JPH0627385Y2 - ブロー成形製ハウジングパネル - Google Patents
ブロー成形製ハウジングパネルInfo
- Publication number
- JPH0627385Y2 JPH0627385Y2 JP8886189U JP8886189U JPH0627385Y2 JP H0627385 Y2 JPH0627385 Y2 JP H0627385Y2 JP 8886189 U JP8886189 U JP 8886189U JP 8886189 U JP8886189 U JP 8886189U JP H0627385 Y2 JPH0627385 Y2 JP H0627385Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing panel
- panel
- wall
- parting line
- blow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、各種電子機器等の機器用ハウジング、キャビ
ネット、ラック、ロッカー、ワゴン等の家具、屋内装備
品等を構成するブロー成形製ハウジングパネルに関する
ものである。
ネット、ラック、ロッカー、ワゴン等の家具、屋内装備
品等を構成するブロー成形製ハウジングパネルに関する
ものである。
［従来の技術］ 従来、熱可塑性プラスチック材料をブロー成形して中空
二重壁構造に構成したハウジングパネルにおいては、ブ
ロー成形時に、金型のピンチオフ部で形成されるパーテ
ィングライン付近は厚肉状態となるが、それ以外の周端
縁の肉厚は、ブロー比が高く薄薄状態になるので、パネ
ルの周端縁部分の強度が低く、パネル全体としての強度
および剛性が損なわれることが知られていた。
二重壁構造に構成したハウジングパネルにおいては、ブ
ロー成形時に、金型のピンチオフ部で形成されるパーテ
ィングライン付近は厚肉状態となるが、それ以外の周端
縁の肉厚は、ブロー比が高く薄薄状態になるので、パネ
ルの周端縁部分の強度が低く、パネル全体としての強度
および剛性が損なわれることが知られていた。
［考案が解決しようとする課題］ 本考案の技術的課題は、従来のものにおける上記のよう
な問題点を解消するにあり、そのために、ブロー成形時
に金型のピンチオフ部で形成されるパーティングライン
をパネルの表側周端壁と裏側周端壁に屈曲して形成し
て、パネルの一方の周端縁のみが偏って薄肉にならない
ようにし、もって、強度および剛性に優れたブロー成形
製ハウジングパネルを提供することを目的とするもので
ある。
な問題点を解消するにあり、そのために、ブロー成形時
に金型のピンチオフ部で形成されるパーティングライン
をパネルの表側周端壁と裏側周端壁に屈曲して形成し
て、パネルの一方の周端縁のみが偏って薄肉にならない
ようにし、もって、強度および剛性に優れたブロー成形
製ハウジングパネルを提供することを目的とするもので
ある。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、上記目的を達成するための技術的手段として
次のとおり構成した。
次のとおり構成した。
すなわち、その構成は、熱可塑性プラスチック材料をブ
ロー成形して中空二重壁構造に構成したハウジングパネ
ルであって、ブロー成形時に金型のピンチオフ部で形成
されるパーティングラインをパネルの表側周端壁と裏側
周端壁に屈曲して形成してなることを特徴とするブロー
成形製ハウジングパネルとしたものである。
ロー成形して中空二重壁構造に構成したハウジングパネ
ルであって、ブロー成形時に金型のピンチオフ部で形成
されるパーティングラインをパネルの表側周端壁と裏側
周端壁に屈曲して形成してなることを特徴とするブロー
成形製ハウジングパネルとしたものである。
［作用］ 本考案に係るブロー成形製ハウジングパネルにおいて
は、金型のピンチオフ部で形成されるパーティングライ
ンがパネルの表側周端壁と裏側周端壁に屈曲して形成さ
れるので、ブロー成形時にパーティングライン以外の周
端縁が薄肉になっても、厚肉のパーティングラインの部
分が交互に形成されるところから、パネルの各周端縁の
強度が損なわれず、したがって、全体として強度および
剛性の高いハウジングパネルが得られる。
は、金型のピンチオフ部で形成されるパーティングライ
ンがパネルの表側周端壁と裏側周端壁に屈曲して形成さ
れるので、ブロー成形時にパーティングライン以外の周
端縁が薄肉になっても、厚肉のパーティングラインの部
分が交互に形成されるところから、パネルの各周端縁の
強度が損なわれず、したがって、全体として強度および
剛性の高いハウジングパネルが得られる。
［実施例］ 本考案の一実施例を図面について説明する。
第１図にはキャビネットが例示されている。このキャビ
ネット１の側壁２は、本考案に係るブロー成形製ハウジ
ングパネルからなり、ハウジングパネルは第２図に示す
ように構成されている。３は前面扉、４は把手、５は天
板、６は底板である。
ネット１の側壁２は、本考案に係るブロー成形製ハウジ
ングパネルからなり、ハウジングパネルは第２図に示す
ように構成されている。３は前面扉、４は把手、５は天
板、６は底板である。
第２図において、７は表壁、８は裏壁であって、表壁７
と裏壁８は周端壁９によって接合され、中空二重壁構造
のハウジングパネル10が構成されている。このハウジン
グパネル10の周端壁９には、ブロー成形時にパーティン
グライン11が形成されるが、このパーティングライン11
は、パネルの表側周端壁と裏側周端壁に屈曲して形成さ
れており、パーティングライン11の部分は厚肉となって
いる。パーティングライン11以外の周端縁は、ブロー比
が高いので薄肉になるが、その薄肉部12はパーティング
ライン11と逆の関係となるように形成されている。ま
た、11aは表側に位置するパーティングライン、11bは表
側から裏側にかけて傾斜状に位置するパーティングライ
ン、11cは裏側に位置するパーティングラインである。
と裏壁８は周端壁９によって接合され、中空二重壁構造
のハウジングパネル10が構成されている。このハウジン
グパネル10の周端壁９には、ブロー成形時にパーティン
グライン11が形成されるが、このパーティングライン11
は、パネルの表側周端壁と裏側周端壁に屈曲して形成さ
れており、パーティングライン11の部分は厚肉となって
いる。パーティングライン11以外の周端縁は、ブロー比
が高いので薄肉になるが、その薄肉部12はパーティング
ライン11と逆の関係となるように形成されている。ま
た、11aは表側に位置するパーティングライン、11bは表
側から裏側にかけて傾斜状に位置するパーティングライ
ン、11cは裏側に位置するパーティングラインである。
第３図および第４図にはハウジングパネル10のブロー成
形態様が、第２図Ａ−Ａ線断面に対応して示されてお
り、第３図は型締め進行状態、第４図は型締め完了後ブ
ロー成形した状態である。
形態様が、第２図Ａ−Ａ線断面に対応して示されてお
り、第３図は型締め進行状態、第４図は型締め完了後ブ
ロー成形した状態である。
第３図において、13,14は一対の金型、15,16はそのキャ
ビティ、17,18ピンチオフ部である。ブロー成形時に、
押出ダイから金型13,14間に配置されたパリスン19は曲
がりくねったピンチオフ部17,18に沿って変形した状態
であるが、型締め後ブローすると、第４図のようにキャ
ビティ15,16に沿った形状に成形される。そして、ピン
チオフ部17,18の部分にはパーティングライン11が形成
され、それ以外の周端縁は、ブロー比が高いので薄肉部
12となる。しかし、本考案にあっては、表側に位置する
薄肉部12aはパーティングライン11aによって、裏側に位
置する薄肉部12cはパーティングライン11cによって、さ
らに、その中間部はパーティングライン11bによって補
うことができる。パーティングライン11の部分は、表側
のパリスンと裏側のパリスンがピンチオフ部17,18によ
って接合されるので、他の部分より厚肉に形成される。
なお、金型13,14は、パーティングライン11がパネルの
表側周端壁と裏側周端壁に屈曲して形成される形状に構
成されているものである。
ビティ、17,18ピンチオフ部である。ブロー成形時に、
押出ダイから金型13,14間に配置されたパリスン19は曲
がりくねったピンチオフ部17,18に沿って変形した状態
であるが、型締め後ブローすると、第４図のようにキャ
ビティ15,16に沿った形状に成形される。そして、ピン
チオフ部17,18の部分にはパーティングライン11が形成
され、それ以外の周端縁は、ブロー比が高いので薄肉部
12となる。しかし、本考案にあっては、表側に位置する
薄肉部12aはパーティングライン11aによって、裏側に位
置する薄肉部12cはパーティングライン11cによって、さ
らに、その中間部はパーティングライン11bによって補
うことができる。パーティングライン11の部分は、表側
のパリスンと裏側のパリスンがピンチオフ部17,18によ
って接合されるので、他の部分より厚肉に形成される。
なお、金型13,14は、パーティングライン11がパネルの
表側周端壁と裏側周端壁に屈曲して形成される形状に構
成されているものである。
ハウジングパネル３を構成する熱可塑性プラスチック材
料は、スチレン変性ポリフェニレンオキサイド、ＡＢＳ
樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリブチレンテ
レフタート、ポリプロピレン、ポリエチレン等が用いら
れる。
料は、スチレン変性ポリフェニレンオキサイド、ＡＢＳ
樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリブチレンテ
レフタート、ポリプロピレン、ポリエチレン等が用いら
れる。
以上のように構成されたハウジングパネル10において
は、周端壁９のパーティングライン11がパネル表側と裏
側に交互に形成され、パーティングライン11の部分はブ
ロー成形時に厚肉となる。このため、パーティングライ
ン11以外の周端縁が薄肉部12となっても、厚肉部と薄肉
部が交互に位置するので、周端縁の全体としての強度が
損なわれず、ハウジングパネル10は強度および剛性の高
いものとなる。
は、周端壁９のパーティングライン11がパネル表側と裏
側に交互に形成され、パーティングライン11の部分はブ
ロー成形時に厚肉となる。このため、パーティングライ
ン11以外の周端縁が薄肉部12となっても、厚肉部と薄肉
部が交互に位置するので、周端縁の全体としての強度が
損なわれず、ハウジングパネル10は強度および剛性の高
いものとなる。
なお、パーティングラインを交互に形成している周端壁
は、実施例のように、全周面のほか、所望の対向面、一
方面であってもよい。
は、実施例のように、全周面のほか、所望の対向面、一
方面であってもよい。
［考案の効果］ 本考案は、前記のように、熱可塑性プラスチック材料を
ブロー成形して中空二重壁構造に構成したハウジングパ
ネルであって、ブロー成形時に金型のピンチオフ部で形
成されるパーティングラインをパネルの表側周端壁と裏
側周端壁に屈曲して形成してなるものであるから、パネ
ルの一方の周端縁のみが偏って薄肉にならないようにし
て、全体として強度および剛性に優れたブロー成形製ハ
ウジングパネルを得ることができる。
ブロー成形して中空二重壁構造に構成したハウジングパ
ネルであって、ブロー成形時に金型のピンチオフ部で形
成されるパーティングラインをパネルの表側周端壁と裏
側周端壁に屈曲して形成してなるものであるから、パネ
ルの一方の周端縁のみが偏って薄肉にならないようにし
て、全体として強度および剛性に優れたブロー成形製ハ
ウジングパネルを得ることができる。
第１図は本考案に係るブロー成形製ハウジングパネルを
使用して構成したキャビネットの全体斜視図、第２図は
本考案に係るブロー成形製ハウジングパネルの一実施例
を示す一部を破断した斜視図、第３図および第４図は本
考案に係るハウジングパネルのブロー成形態様を第２図
Ａ−Ａ線断面について示した断面図である。 ７……表壁、８……裏壁、９……は周端壁、10……ハウ
ジングパネル、11……パーティングライン、12……薄肉
部、13,14……一対の金型、15,16……そのキャビティ、
17,18……ピンチオフ部、19……パリスン
使用して構成したキャビネットの全体斜視図、第２図は
本考案に係るブロー成形製ハウジングパネルの一実施例
を示す一部を破断した斜視図、第３図および第４図は本
考案に係るハウジングパネルのブロー成形態様を第２図
Ａ−Ａ線断面について示した断面図である。 ７……表壁、８……裏壁、９……は周端壁、10……ハウ
ジングパネル、11……パーティングライン、12……薄肉
部、13,14……一対の金型、15,16……そのキャビティ、
17,18……ピンチオフ部、19……パリスン
Claims (1)
- 【請求項１】熱可塑性プラスチック材料をブロー成形し
て中空二重壁構造に構成したハウジングパネルであっ
て、ブロー成形時に金型のピンチオフ部で形成されるパ
ーティングラインをパネルの表側周端壁と裏側周端壁に
屈曲して形成してなることを特徴とするブロー成形製ハ
ウジングパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8886189U JPH0627385Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | ブロー成形製ハウジングパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8886189U JPH0627385Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | ブロー成形製ハウジングパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0331532U JPH0331532U (ja) | 1991-03-27 |
| JPH0627385Y2 true JPH0627385Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31638454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8886189U Expired - Lifetime JPH0627385Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | ブロー成形製ハウジングパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627385Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP8886189U patent/JPH0627385Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0331532U (ja) | 1991-03-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |