JP2005094680A - 画像形成装置、その制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高生産性と高画質性を両立させ得る画像読取装置、その制御方法を提供する。
【解決手段】 原稿の種別(カラー原稿/白黒原稿)を判別するセンサをドキュメントフィーダに設け、プリスキャンを行うことなく、画像読取動作を開始する前に原稿の種別を判別し、その判別結果に応じて画像読取速度を切換える。
【選択図】 図2
【解決手段】 原稿の種別(カラー原稿/白黒原稿)を判別するセンサをドキュメントフィーダに設け、プリスキャンを行うことなく、画像読取動作を開始する前に原稿の種別を判別し、その判別結果に応じて画像読取速度を切換える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、原稿上の画像を読取る画像読取装置、その制御方法に関し、特に生産性の向上技術に関する。
近年、画像読取装置は、画像読取専用機(イメージスキャナ)として利用されるだけでなく、デジタル複写機、ファクシミリ装置、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ送受信機能等を有する複合機等に搭載され、各種の形態で利用されている。
例えば、複合機でプリント動作中に読取った原稿画像(画像信号)、或いは単独の動作として読取った原稿画像(画像信号)をネットワーク上のパーソナルコンピュータに送信する、或いはファクシミリ送信するといったように、複合機をネットワークスキャナとして利用することが可能になっている。
このように画像読取装置をネットワークスキャナとして利用する利用形態は、近年、益々需要が高まってきている。
すなわち、画像読取装置をネットワークスキャナとして利用することにより、例えば、各部署に散在していた古い紙の文書を当該部署の画像読取装置で迅速に電子化し、この電子化された文書を各部署の画像読取装置から所定のコンピュータに送信させて集中管理させることができるようになる。この集中管理により、文書の保存スペースを非常に狭くすることができる、文書の散逸を防止できる、保存文書を迅速に取り出せる等のメリットが生まれるため、画像読取装置による文書の電子化の需要は、今後も増大していくことが予想される。
このように、文書の電子化の需要が増大するのに伴って、画像読取装置に対して、高生産性と高画質性が求められている。画像読取装置の高生産性と高画質性を両立させる方法として、プリスキャンによって原稿の種別を判別し、その判別結果に応じて、白黒原稿(2値画像)であれば高速に、カラー原稿(多値画像)であれば低速に読取る構成が提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。
また、従来の画像読取装置は、例えば、文字モード、写真モード等の画像処理モードを設定すると、読取りに係る画像データに対して設定に係るモードの画像処理だけを施して、複写機や複合機内の画像制御部等に伝送していた(特許文献3参照)。
特開平08−251355号公報
特開平07−273952号公報
特開2001−24897号公報
上記のように、原稿の種別に応じて読取り速度を変更することは、画像読取装置の高生産性と高画質性を両立させるために有効である。
しかし、プリスキャンは余分な読取り動作であり、逆に生産性を低下させてしまう可能性がある。また、画像読取り動作が増えるため、装置の耐久時間が短くなる虞がある。
また、従来は、読取りに係る画像データに対して設定に係るモードの画像処理だけを施して複写機や複合機内の画像制御部等に伝送しているので、モードを変更したい場合には、再度、原稿画像を読取る必要があった。
なお、画像読取装置から伝送されてきた画像データを後で利用するために保存しておく所謂、ボックス機能を使用した場合にも、モードを変更する場合には、再度、原稿画像を読取る必要があり、生産効率が悪かった。
この理由は、ボックス機能では、画像データは圧縮されて保存されるので、この圧縮データを用いたとしても画像品質を維持したまま別のモードに係る画像処理を行うのは難しいからである。また、或るモードに係る画像処理が施された画像データに基づいて別のモードに係る画像処理を行うためには、当該画像処理が施された画像データを元の画像データに戻した後に別の画像処理を施す必要があり、処理が煩雑になると共に、画像品質を維持したまま別の画像処理を行うのは難しいからである。
そこで、本発明は、高生産性と高画質性を両立させ得る画像読取装置、その制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置は、原稿画像を複数の読取速度で読取可能な画像読取手段と、前記原稿を前記画像読取手段の読取位置に給送するための原稿給送装置と、前記原稿給送装置に前記画像読取手段とは別に設けられ前記画像読取手段による画像読取り動作の開始前に原稿の種別を判別する判別手段と、前記原稿給送装置を用いて前記原稿を移動しながら前記原稿画像を読み取る場合には、前記判別手段での判別結果に応じて、少なくとも前記画像読取手段による前記原稿画像の読取速度を変更し、前記原稿給送装置により前記原稿を移動させずに前記原稿画像を読取る場合には、原稿の種別に拘わらず、少なくとも前記画像読取手段による前記原稿画像の読取速度を所定速度に設定する制御手段と、を有している。
また、本発明に係る画像読取装置は、原稿画像を読取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読取られた画像データに対して、それぞれ異なる画像処理モードに係る画像処理を施す複数の画像処理手段と、設定に係る画像処理モードの如何に拘わらず、前記複数の画像処理手段により各画像処理を実行させる制御手段と、前記複数の画像処理手段によりそれぞれ異なる画像処理が施された複数の画像データを同時に出力する出力手段と、を有している。
また、本発明は、原稿画像を複数の読取速度で読取可能な画像読取手段と、前記原稿を前記画像読取手段の読取位置に給送するための原稿給送装置と、前記原稿給送装置に前記画像読取手段とは別に設けられ原稿の種別を判別する判別手段とを有する画像読取装置の制御方法において、前記判別手段により前記画像読取手段による画像読取り動作の開始前に原稿の種別を判別し、前記原稿給送装置を用いて前記原稿を移動しながら前記原稿画像を読み取る場合には、前記判別手段での判別結果に応じて、少なくとも前記画像読取手段による前記原稿画像の読取速度を変更し、前記原稿給送装置により前記原稿を移動させずに前記原稿画像を読取る場合には、原稿の種別に拘わらず、少なくとも前記画像読取手段による前記原稿画像の読取速度を所定速度に設定するように構成されている。
また、本発明は、原稿画像を読取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読取られた画像データに対して、それぞれ異なる画像処理モードに係る画像処理を施す複数の画像処理手段とを有する画像読取装置の制御方法であって、設定に係る画像処理モードの如何に拘わらず、前記複数の画像処理手段により各画像処理を実行させ、それぞれ異なる画像処理が施された複数の画像データを同時に出力するように構成されている。
本発明によれば、高生産性と高画質性を両立させ得る画像読取装置、その制御方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る画像読取装置を含む画像形成システムのシステム構成図である。
図1は、本発明に係る画像読取装置を含む画像形成システムのシステム構成図である。
本画像形成システムは、ドキュメントフィーダ2000を着脱可能な画像読取装置1000と、画像形成装置4000と、操作部6000を有し、画像形成装置4000には、システム制御と画像処理を行うコントローラ5000が組み込まれている。
画像形成装置4000は、カラー画像及び白黒画像を形成することができ、カラー画像は15cpm(4秒)、白黒画像は60cpm(1秒)の速度で形成することができる。
また、画像形成装置4000にはシステム電源が搭載され、画像読取装置1000には電源ケーブル4001を介してDC電源が供給され、ドキュメントフィーダ2000には画像読取装置1000を介してDC電源が供給される。
また、画像読取装置1000を制御する制御信号や、画像読取装置1000から出力されるビデオ信号及びビデオクロック信号は、信号ケーブル4002を介してコントローラ5000に入出力される。
コントローラ5000は、画像読取装置1000、画像形成装置4000、操作部6000を集中的に制御すると共に、ネットワークプリント処理、ファクシミリ送受信処理、ネットワークスキャン処理といったネットワークアプリケーション機能に係る処理も制御する。
なお、画像読取装置1000もカラー画像及び白黒画像を読取ることができる。また、操作部6000は、ユーザからの指示を入力するものである。
図2は、画像読取装置1000とドキュメントフィーダ2000の構成を示す断面図である。
まず、ドキュメントフィーダ2000を説明する。原稿2001は、原稿トレイ2002上に載置され、幅方向規制板2003によって幅方向の規制を受けることにより、原稿給送時の搬送安定性が確保される。
1002は第2の画像読取センサであり、原稿2001の種別判定のために用いられる。この第2の画像読取センサ1002は、エリアセンサで構成され、図2中の一点鎖線で示される領域を読取ることが出来るように光学系(図示省略)が配置されている。
原稿トレイ2002の上部には、給紙ローラ2004が設けられている。この給紙ローラ2004は、分離搬送ローラ2005の回転駆動に連動して回転し、原稿2001を給紙するものである。分離パッド2006は、分離搬送ローラ2005に対向する位置に配置され、分離搬送ローラ2005に圧力を加えている。
この分離パッド2006は、分離搬送ローラ2005より摩擦が若干少ないゴム材料などで形成され、給紙ローラ2004にて順次給紙される複数の原稿2001を1枚単位で分離し、分離搬送ローラ2005で1枚ずつ給紙するためのものである。
レジストローラ2007、レジスト従動ローラ2008は、1枚ずつ給紙されてくる原稿2001の先端を揃えるレジスト部として機能し、静止したレジストローラ対2007,2008のニップ部に向けて原稿2001の先端を突き当てて原稿2001にループを生じさることにより、先端を揃えるものである。
先端が揃えられた原稿2001は、リードローラ2009、リード従動ローラ2010により流し読みガラス3020に向けて搬送され、さらにリード排出ローラ2011、リード排出従動ローラ2012により搬送される。3021は原稿2001をすくい上げてリード排出ローラ2011、リード排出従動ローラ2012の方向へ導くためのジャンプ台である。
画像読取り後の原稿2001は、排紙ローラ2013により排紙トレイ2014に排出される。ただし、両面読取り時には、排紙ローラ2013にて原稿2001を排出せずに、スイッチバックして上方の紙パスに案内してレジストローラ対2007,2008に向けて搬送する。原稿2001は、レジストローラ対2007,2008に到達した後、上記のようにリードローラ2009、リード従動ローラ2010により流し読みガラス3020に向けて搬送され、裏面の画像が読取られる。
また、ドキュメントフィーダ2000は、カラー原稿搬送速度FAと、白黒原稿搬送速度FBを持ち、その速度切換制御は、CPU150(図5参照)によって行われる。両速度は、FA<FBの関係で設定されている。
次に、画像読取装置1000を説明する。画像読取装置1000の光学系としては、縮小光学系が採用されている。すなわち、原稿照明ランプ3004で原稿に光を照射した際の原稿からの反射光(光学像)は、第1ミラー3005、第2ミラー3006、第3ミラー3007、及び光学レンズ3010を介して縮小してCCD3011に結像される。
ドキュメントフィーダ2000を用いずに、原稿を固定して読取る場合は、原稿画像の光走査(副走査)は、光学モータ3012によって第1ミラー台3008、第2ミラー台3009を矢印A又はB方向に2:1のスピードで駆動することで行われる。一方、ドキュメントフィーダ2000を用いて流し読みを行う場合は、第1ミラー台3008は、光学モータ3012により流し読みガラス3020の下に移動され、その位置に固定される。
また、ドキュメントフィーダ2000を用いずに、原稿を固定して読取る場合は、原稿は、原稿ガラス3001に載置され、原稿圧板(図示省略)によって押圧される。
原稿照明ランプ3004としては、外部電極方式のキセノン管が用いられている。また、原稿には、原稿照明ランプ3004からの光が直接照射されるだけでなく、反射笠3013、3014で反射された光も照射される。
基準白板3002は、CCD3011により電子化された原稿画像(画像信号)に対してシェーディング補正を行うための基準信号を得るために用いられ、温度、湿度などの環境条件や時間経過によって色味が変動しない材料が一般的に用いられる。
次に、第2の読取センサ1002による原稿(すなわち、原稿画像)の種別判定方法について説明する。
図3に示したように、第2の読取センサ1002は、14×8×3色(R,G,B)画素の有効領域を持つエリアセンサで構成され、原稿トレイ2002と原稿2001を含む領域を読取ることができる。
図3の細線で分割された領域は、第2の読取センサ1002の原稿種別判定用の最小領域を示している。この原稿種別判定用の最小領域は、複数の画素で構成され、必要に応じて適宜設定される。本実施形態では、最小領域はR,G,B各1画素の集合である。各最小領域は、図3の左上を0座標とし、各座標のR、G、B出力は、それぞれ、R(x、y)、G(x、y)、B(x、y)で表される。
図3に示した領域Aは、原稿トレイ2002上の濃度レベルが管理された領域であり、この領域Aの読取りレベルがRw、Gw、Bwとなった場合に、白紙でのホワイトバランスが維持される。
第2の読取センサ1002のホワイトバランス調整は、図5に示した判定回路153とAD変換器152で行われる。判定回路153では、領域Aの読取りレベルR(2,2)、G(2,2)、B(2,2)とRw、Gw、Bwの差分値が原稿毎に求められ、それら差分値がAD変換器152のアナログ増幅器にフィードバックされてアナログ増幅率が変更されることにより、第2読取センサ1002のホワイトバランス調整が実行される。
第2の読取センサ1002の読取光源は、システムが設置される場所の環境光であるため、ホワイトバランス補正は常時行われ、必要に応じてフィードバックループには適切なスケーリング部や、フリッカ補正フィルタが挿入される。
第2の読取センサ1002は、CPU150によって駆動され、第2の読取センサ1002のR,G,Bの各出力は、AD変換器152によってデジタル信号に変換され、判定回路153により、領域毎にR―G、G―Bの色差信号の絶対値CA、CBが求められ、さらに両者の最大値が判定信号Sとして求められる。
数式1は、その演算式を表す。
(数1)
CA(x、y)=|R−G|
CB(x、y)=|G−B|
S(x、y)=max(CA、CB)
次に、原稿毎に上記の判定信号S(x、y)のヒストグラムデータが作成され、判定レベルとの比較結果に基づいて原稿の種別が判定される。
(数1)
CA(x、y)=|R−G|
CB(x、y)=|G−B|
S(x、y)=max(CA、CB)
次に、原稿毎に上記の判定信号S(x、y)のヒストグラムデータが作成され、判定レベルとの比較結果に基づいて原稿の種別が判定される。
図4は、原稿種別の判定処理例を示す図である。
図4において(A)は白黒原稿例を示し、(a)は(A)の白黒原稿を第2の読取センサ1002で読取った場合の上述の判定信号S(x、y)のヒストグラムを示している。
(A)の白黒原稿は全面においてR,G,Bのレベルがほぼ等価になるため、各領域の色差信号CA、CBは、ほぼ0近傍の値となり、色差信号の最大値である判定信号Sも、ほぼ0近傍にプロットされる。
ヒストグラムデータに対しては色差判定レベルCTと、頻度判定レベルHTが設けられ、色差判定レベルCTを越える判定信号Sの出現頻度が頻度判定レベルHTを越えた場合に、カラー原稿と判定される。
(a)のヒストグラムでは、全ての判定信号Sが色差判定レベルCT以下であるため、白黒原稿と判定される。
(B)はカラー原稿例を示し、白地に緑の四角と、赤い丸が書き込まれている。(b)は(B)のカラー原稿を第2の読取センサ1002で読取った場合の上述の判定信号S(x、y)のヒストグラムを示している。
(B)のカラー原稿(B)では、色差信号は緑の四角と赤い丸の部分で色差判定レベルCTを越えた判定信号Sを持ち、色差判定レベルCTを越えた判定信号Sの頻度も頻度判定レベルHTを越えるため、カラー原稿と判断される。
次に、画像読取装置1000の画像読取処理、及び画像処理について説明する。図5は、画像読取装置1000の回路ブロック図である。
画像読取装置1000は、読取りモードとして、ドキュメントフィーダ2000を用いた流し読みモードと、原稿ガラス3001上に原稿を固定して読取る圧板モードを持つ。また、画像読取装置1000は、原稿読取速度として、カラー原稿読取速度RAと白黒原稿読取速度RBを持ち、原稿種別に応じて原稿読取速度を切換えている。本実施形態では、白黒原稿読取速度RBがカラー原稿読取速度RAの3倍の速度に設定されている。
CCD3011は、それぞれR,G,Bのフィルタで覆われた3本のリニアCCDで構成され、図2に示した光学レンズ3010を介して画像光が入射される。すなわち、CCD3011は、縮小光学系を構成しており、その長手方向の幅が原稿の主走査方向の幅に比べて非常に小さくなっている。
R,G,Bの各リニアCCDの出力信号(画像信号)は、AD変換器101でアナログ信号のレベルが調整された後にデジタル信号に変換され、FIFO102により、ライン補正処理等が行われる。
すなわち、CCD3011は、R,G,Bの各リニアCCDがそれぞれ2ライン間隔で配置されており、圧板モードではR,G,Bの順に露光されるため、Rの画像信号に対しては4ライン分、Gの画像信号に対しては2ライン分の遅延処理が行われることにより、RとGの画像信号の位相がBの画像信号の位相に合わせられて、R,G,Bの画像信号の位相が揃えられる。
一方、流し読みモードでは、原稿2001と第1ミラー台3008(すなわち、CCD3011)との相対移動方向が圧板モードと逆になるため、B,G,Rの順に露光される。従って,FIFO102によるライン補正処理は、Bの画像信号に対しては4ライン分、Gの画像信号に対しては2ライン分の遅延処理が行われることにより、BとGの画像信号の位相がRの画像信号の位相に合わせられて、R,G,Bの画像信号の位相が揃えられる。
また、流し読みモード時の読取画像は、圧板モード時の読取画像に対して主走査方向に鏡像画像となってしまうため、FIFO102は、ライン補正処理と共に、流し読みで得られた上記鏡像画像を逆の鏡像画像に変換する鏡像処理を行う。
ライン補正処理後のR、G,Bの画像信号は、それぞれシェーディング補正回路104a,104b,104cに入力される。シェーディング補正回路104a,104b,104cは、CCD3011の感度ムラや、ランプ3004の配光、光学系による配光劣化を補正するものであり、シェーディング補正用の補正係数としては、基準白板3002を読取った画像信号をフラットな配光に対応する画像信号に補正した際の補正係数が使用される。
シェーディング補正は画素単位で行われ、シェーディング補正処理がなされたR,G,Bの画像信号は、それぞれシェーディング補正回路104a,104b,104cに接続されたメモリ105a、105b、105cに保持される。
なお、シェーディング補正回路104bには、メモリ105bの他にメモリ105dも接続され、このメモリ105dには、シェーディング補正後の後述の輝度信号Yが格納される。メモリ105bとメモリ105dの切換えは、スイッチ130で行われる。
ND生成部131は、ライン補正したR,G,Bの画像信号から輝度信号Yを生成するもので、輝度信号Yは、次式によって算出される。
(数2)
Y=0.3R+0.6G+0.1B
スイッチ132は、Gの画像信号と輝度信号Yを切換えるスイッチである。
(数2)
Y=0.3R+0.6G+0.1B
スイッチ132は、Gの画像信号と輝度信号Yを切換えるスイッチである。
シェーディング補正後の画像信号は、セレクタ133により、次の信号マッピングとクロックレート変換が行われる。
すなわち、セレクタ133には、シェーディング補正後の各色の画像信号R<7:0>、G<7:0>、B<7:0>と、タイミング生成部107から出力される主走査同期信号Hsyncと、副走査同期信号Vsyncと、画像処理クロック信号IPCLKが入力され、セレクタ133は、ビデオ信号V<23:0>、レート変換された主走査同期信号DHsync、副走査同期信号DVsync、画像処理クロック信号DCLKを出力する。
図6は、セレクタ133の信号マッピング動作を示すタイミングチャートである。
図6において、(A)はカラー読取り時の信号マッピング動作を示すタイミングチャートであり、入力された画像信号R<7:0>、G<7:0>、B<7:0>は、それぞれV<7:0>、V<15:8>、V<23:16>信号ラインに割当てられて出力される。なお、カラー読取り時には、クロックレートの変換は行われず、画像処理クロック信号IPCLKと画像処理クロック信号DCLKは同相である。
また、図6の(B)は白黒読取り時の信号マッピングを示し、G<7:0>信号ラインから入力された輝度信号YがV<23:16>、V<15:8>、V<7:0>信号ラインに点順次で分配されて出力される。
白黒読取速度RBは、カラー読取速度RAの3倍であり、3系統の出力ラインに点順次分配されることから、画像処理クロック信号DCLKは、画像処理クロック信号IPCLKの1/3のレートに変換され、結局、カラー読取り時と等しい出力速度になる。
トランスミッタ134は、セレクタ133の出力信号を高速シリアル信号に変換するものであり、NS(ナショナルセミコンダクタ)製のDS90CR285等が用いられる。
次に、クロック信号の構成について説明する。
CCD3011は、タイミング生成部107によって駆動される。本実施形態では、カラー読取り時は7.5MHz、白黒読取り時には3倍の22.5MHzでCCD3011を駆動している。
タイミング生成部107には、クロック信号CLKHP,CLKHN,TGCLK,VCLKで構成される2種類のクロックセット1,2と、クロック信号IPCLKが供給される。
また、スイッチ114には、クロックセット1,2、が入力され、両者の選択はCPU150が行っている。そして、タイミング生成部107に供給するクロックセット1,2をスイッチ114で切換えることによって、CCD3011の駆動速度を切換えている。
クロックセット1は、カラー読取り時に選択されるクロックセットであり、7.5MHzの水晶発振器111と、8逓倍制御回路を含むPLL回路109によって生成される。
PLL回路109では、8逓倍クロック信号となる60MHzクロック信号からデューティ保証された30MHz正相クロック信号、30MHz逆相クロック信号、15MHzクロック信号、7.5MHzクロック信号の4種類のクロック信号が生成される。
スイッチ114によってクロックセット1が選択された場合、上記クロック信号CLKHPには30MHz正相クロック信号、クロック信号CLKHNには30MHz逆相クロック信号、クロック信号VCLKには15MHzクロック信号、クロック信号TGCLKには7.5MHzクロック信号が割当てられる。
クロックセット2は、白黒読取り時に選択されるクロックセットであり、22.5MHzの水晶発振器135と8逓倍制御回路を含むPLL回路110によって生成される。
PLL回路110では、8逓倍クロック信号となる180MHzクロック信号からデューティ保証された90MHz正相クロック信号、90MHz逆相クロック信号、45MHzクロック信号、22.5MHzクロック信号の4種類のクロック信号が生成される。
スイッチ114によってクロックセット2が選択された場合、上記クロック信号CLKHPには90MHz正相クロック信号、クロック信号CLKHNには90MHz逆相クロック信号、クロック信号VCLKには45MHzクロック信号、クロック信号TGCLKには22.5MHzクロック信号が割当てられる。
クロック信号IPCLKには、スイッチ119により選択されたクロック信号VCLK,EXCLKの何れかが割当てられる。クロック信号EXCLKは、クロック信号VCLKよりも低い周波数に設定され、必要に応じて周波数拡散処理が施されるが、周波数拡散処理は必ずしも行う必要はない。
同期停止部112は、同期停止回路112は反転バッファ112a、D型フリップフロップ112b(以下DFFと称する)、ANDゲート112cで構成される。この同期停止部112は、白黒/カラー読取速度切換えの際、タイミング生成部107へのクロック信号IPCLKの供給を必要に応じて停止/再開することにより、クロック信号切換時のグリッジの発生を防止するためのものである。
図7は、同期停止回路112の動作タイミングを示している。図7において、停止フラグは、反転バッファ112aから出力される反転クロックでラッチされ、DFF112bより出力される。ANDゲート112cの2つの入力には、入力クロック信号(クロック信号VCLK又はEXCLK)とDFF112bでラッチされた停止フラグが入力される。このANDゲート112cの出力は、停止フラグのラッチによりDFF112bの出力信号がLowとなる区間でLowとなり、ANDゲート112からタイミング生成部107への入力クロック信号の供給が停止される。
なお、DFF112bの出力信号は、図7に示したように、入力クロック信号がLowとなる区間に変化点を持つため、ANDゲート112c出力にはグリッジが発生しない構成となる。
CPU150は、画像読取装置1000とドキュメントフィーダ2000を制御するものである。原稿種別判定回路151は、第2の読取センサ1002とAD変換器152と判定回路153から構成され、その動作は前述した通りである。
CPU150には、原稿載置センサ154と、圧板開閉センサ155が接続され、それぞれのセンサ出力に応じて第2の読取センサ1002を用いた原稿の種別判定や、読取速度の切換え等を行う。また、CPU150は、上記のスイッチ114,119,130,132の切換制御も行う。
次に、画像形成装置4000内のコントローラ5000の画像処理系について、図8を用いて説明する。
信号ケーブル4002を介して画像読取装置1000から入力されたビデオ信号は、レシーバ3420でRin、Gin、Bin信号に変換される。レシーバ3420は、図5のトランスミッタ134と対を成すもので、NS製のDS90CR286等が用いられる。
デコーダ3401は、読取速度によって異なる信号マッピングで送信された画像信号を後段の画像処理回路に合わせた所定の信号マッピングに変換するものである。デコーダ3401では、画像信号のマッピングと共にクロックレートの変換も合わせて行われる。
図9は、デコーダ3401の信号マッピングとクロックレート変換を示すタイミングチャートである。
図9の(A)に示したように、カラー読取り時のRin、Gin、Binの入力ラインからの入力信号は、Ra、Ga、Ba出力ラインに振分けられて出力される。この場合、クロックレートの変換は行われない。
また、図9の(B)に示したように、白黒読取り時には、Rin、Gin、Binの入力ラインに分散して割当てられていた点順次輝度信号Yは、1つに纏められて、Ra、Ga、Baの各出力ラインから共通に出力される。
この場合、出力用のクロックは入力用のクロックの3倍のレートに変換される。換言すれば、デコーダ3401は、白黒読取り時には、カラー読取り時の3倍のクロックが出力される。
なお、デコーダ3401から出力された画像信号は、実際には、図示省略した画像メモリに一時記憶される。この場合、デコーダ3401は、上記のように、白黒読取り時には、カラー読取り時の3倍のクロックが出力されるので、画像メモリに画像信号を記録する場合にも、白黒読取り時にはカラー読取り時の3倍の速度で記録されることとなる。また、白黒時にはデコーダー3401以降は全て3倍の速度で動作する。
デコーダ3401からの出力信号は、色空間補正回路3403と像域分離回路3402に入力される。
像域分離回路3402は、画像領域と文字領域を判別するフラグ信号Z1を出力するものであり、参照信号をR,G,B信号もしくはR,G,B合成信号から選択が可能である。また、R,G,B合成信号を参照する場合には、合成比も設定可能である。
色空間補正回路3403は、画像読取装置1000で読取られたR、G、B信号を標準色空間にマッピングするものであり、カラー読取り時にのみ使用され、白黒読取り時にはスルー制御される。
LCC変換回路3404は、RGB空間をLab空間に変換する回路であり、彩度検出回路3405は、色差信号Ca、Cbから画像信号の彩度を検出し、彩度信号sを出力するものである。
フィルタ回路3406は、輝度信号Lに対してフィルタ処理を行う回路であり、像域分離回路3402から出力されるフラグ信号Z1によって、フィルタ係数の切換えが行われる。具体的には、フィルタ回路3406では、文字はより鮮鋭に、画像はより高階調或いはモアレを除去するなどの処理が行われる。
強調量補正回路3407は、彩度信号sに応じて輝度の補正を行う回路であり、強調量補正回路3407で輝度補正された信号Ly、Cay、Cbyは、LCC逆変換回路3408でRGB空間に再変換される。
無彩色判定回路3409は、画像信号が無彩色か有彩色かを判別する無彩色フラグ信号Z2を出力するものである。無彩色フラグ信号Z2は、無彩色部の場合は「0」、有彩色部の場合は「1」とする2値信号である。この無彩色フラグ信号Z2は、カウンタ3410で信号値「0」と「1」が個別にカウントされ、そのカウント結果よって、カラー原稿、白黒原稿の何れであるかが判別される。
以上説明した構成において、本画像形成システムは次のように動作する。
先ず、図示しないシステム電源スイッチがユーザによりONされることにより、システム電源が投入される。この電源投入により、画像形成装置4000から画像読取装置1000にDC電源が給電され、更に画像読取装置1000からドキュメントフィーダ2000にDC電源が給電され、画像形成装置4000、画像読取装置1000、ドキュメントフィーダ2000は、それぞれ起動処理を開始する。
画像読取装置1000は、第1ミラー台3008を基準白板3002の下に移動してランプ3004を点灯し、基準白板3002の画像を読取り、この基準白板3002の画像に基づいてAD変換器101のアナログ増幅レベルの調整を行う。この調整は、カラー読取速度、白黒読取速度の両方について行われ、それぞれの調整値はバックアップされ、読取速度の選択に連動してAD変換器101に設定される。
ドキュメントフィーダ2000では、第2の読取センサ1002のホワイトバランス調整が開始される。すなわち、前述したように、原稿トレイ2002上の領域Aを読取り、その読取画像の信号レベルがそれぞれRw、Gw、Bwに等しくなるようにAD変換器152のアナログ増幅レベルの調整が行われる。
ドキュメントフィーダ2000は、ホワイトバランスが収束した時点で起動完了となる。
次に、ドキュメントフィーダ2000の原稿トレイ2002に原稿2001が載置される。原稿2001の載置によって原稿載置センサ154がONし、そのON信号をトリガーとして、CPU150は、原稿種別判定回路151からの原稿種別情報の入手を開始する。
原稿種別判定回路151は、第2の読取センサ1002の出力信号を前述した手順で解析し、原稿種別判定を繰り返す。この原稿種別判定は、100ms程度の周期で繰り返され、その判定結果である原稿種別情報は、判定回路153内のレジスタに順次蓄積される。
CPU150は、適宜、判定回路153内のレジスタから原稿種別情報を入手し、その原稿種別情報に基づいてキュメントフィーダ2000の原稿搬送速度を設定すると共に、コントローラ5000に1枚目の原稿の種別を通知する。
コントローラ5000は、通知された原稿の種別に基づいて、画像形成装置4000の画像形成前処理を開始する。この前処理には、デコーダ3401で使用するクロックのレート変換が含まれる。
次に、ユーザからの指示によって、画像読取りが開始される。すなわち、CPU150は、第1ミラー台3008は基準白板3002の下に移動してシェーディング補正係数算出用の画像サンプリング動作を行う。
この画像サンプリング動作は、先ずカラー読取速度によって行われ、次にスイッチ114がクロックセット2選択側に切換えられ、白黒読取速度での上記画像サンプリング動作が行われる。白黒読取速度での画像サンプリング動作時には、ND合成回路131から出力される輝度信号Yに係るシェーディング補正係数だけが算出され、R,G,B信号に係るシェーディング補正係数は算出されない。
カラー読取速度での画像サンプリング動作により算出されたR,G,B信号に係るシェーディング補正係数は、それぞれメモリ105c、メモリ105b、メモリ105aに格納され、白黒読取速度での画像サンプリング動作により算出された輝度信号Yに係るシェーディング補正係数は、メモリ105dに格納される。
CPU150は、シェーディング補正係数を算出した後、1枚目の原稿の種別に対応した画像読取速度を画像読取装置1000に設定すると共に、流し読みガラス3020の下に第1ミラー台3008を移動し、原稿給送待機状態となる。なお、画像読取装置1000に対する原稿の種別に対応した画像読取速度の設定は、クロックセット切換用のスイッチ114、メモリ切換用のスイッチ130、及びG信号/輝度信号Yを切換えるためのスイッチ132を切換制御することにより行う。
ドキュメントフィーダ2000は、設定された原稿搬送速度で、1枚目の原稿を流し読みガラス3020に搬送する。この原稿搬送により、画像読取装置1000により、原稿画像が読取られる。また、ドキュメントフィーダ2000の給紙部では、第2の読取センサ1002による原稿種別判定が継続して行われる。
1枚目の原稿給紙が完了した時点で、ドキュメントフィーダ2000は、CPU150に対して給紙完了を通知する。CPU150は、給紙完了が通知されると、2枚目の原稿の種別情報を入手し、その2枚目の原稿の種別情報に応じてドキュメントフィーダ2000に2枚目の原稿の搬送速度を指示する。
また、CPU150は、画像読取装置1000に対しては、1枚目の原稿の画像を読取った後に、2枚目の原稿の種別に応じて、クロックセット切換用のスイッチ114、メモリ切換用のスイッチ130、G信号/輝度信号Yを切換えるためのスイッチ132、及びセレクタ133の設定を切換える。
さらに、CPU150は、画像形成装置4000のコントローラ5000に2枚目の原稿の種別情報を送信する。コントローラ5000は、2枚目の原稿の種別情報に応じてデコーダ3401の設定を切換える。
3枚目以降の原稿についても同様の動作が繰り返され、原稿毎に読取速度が変更される。従って、白黒原稿とカラー原稿が混合している原稿束に対しても、原稿単位で適切な速度で原稿画像を読取ることが可能となる。
画像形成装置4000においては、カラー原稿→白黒原稿の順番で読取りが行われた場合、カラー画像の形成時間が白黒画像の形成時間よりも長いため、読取られた画像データ(画像信号)は、図示しない画像メモリに一旦保管され、画像形成装置の状態に応じて順次読み出され画像形成が行われる。
圧板モードについては、次のように画像読取りが行われる。
本実施形態では、原稿種別を判定するためのセンサ(第2の画像読取センサ1002)をドキュメントフィーダ2000に設けており、ドキュメントフィーダ2000を使用しない圧板モードでは原稿種別を判定できないので、CPU150は、圧板モード時には、画像処理装置1000の読取速度をカラー原稿用の読取速度RAに固定する。これにより、原稿画像の読取りは原稿種別に拘わらず常にカラー原稿の読取速度RAで行われ、読取りに係る画像信号がコントローラ5000に伝送される。
同時に、CPU150は、コントローラ5000に圧板モードであることを通知する。コントローラ5000は、圧板モードであることを認識すると、無彩色判定回路3409を有効に設定する。
コントローラ5000は、画像読取装置1000から伝送されてきた画像信号を、図示しない画像メモリにカラー画像信号として記録すると共に、カウンタ3410のカウント結果に基づいて原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判別する。
その判別の結果、カラー原稿であれば、コントローラ5000は、画像メモリに記録されている画像信号をカラー信号として読出して、カラー画像形成に係る画像形成制御を行う。一方、白黒原稿であれば、画像メモリから読出した画像信号に対してND処理を行って、白黒画像形成に係る画像形成制御を行う。
以上説明したように、第1の実施形態では、プリスキャンを行うことなく、画像読取動作を開始する前に(原稿載置と同時に)原稿の種別(カラー原稿/白黒原稿)を判別し、その判別結果に応じて画像読取速度を切換えることにより、高生産性と高画質性を両立させている。
また、原稿毎に原稿種別に応じた読取速度で原稿画像を読取っているので、カラー原稿と白黒原稿が混合されている場合にも高生産性と高画質性を両立させている。また、画像読取速度を切換える際のグリッジの発生を防止することも可能である。
さらに、圧板モード時には画像読取速度を固定し、画像形成装置側で原稿種別を判別して原稿種別に応じた画像形成動作を行っているので、圧板モード時にも流し読みモード時と同様に高生産性を実現することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態を説明する。なお、第2の実施形態のシステム構成は、図1に示した第1の実施形態と同様である。
次に、第2の実施形態を説明する。なお、第2の実施形態のシステム構成は、図1に示した第1の実施形態と同様である。
図10は、第2の実施形態に係る画像読取装置1000の概略構成を示す断面図であり、本画像読取装置1000は、第1の実施形態と同様に、画像読取装置1000に対して着脱自在に構成されたドキュメントフィーダ2000を有している。
なお、ドキュメントフィーダ2000の機械的な構成は、図2に示した第1の実施形態と全く同様であるが、説明の便宜上、同一の構成要素に対して異なる名称、符号を付している。また、画像読取装置1000の機械的な構成は、図2に示した第1の実施形態と異なっている。
ドキュメントフィーダ2000は、給紙トレイ205にセットされた原稿を搬送ローラ203,204によって、画像読取装置1000の流し読みガラス122に搬送して回収する。この際、原稿はドキュメントフィーダ2000に取付けられたプラテンローラ201と画像読取装置1000の流し読みガラス122との間を通過し、その通過過程で画像読取装置1000により光学的に走査されて原稿画像が読取られる。
なお、ドキュメントフィーダ2000は、原稿種別センサ212を有している。この原稿種別センサ212は、第1の実施形態における原稿種別判定回路151と同様に構成され同様に機能する。
画像読取装置1000は、密着光学系としてのコンタクトイメージセンサ1100を有している。このコンタクトイメージセンサ1100は、図11に示したように、原稿面にR,G,Bの光をそれぞれ照射する2本のランプ1110、リニアCCD或いはCMOS等のリニアイメージセンサ1130(図12参照)、ランプ1110にて照射された光に対応する原稿からの反射光をリニアイメージセンサ1130に導くためのロッドレンズアレイ1120が、ケーシング1140内に一体に収納された構成となっている。このケーシング1140は、プーリ1260、及びモータ1250により、図11の矢印方向(副走査方向)に移動可能となっている。
図12は、コンタクトイメージセンサ1100の近傍の構成を示す図である。ドキュメントフィーダ2000は、プラテンローラ201の原稿搬送方向の上流側に、白色のシート部材210を備えている。この白色シート部材210は、コンタクトイメージセンサ1100により読み取られる原稿画像の輝度低下を軽減するために流し読みガラス122と略平行に配置されている。
図13は、第2の実施形態に係る画像読取装置1000の制御系の概略構成を示すブロック図である。
画像読取装置1000は、スキャナコントローラ404を有している。このスキャナコントローラ404は、ROM405に格納された制御プログラムをROM406が実行することにより、画像読取装置1000とドキュメントフィーダ2000の動作を全体的に制御するものである。
スキャナコントローラ404には、A/D変換器401を介してコンタクトイメージセンサ1100が接続され、エンコーダ402を介してモータ1250が接続されている。また、スキャナコントローラ404には、ランプ1110、バックアップRAM403、ポジションセンサ124が接続されている。
モータ1250は、コンタクトイメージセンサ1100を副走査方向に駆動する。エンコーダ402は、スキャナコントローラ404からの指令に基づいて、モータ1250を駆動するための駆動信号を生成する。バックアップRAM403は、例えば、ユーザ毎の所定期間(1ケ月等)の原稿画像の読取枚数を累計する等のために利用される。ポジションセンサ124は、コンタクトイメージセンサ1100をホームポジションに位置決めするために利用される。
また、スキャナコントローラ404には、原稿を搬送するプラテンローラ201、給紙ローラ202、搬送ローラ203,204を駆動するためのモータ407も接続されている。
図14は、画像制御部601の構成を示すブロック図であり、本画像制御部601は、図1に示した画像形成装置4000のコントローラ5000に内蔵されている。
画像制御部601は、画像読取装置1000、画像形成部(プリンタエンジン)603、及びLAN614と接続され、画像データやデバイス情報の入出力を行っている。
CPU604は、システム全体を制御する。RAM605は、CPU604が動作するためのシステムワークメモリとして利用され、読取りに係る画像データや補正後の画像データを一時記憶するための画像メモリとしても利用される。ROM608は、ブートROMとして機能し、システムのブートプログラムが格納されている。HDD609は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェア、画像データ等を格納する。
操作部I/F606は、図1に示した操作部6000とのインタフェース部であり、操作部6000の表示部にUI画面を表示し、そのUI画面に係る操作情報をCPU604に伝達する役割を担っている。ネットワークI/F607は、LAN614を介して画像データ等を入出力する。なお、後述する文字モード、写真モード、文字/写真モード等の画像処理モードは、操作部6000の表示部に表示されるUI画面を介して設定することができる。
イメージバスI/F610は、システムバス615と画像データを高速で転送する画像バス616を接続し、データの構造を変換するパスブリッジである。画像バス616は、PCIバスなどの高速バスで構成される。
デバイスI/F611は、画像入出力デバイスである画像読取装置1000や画像形成部603を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。プリンタ画像処理部612は、画像形成部603で印刷するのに適した画像データにすべく、例えば解像度変換等を行う。
スキャナ画像処理部613は、画像読取装置1000から入力された画像データをプリンタ(画像形成部4000)で画像形成するのに適した画像データにすべく、例えば、ライン間補正、文字判定等を行う。
図15は、スキャナコントローラ404の画像処理系の構成を示すブロック図である。
図15において、コンタクトイメージセンサ1100は、原稿からの反射光(画像光)を光電変換し、アナログの画像信号として出力する。A/D変換器401は、コンタクトイメージセンサ1100から出力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。シェーディング補正回路503は、A/D変換器401から出力されたデジタルの画像信号に対してシェーディング補正を行い、このシェーディング補正後の画像信号を読取りに係る画像データ(多値データ)として、セレクタ回路504に出力する。
セレクタ回路504は、原稿種別センサ212の出力が白黒原稿を示していれば、白黒用画像処理回路505に画像データを出力し、原稿種別センサ212の出力がカラー原稿を示していれば、カラー用画像処理回路506に画像データを出力する。
白黒用画像処理回路505は、入力された画像データに対して所定の複数の画像処理を行い、2値化した後に、セレクタ回路507に出力する。カラー用画像処理回路506は、入力された画像データに対して所定の画像処理を行った後、多値データのままセレクタ回路507に出力する。
セレクタ回路507は、原稿種別センサ212の出力が白黒原稿を示していれば、白黒用画像処理回路505から入力された画像データをI/F回路508に出力し、原稿種別センサ212の出力がカラー原稿を示していれば、カラー用画像処理回路506から入力された画像データをI/F回路508に出力する。そして、画像データは、I/F回路508から画像制御部600のデバイスI/F回路611に伝送される。
図16は、白黒用画像処理回路505の構成を示すブロック図である。図16に示したように、白黒用画像処理回路505は、例えば、文字再現を優先する文字モード用の画像処理回路505A、写真(絵柄)再現を優先する写真モード用の画像処理回路505B、標準の再現を行う文字/写真モード用の画像処理回路505Nを有している。
白黒用画像処理回路505は、これら画像処理回路505A,505B,…505Nを用いて複数の画像処理を同時に行い、これら各画像処理が施された画像データを同時に出力する。
画像処理回路505Aは、文字モード用のフィルタ処理部、文字モード用のガンマ補正部を備えている。文字モード用のフィルタ処理部では、文字をシャープにしたり、モアレの発生を防止したりするための空間フィルタ処理を行う。また、文字モード用のガンマ補正部では、文字モード用のガンマテーブルを用いてガンマ補正を行う。
画像処理回路505Bは、写真モード用のフィルタ処理部、写真モード用のガンマ補正部を備えている。写真モード用のフィルタ処理部では、写真をシャープにしたり、モアレの発生を防止したりするための空間フィルタ処理を行う。また、写真モード用のガンマ補正部では、写真モード用のガンマテーブルを用いてガンマ補正を行う。
画像処理回路505Nは、文字/写真モード用のフィルタ処理部、文字/写真モード用のガンマ補正部を備えている。文字/写真モード用のフィルタ処理部では、文字/写真をシャープにしたり、モアレの発生を防止したりするための空間フィルタ処理を行う。また、文字/写真モード用のガンマ補正部では、文字/写真モード用のガンマテーブルを用いてガンマ補正を行う。
これら画像処理回路505A,505B,…505Nは、設定された画像処理モードの如何に拘わらず、それぞれ、入力された画像データに対して上記の画像処理を同時に行い、その画像処理後の画像データを2値化して、セレクタ507に1度に出力する。すなわち、1度の原稿読取りで、複数の画像処理モードに係る画像データを生成し、セレクタ507に1度に伝送する。
図17,18は、I/F回路508の詳細を示したブロック図であり、図17は2値化された白黒の画像データを画像制御部601に伝送する場合、図18はカラーの多値の画像データを画像制御部601に伝送する場合を示している。
I/F回路508は、24本の入出力信号線を有しており、R,G,Bの各256階調の画像データを並列に入出力することができる。
従って、I/F回路508は、図17に示したように、2値化された白黒の画像データを最大24枚分(24原稿分)同時に画像制御部601に伝送することができる。これは、画像処理回路505A,505B,…505Nで処理された複数の画像処理パターン(モード)に係る白黒の画像データ(2値データ)を、同時に画像制御部601に伝送可能であることを意味する。
また、I/F回路508は、図18に示したように、カラー原稿1枚分のR,G,Bの画像データ(256階調の多値データ)を画像制御部601に同時に伝送することができる。
次に、画像読取装置1000から入力された白黒の2値画像データを印刷する場合の画像制御部601の処理を、図14を参照しながら説明する。
画像読取装置1000から同時に伝送された複数の画像処理モードに係る白黒の2値画像データは、デバイスT/F611、イメージバス616、イメージバスI/F610、及びシステムバス615を介して、HDD609に格納される。すなわち、HDD609は、所謂、ボックス機能を実現するために利用される。
そして、操作部6000の操作によりユーザが選択した画像処理モードに係る白黒の2値画像データをHDD609から読出し、プリンタ画像処理612にて所定の処理を行って、画像形成部603に伝送する。
なお、画像形成部603から出力された印刷結果が、所望の印刷結果でなかった場合は、ユーザは、操作部6000の操作により別の画像処理モードを選択する。この場合、画像制御部601は、新たに選択された画像処理モードに係る白黒の2値画像データをHDD609から読出し、プリンタ画像処理612にて所定の処理を行って、画像形成部603に伝送する。
すなわち、画像読取装置1000で再スキャンを行うことなく、別の画像処理モードに係る画像データを印刷することができる。
[第3の実施形態]
図19は、画像読取装置1000で原稿の表裏両面の白黒画像を順次読取る場合の画像処理、及び画像制御部601への出力を説明するための図である。
図19は、画像読取装置1000で原稿の表裏両面の白黒画像を順次読取る場合の画像処理、及び画像制御部601への出力を説明するための図である。
図19に示したように、まず、原稿の表面の白黒画像がコンタクトイメージセンサ1100により読取られる。その読取りに係る表面の白黒の画像データは、A/D変換器401によりA/D変換され、シェーディング補正回路503によりシェーディング補正が施されて白黒用画像処理回路505に入力される。
白黒用画像処理回路505では、シェーディング補正に係る表面の白黒の画像データに対して、画像処理回路505A,505B,…505Nによりそれぞれ異なる画像処理が施された後に2値化される。そして、画像処理回路505A,505B,505Nで処理された複数の画像処理モードに係る表面の白黒の画像データ(2値データ)が、I/F回路508を介して同時に画像制御部601に伝送される。
次に、原稿の裏面の白黒画像がコンタクトイメージセンサ1100により読取られる。その読取りに係る裏面の白黒の画像データは、A/D変換器401によりA/D変換され、シェーディング補正回路503によりシェーディング補正が施されて白黒用画像処理回路505に入力される。
白黒用画像処理回路505では、シェーディング補正に係る裏面の白黒の画像データに対して、画像処理回路505A,505B,…505Nによりそれぞれ異なる画像処理が施された後に2値化される。そして、画像処理回路505A,505B,…505Nで処理された複数の画像処理モードに係る裏面の白黒の画像データ(2値データ)が、I/F回路508を介して同時に画像制御部601に伝送される。
すなわち、1つのインタフェース回路を用いて、表面の複数の画像処理モードに係る白黒の画像データ(2値データ)を同時に画像制御部601に伝送すると共に、裏面の複数の画像処理モードに係る白黒の画像データ(2値データ)を同時に画像制御部601に伝送することができる。
[第4の実施形態]
図20は、画像読取装置1000で原稿の表裏両面の白黒画像を同時に読取る場合の画像処理、及び画像制御部601への出力を説明するための図である。
図20は、画像読取装置1000で原稿の表裏両面の白黒画像を同時に読取る場合の画像処理、及び画像制御部601への出力を説明するための図である。
なお、原稿の表裏両面の白黒画像を同時に読取る場合の画像読取装置1000の機械的な構成は図示省略したが、この場合は、画像読取装置1000は、表裏両面用に2組のコンタクトイメージセンサ1100、A/D変換器401、シェーディング補正回路503、画像処理回路505(505A,505B,…505N)等を有しており、図20では、添え字a,bにより表裏に係るデバイスを区別している。
図20に示したように、まず、原稿の表裏両面の白黒画像がコンタクトイメージセンサ1100a,1100bにより同時に読取られる。その読取りに係る表裏両面の白黒の画像データは、A/D変換器401a,401bにより個別にA/D変換され、シェーディング補正回路503a,503bにより個別にシェーディング補正が施されて、それぞれ白黒用画像処理回路505a,505bに入力される。
白黒用画像処理回路505a,505bでは、それぞれ入力されたシェーディング補正に係る白黒の画像データに対して、画像処理回路(505Aa,505Ab)、(505Ba,505Bb)、…(505Na,505Nb)によりそれぞれ異なる画像処理が施された後に2値化される。そして、これら画像処理回路で処理された表裏両面の各複数の画像処理モードに係る白黒の画像データ(2値データ)が、I/F回路508を介して同時に画像制御部601に伝送される。
すなわち、表面の複数の画像処理モードに係る白黒の画像データ(2値データ)と、裏面の複数の画像処理モードに係る白黒の画像データ(2値データ)とを、1つのインタフェース回路から同時に画像制御部601に伝送することができる。
以上説明したように、第2〜4の実施形態では、白黒原稿の場合は、設定されている画像処理モードの如何に拘わらず、複数の画像処理モードに係る画像処理を行い、それら画像処理モードに係る画像処理が施された複数の画像データを同時に画像形成装置に伝送して保存させているので、画像処理モードを変更する場合でも、再度、原稿画像を読取ることなく、変更に係る画像処理モードで処理された画像データを迅速に印刷したり、LAN等を介してパーソナルコンピュータ等に迅速に送信したりすることができ、高生産性と高画質性とを両立することが可能となる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されることなく、例えば、複写機や複合機に搭載された画像読取装置だけでなく、画像読取専用機に適用することも可能である。
また、第2〜4の実施形態においては、原稿種別を判定するためのセンサ等を設けることなく、原稿種別をユーザが設定することも可能である。
さらに、第2〜4の実施形態において、セレクタ回路やI/F回路等の信号線を増大することにより、カラー画像についても白黒画像と同様に、複数の画像処理モードに係る画像処理を一斉に行って同時に出力することも可能である。
150…CPU
151…原稿種別判定回路
212…原稿種別センサ
400…スキャナコントローラ
406…CPU
405…ROM
505…白黒用画像処理回路
505A,505Aa、505Ab…画像処理回路(文字モード用)
505B,505Ba、505Bb…画像処理回路(写真モード用)
505N,505Na、505Nb…画像処理回路(文字/写真モード用)
507…セレクタ回路
508…I/F回路
1000…画像読取装置
1002…第2の画像読取センサ(原稿種別判定用)
1100…コンタクトイメージセンサ
2000…ドキュメントフィーダ
2001…原稿
3011…CCD(原稿画像読取用)
4000…画像形成装置
5000…コントローラ
6000…操作部
151…原稿種別判定回路
212…原稿種別センサ
400…スキャナコントローラ
406…CPU
405…ROM
505…白黒用画像処理回路
505A,505Aa、505Ab…画像処理回路(文字モード用)
505B,505Ba、505Bb…画像処理回路(写真モード用)
505N,505Na、505Nb…画像処理回路(文字/写真モード用)
507…セレクタ回路
508…I/F回路
1000…画像読取装置
1002…第2の画像読取センサ(原稿種別判定用)
1100…コンタクトイメージセンサ
2000…ドキュメントフィーダ
2001…原稿
3011…CCD(原稿画像読取用)
4000…画像形成装置
5000…コントローラ
6000…操作部
Claims (13)
- 原稿画像を複数の読取速度で読取可能な画像読取手段と、
前記原稿を前記画像読取手段の読取位置に給送するための原稿給送装置と、
前記原稿給送装置に前記画像読取手段とは別に設けられ前記画像読取手段による画像読取り動作の開始前に原稿の種別を判別する判別手段と、
前記原稿給送装置を用いて前記原稿を移動しながら前記原稿画像を読み取る場合には、前記判別手段での判別結果に応じて、少なくとも前記画像読取手段による前記原稿画像の読取速度を変更し、前記原稿給送装置により前記原稿を移動させずに前記原稿画像を読取る場合には、原稿の種別に拘わらず、少なくとも前記画像読取手段による前記原稿画像の読取速度を所定速度に設定する制御手段と、
を有することを特徴とする画像読取装置。 - 前記判別手段は画像読取センサを含み、前記画像読取センサは、エリアセンサにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記原稿給送装置を用いて前記原稿を移動しながら前記原稿画像を読み取る場合に、前記制御手段は、前記判別手段での判別結果に応じて、前記画像読取手段による前記原稿画像の読取速度を変更すると共に、前記原稿給送装置による前記原稿の給送速度を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
- 前記判別手段は、原稿毎に種別を判別し、前記制御手段は、原稿毎に少なくとも前記画像読取手段による前記原稿画像の読取速度を変更することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像読取装置。
- 前記画像読取装置は、画像形成装置に接続され、前記画像読取手段により読取られた画像データを前記判別手段の判別結果に拠らず一定の速度で前記画像形成装置に伝送する伝送手段を有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像読取装置。
- 原稿画像を読取る画像読取手段と、
前記画像読取手段により読取られた画像データに対して、それぞれ異なる画像処理モードに係る画像処理を施す複数の画像処理手段と、
設定に係る画像処理モードの如何に拘わらず、前記複数の画像処理手段により各画像処理を実行させる制御手段と、
前記複数の画像処理手段によりそれぞれ異なる画像処理が施された複数の画像データを同時に出力する出力手段と、
を有することを特徴とする画像読取装置。 - 前記原稿画像が白黒画像であるか、或いはカラー画像であるかを判別する判別手段を有し、前記複数の画像処理手段は、前記判別手段により判別された白黒画像に係る画像データに対してそれぞれ画像処理を施した後に2値化し、前記出力手段は、2値化された複数の画像データを同時に出力することを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
- 前記画像読取装置は、画像形成装置に接続され、前記出力手段は、前記複数の画像データを前記画像形成装置に同時に出力することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像読取装置。
- 前記画像形成装置は、前記出力手段により出力された前記複数の画像データを保存する保存手段を有することを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の画像読取装置。
- 前記出力手段は、前記画像読取手段により原稿の表裏両面の画像が順次読取られた場合、前記複数の画像処理手段により異なる画像処理が施された表面に係る複数の画像データを同時に出力するインタフェース部を用いて、裏面に係る複数の画像データを同時に出力することを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載の画像読取装置。
- 原稿の表裏両面用に2組の前記画像読取手段と前記複数の画像処理手段とを有し、前記制御手段は、表面用の前記画像読取手段と裏面用の前記画像読取手段により原稿の表裏両面の画像が同時に読取られた場合に、
設定に係る画像処理モードの如何に拘わらず、表裏両面用の前記複数の画像処理手段により各画像処理を実行させ、前記出力手段は、表裏両面用の前記複数の画像処理手段によりそれぞれ異なる画像処理が施された表裏両面に係る複数の画像データを1つのインタフェース部を用いて同時に出力することを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載の画像読取装置。 - 原稿画像を複数の読取速度で読取可能な画像読取手段と、前記原稿を前記画像読取手段の読取位置に給送するための原稿給送装置と、前記原稿給送装置に前記画像読取手段とは別に設けられ原稿の種別を判別する判別手段とを有する画像読取装置の制御方法において、
前記判別手段により前記画像読取手段による画像読取り動作の開始前に原稿の種別を判別し、
前記原稿給送装置を用いて前記原稿を移動しながら前記原稿画像を読み取る場合には、前記判別手段での判別結果に応じて、少なくとも前記画像読取手段による前記原稿画像の読取速度を変更し、前記原稿給送装置により前記原稿を移動させずに前記原稿画像を読取る場合には、原稿の種別に拘わらず、少なくとも前記画像読取手段による前記原稿画像の読取速度を所定速度に設定することを特徴とする画像読取装置の制御方法。 - 原稿画像を読取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読取られた画像データに対して、それぞれ異なる画像処理モードに係る画像処理を施す複数の画像処理手段とを有する画像読取装置の制御方法であって、
設定に係る画像処理モードの如何に拘わらず、前記複数の画像処理手段により各画像処理を実行させ、それぞれ異なる画像処理が施された複数の画像データを同時に出力することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003328706A JP2005094680A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 画像形成装置、その制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003328706A JP2005094680A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 画像形成装置、その制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005094680A true JP2005094680A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34458195
Family Applications (1)
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JP2003328706A Withdrawn JP2005094680A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 画像形成装置、その制御方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005094680A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008294824A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Canon Inc | 画像読取装置、制御方法、及びプログラム |
-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003328706A patent/JP2005094680A/ja not_active Withdrawn
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