JPH0646661Y2 - ブロー成形製ハウジングパネル - Google Patents

ブロー成形製ハウジングパネル

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JPH0646661Y2
JPH0646661Y2 JP8886289U JP8886289U JPH0646661Y2 JP H0646661 Y2 JPH0646661 Y2 JP H0646661Y2 JP 8886289 U JP8886289 U JP 8886289U JP 8886289 U JP8886289 U JP 8886289U JP H0646661 Y2 JPH0646661 Y2 JP H0646661Y2
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JP
Japan
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housing panel
panel
mounting member
blow molding
parting line
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JP8886289U
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JPH0331531U (ja
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英夫 鈴木
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種電子機器等の機器用ハウジング、キャビ
ネット、ラック、ロッカー、ワゴン等の家具、屋内装備
品等を構成するブロー成形製ハウジングパネルに関する
ものである。
[従来の技術] 熱可塑性プラスチック材料をブロー成形して中空二重壁
構造に構成したハウジングパネルにおいては、ブロー成
形時に、金型のピンチオフ部で形成されるパーティング
ライン付近は厚肉状態となるが、それ以外の周端縁の肉
厚は、ブロー比が高く薄肉状態になるので、従来の表側
周端縁または裏側周端縁の一方にパーティングラインが
位置するものでは他方の周端縁が、あるいは周端壁の中
間線にパーティングラインが位置するものでは両方の周
端縁がともに薄肉となって、パネルの周端壁部分の強度
が特に劣り、パネル全体としての強度および剛性が損な
われることが知られていた。
[考案が解決しようとする課題] ところで、この種のハウジングパネルは、その周端壁の
部位を他の取付け箇所に固定されるものであるので、従
来のハウジングパネルのように、周端壁の強度が劣るも
のでは、堅牢性の高いハウジングを構成することはでき
ない。
そこで、本考案の技術的課題は、従来のものにおける上
記のような問題点を解消するにあり、そのために、金型
のピンチオフ部で形成されるパーティングラインを、周
端壁の取付け部材を囲むように屈曲して形成したことに
より、パネルの一方の周端縁のみが偏って薄肉にならな
いようにするとともに、特に取付部材の周囲の強度を高
くし、もって、取付強度および剛性に優れたブロー成形
製ハウジングパネルを提供することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するための技術的手段として
次のとおり構成した。
すなわち、その構成は、熱可塑性プラスチック材料をブ
ロー成形して中空二重壁構造に構成したハウジングパネ
ルであって、表壁と裏壁とを連接する周端壁に取付部材
を取付け、パネルのブロー成形時に、金型のピンチオフ
部で形成されるパーティングラインを、上記取付部材を
囲むように、屈曲して形成してなることを特徴とするブ
ロー成形製ハウジングパネルとしたものである。
[作用] 本考案に係るブロー成形製ハウジングパネルにおいて
は、金型のピンチオフ部で形成されるパーティングライ
ンが周端壁の取付部材を囲むように、屈曲して形成さ
れ、パーティングラインの部分は厚肉となるので、周端
壁の取付強度が高くなる。したがって、このハウジング
パネルを使用して堅牢性の高いハウジングを構成するこ
とができる。
[実施例] 本考案の一実施例を図面について説明する。
第1図にはキャビネットが例示されている。このキャビ
ネット1の側壁2は、本考案に係るブロー成形製ハウジ
ングパネルからなり、4は前面扉、5は天板、6は底板
である。上記ハウジングパネルは第2図ないし第4図に
示すように構成されている。
第2図ないし第4図において、7は表壁、8は裏壁であ
って、表壁7と裏壁8は周端壁9によって連接され、中
空二重壁構造のハウジングパネル10が構成されている。
このハウジングパネル10の周端壁9の上端面には、取付
部材11が取付けられており、ブロー成形時に周端壁9に
形成されるパーティングライン12は、取付部材11を囲む
ように、かつパネルの表側周端縁と裏側周端縁に屈曲し
て交互に形成されている。そして、パーティングライン
12の部分はブロー成形時に厚肉となり、パーティングラ
イン12以外の周端縁はブロー比が高いので薄肉になる
が、その薄肉部13はパーティングライン12と逆の関係と
なるように形成されるので、周端壁9の取付部材11を取
付けた部位の強度は十分高くなる。
キャビネット1の側壁2を構成するハウジングパネル10
と天板5は、天板5に形成した窪み14内でナット15を取
付部材11に螺装して固着される。16はキャップである。
なお、取付部材11は、ブロー成形後に取付けたものであ
るが、これはブロー成形時に一体にインサートしてもよ
い。取付部材11を囲むように、パネルの表側周端縁と裏
側周端縁に交互に形成されるパーティングライン12は、
実施例のように三方を囲むほか、二方を囲むこともで
き、その条件を満たす限り適宜の状態とすることができ
る。
第5図および第6図にはハウジングパネル10のブロー成
形態様が、第2図のC-C線断面に対応して示されてい
る。
第5図は型締め進行状態、第6図は型締め完了後ブロー
成形した状態を示し、17,18は一対の金型、19,20はその
キャビティ、21,22はピンチオフ部である。ブロー成形
時に、押出ダイから金型17,18間に配置されたパリスン2
3は、型締め後にブローされるが、屈曲して形成された
ピンチオフ部21,22の部分にはパーティングライン12が
形成される。そして、それ以外の周端縁は、ブロー比が
高いので薄肉部13となる。パーティングライン12の部分
は、表側のパリスンと裏側のパリスンがピンチオフ部2
1,22によって接合されるので、他の部分より厚肉に形成
される。上記金型17,18のピンチオフ部21,22は、パーテ
ィングライン12が周端壁9の取付部材11を囲み、かつパ
ネルの表側周端縁と裏側周端縁に交互に形成される形状
に構成されているものである。第5図において、パリス
ン23の鎖線23aで示した状態はA-A線断面位置の矢視方向
の先方位置における態様である。また、第6図におい
て、12aはA-A線断面位置のパーティングライン12に対応
した厚肉部である。
ハウジングパネル10を構成する熱可塑性プラスチック材
料は、スチレン変性ポリフェニレンオキサイド、ABS樹
脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリブチレンテレ
フタート、ポリプロピレン、ポリエチレン等が用いられ
る。
以上のように構成されたハウジングパネル10は、金型1
7,18のピンチオフ部21,22で形成されるパーティングラ
イン12が周端壁9の取付部材11を囲むように、しかもパ
ネルの表側周端縁と裏側周端縁に交互に形成され、パー
ティングライン12の部分は厚肉となるので、周端壁9の
取付強度が高くなる。したがって、このハウジングパネ
ル10を使用して堅牢性の高いハウジングを構成すること
ができる。
[考案の効果] 本考案は、前記のように、熱可塑性プラスチック材料を
ブロー成形して中空二重壁構造に構成したハウジングパ
ネルであって、表壁と裏壁とを連接する周端壁に取付部
材を取付け、パネルのブロー成形時に、金型のピンチオ
フ部で形成されるパーティングラインを、上記取付部材
を囲むように屈曲して形成してなるものであるから、パ
ネルの一方の周端縁のみが偏って薄肉にならないように
するとともに、特に取付部材の周囲の強度を高くし、も
って、取付強度および剛性に優れたブロー成形製ハウジ
ングパネルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るブロー成形製ハウジングパネルを
使用して構成したキャビネットの全体斜視図、第2図は
本考案に係るブロー成形製ハウジングパネルの一実施例
を示す一部を破断した斜視図、第3図は第2図における
A-A線断面図、第4図は同上B-B線断面図、第5図および
第6図は本考案に係るハウジングパネルのブロー成形態
を第2図C-C線断面に対応して示した断面図であり、第
5図は型締め進行中の状態、第6図は型締め後ブロー成
形が完了した状態をそれぞれ示している。 7……表壁、8……裏壁、9……は周端壁、10……ハウ
ジングパネル、11……取付部材、12……パーティングラ
イン、13……薄肉部、17,18……一対の金型、19,20……
そのキャビティ、21,22……ピンチオフ部、23……パリ
スン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性プラスチック材料をブロー成形し
    て中空二重壁構造に構成したハウジングパネルであっ
    て、表壁と裏壁とを連接する周端壁に取付部材を取付
    け、パネルのブロー成形時に、金型のピンチオフ部で形
    成されるパーティングラインを、上記取付部材を囲むよ
    うに屈曲して形成してなることを特徴とするブロー成形
    製ハウジングパネル。
JP8886289U 1989-07-28 1989-07-28 ブロー成形製ハウジングパネル Expired - Lifetime JPH0646661Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8886289U JPH0646661Y2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28 ブロー成形製ハウジングパネル

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JP8886289U JPH0646661Y2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28 ブロー成形製ハウジングパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0331531U JPH0331531U (ja) 1991-03-27
JPH0646661Y2 true JPH0646661Y2 (ja) 1994-11-30

Family

ID=31638455

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JP8886289U Expired - Lifetime JPH0646661Y2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28 ブロー成形製ハウジングパネル

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