JPH09312770A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH09312770A
JPH09312770A JP8149753A JP14975396A JPH09312770A JP H09312770 A JPH09312770 A JP H09312770A JP 8149753 A JP8149753 A JP 8149753A JP 14975396 A JP14975396 A JP 14975396A JP H09312770 A JPH09312770 A JP H09312770A
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Masaaki Ito
雅章 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿の裏写りの影響を除去して、良好な両面
読取画像を得ることができる画像読取装置を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】 原稿の表面を読み取った画信号にあらわ
れる原稿裏面の画像の裏写りの影響、および、原稿の表
面を読み取った画信号にあらわれる原稿裏面の画像の裏
写りの影響を、それぞれ適切に除去することができるの
で、高画質に両面原稿の読み取りを行うことができると
いう効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿紙面の両面の
画像を読み取り可能な画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿紙面の両面の画像を読み取る
ことで、1度の原稿走査で両面画像を読み取ることがで
きるようにした両面原稿読取装置が実用されている。例
えば、特開平3−107276号(「ファクシミリ装置
における原稿読取方式」)では、原稿の両面側に原稿読
取手段を配置し、表面側のからの原稿読取と、裏面から
の原稿読取を交互に行うことにより、良好な操作性を提
供するようにしたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、例えば、原稿の表面側に、原稿の裏
面側の画像が裏写りし、原稿の表面側の読取画像に裏面
側の画像があらわれて、画像品質が著しく悪くなるとい
う事態を生じていた。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、原稿の裏写りの影響を除去して、良好な両面
読取画像を得ることができる画像読取装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿紙面の表
面の画像を読み取るためのラインイメージセンサを備え
た第1の原稿画像読取手段と、原稿紙面の裏面の画像を
読み取るためのラインイメージセンサを備えた第2の原
稿画像読取手段と、上記第1の原稿画像読取手段の読取
信号を、上記第2の原稿画像読取手段の読取信号より
も、所定時間遅延させる遅延手段と、上記遅延手段より
出力される遅延読取信号および上記第2の原稿画像読取
手段の読取信号に基づき、上記原稿紙面の裏面の画像に
よる表面への裏写りの画像成分に対応した信号成分を、
上記遅延読取信号より除去する第1の読取信号補正手段
と、上記遅延手段より出力される遅延読取信号および上
記第2の原稿画像読取手段の読取信号に基づき、上記原
稿紙面の表面の画像による裏面への裏写りの画像成分に
対応した信号成分を、上記遅延読取信号より除去する第
2の読取信号補正手段を備えたものである。
【0006】また、原稿紙面の表面の画像を読み取るた
めのラインイメージセンサを備えた第1の原稿画像読取
手段と、原稿紙面の裏面の画像を読み取るためのライン
イメージセンサを備えた第2の原稿画像読取手段と、上
記第1の原稿画像読取手段の読取信号を、上記第2の原
稿画像読取手段の読取信号よりも、所定時間遅延させる
遅延手段と、上記遅延手段の遅延時間を制御する遅延時
間制御手段と、上記遅延手段より出力される遅延読取信
号および上記第2の原稿画像読取手段の読取信号に基づ
き、上記原稿紙面の裏面の画像による表面への裏写りの
画像成分に対応した信号成分を、上記遅延読取信号より
除去する第1の読取信号補正手段と、上記遅延手段より
出力される遅延読取信号および上記第2の原稿画像読取
手段の読取信号に基づき、上記原稿紙面の表面の画像に
よる裏面への裏写りの画像成分に対応した信号成分を、
上記遅延読取信号より除去する第2の読取信号補正手段
を備えたものである。
【0007】また、前記遅延時間制御手段は、前記第1
の原稿画像読取手段の読取位置と、前記第2の原稿画像
読取手段の読取位置の距離に対応した遅延時間を、前記
遅延手段に設定するとよい。
【0008】また、前記遅延時間制御手段は、前記第1
の原稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取手段
の読取解像度に対応した遅延時間を、前記遅延手段に設
定するとよい。
【0009】また、前記遅延時間制御手段は、前記第1
の原稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取手段
に対する前記原稿紙面の相対移動速度に対応した遅延時
間を、前記遅延手段に設定するとよい。
【0010】また、前記遅延時間制御手段は、前記第1
の原稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取手段
のラインイメージセンサの光蓄積時間に対応した遅延時
間を、前記遅延手段に設定するとよい。
【0011】また、原稿紙面の表面の画像を読み取るた
めのラインイメージセンサを備えた第1の原稿画像読取
手段と、原稿紙面の裏面の画像を読み取るためのライン
イメージセンサを備えた第2の原稿画像読取手段と、上
記第1の原稿画像読取手段の読取信号を、上記第2の原
稿画像読取手段の読取信号よりも、所定ライン数遅延さ
せる遅延手段と、上記遅延手段が遅延させるライン数を
制御する遅延ライン数制御手段と、上記遅延手段より出
力される遅延読取信号および上記第2の原稿画像読取手
段の読取信号に基づき、上記原稿紙面の裏面の画像によ
る表面への裏写りの画像成分に対応した信号成分を、上
記遅延読取信号より除去する第1の読取信号補正手段
と、上記遅延手段より出力される遅延読取信号および上
記第2の原稿画像読取手段の読取信号に基づき、上記原
稿紙面の表面の画像による裏面への裏写りの画像成分に
対応した信号成分を、上記遅延読取信号より除去する第
2の読取信号補正手段を備えたものである。
【0012】また、前記遅延ライン数制御手段は、前記
第1の原稿画像読取手段の読取位置と、前記第2の原稿
画像読取手段の読取位置の距離に対応したライン数を、
前記遅延手段に設定するとよい。
【0013】また、前記遅延ライン数制御手段は、前記
第1の原稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取
手段の読取解像度に対応したライン数を、前記遅延手段
に設定するとよい。
【0014】また、前記遅延ライン数制御手段は、前記
第1の原稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取
手段に対する前記原稿紙面の相対移動速度に対応したラ
イン数を、前記遅延手段に設定するとよい。
【0015】また、前記遅延ライン数制御手段は、前記
第1の原稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取
手段のラインイメージセンサの光蓄積時間に対応したラ
イン数を、前記遅延手段に設定するとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0018】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送
制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成するも
のであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファ
クシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのもの
である。
【0019】両面スキャナ4は、所定の解像度で、原稿
両面の画像を読み取るためのものであり、プロッタ5
は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであ
り、操作表示部6は、このファクシミリ装置を操作する
ためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器
からなる。
【0020】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0021】グループ3ファクシミリモデム9は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.
34モデム、V.29モデム、V.27terモデムな
ど)を備えている。
【0022】網制御装置10は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0023】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、両面スキャナ4、プロッタ5、操
作表示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グル
ープ3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10
は、内部バス11に接続されており、これらの各要素間
でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス11を
介して行われている。
【0024】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0025】図2は、両面スキャナ4の読取機構の構成
の一例を示している。
【0026】同図において、図示しない搬送手段により
矢印A方向に移動する原稿PAは、それぞれ原稿PAの
裏面に接触する背面板PA1と、原稿PAの表面に接触
する背面板PA2の間を通過する。
【0027】また、背面板PA1と原稿PAを挟んで対
向する位置には、原稿PAの表面の所定の読取位置を照
明するランプLP1と、このランプLP1により照明さ
れた読取位置の1ライン分の画像を読み取るラインイメ
ージセンサLS1が配設されている。
【0028】また、背面板PA2と原稿PAを挟んで対
向する位置には、原稿PAの裏面の所定の読取位置を照
明するランプLP2と、このランプLP2により照明さ
れた読取位置の1ライン分の画像を読み取るラインイメ
ージセンサLS2が配設されている。
【0029】図3は、両面スキャナ4の信号処理手段の
一例を示している。
【0030】同図において、ラインイメージセンサLS
1から出力されるアナログ画信号AP1は、アナログ信
号処理部CA1により、周知のレベル変換、サンプルホ
ールド、信号増幅およびインピーダンス変換等の所定の
アナログ信号処理を受けた後、アナログ画信号AP1a
としてアナログ/デジタル変換器CB1に加えられる。
【0031】アナログ/デジタル変換器CB1は、アナ
ログ画信号AP1aを所定ビット数の対応するデジタル
信号に変換するものであり、その出力信号は、デジタル
画信号DP1として、オフセット補正部CC1に加えら
れている。
【0032】オフセット補正部CC1は、ランプLP1
がオフしている状態でのラインイメージセンサLS1の
各画素の出力値をメモリにオフセットデータとして格納
し、ランプLP1が点灯して実際の読取動作により得ら
れたラインイメージセンサLS1の各画素の出力値か
ら、格納しているオフセットデータの値を減算すること
で、ラインイメージセンサLS1の各画素出力の信号オ
フセットを補正するものであり、その出力信号は、デジ
タル画信号DP1aとしてシェーディング補正部CD1
に加えられている。
【0033】シェーディング補正部CD1は、ランプL
P1の光量むらの読取画信号への影響を補正する周知の
シェーディング補正処理を適用するものであり、その出
力信号は、デジタル画信号DP1bとして遅延メモリC
Eに加えられている。
【0034】遅延メモリCEは、制御部1より加えられ
る遅延制御信号SSに対応したライン数だけ、入力した
デジタル画信号DP1bを遅延するものであり、例え
ば、ラインメモリやフィールドメモリ等の半導体メモリ
装置が用いられる。この遅延メモリCEの出力信号は、
デジタル表面画信号DP1cとして、裏写り補正部CF
1の入力端A、および、裏写り補正部CF2の入力端B
にそれぞれ加えられている。
【0035】ラインイメージセンサLS2から出力され
るアナログ画信号AP2は、アナログ信号処理部CA2
により、周知のレベル変換、サンプルホールド、信号増
幅およびインピーダンス変換等の所定のアナログ信号処
理を受けた後、アナログ画信号AP2aとしてアナログ
/デジタル変換器CB2に加えられる。
【0036】アナログ/デジタル変換器CB2は、アナ
ログ画信号AP2aを所定ビット数の対応するデジタル
信号に変換するものであり、その出力信号は、デジタル
画信号DP2として、オフセット補正部CC2に加えら
れている。
【0037】オフセット補正部CC2は、ランプLP2
がオフしている状態でのラインイメージセンサLS2の
各画素の出力値をメモリにオフセットデータとして格納
し、ランプLP2が点灯して実際の読取動作により得ら
れたラインイメージセンサLS2の各画素の出力値か
ら、格納しているオフセットデータの値を減算すること
で、ラインイメージセンサLS2の各画素出力の信号オ
フセットを補正するものであり、その出力信号は、デジ
タル画信号DP2aとしてシェーディング補正部CD2
に加えられている。
【0038】シェーディング補正部CD2は、ランプL
P2の光量むらの読取画信号への影響を補正する周知の
シェーディング補正処理を適用するものであり、その出
力信号は、デジタル裏面画信号DP2bとして裏写り補
正部CF2の入力端Aおよび裏写り補正部CF1の入力
端Bにそれぞれ加えられている。
【0039】裏写り補正部CF1は、入力端Aに加えら
れるデジタル表面画信号DP1cおよび入力端Bに加え
られるデジタル裏面画信号DP2bに基づき、デジタル
表面画信号DP1cに現れている原稿PAの裏面からの
裏写り画像の成分を除去するものであり、その出力信号
は、デジタル表面画信号DP1dとして、フィルタ処理
部CG1に加えられている。
【0040】フィルタ処理部CG1は、所定のMTF補
正演算を行うものであり、その出力信号は、デジタル表
面画信号DP1eとして、変倍処理部CH1に加えられ
ている。
【0041】変倍処理部CH1は、制御部1より加えら
れる変倍制御信号SZに対応して、入力したデジタル表
面画信号DP1eを変倍処理するものであり、その出力
信号は、デジタル表面画信号DP1fとして階調処理部
CI1に加えられている。
【0042】階調処理部CI1は、入力したデジタル表
面画信号DP1fを、所定階調の画信号、例えば、白黒
2階調の画信号や疑似中間調処理した画信号に変換する
ものであり、その出力信号は、表面画信号DD1とし
て、次段装置に出力されている。
【0043】裏写り補正部CF2は、入力端Aに加えら
れるデジタル裏面画信号DP2bおよび入力端Bに加え
られるデジタル表面画信号DP1cに基づき、デジタル
裏面画信号DP2bに現れている原稿PAの表面からの
裏写り画像の成分を除去するものであり、その出力信号
は、デジタル裏面画信号DP2dとして、フィルタ処理
部CG2に加えられている。
【0044】フィルタ処理部CG2は、所定のMTF補
正演算を行うものであり、その出力信号は、デジタル裏
面画信号DP2eとして、変倍処理部CH2に加えられ
ている。
【0045】変倍処理部CH2は、制御部1より加えら
れる変倍制御信号SZに対応して、入力したデジタル裏
面画信号DP2eを変倍処理するものであり、その出力
信号は、デジタル裏面画信号DP2fとして階調処理部
CI2に加えられている。
【0046】階調処理部CI2は、入力したデジタル裏
面画信号DP2fを、所定階調の画信号、例えば、白黒
2階調の画信号や疑似中間調処理した画信号に変換する
ものであり、その出力信号は、裏面画信号DD2とし
て、次段装置に出力されている。
【0047】図4は、裏写り補正部CF1,CF2の構
成例を示している。
【0048】入力端Aに加えられる画信号は、1ライン
遅延メモリFAを介して、演算回路FBに加えられてい
る。また、入力端Bに加えられる画信号は、原稿PAの
透過率xの逆数を乗算する乗算器FCに加えられ、(1
/x)に乗算された後に、ミラーリング処理部FDに加
えられ、所定のミラーリング処理された後に、演算器F
Bに加えられている。ここで、ミラーリング処理とは、
主走査方向に画素順序を反転させる処理である。
【0049】演算器FBは、1ライン遅延メモリFAを
介して加えられる画信号から、ミラーリング処理部FD
を介して加えられる画信号の値を減算するものであり、
その処理結果が、裏写り補正処理後の画信号として、次
段回路に出力される。
【0050】ここで、例えば、表面に図5(a)に示す
ような画像が記録され、裏面に同図(b)に示すような
画像が記録されている原稿PAの画像を読み取ることを
考え、それぞれラインイメージセンサLS1,LS2
が、図6(a),(b)に示す読取位置X−Y,X−’
Y’を読み取っている場合を考える。
【0051】このとき、ラインイメージセンサLS1か
ら出力されるアナログ画信号AP1に対応して遅延メモ
リCEより出力されるデジタル表面画信号DP1cは、
図7(a)に示すようなレベル変化を示し、また、ライ
ンイメージセンサLS2から出力されるアナログ画信号
AP2に対応してシェーディング補正部CD2より出力
されるデジタル裏面画信号DP2bは、同図(b)に示
すようなレベル変化を示す。
【0052】これにより、裏写り補正部CF1におい
て、乗算器FCから出力される信号は、図8(b)に示
すような態様となり、また、裏写り補正部CF2におい
て、乗算器FCから出力される信号は、同図(a)に示
すような態様となる。ここで、(1/x)の値は0.2
である。
【0053】よって、裏写り補正部CF1において、ミ
ラーリング処理部FDから出力される信号は、図9
(b)に示すような態様となり、また、裏写り補正部C
F2において、ミラーリング処理部FDから出力される
信号は、同図(a)に示すような態様となる。
【0054】したがって、裏写り補正部CF1におい
て、演算器FBから出力される信号は、図10(b)に
示すような態様となり、原稿PAの表面の読取位置X−
Yにおける裏面からの裏写り画像の成分が適切に除去さ
れた信号となる。
【0055】また、裏写り補正部CF2において、演算
器FBから出力される信号は、図10(a)に示すよう
な態様となり、原稿PAの裏面の読取位置X’−Y’に
おける表面からの裏写り画像の成分が適切に除去された
信号となる。
【0056】このようにして、裏写り補正部CF1によ
り、原稿PAの裏面から表面に対する裏写り画像の成分
が除去されるとともに、裏写り補正部CF2により、原
稿PAの表面から裏面に対する裏写り画像の成分が除去
されるので、表面画信号DD1および裏面画信号DD2
により、裏写り画像の成分が除去された高画質な画像が
得られる。
【0057】ところで、遅延メモリCEは、シェーディ
ング補正部CD1から出力されるデジタル表面画信号D
P1bと、シェーディング補正部CD2から出力される
デジタル裏面DP2の副走査方向の画像位置を一致させ
るために、デジタル表面画信号DP1bを遅延している
が、この遅延メモリCEが遅延するライン数を決定する
処理の一例を図11に示す。
【0058】両面スキャナ4の読取開始に先立って、制
御部1は、そのときにユーザから指定されている読取解
像度(R)を入力し(処理101)、そのときに装置に
設定されている搬送速度(S)を入力し(処理10
2)、そのときに装置に設定されているラインイメージ
センサLS1,LS2の光蓄積時間(T)を入力し(処
理103)、そのときに装置に設定されているラインイ
メージセンサLS1とLS2の取り付け位置の副走査方
向への距離(d)を入力し、これらの解像度(R)、搬
送速度(S)および光蓄積時間(T)に基づいて、遅延
ライン数(L)を、次の式(I)または式(II)に基
づいて算出する(処理105)。
【0059】 L=d/(T・S) (I)
【0060】 L=d・R (II)
【0061】そして、このようにして算出した遅延ライ
ン数(L)に対応して、遅延制御信号SSの値を設定
し、その遅延制御信号SSを遅延メモリCEに出力する
(処理106)。
【0062】なお、搬送速度(S)、光蓄積時間
(T)、および、距離(d)の値としては、例えば、パ
ラメータメモリ3の適宜な記憶領域に記憶した値を読み
出すことで使用することができる。
【0063】また、これらの搬送速度(S)、光蓄積時
間(T)、および、距離(d)の値は、例えば、保守作
業時にラインイメージセンサLS1,LS2を交換した
り、両面スキャナ4の搬送機構ユニットを交換した場合
などに、適宜に変更されるものである。
【0064】なお、上述した実施例では、両面にライン
イメージセンサを設け、1回の原稿走査動作で原稿画像
の両面の画像を読み取る頃ができるようにしているが、
原稿の表面を読み取った後に、原稿を反転して裏面を読
み取る場合にも、本発明を同様にして適用することがで
きる。その場合、遅延メモリの遅延ライン数の値は、1
ページ分のライン数に相当する値となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿の表面を読み取った画信号にあらわれる原稿裏面の
画像の裏写りの影響、および、原稿の表面を読み取った
画信号にあらわれる原稿裏面の画像の裏写りの影響を、
それぞれ適切に除去することができるので、高画質に両
面原稿の読み取りを行うことができるという効果を得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置の構成の一例を示したブロック図。
【図2】両面スキャナの読取機構の構成の一例を示した
概略構成図。
【図3】両面スキャナの信号処理手段の一例を示したブ
ロック図。
【図4】裏写り補正部の構成例を示したブロック図。
【図5】読み取り原稿の一例を示した概略図。
【図6】読み取り位置の一例を示した概略図。
【図7】読み取り位置における画信号の一例を示したグ
ラフ図。
【図8】裏写り補正部の乗算器から出力される信号の一
例を示したグラフ図。
【図9】裏写り補正部のミラーリング処理部から出力さ
れる信号の一例を示したグラフ図。
【図10】裏写り補正部の演算器から出力される信号の
一例を示したグラフ図。
【図11】遅延メモリに設定する遅延ライン数を決定す
る処理の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 制御部 2 システムメモリ 3 パラメータメモリ 4 両面スキャナ CE 遅延メモリ CF1,CF2 裏写り補正部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿紙面の表面の画像を読み取るための
    ラインイメージセンサを備えた第1の原稿画像読取手段
    と、 原稿紙面の裏面の画像を読み取るためのラインイメージ
    センサを備えた第2の原稿画像読取手段と、 上記第1の原稿画像読取手段の読取信号を、上記第2の
    原稿画像読取手段の読取信号よりも、所定時間遅延させ
    る遅延手段と、 上記遅延手段より出力される遅延読取信号および上記第
    2の原稿画像読取手段の読取信号に基づき、上記原稿紙
    面の裏面の画像による表面への裏写りの画像成分に対応
    した信号成分を、上記遅延読取信号より除去する第1の
    読取信号補正手段と、 上記遅延手段より出力される遅延読取信号および上記第
    2の原稿画像読取手段の読取信号に基づき、上記原稿紙
    面の表面の画像による裏面への裏写りの画像成分に対応
    した信号成分を、上記遅延読取信号より除去する第2の
    読取信号補正手段を備えたことを特徴とする画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】 原稿紙面の表面の画像を読み取るための
    ラインイメージセンサを備えた第1の原稿画像読取手段
    と、 原稿紙面の裏面の画像を読み取るためのラインイメージ
    センサを備えた第2の原稿画像読取手段と、 上記第1の原稿画像読取手段の読取信号を、上記第2の
    原稿画像読取手段の読取信号よりも、所定時間遅延させ
    る遅延手段と、 上記遅延手段の遅延時間を制御する遅延時間制御手段
    と、 上記遅延手段より出力される遅延読取信号および上記第
    2の原稿画像読取手段の読取信号に基づき、上記原稿紙
    面の裏面の画像による表面への裏写りの画像成分に対応
    した信号成分を、上記遅延読取信号より除去する第1の
    読取信号補正手段と、 上記遅延手段より出力される遅延読取信号および上記第
    2の原稿画像読取手段の読取信号に基づき、上記原稿紙
    面の表面の画像による裏面への裏写りの画像成分に対応
    した信号成分を、上記遅延読取信号より除去する第2の
    読取信号補正手段を備えたことを特徴とする画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記遅延時間制御手段は、前記第1の原
    稿画像読取手段の読取位置と、前記第2の原稿画像読取
    手段の読取位置の距離に対応した遅延時間を、前記遅延
    手段に設定することを特徴とする請求項2記載の画像読
    取装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延時間制御手段は、前記第1の原
    稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取手段の読
    取解像度に対応した遅延時間を、前記遅延手段に設定す
    ることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記遅延時間制御手段は、前記第1の原
    稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取手段に対
    する前記原稿紙面の相対移動速度に対応した遅延時間
    を、前記遅延手段に設定することを特徴とする請求項2
    記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延時間制御手段は、前記第1の原
    稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取手段のラ
    インイメージセンサの光蓄積時間に対応した遅延時間
    を、前記遅延手段に設定することを特徴とする請求項2
    記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 原稿紙面の表面の画像を読み取るための
    ラインイメージセンサを備えた第1の原稿画像読取手段
    と、 原稿紙面の裏面の画像を読み取るためのラインイメージ
    センサを備えた第2の原稿画像読取手段と、 上記第1の原稿画像読取手段の読取信号を、上記第2の
    原稿画像読取手段の読取信号よりも、所定ライン数遅延
    させる遅延手段と、 上記遅延手段が遅延させるライン数を制御する遅延ライ
    ン数御手段と、 上記遅延手段より出力される遅延読取信号および上記第
    2の原稿画像読取手段の読取信号に基づき、上記原稿紙
    面の裏面の画像による表面への裏写りの画像成分に対応
    した信号成分を、上記遅延読取信号より除去する第1の
    読取信号補正手段と、 上記遅延手段より出力される遅延読取信号および上記第
    2の原稿画像読取手段の読取信号に基づき、上記原稿紙
    面の表面の画像による裏面への裏写りの画像成分に対応
    した信号成分を、上記遅延読取信号より除去する第2の
    読取信号補正手段を備えたことを特徴とする画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】 前記遅延ライン数制御手段は、前記第1
    の原稿画像読取手段の読取位置と、前記第2の原稿画像
    読取手段の読取位置の距離に対応したライン数を前記遅
    延手段に設定することを特徴とする請求項7記載の画像
    読取装置。
  9. 【請求項9】 前記遅延ライン数制御手段は、前記第1
    の原稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取手段
    の読取解像度に対応したライン数を、前記遅延手段に設
    定することを特徴とする請求項7記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記遅延ライン数制御手段は、前記第
    1の原稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取手
    段に対する前記原稿紙面の相対移動速度に対応したライ
    ン数を、前記遅延手段に設定することを特徴とする請求
    項2記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記遅延ライン数制御手段は、前記第
    1の原稿画像読取手段および前記第2の原稿画像読取手
    段のラインイメージセンサの光蓄積時間に対応したライ
    ン数を、前記遅延手段に設定することを特徴とする請求
    項2記載の画像読取装置。
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