JP2996692B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2996692B2
JP2996692B2 JP15032790A JP15032790A JP2996692B2 JP 2996692 B2 JP2996692 B2 JP 2996692B2 JP 15032790 A JP15032790 A JP 15032790A JP 15032790 A JP15032790 A JP 15032790A JP 2996692 B2 JP2996692 B2 JP 2996692B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複写機、ファクシミリなどに用いられる画像
読取装置に関する。
〔従来の技術〕
画像読取装置としては複数個の光電変換素子を用いて
原稿画像情報を隣合った光電変換素子で部分的に重複し
て読み取り、その画像情報を各光電変換素子の重複読取
領域内の所定の位置で切換えてつなげるものが一般的に
知られている。また、画像読取装置からの画像情報につ
いてディザ処理等の中間調処理や、MTF処理等の文字処
理を行なうことが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記画像読取装置では同一濃度の中間調の画像を複数
個の光電変換素子により部分的に重複して読取ると、各
電変換素子の読取値が必ずしも同一の値にならず、各光
電変換素子からの画像情報を重複読取領域内の所定の位
置で切換えてつなげた際に重複読取領域内の画像濃度が
同一であってもその切換え位置を境として画像情報の読
取値が異なってしまう。これは複数個の光電変換素子の
感濃度特性が異なるからである。また、比較的幅の広い
原稿を露光光源により照明して原稿画像を複数個の光電
変換素子に露光し原稿画像の読取を行うと、露光光源の
光量の部分的なばらつきが生じ、これが同一濃度の画像
に対する読取値の相違の一因になる。このように同一濃
度の画像に対して読取値が相違すると、画像読取装置か
らの画像情報に対してそのまま中間調処理、例えばディ
ザ処理を実施した場合には画像情報は上記切換え位置を
境として急激な濃度差が発生し、出力画像に不自然な違
和感が生ずる。特に、上記切換え位置付近は光電変換素
子の端部に当るので、上記バラツキが顕著であり、その
調整を機械的に行なう場合には限界がある。また、画像
読取装置からの画像情報に対してそのまま文字処理、例
えばMTF処理を実施した場合には同一濃度の画像に対し
て読取値が相違することにより白すじ、黒すじ等が発生
することもある。
本発明は上記欠点を改善し、複数個の光電変換素子か
らの画像情報の切換え位置での濃度差を緩和して違和感
の無い画像情報を出力することができる画像読取装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、原
稿画像情報を隣合ったもの同士で部分的に重複して読み
取る複数個の光電変換素子を有し、この複数個の光電変
換素子からの画像情報をこの複数個の光電変換素子の重
複読取領域内の所定の切換位置で切り換えてつなげる画
像読取装置において、前記切換位置付近の画像情報に対
してマトリクス演算を行うことで平滑化フィルタ処理を
行うデジタルフィルタを備えたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の画像読取装置
において、前記デジタルフィルタからの画像情報と、前
記切換位置でつなげて前記デジタルフィルタによる処理
を行わない前記光電変換素子からの画像情報とを出力画
像モードに応じて選択するものである。
請求項3に係る発明は、原稿画像情報を隣合ったもの
同士で部分的に重複して読み取る複数個の光電変換素子
を有し、この複数個の光電変換素子からの画像情報をこ
の複数個の光電変換素子の重複読取領域内の所定の切換
位置で切り換えてつなげる画像読取装置において、前記
切換位置でつなげた画像情報のうち前記切換位置より後
側の第1の光電変換素子からの画像情報を、前記切換位
置より前側の第2の光電変換素子からの画像情報に応じ
た第1の設定値より大きくて、前記第2の光電変換素子
からの画像情報に応じた第2の設定値より小さいか又は
第1の設定値或いは第2の設定値と等しいという条件を
満たさなくなるまで、前記第2の光電変換素子からの画
像情報の最後の画素データに変換する補正手段を備えた
ものである。
〔作 用〕
請求項1に係る発明では、デジタルフィルタが切換位
置付近の画像情報に対してマトリクス演算を行うことで
平滑化フィルタ処理を行う。
請求項2に係る発明では、デジタルフィルタからの画
像情報と、切換位置でつなげてデジタルフィルタによる
処理を行わない光電変換素子からの画像情報とを出力画
像モードに応じて選択する。
請求項3に係る発明では、補正手段は、切換位置でつ
なげた画像情報のうち切換位置より後側の第1の光電変
換素子からの画像情報を、切換位置より前側の第2の光
電変換素子からの画像情報に応じた第1の設定値より大
きくて、第2の光電変換素子からの画像情報に応じた第
2の設定値より小さいか又は第1の設定値或いは第2の
設定値と等しいという条件を満たさなくなるまで、第2
の光電変換素子からの画像情報の最後の画素データに変
換する。
〔実施例〕
第6図は本発明の一実施例の概略を示す。
挿入された原稿は搬送ローラ1〜4により図示矢印方
向に搬送されることにより副走査され、透明な原稿台5
及びガイド板6の間を通過する際に照明装置7により照
明されてその反射光像が光学レンズ8により一次元イメ
ージセンサのCCD(電荷結合素子)からなる光電変換素
子9に結像される。CCD9は原稿の搬送方向と直角な主走
査方向に向けて配置され、光学レンズ8により結像され
た光像を光電変換して読み取り、時系列で出力する。
CCD9は1個当りの有効読取画素数が決まっているの
で、原稿読取密度が決定すれば読取可能な最大読取原稿
幅が決定されるが、原稿がその最大読取原稿幅より大き
くなる場合には複数個のCCDが用いられる。この実施例
ではCCD9は1個当りの有効読取画素数が5000画素、読み
取るべき原稿の最大幅が917mm、読取密度が16画素/mmで
あり、最大読取画素数(1ライン分)が14672画素であ
って第7図に示すようにCCD9が3個のCCD9a,9b,9cによ
り構成されている。このCCD9a,9b,9cは主走査方向に一
列に配列され、原稿がその搬送方向と直角な読取ライン
上を通過する際にその反射光像が光学レンズ8a,8b,8cに
よりその一部X,Yが重複するように結像されてこれを光
電変換する。第9図においてDは読み取るべき原稿の最
大幅であり、CCD9a,9b,9cの重複読取領域X,Yの幅は上述
の数値より(15000−14672)÷2=164画素以内となる
ように各部品の配置調整が行われている。
第8図はこの実施例の回路構成を示す。
CCD9a,9b,9cからの各原稿画像情報は極めて微小なア
ナログ信号であり、それぞれ増幅器10a,10b,10cにより
増幅されてA/D変換器11a,11b,11cによりA/D変換され
る。このA/D変換器11a,11b,11cからのディジタル画像信
号は照明装置7の光量むら、原稿台5の汚れ、CCD9a,9
b,9cの感度むら等によりノイズが含まれる。そこで、A/
D変換器11a,11b,11cにおいて、シェーディング補正が行
なわれる。合成分離ダウン回路12,合成分離アップ回路1
3はA/D変換器11a,11b,11cからの画像データを重複しな
いようにまとめて(重複読取領域の画像データを重複読
取領域の途中で切り換えてつなげ)出力する。ここに、
合成分離ダウン回路12,合成分離アップ回路13の出力画
像データに中間調を表現させる処理、例えばディザ処理
などを行なおうとすると、出力画像データは普通少なく
とも64段階の階調が必要となるので、この実施例ではA/
D変換器11a,11b,11cは6bitの分解能を持つものを使用し
ている。したがって、合成分離ダウン回路12,合成分離
アップ回路13の出力画像データは6bitの多値ディジタル
画像信号であり、後述の平滑化回路を介して、MTF補正
処理、ディザ処理、画像編集処理などを行なう処理回路
へ出力される。
次にこの実施例の動作の概略を説明する。
各CCD9a,9b,9cは同時に同方向へ走査を行ない、画像
データを出力する。第12図に示すように走査同期信号
(IN LSYNC)により各CCD9a,9b,9cの主走査方向の同期
がとられ、各CCD9a,9b,9cからの有効画像データは入力
制御信号(IN LGATE)により制御される。
原稿の副走査方向(挿入方向)については走査同期信
号が1mmの副走査当り16回出力されるように原稿の搬
送速度が制御されている。したがって、副走査速度が16
画素/mmとなり、主走査速度の16画素/mmと一致する。走
査同期信号はCCD9a,9b,9cの電荷蓄積時間を一定とす
るために一定間隔で出力されている。
合成分離ダウン回路12,合成分離アップ回路13におい
ては各CCD9a,9b,9cから増幅器10a,10b,10c、A/D変換器1
1a,11b,11cを介して入力された画像データを補正して第
9図に示すようにCCD9a,9b,9cの隣合ったもの同志の重
複読取領域X,Yの中間(例えば真中)DX,DYで継げる。こ
の場合CCD9a,9b,9cからの画像データを走査同期信号
の期間中に1ラインにする(まとめる)と、1画素当り
の処理速度はCCD9a,9b,9cの画像読取速度に比べて3倍
になる。
走査同期信号の間隔312.5μs中にCCD9a,9b,9cの1
個当り5000個の画素信号を合成分離ダウン回路12,合成
分離アップ回路13で処理すると、1画素当りの処理時間
は62.5nsになるが、CCD9a,9b,9cからの画像データを1
ラインにする場合に走査同期信号の期間中に3個のCC
D9a,9b,9cからの画像データを1ラインに補正すれば1
画素当りの処理時間が20.8nsという1/3の時間になって
しまう。この実施例では第9図に示すように読み取るべ
き原稿の最大幅Dをその中央(1/2)の所15で左右に分
割してその右側と左側の各7500画素のデータを走査同期
信号の期間中に処理しており、その処理時間は41.6ns
となる。現在、IC等の素子の処理時間を考えると、41.6
nsは限界である。第12図に示すクロック(CLK1)は処
理時間62.5nsに相当する16MHZのクロックである。走査
同期信号、入力制御信号、CCD9a,9b,9cからの画像
データはクロックに同期している。
この実施例では画像情報の読取処理を行なう時間を6
2.5ns、画像データを1ラインにつなげて出力する出力
処理時間を41.6nsとして処理時間の変換を行なってい
る。第12図に示すクロック(CLK2)は処理時間41.6ns
に相当する24MHZのクロックである。また、出力制御信
号(OUT LGATE)、走査同期信号(第12図のOUT LSYN
C)、合成分離ダウン回路12,合成分離アップ回路13の出
力データはクロックに同期している。
合成分離アップ回路13はCCD9b,9cからの画像データD
b,Dcが0画素目から4999画素目までの5000画素分入力さ
れ、画像データDbについて2500画素目から(4999−重複
読取領域X÷2)画素目、つまり重複読取領域Xの中央
DXの画素まで出力した後に画像データDcについて(X÷
2)画素目から(X+4835)画素目まで出力する。これ
によりCCD9b,9cからの画像データDb,Dcは重複読取領域
Xの中央DXで切換えられてつなげられることになる。同
様に合成分離ダウン回路12はCCD9a,9bからの画像データ
Da,Dbが0画素目から4999画素目までの5000画素分入力
され、画像データDaについて(164−重複読取領域Y)
画素目から(4999−重複読取領域Y÷2)画素目、つま
り重複読取領域Yの中央DYの画素まで出力した後に画像
データDbについて(Y÷2)画素目から2499画素目まで
出力する。これによりCCD9b,9cからの画像データDb,Dc
は重複読取領域Yの中央DYで切換えられてつなげられる
ことになる。
第10図及び第11図は上記合成分離アップ回路13の構成
を示す。
合成分離アップ回路13は重複読取領域Xを補正する、
即ちCCD9b,9cからの画像データを重複読取領域Xの半分
の位置DXで切り換えてつなげるものであり、合成分離ダ
ウン回路12とほぼ同じ構成になっている。
第9図及び第10図においては20は重複読取領域Xを設
定するディップスィッチ、21はディップスィッチ20から
のデータの1/2を出力する素子(以下1/2分周器と呼
ぶ)、22,23はインバータ、24,27,28は和をとる加算回
路、25,26,29,32,35,36,41,42,59,60,61はデータセレク
タ、30,31,37,38はアドレスカウンタ、33,34,39,40はコ
ンパレータ、43,44,45,46,50はフリップフロップ、47は
遅延素子、48,49はアンドゲート、51,52,53,54は多入力
Dフリップフロップ、55,56,57,58はトグルRAM(スタテ
ィックRAM)である。
この合成分離アップ回路13の動作について第12図及び
第13図のタイミングチャートを参照しながら説明する。
多入力Dフリップフロップ51,52はCCD9cから増幅器10
c、A/D変換器11cを介して入力された画像データDcをラ
ッチ信号k()によりラッチしてそれぞれ選択信号a,
b(,)によりトグルRAM55,56へ選択的に出力し、
多入力Dフリップフロップ53,54はCCD9bから増幅器10
b、A/D変換器11bを介して入力された画像データDbをラ
ッチ信号kによりラッチしてそれぞれ選択信号a,b
(,)によりトグルRAM57,58へ選択的に出力する。
この場合多入力Dフリップフロップ51,52,53,54は選択
信号a,bが低レベルになることにより画像データをラッ
チする。第12図に示すようにA/D変換器11c,11bからの画
像データDc,Dbはクロックに同期しており、かつ入力
制御信号が高レベルの時に有効になる。そしてラッチ
信号kはクロックであり、またフリップフロップ43は
クロックにより走査同期信号をラッチする。フリッ
プフロップ44はその反転出力信号をフリップフロップ43
の出力信号によりラッチし、このフリップフロップ44の
第12図に示すような非反転出力信号及び反転出力信号
が多入力Dフリップフロップ51,52,53,54に選択信号
として入力される。したがって、多入力Dフリップフロ
ップ51,53と多入力Dフリップフロップ52,54とが走査同
期信号に同期して交互に画像データをラッチし、かつ
多入力Dフリップフロップ51,53が画像データDc,Dbを同
時にラッチして多入力Dフリップフロップ52,54が画像
データDc,Dbを同時にラッチする。
トグルRAM55〜58はデータ書き込み・読み出しが▲
▼,▲▼端子の入力信号により制御され、トグル
RAM55,57はフリップフロップ44の反転出力信号(b)
が▲▼端子に入力されてアンドゲート48の出力信号
(d)が▲▼端子に入力される。トグルRAM56,58
はフリップフロップ44の非反転出力信号(a)が▲
▼端子に入力されてアンドゲート49の出力信号
(c)がCS端子に入力され、上記クロックが遅延素子
47で遅延されて第12図に示すような信号となる。アン
ドゲート48は遅延素子47からの信号とフリップフロッ
プ44の非反転出力信号とのアンドをとり、アンドゲー
ト49は遅延素子47からの信号とフリップフロップ44の
反転出力信号とのアンドをとる。よって、トグルRAM5
5,57とトグルRAM56,58とが交互に書き込み動作と読み出
し動作を行ない、例えばトグルRAM55,57が読み出し動作
中であればトグルRAM56,58が書き込み動作を行なう。そ
してトグルRAM55,57が書き込み動作中の時にのみ多入力
Dフリップフロップ51,53よりトグルRAM55,57へ画像デ
ータDc,Dbが出力され、トグルRAM55,57が読み出し中の
時には多入力Dフリップフロップ51,53の出力側が高イ
ンピーダンスになってトグルRAM55,57からデータが読み
出される。同様にトグルRAM56,58が書き込み動作中の時
にのみ多入力Dフリップフロップ52,54よりトグルRAM5
6,58へ画像データDc,Dbが出力され、トグルRAM56,58が
読み出し中の時には多入力Dフリップフロップ52,54の
出力側が高インピーダンスになってトグルRAM56,58から
データが読み出される。
トグルRAM55〜58のアドレスは各々アドレスカウンタ3
0,31,37,38の出力信号により指定され、各アドレスカウ
ンタ30,31,37,38へのクロックはデータセレクタ41,42よ
り出力されるクロックCLK1,CLK2である。前述のように
クロックCLK1は走査同期信号Cの期間中に5000画素処理
可能なクロックであり、クロックCLK2は走査同期信号
の期間中に7500画素処理可能なクロックである。データ
セレクタ41,42はフリップフロップ44の非反転出力信号
(a)のレベルに応じて入力端子の信号を選択して出
力する。
トグルRAM57が書き込み動作中のときはアドレスカウ
ンタ37へのクロックはデータセレクタ41からの信号で
あり、この信号はクロックCLK1()である。このと
き、アドレスカウンタ37は初期カウント値が0となる。
これは固定値3が0であり、データセレクタ35の選択信
号がフリップフロップ44の非反転出力信号(a)とな
っていてトグルRAM57の書き込み時にデータセレクタ35
が固定値3をアドレスカウンタ37に入力するからであ
る。また、アドレスカウンタ37のカウント開始・終了信
号はデータセレクタ41からの信号(e)であり、この
信号は入力制御信号IN LGATEがフリップフロップ45で
クロックによりラッチされた信号である。したがっ
て、トグルRAM57はアドレスカウンタ37のカウント値に
従って多入力Dフリップフロップ53からの5000画素の画
像データDbの全てを書き込む。
トグルRAM57の書き込み中にはトグルRAM55も書き込み
動作を行なう。アドレスカウンタ30へのクロックはアド
レスカウンタ37へのクロックと同様にデータセレクタ41
からの信号(g)であり、初期カウント値が0とな
る。これは固定値1が0であり、データセレクタ25の選
択信号がフリップフロップ44の非反転出力信号(a)
となっていてトグルRAM55の書き込み時にデータセレク
タ25が固定値1をアドレスカウンタ30に入力するからで
ある。また、アドレスカウンタ30のカウント開始・終了
信号はデータセレクタ41からの信号(f)であり、こ
の信号はフリップフロップ45の出力信号である。し
たがって、トグルRAM55はアドレスカウンタ30のカウン
ト値に従って多入力Dフリップフロップ51からの5000画
素の画像データDcの全てを書き込む。
トグルRAM57の書き込み中にはトグルRAM58は1ライン
前に書き込んだ画像データの読み出し中であり、アドレ
スカウンタ38へのクロックはデータセレクタ42からの信
号(j)であり、この信号は上記クロックであ
る。このとき、アドレスカウンタ38は初期カウント値が
2500となる。これは固定値9が2500であり、データセレ
クタ32が選択信号Z2により固定値9をデータセレクタ36
に入力してデータセレクタ36が選択信号bによりデータ
セレクタ32の出力信号をアドレスカウンタ38に入力する
からである。選択信号Z2は一定レベルの信号であり、ジ
ャンパー線もしくはディッブスィッチなどを介して与え
られる。また、アドレスカウンタ38のカウント開始・終
了信号はデータセレクタ42からの信号(h)であり、
この信号は出力制御信号OUT LGATEがフリップフロッ
プ46でクロックによりラッチされた信号である。し
たがって、トグルRAM58はアドレスカウンタ38のカウン
ト値に従って画像データの読み出しを2500画素目から有
効データの領域を越えても続ける。コンパレータ40はア
ドレスカウンタ38のカウント値とデータセレクタ27の出
力信号とを比較し、アドレスカウンタ38が(4999−X/
2)に達したときに一致信号を出力する。ここで、デ
ィップスィッチ20からの重複領域量データXが1/2分周
器21で1/2にされてインバータ22で反転されることによ
り−X/2となり、加算回路27で固定値6と加算されてコ
ンパレータ40に入力される。この固定値6は4999であ
り、加算回路27の出力信号は4999−X/2となる。コンパ
レータ40からの一致信号がデータセレクタ41に入力さ
れてデータセレクタ41から信号が出力され、この信号
によりフリップフロップ50がクリアされてフリップフ
ロップ50の出力信号が低レベルから高レベルに切り換
わる。よって、データセレクタ42からアドレスカウンタ
38へのカウント開始・終了信号hが高レベルから低レベ
ルに切換わり、トグルRAM58は画像データの読み出しを2
500画素目から(4999−X/2)画素目まで行なう。
トグルRAM55が書き込み動作を行なっている時にはト
グルRAM56は1ライン前に書き込んだ画像データの読み
出し中であり、アドレスカウンタ31へのクロックはデー
タセレクタ42からの信号(j)であり、この信号は
上記クロックである。このとき、アドレスカウンタ31
は初期カウント値がX/2となる。これは1/2分周器21から
のX/2と固定値1とがデータセレクタ26に入力されてお
り、データセレクタ26がフリップフロップ44からの選択
信号(b)により1/2分周器21からのX/2をアドレスカ
ウンタ31に入力するからである。また、アドレスカウン
タ31のカウント開始・終了信号はデータセレクタ42から
の信号(i)であり、この信号はフリップフロップ
50の出力信号である。したがって、トグルRAM56はア
ドレスカウンタ31のカウント値に従って画像データの読
み出しをX/2画素目から行なう。コンパレータ34はアド
レスカウンタ31のカウント値とデータセレクタ29の出力
信号とを比較し、アドレスカウンタ31が(4835+X/2)
に達したときに一致信号を出力する。ここで、ディッ
プスィッチ20からのデータXが加算回路24で固定値5と
加算されてデータセレクタ29に入力され、データセレク
タ29が選択信号Z1により加算回路24の出力信号を選択し
てコンパレータ34へ出力する。固定値5は4835であり、
加算回路24の出力信号は4835+X/2となる。選択信号Z1
は一定レベルの信号であり、ジャンパー線もしくはディ
ッブスィッチなどを介して与えられる。コンパレータ34
からの一致信号がデータセレクタ42に入力されてデー
タセレクタ42から信号が出力され、この信号により
フリップフロップ50がセットされてフリップフロップ50
の出力信号が高レベルから低レベルに切り換わる。よ
って、データセレクタ42からアドレスカウンタ31へのカ
ウント開始・終了信号iが高レベルから低レベルに切り
換わり、トグルRAM56は画像データの読み出しをX/2画素
目から(4835+X/2)画素目まで行なう。
データセレクタ59はフリップフロップ44の非反転出力
信号(a)によりトグルRAM55,56から交互に読み出さ
れた画像データを選択し、データセレクタ60はフリップ
フロップ44の非反転出力信号(a)によりトグルRAM5
7,58から交互に読み出された画像データを選択する。し
たがって、データセレクタ59から出力される画像データ
は第13図に示すUPデータDcとなり、データセレクタ60か
ら出力される画像データは第13図に示すUPデータDbとな
る。データセレクタ61はフリップフロップ50の出力信号
(m)によりデータセレクタ59からの画像データDcと
データセレクタ59からの画像データDbとを選択して出力
し、このデータセレクタ61からの画像データは第13図に
示す出力データ1(UP)となる。これは第9図に示すよ
うに読み取るべき原稿の最大幅Dにおける中央15より右
側の部分をCCD9c,9bで読み取った画像データを重複読取
領域の半分の位置DXで切り換えて継げたことになる。
次に合成分離ダウン回路12の動作について説明する。
合成分離ダウン回路12は上記合成分離アップ回路13と
ほぼ同じ構成であり、上記選択信号Z1,Z2が合成分離ア
ップ回路13とは逆のレベルになっているとともに、ディ
ップスィッチ20により重複読取量Yが設定される。そこ
で、説明を簡単にするため、合成分離ダウン回路12の動
作は第9図及び第10図を用いて合成分離ダウン回路13と
は異なる動作について説明する。
多入力Dフリップフロップ51,52はCCD9bから増幅器10
b、A/D変換器11bを介して入力された画像データDbをラ
ッチ信号k()によりラッチしてそれぞれ選択信号a,
b(,)によりトグルRAM55,56へ選択的に出力し、
多入力Dフリップフロップ53,54はCCD9aから増幅器10
a、A/D変換器11aを介して入力された画像データDaをラ
ッチ信号kによりラッチしてそれぞれ選択信号a,b
(,)によりトグルRAM57,58へ選択的に出力する。
トグルRAM55〜58の書き込み動作については合成分離
回路13の場合と同様であり、トグルRAM55〜58の読み出
し動作について説明する。トグルRAM55,57の書き込み動
作中にはトグルRAM56,58は読み出し動作を行なう。
トグルRAM57の書き込み中にはトグルRAM58は1ライン
前に書き込んだ画像データの読み出し中であり、アドレ
スカウンタ38へのクロックはデータセレクタ42からの信
号(j)であり、この信号Vは上記クロックであ
る。また、ディップスィッチ20からの重複領域量のデー
タYがインバータ23で反転され、加算回路28で固定値7
と加算される。この固定値7は164であり、加算回路28
の出力信号は(164−Y)となる。データセレクタ32は
選択信号Z2により加算回路28の出力信号を選択してデー
タセレクタ36に出力し、データセレクタ36がフリップフ
ロップ44の反転出力信号(b)によりデータセレクタ
32の出力信号を選択してアドレスカウンタ38へ出力す
る。したがって、アドレスカウンタ38の初期カウント値
は(164−Y)となる。アドレスカウンタ38へのカウン
ト開始・終了信号はデータセレクタ42からの信号
(h)であり、この信号はフリップフロップ46の出力
信号Eである。よって、トグルRAM58は画像データDaの
読み出しを(164−Y)画素目から有効データ領域を越
えても行なう。ディップスィッチ20からのデータYが1/
2分周器21で1/2にされてインバータ22で反転され、加算
回路27で固定値6と加算される。この固定値6は4999で
あり、加算回路27の出力信号は(4999−Y/2)となる。
コンパレータ40は加算回路27の出力信号とアドレスカウ
ンタ38のカウント値とを比較し、アドレスカウンタ38が
(4999−Y/2)となった時に一致信号を出力する。こ
の一致信号がデータセレクタ41へ入力されてデータセ
レクタ41から信号が出力され、フリップフロップ50が
クリアされる。よって、データセレクタ42からアドレス
カウンタ38へのカウント開始・終了信号hが高レベルか
ら低レベルに切り換わり、トグルRAM58は画像データの
読み出しを(164−Y)画素目から(4999−Y/2)画素目
まで行なう。
トグルRAM55が書き込み動作を行なっている時にはト
グルRAM56は1ライン前に書き込んだ画像データの読み
出し中であり、アドレスカウンタ31へのクロックはデー
タセレクタ42からの信号V(j)であり、この信号は
上記クロックAである。このとき、アドレスカウンタ31
は初期カウント値がY/2となる。これはデータセレクタ2
6がフリップフロップ44からの選択信号(b)により1
/2分周器21からのY/2をアドレスカウンタ31に入力する
からである。また、アドレスカウンタ31へのカウント開
始・終了信号はデータセレクタ41からの信号(i)で
あり、この信号はフリップフロップ50の出力信号で
ある。したがって、トグルRAM56はアドレスカウンタ31
のカウント値に従って画像データの読み出しをY/2から
行なう。コンパレータ34はアドレスカウンタ31のカウン
ト値とデータセレクタ29の出力信号とを比較し、アドレ
スカウンタ31が2499に達したときに一致信号を出力す
る。これはデータセレクタ29が選択信号Z1により固定値
8を選択してコンパレータ34へ出力し、この固定値8が
2499となっているからである。コンパレータ34からの一
致信号がデータセレクタ42に入力されてデータセレク
タ42から信号が出力され、この信号によりフリップ
フロップ50がセットされてフリップフロップ50の出力信
号が高レベルから低レベルに切り換わる。よって、デ
ータセレクタ42からアドレスカウンタ31へのカウント開
始・終了信号iが高レベルから低レベルに切り換わり、
トグルRAM56は画像データの読み出しをY/2画素目から24
99画素目まで行なう。
データセレクタ59はフリップフロップ44の非反転出力
信号(a)によりトグルRAM55,56から交互に読み出さ
れた画像データを選択し、データセレクタ60はフリップ
フロップ44の非反転出力信号(a)によりトグルRAM5
7,58から交互に読み出された画像データを選択する。し
たがって、データセレクタ59から出力される画像データ
は第13図に示すdnデータDbとなり、データセレクタ60か
ら出力される画像データは第13図に示すdnデータDaとな
る。データセレクタ61はフリップフロップ50の出力信号
(m)によりデータセレクタ59からの画像データDbと
データセレクタ59からの画像データDaとを選択的に出力
し、このデータセレクタ61からの画像データは第13図に
示す出力データ2(down)となる。これは第9図に示す
ように読み取るべき原稿の最大幅Dにおける中央15より
左側の部分をCCD9b,9aで読み取った画像データを重複読
取領域の半分の位置DYで切り換えて継げたことになる。
第1図はこの実施例における平滑化回路の構成を示
す。
図中、70,76,78はデータセレクタ、71はカウンタ、72
はコンパレータ、73,75はシフトレジスタ、74はフリッ
プフロップ、77はマトリクス内の係数が固定値13で可変
しディジタルフィルタ演算を行なうプロセッサ(以下デ
ィジタルフィルタと呼ぶ)である。
また、第3図は上記ディジタルフィルタ77のマトリク
スであり、フィルタ係数が各1/5に設定されている。第
4図はこの実施例で中間調濃度の画像を読み取り、その
画像情報を上記合成分離ダウン回路12,合成分離アップ
回路13により重複読取領域の中央で切換えてつなげた場
合における切換え位置を境とする濃度差を表わした図で
ある。第5図は上記合成分離ダウン固定12,合成分離ア
ップ回路13からの画像データを上記平滑化回路により切
換位置付近で段階的に変化させた結果を表わす図であ
る。
次に上記平滑化回路の動作について第2図乃至第5図
を参照しながら説明する。
上記平滑化回路は上記合成分離ダウン回路12,合成分
離アップ回路13の後にそれぞれ設けられるが、まず、合
成分離アップ回路13の後に設けられる第1図の平滑化回
路について説明する。
合成分離アップ回路13におけるデータセレクタ61から
出力されたデータ1はシフトレジスタ75,ディジタルフ
ィルタ77に入力され、またカウンタ71にはクロックとし
て上記クロックCLK2(l)が入力されるとともに、上記
フリップフロップ50からの信号mがカウント有効制御信
号として入力される。データセレクタ70は選択信号Z4に
より固定値10を選択してカウンタ71に出力し、選択信号
Z4はジャンパ線等により与えられる。ここで、固定値10
は2500に設定され、カウンタ71はプリセット値2500より
クロックCLK2のカウントを開始する。コンパレータ72は
カウンタ71のカウント値を固定値12と比較し、カウンタ
71のカウント値が固定値12と一致した時に信号を次段の
シフトレジスタ73に出力する。シフトレジスタ73は上記
クロックCLK2(l)によりコンパレータ72の出力信号を
ラッチしてシフトし、フリップフロップ74を1回目のラ
ッチ信号でセットして9回目のラッチ信号でリセットす
る。ここに、固定値12は(4996−X/2)に設定されてお
り、フリップフロップ74の出力信号は第2図に示すよ
うになる。
ディジタルフィルタ77は合成分離アップ回路13におけ
るデータセレクタ61からデータ1が入力されて常に1/5
のマトリクス演算を行ない、その結果をデータセレクタ
76に出力する。この場合ディジタルフィルタ77は1/5の
マトリクス内の演算係数は左から3番目、すなわち中央
の係数に相当する画素を注目画素とし、演算係数をすべ
て1/5としてメディアン処理を行なっている。ここに、
ディジタルフィルタ77は固定値13にて演算係数が1/5に
設定されている。
同時にシフトレジスタ75はディジタルフィルタ77が演
算出力を行なうまでデータ1をラッチし、ディジタルフ
ィルタ77の出力データとシフトレジスタ75の出力データ
との位相が整合する。即ち、シフトレジスタ75からはデ
ータ1と同じ値が出力され、ディジタルフィルタ77から
はシフトレジスタ75の出力データと同じタイミングで1/
5のメディアン値が出力されることになる。ここで、デ
ィジタルフィルタ77に設定されているマトリクスを第3
図に示す。
データセレクタ76はフリップフロップ74の出力信号
が選択信号として入力され、ディジタルフィルタ77の出
力データとシフトレジスタ75の出力データとを選択的に
出力する。データセレクタ78は選択信号Z10aによりディ
ジタルフィルタ76の出力データとシフトレジスタ75の出
力データとを選択的に出力し、データセレクタ78からは
第2図に示すように出力データ(up)が出力される。こ
こで、ディジタルフィルタ77からデータセレクタ76を通
して出力されるデータα1〜α8はメディアン値に変更
されており、CCD9b,CCD9cからの画像データの切換位置
がデータα4とα5との間になって第4図のような画像
データの切換位置での急峻な濃度変化が第5図に示すよ
うな段階的な濃度変化に補正される。よって、第4図の
ような画像データの切換位置での急峻な濃度変化を8画
素間の段階的な濃度変化領域でバッファすることで、最
終的な出力画像に現れる諸種の不具合、違和感が緩和さ
れる。
次に合成分離ダウン回路12の後に設けられる平滑化回
路について説明する。
この平滑化回路は合成分離アップ回路13の後に設けら
れる平滑化回路とほぼ同じであり、説明の便宜上第1図
を用いて合成分離アップ回路13の後に設けられる平滑化
回路と異なる部分に重点を置いて説明する。
合成分離ダウン回路12におけるデータセレクタ61から
出力されたデータ2がシフトレジスタ75,ディジタルフ
ィルタ77に入力され、データセレクタ70は固定値11を選
択するように選択信号Z4がジャンパー線等により与えら
れる。ここで、固定値11は(164−Y)に設定されてお
り、データセレクタ70は固定値11を選択してカウンタ71
にプリセットする。コンパレータ72は固定値12の(4996
−Y/2)とカウンタ71のカウント値とを比較し、カウン
タ71のカウント値が固定値12に一致した時に信号を出力
する。この信号によりシフトレジスタ73とフリップフロ
ップ74とで信号 が作られ、この信号 がデータセレクタ76の選択信号となる。よって、データ
セレクタ76はフリップフロップ74からの選択信号により
ディジタルフィルタ77の出力データとシフトレジスタ75
の出力データとを選択的に出力する。データセレクタ78
は選択信号Z10bによりディジタルフィルタ76の出力デー
タとシフトレジスタ75の出力データとを選択的に出力
し、データセレクタ78からの出力データは第2図に示す
ような出力データ(down)となる。ここで、ディジタル
フィルタ77からデータセレクタ76を通して出力されるデ
ータβ1〜β8はメディアン値に変更されており、ディ
ジタルフィルタ77は合成分離ダウン回路13の後に設けら
れる平滑化回路のディジタルフィルタと全く同じであ
る。よって、CCD9a,CCD9bからの画像データの切換位置
での急峻な濃度変化を8画素間の段階的な濃度変化領域
でバッファすることで、最終的な出力画像に現れる諸種
の不具合、違和感が緩和される。
第14図は操作部等から入力された出力画像モードによ
り複数の補正手段を選択する回路の一例を示す。
図中、100はCPU、101は上記操作部、102は上記画像読
取装置に読取動作を行なわせるためのプログラムを書き
込んだROM、103,104は合成分離ダウン回路12,合成分離
アップ回路13の後に設けられている平滑化回路である。
CPU100は操作部101等から入力された出力画像モードに
より上記平滑化回路103,104のデータセレクタ78への選
択信号Z10a,Z10bを制御し、上記平滑化回路103,104の出
力データは次段の装置により文字モード時には二値化処
理され、写真モード時にはディザ処理されてレーザプリ
ンタ等に出力される。この場合、CPU100は文字モード時
にはデータセレクタ78にシフトレジスタ75の出力データ
を選択させ、写真モード時にはデータセレクタ78にデー
タセレクタ76の出力データを選択させるような選択信号
Z10a,Z10bを出力する。写真モード時には特に各CCDの感
濃度の差が目立つが、文字モード時には画像読取装置の
次段で例えば単純二値化処理などをした場合不具合が発
生しにくく、メディアン値をとった場合画像データの切
換位置付近で解像力の低下を招くという不具合が生ず
る。そこで、出力画像モードにより補正手段の出力デー
タを選択する(ディジタルフィルタ77の出力データとシ
フトレジスタ75の出力データとのいずれかを選択する)
ことにより、最適な読取画像が得られる。この例では文
字モード時には画像データをシフトレジスタ75で遅延さ
せたが、合成分離ダウン回路12,合成分離アップ回路13
からの画像データをシフトレジスタ75,ディジタルフィ
ルタ77の他に第2のディジタルフィルタにも入力してこ
の第2のディジタルフィルタの出力データとシフトレジ
スタ75の出力データとを、追加したデータセレクタによ
り切換えてデータセレクタ76に入力し、上記追加したデ
ータセレクタへの選択信号をCPU100で操作部101等から
入力された出力画像モードにより制御するようにすれば
文字モード時にも第2のディジタルフィルタで画像デー
タのフィルタ演算を行なうことができる。
第15図は本発明の他の実施例における合成分離アップ
回路の一部を示す。
この実施例では上記実施例において、上記平滑化回路
が省略され、第11図に示す回路の代りに第15図に示す回
路が用いられる。
この実施例では合成分離アップ回路は第10図に示す回
路と第15図に示す回路とで構成され、第15図に示す回路
は第11図に示す回路において、多入力Dフリップフロッ
プ62,63が追加されている。多入力Dフリップフロップ6
2はデータセレクタ59からの画像データをラッチ信号CLK
3によりラッチし、多入力Dフリップフロップ63はデー
タセレクタ59からの画像データをラッチ信号kによりラ
ッチする。データセレクタ61は多入力Dフリップフロッ
プ62からの画像データと多入力Dフリップフロップ63か
らの画像データとを選択信号SELにより選択して出力す
る。
上記多入力Dフリップフロップ62へのラッチ信号CLK3
及びデータセレクタ61への選択信号SELは第16図(a)
(b)に示す回路にて発生し、第17図はそのタイミング
チャートを示す。
第16図(a)(b)において、64はカウンタ、65はデ
ータセレクタ、66はコンパレータ、67,68はマグニチュ
ード・コンパレータ、69,80,81,82はアンド素子、83,84
はオア素子、85,87はフリップフロップ、86,89はインバ
ータ、88はディップスイッチ、90,91は2つの入力信号
の和をとる回路である。
上記データセレクタ59からの画像データは比較データ
として第17図に示すようなタイミングでマグニチュード
・コンパレータ67,68に供給される。マグニチュード・
コンパレータ67は比較データが設定値1より大きいとき
に出力信号をアンド素子69へ出力し、比較データが設定
値1と等しいときに出力信号をオア素子83へ出力する。
マグニチュード・コンパレータ68は比較データが設定値
2より小さいときに出力信号をアンド素子69へ出力し、
比較データが設定値1と等しいときに出力信号をオア素
子83へ出力する。したがって、アンド素子69の出力信号
は比較データが設定値1より大きくて設定値2より小
さいときに高レベルとなり、オア素子83の出力信号は
比較データが設定値1と等しいとき、または比較データ
が設定値2と等しいときに高レベルとなる。このアンド
素子69の出力信号,オア素子83の出力信号は例えば
第17図に示すようになる。アンド素子69の出力信号お
よびオア素子83の出力信号はオア素子84によりオアが
とられ、さらにアンド素子80によりフリップフロップ50
からの信号mとアンドがとられてカウンタ64にロード信
号およびクリア信号として送られる。カウンタ64は上
記信号k(クロックCLK1)がクロックとして入力されて
ロード信号が高レベルのときにX/2の入力データがプ
リセットされ、クロックkによりアップカウントを始め
る。そして、カウンタ64はロード信号が低レベルにな
ると、アップカウントを中止し、カウント値が0にクリ
アされる。データセレクタ65はアドレスカウンタ30,31
からトグルRAM55,56へのアドレスAD1,AD2が入力され、
トグルRAM55,56の読出し中となっている方のアドレスを
選択信号a()により選択してコンパレータ66へ出力
する。コンパレータ66はカウンタ64のカウント値とデー
タセレクタ65からの読出しアドレスとを比較してこれら
が一致した時に一致信号を出力する。この一致信号
はアンド素子81によりフリップフロップ50からの信号m
とアンドがとられ、フリップフロップ85で上記信号k
(クロックCLK1)によりラッチされてデータセレクタ61
への選択信号SELとなる。また、上記信号mがインバ
ータ86により反転され、アンド素子82がインバータ86の
出力信号と上記信号k(クロックCLK1)とのアンドをと
って上記多入力Dフリップフロップ62へのラッチ信号CL
K3を出力する。よって、第17図に示すように多入力D
フリップフロップ62はデータセレクタ59からのデータ2
をラッチ信号CLK3によりラッチしてデータ3として出
力し、このデータ3は(4998−X/2)画素目より後のデ
ータが(4998−X/2)画素目のデータαと同じデータと
なる。また、多入力Dフリップフロップ63はデータセレ
クタ59からのデータ2をラッチ信号kによりラッチして
データ4として出力する。データセレクタ61は多入力D
フリップフロップ62,63からのデータ3,データ4を選択
信号SELにより選択して出力データとして出力する。
ここで、データαは画像データDc(比較データ)の(49
98−X/2)画素目のデータであり、画像データDcの最後
のデータともなる。したがって、画像データDb(データ
2)の最初のデータ、すなわちX/2画素目のデータから
画像データDc(比較データ)が設定値1,設定値2に等し
いか又は設定値1より大きく設定値2より小さいという
条件が満たされると、αに変換され、このデータ変換は
上記条件が満たされなくなるまで順次に(X/2+1)画
素目、(X/2+2)画素目、・・・のデータに対して続
けられる。
上記設定値1,設定値2は次のように作成される。フリ
ップフロップ87はデータセレクタ59からの比較データを
上記アンド素子82からのラッチ信号CLK3によりラッチ
し、データ2が正規のデータである間は比較データの
(4998−X/2)画素目のデータαを保存する。ディプス
イッチ88から入力された値はインバータ89により反転さ
れ、回路90はフリップフロップ87からのデータとインバ
ータ89の出力信号との和をとることによってフリップフ
ロップ87からのデータとディプスイッチ88からの値との
差をとって設定値1として出力する。また、回路91はフ
リップフロップ87からのデータとディプスイッチ88から
の値との和をとって設定値2として出力する。
以上により出力データがデータセレクタ61から第17図
に示すようなタイミングで出力される。
また、この実施例における合成分離ダウン回路は上記
合成分離アップ回路とほぼ同様に構成され、上記選択信
号Z1,Z2が合成分離アップ回路とは逆のレベルに設定さ
れるとともに、ディッブスイッチ20により重複読取領域
Yが設定されて第18図に示すようなタイミングで動作す
る。この合成分離ダウン回路は上記合成分離アップ回路
と同様に動作するので、その説明を省略する。
〔発明の効果〕
以上のように請求項1に係る発明によれば、原稿画像
情報を隣合ったもの同士で部分的に重複して読み取る複
数個の光電変換素子を有し、この複数個の光電変換素子
からの画像情報をこの複数個の光電変換素子の重複読取
領域内の所定の切換位置で切り換えてつなげる画像読取
装置において、前記切換位置付近の画像情報に対してマ
トリクス演算を行うことで平滑化フィルタ処理を行うデ
ジタルフィルタを備えたので、複数個の光電変換素子か
らの画像情報の切換え位置での濃度差を緩和して違和感
の無い画像情報を出力することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1記載の
画像読取装置において、前記デジタルフィルタからの画
像情報と、前記切換位置でつなげて前記デジタルフィル
タによる処理を行わない前記光電変換素子からの画像情
報とを出力画像モードに応じて選択するので、写真モー
ドで各光電変換素子の感度の差が目立つことを防止した
り、文字モードでデジタルフィルタの画像情報処理によ
る切換位置付近での解像力の低下を防止したりして最適
な読取画像を得ることができる。
請求項3に係る発明によれば、原稿画像情報を隣合っ
たもの同士で部分的に重複して読み取る複数個の光電変
換素子を有し、この複数個の光電変換素子からの画像情
報をこの複数個の光電変換素子の重複読取領域内の所定
の切換位置で切り換えてつなげる画像読取装置におい
て、前記切換位置でつなげた画像情報のうち前記切換位
置より後側の第1の光電変換素子からの画像情報を、前
記切換位置より前側の第2の光電変換素子からの画像情
報に応じた第1の設定値より大きくて、前記第2の光電
変換素子からの画像情報に応じた第2の設定値より小さ
いか又は第1の設定値或いは第2の設定値と等しいとい
う条件を満たさなくなるまで、前記第2の光電変換素子
からの画像情報の最終の画素データに変換する補正手段
を備えたので、複数個の光電変換素子からの画像情報の
切換え位置での濃度差を緩和して違和感の無い画像情報
を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における平滑化回路を示すブ
ロック図、第2図は同平滑化回路の動作を示すタイミン
グチャート、第3図は同平滑化回路におけるディジタル
フィルタのマトリクスを示す図、第4図及び第5図は同
平滑化回路を説明するための特性図、第6図は上記実施
例の概略を示す図、第7図は上記実施例の一部を示す概
略図、第8図は上記実施例野一部を示すブロック図、第
9図は上記実施例の一部を示す概略図、第10図及び第11
図は上記実施例の合成分離アップ回路を示すブロック
図、第12図及び第13図は同合成分離アップ回路の動作を
示すタイミングチャート、第14図は出力画像モードによ
り複数の補正手段を選択する回路の一例を示すブロック
図、第15図及び第16図(a)(b)は本発明の他の実施
例における合成分離アップ回路の一部を示すブロック
図、第17図は同実施例における合成分離アップ回路の動
作を示すタイミングチャート、第18図は同実施例におけ
る合成分離ダウン回路の動作を示すタイミングチャート
である。 9a,9b,9c……CCD、12……合成分離ダウン回路、13……
合成分離アップ回路、20……ディップスイッチ、21……
1/2分周器、22,23……インバータ、24,27,28……加算回
路、25,26,29,32,35,36,41,42,59,60,61……データセレ
クタ、30,31,37,38……アドレスカウンタ、33,34,39,40
……コンパレータ、43,44,45,46,50……フリップフロッ
プ、47……遅延素子、48,49……アンドゲート、51,52,5
3,54……多入力フリップフロップ、55,56,57,58……ト
グルRAM、62,63,87……多入力フリップフロップ、64,71
……カウンタ、65,70,76,78……データセレクタ、66,72
……コンパレータ、67,68……マグニチュード・コンパ
レータ、69,80,81,82……アンド素子、73,75……シフト
レジスタ、74,85……フリップフロップ、77……ディジ
タルフィルタ、83,84……オア素子、86,89……インバー
タ、77……ディジタルフィルタ、88……ディップスイッ
チ、90,91……和をとる回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像情報を隣合ったもの同士で部分的
    に重複して読み取る複数個の光電変換素子を有し、この
    複数個の光電変換素子からの画像情報をこの複数個の光
    電変換素子の重複読取領域内の所定の切換位置で切り換
    えてつなげる画像読取装置において、前記切換位置付近
    の画像情報に対してマトリクス演算を行うことで平滑化
    フィルタ処理を行うデジタルフィルタを備えたことを特
    徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像読取装置において、前
    記デジタルフィルタからの画像情報と、前記切換位置で
    つなげて前記デジタルフィルタによる処理を行わない前
    記光電変換素子からの画像情報とを出力画像モードに応
    じて選択することを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】原稿画像情報を隣合ったもの同士で部分的
    に重複して読み取る複数個の光電変換素子を有し、この
    複数個の光電変換素子からの画像情報をこの複数個の光
    電変換素子の重複読取領域内の所定の切換位置で切り換
    えてつなげる画像読取装置において、前記切換位置でつ
    なげた画像情報のうち前記切換位置より後側の第1の光
    電変換素子からの画像情報を、前記切換位置より前側の
    第2の光電変換素子からの画像情報に応じた第1の設定
    値より大きくて、前記第2の光電変換素子からの画像情
    報に応じた第2の設定値より小さいか又は第1の設定値
    或いは第2の設定値と等しいという条件を満たさなくな
    るまで、前記第2の光電変換素子からの画像情報の最後
    の画素データに変換する補正手段を備えたことを特徴と
    する画像読取装置。
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