JP2021077950A - センサ回路、及びセンサ回路の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の読出しラインを備えたセンサ回路において、消費電力を増大させずに、回路規模を低減させる。【解決手段】本発明のセンサ回路は、センサ領域の画素をライン順に走査し、センサ領域は、所定の領域(オプティカルブラック画素(OB画素)で構成される第1の領域と、OB画素と有効画素が含まれる場合の、OB画素で構成される第2の領域と、OB画素と有効画素が含まれる場合の、有効画素で構成される第3の領域)を備え、第1及び第2の領域のOB画素を用いて、センサ領域の画素を読み出すチャンネルの数に応じたライン毎に黒レベルを補正する手段を備え、第1の領域における、チャンネルの数に応じたラインの補正処理期間を、第2の領域における、チャンネルの数に応じたラインの補正処理期間より長くし、補正処理手段は、第3の領域の有効画素が走査されている期間に、第2の領域における、チャンネルの数に応じたラインの補正処理を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、センサ回路に搭載する補正回路に関する技術である。
従来、CCDイメージセンサ、又はCMOSイメージセンサ等を含むセンサ回路を搭載したデジタルカメラやビデオカメラが普及している。これらのセンサ回路では、画素の読出しに複数の読出しライン(チャンネル)を用いることが一般的に知られており、これにより、チャンネル数分の画素を同時に読み出すことができるため、画素の読出し時間を短縮し、連写速度を上げることが可能である。
他方、これらのセンサ回路においては、暗電流成分を除去して黒レベルを所望の出力レベルに合わせ込むために、黒レベル補正処理が行われるのが一般的である。この黒レベル補正処理は、センサ領域の有効画素領域(即ち、撮像画像の画像信号として利用する画素の領域)の左右や上下に設けられるオプティカルブラック画素領域(即ち、遮光された画素の領域)の画素値を用いて実行される。
そして、このような黒レベル補正処理回路として、上述の複数チャンネルに対応したものがある(特許文献1)。特許文献1には、画素の偶数ライン用のチャンネルと奇数ライン用のチャンネルの2チャンネルの読出しラインを用いて、各々に2つの黒レベル補正処理回路を具備させ、偶数ラインと奇数ラインを同時に処理する撮像装置が開示されている。
また、複数チャネルを1つの黒レベル補正処理回路で処理する撮像素子が開示されている(特許文献2)。特許文献2の黒レベル補正処理回路では、センサ領域が左右に分割され、左用と右用の2チャンネルの読み出しラインに対して、1つの黒レベル補正処理回路で処理を行う。この黒レベル補正処理回路は、左右のチャンネル毎に補正結果を保持する保持部を有し、領域に応じて参照する補正結果を切り替えて処理を行う。
しかしながら、特許文献1の黒レベル補正処理回路では、2チャンネルの読出しラインに対して、2つの黒レベルの補正処理回路が必要とされるため、回路規模が増大するという課題がある。加えて、特許文献1の黒レベル補正処理回路は、オプティカルブラック画素領域の処理では動作し、センサ領域の多くを占める有効画素領域の処理では動作を停止する。例えば、有効画素領域に対して水平方向に配置されるオプティカルブラック画素領域は、全センサ領域の2.5%程度である。そのため、停止時間が長く、回路を有効に活用することができていないという課題がある。
また、特許文献2の黒レベル補正処理回路に関して、従来の黒レベル補正処理回路を2つ用いる構成と同等の画素の読出し時間を達成するためには、2倍の処理速度が必要となり、消費電力が増大するという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の読出しラインを備えたセンサ回路において、消費電力を増大させずに、回路規模を低減させることである。
本発明は、センサ領域の画素をライン順に走査するセンサ回路であって、前記センサ領域は、黒レベルを補正するためのオプティカルブラック画素又は有効画素を含む、複数の領域を備え、前記複数の領域は、1ラインが、前記オプティカルブラック画素で構成される第1の領域と、1ラインに、前記オプティカルブラック画素と前記有効画素が含まれる場合の、前記オプティカルブラック画素で構成される第2の領域と、1ラインに、前記オプティカルブラック画素と前記有効画素が含まれる場合の、前記有効画素で構成される第3の領域とを有し、前記第1の領域と第2の領域のオプティカルブラック画素を用いて、前記センサ領域の画素を読み出すチャンネルの数に応じたライン毎に黒レベルを補正する補正処理手段を備え、前記第1の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの黒レベルの補正処理期間を、前記第2の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの黒レベルの補正処理期間よりも長く設定し、前記補正処理手段は、前記第3の領域の有効画素が走査されている期間に、前記第2の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの一部のラインの黒レベルの補正処理を行うことを特徴とする。
複数の読出しラインを備えたセンサ回路において、消費電力を増大させずに、回路規模を低減させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。その他、補足として、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。
(実施形態1)
図1は、センサ回路の構成を示すブロック図である。図1に示されるセンサ回路は、センサ領域の画素をライン順に読み出して、補正処理等を行う。センサ回路は、偶数ライン用のチャンネルと奇数ライン用のチャンネルの2チャンネルの読み出しラインを用いて、偶数ラインをユニット0で処理し、奇数ラインをユニット1で処理することで、並列に処理を実行する。
図1は、センサ回路の構成を示すブロック図である。図1に示されるセンサ回路は、センサ領域の画素をライン順に読み出して、補正処理等を行う。センサ回路は、偶数ライン用のチャンネルと奇数ライン用のチャンネルの2チャンネルの読み出しラインを用いて、偶数ラインをユニット0で処理し、奇数ラインをユニット1で処理することで、並列に処理を実行する。
符号101は、撮像素子である。撮像素子101には、通常、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが用いられる。符号102は、A/D変換部である。A/D変換部102は、撮像素子101から読み出した画素のアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換部0 120は画素の偶数ラインを処理し、また、A/D変換部1 120は画素の奇数ラインを処理する。
符号103は、バッファである。バッファ103は、黒レベル補正処理部104が処理する画素を格納する。符号104は、黒レベル補正処理部である。黒レベル補正処理部104は、センサ領域のオプティカルブラック画素領域(以下、OB画素領域と称する)の画素を用いて、黒レベル補正値を導出(算出)する。黒レベル補正処理部104は、黒レベル補正処理に使用する画素領域において最終画素を読み出すと、画素信号を積分し、その積分した結果の平均値と所望(所定)の黒レベルとの差分を取ることで、黒レベル補正値を算出する。なお、黒レベル補正値の導出に関しては、必ずしもこれに限定されず、センサ回路の構成に適した方法で補正値を導出すればよい。また、本実施形態において、黒レベル補正処理部104は、画素の偶数ライン及び画素の奇数ラインの両方に対して処理を行う。
符号105は、画像処理部である。画像処理部105は、A/D変換部102が出力する画素に対して処理を施し、さらに、処理後の画素値と補正値を後段に出力する。なお、本実施形態において、画像処理部0 105は画素の偶数ラインを処理し、また、画像処理部1 105は画素の奇数ラインを処理する。
符号106は、タイミング生成回路である。タイミング生成回路106は、外部から垂直同期信号(VD)と水平同期信号(HD)を受信する。VDは、1フレームの読み出し開始を指示する信号である。HDは、1ライン単位の読み出し開始を指示する信号である。タイミング生成回路106は、1ライン単位の処理の開始を示すトリガ信号を生成し、その生成したトリガ信号を、撮像素子101、A/D変換部102、バッファ103、黒レベル補正処理部104、画像処理部105に供給する。なお、本実施形態において、タイミング生成回路106は、VD、HDを受けて、そのVD、HDに基づいてトリガ信号を生成するが、1ライン単位の読み出し開始と1ライン単位の処理の開始が同じである場合、トリガ信号の代わりにHD信号を用いてもよい。
図2は、センサ回路が処理するセンサ領域を示す図である。センサ領域は、垂直オプティカルブラック画素領域(VOB)、水平オプティカルブラック画素領域(HOB)、有効画素領域の少なくとも3つの領域を有する。センサ領域全体の水平画素数は、図2においてH0+H1で示され、また、センサ領域全体の垂直画素数は、図2においてV0+V2で示される。
VOBは、有効画素領域の上側に位置する。VOBの水平画素数(図2のH0+H1)は、センサ領域と同じであり、また、VOBの垂直画素数(図2のV0)は、センサ領域の垂直画素数の約3%程度とすることが望ましい。
HOBは、有効画素領域の左側に位置する。HOBの水平画素数(図2のH0)は、センサ領域の水平画素数の2.5%程度とすることが望ましく、また、HOBの垂直画素数(図2のV2)は、有効画素領域と同じである。なお、HOBの水平画素数は、センサ領域の50%以下であればよい。但し、本実施形態において、センサ回路は、HOBをバッファ103に格納するが、バッファ回路の規模をより小さくするため、HOBの水平画素数を、補正値の生成に必要な最小値(具体的には、水平画素数の2.5%程度)とすることが望ましい。
ここで、図2において、VOBのうち、VW0及びVW1は、黒レベル補正処理部104が補正処理に使用する画素領域(以下、黒レベル補正処理ウィンドウとも称する)である。VW0及びVW1の水平画素数はVOB領域と同じであり、垂直画素数は1である。なお、VW0は、偶数ラインウィンドウ(即ち、偶数ラインの領域)であり、VW1は、奇数ラインウィンドウ(即ち、奇数ラインの領域)である。
また、図2において、HOBのうち、HW0及びHW1は、黒レベル補正処理ウィンドウである。HW0及びHW1の水平画素数はHOBと同じであり、垂直画素数は1である。なお、HW0は、偶数ラインウィンドウであり、HW1は、奇数ラインウィンドウである。
なお、本実施形態では、VOBが有効画素領域の上側に位置するものとして説明したが、必ずしもこれに限定されず、VOBは、有効画素領域の下側、又は、有効画素領域の上下両側に位置してもよい。加えて、VOBの水平画素数をセンサ領域と同じとして説明したが、必ずしもこれに限定されず、有効画素領域の水平画素数(図2のH1)以上であればよい。
また、HOBが有効画素領域の左側に位置するものとして説明したが、必ずしもこれに限定されず、HOBは、有効画素領域の右側、又は、有効画素領域の左右両側に位置してもよい。加えて、HOBの水平画素数をセンサ領域と同じとして説明したが、必ずしもこれに限定されず、有効画素領域の垂直画素数(図2のV2)以上であればよい。
以上、本実施形態に係るセンサ回路の構成及びセンサ領域について説明したが、次に、本実施形態に係るセンサ回路の理解を容易にするため、従来のセンサ回路の構成及びタイミングチャートについて説明する。
図5は、従来のセンサ回路の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態に係るセンサ回路のブロックと同様のブロックには、図1と同じ符号を付している。ここで、従来のセンサ回路においても、上述の実施形態1のセンサ回路と同様に、図2のセンサ領域の画素をライン順に読み出して、補正処理等を行う。この場合、従来のセンサ回路は、偶数ライン用のチャンネルと奇数ライン用のチャンネルの2チャンネルの読み出しラインを用いて、偶数ラインをユニット0で処理し、奇数ラインをユニット1で処理することで、並列に処理を実行する。
従来のセンサ回路と本実施形態に係るセンサ回路の差異は、従来のセンサ回路では、黒レベル補正処理部501がユニット0とユニット1の各々に1つずつ、合計で2チャンネルあるのに対して、本実施形態に係るセンサ回路では1チャンネルであることである。具体的には、従来のセンサ回路では、黒レベル補正処理部0 501は偶数ラインを処理し、黒レベル補正処理部1は奇数ラインを処理し、黒レベル補正処理部0 501及び1 501は、並列に処理を行う。また、従来のセンサ回路ではバッファを備えないのに対して、本実施形態に係るセンサ回路ではバッファを備える。
図6は、従来のセンサ回路のタイミングチャートである。図6において、信号VD、HDは、タイミング生成回路106に入力される信号である。トリガ信号は、タイミング生成回路106により生成されるトリガ信号である。走査領域は、A/D変換部102が読み出す画素の領域である。画素読み出し0は、A/D変換部0 102及び画像処理部0 105が処理する画素の領域である。画素読み出し1は、A/D変換部1 102及び画像処理部1 105が処理する画素の領域である。黒レベル補正処理0(偶数ライン処理)は、黒レベル補正処理部0 501の動作ステータスである。黒レベル補正処理1(奇数ライン処理)は、黒レベル補正処理部1 501の動作ステータスである。
以下、時刻t0からt3までのタイミングチャートについて説明する。時刻t0において、センサ回路は、先頭のラインの処理を開始する。図6のタイミングチャートの例では、先頭のラインはVOBである。VD、HDがアサートされると、センサ回路は1フレームの処理を開始する。タイミング生成回路106は、VD、HDを受けると、VD、HDに基づいてトリガ信号を生成し、各ブロックにトリガ信号を発信する。
センサ回路は、VOBに関して、偶数ライン及び奇数ラインを2つのユニットで並列に処理する。A/D変換部0 102及び画像処理部0 105はVOBの偶数ラインの処理を開始し、A/D変換部1 102及び画像処理部1 105はVOBの奇数ラインの処理を開始する。また、黒レベル補正処理部0 501はVOBの偶数ラインウィンドウの処理を開始し、黒レベル補正処理部1 501はVOBの奇数ラインウィンドウの処理を開始する。
時刻t1において、センサ回路は、次のラインの処理を開始する。図6のタイミングチャートの例では、次のラインはHOBと有効画素領域を含むラインである。タイミング生成回路106は、HDを受けると、各ブロックにトリガ信号を発信する。
センサ回路は、HOBと有効画素領域に関して、偶数ライン及び奇数ラインをライン毎に2つのユニットで並列に処理する。A/D変換部0 102及び画像処理部0 501はHOBの偶数ラインの処理を開始し、A/D変換部1 102及び画像処理部1 501はHOBの奇数ラインの処理を開始する。また、黒レベル補正処理部0 501はHOBの偶数ラインウィンドウの処理を開始し、黒レベル補正処理部1 501はHOBの奇数ラインウィンドウの処理を開始する。
時刻t2において、センサ回路は、HOB領域の走査を終了し、有効画素領域の走査を開始する。また、黒レベル補正処理部0 501及び1 501は、処理を停止する。なお、時刻t3以降は、1フレームが終了するまで、時刻t1から時刻t3までの処理を繰り返し実行する。
以上、従来のセンサ回路について説明したが、次に、図3(a)を用いて、本実施形態に係るセンサ回路のタイミングチャートについて説明する。なお、ここでは、図6と同様の内容については、その説明を省略する。
図3(a)において、上述の図6で説明した信号以外で、バッファは、バッファ103に格納する画素データであり、黒レベル補正処理(偶奇ライン処理)は、黒レベル補正処理部104の動作ステータスである。
以下、時刻t0からt4までのタイミングチャートについて説明する。時刻t0において、センサ回路は、先頭のラインの処理を開始する。図3(a)のタイミングチャートの例では、先頭のラインはVOBである。VD、HDがアサートされると、センサ回路が1フレームの処理を開始する。タイミング生成回路106は、VD、HDを受けると、VD、HDに基づいてトリガ信号を生成し、各ブロックにトリガ信号を発信する。
A/D変換部0 102及び画像処理部0 105はVOBの偶数ラインの処理を開始し、A/D変換部1 102及び画像処理部1 105はVOBの奇数ラインの処理を開始する。また、黒レベル補正処理部104は、VOBの偶数ラインウィンドウ及び奇数ラインウィンドウの処理を開始する。
なお、黒レベル補正処理部104は、時刻t0から時刻t1において、VOBの偶数ラインと奇数ラインを並列に処理するが、必ずしもこれに限定されず、先ず偶数ラインの処理を実行し、次に奇数ラインの処理を実行してもよい。この場合のタイミングチャートを図3(b)に示す。なお、偶数ラインと奇数ラインを順次処理する場合、A/D変換部102及び画像処理部105における処理においても同様に、先ず偶数ラインの処理を実行し、次に奇数ラインの処理を実行する。
図3(a)に戻り、時刻t1において、センサ回路は、次のラインの処理を開始する。図3(a)のタイミングチャートの例では、次のラインはHOBと有効画素領域を含むラインである。タイミング生成回路106は、HDを受けると、各ブロックにトリガ信号を発信する。
A/D変換部0 102及び画像処理部0 105はHOBの偶数ラインの処理を開始し、A/D変換部1 102及び画像処理部1 105はHOBの奇数ラインの処理を開始する。バッファ103は、A/D変換部1 102により読み出されたHOBの奇数ライン画素を格納する。黒レベル補正処理部104は、HOBの偶数ラインウィンドウの処理を開始する。
時刻t2において、走査領域がHOBから有効画素領域に切り替わる。A/D変換部0 102及び画像処理部0 105は有効画素領域の偶数ラインの処理を開始し、A/D変換部1 102及び画像処理部1 105は有効画素領域の奇数ラインの処理を開始する。また、黒レベル補正処理部104は、バッファ103により時刻t1から時刻t2までの期間に格納されたHOBの奇数ラインの画素を読み出し、HOBの奇数ラインウィンドウの処理を開始する。
時刻t3において、黒レベル補正処理部104は、HOBの奇数ラインの処理を終了させ、その後、処理を停止する。時刻t4以降は、1フレームが終了するまで、時刻t1から時刻t4までの処理を繰り返し実行する。
以上、本実施形態に係るセンサ回路のタイミングチャートについて説明したが、ここで、従来のセンサ回路のタイミングチャートとの差異について、2点説明する。差異の1点目は、本実施形態に係るセンサ回路が、走査領域に応じて、トリガ信号の期間を変更することである。具体的には、VOB領域ではトリガ信号を水平同期期間(以下、1HD期間と称する)の2倍にし、HOB及び有効画素領域では1倍に戻すことである。従来のセンサ回路は、黒レベル補正処理部を2つ備え、1HD期間でVOBの偶数ライン及び奇数ラインを並列処理するのに対して、本実施形態に係るセンサ回路は、黒レベル補正処理部を1つ備え、2HD期間でVOBの偶数ライン及び奇数ラインを処理する。
そのため、本実施形態に係るセンサ回路では、黒レベル補正処理部のスループットを上げるためにクロック周波数を上げる必要がないので、センサ回路の消費電力を低減することができる。なお、VOBの処理時間が従来のVOBの処理時間の2倍になるが、一般的に、VOBはセンサ領域全体に対して十分小さく、VD前後に挿入するIDLE期間(即ち、画素処理を実行しない期間)を考慮すると、VOBの処理遅延が1VDを超えることはない。
その他、実施形態1では、偶数ラインと奇数ラインのすべてのVOBのラインについて黒ラベル補正ウィンドウを設定しているが、偶数ラインのみに黒ラベル補正ウィンドウを設定し、奇数ラインの処理を省略してもよい。なお、この場合、有効画素領域の奇数ラインの処理には、偶数ラインウィンドウの処理結果を適用する。また、このように、奇数ラインの処理を省略し、偶数ラインウィンドウの処理結果を適用すると、補正精度は低下するが、トリガ信号を1HD期間の2倍にする必要がないため、遅延を発生させないようにすることができる。
補足として、逆に、奇数ラインのみに黒ラベル補正ウィンドウを設定し、偶数ラインの処理を省略してもよい。なお、この場合も、有効画素領域の偶数ラインの処理には、奇数ラインウィンドウの処理結果を適用する。
差異の2点目は、本実施形態に係るセンサ回路が、1つの黒レベル補正処理部を用いて、1HD期間で、HOBの偶数ライン及び奇数ラインの両方の処理を実行することである。本実施形態に係るセンサ回路では、HOBの奇数ラインをバッファに格納し、従来のセンサ回路において処理停止していた有効画素領域の走査期間に、HOBの奇数ラインの処理を実行する。そのため、従来のセンサ回路では2つの黒レベル補正処理部で実行していた処理を、1つの黒レベル補正処理部で実行することができ、回路規模を削減することができる。
なお、本実施形態に係るセンサ回路では、HOBの奇数ラインを一旦バッファに格納し、HOBの偶数ラインを処理した後に、HOBの奇数ラインを処理する。そのため、HOBの奇数ラインウィンドウに対する黒レベル補正処理の実行結果を、画像処理部における有効画素領域の奇数ラインの処理の開始時に間に合わせることができない。この場合、有効画素領域の奇数ラインの最初の画素の処理に、HOBの偶数ラインウィンドウの黒レベル補正処理の実行結果を用いるものとし、HOBの奇数ラインの黒レベル補正処理完了時に、補正値を更新する。
或いは、1フレーム前のHOBの奇数ラインの処理結果をバッファ103に保持しておき、現フレームのHOBの奇数ラインの処理に用いるようにしてもよい。また、HOBの奇数ラインの処理が終了するまで、有効画素領域の奇数ラインの処理を停止し、補正処理後、有効画素領域の奇数ラインの処理を再開してもよい。その他、有効画素領域の奇数ラインの処理に、1ライン前の補正結果(HOBの偶数ラインの補正処理の実行結果)を用いるようにしてもよい。
続いて、図4のフローチャートを用いて、本実施形態に係るセンサ回路における処理の手順について説明する。なお、フローチャートの説明における記号「S」は、ステップを表すものとする。
S401において、センサ回路は、外部からVDとHDを受信すると、1フレーム分の処理を開始する。S401以降において、センサ回路は、処理対象とする画素がセンサ領域のどの領域であるかに基づいて、処理を分岐する。具体的には、センサ回路は、VOBであるか否かを判定し(S402)、VOBではない場合に、HOB領域であるか否かを判定する(S407)。
先ず、処理対象とする画素がVOBである場合の処理(S402からS405までの処理)の手順について説明する。S402において、処理対象とする画素がVOBである場合(S402 Yes)、S403において、タイミング生成回路106が生成するトリガ信号のアサート間隔を1HD期間の2倍に設定する。
補足として、上述の図3(a)のトリガ信号のt0からt1までの期間が、アサート間隔を1HD期間の2倍にしたときのトリガ信号の間隔である。なお、トリガ信号は、1ラインの処理開始を示す信号であることから、トリガ信号間隔は、1ラインの処理にかかる期間として示される。
上述のように、従来のセンサ回路では、2つの黒レベル補正回路を用いて、1HD期間で、VOBの偶数ライン及び奇数ラインを並列に処理する。他方、本実施形態に係るセンサ回路では、2HD期間で、VOBの偶数ライン及び奇数ラインを並列に処理する。即ち、本実施形態に係るセンサ回路では、従来のセンサ回路と比較して、ユニット0、1の処理速度を半分にし、1つの黒レベル補正回路で処理を行う。
S404において、タイミング生成回路106は、トリガ信号を生成し、各ブロックに送信する。A/D変換部102は、トリガ信号を受信すると、撮像素子101から処理対象とする画素を読み出し、黒レベル補正処理部104及び画像処理部105に送信(出力)する。
S405において、黒レベル補正処部104は、2HD期間をかけて、VOBの偶数ライン及び奇数ラインを並列に処理する。以上、S402からS405までの処理で、処理対象とする画素がVOBである場合の処理の手順について説明したが、次に、処理対象とする画素がHOB及び有効画素領域である場合の処理(S407からS414までの処理)の手順について説明する。
S407において、処理対象とする画素がHOBである場合(S407 Yes)、S408において、タイミング生成回路106が生成するトリガ信号のアサート間隔を1HD期間の1倍に戻す(設定する)。本実施形態では、HOBの処理において、トリガ信号の間隔を1HD期間と同じにする。
補足として、上述の図3(a)のトリガ信号のt1からt4までの期間が、アサート間隔を1倍に戻したときのトリガ信号の間隔である。上述のように、従来のセンサ回路では、2つの黒レベル補正回路を用いて、1HD期間で、HOBの偶数ライン及び奇数ラインを並列に処理する。他方、本実施形態に係るセンサ回路では、1HD期間のうち、HOBの走査期間と有効画素領域の走査期間の一部を利用して、HOBの偶数ライン及び奇数ラインを並列に処理する。
S409において、タイミング生成回路106は、トリガ信号を生成し、各ブロックに送信する。A/D変換部102は、トリガ信号を受信すると、撮像素子101から処理対象とする画素を読み出し、黒レベル補正処理部104及び画像処理部105に送信(出力)する。また、このとき、センサ回路は、バッファ103にHOBの奇数ラインの画素を格納し(S410)、黒レベル補正処理部104にHOBの偶数ラインの画素を出力する。
S411において、黒レベル補正処理部104は、HOBの偶数ラインウィンドウを処理する。なお、ここでの処理は、上述の図3(a)の時刻t1から時刻t2までの処理に該当する。S412において、センサ回路は、HOBの走査が終了し、有効画素領域の走査を開始する。なお、ここでの時刻は、上述の図3(a)の時刻t2に該当する。
S413において、黒レベル補正処理部104は、バッファ103からHOBの奇数ラインの画素を読み出し、HOBの奇数ラインウィンドウを処理する。なお、ここでの処理は、上述の図3(a)の時刻t2から時刻t3までの処理に該当する。
S414において、黒レベル補正処理部104は、HOBの奇数ラインウィンドウの処理を終了し、処理(動作)を停止する。なお、ここでの時刻は、上述の図3(a)の時刻t3に該当する。以上、S407からS414までの処理が、処理対象とする画素がHOB及び有効画素領域である場合の処理の手順である。その後、S407において、1フレームの処理が完了しているか否かを判定し、完了していれば(S407 Yes)、図4に示される処理を終了する。
以上、説明したように、本実施形態に係るセンサ回路では、走査領域に応じて、トリガ信号の期間(時間間隔)を設定し、黒レベル補正処理部における制御を変更する。具体的には、VOBを処理する場合に、トリガ信号の期間(補正処理期間)を初期値(1HD期間)の2倍(2HD)に設定し、1つの黒レベル補正処理部でVOBの偶数ライン及び奇数ラインを処理する。その後、センサ回路は、HOBを処理する場合に、トリガ信号の期間を1HD期間に設定し、奇数ラインの画素をバッファに格納し、また、黒レベル補正処理部は、有効画素領域の走査時間の一部を利用して、HOBの偶数ライン及び奇数ラインを処理する。これにより、従来、2つの黒レベル補正処理部で実行していた補正処理を1つの黒レベル補正処理部で処理することが可能になり、回路規模を削減することができる。
(実施形態2)
上述の実施形態1では、読み出しラインが2チャンネルの構成について説明したが、本実施形態では、図7に示されるように、読み出しラインが4チャンネルの構成について説明する。
上述の実施形態1では、読み出しラインが2チャンネルの構成について説明したが、本実施形態では、図7に示されるように、読み出しラインが4チャンネルの構成について説明する。
図7は、センサ回路の構成を示すブロック図である。なお、図7において、上述のように、実施形態1と同一の構成については、同じ符号を付している。図7に示されるセンサ回路は、センサ領域の画素をライン順に読み出して、補正処理等を行う。
本実施形態に係るセンサ回路では、N+0番目(Nは、0以上の自然数)のラインをユニット0で、N+1番目のラインをユニット1で、N+2番目のラインをユニット2で、N+3番目のラインをユニット3で並列に処理する。N+4番目のライン以降も、同様に4ラインをユニット0、1、2、3で並列に処理する。
バッファ103は、A/D変換部1 102、A/D変換部2 102、A/D変換部3 102により出力されるHOB画素(N+1番目、N+2番目、N+3番目のHOB画素)を格納する。黒レベル補正処理部104は、4ラインを処理する。なお、センサ回路が処理するセンサ領域は、上述の実施形態1(図2)と同じである。
次に、図8を用いて、本実施形態に係るセンサ回路のタイミングチャートについて説明する。なお、ここでは、図6及び図3と同様の内容については、その説明を省略する。黒レベル補正処理(偶奇ライン処理)は、黒レベル補正処理部104の動作ステータスである。
以下、時刻t0からt6までのタイミングチャートについて説明する。時刻t0において、センサ回路は、先頭のラインの処理を開始する。図8のタイミングチャートの例では、先頭のラインはVOBである。VD、HDがアサートされると、センサ回路が1フレームの処理を開始する。
タイミング生成回路106は、VD、HDを受けると、VOBの処理時において、トリガ信号の間隔を1HD期間の4倍(4HD期間)に設定し、各ブロックにトリガ信号を発信する。A/D変換部0 102及び画像処理部0 105は、VOBのN+0番目ラインの処理を開始する。A/D変換部1 102及び画像処理部1 105は、VOBのN+1番目ラインの処理を開始する。A/D変換部2 102及び画像処理部2 105は、VOBのN+2番目ラインの処理を開始する。A/D変換部3 102及び画像処理部3 105は、VOBのN+3番目ラインの処理を開始する。また、黒レベル補正処理部104は、VOBのN+0番目、N+1番目、N+2番目、N+3番目のラインウィンドウの処理を開始する。
時刻t1において、センサ回路は、次のラインの処理を開始する。図8のタイミングチャートの例では、次のラインはHOB及び有効画素領域である。タイミング生成回路106は、HDを受けると、HOB及び有効画素領域の処理時において、トリガ信号の間隔を1HD期間の1倍に設定し、各ブロックにトリガ信号を発信する。
A/D変換部0 102及び画像処理部0 105は、HOBのN+0番目ラインの処理を開始する。A/D変換部1 102及び画像処理部1 105は、HOBのN+1番目ラインの処理を開始する。A/D変換部2 102及び画像処理部2 105は、HOBのN+2番目ラインの処理を開始する。A/D変換部3 102及び画像処理部3 105は、HOBのN+3番目ラインの処理を開始する。
バッファ103は、A/D変換部1 102より出力されるHOBのN+1番目ラインの画素、A/D変換部2 102より出力されるHOBのN+2番目ラインの画素、A/D変換部3 102より出力されるHOBのN+3番目ラインの画素を格納する。また、黒レベル補正処理部104は、VOBのN+0番目のラインウィンドウの処理を開始する。
時刻t2において、走査領域がHOBから有効画素領域に切り替わる。A/D変換部0 102及び画像処理部0 105は、有効画素領域のN+0番目ラインの処理を開始し、A/D変換部1 102及び画像処理部1 105は、有効画素領域のN+1番目ラインの処理を開始する。併せて、A/D変換部2 102及び画像処理部2 105は、有効画素領域のN+2番目ラインの処理を開始し、A/D変換部3 102及び画像処理部3 105は、有効画素領域のN+3番目ラインの処理を開始する。また、黒レベル補正処理部104は、バッファ103により時刻t1から時刻t2までの期間に格納したHOBのN+1番目ラインの画素を読み出し、HOBのN+1番目ラインウィンドウの処理を開始する。
時刻t3において、黒レベル補正処理部104は、バッファ103が時刻t1から時刻t2までの期間に格納したHOBのN+2番目ラインの画素を読み出し、HOBのN+2番目ラインウィンドウの処理を開始する。時刻t4において、黒レベル補正処理部104は、バッファ103が時刻t1から時刻t2までの期間に格納したHOBのN+3番目ラインの画素を読み出し、HOBのN+3番目ラインウィンドウの処理を開始する。
時刻t5において、黒レベル補正処理部104は、HOBのN+3番目ラインの処理を終了させ、その後、処理を停止する。時刻t6以降は、1フレームが終了するまで、時刻t1から時刻t6までの処理を繰り返し実行する。
以上、説明したように、本実施形態に係るセンサ回路では、走査領域に応じて、トリガ信号の期間(時間間隔)を設定し、黒レベル補正処理部における制御を変更する。具体的には、センサ回路は、VOBを処理する場合に、トリガ信号の期間を初期値の複数倍に設定し(ここでは、4倍(4HD期間)に設定し)、1つの黒レベル補正処理部でVOBのN+0、N+1、N+2、N+3番目ラインを処理する。また、センサ回路は、HOBを処理する場合に、トリガ信号の期間を1HD期間に設定する。センサ回路は、N+1、N+2、N+3番目ラインの画素をバッファに格納し、また、黒レベル補正処理部は、有効画素領域の走査期間の一部を利用して、HOBのN+0、N+1、N+2、N+3番目ラインを処理する。これにより、従来、複数の黒レベル補正処理部で実行していた補正処理を1つの黒レベル補正処理部で処理することが可能になり、回路規模を削減することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 撮像素子
102 A/D変換部
103 バッファ
104 黒レベル補正処理部
105 画像処理部
106 タイミング生成回路
102 A/D変換部
103 バッファ
104 黒レベル補正処理部
105 画像処理部
106 タイミング生成回路
Claims (9)
- センサ領域の画素をライン順に走査するセンサ回路であって、
前記センサ領域は、黒レベルを補正するためのオプティカルブラック画素又は有効画素を含む、複数の領域を備え、
前記複数の領域は、
1ラインが、前記オプティカルブラック画素で構成される第1の領域と、
1ラインに、前記オプティカルブラック画素と前記有効画素が含まれる場合の、前記オプティカルブラック画素で構成される第2の領域と、
1ラインに、前記オプティカルブラック画素と前記有効画素が含まれる場合の、前記有効画素で構成される第3の領域と
を有し、
前記第1の領域と第2の領域のオプティカルブラック画素を用いて、前記センサ領域の画素を読み出すチャンネルの数に応じたライン毎に黒レベルを補正する補正処理手段を備え、
前記第1の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの黒レベルの補正処理期間を、前記第2の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの黒レベルの補正処理期間よりも長く設定し、
前記補正処理手段は、前記第3の領域の有効画素が走査されている期間に、前記第2の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの一部のラインの黒レベルの補正処理を行うことを特徴とするセンサ回路。 - 前記第2の領域のオプティカルブラック画素の一部を格納するバッファをさらに備え、
前記補正処理手段は、前記第2の領域のオプティカルブラック画素を用いて黒レベルを補正するときに、前記バッファに格納されたオプティカルブラック画素の一部を参照して黒レベルを補正することを特徴とする請求項1に記載のセンサ回路。 - 前記第1の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの黒レベルの補正処理期間は、前記チャンネルの数に応じて、水平同期期間を複数倍して設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ回路。
- 前記補正処理手段は、前記第2の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの黒レベルを、前記水平同期期間に処理することを特徴とする請求項3に記載のセンサ回路。
- 前記補正処理手段は、前記第1の領域の黒レベルの補正処理において、前記チャンネルの数が2つである場合に、前記第1の領域のうち、偶数ラインを処理し、奇数ラインに前記偶数ラインの処理結果を適用することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のセンサ回路。
- 前記補正処理手段は、前記第1の領域の黒レベルの補正処理において、前記チャンネルの数が2つである場合に、前記第1の領域のうち、奇数ラインを処理し、偶数ラインに前記奇数ラインの処理結果を適用することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のセンサ回路。
- 前記補正処理手段は、画素信号を積分し、当該積分した結果の平均値と所定の黒レベルとの差分を取ることで、黒レベル補正値を導出することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のセンサ回路。
- 前記第2の領域の水平画素数は、前記黒レベル補正値を導出する上で必要とされる、より小さい画素数で設定されることを特徴とする請求項7に記載のセンサ回路。
- センサ領域の画素をライン順に走査するセンサ回路の制御方法であって、
前記センサ領域は、黒レベルを補正するためのオプティカルブラック画素又は有効画素を含む、複数の領域を備え、
前記複数の領域は、
1ラインが、前記オプティカルブラック画素で構成される第1の領域と、
1ラインに、前記オプティカルブラック画素と前記有効画素が含まれる場合の、前記オプティカルブラック画素で構成される第2の領域と、
1ラインに、前記オプティカルブラック画素と前記有効画素が含まれる場合の、前記有効画素で構成される第3の領域と
を有し、
前記第1の領域のオプティカルブラック画素を用いて、前記センサ領域の画素を読み出すチャンネルの数に応じたライン毎に黒レベルを補正する第1の補正処理ステップと
前記第2の領域のオプティカルブラック画素を用いて、前記チャンネルの数に応じたライン毎に黒レベルを補正する第2の補正処理ステップと
を含み、
前記第1の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの黒レベルの補正処理期間を、前記第2の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの黒レベルの補正処理期間よりも長く設定し、
前記第2の補正処理ステップにおいて、前記第3の領域の有効画素が走査されている期間に、前記第2の領域における、前記チャンネルの数に応じたラインの一部のラインの黒レベルの補正処理を行うことを特徴とするセンサ回路の制御方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019201448A JP2021077950A (ja) | 2019-11-06 | 2019-11-06 | センサ回路、及びセンサ回路の制御方法 |
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