JPH0614188A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0614188A
JPH0614188A JP4193367A JP19336792A JPH0614188A JP H0614188 A JPH0614188 A JP H0614188A JP 4193367 A JP4193367 A JP 4193367A JP 19336792 A JP19336792 A JP 19336792A JP H0614188 A JPH0614188 A JP H0614188A
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JP4193367A
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Inventor
Shinichi Wakahara
真一 若原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 奇数番目の黒基準レベルと偶数番目の黒基準
レベルとのレベル差に起因する出力画像の濃淡の発生を
防止する。 【構成】 CCD201で読み取った画像データに対し
て,A/D変換処理,シェーディング補正処理,ガンマ
変換処理等の各処理を施す画像処理装置において,シェ
ーディング補正処理後の画像データを入力し,奇数番目
の黒基準データと偶数番目の黒基準データとの不一致に
よる画像データのバラツキを補正する変換テーブル21
1を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,イメージスキャナ,フ
ァクシミリ装置,デジタル複写機等の画像処理装置に関
し,より詳細には,出力画像の濃度差を低減させる画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置では,量子化を行う
場合に,イメージセンサ(CCD:固体撮像素子)の無
入射光部の画像データをサンプルし,この濃度レベルを
黒基準レベルとしている。
【0003】例えば,高速駆動用CCDで良く用いられ
る画素分離出力方式で黒基準レベルを生成する場合に
は,画素分離出力の奇数番目の黒基準レベルと偶数番目
の黒基準レベルの平均値,最小値,或いは,最大値を黒
基準レベルに決めている。
【0004】ところが,画素分離出力方式の画像処理装
置によれば,奇数番目の黒基準レベルと偶数番目の黒基
準レベルとにレベル差が存在するにも関わらず,これら
の平均値(或いは,最小値,最大値)を黒基準レベルと
して用いているため,使用する黒基準レベルが奇数番目
の画素及び偶数番目の画素の両方に適合せず,出力画像
において,奇数番目の画素と偶数番目の画素との間に濃
淡が生じてしまうという不都合があった。
【0005】このため,これを解決するものとして,特
開平3−184469号公報に示されている様な「黒基
準レベル補正装置」が提案されている。この黒基準レベ
ル補正装置では,画素分離出力の奇数番目の黒基準レベ
ルと偶数番目の黒基準レベルを各々用意し,これらを量
子化の際の黒基準レベルとすることにより,奇数番目の
画素,偶数番目の画素共に黒基準レベルを適合させ,出
力画像において,奇数番目の画素と偶数番目の画素との
間に濃淡が生じてしまうのを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の画像処理装置
は,出力画像において,奇数番目の画素と偶数番目の画
素との間に濃淡が生じてしまうという問題点を,特開平
3−184469号公報の「黒基準レベル補正装置」と
異なる方法で解決するものである。
【0007】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,奇数番目の黒基準レベルと偶数番目の黒基準レベル
とのレベル差に起因する出力画像の濃淡の発生を防止す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,イメージセンサで読み取った画像データ
に対して,A/D変換処理,シェーディング補正,ガン
マ変換等の各処理を施す画像処理装置において,シェー
ディング補正後の画像データを入力し,奇数番目の黒基
準データと偶数番目の黒基準データとの不一致による画
像データのバラツキを補正する補正手段を具備した画像
処理装置を提供するものである。
【0009】なお,補正手段は,奇数番目の黒基準デー
タ或いは(及び)偶数番目の黒基準データに基づいて処
理された画像データの値を入力し,予め画像データの値
毎に,奇数番目の黒基準データ或いは(及び)偶数番目
の黒基準データに基づいて設定された補正値を出力する
変換テーブルから成ることが望ましい。
【0010】また,変換テーブルは,同時にガンマ変換
を行うことが望ましい。
【0011】また,変換テーブルの補正値は,必要に応
じて変更可能であることが望ましい。
【0012】
【作用】本発明の画像処理装置は,シェーディング補正
後の画像データの出力レベルを,変換テーブルにより,
理想的な濃度再現データによる適正な出力レベルに変換
する。
【0013】
【実施例】以下,本発明の画像処理装置について,〔実
施例1〕,〔実施例2〕の順で図面を参照して詳細に説
明する。
【0014】〔実施例1〕図1は,実施例1の画像処理
装置を搭載した画像読取装置100の外観図であり,原
稿の読取からガンマ変換までの一連の動作を行う画像処
理部が収納されている画像読取装置本体101と,原稿
を自動搬送するADF102と,読取済の原稿を排紙す
るための排紙トレイ103とから構成されている。
【0015】図2は,画像処理部における画像データの
流れを示すブロック図であり,光源(図示せず)から原
稿に照射された光の反射光を電気信号(アナログ信号)
に変換するCCD201と,CCD201から出力され
る奇数番目の画素によるアナログ電気信号を増幅するア
ンプ202と,CCD201から出力される偶数番目の
画素によるアナログ電気信号を増幅するアンプ203
と,アンプ202及びアンプ203の出力を切り換える
セレクター204と,CCD201,セレクター204
等にタイミング信号を送るタイミング発生回路205
と,セレクター204から出力されるアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/Dコンバータ206(AD
C)と,A/Dコンバータ206へのリファレンス制御
のための+REF回路207及び−REF回路208
と,A/Dコンバータ206の出力(デジタル信号)に
対してシェーディング補正を行うシェーディング演算部
209と,シェーディング補正を行う際の補正用データ
を格納するためのシェーディングラインメモリ210
と,シェーディング補正後の画像データを入力し,奇数
番目の黒基準データと偶数番目の黒基準データとの不一
致による画像データのバラツキを補正する変換テーブル
211と,輝度データを濃度データに変換するガンマ変
換処理を行うガンマ変換部(γ変換部)212とを備え
ている。なお,ガンマ変換部212から出力されたデー
タは,次段の処理回路(図示せず)へ送出される。
【0016】図3は,CCD201の1ライン分の出力
例を示すタイムチャートであり,CK0,CK1はタイ
ミング発生回路205から出力され,CCD201から
アナログ電気信号を出力する際の同期をとるためのクロ
ックである。なお,CK0が偶数番目の画素用のクロッ
ク,CK1が奇数番目の画素用のクロックである。ま
た,CCD0はCCD201の偶数番目の画素による出
力であり,CCD1はCCD201の奇数番目の画素に
よる出力である。また,図中のaは1ライン出力期間
(5036ピクセル)を,bはダミーデータ(18ピク
セル)を,cは光シールドデータ(12ピクセル)を,
dはダミーデータ(2ピクセル)を,eは有効画像デー
タ(5000ピクセル)を,fはダミーデータ(4ピク
セル)を各々示している。D0〜D35は,ダミーデー
タであることを示し,S1〜S5000は,有効なデー
タであることを示している。
【0017】以上の構成により,その動作を説明する。
初めに画像読取装置100の動作について説明する。画
像読取装置100は,画像読取装置本体101内の画像
処理部にて,原稿載置台に載置された原稿の画像をCC
D201により1ラインずつ読み取り,A/D変換,シ
ェーディング補正及びガンマ変換を行い,画像データを
出力する。なお,画像読取装置100は,1ラインずつ
画像を読み取る間隔である副走査ピッチが可変になって
おり,用途に応じて画像の読取間隔を調節できる。ま
た,画像読取装置100には,ADF102が搭載され
ており,原稿を自動で搬送しながら原稿画像を読み取る
ことができ,読取済の原稿は,排紙トレイ103に排紙
される。
【0018】次に,CCD201による原稿の読み取り
から,ガンマ変換部212によるガンマ変換処理までの
動作を説明する。CCD201は,タイミング発生回路
205からのタイミングパルスに同期して,原稿載置台
に載置された原稿の画像を光信号として読み取り,読み
取った画像の光信号をアナログ電気信号に変換する。ア
ナログ電気信号を出力する際には,CCD201におけ
る奇数番目及び偶数番目の画素によるアナログ信号を別
々に出力する。出力されたアナログ信号の内,奇数番目
のアナログ信号は,アンプ202により増幅され,偶数
番目のアナログ信号は,アンプ203により増幅され
る。アンプ202,アンプ203により増幅されたアナ
ログ信号は,タイミング発生回路205のタイミングパ
ルスに同期して,セレクター204によりA/Dコンバ
ータ206に送られる。A/Dコンバータ206に送ら
れたアナログ信号は,タイミング発生回路205のタイ
ミングパルスに同期して,デジタル信号に変換され,シ
ェーディング演算部209に送られる。ここで,A/D
コンバータ206のリファレンス制御は,+REF回路
207及び−REF回路208により行われる。+RE
F回路207では,タイミング発生回路205のタイミ
ングパルスに同期して白基準レベルをサンプルホールド
し,−REF回路208では,タイミング発生回路20
5のタイミングパルスに同期して黒基準レベルをサンプ
ルホールドする。なお,一般的には,図3に示したCC
D201の出力例中の光シールドデータcを黒基準レベ
ルとしている。また,サンプルホールドした白基準レベ
ル及び黒基準レベルは,奇数番目の画素レベル,偶数番
目の画素レベルの平均値,最小値,或いは,最大値をと
る方法が考えられるが,実施例1では,どの方法をとっ
ても良く,特に限定する必要は無い。
【0019】シェーディング演算部209に送られたデ
ジタル信号は,シェーディングラインメモリ210に予
め格納してあるシェーディング補正用のデータに基づい
て,CCD201の感度ムラ,光源ムラ等に対する補正
処理が行われ,変換テーブル211に送られる。変換テ
ーブル211に送られたデジタル信号は,適正な出力レ
ベルに補正され,ガンマ変換部212に送られる。ガン
マ変換部212に送られたデジタル信号は,輝度データ
であり,ガンマ変換が行われることにより濃度データに
変換される。最後に,この濃度データが次段の処理回路
(図示せず)へ出力される。
【0020】ここで,図3に示したCCD201の1ラ
イン分の出力例について説明する。図示の如く,CK0
に同期して,偶数番目の画素による出力CCD0が出力
され,CK1に同期して,奇数番目の画素による出力C
CD1が出力される。なお,図3ではCCD201を5
000画素出力としているが,画素数はこれに限定する
ものではない。この様に,CCD201では奇数番目,
偶数番目の画素で分割処理を行っているため,各チャン
ネル間にレベル差が発生し,このレベル差が濃淡となっ
て出力画像に現れる。
【0021】この様子を図4を参照して説明する。図4
は,原稿反射濃度(横軸)に対する奇数番目の画素及び
偶数番目の画素の出力レベル(縦軸)の関係を示すグラ
フであり,401は奇数番目の画素の出力レベルのグラ
フを示し,402は偶数番目の画素の出力レベルのグラ
フを示している。図示の如く,奇数番目の画素の出力レ
ベルのグラフ401と,偶数番目の画素の出力レベルの
グラフ402との間にはレベル差が生じている。この様
にレベル差の生じた画像データは,変換テーブル211
により補正を行うことにより,理想的な画像データとす
ることができる。
【0022】ここで,変換テーブル211による補正に
ついて,図5を参照して具体的に説明する。図5は,原
稿反射濃度に対する奇数番目及び偶数番目の画素の出力
レベルの補正の様子を示すグラフであり,501〜50
3は原稿反射濃度(横軸)に対する各種出力レベル(縦
軸)の関係を示している。501は奇数番目の画素の出
力レベルのグラフを示し,502は偶数番目の画素の出
力レベルのグラフを示し,503は理想的な濃度再現デ
ータによる適正な出力レベルのグラフを示している。図
示の如く,原稿反射濃度に対する奇数番目の画素の出力
レベルのグラフ501,偶数番目の画素の出力レベルの
グラフ502に対し,理想的な濃度再現データによる適
正な出力レベルのグラフ503を用意し,このグラフを
用いて適正なデータに変換する。例えば,奇数番目の画
素の出力レベルのグラフ501により,出力レベルがX
1であった場合には,原稿反射濃度はdであり,このd
に対して,理想的な濃度再現データによる適正な出力レ
ベルのグラフ503により適正な出力レベルXが決ま
る。同様に,偶数番目の画素の出力レベルのグラフ50
2により,出力レベルがX2であった場合にも,適正な
出力レベルXが決まる。この様な変換をルック・アップ
・テーブル(LUT)として,奇数番目,偶数番目に対
して各々作成する。このルック・アップ・テーブルを備
えたものが変換テーブル211となる。
【0023】次に,変換テーブル211の設定方法につ
いて説明する。初めに,理想的な濃度再現データを用意
する。このデータは,変換テーブル211による変換後
の出力レベルを示し,このデータに変換することによ
り,奇数番目,偶数番目のレベル差を吸収し,また,マ
シーン間のバラツキをも取り除くことができる。次に,
図6を参照して変換テーブル211へのデータの格納ま
での動作を説明する。先ず,基準濃度パターン原稿を読
み取り(S601),そのマシーン特有の各パターンに
対する濃度レベルをサンプルする。サンプルデータは,
奇数番目,偶数番目の画素の出力を別々とし,各々の変
換テーブル毎に用意する。ここで,基準濃度パターン原
稿とは,コダックのグレイスケール等である。次に,理
想的な濃度再現データを参照し(S602),サンプル
した濃度レベルから理想的な濃度再現データに変換する
ルック・アップ・テーブルを演算処理によって奇数番目
の画素,偶数番目の画素に対して各々算出する(S60
3)。続いて,算出したルック・アップ・テーブルを,
変換テーブルデータとして変換テーブル211に格納し
(S604),変換テーブル211の設定を終了する。
シェーディング補正後の画像データは,変換テーブル2
11により変換され,奇数番目,偶数番目の出力に対し
て,感度差の無い理想的な画像データが得られる。
【0024】なお,変換テーブル211の変換方法は,
奇数番目の画素の出力レベル,偶数番目の画素の出力レ
ベル共に変換しているが,特にこの方法に限定するもの
ではなく,奇数番目の画素の出力レベル(或いは偶数番
目の画素の出力レベル)を偶数番目の画素の出力レベル
(或いは奇数番目の画素の出力レベル)に合わせるよう
に,一方の出力レベルのみを変換する方法でも良い。
【0025】ここで,経時変化により,光源光量が減っ
た場合,或いは,CCDの奇数番目,偶数番目の画素の
出力レベルが広がった場合等における画像劣化要因が発
生した場合の処理方法について説明する。先ず,基準濃
度パターン原稿を読み取り,変換テーブル211の再設
定を行う。再設定された変換テーブル211を用いるこ
とにより,経時変化による画像劣化要因を考慮した変換
を行うことができる。
【0026】前述したように実施例1によれば,変換テ
ーブル211により,理想的な濃度再現データによる適
正な出力レベルに変換しているため,奇数番目の黒基準
レベルと偶数番目の黒基準レベルとのレベル差に起因す
る出力画像の濃淡の発生を防止することができる。ま
た,変換テーブル211を再設定することにより,経時
においても,奇数番目の黒基準レベルと偶数番目の黒基
準レベルとのレベル差に起因する出力画像の濃淡の発生
を防止することができる。
【0027】〔実施例2〕実施例2は,実施例1の様に
変換テーブル211によりシェーディング補正後の画像
データを適正なデータとする際に,ガンマ変換を同時に
行うものである。図7は,実施例2の画像処理装置にお
ける画像データの流れを示すブロック図であり,図2と
同符号の物は実施例1と同様な構成である。ここで,7
01は,シェーディング補正後の画像データを入力し,
奇数番目の黒基準データと偶数番目の黒基準データとの
不一致による画像データのバラツキを補正し,且つ,ガ
ンマ変換を同時に行う変換テーブルである。
【0028】以上の構成により,その動作を説明する。
CCD201による原稿の読み取りから,シェーディン
グ演算部209によるシェーディング補正までの動作は
実施例1と同様である。ここで,変換テーブル701の
動作について具体的に説明する。変換テーブル701で
は,実施例1の変換テーブル211と同様に,シェーデ
ィング補正後の画像データの出力レベルを適正な出力レ
ベルとし,設定方法も変換テーブル211と同様におこ
なわれるが,変換テーブル701の設定の際に,ガンマ
変換を考慮して設定している。従って,変換テーブル7
01にて,適正な出力レベルに補正する際に,同時にガ
ンマ変換処理が行われる。
【0029】ここで,変換テーブル701の設定につい
て,図8を参照して具体的に説明する。図8は,原稿反
射濃度(横軸)に対する出力レベル(縦軸)のガンマ変
換をも含めた補正の様子を示すグラフであり,801は
奇数番目の画素の出力レベルのグラフを示し,802ま
たは803はガンマ変換をも考慮した理想的な濃度再現
データによる適正な出力レベルのグラフを示している。
図示の如く,奇数番目の画素の出力レベルのグラフ80
1に対して,ガンマ変換をも考慮した理想的な濃度再現
データによる適正な出力レベルのグラフ802または8
03を用意し,このガンマ変換をも考慮した理想的な濃
度再現データによる適正な出力レベルのグラフ802ま
たは803に基づいて,実施例1の変換テーブル211
の設定と同様に,変換テーブル701を設定する。な
お,偶数番目の出力レベルに対しても同様に設定する。
【0030】また,実施例1と同様に,経時変化によ
り,光源光量が減った場合,或いは,CCDの奇数番
目,偶数番目の画素の出力レベルが広がった場合等にお
ける画像劣化要因が発生した場合の処理方法について説
明する。先ず,基準濃度パターン原稿を読み取り,変換
テーブル701の再設定を行う。再設定された変換テー
ブル701を用いることにより,経時変化による画像劣
化要因を考慮した変換を行うことができる。
【0031】前述したように実施例2によれば,実施例
1と同様に,変換テーブル701により,理想的な濃度
再現データによる適正な出力レベルに変換しているた
め,奇数番目の黒基準レベルと偶数番目の黒基準レベル
とのレベル差に起因する出力画像の濃淡の発生を防止す
ることができる。また,変換テーブル701で同時にガ
ンマ変換を行うため,ガンマ変換処理のブロックを変換
テーブル701に置き換えた構成で実現でき,回路規模
を大きくすることなしに,奇数番目の黒基準レベルと偶
数番目の黒基準レベルとのレベル差に起因する出力画像
の濃淡の発生を防止することができる。
【0032】更に,変換テーブル701を再設定すれ
ば,経時においても,奇数番目の黒基準レベルと偶数番
目の黒基準レベルとのレベル差に起因する出力画像の濃
淡の発生を防止することができ,且つ,ガンマ変換を行
うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上より明らかなように本発明の画像処
理装置によれば,イメージセンサで読み取った画像デー
タに対して,A/D変換処理,シェーディング補正,ガ
ンマ変換等の各処理を施す画像処理装置において,シェ
ーディング補正後の画像データを入力し,奇数番目の黒
基準データと偶数番目の黒基準データとの不一致による
画像データのバラツキを補正する補正手段を具備したた
め,奇数番目の黒基準レベルと偶数番目の黒基準レベル
とのレベル差に起因する出力画像の濃淡の発生を防止す
ることができる。
【0034】また,本発明の画像処理装置によれば,補
正手段を構成する変換テーブルは,同時にガンマ変換を
行うため,回路規模を大きくすることなしに,奇数番目
の黒基準レベルと偶数番目の黒基準レベルとのレベル差
に起因する出力画像の濃淡の発生を防止することができ
る。
【0035】また,本発明の画像処理装置によれば,補
正手段を構成する変換テーブルの補正値は,必要に応じ
て変更可能であるため,経時においても,奇数番目の黒
基準レベルと偶数番目の黒基準レベルとのレベル差に起
因する出力画像の濃淡の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像処理装置を搭載した画像読取装
置の外観図である。
【図2】実施例1の画像処理装置における画像データの
流れを示すブロック図である。
【図3】実施例1の画像処理装置におけるCCDの1ラ
イン分の出力例を示すタイムチャートである。
【図4】原稿反射濃度に対する奇数番目及び偶数番目の
画素の出力レベルのグラフである。
【図5】原稿反射濃度に対する奇数番目及び偶数番目の
画素の出力レベルの補正の様子を示すグラフである。
【図6】実施例1の画像処理装置の変換テーブルの設定
方法を示すフローチャートである。
【図7】実施例2の画像処理装置における画像データの
流れを示すブロック図である。
【図8】原稿反射濃度に対する出力レベルのガンマ変換
をも含めた補正の様子を示すグラフである。
【符号の説明】
211 変換テーブル 701 変換
テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージセンサで読み取った画像データ
    に対して,A/D変換処理,シェーディング補正,ガン
    マ変換等の各処理を施す画像処理装置において,前記シ
    ェーディング補正後の画像データを入力し,奇数番目の
    黒基準データと偶数番目の黒基準データとの不一致によ
    る画像データのバラツキを補正する補正手段を具備した
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は,奇数番目の黒基準デー
    タ或いは(及び)偶数番目の黒基準データに基づいて処
    理された画像データの値を入力し,予め画像データの値
    毎に,奇数番目の黒基準データ或いは(及び)偶数番目
    の黒基準データに基づいて設定された補正値を出力する
    変換テーブルから成ることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記変換テーブルは,同時にガンマ変換
    を行うことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記変換テーブルの補正値は,必要に応
    じて変更可能であることを特徴とする請求項2または3
    記載の画像処理装置。
JP4193367A 1992-06-26 1992-06-26 画像処理装置 Pending JPH0614188A (ja)

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