JPH0426615Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0426615Y2
JPH0426615Y2 JP1983138580U JP13858083U JPH0426615Y2 JP H0426615 Y2 JPH0426615 Y2 JP H0426615Y2 JP 1983138580 U JP1983138580 U JP 1983138580U JP 13858083 U JP13858083 U JP 13858083U JP H0426615 Y2 JPH0426615 Y2 JP H0426615Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge
polypropylene
mold
bending member
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983138580U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6046772U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13858083U priority Critical patent/JPS6046772U/ja
Publication of JPS6046772U publication Critical patent/JPS6046772U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0426615Y2 publication Critical patent/JPH0426615Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ポリプロピレン丁番に関する。より
詳しくは屈曲部材と支持部材とを接合してインサ
ート成形法により一体化されたポリプロピレン丁
番に関する。
ポリプロピレンは優れた耐折曲げ疲労性を有し
ており、この特性は成形品に薄肉部を設けここを
屈曲部として使用する成形品、例えば蓋と本体と
が一体に成形された各種容器あるいは自動車のア
クセルペダル等に応用されている。これら所謂一
体ヒンジ構造の成形品は、屈曲部材と非屈曲部材
(以下支持体という)とは同一の樹脂から成り、
その成形に際し樹脂は屈曲部に相当する金型の狭
い空隙を通つて一方の支持体に相当するキヤビテ
イーから他方の支持体に相当するキヤビテイーに
充填される。従つて成形の容易さの観点からは流
動性の高い樹脂が好ましいが、一方成形品の強度
や屈曲部の強度を高めるためには流動性の低い樹
脂を用いねばならず、このことが大形成形品の製
造に対する大きな障害となつていた。
一体ヒンジ構造の上記問題点の解決法としてポ
リプロピレン丁番を成形する際に予め成形して得
た屈曲部材を支持部材に接合することにより強度
並びに成形性の優れたポリプロピレン丁番を得る
ことが出来ることが知られている(実願昭57−
160722)。
一体ヒンジ構造を有する成形品の丁番部分は、
成形品の美観を保つために、成形品の表側は平面
に近く裏側が溝状に窪んでいるのが一般的であ
り、前記実用新案登録願の丁番では成形品の表面
に支持部材との材質や表面状態の異なる屈曲部材
が存在し、やはり美観を損う例が多かつた。
本考案者らはポリプロピレン丁番について検討
を重ねた結果、一体ヒンジ構造を有する成形品を
成形する際に、予め平面状に成形して得た屈曲部
材を成形品の裏側へ溝状に接合する簡便かつ経済
的な方法を見出し、本考案のポリプロピレン丁番
を得た。
図面によつて本考案を更に説明する。第1図の
従来公知のポリプロピレン丁番の断面図、第2図
は実願昭57−160722によるポリプロピレン丁番の
断面図である。
第1図において、屈曲部1は通常厚みa0.05〜
0.6mm程度、ランド長さb1〜2mm程度である。成
形に際し樹脂は一方の支持部材2(又は3)より
他方の支持部材3(又は2)の方向に流れる。こ
の樹脂の流れにより屈曲部材となるべき箇所に発
生するポリプロピレンの分子配向が、耐折り曲げ
疲労特性や引張強度を与えるものである。
第2図において、屈曲部材4は、ポリプロピレ
ン丁番の製造に先立つて所望厚さシート状あるい
はフイルム状のポリプロピレンを所望の巾に切断
して製造され、所謂インサート成形法により支持
部材5,6に溶着される。屈曲部材はリボン状で
あるため、タルミやユレを起こし易く、丁番部の
溝に相当する金型の凸部の所定の位置に安定、確
実に取付けることは困難であり、また、屈曲部材
を金型の凸部の形状に合わせて予備成形する方法
も考えられるが、生産性が悪く経済的でなく、従
つて成形品の裏側である丁番部の溝側に屈曲部材
を接合させることは困難であつた。
第3図は本考案のポリプロピレン丁番の断面図
であり、屈曲部材4は丁番部の溝側に用いられて
いる。このようなポリプロピレン製丁番を製造す
る方法の1例を第4図および第5図に示す。
第4図は開放状態の金型の丁番部分において成
形品の表側に相当する面に屈曲部材をインサート
した様子を示す。第5図は上記金型に型締力を加
えた状態を示す。上記金型において丁番のランド
部のキヤビテイー厚さcはインサートされた屈曲
部材の厚さdよりも狭く、該締状態では屈曲部材
4は中央部を圧迫されて両端が浮き上がつた状態
となる。このような状態で成形品の本体となる支
持部材樹脂キヤビテイー5′,6′に注入するとき
は丁番部は第3図に示された構造となる。
第6図および第7図は本考案のポリプロピレン
製丁番を製造する方法を示す他の1例であり、成
型品の表側に接する金型A(上下裏返しに画かれ
ている)および成形品の裏側に接する金型Bから
成る。金型の開放状態において屈曲部材4は金型
Aの突出部に固定される。固定の手段としては、
画突出部に設けたピンに突刺す、あるいは両面接
着テープ等の接着剤による方法がある。金型が閉
じられると、金型Aの突出部7,8は金型Bの受
入れ溝7′,8′に嵌入され、屈曲部材は金型Bに
備けられた三角棒様の突起部を包みこむ様に覆
う。次いで成形品本体を構成する支持部材樹脂が
キヤビテイーに注入され、成形が終了すると丁番
部は第3図に示された構造となる。
本考案のポリプロピレン丁番は成形品本体の材
質とは無関係に屈曲部材の材質および厚みならび
にランド長さが選択できるため所望の強度および
柔軟度の丁番が得られるうえに、屈曲部材が成形
品の表側に現れないため美観的にも優れたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図:通常の一体ヒンジ構造の断面図。第2
図:インサート成形法による従来の改良されたポ
リプロピレン丁番の断面図。第3図:本願考案の
ポリプロピレン丁番の断面図。第4図:本願考案
のポリプロピレン丁番を製造する金型構造の1例
の断面図。第5図:第4図の金型の型締状態を示
す図。第6図:本願考案のポリプロピレン丁番製
造用の金型の他の1例の成形品の表側に接する金
型。第7図:同じく裏側に接する金型。 1,4……屈曲部材、2,3,5,6……支持
部材、7,8……屈曲部材保持用突出部、7′,
8……突出部受入孔、a……ランド厚さ、b……
ランド長さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート状に成形されたポリプロピレン製屈曲部
    材と、ポリプロピレンから成る支持部材とがイン
    サート成形法により一体化されたポリプロピレン
    製丁番であつて、該屈曲部材が丁番屈曲部の溝の
    内面を形成していることを特徴とするポリプロピ
    レン丁番。
JP13858083U 1983-09-07 1983-09-07 ポリプロピレン丁番 Granted JPS6046772U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13858083U JPS6046772U (ja) 1983-09-07 1983-09-07 ポリプロピレン丁番

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13858083U JPS6046772U (ja) 1983-09-07 1983-09-07 ポリプロピレン丁番

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6046772U JPS6046772U (ja) 1985-04-02
JPH0426615Y2 true JPH0426615Y2 (ja) 1992-06-25

Family

ID=30310895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13858083U Granted JPS6046772U (ja) 1983-09-07 1983-09-07 ポリプロピレン丁番

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6046772U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5070766A (ja) * 1973-10-26 1975-06-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5070766A (ja) * 1973-10-26 1975-06-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6046772U (ja) 1985-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0228293B1 (en) Fastener with tape
KR950013694A (ko) 몰딩 성형용 결합부재 및 이를 이용한 수지 성형체의 제조방법
JPH0825387B2 (ja) モールディング及びその製造方法
JPH0426615Y2 (ja)
JPH079630Y2 (ja) 芯材付きモール
US4968235A (en) Mold for manufacturing skin covered foamed plastic seat
JPH0698715B2 (ja) 芯材付きモールの製造方法
JPH02249618A (ja) ヒンジ付き合成樹脂品
JPS59176144A (ja) プラスチックモール
JP3875541B2 (ja) 車両用内装品の成形方法
JP3910238B2 (ja) 中空成形品の製造方法
JPS6354228A (ja) モ−ルデイング
JPH03254999A (ja) 湾曲した背部を有する収録用品およびその製造方法
JP2519517B2 (ja) 自動車用装飾モ―ルの成形方法
JPH045031A (ja) 樹脂成形品とその成形用金型並びにその成形用金型を用いた成形方法
JPH0238840Y2 (ja)
JPS61139425A (ja) インモ−ルド成形品
JPH0213241Y2 (ja)
JPH0661790B2 (ja) プラスチック部品のヒンジ部の製造方法
JPS627555Y2 (ja)
JPH0428543Y2 (ja)
JPH0646661Y2 (ja) ブロー成形製ハウジングパネル
JP2000289029A (ja) インサート支持台
JPH0312884B2 (ja)
JPS6230574Y2 (ja)