
に交差する方向の筋状に変形させて筋状凹部を形成して
その先端部を前記パリスンの一方の壁となる部分に溶着
させたのち、前記パリスン内に加圧流体を導入して前記
キャビティに沿って膨張させるとともに前記各筋状凹部
を前記加圧流体の内圧によって変形させることによっ
て、前記間隙部によって成形される介在リブによって互
に溶着連結され、しかも前記段差部に対して交差する方
向に延在する一連のリブを一体成形することを特徴とす
るものである。
方の壁とを備え、前記一方の壁と他方の壁の少なくとも
いずれか片方の壁に設けられた凹凸部によって形成され
た少なくとも一個の段差部を有する熱可塑性樹脂からな
るブロー成形製中空二重壁成形品の製造方法であって、
前記一方の壁と他方の壁の外面を規制するとともに両者
のうちの少なくとも片方の壁に前記凹凸部を形成する形
状のキャビティを有する分割型式の金型を用い、型開き
した前記金型間に溶融したパリスンを配置して型閉じ
し、ついで前記パリスンの他方の壁となる部分を、前記
段差部の部位に介在リブを成形するための間隙部をおい
て個別に進退可能な前記段差部に交差する方向の板状の
スライド部材を前記キャビティ内へ突き出すことによっ
てそれぞれ筋状に変形させて筋状凹部を形成してその先
端部を前記パリスンの一方の壁となる部分に溶着させた
のち、前記板状のスライド部材のうちの少なくとも一つ
を引き込ませたのち、前記パリスン内に加圧流体を導入
して前記キャビティに沿って膨張させるとともに前記各
筋状凹部を前記加圧流体の内圧によって変形させること
によって、前記間隙部によって成形される介在リブによ
って互に溶着連結された一方の壁と他方の壁間に内在す
る板状のインナーリブと他方の壁の一部を凹状に形成し
てなる凹状リブからなり、しかも前記段差部に対して交
差する方向に延在する一連のリブを一体成形することを
特徴とするものである。
に成形された介在リブによって互に溶着連結された一連
のリブが一体成形されており、しかも前記一連のリブは
前記段差部に対して交差する方向に延在して切れ目が無
いため、ブロー成形製中空二重壁成形品の剛性等の機械
的強度が大きくなる。
壁成形品を天板に用いたワゴンの斜視図である。
側から右側)にかけて順次コンセント6等が付設される
後方隆起部2aと、該後方隆起部2a、縁部2c、およ
び仕切部2dとに囲まれた平坦面である主載置面2b
と、仕切部2dと縁部2cの前方部とに囲まれた平坦面
である前方載置面2eが形成されており、該前方載置面
2eにはコップ置部2fが形成されている。また、天板
1の裏面3cの後方側と前方側の端部近傍にはそれぞれ
後方フレーム用溝3aおよび前方フレーム用溝3bが形
成されている。
ム用溝3aに枠状の後方フレーム5aの上辺部を嵌合す
るとともに、前方フレーム用溝3bに枠状の前方フレー
ム5bの上辺部を嵌合してワゴン本体を構成し、天板1
と両フレーム5a,5bに囲まれた空間部に3個の引出
し4を上下方向に積重ねた状態に配設することによって
ワゴン7が構成されている。
成形品の一実施例を図1に示す天板を例に挙げて説明す
る。
は、熱可塑性樹脂をブロー成形することによって一体成
形されたものであって、図2および図3に示すように、
間隔をおいて対向する一方の壁11と他方の壁12とを
有し、その周面が端壁13によって閉塞された中空二重
壁構造体であって、一方の壁11は、図1に示す天板1
の後方隆起部2a、主載置面2b、縁部2c、仕切部2
d、前方載置面2eおよびコップ置部2fにそれぞれ対
応して、第1の凸部11a、第1の平坦面11b、第2
の凸部11c、第3の凸部11d、第2の平坦面11e
および第1の凹部11fからなり、他方の壁12は、図
1に示す天板の後方フレーム用溝3a、裏面3c、前方
フレーム用溝3bにそれぞれ対応する第2の凹部12
a、第3の平坦面12d、第3の凹部12cおよび引出
し4を引出した際に引出し4の後壁と当接する図1には
不図示の抜け止め用の凸部を構成する第4の凸部12b
が形成され、しかも一方の壁11の第1の平坦面11b
の部分とこれと対向する他方の壁12の第3の平坦面1
2dとの間には、これらと一体成形されて内在する板状
のインナーリブ14がほぼ平行に2本設けられていると
ともに、前記2本のインナーリブ14のそれぞれの両端
はそれぞれ段差部17a,17bの部位にそれぞれ成形
された介在リブ16a,16bの一端に溶着連結され、
各介在リブ16a,16bの他端は各インナーリブ14
の延長線上に沿ってそれぞれ延在する一体成形された凹
状リブ15a,15bの一端に溶着連結されている。
2の間に、外部から見えないように内在する板状のイン
ナーリブ14と、その両端にそれぞれ介在リブ16a,
16bを介して溶着連結された他方の壁12の一部を凹
状に形成してなる凹状リブ15とからなる一連のリブが
一体成形されて切れ目がないため、従来例に比較して剛
性等の機械的強度が大きい。
第1の凸部11aと第1の平坦面11bとの境界に一方
の段差部17aが形成され、他方の壁12に設けた第4
の凸部12bと第3の平坦面12dの境界に他方の段差
部17bが形成されている。しかしこれに限らず、成形
品の形状に応じその数は増減され、また、いずれか片方
にのみに段差部が形成される場合にも本発明は適用でき
る。さらに、一連のリブをインナーリブと凹状リブのい
ずれか一方のみからなるものとすることができる。
上するひとつの手段として、補強リブを構成することが
考えられるが、製品として具体的にどのような強度向上
が必要かは、その要求特性によって異なる。
ハウジングパネルのように、全体形状がパネル状のブロ
ー成形製中空二重壁成形品に、特にその特性が発揮され
る。
は、要求特性として剛性、特に、耐撓み変形性が問題と
なることが少なくない。
において、耐撓み変形性の要求される壁部分にあって
は、リブが切れ目なく連続していることが重要であり、
切れ目が存在すると、その箇所のみ断面二次モーメント
が極端に低いことから荷重の作用した際、その箇所より
曲折変形さらには破断を生じる。よって、実施例のよう
に、ブロー成形製中空二重壁成形品の一端から他端に亘
って剛性が必要な場合は、全長に亘って一連のリブを構
成し、ブロー成形製中空二重壁成形品の一端から中央部
に亘って剛性が必要な場合は、一端から中央部に亘って
一連のリブを構成することが必要である。
中空二重壁成形品の厚み方向に立設した樹脂壁を有する
インナーリブまたは凹状リブが有効であり、なかでもイ
ンナーリブはリブの対向樹脂壁同志を溶着して板状に構
成されているので特に優れる。
方の壁は一連のリブに溶着されている。この一連のリブ
は、その先端すべてを溶着することが好ましいが、特に
限定されるものではなく、製品の用途によっては、リブ
の先端すべてを溶着する必要がないものもあり、要求さ
れる剛性によって適宜設計変更が可能である。
壁成形品の製造方法の一実施例について、図2および図
3に示したブロー成形製中空二重壁成形品を製造する場
合を例に挙げて説明する。
使用する分割型式の金型について図4を参照しつつ説明
する。
た一方の壁11の外面と端壁13の約半分の外面を規制
する形状のキャビティ面を有し、他方の金型22は、他
方の壁12の外面と端壁13の残り部分の外面を規制す
る形状のキャビティ面を有する。他方の金型22のキャ
ビティ面の図2および図3に示した第3の平坦面12d
を形成するための平坦面形成部22aと第4の凸部12
bを形成するための凸部形成部22bとの境界部によっ
て形成される段差部17bと交差する方向に板状のイン
ナーリブ用スライド部材23と凹状リブ用スライド部材
24が前記段差部17bが形成される部位に間隙部をお
いて同一線上に併設されており、前記インナーリブ用ス
ライド部材23と凹状リブ用スライド部材24はそれぞ
れ流体圧シリンダや電動ボールナット−ネジ機構等の直
線移動手段25によって駆動されて個別にキャビティ内
へ突き出したり引き込ませたりすることができるように
構成されている。また、インナーリブ用スライド部材2
3の先端面は対向する一方の金型のキャビティ面の形状
にならう形状に、凹状リブ用スライド部材24の先端面
は対向する一方の金型のキャビティ面の形状にならう形
状にそれぞれ形成されている。
が、残りの部分はキャビティ面の形状が異なるのみでそ
の他の部分の構成は図示した部分と同様であるため省略
した。また、次に述べる各工程についても同様に図4に
図示した部分のみについて説明し、図4に図示しない部
分の説明は省略する。
壁成形品の製造方法の一実施例の各工程を示し、(a)
は型閉じ完了直前の状態を示す金型主要部断面図、
(b)はパリスンの他方の壁となる部分を筋状に変形さ
せて各筋状凹部を形成しその先端部のパリスンの一方の
壁となる部分に溶着した状態を示す金型主要部断面図、
(c)は(b)に示す工程ののち加圧流体を導入してパ
リスンを膨張させるとともにインナーリブおよび凹状リ
ブを形成した状態を示す金型主要部断面図である。
明図であって、図5の(a)乃至(f)はそれぞれ図4
の(a)乃至(c)に示すA−A線乃至F−F線に沿う
模式断面図である。
(d)に示すように、一方の金型21と他方の金型22
を型開きするとともに、インナーリブ用スライド部材2
3、凹状リブ用スライド部材24を引き込ませておき、
熱可塑性樹脂を図示しない押出機によって溶融させてそ
の押出ヘッドより筒状のパリスン26を押出して型開き
された前記金型21,22間に配置したのち型閉じす
る。このとき、パリスン26の先端開口部を閉鎖し、前
記押出ヘッドに内設された吹込手段等によって加圧流体
を所定量導入するいわゆるプリブローを行ったのち型閉
じを完了させるとよい。 上記工程ののち、図4の(b)および図5の
(b),(e)に示すように、インナーリブ用スライド
部材23と凹状リブ用スライド部材24とをそれぞれの
個別のストロークでキャビティ内に突き出す(矢印方向
へ突き出す)ことによって、パリスン26の他方の壁と
なる部分を、一方の壁となる部分に向けて段差部17b
と交差する方向の筋状に変形させてそれぞれ筋状凹部2
6a,26bを形成しその先端部をパリスン26の一方
の壁となる部分に溶着させる。インナーリブ用スライド
部材23と凹状リブ用スライド部材24の間の間隙部に
対向するパリスン26の部位は各筋状凹部26a,26
bが成長するにつれて引き伸ばされて各筋状凹部26
a,26bの対向面側へ移動して行き、次の工程にお
ける介在リブ16を成形するための部分となる。
び図5の(c),(f)に示すように、インナーリブ用
スライド部材23のみを引き込ませ凹状リブ用スライド
部材24は突き出した状態で、前記パリスン26に吹込
針等の吹込手段を突き刺して加圧流体を導入してキャビ
ティに沿って膨張させると同時に各筋状凹部26a,2
6bを前記加圧流体の内圧により変形させる。これによ
って一方の筋状凹部26aは図示両側より圧着されて板
状のインナーリブ14となり他方の筋状凹部26bは凹
状リブ用スライド部材24の外面に押し付けられて他方
の壁12の一部を凹状に形成してなる凹状リブ15が形
成されるとともに、前記インナーリブ14と凹状リブ1
5の間には両者に溶着連結された介在リブ16が成形さ
れる。
型開きを行い、ブロー成形製中空二重壁成形品を取出
す。
形品の用途は、上記実施例に限定されるものではなく、
軽量であるとともに剛性等の機械的強度が大きいことが
要請されるキャビネットの棚板、テーブルの天板、電器
装置のハウジング等がある。
脂、変性ポリフェニレンオキサイド系樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリプロピレン等が用いられる。
で、次に記載するような効果を奏する。
の壁の少なくともいずれか片方の壁に凹凸部を有し、前
記間隔の長さが段階的に変化する段差部が形成されたブ
ロー成形製中空二重壁成形品において、一連のリブに切
れ目が無いため、軽量であるとともに剛性等の機械的強
度が大である。また一連のリブの成形性が向上するた
め、外観良好なものとなる。
天板に適用したワゴンの斜視図である。
一実施例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA
−A線に沿う断面図、(c)は(a)のB−B線に沿う
断面図である。
図2のC−C線に沿う断面図、(b)は(a)のD−D
線に沿う断面図である。
製造方法の各工程を示す金型主要部の部分断面図であ
る。
作を示す説明図である。
法の各工程を示す金型主要部の模式部分断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 間隔をおいて対向する一方の壁と他方の
壁とを備え、前記一方の壁と他方の壁の少なくともいず
れか片方の壁に設けられた凹凸部によって形成された少
なくとも一個の段差部を有する熱可塑性樹脂からなるブ
ロー成形製中空二重壁成形品であって、 前記一方の壁と他方の壁との間には、前記段差部の部位
に成形された介在リブによって互に溶着連結された一連
のリブが一体成形されており、しかも前記一連のリブは
前記段差部に対して交差する方向に延在することを特徴
とするブロー成形製中空二重壁成形品。 - 【請求項2】 介在リブによって互に溶着連結された一
連のリブが、一方の壁と他方の壁間に内在する板状のイ
ンナーリブと他方の壁の一部を凹状に形成してなる凹状
リブとからなることを特徴とする請求項1記載のブロー
成形製中空二重壁成形品。 - 【請求項3】 インナーリブが一方の壁と他方の壁の対
向する平坦面の部位に設けられており、凹状リブが一方
の壁と他方の壁の少なくともいずれか片方の壁の凹凸部
が形成された部位に設けられたことを特徴とする請求項
2記載のブロー成形製中空二重壁成形品。 - 【請求項4】 間隔をおいて対向する一方の壁と他方の
壁とを備え、前記一方の壁と他方の壁の少なくともいず
れか片方の壁に設けられた凹凸部によって形成された少
なくとも一個の段差部を有する熱可塑性樹脂からなるブ
ロー成形製中空二重壁成形品の製造方法であって、 前記一方の壁と他方の壁の外面を規制するとともに両者
のうちの少なくとも片方の壁に前記凹凸部を形成する形
状のキャビティを有する分割型式の金型を用い、型開き
した前記金型間に溶融したパリスンを配置して型閉じ
し、ついで前記パリスンの他方の壁となる部分を、前記
段差部の部位に介在リブを成形するための間隙部をおい
て個別に前記パリスンの一方の壁となる部分に向けて前
記段差部に交差する方向の筋状に変形させて筋状凹部を
形成してその先端部を前記パリスンの一方の壁となる部
分に溶着させたのち、前記パリスン内に加圧流体を導入
して前記キャビティに沿って膨張させるとともに前記各
筋状凹部を前記加圧流体の内圧によって変形させること
によって、前記間隙部によって成形される介在リブによ
って互に溶着連結され、しかも前記段差部に対して交差
する方向に延在する一連のリブを一体成形することを特
徴とするブロー成形製中空二重壁成形品の製造方法。 - 【請求項5】 間隔をおいて対向する一方の壁と他方の
壁とを備え、前記一方の壁と他方の壁の少なくともいず
れか片方の壁に設けられた凹凸部によって形成された少
なくとも一個の段差部を有する熱可塑性樹脂からなるブ
ロー成形製中空二重壁成形品の製造方法であって、 前記一方の壁と他方の壁の外面を規制するとともに両者
のうちの少なくとも片方の壁に前記凹凸部を形成する形
状のキャビティを有する分割型式の金型を用い、型開き
した前記金型間に溶融したパリスンを配置して型閉じ
し、ついで前記パリスンの他方の壁となる部分を、前記
段差部の部位に介在リブを成形するための間隙部をおい
て個別に進退可能な前記段差部に交差する方向の板状の
スライド部材を前記キャビティ内へ突き出すことによっ
てそれぞれ筋状に変形させて筋状凹部を形成してその先
端部を前記パリスンの一方の壁となる部分に溶着させた
のち、前記板状のスライド部材のうちの少なくとも一つ
を引き込ませたのち、前記パリスン内に加圧流体を導入
して前記キャビティに沿って膨張させるとともに前記各
筋状凹部を前記加圧流体の内圧によって変形させること
によって、前記間隙部によって成形される介在リブによ
って互に溶着連結された一方の壁と他方の壁間に内在す
る板状のインナーリブと他方の壁の一部を凹状に形成し
てなる凹状リブからなり、しかも前記段差部に対して交
差する方向に延在する一連のリブを一体成形することを
特徴とするブロー成形製中空二重壁成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02626194A JP3344440B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | ブロー成形製中空二重壁成形品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02626194A JP3344440B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | ブロー成形製中空二重壁成形品およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07214643A true JPH07214643A (ja) | 1995-08-15 |
JP3344440B2 JP3344440B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=12188330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02626194A Expired - Lifetime JP3344440B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | ブロー成形製中空二重壁成形品およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3344440B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006281873A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Kyoraku Co Ltd | 自動車用ラゲッジボード |
JP2016011000A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | テイ・エス テック株式会社 | 収納容器 |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP02626194A patent/JP3344440B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006281873A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Kyoraku Co Ltd | 自動車用ラゲッジボード |
JP4523471B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2010-08-11 | キョーラク株式会社 | 自動車用ラゲッジボード |
JP2016011000A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | テイ・エス テック株式会社 | 収納容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3344440B2 (ja) | 2002-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8857351B2 (en) | Modular support assembly with fortifying flange | |
JPH07214643A (ja) | ブロー成形製中空二重壁成形品およびその製造方法 | |
CN211763162U (zh) | 杯体的注塑模具 | |
CN217395617U (zh) | 一种全封闭式倒扣出模结构 | |
JP3236655B2 (ja) | ブロー成形製二重壁構造体およびその製造方法 | |
JP3672626B2 (ja) | 中空二重壁構造体の製造方法 | |
JPH06226820A (ja) | 送風ダクトをもつ中空二重壁構造体の製造方法 | |
JPH0614587Y2 (ja) | 家具等の組立パネル集合体 | |
JP7209414B1 (ja) | 射出成形金型及び射出成形方法 | |
JP3499617B2 (ja) | 中空二重壁成形品の製造方法 | |
JP3203081B2 (ja) | ハウジングパネルの製造方法 | |
JP3236656B2 (ja) | ブロー成形製二重壁構造体およびその製造方法 | |
JP4080502B2 (ja) | 中空二重壁成形品 | |
JPS6027563B2 (ja) | プラスチツク容器の製造方法 | |
JPH0216209B2 (ja) | ||
JP2977755B2 (ja) | 車両用サンバイザの製造方法 | |
JPH0420027Y2 (ja) | ||
JPH0627385Y2 (ja) | ブロー成形製ハウジングパネル | |
JP2021123095A (ja) | 成形構造体、及び成形構造体の製造方法 | |
JPH09155957A (ja) | 中空板体の製造方法 | |
JPH0624755B2 (ja) | 中空偏平構造物のブロー成形方法及び成形装置 | |
JP5004550B2 (ja) | 曲部を有する樹脂チューブの製造方法 | |
JPH09207207A (ja) | ハウジングパネルの製造方法 | |
JPH0790593B2 (ja) | ブロ−成形方法 | |
JPH0957836A (ja) | 合成樹脂製容器およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130830 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130830 Year of fee payment: 11 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |