JP2606573Y2 - 金型構造 - Google Patents

金型構造

Info

Publication number
JP2606573Y2
JP2606573Y2 JP1993046328U JP4632893U JP2606573Y2 JP 2606573 Y2 JP2606573 Y2 JP 2606573Y2 JP 1993046328 U JP1993046328 U JP 1993046328U JP 4632893 U JP4632893 U JP 4632893U JP 2606573 Y2 JP2606573 Y2 JP 2606573Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
auxiliary
molding
container
container body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993046328U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0715326U (ja
Inventor
博昭 徳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP1993046328U priority Critical patent/JP2606573Y2/ja
Publication of JPH0715326U publication Critical patent/JPH0715326U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606573Y2 publication Critical patent/JP2606573Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブロー成形時に使用さ
れる金型の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物には、同じ場所で使用され、外観が同
一もしくは極めて類似していて機能が異なる物がある。
例えば、シャンプーとリンスはいずれも浴室内で使用さ
れるものであり、同一銘柄の場合、これらを収容する容
器は同一形状、同一寸法である場合が多い。
【0003】これらは、目が不自由な人には区別がつか
ず厄介であった。又、健丈者であっても、シャンプーと
リンスをうっかりと誤用したり、洗髪時に目を閉じて手
探りで容器を探す時に不便を感ずる場合があった。
【0004】そこで、最近では、図5(A),(B)に
示すように、シャンプー容器1Bにだけ容器本体2Bの側面
に複数の小さな突起3を設け、リンス容器1Aの容器本体
2Aの側面には突起を設けず平滑な面として、リンス容器
1Aとシャンプー容器1Bとを視覚によらず手で触れて突起
3の有無で区別できるようにしたものが案出されてい
る。
【0005】これらの容器は樹脂製のものが多く、一般
的には金型を用いてブロー成形法により製造されてい
る。従来は、前記リンス容器1Aの容器本体2Aとシャンプ
ー容器1Bの容器本体2Bのように外形形状の一部のみが異
なる(即ち、この場合は突起3の有無)ものを製造する
場合にも、それぞれの容器形状に対応したキャビティを
有する金型を各々別々に用意していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このように、互いに外
形形状の一部のみが異なる複数種類の成型品を製造する
場合に、各形状に対応する金型を各々別々に用意すると
なると、非常に不経済であるばかりでなく、重量のある
金型を成型機に脱着させなければないので金型の切り替
えが面倒で手間と時間がかかり、又、使用しない方の金
型を保管するのにも広いスペースが必要になるなど、種
々の不利点があった。
【0007】本考案はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、金型の切り替えが容易にで
き、経済的で、非使用時の保管にも有利な金型構造を得
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の手段として分割面
を間に挾んで対向配置されて型締めされる一対の金型を
有し、この一対の金型間にキャビティが形成される、中
空容器ブロー成形用の金型構造であって、外形形状の一
部のみを互いに異にする複数種類の中空容器を成形する
ために、これ等中空容器の互いに相違する部分の外形形
状に対応する成形面を、側面に有する補助金型を備え、
この補助金型が、成形面をキャビティ側に臨ませて前記
一対の金型の少なくとも一方の分割面に着脱可能に取付
けられている。
【0009】第2の手段として、上記第1の手段を有す
ると共に上記成形面が、補助金型側面に複数設けられて
いる。
【0010】
【作用】金型はいずれの成型品を製造する場合にも補助
金型を除き共通部品となる。そして、製造すべき成型品
に対応した補助金型を適宜選択して金型に装着する。
【0011】補助金型だけを成型品の種類に応じて用意
すれば足りるので、経済的であり、非使用時における補
助金型の保管スペースも小さくて済む。金型の切り替え
には、計量小形の補助金型を金型に着脱するだけである
ので、切り替え作業が容易に且つ迅速にできる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1から図5の図面
に基いて説明する。尚、この実施例は、図5に示すよう
なリンス容器1Aの容器本体2Aとシャンプー容器1Bの容器
本体2Bを製造する態様である。このリンス用の容器本体
2Aとシャンプー用の容器本体2Bは、シャンプー用の容器
本体2Bの側面に多数の小さな突起3が形成されている点
を除いて、外観形状及び寸法が全く同一のものである。
【0013】図2は前記容器本体2A,2B をブロー成形す
るための金型の型締め状態を示す縦断面図であり、図1
は図2のI−I矢視図であり、図3は図2のII−II矢視
部分断面図である。
【0014】第1金型11と第2金型12は分割面10を間に
挾んで当接しており、第1金型11及ぴ第2金型12はリン
ス用の容器本体2Aの外形に対応した成形面11a,12a を有
している。これら金型11,12 の上部には、容器本体2A,2
B の口部を形成するための蓋型13が装着されている。
【0015】図1に示すように、第1金型11の表面(分
割面10)であって容器本体2A,2B の側部を形成する部位
には、左右一対の補助金型20,20 がボルト29によって着
脱可能に固定されている。
【0016】図4は補助金型20の外観斜視図である。補
助金型20は細長い略直方体形状をなしており、その表面
中央には前記ボルト29挿通用の2つの段付ボルト孔24が
貫通形成されている。
【0017】この補助金型20の一方の側面は凹凸のない
滑らかな曲面で構成されており、リンス用の容器本体2A
の側部外形に対応した第1成形面21になっている。補助
金型20の他方の側面は、滑らかな曲面の中央に小さな凹
部23が上下方向に所定間隔おきに複数設けられて構成さ
れており、シャンプー用の容器本体2Bの側部外形に対応
した第2成形面22になっている。
【0018】補助金型20が第1金型11に固定された状態
において、補助金型20の表面と第1金型11の表面は面一
になって分割面10を構成し、又、第1金型11の成形面11
a と第2金型12の成形面12a と補助金型20の成形面21ま
たは22は極めてスムーズな連続面となる。そして、これ
ら成形面11a,12a,21(または22)に囲まれた内部がキャ
ビティ30となる。尚、図1において符号14は型締め用ボ
ルトの挿通孔である。
【0019】リンス用の容器本体2Aを製造する場合に
は、2つの補助金型20をその第1成形面21がキャビティ
30に臨むように配して第1金型11に固定する。これを用
いてブロー成形すると、図5(A)に示すリンス用の容
器本体2Aを製造することができる。
【0020】シャンプー用の容器本体2Bを製造する場合
には、ボルト29を緩めて補助金型20を第1金型11から一
旦取り外し、この後、補助金型20の上下姿勢を逆向きに
して再度第1金型11に装着することにより、2つの補助
金型20の第2成形面22をキャビティ30に臨ませるように
する。図2はこのようにして得られた金型を型締めした
状態を示している。これを用いてブロー成形すると、図
5(B)に示すように、側部に突起3を有するシャンプ
ー用の容器本体2Bを製造することができる。
【0021】このように、リンス用容器本体2Aの製造用
金型からシャンプー用容器本体2Bの製造用金型に切り替
えるには、第1金型11から取り外した補助金型20を、そ
の上下方向を逆向きにして第1金型11に再装着するだけ
でよい。この補助金型20は大きさも小さく軽量であるの
で、その取り替え作業は簡単且つ迅速にできる。ちなみ
に、本出願人が実装置を用いて金型の切り替え作業を行
ったところ、10分程度でリンス用からシャンプー用に
切り替えることができた。
【0022】又、この実施例においては、一つの補助金
型20に2つ成形面21,22 を設け、常にいずれかの成形面
を利用するようにしており、補助金型20を常に第1金型
11に固定するようにしている。したがって、補助金型を
複数用意する必要もないし、非使用の補助金型を保管す
る必要もないし、補助金型を紛失する虞もないという利
点がある。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば成
形面を補助金型の側面に形成したから、その成形面をキ
ャビティ側に臨ませた状態でその補助金型を金型の分割
面10へ取付けることが出来、従って補助金型取付け用の
ボルト29の頭部表面も金型分割面10側に位置させること
が出来、そのボルト頭部表面をキャビティ側に位置させ
なくてよく、金型構造を簡易化できる。
【0024】又、金型の切り替えが補助金型を着脱する
だけでできるので、切り替え作業が容易に且つ迅速にで
きるという優れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1金型の正面図であり、図2の
I−I矢視図である。
【図2】本考案に係る金型の縦断面図である。
【図3】図2のII−II矢視部分断面図である。
【図4】補助金型の外観斜視図である。
【図5】(A)はリンス容器の外観斜視図であり、
(B)はシャンプー容器の外観斜視図である。
【符号の説明】
2A リンス用の容器本体(成型品) 2B シャンプー用
の容器本体(成型品) 10 分割面 11 第1金型 12
第2金型 20 補助金型 21 第1成形面 22
第2成形面 30 キャビティ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割面を間に挾んで対向配置されて型締
    めされる一対の金型を有し、この一対の金型間にキャビ
    ティが形成される、中空容器ブロー成形用の金型構造で
    あって、外形形状の一部のみを互いに異にする複数種類
    の中空容器を成形するために、これ等中空容器の互いに
    相違する部分の外形形状に対応する成形面を側面に有す
    る補助金型を備え、この補助金型が、成形面をキャビテ
    ィ側に臨ませて前記一対の金型の少なくとも一方の分割
    面に着脱可能に取付けられていることを特徴とする金型
    構造。
  2. 【請求項2】 上記成形面が、補助金型側面に複数設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の金型構造。
JP1993046328U 1993-08-25 1993-08-25 金型構造 Expired - Lifetime JP2606573Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993046328U JP2606573Y2 (ja) 1993-08-25 1993-08-25 金型構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993046328U JP2606573Y2 (ja) 1993-08-25 1993-08-25 金型構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0715326U JPH0715326U (ja) 1995-03-14
JP2606573Y2 true JP2606573Y2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=12744086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993046328U Expired - Lifetime JP2606573Y2 (ja) 1993-08-25 1993-08-25 金型構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2606573Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101401402B1 (ko) * 2012-10-04 2014-05-29 (주)대동몰드 블로우 성형용 금형

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0715326U (ja) 1995-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0248917A (ja) 射出成形用金型
USD358599S (en) Molding apparatus
JP2606573Y2 (ja) 金型構造
USD414990S (en) Ice cream bar mold
JPH061794Y2 (ja) プラスチック製ブロー成形品
JP3629097B2 (ja) ハウジングパネルの製造方法
JP2000106913A (ja) ボタン及びその製造方法
JP4757435B2 (ja) 樹脂皿およびその製法
JPS63138924U (ja)
JPH08230025A (ja) ブロー成形品の製造方法
JPH0234228U (ja)
JP2891039B2 (ja) 自動車用収納ボックス
JPH0732016Y2 (ja) 成形型
JPS6410322U (ja)
USD363864S (en) Rule puller for die pattern disassembly
JPH02242753A (ja) ヒンジを有した樹脂成形品の製造方法
JPH0331527U (ja)
JPH03101617U (ja)
JPH0395222U (ja)
JPH03242124A (ja) 洗面化粧キャビネットの製造方法
JPH03236933A (ja) 中空成形体の成形方法
JPH0481587U (ja)
JPS6185413U (ja)
JPH02268945A (ja) 金型
JPS61152412U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term