JP2007251685A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の照度むらやイメージセンサごとの感度ばらつき以外が原因となって生じる読取面全体における濃度の不均一を補正する。
【解決手段】光源からの光により原稿を読み取る際にシェーディング補正を行うシェーディング補正処理部22と、シェーディング補正処理部22からのシェーディング補正データが入力され、このシェーディング補正データに基づいて原稿の読取面における濃度ばらつきを補正する読取面内濃度補正手段50とを備える。読取面内濃度補正手段50は、読取面における濃度のばらつき補正データを補正基準データに基づいて生成する面内ばらつき補正データ生成手段51と、生成した面内ばらつき補正データを保持する面内ばらつき補正データ保持手段52と、シェーディング補正処理部22に入力された読取データに対し、補正データ保持手段52からの面内ばらつき補正データを加算する入力データ補正手段52とを備えることができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、原稿を読み取る際に画像に対して補正処理を行う画像処理装置及び画像処理方法に関する。
原稿を光学的に読み取る際には、特許文献1に記載されるように、光源の照度むらやCCDイメージセンサの素子毎の感度ばらつきに起因した不具合があるため、補正することが従来より行われている。しかしながら、このような不貝合に加えて、読取装置自体の機械的な構造のひずみや、製造精度のばらつきにより読取面内で濃度差が発生する場合がある。また、画像読み取りを行うスキャナ部が平坦に設置されておらず、やや傾いた面に設置された場合にも、同様に読取装置の構造的なひずみが生じて、同じ濃度の原稿を読み取った場合でも、左右の濃度に差が生じる場合があり、例えば、走行体の片側がやや浮きぎみになると、濃度の左右差が生じている。また、読取開始直後と読取終了直前の読取データにおいても、同様に機械的な構造のひずみによって同じ濃度の原稿を読み取っても濃度に差が生じる場合がある。
特開平5−236271号公報
以上のように、従来では、光源の照度むらやCCDイメージセンサの素子毎の感度ばらつきを補正することだけであるため、読取装置の構造的なひずみによる読取面全体における濃度の不均一を補正することができない問題を有している。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたものであり、光源の照度むらやイメージセンサごとの感度ばらつき以外が原因となって生じる読取面全体における濃度の不均一を補正することが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の画像処理装置は、光源からの光により原稿を読み取る際にシェーディング補正を行うシェーディング補正処理部と、シェーディング補正処理部からのシェーディング補正データが入力され、このシェーディング補正データに基づいて前記原稿の読取面における濃度ばらつきを補正する読取面内濃度補正手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、前記読取面内濃度補正手段は、読取面における濃度のばらつき補正データを補正基準データに基づいて生成する面内ばらつき補正データ生成手段と、生成した面内ばらつき補正データを保持する面内ばらつき補正データ保持手段と、前記シェーディング補正処理部に入力された読取データに対し、前記補正データ保持手段からの面内ばらつき補正データを加算する入力データ補正手段とを備えていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像処理装置において、前記面内ばらつき補正データ生成手段は、前記補正基準データに対して異常データがあったとき、その異常データを除外することを特徴とする。
請求項4記載の発明の画像処理方法は、光源からの光により原稿を読み取る際にシェーディング補正を行った後、シェーディング補正データに対して原稿の読取面における濃度ばらつき補正を行うことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像処理方法において、前記濃度ばらつき補正は補正基準データを生成し、この補正基準データに基づきシェーディング補正データに対して濃度ばらつきの補正を行うことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像処理装置において、前記補正基準データに対し除外しいき値を設定し、前記濃度ばらつき補正の補正値が除外しいき値未満のときは正常データと判断し、除外しいき値以上のときは異常データと判断することを特徴とする。
本発明によれば、画像読み取りの際に行うシェーディング補正データに対して原稿の読取面における濃度ばらつきを補正するため、読取面の全体における濃度の不均一を補正することができ、原稿に忠実で良好なデータ画像を得ることができる。
以下、本発明を図面に示す一実施形態により具体的に説明すると、図1はこの実施形態における画像読取を行う画像処理装置の全体構成を示す。この画像処理装置は、読取装置本体1と、原稿搬送装置2と、原稿読取台3とによって構成されており、これによってイメージスキャナとなっている。
装置本体1の内部には、露光操作光学系9が設けられている。この光学系9は、キセノンランプや蛍光灯からなる光源4a及び光源4aの光を反射するミラー4bを備えた第1走行体4と、反射用のミラー5a、5bを備えた第2走行体5と、レンズ6と、一次元方向に配置された光電変換素子であるCCD(例えば、カラー読み取りの3ラインのCCD)7と、第1走行体4及び第2走行体5を駆動するステッピングモータ8とを有している。
原稿搬送装置2には、SDFユニット10と、原稿台11とが設けられている。SDFユニット10内にはステッピングモータ12が備えられている。原稿台11に加えて、原稿読取台3が設けられると共に、原稿読み取り台3の上部には原稿押さえ板14が回動自在に取り付けられている。原稿13は原稿押さえ板14の下にセットされるか、原稿台11上に載置される。さらに、原稿読み取り台3の端部には、シェーディング補正用の基準白板15が配置されている。
図2は、全体の制御を行うためのブロック図を示す。光源4aを制御する光源ドライバ17、ステッピングモータ8,12の駆動をそれぞれ制御モータドライバ20、28、CCD7を駆動するCCD駆動部18、後述する画像処理部9、I/Fコントローラに接続されたスキャンバッファ25を制御するバッファコントローラ27を有し、これらがCPU16に接続されることによりCPU16によって制御されている。
図3は原稿押さえ板14によって原稿13を押さえた状態で画像を読み取る圧板読取モード時の作動を示し、図4は原稿読取台11上に載置された原稿が原稿台3上を走行することにより画像を読み取る原稿搬送読取モード時の作動を示す。
圧板読取モードにおける画像データ読み取りにおいては、図3に示すように、原稿13を原稿押さえ板14下の原稿読取台3上にセットした後、CPU16は光源ドライバ17を動作させて光源4aをONにする。次に、CCD駆動部18が駆動するCCD7によって基準白板15を走査して読み取り、画像処理部19内のA/Dコンバータ(図示せず)でアナログ−デジタル変換を行い、画像データのシェーディング補正用の白基準データを画像処理部19内のシェーディング補正処理のRAM(図6に示すラインバッファ36)に保持する。CPU16は、モータドライバ20を介してステッピングモータ8を動作させ、これにより第1走行体4は原稿13が存在している方向へ移動する。第1走行体4が原稿面を一定速度で走査することにより、その原稿13の画像データがCCD7により光電変換される。
原稿搬送読取モードにおける画像データ読み取り(シートスルー方式)においては、圧板読取モードのように原稿13を固定して走行体を走査して読み取るのではなく、図4に示すように、走行体4は固定位置に静止させて、原稿13自体を移動させて読み取る。CPU16はまず圧板読取モードと同様に走行体4を一定の移動量で基準白板15までを走査して基準白板15を読み取ったあと、シートスルー原稿読み取り位置まで走行体を移動させて静止させる。次に、CPU16は原稿を搬送するために、モータドライバ28を介してステッピングモータ12を駆動する。これにより、分離ローラ29及び搬送ローラ30が回転するため、原稿台11にセットされた原稿13は、分離ローラ29と搬送ローラ30によって、第1走行体4の所定の読み取り位置まで搬送される。このとき、原稿13は一定速度で搬送され、第1走行体4は停止したままで原稿面の画像データがCCD7により光電変換される。
図5は図2における画像処理部19の基本的な構成を示すブロック図であり、アナログビデオ処理部21と、シェーディング補正処理部22と、画像データ処理部23とを備えている。図5において、光電変換されたアナログビデオ信号aは、アナログビデオ処理部21でデジタル変換処理が行われた後、シェーディング補正処理部22、画像データ処理部23により、それぞれシェーディング補正と各種の画像データ処理が行われる。
アナログビデオ処理部21は、図6に示すようにプリアンプ回路31、可変増幅回路32、A/Dコンバータ33を備えている。また、シェーディング補正処理部22は、黒減算回路34、シェーディング補正演算回35、ラインバッファ36を備えている。この場合、ラインバッファ36は、シェーディング補正で基準となる前述の白基準データを保持するものである。
光源4aの光が原稿読取台3上の原稿13に照射されて照射した反射光はシェーディング調整板37を通過し、レンズ6によって集光してCCDセンサ7に結像する。シェーディング調整板37は、CCDセンサ7の中央部及び端部での反射光量の差を小さくするための光量調整を行うものである。すなわち、CCDセンサ7の中央部と端部で反射光量の差があまりに大きすぎると、シェーディング補正処理部22で多分に歪を含んだ演算結果しか得られないため、あらかじめ反射光量の差を小さくした後にシェーディング演算処理を行うためである。なお、図6では説明簡単化のために、反射光を折り返すためのミラーは省略してある。
図5に示す画像データ処理部23は、図7に示すように、ライン間補正処理部37、γ変換処理部38、フィルタ処理部39、色変換処理部40、変倍処理部41、階調変換処理部42を有している。ライン間補正処理部37は、カラーCCDの取り付け位置の差によって生じるRGBのラインずれを補正する。例えば、Bラインを基準とした場合、RとB、GとBの各2つのライン間ずれ量を補正する処理を行う。
γ変換処理部38は、主に濃度調整を目的とした変換処理を行う。図8はこのγ変換処理部38による濃度調整を示しており、一般的には図9に示すようなルックアップテーブル変換方式が行われる。フィルタ処理部39は、MTF補正、鮮鋭化、平滑化を目的としたフィルタ処理演算を行う。色変換処理部40は、デバイス依存のRGBを標準の色空間、例えば、RGB色空間に変換するための処理を行う。変倍処理部41は、読取の解像度から所望の解像度に変換するための処理を行う。カラー画像の場合は、RGB各成分に対して上記の処理を行い、モノクロ画像の場合は、RGBのGデータのパスを使って一成分だけ上記の処理を行う。
図7における階調変換処理部42では、固定しきい値処理、誤差拡散処理、ディザ処理などの階調変換を行い、8bit、256階調の画像データを出力装置で出力可能な諧調数に変換する処理を行う。読み取った原稿の画像を出力(表示)装置に出力(表示)する場合に分けて下記のように処理される。
(モノクロ2値画像)
モノクロ2値画像を所望する場合(例えば、モノクロ2値の出力装置に印刷する場合は)、階調変換処理部42は上記の階調変換方式により256階調のモノクロ画像を2階調の2値画像データに変換し、画像データbとして後段に送る。ここで、固定しきい値処理の一例を挙げると、2値化しきい値が128の場合、処理部の入力画像の画素データに対して、下記の条件によって2値化を行う。
画素データ≧128が真ならば 黒(1)
画素データ≧128が偽ならば 白(0)
(モノクロ多値画像)
モノクロ多値画像を所望する場合(モノクロ原稿で、且つCRTなどの多階調表示可能な表示装置に表示する場合の画像データの場合)は、階調変換処部42による処理は行わずに、そのままの8bitデータを画像データbとして後段に送る。
(カラー多値画像)
カラー多値画像を所望する場合(カラー原稿で、且つCRTなどの多階調表示可能な表示装置に表示する場合の画像データの場合)は、階調変換処理部42による処理は行わずに、そのまま各成分(R:8bit、G:8bit、B:8bitの24bit)のデータを画像データbとして後段に送る。
図2において、画像データ処理部23は以上の処理を行った後、画像データbをスキャンバッファ25に順次記憶する。なお、バッファコントローラ27は、スキャンバッファ25への画像データの入出力制御を行う。I/Fコントローラ26(ここではNICコントローラ)は、スキャンバッファ25内のデータを、ネットワーク上の機器等の装置、例えば、ホストコンピュータ(図示せず)に送信する制御によってデータの転送を行う。
図10は、以上の構成において、読取面内濃度補正手段50周辺の構成を示す。読取面内濃度補正手段50は、図9に示すように、面内ばらつき補正データ算出手段51と、面内ばらつき補正データを保持している面内ばらつき補正データ保持手段52と、入力データ補正手段54とを備えている。
図10において、面内ばらつきデータ生成は以下のように行われる。面内ばらつきを調べるため、シェーディング補正の白基準板15と同じ材料によって形成されたシートを原稿台3に載せ、通常と同じ読み取り動作を実施する。このときのデータの流れと処理は次のようになる。
アナログ処理部でデジタルデータとなったラインデータに対し、シェーディング補正処理部22の黒減算回路34が黒減算を実施し、データ切替手段54にデータd0を出力する。データ切替え手段54では、面内ばらつきを生成するときには、d0からのデータを選択し、そのデータd0をそのままシェーディング補正演算回路35にデータd1を出力する。そして、シェーディング補正演算処理35では、通常の処理と同様にシェーディング補正処理を実施し、面内ばらつき補正データ算出手段51にデータd4を出力する。
面内ばらつき補正データ生成手段51では、補正基準データとなる先頭の1ライン目を補正基準データ保持手段であるラインバッファ55にデータを出力し、同ラインバッファ55はこのデータを保持する。さらに、面内ばらつき補正データ生成手段51は、1ライン分の0を補正データd5として、面内ばらつき補正データ保持手段52に出力する。
2ライン目からは、ラインバッファ55に保持されている同じ主走査画素位置の補正基準データと、2ライン目の読取データ(白基準板15と同じ材料によって形成されたシートの読取データ)の差分データを次に示す式(1)に従って算出し、面内ばらつき補正データ保持部52に出力し、面内ばらつき補正データ保持部52は、このデータを保持する。
補正データΔ[nライン目、m画素目]=読取データ[nライン目、m画素目]−補正基準データ[m画素目] …式(1)
例えば、主走査方向の画素位置100画素目の補正基準データ55が230で、500ライン目の同一画素位置100画素目の読取データが200だとすると、この差分である補正データΔ[500ライン目、100画素目]=230−200=30となり、このΔ=30のデータを面内ばらつき補正データとして、後段である面内ばらつき補正データ保持手段53に出力し、ここで保持する。ただし、この場合のデータの意味は明るい:255、暗い0とする。
補正データを生成するときにおいて、補正データが読取面あるいは光路上のミラーに付着したゴミによって、異常値になる場合があるので、算出した補正データΔに対して除外しきい値Tを設け、この除外しきい値T=35(35は一例である。)よりも補正データΔが未満の場合は正常と判断して、このデータをバックアップデータとしてバックアップデータ保持手段56に保持し(1ライン分)、T=35以上の場合は、補正データはゴミによる異常データと判断して、このデータを破棄し、バックアップデータ保持手段56に保持されている前回の正常な補正データd5を、後段の補正データ保持手段52に出力する。なお、補正データの生成を開始する前に、あらかじめバックアップデータの初期値は0にリセットするものである。
以上の処理を全ラインデータ・全画素に対して実施することにより、1ページ分の面内ばらつき補正データΔを生成することができる。
次に、面内ばらつきの補正の処理、すなわち通常の原稿の読み取り処理を説明する。アナログ処理部でデジタルデータとなったラインデータに対し、黒減算回路34が黒減算を実施し、そのデータd8は一旦、入力データ補正手段5に出力される。入力データ補正手段5では、同一ライン、同一画素位置のデータに対し、次の式(2)によって算出したデータd7をデータ切替手段54に出力する。
補正後読取データ[nライン目、m画素目]=補正前読取データ[nライン目、m画素目]+補正データΔ[mライン目、m画素目] …式(2)
データ切替手段54では、通常の読取動作のときには、補正後のd7からのデータを通常データとして、シェーディング補正演算回路35に出力する。これによりシェーディング補正演算回路35では通常の動作通り、シェーディング補正演算を実施して、このデータd2を後段にデータを流す。このときの補正データ保持部53のRAM容量を、例えば、主走査画素数:7500画素(13bit)、副走査ライン数:10000ライン(14bit)、補正値の差の最大値±30(符号1bit+データ5ibtの計6bit)とした場合、7500[画素]×10000[ライン]×6bitのデータ保持領域が必要となる。
補正データを生成するときにおいて、補正データが読取面あるいは光路上のミラーに付着したゴミによって、異常値になる場合があるため、上記補正データΔに対して除外しきい値Tを設け、この除外しきい値T=35(35は一例である。)未満の場合は、面内ばらつきの補正データは正常であるとし、この補正データをバックアップデータとしてバックアップデータ保持手段56に保持し(1ライン分)、T=35以上の場合は、面内ばらつきの補正データはゴミによる異常データと判断して、このデータを破棄し、前ラインの異常となっていないときの補正データAと、左右の正常な補正データB、Cの3つの値の平均値をラインバッファ56からを後段に出力する。
図11は、読取面内濃度補正手段60の回路ブロック構成を示す。読取面内濃度補正手段60は、面内ばらつき補正データ算出手段51と、面内ばらつき補正データを保持している面内ばらつき補正データの変化点データ保持手段63と、入力データ補正手段64から構成される。
図11において、面内ばらつき補正データ算出手段51では、補正基準データとなる先頭の1ライン目を、補正基準データ保持手段のラインバッファ55に保持する。2ライン目からは、ラインバッファ55に保持されている同じ主走査画素位置の補正基準データと、2ライン目のデータとの差である補正データΔ(n,m)と、backupデータ保持手段(ラインバッファ)56に保持された前回の補正データΔ (n−1,m)を比較し、同じ値のとき(差dが0のとき)には何も実施しない。式(3)はこの比較の式を示す。
d(n,m)=Δ(n,m)−Δ(n−1,m) …式(3)
差dが0以外であった場合、そのときのnライン目の数値とΔを、d5で示すように面内ばらつき補正データの変化点データ保持手段63に出力する(d5)。例えば、1ライン目から3000ライン目までは、差dが0であったが、3001ライン目に差dが1となった場合、ライン数3001とΔの2つのデータを、面内ばらつき補正データの変化点データ保持手段63に出力し、同保持手段63はこれを保持する。
この場合において、読取装置の特性として、補正データの変化が単調増加、あるいは、単調減少であることをあらかじめ確認しておき、面内ばらつきの範囲が決められた範囲内である必要がある。例えば、主走査画素数:7500画素(13bit)、副走査ライン数:10000ライン(14bit)、補正値の差の最大値±30(符号1bit+データ5ibtの計6bit)、変化点の最大数30カ所の場合、7500[画素]×14bit×30[カ所]がデータを保持するRAM容量となり、上記よりも少ない容量内に納めることができる。
面内ばらつきの補正を説明すると、アナログ処理部で、デジタルデータとなったラインデータに対し、黒減算回路34が黒減算を実施し、そのデータd8は一旦、入力データ補正手段63へ出力される。入力データ補正手段63では、入力データのライン数が面内ばらつき補正データ保持手段52に保持されているnライン目に達するまでは、入力データをそのままデータ切替手段51に出力する。一方、入力ライン数がnライン目に達した場合、次の式(4)にしたがって補正データを算出する。
補正後データ[nライン目、m画素目]=補正前データ[nライン目、m画素目]+Δ[mライン目、m画素目] …式(4)
データ切替手段54では、通常の読取動作のときには、補正後データd7からのデータを通常データとして、シェーディング補正演算回路35に出力する。シェーディング補正演算回路35では、通常の動作通り、シェーディング補正演算を実施して、後段にデータd2を出力する。
本発明の一実施形態における画像処理装置の構成を示す断面図である。 制御を行うためのブロック図である。 圧板読取モードの作動を示す側面図である。 原稿搬送読取モードの作動を示す側面図である。 画像処理部のブロック図である。 シェーディング補正を行うためのブロック図である。 画像データ処理部の流れを示すフローチャートである γ変換を示すグラフである。 γ変換を示す説明図である。 読取面内濃度補正手段の回路を示すブロック図である。 別の読取面内濃度補正手段の回路を示すブロック図である。
符号の説明
4a 光源
13 原稿
19 画像処理部
22 シェーディング補正処理部
34 黒減算回路
35 シェーディング補正演算回路
50 読取面内濃度補正手段
51 面内ばらつき補正データ生成手段
52 面内ばらつき補正データ保持手段
53 入力データ補正手段
60 読取面内濃度補正手段
63 変化点データ

Claims (6)

  1. 光源からの光により原稿を読み取る際にシェーディング補正を行うシェーディング補正処理部と、前記シェーディング補正処理部からのシェーディング補正データが入力され、このシェーディング補正データに基づいて、前記原稿の読取面における濃度ばらつきを補正する読取面内濃度補正手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記読取面内濃度補正手段は、読取面における濃度のばらつき補正データを補正基準データに基づいて生成する面内ばらつき補正データ生成手段と、生成した面内ばらつき補正データを保持する面内ばらつき補正データ保持手段と、前記シェーディング補正処理部に入力された読取データに対し、前記補正データ保持手段からの面内ばらつき補正データを加算する入力データ補正手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記面内ばらつき補正データ生成手段は、前記補正基準データに対して異常データがあったとき、その異常データを除外することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 光源からの光により原稿を読み取る際に、前記シェーディング補正を行った後、前記シェーディング補正データに対して原稿の読取面における前記濃度ばらつき補正を行うことを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記濃度ばらつき補正は補正基準データを生成し、この補正基準データに基づき、前記シェーディング補正データに対して、前記濃度ばらつきの補正を行うことを特徴とする請求項4記載の画像処理方法。
  6. 前記補正基準データに対し除外しいき値を設定し、前記濃度ばらつき補正の補正値が除外しいき値未満のときは正常データと判断し、除外しいき値以上のときは異常データと判断することを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。
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