JPH0632484Y2 - 板体の結合構造 - Google Patents

板体の結合構造

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JPH0632484Y2
JPH0632484Y2 JP9996288U JP9996288U JPH0632484Y2 JP H0632484 Y2 JPH0632484 Y2 JP H0632484Y2 JP 9996288 U JP9996288 U JP 9996288U JP 9996288 U JP9996288 U JP 9996288U JP H0632484 Y2 JPH0632484 Y2 JP H0632484Y2
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plates
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政治 串岡
好成 安田
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンテナ、キャビネット、ラック等の板体を
組合わせて構成される板体構成物に使用される板体で、
特にブロー成形により中空状に成形され、しかもヒンジ
にて略直角状に折り曲げ連結される板体の結合構造に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の板体の結合構造は、第9図、第10図に示
すようになっていて、結合しようとする2枚の板体a、
bのそれぞれの対向部を結合角度の1/2の角度の面取り
状に形成すると共に、それぞれの先端隅部を両板体a、
bと一体成形したヒンジcにて連結する構造になってい
た。そしてこの両板体a、bを上記ヒンジcで折り曲げ
両面取り部を合わせることにより略直角状に組立てるよ
うになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の板体の結合構造では、隅部にヒンジcがくる
ので、ヒンジcに外部応力が作用しやすく、この部分が
破損して2枚の板体が分離してしまうことがある。
また上記従来の構造では、第10図の矢印方向、すなわ
ち、内側から外側方向に力が作用したときの支持力が弱
く、容易に変形してしまうという問題点があった。
本考案は上記のことにかんがみなさたもので、両板体を
連結するヒンジに外部応力が作用しにくくなり、このヒ
ンジの破損を防止でき、また略直角状に結合される両板
体の折り曲げ状態を開方向以外のあらゆる方向に対して
極めて強い支持力にて結合することができるようにした
板体の結合構造を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る板体の結合構
造は、ブロー成形により中空状に成形され、しかもヒン
ジにて略直角状に折り曲げ連結される板体の結合構造に
おいて、連結される2枚の板体のうち、一方の板体の側
端で、かつ折り曲げ方向内側角部と、他方の板体の側端
で、かつ折り曲げ方向外側角とをヒンジにて部分的に連
結し、一方の板体の折り曲げ方向内側端部に他方の板体
の側端面を当接させて折り曲げ、この両板体のヒンジに
て連結されない部分の折り曲げ当接面の一方に突条を、
他方にこの突条が係合する溝をそれぞれの板体の厚さ方
向の型開き時に干渉しない形状にして設けた構成となっ
ている。
〔作用〕
2枚の板体を略直角状に折り曲げ結合したときに、ヒン
ジは結合構造の側面に位置される。また両板体の総合部
は突条と溝により折り曲げ状態を開く方向以外のあらゆ
る方向に対して係合支持される。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図から第8図に基づいて説明す
る。
図中1,2はポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑
性プラスチックを用いてブロー成形法にて中空状に成形
された2枚の板体、例えば底板と側板であり、この両板
1,2は、底板1の一側部上面に側板2の側端面を載置
当接させることにより略直角状に組立てるようになって
いる。そしてこの両板1,2は底板1の一側端と、側板
2の外側角とがヒンジ3にて一体成形されている。
上記底板1の内側面のヒンジ側部には、ヒンジ軸方向中
間部に突条4が、またこれの両側に溝5a,5bがそれ
ぞれヒンジ軸方向に設けられている。
一方側板2の内側面のヒンジ側部には、この側板2を底
板1に対して略直角状にしたときに上記突条4に係合す
る切欠き溝6と、溝5a,5bに係合する突条7a,7
bが設けられている。
上記ヒンジ3はヒンジ軸方向の中間部に設けてあり、底
板1の溝5a,5bと側板2の突条7a,7bはそれぞ
れヒンジ3がない部分に設けられている。
上記底板1側に設けられる突条4及び溝5a,5bはそ
れぞれ底板1の内側面に対して直角方向に型抜き可能な
形状となっている。また側板2側に設けられる切欠き溝
6及び突条7a,7bも側板2の板厚方向に型抜き可能
な形状になっている。
上記構成において、底板1に対して側板2を内側へ折り
曲げることにより、第3図、第4図に示すように、底板
1の一側部上面に側板2の端面が載置当接し、この状態
で底板1の突条4に側板2の切欠き溝6が、また底板1
の溝5a,5bに側板2の突条7a,7bが係合する。
これにより、底板1に対して側板2は上方方向に対して
ヒンジ3で、また左右方向に対して突条4と切欠き溝6
及び溝5a,5bと突条7a,7bの係合にて、さらにヒ
ンジ軸方向には上記ヒンジ3及び各係合にてそれぞれ支
持される。また上記ヒンジ3は結合構造体の側面に位置
され、特に外力による応力が作用されることはない。
次に上記構成の板材の結合構造を成形する成形法につい
て第6図〜第8図に基づいて説明する。
底板1と側板2とはそれぞれ同一平面状に展開した状態
で成形される。
8,9は左右方向(あるいは前後方向)に分割された金
型であり、この両金型8,9の対向部に底板1用のキャ
ビティ10aと、側板2用のキャビティ10bとがそれ
ぞれ設けてある。そして第1図A−A断面部、すなわ
ち、ヒンジ3を有すると共に突条4と切欠き溝6とを設
ける部分は第6図に示すように、底板1のキャビティ1
0aの側辺と側板2のキャビティ10bの隅部とがヒン
ジ用キャビティ11にて接続されている。また、第1図
のB−B断面部、すなわち、ヒンジ3が設けてなく、か
つ溝5a(5b)と突条7a(7b)とを設ける部分は第7
図に示すように、底板1側のキャビティ10aと、側板
2側のキャビティ10bとを接続するパーティングライ
ン12aは、一方の金型8にアンダカット部が生じない
ように斜めになっている。さらに第1図のC−C断面
部、すなわち、ヒンジ3がない平面部分での両キャビテ
ィ10a,10bを接続するパーティングライン12b
も、第8図に示すように、上記パーティングライン12
aと同一平面状に斜めになっている。
上記のように構成された金型8,9にて筒状のパリスン
を挟み、その中に空気等の圧力流体を吹き込むことによ
り底板1と側板2とが同一方向平面状に成形される。こ
のとき両金型8,9はアンダカット部がないので、成形
動作はスムーズに行なわれる。なおパーティングライン
12a,12bにて挟まれたプラスチックはブロー成形
後除去される。
なお上記各実施例においては底板1の一側辺に側板2が
ヒンジ3を介して折り曲げ可能に連設した例を示した
が、第5図に示すような箱体13を構成する場合には底
板1の四方の側辺にそれぞれヒンジ3を介して側板2を
連設し、各側板2は折り曲げてから隣接するもの相互を
ボルト14にて固定する。
〔考案の効果〕
本考案によれば、略直角状に折り曲げ連結される両板体
を連結するヒンジ3が結合構造の側面に位置されるの
で、このヒンジ3に外部応力が作用しにくくなり、ヒン
ジ3の破損を防止できる。また上記折り曲げ連結される
両板体の連結部は、ヒンジ3及び両板体に設けた突条及
び溝の係合により、折り曲げ状態を開く方向以外のあら
ゆる方向に対して極めて強い支持力にて結合することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図は本考案の実施例を示すもので、第1
図は展開斜視図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面
矢視図、第3図は第1図のA−A線に沿う部分の折り曲
げ結合状態を示す断面図、第4図は第1図のB−B線に
沿う部分の折り曲げ結合状態を示す断面図、第5図は本
考案の一実施例である箱体を示す斜視図、第6図、第7
図、第8図は第1図のA−A線、B−B線及びC−C線
に沿う部分の成形金型の形状をそれぞれ示す断面図であ
り、第9図、第10図は従来例の展開断面図と折り曲げ
結合状態の断面図である。 1は底板、2は側板、3はヒンジ、4,7a,7bは突
条、5a,5bは溝、6は切欠き溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー成形により中空状に成形され、しか
    もヒンジにて略直角状に折り曲げ連結される板体の結合
    構造において、連結される2枚の板体のうち、一方の板
    体の側端で、かつ折り曲げ方向内側角部と、他方の板体
    の側端で、かつ折り曲げ方向外側角部とをヒンジにて部
    分的に連結して一方の板体の折り曲げ方向内側端部に他
    方の板体の側端面を当接させて折り曲げ、この両板体の
    ヒンジにて連結されない部分の折り曲げ当接面の一方に
    突条を、他方にこの突条が係合する溝をそれぞれの板体
    の厚さ方向に型開き時に干渉しない形状にして設けたこ
    とを特徴とする板体の結合構造。
JP9996288U 1988-07-29 1988-07-29 板体の結合構造 Expired - Lifetime JPH0632484Y2 (ja)

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JP9996288U JPH0632484Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 板体の結合構造

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JP9996288U JPH0632484Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 板体の結合構造

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Publication Number Publication Date
JPH0222407U JPH0222407U (ja) 1990-02-14
JPH0632484Y2 true JPH0632484Y2 (ja) 1994-08-24

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ID=31327602

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JP9996288U Expired - Lifetime JPH0632484Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 板体の結合構造

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JPH0222407U (ja) 1990-02-14

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