JPH0624755B2 - 中空偏平構造物のブロー成形方法及び成形装置 - Google Patents
中空偏平構造物のブロー成形方法及び成形装置Info
- Publication number
- JPH0624755B2 JPH0624755B2 JP14465389A JP14465389A JPH0624755B2 JP H0624755 B2 JPH0624755 B2 JP H0624755B2 JP 14465389 A JP14465389 A JP 14465389A JP 14465389 A JP14465389 A JP 14465389A JP H0624755 B2 JPH0624755 B2 JP H0624755B2
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- Japan
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- parison
- pinch
- molding
- mold
- split
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/48—Moulds
- B29C49/4802—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ブロー成形の分野で利用されるもので、自動
車或いは事務用自動機器用の外装用パネルを生産するた
めの中空偏平構造物のブロー成形方法及び成形装置に関
するものである。
車或いは事務用自動機器用の外装用パネルを生産するた
めの中空偏平構造物のブロー成形方法及び成形装置に関
するものである。
従来の技術 従来の所謂ブロー成形は中空二重壁構造物を成形するの
に適した成形工法であり、軽量で剛性も高く、デザイン
性も豊富に出来る利点がある。従って、太陽温水器の集
熱板・簡易組立ハウスの組立式パネル・バン形自動車の
フロアボード等がプロー成形により生産されている。そ
してシヤンプー用や化粧用の小型容器の成形では容器の
表面が美麗に仕上り、他の工法に比べても遜色はない。
その理由は成形装置の割形を閉じた際に、型のキャビテ
ィ内で、ブロヘッドから垂下させたパリソンを、充分な
ブロー比で延伸させて成形出来るということにある。
に適した成形工法であり、軽量で剛性も高く、デザイン
性も豊富に出来る利点がある。従って、太陽温水器の集
熱板・簡易組立ハウスの組立式パネル・バン形自動車の
フロアボード等がプロー成形により生産されている。そ
してシヤンプー用や化粧用の小型容器の成形では容器の
表面が美麗に仕上り、他の工法に比べても遜色はない。
その理由は成形装置の割形を閉じた際に、型のキャビテ
ィ内で、ブロヘッドから垂下させたパリソンを、充分な
ブロー比で延伸させて成形出来るということにある。
発明が解決しようとする問題点 併し、中空二重壁構造物が偏平形状の場合は、成形した
外観が、射出成形や真空成形等の他の成形法に比べて劣
悪で、外観の体裁の良さを要求されるものの成形には殆
んど利用されない。その主な理由は割型を閉じた時の対
向するキャビティの間隔がせまいために阻まれて、パリ
ソンの延伸(膨脹)が充分に行えないということにあ
る。そこで成形品の外表面性を向上させるために、割型
のキャビティ面をサンドブラストで微細な凹凸を作って
空気溜りを分散させる方法やプリピンチやプリブローの
方法があるが、後者は割型が締まり終る迄は隙間があ
り、パリソンに対する効果的な延伸方法がなかった。更
に、薄肉で開口部の口径が大きいもののパリソン成形で
は幾つかの技術的な問題が生ずる。即ち、スエルによっ
て膨脹したパリソンは、自重によって、パリソンの円筒
形状が崩れ、ひだの多いカーテンロール状に変形し、ド
ローダウン対策としての高粘度樹脂の高剪断速度押し出
しから、シャープスキン(さめ肌)、ダイラインの発生
が多くなる。また、延伸によるパリソンに対する矯正を
行わないまゝで賦形した場合には、キャビティ面の密着
をさまたげる空気溜りとなって、アバタ状凹凸や縦縞模
様の光沢斑を発生させ外表面を粗悪にしていた。
外観が、射出成形や真空成形等の他の成形法に比べて劣
悪で、外観の体裁の良さを要求されるものの成形には殆
んど利用されない。その主な理由は割型を閉じた時の対
向するキャビティの間隔がせまいために阻まれて、パリ
ソンの延伸(膨脹)が充分に行えないということにあ
る。そこで成形品の外表面性を向上させるために、割型
のキャビティ面をサンドブラストで微細な凹凸を作って
空気溜りを分散させる方法やプリピンチやプリブローの
方法があるが、後者は割型が締まり終る迄は隙間があ
り、パリソンに対する効果的な延伸方法がなかった。更
に、薄肉で開口部の口径が大きいもののパリソン成形で
は幾つかの技術的な問題が生ずる。即ち、スエルによっ
て膨脹したパリソンは、自重によって、パリソンの円筒
形状が崩れ、ひだの多いカーテンロール状に変形し、ド
ローダウン対策としての高粘度樹脂の高剪断速度押し出
しから、シャープスキン(さめ肌)、ダイラインの発生
が多くなる。また、延伸によるパリソンに対する矯正を
行わないまゝで賦形した場合には、キャビティ面の密着
をさまたげる空気溜りとなって、アバタ状凹凸や縦縞模
様の光沢斑を発生させ外表面を粗悪にしていた。
これに鑑み、本発明は、一対の割型に、割型の型締めに
連動して外方にずれ動く楔形のピンチプレートを設け、
この楔形のピンチプレートによってパリソンの端部を挾
み且つピンチプレートのずれ摺動によってパリソンに充
分な延伸を加え、緊張状態でパリソンに空気を吹き込ん
でキャビティ面に圧着させて成形するようにして、狭い
キャビティに於ける効果的な延伸技術を確立すること、
それによって狭いキャビティに於ける成形品の外観性の
向上を計ることを目的とした発明である。
連動して外方にずれ動く楔形のピンチプレートを設け、
この楔形のピンチプレートによってパリソンの端部を挾
み且つピンチプレートのずれ摺動によってパリソンに充
分な延伸を加え、緊張状態でパリソンに空気を吹き込ん
でキャビティ面に圧着させて成形するようにして、狭い
キャビティに於ける効果的な延伸技術を確立すること、
それによって狭いキャビティに於ける成形品の外観性の
向上を計ることを目的とした発明である。
問題点を解決するための手段 本発明の第一は、一対の割型(1)(1)の夫々の両側に互い
に対向してピンチプレート(2)(2)(2)(2)を摺動自在に設
け、型締めに際し前記割型(1)(1)の間で中空偏平化した
パリソン(イ)の左右両方の端部(ロ)(ロ)を、型締めの終了
前に前記ピンチプレート(2)(2)(2)(2)によって挾み、型
締め終了迄ピンチプレート(2)(2)(2)(2)を外方向へ摺動
させてパリソン(イ)を緊張させ、パリソン(イ)内に気体を
吹き込んで成形するものである。
に対向してピンチプレート(2)(2)(2)(2)を摺動自在に設
け、型締めに際し前記割型(1)(1)の間で中空偏平化した
パリソン(イ)の左右両方の端部(ロ)(ロ)を、型締めの終了
前に前記ピンチプレート(2)(2)(2)(2)によって挾み、型
締め終了迄ピンチプレート(2)(2)(2)(2)を外方向へ摺動
させてパリソン(イ)を緊張させ、パリソン(イ)内に気体を
吹き込んで成形するものである。
本発明の第二は、前記ピンチプレート(2)(2)(2)(2)が、
割型(1)(1)の型締め終了前に、パリソン(イ)の左右両方
の端部(ロ)(ロ)を挾むと共に接合した割型(1)(1)のキャビ
ティ(3)(3)の側方の相互の間隙を塞ぎつつ型締めを終了
するものである。
割型(1)(1)の型締め終了前に、パリソン(イ)の左右両方
の端部(ロ)(ロ)を挾むと共に接合した割型(1)(1)のキャビ
ティ(3)(3)の側方の相互の間隙を塞ぎつつ型締めを終了
するものである。
本発明の第三は、前記一対の割型(1)(1)の夫々の両側の
互いに対向する角部を切欠して傾斜部(4)(4)(4)(4)を形
成し、横断面が楔形のピンチプレート(2)(2)(2)(2)を前
記傾斜部(4)(4)(4)(4)に対し気密に且つ斜めに摺動自在
に嵌合すると共に夫々のピンチプレート(2)の内側頂部
(2a)の表面に、パリソン(イ)の左右両方の端部(ロ)(ロ)を
挾むための凹部(6)を形成して成るものである。
互いに対向する角部を切欠して傾斜部(4)(4)(4)(4)を形
成し、横断面が楔形のピンチプレート(2)(2)(2)(2)を前
記傾斜部(4)(4)(4)(4)に対し気密に且つ斜めに摺動自在
に嵌合すると共に夫々のピンチプレート(2)の内側頂部
(2a)の表面に、パリソン(イ)の左右両方の端部(ロ)(ロ)を
挾むための凹部(6)を形成して成るものである。
作 用 本発明の作用を説明すると、第1図に示すようにブロー
ヘッド(ハ)から横断面が円筒形状となって押し出されて
くるパリソン(イ)をブローヘッド(ハ)の押し出口附近に対
向して設けた一対の偏平化ローラ(ホ)(ホ)によって内部が
中空を保つ程度に押圧しつゝ、中空偏平状となったパリ
ソン(イ)を、型開きした割型(1)(1)の間に降下させて所
定位置まで垂下させる。そして、第2図に示すように、
割型(1)(1)の型締めを開始すると、割型(1)(1)が互いに
接近するのに伴い、夫々のピンチプレート(2)も接近
し、型締め終了前にピンチプレート(2)の底面(2b)も互
いに接合し、凹部(6)(6)がパリソン(イ)の端部(ロ)(ロ)を
挾む。そして、ピンチプレート(2)は横断面が楔形で、
割型(1)(1)に対し斜めに摺動して嵌合し、内部頂部(2a)
はピンチ部(5)の表面よりやゝ突出して設けてあるた
め、割型(1)(1)の型締め終了に近づくにつれてピンチプ
レート(2)(2)は傾斜部(4)(4)に沿って外側方に向って摺
動する。このため凹部(6)によって端部(ロ)(ロ)を挟まれ
ていたパリソン(イ)は緊張され、内容積も縮小するの
で、パリソン(イ)内の空気の内圧は上昇し、パリソン(イ)
の内面は押圧され、第3図に示したようにパリソン(イ)
の外面はキャビティ(3)の表面に嵌合し始める。更に、
割型(1)(1)の型締め終了時には、パリソン(イ)の両方の
端部(ロ)(ロ)はピンチプレート(2)(2)の外側方への移動に
よって外方へ引っ張られると共に割型(1)(1)のピンチ部
(5)(5)によって圧着封止され、加えて、圧縮空気の吹込
みによってパリソン(イ)の外面はキャビティ(3)の表面に
全て接合して所定の型に象られ、吹き込みを停止する。
そして、冷却後に割型(1)(1)を型開きし、成形品を離型
する。
ヘッド(ハ)から横断面が円筒形状となって押し出されて
くるパリソン(イ)をブローヘッド(ハ)の押し出口附近に対
向して設けた一対の偏平化ローラ(ホ)(ホ)によって内部が
中空を保つ程度に押圧しつゝ、中空偏平状となったパリ
ソン(イ)を、型開きした割型(1)(1)の間に降下させて所
定位置まで垂下させる。そして、第2図に示すように、
割型(1)(1)の型締めを開始すると、割型(1)(1)が互いに
接近するのに伴い、夫々のピンチプレート(2)も接近
し、型締め終了前にピンチプレート(2)の底面(2b)も互
いに接合し、凹部(6)(6)がパリソン(イ)の端部(ロ)(ロ)を
挾む。そして、ピンチプレート(2)は横断面が楔形で、
割型(1)(1)に対し斜めに摺動して嵌合し、内部頂部(2a)
はピンチ部(5)の表面よりやゝ突出して設けてあるた
め、割型(1)(1)の型締め終了に近づくにつれてピンチプ
レート(2)(2)は傾斜部(4)(4)に沿って外側方に向って摺
動する。このため凹部(6)によって端部(ロ)(ロ)を挟まれ
ていたパリソン(イ)は緊張され、内容積も縮小するの
で、パリソン(イ)内の空気の内圧は上昇し、パリソン(イ)
の内面は押圧され、第3図に示したようにパリソン(イ)
の外面はキャビティ(3)の表面に嵌合し始める。更に、
割型(1)(1)の型締め終了時には、パリソン(イ)の両方の
端部(ロ)(ロ)はピンチプレート(2)(2)の外側方への移動に
よって外方へ引っ張られると共に割型(1)(1)のピンチ部
(5)(5)によって圧着封止され、加えて、圧縮空気の吹込
みによってパリソン(イ)の外面はキャビティ(3)の表面に
全て接合して所定の型に象られ、吹き込みを停止する。
そして、冷却後に割型(1)(1)を型開きし、成形品を離型
する。
離型後、型開きした割型(1)(1)のピンチプレート(2)(2)
を逆方に摺動させて復位させて前記と同様に次の成形を
行う。
を逆方に摺動させて復位させて前記と同様に次の成形を
行う。
実施例 本発明の実施の一例を図面について説明すると、(1)は
左右一対の割型で、ストッパーブロック(7)を介して取
付板(8)に固定する。前記割型(1)(1)の対向面にはキャ
ビティ(3)(3)を形成すると共にこれらのキャビティ(3)
(3)の両端部にはピンチ部(5)(5)を突設し、更に夫々の
割型(1)に於けるピンチ部(5)(5)より外側方の左右の角
部を切欠して傾斜部(4)(4)を形成する。(9)は気体排出
口で、先端(9a)をキャビティ(3)の表面に連通させ後端
(9b)を吸気機構(図示せず)に接続する。(2)(2)は、割
型(1)の左右の傾斜部(4)(4)に対し、気密に且つ摺動自
在に接合するピンチプレートで、横断面が畧三角形の楔
形状で且つ上下方向に長く形成し、ピンチ部(5)に近い
内側頂部(2a)に於ける底面(2b)側には、割型(1)(1)を型
締めした時にパリソン(イ)の左右両方の端部(ロ)(ロ)を挾
むための浅い凹部(6)(6)を形成する。(10)は成形後に前
記ピンチプレート(2)を傾斜部(4)に沿って旧位に復させ
るべく摺動させるシリンダで、前記ストッパーブロック
(7)の隅角部(7a)に内装させ、シリンダ(10)のロッド(1
1)の先端は、前記ピンチプレート(2)が摺動出来る位置
に、ピンチプレート(2)に対し取り付ける。(12)は一方
のストッパーブロック(7)の左右の接合面(13)に形成し
たガイド穴、(14)は前記ガイド穴(12)に対応して嵌合す
るように、他方のストッパーブロック(7)の左右の接合
面(13)に突設したガイドピンである。(15)はピンチプレ
ート(2)とシリンダ(10)のロッド(11)との間に介装した
ジョイント、(16)はピンチプレート(2)の摺動を案内す
るガイドプレートで、夫夫の割型(1)の上下に設けてあ
る。
左右一対の割型で、ストッパーブロック(7)を介して取
付板(8)に固定する。前記割型(1)(1)の対向面にはキャ
ビティ(3)(3)を形成すると共にこれらのキャビティ(3)
(3)の両端部にはピンチ部(5)(5)を突設し、更に夫々の
割型(1)に於けるピンチ部(5)(5)より外側方の左右の角
部を切欠して傾斜部(4)(4)を形成する。(9)は気体排出
口で、先端(9a)をキャビティ(3)の表面に連通させ後端
(9b)を吸気機構(図示せず)に接続する。(2)(2)は、割
型(1)の左右の傾斜部(4)(4)に対し、気密に且つ摺動自
在に接合するピンチプレートで、横断面が畧三角形の楔
形状で且つ上下方向に長く形成し、ピンチ部(5)に近い
内側頂部(2a)に於ける底面(2b)側には、割型(1)(1)を型
締めした時にパリソン(イ)の左右両方の端部(ロ)(ロ)を挾
むための浅い凹部(6)(6)を形成する。(10)は成形後に前
記ピンチプレート(2)を傾斜部(4)に沿って旧位に復させ
るべく摺動させるシリンダで、前記ストッパーブロック
(7)の隅角部(7a)に内装させ、シリンダ(10)のロッド(1
1)の先端は、前記ピンチプレート(2)が摺動出来る位置
に、ピンチプレート(2)に対し取り付ける。(12)は一方
のストッパーブロック(7)の左右の接合面(13)に形成し
たガイド穴、(14)は前記ガイド穴(12)に対応して嵌合す
るように、他方のストッパーブロック(7)の左右の接合
面(13)に突設したガイドピンである。(15)はピンチプレ
ート(2)とシリンダ(10)のロッド(11)との間に介装した
ジョイント、(16)はピンチプレート(2)の摺動を案内す
るガイドプレートで、夫夫の割型(1)の上下に設けてあ
る。
効 果 本発明によれば、割型の型締め終了後にパリソンの両端
部がピンチプレートによって挾まれ、型締め終了に近づ
くにつれてピンチプレートの摺動によってパリソンは緊
張されるので、パリソン内への空気の吹込み及び緊張に
よる内圧の上昇によってパリソンはキャビティ面に気密
に接合するため、従来のようなパリソンとキャビティと
の間に空気がまきこまれたり、それによってアバタ凹凸
や縦縞模様を生じたり成形品の外表面の粗悪化すること
が防止され、キャビティ面からの写実の忠実性が高めら
れる。また、型締めの進行中にピンチプレートが接合し
た時点から左右の割型の間隙はピンチプレートによって
塞がれるので、空気を吹き込んだパリソンの内圧が上昇
しても、パリソンに破断を生ずることなく、パリソンと
キャビティとの間に空気が漏れるという事態は生ぜず、
真空吸引と相俟ってパリソンとキャビティとの間の既存
の空気は効果的に排出される。
部がピンチプレートによって挾まれ、型締め終了に近づ
くにつれてピンチプレートの摺動によってパリソンは緊
張されるので、パリソン内への空気の吹込み及び緊張に
よる内圧の上昇によってパリソンはキャビティ面に気密
に接合するため、従来のようなパリソンとキャビティと
の間に空気がまきこまれたり、それによってアバタ凹凸
や縦縞模様を生じたり成形品の外表面の粗悪化すること
が防止され、キャビティ面からの写実の忠実性が高めら
れる。また、型締めの進行中にピンチプレートが接合し
た時点から左右の割型の間隙はピンチプレートによって
塞がれるので、空気を吹き込んだパリソンの内圧が上昇
しても、パリソンに破断を生ずることなく、パリソンと
キャビティとの間に空気が漏れるという事態は生ぜず、
真空吸引と相俟ってパリソンとキャビティとの間の既存
の空気は効果的に排出される。
従って、本発明によって成形品の外観性が著しく向上
し、自動車用外板や外装パネルやその他の中空偏平構造
物の成形への利用範囲が著しく拡大されるものである。
し、自動車用外板や外装パネルやその他の中空偏平構造
物の成形への利用範囲が著しく拡大されるものである。
図は本発明の実施例を示すもので、第1図はピンチプレ
ートを装着した本発明の割型を開きそれらの間に、ブロ
ーヘッドからパリソンを垂下した状態を示した本発明の
金型の側面図、第2図は第1図のAA線断面図で、パリ
ソンが長円に変形した状態を示している。第3図は第2
図のAA線断面図の状態から、割型の型締めを行う過程
で、ピンチプレートがパリソンの両端を挾んで合体した
状態を示している。第4図は型締め終了後の、吹込み工
程中の横断平面図で、ピンチプレートがパリソンの両端
を挾んだまゝ、外側方に移動した状態を示している。 符号: 1……割型、5……ピンチ部 2……ピンチプレート、6……凹部 2a……内側頂部、7……ストッパーブロック 2b……底面、7a……隅角部 3……キャビティ、8……取付板 4……傾斜部、9……気体排出口 9a……先端、16……ガイドプレート 9b……後端 10……シリンダー、イ……パリソン 11……ロッド、ロ……端部 12……ガイド穴、ハ……ブローヘッド 13……接合面、ホ……偏平化ローラ 14……ガイドピン 15……ジョイント
ートを装着した本発明の割型を開きそれらの間に、ブロ
ーヘッドからパリソンを垂下した状態を示した本発明の
金型の側面図、第2図は第1図のAA線断面図で、パリ
ソンが長円に変形した状態を示している。第3図は第2
図のAA線断面図の状態から、割型の型締めを行う過程
で、ピンチプレートがパリソンの両端を挾んで合体した
状態を示している。第4図は型締め終了後の、吹込み工
程中の横断平面図で、ピンチプレートがパリソンの両端
を挾んだまゝ、外側方に移動した状態を示している。 符号: 1……割型、5……ピンチ部 2……ピンチプレート、6……凹部 2a……内側頂部、7……ストッパーブロック 2b……底面、7a……隅角部 3……キャビティ、8……取付板 4……傾斜部、9……気体排出口 9a……先端、16……ガイドプレート 9b……後端 10……シリンダー、イ……パリソン 11……ロッド、ロ……端部 12……ガイド穴、ハ……ブローヘッド 13……接合面、ホ……偏平化ローラ 14……ガイドピン 15……ジョイント
Claims (3)
- 【請求項1】一対の割型(1)(1)の夫々の両側に互いに対
向してピンチプレート(2)(2)(2)(2)を摺動自在に設け、
型締めに際し前記割型(1)(1)の間で中空偏平化したパリ
ソン(イ)の左右両方の端部(ロ)(ロ)を、型締めの終了前に
前記ピンチプレート(2)(2)(2)(2)によって挾み、型締め
終了迄にピンチプレート(2)(2)(2)(2)を外方向へ摺動さ
せてパリソン(イ)を緊張させ、パリソン(イ)内に気体を吹
き込んで成形することを特徴とする中空偏平構造物のブ
ロー成形する方法。 - 【請求項2】前記ピンチプレート(2)(2)(2)(2)が、割型
(1)(1)の型締め終了前に、パリソン(イ)の左右両方の端
部(ロ)(ロ)を挾むと共に接合した割型(1)(1)のキャビティ
(3)(3)の側方の相互の間隙を塞ぎつゝ型締めを終了する
ことを特徴とする特許請求の範囲第一項記載の中空偏平
構造物のプロー成形する方法。 - 【請求項3】前記一対の割型(1)(1)の夫々の両側の互い
に対向する角部を切欠して傾斜部(4)(4)(4)(4)を形成
し、横断面が楔形のピンチプレート(2)(2)(2)(2)を前記
傾斜部(4)(4)(4)(4)に対し気密に且つ斜めに摺動自在に
嵌合すると共に夫々のピンチプレート(2)の内側頂部(2
a)の表面に、パリソン(イ)の左右両方の端部(ロ)(ロ)を挾
むための凹部(6)を形成した中空偏平構造物のプロー成
形する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14465389A JPH0624755B2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | 中空偏平構造物のブロー成形方法及び成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14465389A JPH0624755B2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | 中空偏平構造物のブロー成形方法及び成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH039830A JPH039830A (ja) | 1991-01-17 |
JPH0624755B2 true JPH0624755B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=15367092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14465389A Expired - Lifetime JPH0624755B2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | 中空偏平構造物のブロー成形方法及び成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624755B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04113925U (ja) * | 1991-03-26 | 1992-10-06 | 宇部興産株式会社 | ブロー成形機 |
DE102005035233A1 (de) | 2005-07-25 | 2007-04-12 | Sig Technology Ag | Vorrichtung zur Halterung von Blasformsegmenten |
-
1989
- 1989-06-07 JP JP14465389A patent/JPH0624755B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH039830A (ja) | 1991-01-17 |
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