JPS627555Y2 - - Google Patents

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JPS627555Y2
JPS627555Y2 JP13480181U JP13480181U JPS627555Y2 JP S627555 Y2 JPS627555 Y2 JP S627555Y2 JP 13480181 U JP13480181 U JP 13480181U JP 13480181 U JP13480181 U JP 13480181U JP S627555 Y2 JPS627555 Y2 JP S627555Y2
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container
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JP13480181U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は低コストにて製造し得る透明フイルム
差込型窓付の容器に関する。蓋部に収納物を外部
から確認するための窓を有しかつ該窓に透明樹脂
板が嵌着された容器の構造については、既に種々
のものが案出されるに至つている。その第1の構
造は、第1図に示したように、金属性蓋部1に窓
部2を設け、該窓部2に透明合成樹脂を直接抽出
成型し、透明板13を成形する方法である。この
構造に係るものは窓部2に設けられる透明板13
の固着性については申し分ないものであるが、こ
れを成形するに際して用いられる抽出型が高価で
あり、かつ蓋全体を抽出成型工程に搬入せねばな
らずこれに伴う製造工程の煩雑性故に前記高価な
抽出型の必要性とも相俟つて生産コストは高価と
ならざるを得ず、主として商品の収納容器として
使用されるこの種の容器としては不適当なもので
ある。
次に第2の従来構造としては、第2図に示した
ように窓部2に嵌着する透明板13を予め所定形
状に抽出成型し、これを窓部2に嵌着するものが
ある。しかしながらこの構造のものにあつても透
明板13は抽出成型にて、窓部周縁部に構成され
た嵌着部に合致する形状に抽出成型しなければな
らず、高価な抽出型を必要とする点において第1
の従来例と同様であり、更にはめ込み型までも必
要とし、生産コスト上の欠点がある。
上記した第1、第2の従来例に代る構造として
案出されたものが透明合成樹脂フイルムを使用す
る構造である。すなわち第3図a,bに示したよ
うに蓋部1の窓部2の相対向する一対の長辺縁に
透明合成樹脂フイルムの下端縁を支持する支持縁
4を設け、一方フイルム3は窓部2と同形状に切
断し、その両端には蓋部裏側に挿入する舌片5を
設けたものである。そしてフイルム3の嵌着は舌
片5を蓋部裏側に挿入し、かつ他の両辺部を支持
縁4によつて支持することにより行うものであ
る。この第3の従来構造によれば、前記第1、第
2の従来構造の如く、透明板を成型抽出する必要
がなく、単にフイルムを所定形状に切断するのみ
で足りることから、製造工程が簡易であり、か
つ、抽出型やはめ込型を必要としないことから低
廉にて生産し得、生産コストの面においては満足
すべきものである。しかしながらこの構造に係る
ものにあつては、単に両端においてフイルム3を
係止させるに過ぎないことから、フイルム3の略
中央部分において容器内側からの押圧力に弱く、
したがつて内側からの押圧により撓みが生じた場
合には両端の舌片5が蓋1の裏面より容易に離脱
するという構造上の欠点がある。この欠点は窓部
が細長形状である場合には撓み率が大きいことか
ら特に顕著であり、したがつて面積の大きい容器
に横断的に窓部を形成する場合には不向きであ
る。例えばこれを色鉛筆ケースとして利用する場
合には、せいぜい12色罐程度が最大限に利用でき
る範囲であり、これ以上の大きさのものに利用す
ることは不適当であつた。しかして本考案におい
ては特にこの第3の従来例の前記欠点を補填せん
とするものであり、第1、第2の従来例の如く、
高生産コストを必要とせず、低廉にて生産し得さ
らに窓部に嵌着される透明フイルムにあつても、
容易に離脱せず、充分な固着性を有する窓付容器
を提供することを目的とする。すなわち本考案
は、蓋部に矩形状窓部を有し、該窓部に透明フイ
ルムを嵌着してなる容器において、窓部の両長辺
縁部にはフイルムの一面側縁部を支持する支持縁
を有するとともに、該長辺縁部の略中央部には、
フイルムの他面側縁部に圧接する圧接片を一体的
に設け、前記支持縁と圧接片とによりフイルム長
辺縁部を挾持するようにした窓付容器に関するも
のであり、以下これについて、図面に示した一実
施例に従つて説明する。
第4図において、1は容器の蓋部であり、長方
形状の窓部2が設けられている。4aは窓部2の
長辺縁部に設けられた支持縁であり、窓部2の開
口縁部を断面L字形にして形成したものであり、
その下方向への折り曲げ深さは、嵌着される透明
フイルムの厚さと同一とする。4bは窓部2の圧
接片であり、蓋部1の表面と同一平面上において
窓部2上に突設している。3は透明フイルムであ
り、窓部2と同一の形状部分とその両端に設けら
れた蓋裏面挿入舌片5とよりなる。
以上の構成に係る本実施において、透明フイル
ムの両短辺側は舌片5を蓋部1の裏側に挿入する
ことにより固定され、又長辺側両端縁は、縁部の
下面側は支持縁4aによつて支持されかつ上面側
は圧接片4bが圧接することから、支持片4aと
圧接片4bによつて挾持されることになる。なお
圧接片4bは、第5図aに示したように半円状に
し、あるいは第5図bに示したように角部に丸味
を付けることにより、さらに第5図cに示したよ
うにその周縁部を内側に湾曲させることにより、
フイルム3の取り付け作業を容易にし、かつフイ
ルムにキズが付くのを防止することができる。ま
た前記実施例においては圧接片4bは一対のみ設
けたが、窓部2の形状が大きい場合には、第5図
dに示したように複数対設けてもよい。
以上の構成に係る本実施例のフイルム3の取り
付け方法は、第6図に示した如く、支持縁4aと
圧接片4b間にフイルム3の長辺側両端縁を挿入
させつつ、一方の舌片5を蓋部1の裏面側に差し
入れ、次にフイルム3を図示した如く曲げつつ、
他方の舌片5を蓋部1の裏面側に差し入れて完成
させる。
第7図aは本考案の一実施例を示すものであ
り、圧接片4bを渡設状としたものである。すな
わち前記実施例においては、圧接片4bは爪状と
して相対向させて設けたが、本実施例において
は、窓部2を分割して形成して圧接片4bを設け
たものである。本実施例においても前記実施例と
同様に、第7図bに示したように、窓部2を複数
に分割して形成し、圧接片4bを複数設けるこ
と、あるいは第7図cに示したように圧接片4b
の端縁部を内側に湾曲状にすることにより、切り
口のバリを除去すること、さらに組み立ては第8
図に示したように前記実施例と同様に、支持縁4
bと圧接片4b間にフイルム3る挿入しつつ一方
の舌片5を蓋部裏側に他方の舌片5を差し入れた
後、フイルム3を曲げつつ他方の舌片5を蓋部裏
側に差し込んで完成させる。第9図は更に他の実
施例を示すものであり、圧接片4bを渡設状とし
かつこれに穴6を設け、デザイン的効果を向上せ
しむと共に、これを鉛筆P立てとしたものであ
り、その組み立て方法は第8図に示した前記実施
例と同様である。
以上に説明したように本考案は、まず製造コス
トに関しては、透明板部分は透明フイルムを所定
形状に切断することのみによつて成形し得ること
から前記第1、第2の従来例の如く、高価な抽出
型やはめ込み型を必要とせず、又透明フイルムの
取り付けもその可撓性を利用して簡単に行うこと
ができることから、きわめて低廉なコストにて生
産し得、又透明フイルムの固着性に関しては、中
途部分両縁が固定されることから内側からの押圧
によつて簡単に外れることもなく透明フイルムを
利用した従来のこの種容器の欠点を解決すること
ができ、前記製造コストの低廉化とも相俟つて、
主として商品の収納容器として使用されるこの種
容器として、有すべき要件すべて充足するもので
ある。
又第8図〜第9図に示した圧接片を渡設状とし
たものにあつては、蓋体をプレス成型して製造す
る場合には、渡設状の圧接片によりプレス時の材
力に対する張力を平均化することができるため、
プレス時の蓋体の歪み或いはシワの発生防止に役
立つという副次的効果も有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図a,bは従来例を示す
斜視図、第4図は本考案の一実施例を示す斜視
図、第5図a,b,c,dは圧接片の他の実施例
を示す斜視勝、第6図は同実施例の組み立て状態
を示す斜視図、第7図a,b,cは、他の実施例
を示す斜視図、第8図は同実施例の組み立て状態
を示す斜視図、第9図は他の実施例を示す斜視図
である。 1……蓋部、2……窓部、3……透明フイル
ム、4a……支持縁、4b……圧接縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋部に矩形状窓部を有し、該窓部に透明フイル
    ムを嵌着してなる容器において、窓部の両長辺縁
    部にはフイルムの一面側縁部を支持する支持縁を
    有するとともに、該長辺縁部の略中央部には、フ
    イルムの他面側縁部に圧接する圧接片を一体的に
    設け、前記支持縁と圧接片とによりフイルム長辺
    縁部を挾持するようにしたことを特徴とする窓付
    容器。
JP13480181U 1981-09-10 1981-09-10 窓付容器 Granted JPS5838527U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13480181U JPS5838527U (ja) 1981-09-10 1981-09-10 窓付容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP13480181U JPS5838527U (ja) 1981-09-10 1981-09-10 窓付容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5838527U JPS5838527U (ja) 1983-03-12
JPS627555Y2 true JPS627555Y2 (ja) 1987-02-21

Family

ID=29928207

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JP13480181U Granted JPS5838527U (ja) 1981-09-10 1981-09-10 窓付容器

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JPS5838527U (ja) 1983-03-12

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