JPH0614587Y2 - 家具等の組立パネル集合体 - Google Patents

家具等の組立パネル集合体

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JPH0614587Y2
JPH0614587Y2 JP11369288U JP11369288U JPH0614587Y2 JP H0614587 Y2 JPH0614587 Y2 JP H0614587Y2 JP 11369288 U JP11369288 U JP 11369288U JP 11369288 U JP11369288 U JP 11369288U JP H0614587 Y2 JPH0614587 Y2 JP H0614587Y2
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assembly
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panel assembly
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JP11369288U
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治弘 遠藤
昭一 大熊
義和 岩谷
晋一 大城
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家具等を構成する複数個のパネル状構成部材
を一体的に連結した組立パネル集合体に関する。
〔従来の技術〕
従来、家具を製造する場合、木材、金属、プラスチック
等からなるパネル状の家具構成部材を、それぞれ独立し
た部材として製造し、製造されたそれぞれのパネル部材
は梱包されて組立工場、あるいは小売店等に運ばれ適宜
のジョイント部材にて組立てられ、家具が製造されてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来、家具を組立てる場合、それぞれのパネル部材が製
造時より独立して分離していたため、各パネル部材の種
類、数量、形態等を確認するの手間どり、例えばひとつ
の家具を構成する部材を1セットとして管理点検するこ
とが困難であった。また、家具を構成するパネル部材は
それぞれ独立して製造されるため、製造効率の点で問題
があった。
本考案は上記の問題点に鑑み、家具等を構成する各パネ
ル部材の種類、数量、形態などの確認が容易で管理点検
が極めて容易であり、また、複数のパネル部材を一度に
製造でき製造効率の向上を計ることのできる家具等の組
立パネル集合体を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の問題点を解決するため、以下のような構
成とした。すなわち本考案は、熱可塑性プラスチックの
表壁と裏壁とを独立離隔した中空2重壁構造のパネル部
材を連結部にて複数個一体に連設してなり、上記連結部
は表壁と裏壁とを圧縮溶着した薄肉部にて分離可能に構
成してなる家具等の組立パネル集合体に関する。
〔作用〕
本考案に係る組立パネル集合体は、それぞれのパネル部
材が連結部にて連結された状態で一体的に構成されてい
る。そして、組立パネル集合体はこの状態で組立現場あ
るいは小売店等に運ばれ、組立パネル集合体の薄肉部よ
り折曲げ、切断等適宜の手段にて複数の分離して複数の
パネル部材とし、適宜のジョイント部材にて組立てるこ
とにより家具等のパネルからなる組立構造が製造され
る。
〔実施例〕
第1図から第7図は本考案の第1実施例である、それぞ
れのパネル部材が同一形状である組立パネル集合体を示
す。第1図及び第2図において1は組立パネル集合体で
あり、2はパネル部材、3は連結部である。パネル部材
2は熱可塑性プラスチックの表壁4と裏壁5とを独立離
隔して中空部6を有する中空2重壁構造に構成されてお
り、その周側壁7は表壁4と裏壁5とを近接して溶着さ
れ、さらに周側壁7の外周には表壁4と裏壁5とを圧縮
溶着して先端が膨出状の嵌合突部8が形成されている。
そして、隣接するパネル部材2は嵌合突部8の近接した
部分にて表壁4と裏壁5とを圧縮溶着した薄肉部3Aに
て一体に連設されている。
次に組立パネル集合体1の製造方法を第3図から第5図
に従って説明する。51と52は分割形式の金型であ
り、内面には組立パネル集合体1を成形するためのキャ
ビティ53と54が構成されている。また、55は熱可
塑性プラスチックの可塑化されたパリスン、56は上記
パリスン55を押出するための押出ヘッドである。組立
パネル集合体1を製造するに際し、まず、熱可塑性プラ
スチックの可塑化されたパリスン55を押出ヘッド56
より押出し、金型51、52間に配置する。ついで、パ
リスン55の下端55′を閉鎖し、内部に気体の存在す
る状態でパリスン55を密閉状態として金型51、52
の型締を進行させる。第4図は型締を進行し、形成され
る組立パネル集合体の連結部となるパリスン部分をキャ
ビティ53、54内の凸部57、58にて圧縮する直前
のパリスン55が溶着した状態を示すものであり、密閉
状態のパリスン55は略キャビティ53、54の形状に
沿って変形する。さらに型締を進行させてパリスン55
を圧縮すると第5図に示すように連結部3である薄肉部
3A、また嵌合突部8が成形される。それとほぼ同時に
吹込ノズル59をパリスン55内のパネル部材となる部
分2にそれぞれ突き刺し加圧流体を導入して吹込むこと
により、それぞれのパネル部材2が同時に形成される。
ついで、金型51、52内のパリスン55より成形され
た組立パネル集合体1を冷却した後金型51、52を開
いて取出し、周囲のバリを除去して、第1図に示すよう
な組立パネル集合体1が得られる。
第6図及び第7図は第1図に示した組立パネル集合体1
の薄肉部3Aを分離して組立ててなるラックの斜視図及
び断面図を示すものであり、パネル部材2は嵌合突部8
を別体にて形成した枠状体9の溝部9Aにスライド嵌合
することにより組立てられパネル組立構造体としてラッ
ク10が構成される。
第8図及び第9図は本考案の第2の実施例を示すもので
あり、組立パネル集合体21において隣接したパネル部
材22の間を筒状壁部29にて連設し、隣接するパネル
部材22(22a〜22l)の中空部26を筒状壁部2
9にて連通状に構成したものである。このように筒状壁
部29を構成することにより組立パネル集合体としての
剛性を向上し、移動に際して変形することがなく、また
例えばパネル部材22b、22c、22e、22fを分
離せず、ひとつのパネル部材として使用する等、2個以
上のパネル部材22をひとつのパネル部材として使用す
る場合、家具等のパネルからなる組立構造体の剛性が向
上する。さらに、組立パネル集合体1を成形する際、第
5図にて説明したような吹込ノズル59を多く使用する
ことがなく、例えばひとつの組立パネル集合体をひとつ
の吹込ノズルにて成形することができる。なお、その他
の連結部23、薄肉部23A、表壁24、裏壁25、中
空部26、周側壁27、嵌合突部28の構成及び製造方
法は第1の実施例に示した内容と同様である。また、分
離した後の家具等を組立てる際、組立てに支障にある場
合は嵌合突部8、28あるいは筒状壁部11を部分的に
除去することもできる。
第10図から第14図は本考案の第3の実施例である、
それぞれのパネル部材が異種形状である組立パネル集合
体を示す。31は組立パネル集合体、32はパネル部
材、33は連結部であり、連結部33には表壁34と裏
壁35とを圧縮溶着した薄肉部33Aを有する。パネル
部材32は熱可塑性プラスチックの表壁34と裏壁35
を独立離隔して中空部36を有する中空2重壁構造に構
成されており、その周側壁37は表壁34と裏壁35と
を近隣して溶着した構成となっている。そしてパネル部
材32は箱状のパネル組立構造体であるキャビネットを
構成するため天板32a、背板32b、左側板32c、
右側板32d、底板32e及び32fからなる。天板3
2a、背板32b、及び底板32eの外周には嵌合凸部
38及び固着凸部39が形成され、一方背板32bの一
部、左側板32c及び右側板32dの外周には上記嵌合
凸部38及び固着凸部39に対応した形状の嵌合凹部4
0及び固着凹部41が形成されている。固着凸部39は
組立てる際ネジ部材が螺合する筒状体39Aと、その両
側に表壁34と裏壁35とを溶着した補強片39Bから
なり、上記固着凸部39はブロー成形時の金型合わせ面
上に形成される。また、扉板32eには軸ピン42が一
体に形成され、それに対応して天板32a及び底板32
eに軸ピン受け用孔43が形成される。第12図及び第
13図にて示すようなキャビネットを組立てる際して
は、ます薄肉部33Aより分離したパネル部材32(3
2a〜32e)の嵌合凸部38と嵌合凹部40を嵌合す
るとともに、第14図に示すように固着凸部39と固着
凹部41を嵌合させ、表壁34側より固着凸部39の筒
状体39A内にネジを進入させて固着凹部41の底壁を
貫通筒状体39Aの先端に予め開口した孔を通り、その
内壁面にネジ山を刻設しながら螺合することにより固着
される。また、扉板32eは軸ピン42を天板32aお
おび底板32eの軸ピン受け用孔43に挿入することに
より回動自在に取付けられ、また、組立パネル集合体3
1の製造方法は前述した第1の実施例と同様である。
本考案に係る組立パネル集合体はラック、キャビネット
等の家具構成部材のほかに電子機器、光学機器等各種装
置のハウジング構成部材等パネルからなる組立構造体全
般を製造することに活用できるものである。
また、本考案にて使用される熱可塑性プラスチックと
は、ABS樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂、
ポリカーボネード樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレン
テレフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレ
ン樹脂等ブロー成形可能な熱可塑性プラスチックが使用
できるが、とくにパネル部材を組立構造体の構造部材と
して活用し、また連結部より分離する際、隣接するパネ
ル部材を薄肉部より折曲げることにより容易に破断分離
することができることから、ABS樹脂、変性ポリフェ
ニレンオキサイド樹脂またはポリカーボネート樹脂が好
ましい。
〔効果〕 本考案は相互に連結した組立用パネル部材の集合体を得
ることにより、各パネルの種類、数量、形態が容易に確
認でき、例えばひとつの家具を構成するパネル部材をセ
ットとして得ることにより部品管理等の点検が容易とな
る。また、組立パネル集合体は複数のパネル部材を一度
に製造でき製造効率の向上を計ることができるので家具
等のパネルからなる組立パネル集合体を消費者に安値に
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図は本考案の第1実施例であり、第1図
は組立パネル集合体の平面図、第2図は第1図のA−
A′断面拡大斜視図、第3図から第5図は第1実施例の
組立パネル集合体の製造工程を示し、第3図は金型断破
断正面図、第4図は連結部を圧縮する直前の金型拡大断
面図、第5図はブロー成形時の金型拡大断面図、第6図
は組立パネル集合体を分離して組立てたラックの全体斜
視図、第7図は第6図のB−B′断面拡大斜視図、第8
図と第9図は本考案の第2の実施例であり、第8図は組
立パネル集合体の平面図、第9図は第8図のC−C′断
面拡大斜視図、第10図から第14図は本考案の第3実
施例であり、第10図は組立パネル集合体の平面図、第
11図は第10図のD−D′断面拡大斜視図、第12図
は組立パネル集合体を分離して組立てるキャビネットの
分解斜視図、第13図は組立後のキャビネットの斜視
図、第14図は第13図のE−E′断面図である。 1、21、31:組立パネル集合体 2、22、32:パネル部材 3、23、33:連結部 4、24、34:表壁 5、25、35:裏壁 6、26、36:中空部 7、27、37:周側壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性プラスチックの表壁と裏壁とを独
    立離隔した中空2重壁構造のパネル部材を連結部にて複
    数個一体に連結してなり、上記連結部は表壁と裏壁とを
    圧縮溶着した薄肉部にて分離可能に構成してなる家具等
    の組立パネル集合体。
JP11369288U 1988-08-30 1988-08-30 家具等の組立パネル集合体 Expired - Lifetime JPH0614587Y2 (ja)

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