JP2004120041A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定の自由度が高く最適な平均化効果でシェーディング補正データを生成すること及び部品の共通化を可能にした画像読取装置を提供すること。
【解決手段】基準白板を読取り、シェーディング補正データ生成の第1ラインでは、読取りデータは補正データ演算手段203をスルーし、シェーディング補正データ記憶手段であるFIFO204に記憶される。第2ライン以降では、差分値検出手段201でFIFOに記憶されているシェーディング補正データと読取りデータの差分値を所定の方法で検出する。検出された差分値は差分値比較手段202で+所定値1、−所定値1、+所定値2、−所定値2と比較する。この比較結果により、補正データ演算手段203で以下の演算を行う。上記演算は、読取りデータがシェーディング補正データに対して所定値2以上違う値の場合はゴミによる異常データとしてシェーディング補正データ演算から除外する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルコピー、ファクシミリ、スキャナ等に用いられる画像読取装置に関し、特にCCD等のイメージセンサを用いて、読取データのばらつき等のシェーディング特性を補正するためのシェーディング補正方法、およびシェーディング補正を行う画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デジタルコピー、ファクシミリ、スキャナ等の画像読取装置では、イメージセンサで原稿を読取りる場合、イメージセンサを構成する複数の画素(光電変換素子)の感度ばらつきや、レンズ系による収束差、あるいは原稿を照明する光源の照度むら等のために、同一濃度の原稿を読取りった場合でも、その出力レベルにばらつきが生じて均一な読取りレベルとはならない。
このような各画素の読取りレベルばらつきを電気的に補正するために、シェーディング補正が行われる。シェーディング補正の方式としては、以下のような方法が広く知られている。
図1において、原稿搭載部の近傍に配置された基準白板101を実際の原稿読取り処理に先立って照明し、その反射光を読取り、各画素のシェーディング補正データとして記憶する。原稿読取りの際は、読取りられた各画素の画像データを、記憶してあるシェーディング補正データをもとに、同一濃度原稿を読取りったときに各画素のデータレベルが同一レベルになるよう以下のような補正を行う。
Dsh(I)=255×D(I)/Dw(I)
ただし、I:主走査画素No、D(I):読取データ、Dw(I):シェーディング補正データ、Dsh(I):シェーディング補正後データとする。
【0003】
上記シェーディング補正を精度良く行うためには、基準白板を読取りって得るシェーディング補正データを真のレベルに対してノイズが少ないものにしなければならない。例えば、シェーディング補正データのノイズが大きい場合は、そのシェーディング補正データにより補正される読取り画像データは、シェーディング補正データのノイズの影響を受けた出力画像データとなってしまう。
そのため次に示すような技術が提案されている。
【特許文献1】
特開平5−110848号
【特許文献2】
特開平11−289432号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1および特許文献2では、基準白板101の複数ラインデータをもとにシェーディング補正データを生成することで、ノイズの影響を最小限に抑える構成をとっている。基準白板の複数ラインデータをもとにシェーディング補正データを生成する方法は、上記の複数ラインデータの単純平均で生成する方法も知られているが、平均を行うために必要なデータ記憶容量が大きくなり、高コストな回路となるため、データ記憶容量を抑えて低コストに実現可能な重み付け平均(以後重加算平均とする)でシェーディング補正データを生成することが一般的に行われる。重加算平均では1ライン分の記憶容量を持てば良い。
(1ライン目)
Dw(I、1)={D(I、1)×(m−1)}/m
(2ライン目以降)
Dw(I、N)={D(I、N)+(m−1)×Dw(I、(N−1))}/m
ただし、m:重加算係数、N:基準白板ラインNoとする。尚、除算のまるめは四捨五入とする。
【0005】
この重加算平均による方法であるが、多くの装置を作る中で、以下のような問題点があることがわかってきた。
まず、読取データ(D):8bit/画素(データ:0〜255)として、シェーディング補正データの記憶容量(Dw):8bit/画素、重加算係数(m):8とした場合、演算のまるめのため、Dw(N)はDw(N−1)に対してD(N)が−4〜+3の間は値が変化しない。そのため、白レベル基準データのノイズばらつき幅が重加算係数に対して小さい場合、意図したノイズの平均化は行われない(例えば白レベル基準データのノイズが±2の幅とするとDwは演算のまるめでDの平均化は行われない)。よって、重加算係数は装置のノイズ量に合わせて選ぶ必要がある。
【0006】
また、上記は白レベル基準データの記憶容量(Dw)を8bit/画素としたが、より高い精度を求めDwを12bit/画素として1/16の桁まで記憶できる場合、ノイズの幅を±2として+2のノイズが入力されたときを考えると、重加算係数が8の場合はDwは1/4と最小桁1/16の4倍の変化となるが、重加算係数が16の場合は1/8と2倍の変化になり、重加算係数が16の方が精度良くDwが生成される。よって装置の記憶容量に合わせて精度を良くできる重加算係数を選ぶ必要がある。
即ち、精度良くシェーディング補正データを生成するには、重加算係数は装置記憶容量や装置ノイズ量によって最適な係数を選択する必要がある。
そのために、様々な条件の装置で使用できるよう重加算係数選択を多く持つとハード量が増大し、装置条件に合わせて係数を変えたものを用意すると、設計工数増加や部品品種増大となり好ましくない。
また、重加算係数は演算上の容易さから、2の乗数とするのが一般的であり、係数選択自由度も高くはない。
【0007】
そこで、本発明の第1の目的は、装置条件に合わせて所定値1を設定することで、設定の自由度が高く最適な平均化効果でシェーディング補正データを生成することを可能にすると共に、部品の共通化を可能にした画像読取装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、基準白板読取り時の読取りデータばらつき(標準偏差)をσとしたとき、前記差分値比較手段の所定値1を0.5σ〜2.5σの範囲とすることで、良好なシェーディング補正データ生成が行える画像読取装置を提供することである。
【0008】
本発明の第3の目的は、所定値1より大きい所定値2とも比較する差分値比較手段を持つことで、ゴミなどの影響を受けた異常読取りデータをシェーディング補正データ演算から除外でき、また装置条件に合わせて所定値2を設定することで、設定の自由度が高く良好な効果が得られる画像読取装置を提供することである。
本発明の第4の目的は、補正データ演算手段での演算方法として重加算平均による演算方法も備え、シェーディング補正デーダの生成は重加算平均で開始し、所定ラインから上記演算方法に切換えることで、ゴミなどの影響を受けた読取りデータによる誤判断やシーディング補正データ生成に必要なライン数の増加を防ぎ、装置の白板ライン数で良好なシェーディング補正データ生成を可能にする画像読取装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、原稿面を光学的に走査し、1次元ラインセンサによって読取りる光学的読取手段を備え、ラインセンサにより基準白板からの複数ラインの読取りデータに基づきデジタル的なシェーディング補正データを取得し、前記ラインセンサによる原稿画像の読取り時には、前記シェーディング補正データにより読取りデータを補正する画像読取り装置において、シェーディング補正データ記憶する記憶手段と、基準白板読取りデータと前記記憶手段に記憶されたシェーディング補正データとの差分値を検出する差分値検出手段と、前記差分値と所定値1とを比較する第1の差分値比較手段と、シェーディング補正データを演算する補正データ演算手段を備え、前記第1の差分値比較手段の結果に従ってシェーディング補正データを演算し、シェーディング補正データを取得することにより、前記第1の目的を達成する。
【0010】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、基準白板読取り時の読取りデータばらつき(標準偏差)をσとしたとき、前記第1の差分値比較手段の所定値1は、0.5σ〜2.5σの範囲であることにより、前記第2の目的を達成する。
【0011】
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載にの発明において、前記第1の差分値比較手段に所定値1との比較に加え、所定値1より大きい所定値2とも比較する第2の差分値比較手段をさらに備え、所定値2との比較結果で、基準白板読取りデータは異常データとしてシェーディング補正データ演算から除外することにより、前記第3の目的を達成する。
【0012】
請求項4記載の発明では、請求項1、請求項2または請求項3記載にの発明において、補正データ演算手段での演算方法として重加算平均による演算方法も備え、シェーディング補正データの生成は重加算平均で開始し、所定ラインから通常の算方法に切換えることにより、前記第4の目的を達成する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1から図5を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示した図である。この画像読取装置は、原稿を搭載するコンタクトガラス105、シェーディングデータ生成用の基準白板101、スキャナランプ102および第1ミラーが搭載される第1キャリッジ103、第2・第3ミラーが搭載される第2キャリッジ104、CCDイメージセンサ上に縮小結像させるレンズユニット106、CCDイメージセンサを搭載したSBU107、第1・第2キャリッジを駆動するスキャナモータ108から構成される。
上記の構成において、コンタクトガラス105上に原稿を搭載し、スキャナランプ102を点灯し、第1・第2キャリッジをスキャナモータ108により右方向に移動走査して原稿を読取りるようになっている。
【0014】
図2は本実施の形態に係るシェーディング補正データ生成の構成例であり、図2を参照して基本的な処理を説明する。
まず、基準白板を読取り、シェーディング補正データ生成の第1ラインでは、読取りデータは補正データ演算手段203をスルーし、シェーディング補正データ記憶手段であるFIFO204に記憶される。
第2ライン以降では、差分値検出手段201でFIFOに記憶されているシェーディング補正データと読取りデータの差分値を以下のように検出する。
差分値=(読取りデータ)−(シェーディング補正データ)
ただし、差分値は±の符号付き
検出された差分値を差分値比較手段202で+所定値1、−所定値1、+所定値2、−所定値2と比較する。
所定値1および所定値2はレジスタで任意な値に設定できるものとする。また、実施例では±所定値と+側と−側で同じ値であるが、別々に設定できるようにしても良い。
【0015】
この比較結果により、補正データ演算手段203で以下の演算を行う。(所定値2>所定値1)
差分値≧+所定値2の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ
+所定値2>差分値≧+所定値1の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ+1
+所定値1>差分値>−所定値1の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ
−所定値1≧差分値>−所定値2の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ−1
−所定値2>差分値の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ
【0016】
上記演算は、読取りデータがシェーディング補正データに対して所定値2以上違う値の場合はゴミによる異常データとしてシェーディング補正データ演算から除外する。
読取りデータがシェーディング補正データに対して所定値1未満の違いであれば、シェーディング補正データの値はそのままとする。読取りデータが、シェーディング補正データに対して所定値1以上、所定値2未満の違いであれば、違いの符号方向にシェーディング補正データを+1または−1する。
尚、ここで±1と示すが、これはFIFO204に記憶できるLSB(最小有効ビット)桁の値を示すものとする。
【0017】
(現)補正データはシェーディング補正データ記憶手段であるFIFO204に新たに記憶される。
この処理が各画素でシェーディング補正データ生成ラインの期間行われ。シェーディング補正データ生成ライン終了時にFIFO204に記憶されている値がシェーディング補正データとなる。
【0018】
ここで本実施の形態の演算方法と重加算方法との平均効果について比較する。
基準白板を読取りったときに、真の読取りレベルに重畳されているノイズは図3に示すようにほぼ正規分布している(真の読取りレベルがノイズ:0の位置)。図3の例ではノイズが±4の幅としている。
読取りbit数を8bit(0〜255)とし、FIFObit数を8bit(0〜255)として考えることにする。
重加算平均で
(現)補正データ={読取りデータ+(m−1)×(前)補正データ}/m    (四捨五入)
で重加算平均を行う場合、(前)補正データが(真の読取りレベル−2)であったとき(ノイズ:−2の位置)、
重加算係数m=16の場合を考えると、読取りデータとして図3のノイズが重畳された、(真の読取りレベル−4)〜(真の読取りレベル+4)が入力されても、演算のまるめで(現)補正データは(真の読取りレベル−2)のままとなり、補正データはいつまでも真の読取りレベルに近づくことはない。
即ち、重加算係数は演算結果を丸めるFIFO204のLSB桁の値に重加算係数を乗じたものが、ノイズ幅未満でなければ意図した平均化が行われない。
FIFO204LSB桁×重加算係数<ノイズ幅
尚、上記の重加算演算のまるめを切捨てとした場合は上記条件でも(新)補正データは真の読取りレベルより
(FIFO204LSB桁×重加算係数)/2低い値に収束するため、重加算平均演算では演算結果の四捨五入は必要な処理である。
【0019】
以上の説明により選択する重加算係数に上限があることがわかったが、それ以下であれば選択する重加算係数によって差異がないかを考える。(上記と同じ図3の条件で考える。)
(前)補正データが(真の読取りレベル)であったとき(ノイズ:0の位置)、重加算係数=2と重加算係数=4の場合で読取りデータとして(真の読取りレベル+4)が入力されたときの結果は、
重加算係数=2の場合:
(現)補正データ=真の読取りレベル+2
重加算係数=4の場合:
(現)補正データ=真の読取りレベル+1
となり、重加算係数が小さい方がノイズの影響が大きく、良好な平均化を得るためには重加算係数が大きい方が良好な結果となる。
このことから重加算平均で良好なシェーディング補正データを得るには、重加算係数はFIFO LSB桁、ノイズ量によって、ノイズ幅以下でなるべく大きな値とするのが良いことがわかる。
【0020】
重加算係数を上記条件で設定したとき、本発明方式との平均化との比較であるが、
(ノイズ幅/2)<FIFO LSB桁×重加算係数<ノイズ幅
の条件では、所定値1を(重加算係数/2)に設定したのと同じであり、
FIFO LSB桁×重加算係数<(ノイズ幅/2)
の条件では、大きなノイズの入力時、重加算では 補正データがLSBの大きさ以上変化するのに対し、本発明方式ではLSBの大きさしか変化しないので、本方式の方が良好な平均化効果を得られる。
【0021】
以上が本発明方式の基本的な説明であるが、前記した実施例では、第1ライン目がゴミなどの影響を受けていると第2ライン目以降に正常な読取りデータが入力されても、ゴミの影響を受けたデータと誤判断して演算から排除したり、あるいは真の読取りレベルに収束するまでに多くのライン数が必要になったりする。この点を考慮したのが、請求項4であり、以下請求項4の動作を詳細に説明する。
【0022】
図4は、シェーディング補正回路を示した図である。この図4において、1次元ライン状のCCD401により読取りられた読取りデータはサンプルホールド、増幅等の信号処理回路402による信号処理を経て、A/D変換器403によりデジタルデータに変換されてシェーディング補正回路404に入力される。このシェーディング補正回路404中には読取りデータ経路、シェーディング補正データ経路とが設けられている。
【0023】
まず、シェーディング補正データ取得の動作について説明する。
シェーディング補正データは図5のシェーディングゲートが”L”の区間で取得される。
シェーディングゲートが”L”区間の第1ラインでは、補正データ演算手段407にて画素毎に下記の演算が行われ、結果がシェーディング補正データを記憶するFIFO408に記憶される。
(現)シェーディング補正データ=((m−1)/m)×(現)入力データmは任意であるが、ハード化する上で2の乗数が都合良く、またレジスタ設定としても良い。
第2ライン以降では、差分値検出手段405、差分値比較手段406は、ゴミなどの影響を受けた読取りデータを除外するため、画素毎に以下のように差分値を求め、−所定値2との比較を行う。
差分値=読取りデータ−(前)シェーディング補正データ
ただし、差分値は±の符号付き
【0024】
この比較結果により、補正データ演算手段407で以下の重加算平均演算を行い、FIFO408に記憶する。
差分値 ≧ −所定値2 の場合:
(現)補正データ={(現)読取データ+(n−1)×(前)補正データ}/nただし、nは任意であるが、ハード化する上で2の乗数が都合良く、レジスタ設定としても良い。
差分値<−所定値2の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ
【0025】
上記で−所定値とのみ比較しているのは、第1ラインでFIFOに記憶される値をゴミの影響を受けていても真の読取りレベルより低い値とし、補正データが真の読取りレベルより低い値から徐々に真の読取りレベルに収束するようにする。そのため、(前)補正データより高い方の異常データ排除は行わず、(前)補正データより所定値2以上低い読取りデータだけ異常データとして排除している。
【0026】
ライン数カウンタ409は、図5のシェーディングゲート”L”からのライン数をカウントし、ライン数が設定された”切換えライン数”に等しくなると、図5の演算切換えゲート”L”を出力し、シェーディングゲートの”H”で演算切換えゲート”H”を出力する。尚、”切換えライン数”は任意に設定可能とする。
演算切換えゲート”L”区間では、請求項1〜3と同様に差分値比較手段(406)は+所定値1、−所定値1、+所定値2、−所定値2との比較を行い。補正データ演算手段(407)は以下の演算を行い、FIFO(408)に結果を保存する。
差分値≧+所定値2の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ
+所定値2>差分値≧+所定値1の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ+1
+所定値1>差分値>−所定値1の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ
−所定値1≧差分値>−所定値2の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ−1
−所定値2>差分値の場合:
(現)補正データ=(前)補正データ
【0027】
この処理が各画素でシェーディング補正データ生成ラインの区間行われ。シェーディング補正データ生成ライン終了時にFIFO204に記憶されている値がシェーディング補正データとなる。
【0028】
以上のように、請求項4では演算切換えゲート”L”のラインまでは重加算平均で補正データ生成を行い、真の読取りデータに近い値まで収束させ、演算切換えゲート”L” のラインから本考案の方法を用いてシェーディング補正データを生成することで、所々ゴミなどの影響を受けた読取りデータがあっても良好な補正データを得ることができる。
尚、演算切換えゲート”L”のアサート位置は任意にレジスタ設定できるものとする。
【0029】
原稿読取り時の動作は、原稿読取りゲート”L”区間は原稿読取り期間であり、図4において読取りデータ経路側から読取データ:Dが、FIFO408からは画素毎のシェーディング補正データ:DwがROM410に入力され、このROM410に予め格納されているシェーディング補正演算式に基づきルックアップテーブル方式により、D、Dwに応じたシェーディング補正演算後データDshが出力される。
【0030】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、シェーディング補正データ記憶手段、基準白板読取りデータとシェーディング補正データとの差分値を検出する差分値検出手段、前記差分値と所定値1とを比較する差分値比較手段、シェーディング補正データを演算する補正データ演算手段を持ち、前記差分値比較手段の結果に従ってシェーディング補正データを演算し、シェーディング補正データを生成することで、装置条件に合わせて所定値1を設定することで、設定の自由度が高く最適な平均化効果でシェーディング補正データを生成することを可能にできると共に、部品(ハード)の共通化を可能にすることができる。
請求項2記載の発明では、基準白板読取り時の読取りデータばらつき(標準偏差)をσとしたとき、前記所定値1を0.5σ〜2.5σの範囲とすることで、良好なシェーディング補正データ生成を行うことができる。
【0031】
請求項3記載の発明では、前記差分値比較手段に所定値1との比較に加え、所定値1より大きい所定値2とも比較する差分値比較手段を持ち、所定値2との比較結果で、基準白板読取りデータは異常データとしてシェーディング補正データ演算から除外することで、ゴミなどの影響を受けた異常読取りデータをシェーディング補正データ演算から除外でき、また装置条件に合わせて所定値2を設定することで、設定の自由度が高く良好な効果を得ることができると共に、部品の共通化を可能にすることができる。
請求項4記載の発明では、補正データ演算手段での演算方法として上記に加え、重加算平均による演算方法も備え、シェーディング補正デーダの生成は重加算平均で開始し、任意ラインから上記演算方法に切換えることで、ゴミなどの影響を受けた読取りデータによる誤判断やシーディング補正データ生成に必要なライン数の増加を防ぎ、装置の白板ライン数で良好なシェーディング補正データ生成を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像読取装置の構成を示した図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るシェーディング補正データ生成の構成例を示した図である。
【図3】ノイズの分布を示した図である。
【図4】シェーディング補正回路を示した図である。
【図5】シェーディングゲート、演算切換えゲート、原稿読取ゲートのオン/オフを示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
101 基準白板
102 スキャナランプ
103 第1キャリッジ
104 第2キャリッジ
105 コンタクトガラス
106 レンズユニット
107 SBU
108 スキャナモータ
109 スキャナH.P.センサ
201 差分値検出手段
202 差分値比較手段
203 補正データ演算手段
204 FIFO
401 CCD
402 信号処理回路
403 A/D変換器
404 シェーディング補正回路
405 差分値検出手段
406 差分値比較手段
407 補正データ演算手段
408 FIFO
409 ライン数カウンタ
410 ROM

Claims (4)

  1. 原稿面を光学的に走査し、1次元ラインセンサによって読取りる光学的読取手段を備え、
    ラインセンサにより基準白板からの複数ラインの読取りデータに基づきデジタル的なシェーディング補正データを取得し、前記ラインセンサによる原稿画像の読取り時には、前記シェーディング補正データにより読取りデータを補正する画像読取り装置において、
    シェーディング補正データ記憶する記憶手段と、
    基準白板読取りデータと前記記憶手段に記憶されたシェーディング補正データとの差分値を検出する差分値検出手段と、
    前記差分値と所定値1とを比較する第1の差分値比較手段と、
    シェーディング補正データを演算する補正データ演算手段を備え、
    前記第1の差分値比較手段の結果に従ってシェーディング補正データを演算し、シェーディング補正データを取得することを特徴とする画像読取装置。
  2. 基準白板読取り時の読取りデータばらつき(標準偏差)をσとしたとき、前記第1の差分値比較手段の所定値1は、0.5σ〜2.5σの範囲であることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記第1の差分値比較手段に所定値1との比較に加え、所定値1より大きい所定値2とも比較する第2の差分値比較手段をさらに備え、
    所定値2との比較結果で、基準白板読取りデータは異常データとしてシェーディング補正データ演算から除外することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像読取装置。
  4. 補正データ演算手段での演算方法として重加算平均による演算方法も備え、シェーディング補正データの生成は重加算平均で開始し、所定ラインから通常の算方法に切換えることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の画像読取装置。
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JP2007251685A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法

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JP2007251685A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法

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