JPH0737006Y2 - 把手付きパネル - Google Patents
把手付きパネルInfo
- Publication number
- JPH0737006Y2 JPH0737006Y2 JP1194488U JP1194488U JPH0737006Y2 JP H0737006 Y2 JPH0737006 Y2 JP H0737006Y2 JP 1194488 U JP1194488 U JP 1194488U JP 1194488 U JP1194488 U JP 1194488U JP H0737006 Y2 JPH0737006 Y2 JP H0737006Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- handle
- recess
- blow molding
- finger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電子複写機、電話交換機、写真現像機等の電
子機器のハウジング、キャビネットや書架等の事務機器
の扉、または台所流し台の収納部、浴室のドア等の住宅
設備、その他多くの用途をもつ把手付きパネルに関する
ものである。
子機器のハウジング、キャビネットや書架等の事務機器
の扉、または台所流し台の収納部、浴室のドア等の住宅
設備、その他多くの用途をもつ把手付きパネルに関する
ものである。
従来の技術 この種の把手付きパネルとしては、従来から金属製やプ
ラスチック製のものが広く用いられているが、軽量でし
かも所要の形状のものが容易に得られるところから、近
時熱可塑性プラスチックをブロー成形して中空二重壁構
造の板状としたものが開発されており、把手はブロー成
形時に表壁に凹部を一体に形成することにより設けられ
ている。
ラスチック製のものが広く用いられているが、軽量でし
かも所要の形状のものが容易に得られるところから、近
時熱可塑性プラスチックをブロー成形して中空二重壁構
造の板状としたものが開発されており、把手はブロー成
形時に表壁に凹部を一体に形成することにより設けられ
ている。
考案が解決しようとする課題 ところで、上記のような従来のブロー成形による把手付
きパネルにおいて、ブロー成形時に表壁に形成される把
手の凹部は、その内部リセスが直交する面であり、各面
の接線が略直角をなしているので、ブロー成形時にパリ
スンが良好に膨張せず、また、膨張の過程でパリスンの
その部分が互いに接触して熱溶着した後に再び膨張する
ので、凹部の内部リセスに筋が現れ、その外観が損なわ
れるだけでなく、強度も低下する欠点がある。
きパネルにおいて、ブロー成形時に表壁に形成される把
手の凹部は、その内部リセスが直交する面であり、各面
の接線が略直角をなしているので、ブロー成形時にパリ
スンが良好に膨張せず、また、膨張の過程でパリスンの
その部分が互いに接触して熱溶着した後に再び膨張する
ので、凹部の内部リセスに筋が現れ、その外観が損なわ
れるだけでなく、強度も低下する欠点がある。
本考案は、このような従来のものの欠点に鑑み、パネル
のブロー成形時に、その表壁に一体に形成される把手と
なる凹部の指掛け部の内部リセスをなだらかな面とした
ことによって、その部分のパリスンが良好に膨張させる
ようにし、もって、把手が外観性に優れ、しかも強度性
に優れた把手付きパネルを提供することを目的とするも
のである。
のブロー成形時に、その表壁に一体に形成される把手と
なる凹部の指掛け部の内部リセスをなだらかな面とした
ことによって、その部分のパリスンが良好に膨張させる
ようにし、もって、把手が外観性に優れ、しかも強度性
に優れた把手付きパネルを提供することを目的とするも
のである。
課題を解決するための手段 本考案は、その目的を達成するため次のように構成し
た。
た。
すなわち、熱可塑性プラスチックをブロー成形して中空
二重壁構造の板状に形成したパネルにおいて、ブロー成
形時にその表壁に把手となる凹部を形成し、この凹部の
内部リセスには、さらに深く指掛け凹部を形成すると共
に、指掛け凹部内の両側をなだらかな面に形成したこと
を特徴とする把手付きパネルとしたものである。
二重壁構造の板状に形成したパネルにおいて、ブロー成
形時にその表壁に把手となる凹部を形成し、この凹部の
内部リセスには、さらに深く指掛け凹部を形成すると共
に、指掛け凹部内の両側をなだらかな面に形成したこと
を特徴とする把手付きパネルとしたものである。
作用 本考案に係る把手付きパネルは、前記のように熱可塑性
プラスチックをブロー成形して構成され、パネルの表壁
に形成される把手となる凹部およびその内部リセスにさ
らに深く形成される指掛け凹部も、ブロー成形時に表壁
に一体に形成されるが、凹部の内部リセスの両側がなだ
らかな面に形成されるので、ブロー成形時におけるパリ
スンが良好に膨張し、指掛け凹部に筋が生じない。この
ため、表壁に一体に成形される把手は外観性に優れ、し
かも強度性にも優れたものとなる。
プラスチックをブロー成形して構成され、パネルの表壁
に形成される把手となる凹部およびその内部リセスにさ
らに深く形成される指掛け凹部も、ブロー成形時に表壁
に一体に形成されるが、凹部の内部リセスの両側がなだ
らかな面に形成されるので、ブロー成形時におけるパリ
スンが良好に膨張し、指掛け凹部に筋が生じない。この
ため、表壁に一体に成形される把手は外観性に優れ、し
かも強度性にも優れたものとなる。
実施例 本考案の実施例を図面について説明する。
第1図ないし第3図において、1はパネルであり、この
パネル1は熱可塑性プラスチックをブロー成形して中空
二重壁構造の板状に形成されたものであって、その表壁
2の適所には把手3が一体に形成されている。この把手
3は、パネル1のブロー成形時に表壁2に一体に形成さ
れた凹部4と、この凹部4の内部リセスにさらに上方に
向けて深い凹状の指掛け凹部5を形成してなるものであ
り、指掛け凹部5の両側はなだらかな面を形成するよう
に傾斜面6,6とし、第1図に示すように正面から見て全
体が山形状に形成されている。なお、この山形状の面
は、頂上が平面となる形状または全体に湾曲形状のいず
れであってもよい。また、指掛け凹部5は上向きでな
く、下向きあるいは横向きとすることもできる。7はパ
ネル1の裏壁である。
パネル1は熱可塑性プラスチックをブロー成形して中空
二重壁構造の板状に形成されたものであって、その表壁
2の適所には把手3が一体に形成されている。この把手
3は、パネル1のブロー成形時に表壁2に一体に形成さ
れた凹部4と、この凹部4の内部リセスにさらに上方に
向けて深い凹状の指掛け凹部5を形成してなるものであ
り、指掛け凹部5の両側はなだらかな面を形成するよう
に傾斜面6,6とし、第1図に示すように正面から見て全
体が山形状に形成されている。なお、この山形状の面
は、頂上が平面となる形状または全体に湾曲形状のいず
れであってもよい。また、指掛け凹部5は上向きでな
く、下向きあるいは横向きとすることもできる。7はパ
ネル1の裏壁である。
パネル1を構成する材料は、ブロー成形可能な熱可塑性
プラスチックであり、例えば、ポリエチレン、ポリアミ
ド、塩化ビニル、ABS樹脂、変性ポリフェニレンオキサ
イド等が用いられる。
プラスチックであり、例えば、ポリエチレン、ポリアミ
ド、塩化ビニル、ABS樹脂、変性ポリフェニレンオキサ
イド等が用いられる。
第4図には、上記のように構成された把手付きパネル1
をオフィス用キャビネット8のドアパネル9、9として
用いた例が示されている。このドアパネル9,9は左右方
向に開閉自在である。
をオフィス用キャビネット8のドアパネル9、9として
用いた例が示されている。このドアパネル9,9は左右方
向に開閉自在である。
第5図にはパネル1をブロー成形する態様が示されてい
る。すなわち、10,10は分割形式の金型であって、その
内面にはパネル1を形成するためのキャビティ111,11が
形成されており、その一方の金型1のキャビティ11に
は、把手3となる凹部4、指掛け凹部5および傾斜面6,
6を形成するための可動型12が設けられている。13はそ
の軸、14は圧縮バネである。第6図には可動型の全体形
状が示されており、15,15は傾斜面6,6を形成する面であ
る。
る。すなわち、10,10は分割形式の金型であって、その
内面にはパネル1を形成するためのキャビティ111,11が
形成されており、その一方の金型1のキャビティ11に
は、把手3となる凹部4、指掛け凹部5および傾斜面6,
6を形成するための可動型12が設けられている。13はそ
の軸、14は圧縮バネである。第6図には可動型の全体形
状が示されており、15,15は傾斜面6,6を形成する面であ
る。
前記のように構成されたパネル1においては、ブロー成
形時に表壁2に一体に把手3が形成されるが、その凹部
4の内部リセスに形成される指掛け凹部5の両側が傾斜
面6,6によってなだらかな面に形成されるので、その部
分におけるパリスンの膨張が良好であり、成形時に筋が
生ずることがなく、パネル1には外観性および強度性に
優れた把手3を形成することができる。
形時に表壁2に一体に把手3が形成されるが、その凹部
4の内部リセスに形成される指掛け凹部5の両側が傾斜
面6,6によってなだらかな面に形成されるので、その部
分におけるパリスンの膨張が良好であり、成形時に筋が
生ずることがなく、パネル1には外観性および強度性に
優れた把手3を形成することができる。
考案の効果 本考案は、熱可塑性プラスチックをブロー成形して中空
二重壁構造の板状に形成したパネルにおいて、ブロー成
形時にその表壁に把手となる凹部を形成し、この凹部の
内部リセスには、さらに深く指掛け凹部を形成すると共
に、指掛け凹部内の両側をなだらかな面に形成したもの
であるから、ブロー成形時に指掛け凹部の部分でパリス
ンを良好に膨張させて筋を生じさせることがなく、外観
性に優れ、しかも強度性に優れた把手を一体に形成した
把手付きパネルを得ることができる。
二重壁構造の板状に形成したパネルにおいて、ブロー成
形時にその表壁に把手となる凹部を形成し、この凹部の
内部リセスには、さらに深く指掛け凹部を形成すると共
に、指掛け凹部内の両側をなだらかな面に形成したもの
であるから、ブロー成形時に指掛け凹部の部分でパリス
ンを良好に膨張させて筋を生じさせることがなく、外観
性に優れ、しかも強度性に優れた把手を一体に形成した
把手付きパネルを得ることができる。
第1図は本考案の実施例を示す把手付きパネルの部分正
面図、第2図は同上縦断側面図、第3図は同上斜視図、
第4図は把手付きパネルをドアパネルとして用いたオフ
ィス用キャビネットの斜視図、第5図は把手付きパネル
のブロー成形態様を示す顔面図、第6図はその可動型の
斜視図である。 1……パネル、2……表壁、3……把手、4……その凹
部、5……指掛け凹部、6,6……なだらかな面を形成す
る傾斜面、7……裏壁、10,10……分割形式の金型、11,
11……キャビティ、12……可動型、15,15……傾斜面6,6
を形成する面
面図、第2図は同上縦断側面図、第3図は同上斜視図、
第4図は把手付きパネルをドアパネルとして用いたオフ
ィス用キャビネットの斜視図、第5図は把手付きパネル
のブロー成形態様を示す顔面図、第6図はその可動型の
斜視図である。 1……パネル、2……表壁、3……把手、4……その凹
部、5……指掛け凹部、6,6……なだらかな面を形成す
る傾斜面、7……裏壁、10,10……分割形式の金型、11,
11……キャビティ、12……可動型、15,15……傾斜面6,6
を形成する面
Claims (1)
- 【請求項1】熱可塑性プラスチックをブロー成形して中
空二重壁構造の板状に形成したパネルにおいて、ブロー
成形時にその表壁に把手となる凹部を形成し、この凹部
の内部リセスには、さらに深く指掛け凹部を形成すると
共に、指掛け凹部内の両側をなだらかな面に形成したこ
とを特徴とする把手付きパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1194488U JPH0737006Y2 (ja) | 1988-01-30 | 1988-01-30 | 把手付きパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1194488U JPH0737006Y2 (ja) | 1988-01-30 | 1988-01-30 | 把手付きパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01118057U JPH01118057U (ja) | 1989-08-09 |
JPH0737006Y2 true JPH0737006Y2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=31220944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1194488U Expired - Lifetime JPH0737006Y2 (ja) | 1988-01-30 | 1988-01-30 | 把手付きパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737006Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006248013A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 化粧部材 |
JP2006248014A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 化粧部材 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3620892B2 (ja) * | 1995-06-21 | 2005-02-16 | 株式会社ソフィア | 遊技機 |
-
1988
- 1988-01-30 JP JP1194488U patent/JPH0737006Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006248013A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 化粧部材 |
JP2006248014A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 化粧部材 |
JP4539379B2 (ja) * | 2005-03-10 | 2010-09-08 | パナソニック電工株式会社 | 化粧部材 |
JP4670407B2 (ja) * | 2005-03-10 | 2011-04-13 | パナソニック電工株式会社 | 化粧部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01118057U (ja) | 1989-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5534216A (en) | Method for manufacturing synthetic resin containers | |
USD408169S (en) | Computer cabinet | |
JPH0227086A (ja) | 圧縮成形されたスキンを有するドア組み立て物 | |
USD411392S (en) | Computer cabinet | |
JPH0737006Y2 (ja) | 把手付きパネル | |
MY138943A (en) | Process of making a thermoplastic container | |
JPH0716423Y2 (ja) | ブロー成形製のハウジングパネル | |
JPH0444767Y2 (ja) | ||
JP2919603B2 (ja) | 蓋形成形品の成形方法 | |
JP2001260213A (ja) | 中空二重壁構造体およびそのブロー成形金型 | |
JPH0120916Y2 (ja) | ||
JPH0627385Y2 (ja) | ブロー成形製ハウジングパネル | |
USD408170S (en) | Computer cabinet | |
JPH0330525Y2 (ja) | ||
JPS5918977Y2 (ja) | トレイ | |
JPS6341492Y2 (ja) | ||
JP3711081B2 (ja) | 合成樹脂製容器の製造方法 | |
JPS637083Y2 (ja) | ||
JP4063759B2 (ja) | 人台本体の製造装置 | |
JPS6313729Y2 (ja) | ||
JPH0632895U (ja) | 装置スタンド | |
JPH0171695U (ja) | ||
JPH0220371Y2 (ja) | ||
USD374365S (en) | Home theater in-wall storage unit | |
JPH0423767Y2 (ja) |