JP2001094743A - シェーディング補正データ管理方法および画像読取装置 - Google Patents

シェーディング補正データ管理方法および画像読取装置

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JP2001094743A
JP2001094743A JP26996299A JP26996299A JP2001094743A JP 2001094743 A JP2001094743 A JP 2001094743A JP 26996299 A JP26996299 A JP 26996299A JP 26996299 A JP26996299 A JP 26996299A JP 2001094743 A JP2001094743 A JP 2001094743A
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JP26996299A
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English (en)
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Hiroyuki Karasawa
弘行 唐澤
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取装置において、シェーディング補正
データを容易に更新することができるものとする。 【解決手段】 シェーディング補正手段30が、シェー
ディング補正データSPijを、ポリゴンミラー13の6
つの反射面i (1≦i ≦6)のうち基準となる第1の反
射面( i=1)による矢印X方向に沿った主走査方向補
正データSjと、この主走査方向補正データSjに対す
る第1の反射面以外の反射面i による矢印X方向に沿っ
た主走査方向補正データSij(=SPij;2≦i ≦6)
との差分Pij(=SP1j−SPij;副走査方向補正デー
タ)とに分けた形式で記憶するメモリ31を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置にお
けるシェーディング補正の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録シートに記録された画像を読み取っ
て画像信号を得、この画像信号に適切な画像処理を施し
た後、画像を再生記録することは種々の分野で行われて
いる。
【0003】例えば、後の画像処理に適合するように設
計されたガンマ値の低いX線フイルムを用いてX線画像
を読み取って電気信号に変換し、この電気信号(画像信
号)に画像処理を施した後コピー写真等に可視像として
再生することにより、コントラスト,シャープネス,粒
状性等の画質性能の良好な再生画像を得ることが行われ
ている(特公昭61-5193 号公報等)。
【0004】また放射線(X線、α線、β線、γ線、電
子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギの
一部が蓄積され、その後可視光等の励起光を照射すると
蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蓄積性蛍光
体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射
線画像情報を一旦シート状の蓄積性蛍光体(蓄積性蛍光
体シート)に記録し、この蓄積性蛍光体シートにレーザ
光等の励起光を走査して輝尽発光光を生じせしめ、得ら
れた輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号(放射線
画像情報)を得、この画像信号に基づき写真感光材料等
の記録媒体、CRT等の表示装置に被写体の放射線画像
を可視像として出力させる放射線画像記録再生システム
が知られている(特開昭55-12429号、同56-11395号、同
56-11397号等)。
【0005】このシステムは、従来の銀塩写真を用いる
放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露光域
にわたって画像を記録し得るという実用的な利点を有し
ている。すなわち、放射線露光量に対して蓄積後に励起
によって発せられる輝尽発光光の光量が極めて広い範囲
に亘って比例することが認められており、従って種々の
撮影条件により放射線露光量がかなり大幅に変動して
も、蓄積性蛍光体シートより放射される輝尽発光光を読
取りゲインを適当な値に設定して光電読取手段により読
み取って電気信号に変換し、この電気信号を用いて写真
感光材料、CRT等の画像表示装置に放射線画像を可視
像として出力することによって、放射線露光量の変動に
影響されない放射線画像を得ることができる。
【0006】ここで、上記種々のシステムにおいて画像
信号を得るには、通常、画像が記録された記録シート
(例えば、X線画像が記録されたX線フイルムや、X線
または電子線等の放射線による放射線画像が記録された
蓄積性蛍光体シート等)上を、回転多面鏡により反射偏
向された光ビームにより所定の方向に主走査するととも
に、主走査の方向と略直交する方向に光ビームおよび/
または記録シートを副走査し、各走査点から得られた上
記画像を表わす光(例えばX線フイルムを透過した光ビ
ームや蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光
等)を、その光を受光する受光面が主走査線に沿って延
びた光電読取手段(たとえば、その光を受光する受光面
が主走査線に沿って延びるとともに射出端面が円環状に
形成された光ガイドと該光ガイドの射出端面から射出し
た光を受光する光電子増倍管との組合わせ、あるいは主
走査線に沿って延びた長尺の受光面を有し、上記記録シ
ートに近接して配置された長尺の光電子増倍管(特開昭
62-16666号参照)等)により検出することにより、画像
信号を得るように構成された画像読取装置が用いられ
る。この画像読取装置において得られた画像信号は、記
録シートに記録された画像を忠実に表わしたものである
必要がある。
【0007】しかし、通常、たとえばX線フイルムや蓄
積性蛍光体シートの各部分に一様にX線,放射線を照射
してこれらX線フイルムや蓄積性蛍光体シートの各部分
に一様な画像を記録し(以下、このように記録シートの
全面に亘って一様な画像を記録することを「べた露光す
る」と称する。)、このべた露光されたX線フイルムや
蓄積性蛍光体シート等の記録シートを光ビームにより走
査し、該走査によりより記録シートから得られた前記画
像を表わす光を上記光電読取手段により光電的に読み取
った場合に、得られた画像信号が一様な値を有していな
い場合がある。
【0008】この原因としては、例えば、上記光電読取
手段に互いに同一光量の光がその受光面から入射しても
主走査方向のどの位置から入射するかにより光電読取手
段の感度が異なる、読取感度ムラを有することが挙げら
れる。ただしこの読取感度ムラは一度測定しておけば、
上記光電読取手段の交換等を行わないかぎり、通常は使
用中に変化することは希である。
【0009】また、回転多面鏡の中心軸と回転軸との位
置ずれの影響で、光ビームが一定方向から回転多面鏡に
入射しても該回転多面鏡から反射した光ビームは各反射
面ごとに互いに副走査方向にずれるといういわゆる面倒
れが生じ、光ビームによる走査線が記録シート上で副走
査方向に等ピッチとならず、このため記録シートから画
像を読み取って得た画像信号が担持する画像に、回転多
面鏡の一回転を一周期とする濃度ムラが副走査方向に生
じる場合がある。また回転多面鏡に起因する濃度ムラ
は、面倒れに限られず、各反射面毎のわずかな反射率の
相違、各反射面毎のわずかな曲率の相違等によっても生
じ、さらに各反射面内においても該各反射面内の各部分
の反射率の相違等によってもムラが生ずる。
【0010】これら読取感度ムラや反射面間のばらつき
からなる濃度ムラはシェーディングと称され、このシェ
ーディングを補正するために、べた露光された記録シー
トを光電的に読み取って、回転多面鏡の各反射面ごとの
主走査方向のシェーディング特性(この「シェーディン
グ特性」には、光電変換手段の主走査方向の読取感度ム
ラのみならず、上記回転多面鏡の各反射面間のばらつき
等の影響も含まれている。)を求め、このシェーディン
グ特性を解消するためのシェーディング補正データを予
め求めて記憶しておき、画像が記録された記録シートか
ら該画像を表わす画像信号を得た際に、予め記憶してお
いたシェーディング補正データを用いて該画像信号を補
正するシェーディング補正が行われている(特開平2-58
973 号公報参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述したよう
に、画像読取装置を使用している間に回転多面鏡の面倒
れ量が変化する等により、上記シェーディング特性は変
化する場合があり、一般的には定期的な較正を行ってこ
れに対処している。この場合、最初のシェーディング補
正データを取得したときと同様に、記録シートにべた露
光し、画像読取装置を用いて当該べた露光された記録シ
ートから画像信号を得る必要があるが、放射線源から記
録シートまでの距離が所定距離以上確保されていないと
記録シートにべた露光することができず、このように管
球条件の悪い(放射線源から記録シートまでの距離が短
い等)環境下においては、新たなシェーディング補正デ
ータを取得するのは困難である。すなわちシェーディン
グ補正データは前述したように、読取感度ムラという主
走査方向の補正データと面間ばらつきという副走査方向
の補正データとが合成されたものとして設定されている
が、管球条件の悪い環境下においては、均一なべた露光
を得ることはできず、したがって、主走査方向の補正デ
ータと副走査方向の補正データとが合成された形式の新
たなシェーディング補正データを取得することは困難で
あった。
【0012】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、シェーディング補正データを容易に更新すること
ができるシェーディング補正データの管理方法およびそ
の管理方法により管理されたシェーディング補正データ
を有する画像読取装置を提供することを目的とするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取装置に
おけるシェーディング補正データの管理方法は、主走査
方向の補正データと副走査方向の補正データとを分けて
記憶することを特徴とするものである。
【0014】すなわち本発明の画像読取装置におけるシ
ェーディング補正データの管理方法は、光ビームを出射
する光源と、前記光ビームを反射偏向して画像が記録さ
れた記録シート上に主走査させる回転多面鏡を備えた主
走査手段と、前記主走査の方向と略直交する方向に前記
光ビームが前記記録シートを副走査するように、前記光
ビームおよび/または前記記録シートを相対的に移動さ
せる副走査手段と、前記光ビームによる走査により前記
記録シートから出射した、前記画像を表わす光を受光し
て画像信号を得る光電読取手段とを備えた画像読取装置
における、前記回転多面鏡の各反射面間の反射光量のば
らつきおよび前記光電読取手段による読取感度ムラによ
り生じるシェーディング特性を解消するためのシェーデ
ィング補正データの管理方法において、前記シェーディ
ング補正データを、前記回転多面鏡の各反射面間の反射
光量のばらつきを解消するための副走査方向補正データ
と、前記光電読取手段による読取感度ムラを解消するた
めの主走査方向補正データとに分けて、予め記憶してお
くことを特徴とするものである。
【0015】ここでシェーディング補正データを、主走
査方向補正データと副走査方向補正データとに分ける方
法としては、例えば以下の方法を適用することができ
る。すなわち、一様の濃度でべた露光された記録シート
を光電読取手段により光電的に読み取って得られた画像
信号をQijとする。ただし添字i は、副走査方向のライ
ン番号、すなわち回転多面鏡の反射面番号を表し、Q1j
は第1反射面で反射された光ビームが走査した第1主走
査ラインに沿った画像信号を表す。したがって、この画
像信号Qijには、光電読取手段の読取感度ムラと回転多
面鏡の面間ばらつきが含まれている。
【0016】回転多面鏡の各反射面ごとの各画像信号Q
ij(回転多面鏡の反射面数が6の場合;1≦i ≦6)の
平均値Qcを算出する。ここで、回転多面鏡の第1反射
面を基準面とし、この基準面による画像信号Q1jと平均
値Qcとの差(Q1j−Qc)を算出する。この算出され
た差(Q1j−Qc)が主走査方向の読取感度ムラに相当
する主走査方向シェーディング特性を表す画像信号であ
り、したがってこの主走査方向シェーディング特性を表
す画像信号を各画像信号から差し引くことにより画像信
号中の主走査方向の読取感度ムラを補正することができ
る。実際には所定の基準値(例えば値512)から主走
査方向シェーディング特性を表す画像信号を差し引いた
値{512−(Q1j−Qc)}を主走査方向補正データ
Sjとして、この主走査方向補正データSjを画像信号
に加算処理するようにしてもよい。
【0017】次に基準面による画像信号Q1jと各反射面
(2≦i ≦6)による画像信号Qijとの差分(Q1j−Q
ij)をそれぞれ算出する。この差分(Q1j−Qij)は、
基準面(第1反射面)の画像信号Q1jに対する各反射面
の画像信号Qijの反射面間ばらつきの成分、すなわち副
走査方向補正データPijを表す。
【0018】このようにして、基準面の主走査方向補正
データSjと基準面に対する他の反射面の各副走査方向
補正データPijとを分けることができ、得られた画像信
号に対するシェーディング補正を施す場合には、基準面
についてのシェーディング補正データSP1jは基準面の
主走査方向補正データSjをそのまま適用し(SP1j=
Sj)、他の反射面についてのシェーディング補正デー
タSPijは、基準面の主走査方向補正データSjに対応
する各副走査方向補正データPijを加算して得られた値
を適用すればよい(SPij=Sj+Pij)。
【0019】このようにシェーディング補正データを、
主走査方向補正データと副走査方向補正データとに分け
て記憶しておくことにより、新たにシェーディング補正
データを求める必要がある場合には、主走査方向補正デ
ータのみまたは副走査方向補正データのみを新たに求め
て、元の副走査方向補正データまたは主走査方向補正デ
ータと組み合わせて、新たなシェーディング補正データ
を得ることができる。
【0020】すなわち、例えば管球条件の悪い環境下に
おいては、べた露光した記録シートを得ることが困難で
あるが、この場合にも、回転多面鏡のピッチムラは管球
シェーディングに比べて周波数が高いため、このピッチ
ムラに対応した補正データを収録することは可能であ
り、副走査方向補正データを新たに求め、この新たに求
められた副走査方向補正データと、予め記憶された元の
主走査方向補正データとに基づいて、新たなシェーディ
ング補正データを作成し、または主走査方向補正データ
を新たに求め、この新たに求められた主走査方向補正デ
ータと予め記憶された元の副走査方向補正データとに基
づいて新たなシェーディング補正データを作成すること
により、シェーディング補正データを更新することがで
きる。
【0021】なお上記記録シートとして、照射された放
射線エネルギを蓄積記録し、励起光の照射により、前記
蓄積記録された放射線エネルギに応じた輝尽発光光を発
光する輝尽性蛍光体層を備えた蓄積性蛍光体シートを適
用するのが好ましい。
【0022】本発明の画像読取装置は、上記本発明のシ
ェーディング補正データの管理方法を実施する装置であ
り、光ビームを出射する光源と、前記光ビームを反射偏
向して画像が記録された記録シート上に主走査させる回
転多面鏡を備えた主走査手段と、前記主走査の方向と略
直交する方向に前記光ビームが前記記録シートを副走査
するように、前記光ビームおよび/または前記記録シー
トを相対的に移動させる副走査手段と、前記光ビームに
よる走査により前記記録シートから出射した、前記画像
を表わす光を受光して画像信号を得る光電読取手段と、
前記回転多面鏡の各反射面間の反射光量のばらつきおよ
び前記光電読取手段による読取感度ムラにより生じるシ
ェーディング特性を解消するためのシェーディング補正
データを有するシェーディング補正手段とを備えた画像
読取装置において、前記シェーディング補正手段が、前
記シェーディング補正データを、前記回転多面鏡の各反
射面間の反射光量のばらつきを解消するための副走査方
向補正データと、前記光電読取手段による読取感度ムラ
を解消するための主走査方向補正データとに分けて、予
め記憶しているものであることを特徴とするものであ
る。
【0023】ここで、シェーディング補正手段として、
前記副走査方向補正データを新たに求め、該新たに求め
られた副走査方向補正データと、予め記憶された主走査
方向補正データとに基づいて前記シェーディング補正デ
ータを更新するもの、または主走査方向補正データを新
たに求め、この新たに求められた主走査方向補正データ
と予め記憶された元の副走査方向補正データとに基づい
て、シェーディング補正データを更新するものを適用す
ることができる。
【0024】さらに記録シートとして、照射された放射
線エネルギを蓄積記録し、励起光の照射により、前記蓄
積記録された放射線エネルギに応じた輝尽発光光を発光
する輝尽性蛍光体層を備えた蓄積性蛍光体シートを適用
するのが好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明のシェーディング補正データの管
理方法および画像読取装置によれば、主走査方向の補正
データと副走査方向の補正データとを分けて記憶するこ
とにより、新たにシェーディング補正データを求める必
要がある場合には、主走査方向補正データのみまたは副
走査方向補正データのみを新たに求めて、元の副走査方
向補正データまたは主走査方向補正データと組み合わせ
て、新たなシェーディング補正データを得ることができ
る。
【0026】すなわち、従来はシェーディング補正デー
タが主走査方向補正データと副走査方向補正データとが
合成されたものとして記憶されていたため、新たにシェ
ーディング補正データを取得してこれを更新する必要が
ある場合(例えば定期的な較正や交換のため)、上記主
走査方向補正データと副走査方向補正データとが合成さ
れたものとしてのシェーディング補正データを取得する
必要があったが、例えば放射線源と記録シートとの間の
距離を適切に確保することができないような管球条件の
悪い環境下においては、シート全面の濃度が一様なべた
露光の記録シートを得ることが困難であり、得ることが
できる不均一な露光の記録シートを用いて、主走査方向
補正データと副走査方向補正データとが合成されたもの
としてのシェーディング補正データを取得しても、この
新たに取得されたシェーディング補正データはシェーデ
ィング補正用として適切ではない。つまり、このような
管球条件下で得られた不均一な露光の記録シートから
は、信頼性の高いシェーディング補正データを得ること
はできなかった。
【0027】しかし、本発明のシェーディング補正デー
タの管理方法および画像読取装置によれば、主走査方向
補正データと副走査方向補正データとが、合成されたも
のとしてではなく各別に記憶されているため、新たに、
主走査方向補正データまたは副走査方向補正データを求
めることにより、新たに求められた主走査方向補正デー
タまたは副走査方向補正データと、予め記憶された元の
副走査方向補正データまたは元の主走査方向補正データ
とに基づいて、新たなシェーディング補正データを作成
することにより、信頼性の高いシェーディング補正デー
タを得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
シェーディング補正データの管理方法を実施する画像読
取装置の具体的な実施の形態について説明する。
【0029】図1は、本発明の画像読取装置の一実施形
態を示す図である。図示の画像読取装置10は、レーザ
ビームLを出射するレーザ光源11と、出射されたレー
ザビームLを各反射面(6面とする)で反射偏向するポ
リゴンミラー13と、ポリゴンミラー13を矢印R1方
向に回転させるモータ12と、ポリゴンミラー13によ
り反射偏向されたレーザビームLを後述する蓄積性蛍光
体シート50上において矢印X方向に等速走査させるよ
うに入射した該レーザビームLを出射するfθレンズ1
4と、fθレンズ14から出射したレーザビームLをシ
ート50方向に反射させるミラー15と、蓄積性蛍光体
シート50を載置して、このシート50とともに矢印Y
方向(矢印X方向に略直交する方向)に等速移動する搬
送ベルト22と、矢印R2方向に回転して搬送ベルト2
2を矢印Y方向に移動させるモータ21と、レーザビー
ムLが照射されたシート50から発光する、このシート
50に記録された放射線画像に応じた光量の輝尽発光光
Mを、矢印X方向に沿って延びた入射端面から後述する
フォトマルチプライヤ(PMT)17が接続された出射
端面まで導光する光ガイド16と、光ガイド16の出射
端面から出射した微弱な輝尽発光光Mを光電変換して電
気信号(画像信号)Sに変換するPMT17と、画像信
号Sを対数増幅して対数化された画像信号S′を出力す
るログアンプ18と、対数化された画像信号S′をデジ
タル化してデジタル画像信号Dを出力するA/Dコンバ
ータ19と、得られたデジタル画像信号Dをシェーディ
ング補正して補正後のデジタル画像信号D′を出力する
シェーディング補正手段30とを備えた構成である。
【0030】ここで上記画像読取装置10においては、
既述したようにポリゴンミラーの反射面毎に、反射率、
回転軸に対する角度(いわゆる面倒れ)、回転軸からの
距離等のばらつきを生じるため、各反射面に対応した主
走査線(矢印X方向に沿ったレーザビームLの走査線)
ごとにレーザビームLの照射強度ムラ(面間ばらつき)
が生じるとともに、1つの主走査線上においても光ガイ
ド16等の集光ムラが生じて、これらによる主走査方向
(矢印X方向)および副走査方向のシェーディングが生
じる。このようなシェーディングが生じると、同じ蓄積
エネルギ量の放射線画像が記録されている部分であって
も、レーザビームの走査位置に応じてPMT17の出力
信号Sは変わってしまい、正確な画像情報の読取りが行
えなくなる。そこでシェーディング補正手段30が、読
み取って得られた画像信号に含まれるシェーディングを
解消するように補正するが、このシェーディングの補正
は、シート50の略全面に予め均一な放射線エネルギを
蓄積記録し、このシート50から読み取って得られた画
像信号(シェーディングデータ)Dに基づいて、シェー
ディングを解消するためのシェーディング補正データを
作成し、得られたシェーディング補正データを用いて、
その後の放射線画像信号に対して施される。すなわち、
画像読取装置が均一なシェーディング特性を有する場合
に、略全面に均一な放射線エネルギが蓄積記録されたシ
ート50に対して均一な強度のレーザビームLを照射す
れば、シート50からは均一な強度の輝尽発光光Mが発
光し、この輝尽発光光Mを読み取って得られたデジタル
画像信号Dは、シート50上の全ての部分について全く
同一値を示すが、上記主走査方向の読取感度ムラおよび
副走査方向の面間ばらつきによるシェーディング特性を
有する場合は、そのシェーディング特性に応じてデジタ
ル画像信号Dは、シート50上の各部分について異なる
値を示す。そしてこの得られた値Dの分布が画像読取装
置のシェーディング特性を表すものであるから、シェー
ディング特性をシート50の全面について均一なものと
するように、得られた値Dの分布に基づいてシェーディ
ング補正データを予め求めることができる。
【0031】本実施形態の画像読取装置におけるシェー
ディング補正手段30は、シェーディング特性を均一な
ものとするためのシェーディング補正データSPijを、
ポリゴンミラー13の6つの反射面i (1≦i ≦6)の
うち基準となる第1の反射面( i=1;便宜上の番号で
あり、各反射面のうちどの反射面を第1の反射面とする
かは自由である)による矢印X方向に沿った主走査方向
補正データ(主走査方向補正データと第1の反射面によ
る反射光量のムラ等を含む)Sj(=SP1j)と、この
主走査方向補正データSjに対する第1の反射面以外の
反射面i による矢印X方向に沿った主走査方向補正デー
タSij(=SPij;2≦i ≦6)との差分Pij(=SP
1j−SPij;副走査方向補正データ)とに分けた形式で
記憶するメモリ31と、メモリ31に記憶された基準面
についての主走査方向補正データSjと副走査方向補正
データPijとに基づいてシェーディング補正データSP
ijを算出し、または新たに取得されたシェーディングデ
ータに基づいて新たな副走査方向補正データPij′を求
め、この新たな副走査方向補正データPij′をメモリ3
1上で元の副走査方向補正データPijに上書き更新させ
た上でこの新たな副走査方向補正データPij′と元の基
準面についての主走査方向補正データSjとに基づいて
新たなシェーディング補正データSPij′を算出する演
算部32と、演算部32により得られたシェーディング
補正データSPij(またはSPij′)に基づいて、A/
Dコンバータ19から入力されたデジタル画像信号Dを
シェーディング補正する補正部33とを備えた構成であ
る。
【0032】次に、この画像読取装置10により、元の
シェーディング補正データを取得する方法について説明
する。まず全面に均一な放射線が露光された蓄積性蛍光
体シート50を本実施形態の画像読取装置10の搬送ベ
ルト22上に載置し、このシート50から、記録されて
いる放射線画像(べた画像)を読み取る。すなわち、光
源11よりレーザビームLが出射され、出射されたレー
ザビームLは、回転するポリゴンミラー13の各反射面
で反射偏向され、反射偏向されたレーザビームLはfθ
レンズ14およびミラー15により、蓄積性蛍光体シー
ト50を矢印X方向に主走査する。この間、シート50
は搬送ベルト22とともに矢印Y方向に副走査される。
【0033】レーザビームLが回転するポリゴンミラー
13の1つの反射面により反射偏向されている期間中
に、シート50を矢印X方向に主走査するが、この反射
面のうち基準となる第1の反射面で反射されている期間
中に主走査する主走査線を例えばS1j(図2参照)とす
る。そして第1の反射面の次の反射面(第2の反射面)
により主走査する主走査線をS2jとし、同様に第3の反
射面による主走査線をS3j、第4の反射面による主走査
線をS4j、第5の反射面による主走査線をS5j、第6の
反射面による主走査線をS6jとする。
【0034】シート50上の各主走査線Sij(1≦i ≦
6)からは、それぞれレーザビームLが照射されて輝尽
発光光Mが発光し、この輝尽発光光Mは光ガイド16に
よりPMT17に導光され、PMT17により光電変換
されて電気信号である画像信号Sとして出力される。
【0035】画像信号Sはログアンプ18により対数増
幅され、A/Dコンバータ19によりデジタル信号Dに
変換される。
【0036】ここで、各主走査線Sijに対応するデジタ
ル画像信号をそれぞれQijとし、これらのデジタル画像
信号Qijはシェーディング補正手段30の演算部32に
入力される。演算部32は、まず第1〜第6の各主走査
線Sijに対応するデジタル画像信号Qijの単純加算平均
Qc(=ΣQij/ij)を算出し、この平均値Qcを第1
の主走査線S1jに対応するデジタル画像信号Q1jから減
算し、得られた値(Q1j−Qc)を所定の基準値(本実
施形態においては512とする)から減算することによ
り、基準の主走査線S1jについての主走査方向の補正デ
ータSj(=512−(Q1j−Qc))を算出する。
【0037】次に演算部32は、他の各主走査線Sij
(2≦i ≦6)についての副走査方向の補正データPij
(2≦i ≦6)を、基準の主走査S1jについてのデジタ
ル画像信号Q1jとの差分(=Q1j−Qij;2≦i ≦6)
として算出する。そしてこれらの、基準の主走査線S1j
についての主走査方向の補正データSjと、基準の主走
査S1jに対する他の各主走査線Sij(2≦i ≦6)につ
いての副走査方向の補正データPij(2≦i ≦6)と
を、元のシェーディング補正データSPij(1≦i≦
6)として、メモリ31に記憶させる。
【0038】なお説明の容易化のために、ポリゴンミラ
ー13の各反射面に対応するデジタル画像信号Qijとし
て、それぞれ単一の主走査線から得られたものを用い、
主走査方向および副走査方向の補正データSj,Pijを
算出したが、放射線源や蓄積性蛍光体シートの個体差等
による影響を低減するために、ポリゴンミラー13の各
反射面に対応するデジタル画像信号Qijを、それぞれ各
反射面に対応する複数の主走査線から得られたものの平
均値を用いる等して、主走査方向および副走査方向の補
正データSj,Pijを算出するのが好ましい。
【0039】このようにしてメモリ31に記憶された主
走査方向の補正データSjと、副走査方向の補正データ
Pijは、補正部33による、後に読み取って得られた放
射線画像のデジタル画像信号Dに対してのシェーディン
グ補正の際には、演算部32により、ポリゴンミラー1
3の各反射面に対応したシェーディング補正データSP
ij(1≦i ≦6)に復元される。すなわち、ポリゴンミ
ラー13の第1の反射面についてのシェーディング補正
データSP1jは、基準の主走査線S1jについての主走査
方向の補正データSjそのものが適用され(SP1j=S
j)、ポリゴンミラー13の他の反射面についてのシェ
ーディング補正データSPij(2≦i ≦6)は、基準の
主走査線S1jについての主走査方向の補正データSjと
各副走査方向の補正データPij(2≦i ≦6)との和に
より算出される(SPij=Sj+Pij;2≦i ≦6)。
【0040】実際に被写体の放射線画像が蓄積記録され
た蓄積性蛍光体シート50から読み取って得られたデジ
タル画像信号Dに対するシェーディング補正手段30に
よるシェーディング補正は、(1)ポリゴンミラー13
の第1の反射面( i=1)で反射されたレーザビームL
により第(6i)の主走査線の画像として読み取って得られ
たデジタル画像信号D(6i)j に対しては、第1の反射面
についてのシェーディング補正データSP1jが加算され
て補正後のデジタル画像信号D′が出力され、(2)ポ
リゴンミラー13の第2の反射面( i=2)で反射され
たレーザビームLにより第(6i+1)の主走査線の画像とし
て読み取って得られたデジタル画像信号D(6i+1)j に対
しては、第2の反射面についてのシェーディング補正デ
ータSP2jが加算されて補正後のデジタル画像信号D′
が出力され、(3)以下、同様に、ポリゴンミラー13
の第i番目(3≦i ≦6)の反射面で反射されたレーザ
ビームLにより、それぞれ第(6i+2),第(6i+3),第(6i+
4),第(6i+5)の主走査線の画像として読み取って得られ
たデジタル画像信号D(6i+2)j,D(6i+3)j ,D(6i+4)j
,D(6i+5)j に対しては、対応する反射面についての
シェーディング補正データSP3j,SP4j,SP5j,S
P6jがそれぞれ加算されて補正後のデジタル画像信号
D′が出力される。
【0041】なお主走査方向についての元の補正データ
Sjは、本実施形態の画像読取装置10により読取りの
対象となる蓄積性蛍光体シートの最大サイズよりも広い
範囲まで求めて記憶しておくことが望ましい。この場
合、勿論当該最大サイズよりも大きいサイズの蓄積性蛍
光体シートを用いてデフォルトの補正データを取得する
必要がある。
【0042】また実際にシェーディング補正を行う場合
には、読取対象の蓄積性蛍光体シートのサイズに拘わら
ず、主走査のタイミングにしたがって、対応するシェー
ディング補正データを加算するようにするのが、各種サ
イズの蓄積性蛍光体シートに対応することができるため
好ましい。
【0043】以上が本実施形態の画像読取装置10によ
る、元のシェーディング補正データSPijを用いたシェ
ーディング補正の作用であり、この画像読取装置10に
よれば、元のシェーディング補正データSPijを、主走
査方向の補正データSjと副走査方向の補正データPij
とを分けて記憶しているため、新たにシェーディング補
正データを求める必要がある場合には、主走査方向補正
データのみまたは副走査方向補正データのみを新たに求
めて、元の他方の補正データと組み合わせることによ
り、容易に、新たなシェーディング補正データSPij′
を得ることができる。
【0044】すなわち、新たなシェーディング補正デー
タSPij′を求める場合、元の主走査方向補正データS
jおよび副走査方向補正データPijを求めたときと同様
に、全面に均一な放射線が露光された蓄積性蛍光体シー
ト50からデジタル画像信号Dを読み取って求めればよ
いが、例えば放射線を照射する放射線源と蓄積性蛍光体
シート50との間の距離を十分に確保できない場合な
ど、蓄積性蛍光体シート50の全面に均一な放射線を露
光することができない環境下においては、従来は新たな
シェーディング補正データSPij′を求めることができ
なかった。これは、従来は、シェーディング補正データ
SPijを、主走査方向の補正データと副走査方向の補正
データとが合成された単一のデータとして取り扱われて
いたためである。
【0045】しかし、本実施形態の画像読取装置10に
よれば、シェーディング補正データSPijを、主走査方
向の補正データSjと副走査方向の補正データPijとに
分けて記憶しているため、例え全面に均一な放射線が露
光されていない蓄積性蛍光体シート50であっても、主
走査方向または副走査方向の一方について均一な露光が
確保されていれば、その均一な方向についての新たな補
正データを得ることができ、不均一な方向についての補
正データについては、元の補正データを用いることで、
演算部32により新たなシェーディング補正データSP
ij′を得ることができる。
【0046】また主走査方向のシェーディング特性の形
状は、光ガイド16の形状によるところも大きく、光ガ
イド16の形状のばらつきは比較的小さい。したがっ
て、主走査方向のシェーディング特性の形状については
個体差が少ないということができる。したがって平均的
なシェーディング特性(主走査方向)を補正するのに適
した主走査方向についてのシェーディング補正データ
を、デフォルトの補正データとして予め記憶し、または
個別に配布(例えばフロッピー(登録商標)ディスク
(以下、FDという)等の記憶媒体にデータとして記憶
させて配布)されたこのようなデフォルトの補正データ
を使用することによって、主走査方向のシェーディング
を単独で補正することも可能である。
【0047】なお、新たに求められた主走査方向または
副走査方向についての補正データはメモリ31に記憶さ
せて、補正データを更新するようにしてもよい。
【0048】また、予め記憶された元のデータを用いる
のに代えて、均一な照射X線を得ることができる環境下
において予め画像読取装置の交換パーツ(ポリゴンミラ
ー、集光ガイド等光学系のアフターパーツ)に対応した
各補正データ(例えば光学部とポリンゴンピッチむらデ
ータなど)を取得してこれらのデータを記憶させたFD
等の記憶媒体を当該パーツに添付し、画像読取装置のパ
ーツ交換の際に、パーツに添付されたFDから補正デー
タを読み出して補正データを更新することにより、ユー
ザの使用環境において補正データを作成・取得する手間
を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の一実施形態の構成を示
す図
【図2】ポリゴンミラーの反射面と主走査線の対応関係
を説明するための図
【符号の説明】
10 画像読取装置 11 レーザ光源 12,21 モータ 13 ポリゴンミラー 14 fθレンズ 15 ミラー 16 光ガイド 17 PMT 18 ログアンプ 19 A/Dコンバータ 22 搬送ベルト 30 シェーディング補正手段 31 メモリ 32 演算部 33 補正部 50 蓄積性蛍光体シート L レーザビーム M 輝尽発光光 D デジタル画像信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/321 H04N 1/40 101A Fターム(参考) 2C362 BA04 BA83 5B047 AA01 AB02 BA01 BB09 DA04 5C024 AA12 AA16 BA00 CA10 DA04 EA03 FA08 GA07 HA14 HA17 HA18 HA24 JA05 JA06 5C072 AA01 BA02 BA08 HA02 HA13 HB20 NA01 UA02 UA11 VA01 5C077 LL01 LL04 MM09 MP01 PP06 PP08 PQ22 SS03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを出射する光源と、前記光ビー
    ムを反射偏向して画像が記録された記録シート上に主走
    査させる回転多面鏡を備えた主走査手段と、前記主走査
    の方向と略直交する方向に前記光ビームが前記記録シー
    トを副走査するように、前記光ビームおよび/または前
    記記録シートを相対的に移動させる副走査手段と、前記
    光ビームによる走査により前記記録シートから出射し
    た、前記画像を表わす光を受光して画像信号を得る光電
    読取手段とを備えた画像読取装置における、前記回転多
    面鏡の各反射面間の反射光量のばらつきおよび前記光電
    読取手段による読取感度ムラにより生じるシェーディン
    グ特性を解消するためのシェーディング補正データの管
    理方法において、 前記シェーディング補正データを、前記回転多面鏡の各
    反射面間の反射光量のばらつきを解消するための副走査
    方向補正データと、前記光電読取手段による読取感度ム
    ラを解消するための主走査方向補正データとに分けて、
    予め記憶しておくことを特徴とするシェーディング補正
    データの管理方法。
  2. 【請求項2】 前記副走査方向補正データを新たに求
    め、該新たに求められた副走査方向補正データと、予め
    記憶された主走査方向補正データとに基づいて、前記シ
    ェーディング補正データを更新することを特徴とする請
    求項1記載のシェーディング補正データの管理方法。
  3. 【請求項3】 前記主走査方向補正データを新たに求
    め、該新たに求められた主走査方向補正データと、予め
    記憶された副走査方向補正データとに基づいて、前記シ
    ェーディング補正データを更新することを特徴とする請
    求項1記載のシェーディング補正データの管理方法。
  4. 【請求項4】 前記記録シートが、照射された放射線エ
    ネルギを蓄積記録し、励起光の照射により、前記蓄積記
    録された放射線エネルギに応じた輝尽発光光を発光する
    輝尽性蛍光体層を備えた蓄積性蛍光体シートであること
    を特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載
    のシェーディング補正データの管理方法。
  5. 【請求項5】 光ビームを出射する光源と、前記光ビー
    ムを反射偏向して画像が記録された記録シート上に主走
    査させる回転多面鏡を備えた主走査手段と、前記主走査
    の方向と略直交する方向に前記光ビームが前記記録シー
    トを副走査するように、前記光ビームおよび/または前
    記記録シートを相対的に移動させる副走査手段と、前記
    光ビームによる走査により前記記録シートから出射し
    た、前記画像を表わす光を受光して画像信号を得る光電
    読取手段と、前記回転多面鏡の各反射面間の反射光量の
    ばらつきおよび前記光電読取手段による読取感度ムラに
    より生じるシェーディング特性を解消するためのシェー
    ディング補正データを有するシェーディング補正手段と
    を備えた画像読取装置において、 前記シェーディング補正手段が、前記シェーディング補
    正データを、前記回転多面鏡の各反射面間の反射光量の
    ばらつきを解消するための副走査方向補正データと、前
    記光電読取手段による読取感度ムラを解消するための主
    走査方向補正データとに分けて、予め記憶しているもの
    であることを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記シェーディング補正手段が、前記副
    走査方向補正データを新たに求め、該新たに求められた
    副走査方向補正データと、予め記憶された主走査方向補
    正データとに基づいて前記シェーディング補正データを
    更新するものであることを特徴とする請求項5記載の画
    像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記シェーディング補正手段が、前記副
    走査方向補正データを新たに求め、該新たに求められた
    副走査方向補正データと、予め記憶された主走査方向補
    正データとに基づいて前記シェーディング補正データを
    更新するものであることを特徴とする請求項5記載の画
    像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記記録シートが、照射された放射線エ
    ネルギを蓄積記録し、励起光の照射により、前記蓄積記
    録された放射線エネルギに応じた輝尽発光光を発光する
    輝尽性蛍光体層を備えた蓄積性蛍光体シートであること
    を特徴とする請求項5から7のうちいずれか1項に記載
    の画像読取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100501858B1 (ko) * 2001-11-06 2005-07-20 캐논 가부시끼가이샤 잉크젯 기록 시스템용 화상 보정 방법
JP2007251685A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
JP2011011504A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Ricoh Co Ltd 画素クロック生成装置、画像形成装置、画素クロック生成方法、画像形成方法

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JP2007251685A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
JP2011011504A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Ricoh Co Ltd 画素クロック生成装置、画像形成装置、画素クロック生成方法、画像形成方法

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