JPH09311506A - 液体現像剤及びその製造方法 - Google Patents

液体現像剤及びその製造方法

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JPH09311506A
JPH09311506A JP8123164A JP12316496A JPH09311506A JP H09311506 A JPH09311506 A JP H09311506A JP 8123164 A JP8123164 A JP 8123164A JP 12316496 A JP12316496 A JP 12316496A JP H09311506 A JPH09311506 A JP H09311506A
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Japan
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toner particles
polymer
aqueous medium
liquid developer
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JP8123164A
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Yasuhiro Shibai
康博 芝井
Takeshi Imamura
毅 今村
Naoya Yabuuchi
尚哉 藪内
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー粒子を媒体中に分散させた液体現像剤
において、体積抵抗値を大きく低下させることなく、ト
ナー粒子の帯電電荷量を増加させることができ、これに
よって高い画像濃度及び良好な解像度を得ることができ
る液体現像剤を得る。 【解決手段】 トナー粒子と、トナー粒子を分散させた
非水媒体と、トナー粒子の表面近傍に存在し非水媒体に
対する膨潤度が0.5g以上であり、かつトナー粒子に
電荷を付与するため酸性基及び塩基性基のうちのいずれ
か一方の極性基を少なくとも有する電荷付与ポリマーと
を含むことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
等において静電潜像を現像するため用いられる液体現像
剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスにおいて、静電潜像を
現像する方式としては、大別して乾式現像法と湿式現像
法とがある。乾式現像法は、静電潜像の上に、着色剤の
粉末を散布し付着させるものであり、取扱い性及びトナ
ーの保存性に優れるという長所を有している。しかしな
がら、近年、ビデオプリンタ等の用途においては、解像
度の高い高品位画像が要望されており、このような高い
解像度を得るためには、現像剤の粒子径をより細かくす
る必要がある。しかしながら、乾式現像法では、粒子径
を細かくするに連れて、トナー間の凝集、帯電量分布の
拡がり、クリーニング性の不良などの問題が発生した。
【0003】湿式現像法は、着色剤としての染料または
顔料を絶縁性の媒体中に分散させた液体現像剤を使用し
ており、乾式現像法より小さな粒子径のトナーを用いる
ことができる。従って、高い解像度と階調度を得ること
が可能である。
【0004】このような液体現像剤としては、石油系炭
化水素のような、体積抵抗率が10 9 Ωcm以上の高い
絶縁性を有し、かつ誘電率が3.5以下の媒体中に、カ
ーボンブラック、フタロシアニン等の着色剤と、この着
色剤と一体化した、あるいは別体の現像後の画像を定着
させるためのトナー粒子と、これらの粒子を分散安定化
するための分散安定剤等を含有したものが一般的であ
る。
【0005】このような液体現像剤では、電場を印加す
ることによりトナー粒子に十分な電荷を生じさせること
が必要である。このような電荷を付与する方法として、
エチレン/メタクリル酸共重合体のような極性基を有す
る重合体を用いてトナー粒子を製造する方法が知られて
いる。
【0006】しかしながら、このようなエチレン/メタ
クリル酸共重合体から得られるトナー粒子では、媒体中
での解離が十分ではなく、結果として電荷量が低いた
め、高い画像濃度を得ることができなかった。
【0007】トナー粒子の電荷量を高める方法として、
媒体に溶解する電荷ディレクタを添加する方法が知られ
ている。このような電荷ディレクタとしては、種々の化
合物が知られており、陰イオン性グリセリド、レシチ
ン、金属石鹸、ベーシックバリウムペトロネート(商品
名)などが知られている。さらに、ヒドロキシカルボン
酸アルミニウムなどの金属ヒドロキシカルボン酸を電荷
アジェバントとして含有させた液体現像剤が知られてい
る(特開平6−236074号公報)。
【0008】また、トナー粒子の電荷量を高める方法と
して、高分子界面活性剤を添加し、トナー粒子表面に高
分子界面活性剤を吸着させる方法が知られている(特開
平5−188655号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術において、トナー粒子の電荷量を高めるため添
加される電荷ディレクタや高分子界面活性剤は、媒体に
可溶なものであるため、トナー粒子の表面のみならず、
媒体中にも溶解した状態で存在している。このため、多
量に添加すると、液体現像剤の体積抵抗値が低下し、い
わゆるかぶりが生じ、また網点や細線などの再現性に問
題を生じた。従って、その添加量が制限され、トナー粒
子に十分な電荷量を付与することができないという問題
があった。
【0010】本発明の目的は、このような従来の問題点
を解消し、トナー粒子の帯電電荷量を増加させることが
でき、これによって高い画像濃度及び良好な解像度を得
ることができる液体現像剤を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の液体現像剤は、
トナー粒子と、トナー粒子を分散させた非水媒体と、ト
ナー粒子の表面近傍に存在し、非水媒体に対する膨潤度
が0.5g以上でありかつトナー粒子に電荷を付与する
ため酸性基及び塩基性基のうちのいずれか一方の極性基
を少なくとも有する電荷付与ポリマーとを含むことを特
徴としている。
【0012】電荷付与ポリマー 〔膨潤度〕本発明において用いられる電荷付与ポリマー
は、非水媒体に対する膨潤度が0.5g以上であり、さ
らに好ましくは1.0g以上である。膨潤度が低くすぎ
る場合には、トナー粒子に対し高い電荷量を付与するこ
とができず、画像濃度が低くなる傾向にある。膨潤度の
上限値は、特に設定されるものではなく、膨潤度の測定
が可能な範囲であればよい。
【0013】本発明における膨潤度は以下のようにして
測定することができる。電荷付与ポリマー1gを、液体
現像剤の非水媒体として用いる低誘電率の溶媒20g中
に入れ、次に非水媒体よりも極性が高く電荷付与ポリマ
ーを溶解する溶媒をこれに加え混合溶媒とする。極性の
高い溶媒は、混合溶媒中の電荷付与ポリマーが溶解する
まで加える。次に、エバポレーター等を用いて、混合溶
媒から極性の高い溶媒を除去し、電荷付与ポリマーを析
出させる。次に、3,000Gで30分間遠心分離し、
電荷付与ポリマーを沈殿させる。この沈殿物を取り出
し、この沈殿物中に含有されている溶媒の重量を測定
し、膨潤度とする。従って、本発明における膨潤度と
は、電荷付与ポリマー1gに含まれ得る非水媒体の溶剤
の重量として表わされるものである。
【0014】〔極性基〕本発明に用いる電荷付与ポリマ
ーは、トナー粒子に電荷を付与するため酸性基及び塩基
性基のうちのいずれか一方の極性基を少なくとも有して
いる。従って、酸性基及び塩基性基のうちの一方を相対
的に多く有するのであれば、双方の極性基を有するもの
であってもよい。
【0015】酸性基としては、電場の印加によりアニオ
ン性基が生ずるものであればよく、具体的には、−CO
OH,−SO3 Na,−SO3 NH4 ,−OPO(O
H)2などが挙げられる。また塩基性基としては、電場
の印加によりカチオン性基を生ずるものであればよく、
具体的には、−N(CH32 ,−N(C252
−N+(CH33 Cl- などが挙げられる。
【0016】電荷付与ポリマー中の極性基の量は、上記
膨潤度とトナー粒子への電荷付与量を考慮して適宜決定
されるものである。一般には、電荷付与ポリマー1g当
たり0.1〜10ミリモルが好ましく、さらに好ましく
は0.5〜5ミリモル程度である。電荷付与ポリマー中
の極性基の量が少なすぎると、トナー粒子に誘導される
電荷量が少なくなる傾向にあり、極性基の量が多すぎる
と、上記膨潤度の範囲のポリマーとすることが困難にな
る傾向にある。
【0017】本発明において用いられる電荷付与ポリマ
ーは、極性基を有するものであれば特に限定されるもの
ではないが、例えば、極性基を有するモノマーを他のモ
ノマーと共重合することにより調製することができる。
極性基を有するモノマーとしては以下のものを挙げるこ
とができる。
【0018】酸性基を有するモノマーとしては、(メ
タ)アクリル酸、商品名「Antox−MS−2N」
(以下に示す化1の構造を有する:日本乳化剤社製)、
及び商品名「Antox−MS−NH4 」(以下に示す
化2の構造を有する:日本乳化剤社製)などを挙げるこ
とができる。
【0019】
【化1】
【0020】
【化2】
【0021】また塩基性基を有するモノマーとしては、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリルアミド及びこれを4級化した
化合物などを挙げることができる。
【0022】これらの極性基を有するモノマーと共重合
する他のモノマーとしては、ラジカル重合の一般的なモ
ノマーとして知られているものを用いることができ、例
えば、以下に示すような(メタ)アクリレート、重合性
芳香族化合物、及び水酸基含有単量体などを用いること
ができる。
【0023】・(メタ)アクリレート;メチルアクリレ
ート、メチルメタアクリレート、エチルアクリレート、
エチルメタアクリレート、n−ブチルアクリレート、n
−ブチルメタアクリレート、イソブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルメタアクリ
レート、フェニルアクリレートなど ・重合性芳香族化合物;スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルケトン、t−ブチルスチレン、パラクロロス
チレン、ビニルナフタレンなど
【0024】・水酸基含有単量体;2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタアクリレート、ヒドロキシブチルアクリレー
ト、ヒドロキシブチルメタアクリレート、アリルアルコ
ール、メタアリルアルコールなど また、極性基を有するモノマーとして、以下に示すよう
な反応性乳化剤として知られているモノマーを用いても
よい。
【0025】
【化3】
【0026】商品名:Antox−MS−60;日本乳
化剤社製
【0027】
【化4】
【0028】商品名:アデカソープSE−10N;旭電
化社製
【0029】
【化5】
【0030】商品名:アクアロンHS−10;第一工業
製薬社製
【0031】
【化6】
【0032】商品名:ラテムルS−180A;花王社製
【0033】
【化7】
【0034】上記化7の反応性乳化剤は、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレートにε−カプロラクトンを平均5
モル付加した末端に水酸基を有する化合物で、無水トリ
メリット酸を反応させて開環し、カルボキシル基の一方
を長鎖のエポキシ(カージュラーE)と反応させたもの
である。
【0035】その他、無水フタル酸を2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートで開環した化合物(例えば、商品名
「アクリルエステルPA」三菱レーヨン社製)などを用
いることができる。
【0036】なお、極性基を有するモノマーを共重合す
る割合は、共重合する他のモノマーの種類等により異な
るが、上記膨潤度の範囲となるように設定されればよ
い。また、電荷付与ポリマーにおける極性基を有しない
部位の構造としては、炭素数4以上のアルキル鎖、ポリ
ジメチルシロキサン鎖及びフルオロカーボン鎖などが好
ましい。
【0037】〔分子量〕本発明で用いられる電荷付与ポ
リマーの数平均分子量は3,000〜20,000の範
囲内であることが好ましく、さらに好ましくは5,00
0〜15,000の範囲内である。この数平均分子量
は、GPC(ゲルパーミェションクロマトグラフィー)
により測定されるポリスチレン換算の数平均分子量であ
る。一般に、数平均分子量がこれらの範囲より小さくな
ると、非水媒体に溶解し上記膨潤度の測定が可能なポリ
マーではなくなる傾向にあり、画像濃度が低下する傾向
にある。またこれらの範囲よりも大きくなると、トナー
粒子が凝集し易くなり、トナー粒子の粒子径が増大する
とともに、トナー粒子の粒子径分布がブロードになる傾
向にある。
【0038】〔配合量〕本発明において電荷付与ポリマ
ーの配合量は、用いるトナー粒子の粒子径やトナー粒子
の種類及びトナー粒子の含有量等により適宜設定される
ものである。一般には、トナー粒子の固形分に対して
0.5〜20重量%配合することが好ましく、さらに好
ましくは1〜5重量%である。電荷付与ポリマーの配合
量が少なすぎると、トナー粒子に十分な電荷量を帯電さ
せることができず、画像濃度が低下する傾向にある。ま
た電荷付与ポリマーの配合量が多すぎると、トナー粒子
間の凝集が生じ易い傾向にある。
【0039】トナー粒子 本発明において用いられるトナー粒子は、特に限定され
るものではなく、液体現像剤のトナー粒子として用いる
ことができる樹脂粒子であればよい。このようなトナー
粒子は、着色剤を含有するように調製されたものであっ
てもよいし、着色剤と別個に混合して用いられるような
ものであってもよい。
【0040】上記着色剤を含有するように調製されるト
ナー粒子としては、例えば、湿式解砕法、ラテックス混
合法、及び界面重合法などにより製造されるトナー粒子
を挙げることができる。以下、これらのトナー粒子の製
造方法について説明する。
【0041】・湿式解砕法 溶融状態の樹脂に着色剤を添加混合し、これを溶媒中に
移し、必要に応じ保護コロイドの存在下に、適当な温度
条件下で、ボールミル等の装置を用いて解砕し、トナー
粒子とする方法である。
【0042】・ラテックス混合法 非水媒体中の分散重合法によって調製したラテックス粒
子に着色剤を添加し、これをボールミル等の装置を用い
て混合しトナー粒子とする方法である。
【0043】・界面重合法 非水媒体中で界面重合することにより顔料及び/または
染料などの着色剤をカプセル化し、トナー粒子としての
樹脂粒子を製造する方法である。界面重合によりマイク
ロカプセルの壁材となる樹脂は、非水分散媒に対し不溶
性を有する樹脂であることが必要である。このような樹
脂としては、ポリウレタン樹脂及びポリウレア樹脂など
が挙げられる。従って、例えば、第1の樹脂前駆体とし
てのアミノ基及び/または水酸基を2つ以上有する化合
物と、第2の樹脂前駆体としてのイソシアネート基を2
つ以上有する化合物とを反応させることにより界面重合
で樹脂を形成させることができる。具体的には、必要に
応じて分散安定剤の存在下で、マイクロカプセル内に内
包されるべき着色剤を界面重合させる化合物のうち、非
水分散媒に対し不溶性の化合物中に分散または溶解させ
た後、必要に応じて保護コロイドの存在下で、この分散
液または溶解液に非水分散媒を加えて分散乳化し、この
分散乳化液に、界面重合させる他方の化合物を添加して
界面重合させる。
【0044】本発明において用いるトナー粒子の粒子径
としては、0.05〜5μmが好ましく、さらに好まし
くは0.2〜2μmである。粒子径が小さくなりすぎる
と、かぶりを生じ易くなり、粒子径が大きくなりすぎる
と、解像度が低下する。
【0045】本発明の液体現像剤中におけるトナー粒子
の含有量は特に限定されるものではなく、液体現像剤と
して一般的な含有量を適用することができる。例えば、
0.5〜50重量%の範囲が好ましく、さらに好ましく
は、1〜3重量%の範囲である。トナー粒子の含有量が
少なすぎると、鮮明な画像が得られない場合があり、ト
ナー粒子の含有量が多すぎると、トナー粒子間で凝集を
引き起こす場合がある。
【0046】本発明におけるトナー粒子は、上記の電荷
付与ポリマーにより電荷を付与することができるもので
あるが、トナー粒子自体に極性基が導入されているよう
なトナー粒子を用いてもよい。例えば、トナー粒子の主
成分となる樹脂として、エチレン/メタクリル酸共重合
体、及び酢酸ビニル/メタクリル酸共重合体のように、
酸性基または極性基を有する樹脂を用いてもよい。また
酸性基または塩基性基を有する保護コロイドを吸着した
樹脂粒子を用いてもよい。
【0047】非水媒体 本発明の液体現像剤に用いられる非水媒体は、液体現像
剤の分散媒として用いることができるものであれば特に
限定されるものではないが、通常、体積固有抵抗値が1
9 Ωcm以上のものが用いられる。また、誘電率は通
常3.5以上のものが用いられる。このような非水分散
媒としては、例えば脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、
芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ポリシロキサン
類等が挙げられる。揮発性や安全性、毒性、臭気等の観
点からは、イソパラフィン系石油溶剤が適している。こ
のようなイソパラフィン系石油溶剤としては、アイソパ
ーM、アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL、ア
イソパーK(いずれもエッソ社製)、シェルゾール71
(シェル石油社製)等を挙げることができる。
【0048】着色剤 本発明において用いられる着色剤は、特に限定されるも
のではなく、液体現像剤に用いることができる着色剤を
広く一般に使用することができる。このような着色剤と
しては、例えば、無機顔料、有機顔料、染料及びこれら
の混合物が知られている。
【0049】顔料の具体例としては以下のものを挙げる
ことができる。 ・マゼンタ顔料:アゾレーキ系、モノアゾ系、キナクリ
ドン系など…C.I.Pigment No. Red-57-1、Red-31、Red-
122 、Red-48:3、Red-48:4など ・シアン顔料:フタロシアニン系など…C.I.Pigment N
o.Blue-60、Blue-15-6、Blue-15 、Blue-15-2 、Blue-1
5-3 、Blue-15-4 など ・イエロー顔料:ジスアゾ系、ベンゾイミダゾリン系な
ど…C.I.Pigment No.Yellow-12、-13 、-14 、-17 、-5
5 、-83 、-154など ・ブラック顔料:カーボンブラック、酸化銅、二酸化マ
ンガン、アニリンブラック、活性炭、マグネタイト、磁
性フェライト、非磁性フェライトなど
【0050】染料の具体例としては以下のものを挙げる
ことができる。 CI.ダイレクトブラック19、22、154 CI.ダイレクトイエロー12、16、88 CI.ダイレクトレッド9、13、17 CI.ダイレクトブルー78、90 CI.アシッドブラック8、31、52 CI.アシッドイエロー23、25 CI.アシッドレッド37、52、92、94 CI.アシッドブルー9、22 CI.フードブラック2
【0051】着色剤の含有量は特に限定されるものでは
ないが、トナー粒子の樹脂成分及び着色剤の合計重量に
対し、着色剤の重量が5〜40重量%となることが好ま
しい。着色剤が少なすぎる場合には、鮮明な画像が得ら
れないことがあり、着色剤が多すぎる場合には液体現像
剤の電荷安定性が悪くなる場合がある。
【0052】本発明の液体現像剤は、従来のような電荷
ディレクタを添加せずとも、十分に大きな電荷をトナー
粒子に付与できるものであるが、電荷ディレクタの添加
を妨げるものではない。従って、必要に応じ、例えば以
下に示すような電荷ディレクタを添加してもよい。
【0053】・正電荷を与える電荷ディレクタ スルホ琥珀酸ジオクチルナトリウム、ジルコニウムオク
トエイト、オレイン酸銅、ナフテン酸金属塩、エチレン
ジアミン四酢酸金属錯塩、四級アンモニウム化合物な
ど。
【0054】・負電荷を与える電荷ディレクタ レシチン、バリウムペテロネート、アルキルスクシンイ
ミド、オイルブラックBYなど。
【0055】本発明の液体現像剤は、例えば以下の方法
により製造することができる。まず、トナー粒子を分散
して含有する非水媒体を調製する。次に、この非水媒体
よりも極性の高い溶媒を混合して混合溶媒とし、この混
合溶媒に電荷付与ポリマーを溶解する。次に、電荷付与
ポリマーを溶解した混合溶媒から極性の高い溶媒を除去
する。これにより、トナー粒子の周りに、電荷付与ポリ
マーが非水媒体に膨潤した状態で析出する。
【0056】上記の非水媒体よりも極性の高い溶媒は、
電荷付与ポリマーを溶解することができる溶媒である。
また、このような高極性溶媒は、非水媒体よりも低い沸
点を有するものであることが好ましい。このような溶媒
は、電荷付与ポリマーの組成や分子量により異なるが、
例えば、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケト
ン、アセトン、ノルマルブタノール、イソブタノール、
イソプロピルアルコール、エタノール、キシレン、トル
エンなどが挙げられる。このような極性溶媒は、上記の
膨潤度測定の際に電荷付与ポリマーを溶解するための溶
剤としても用いることができるものである。
【0057】本発明において用いる電荷付与ポリマー
は、従来の電荷ディレクタや高分子界面活性剤のよう
に、非水媒体に完全に溶解するものではないので、多量
に添加されても、液体現像剤の体積抵抗値が大幅に低下
することがない。また、トナー粒子の表面近傍において
非水媒体に対し膨潤した状態で存在するので、トナー粒
子の分散状態が良好で、かつ高い電荷量を付与すること
ができる。従って、かぶりを生じることがなく、高い画
像濃度及び解像度を得ることができる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
するため具体的な実施例について説明するが、本発明は
以下の実施例に限定されるものではない。なお、部は重
量部を示す。
【0059】電荷付与ポリマーの製造例1 反応容器に、イソブタノール60部を仕込み、温度を7
5℃に保持した。これにセチルメタクリレート50部、
ポリエチレングリコール(15)モノメタクリレート
(日本乳化剤社製、商品名:RMA−150M)20
部、メタクリル酸30部、イソブタノール40部、及び
ジメチル2,2´−アゾビス(2−メチルプロピオネー
ト)(和光純薬工業社製、商品名:V−601)2部か
らなる溶液を3時間かけて滴下し、さらに5時間反応さ
せて、共重合ポリマーを得た。得られたポリマーの数平
均分子量をGPCで測定したところ、12,000であ
った。
【0060】また、得られたポリマーの膨潤度を測定し
たところ、8.6gであった。なお膨潤度の測定は、得
られたポリマー1gをアイソパーM20gに加えた後、
ポリマーが溶解するまで重合の際に用いた溶媒(本製造
例ではイソブタノール)を加え、次に添加した溶媒(イ
ソブタノール)をエバポレーターで除去することにより
ポリマーを不溶化し、これを3000Gで30分間遠心
分離した後、沈降物の重量を測定した。沈降物の重量は
9.6gであり、従って膨潤度は8.6gであった。
【0061】電荷付与ポリマーの製造例2 反応容器に、イソブタノール100部を仕込み、温度を
85℃に保持した。これにセチルメタクリレート50
部、RMA−150M15部、ヒドロキシエチルメタク
リレート5部、メタクリル酸30部、イソブタノール5
0部、及び重合開始剤としてのV−601:2部の溶液
を3時間かけて滴下し、さらに5時間反応させて、共重
合ポリマーを得た。上記製造例1と同様にして、得られ
たポリマーの数平均分子量及び膨潤度を測定したとこ
ろ、数平均分子量は7,500であり、膨潤度は1.3
gであった。
【0062】電荷付与ポリマーの製造例3 反応容器に、メチルエチレケトン67部を仕込み、温度
を75℃に保持した。これにラウリルメタクリレート3
0部、スチレン40部、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト10部、アクリル酸20部、及び重合開始剤としての
V−601:2部の溶液を3時間かけて滴下し、さらに
5時間反応させて、共重合ポリマーを得た。上記製造例
1と同様にして、得られたポリマーの数平均分子量及び
膨潤度を測定したところ、それぞれ14,000及び
3.9gであった。
【0063】電荷付与ポリマーの製造例4 反応容器に、トルエン60部を仕込み、温度を90℃に
保持した。これにn−ブチルメタクリレート80部、R
MA−150M5部、ヒドロキシエチルメタクリレート
5部、Antox−MS−NH4 (商品名、日本乳化剤
社製)10部、トルエン40部、及び重合開始剤として
のV−601:2部の溶液を3時間かけて滴下し、さら
に5時間反応させて、共重合ポリマーを得た。上記製造
例1と同様にして、得られたポリマーの数平均分子量及
び膨潤度をそれぞれ測定したところ、9,000及び
3.0gであった。
【0064】電荷付与ポリマーの製造例5 反応容器に、イソブタノール60部を仕込み、温度を7
5℃に保持した。これに、セチルメタクリレート45
部、RMA−150M25部、ジメチルアミノプロピル
メタクリルアミド30部、イソブタノール40部、及び
重合開始剤としてのV−601:2部の溶液を3時間か
けて滴下し、さらに5時間反応させて、共重合ポリマー
を得た。製造例1と同様にして、得られたポリマーの数
平均分子量及び膨潤度をそれぞれ測定したところ、1
1,000及び5.3gであった。
【0065】電荷付与ポリマーの製造例6 反応容器に、イソブタノール60部を仕込み、温度を7
5℃に保持した。これに、セチルメタクリレート20
部、RMA−150M50部、ヒドロキシエチルメタク
リレート10部、メタクリル酸20部、イソブタノール
40部、及び重合開始剤としてのV−601:2部の溶
液を3時間かけて滴下し、さらに5時間反応させて、共
重合ポリマーを得た。上記製造例1と同様にして、得ら
れたポリマーの数平均分子量を測定したところ、12,
000であった。また、このポリマーはアイソパーMに
溶解するものであった。
【0066】電荷付与ポリマーの製造例7 反応容器に、トルエン50部を仕込み、温度を100℃
に保持した。これに、ラウリルメタクリレート20部、
RMA−150M60部、ヒドロキシエチルメタクリレ
ート5部、メタクリル酸15部、トルエン100部、及
び重合開始剤としてのV−601:3部の溶液を3時間
かけて滴下し、さらに5時間反応させて、共重合ポリマ
ーを得た。上記製造例1と同様にして、得られたポリマ
ーの数平均分子量及び膨潤度を測定したところ、それぞ
れ2,000及び0.2gであった。
【0067】電荷付与ポリマーの製造例8 反応容器に、イソブタノール60部を仕込み、温度を7
5℃に保持した。これに、セチルメタクリレート35
部、RMA−150M55部、ヒドロキシエチルメタク
リレート10部、イソブタノール40部、及び重合開始
剤としてのV−601:2部の溶液を3時間かけて滴下
し、さらに5時間反応させて、共重合ポリマーを得た。
上記製造例1と同様にして、得られたポリマーの数平均
分子量及び膨潤度を測定したところ、それぞれ12,5
00及び7.5gであった。
【0068】トナー粒子の製造例 フタロシアニンブルー(大日精化工業社製、商品名:シ
アニンブル4966)20部と、トリエチレングリコー
ル80部と、顔料分散剤(ZENEKA社製、商品名:
solspers17000)5部と、ガラスビーズ
(東芝バロティーニ社製、商品名:GB502M)12
5部とをサンドグラインダー中に仕込み、2000rp
mで3時間分散を行い、顔料ペーストを得た。
【0069】また、保護コロイドとして、セチルメタク
リレート60部、ポリアルキレングリコール含有アクリ
ルモノマー(日本乳化剤社製、商品名:MA−150)
30部、及びヒドロキシエチルメタクリレート10部を
共重合したポリマーを合成し、この共重合ポリマー2部
をアイソパーM150部の混合液中に溶解し、この溶液
中に上記顔料ペースト60部を混合して、乳化機(マイ
クロフルイディック社製、MICROFURUIDIZ
ER)を用いて乳化した。次に、ジブチル錫フタレート
0.05部をこれに加えた後、トルエンジイソシアネー
ト(三菱化成社製、商品名:TDI80)の30重量%
アイソパーM溶液を上記トリエチレングリコールに対し
て当量になるように室温で1時間滴下して添加した。滴
下終了2時間後、温度を45℃まで上げて、さらに2時
間重合した。得られた粒子の粒子径を、粒子径測定装置
(島津製作所製、SALAD2000A)により測定し
たところ、平均粒子径は0.7μmであった。
【0070】〔実施例1〜5及び比較例1〜4〕実施例1 上記トナー粒子の製造例で得られたトナー粒子の分散液
100部(固形分30重量%)に対し、上記電荷付与ポ
リマーの製造例1で得られたポリマーを、トナー粒子の
分散液の固形分に対し2重量%となるように添加し、さ
らに電荷付与ポリマーが溶解するだけの量のイソブタノ
ール、すなわち12部を加え、攪拌混合した。その後、
蒸留によりイソブタノールを除去した。これにより、電
荷付与ポリマーがトナー粒子の表面近傍に析出したトナ
ー粒子の分散液を得た。
【0071】次に、電荷付与ポリマーの極性基と逆極性
基を含む可溶性ポリマーとして、セチルメタクリレート
70部とジメチルアミノエチルメタアクリルアミド30
部からなる数平均分子量17,600のカチオン性ポリ
マーを、トナー粒子の分散液の固形分に対し2重量%と
なるように添加し、負帯電性の液体現像剤を得た。
【0072】この液体現像剤を、アイソパーMで希釈し
て、トナー濃度1.5%に調製した後、印刷機(SAV
IN9040)を用いて印刷し、画像部の画像濃度と、
非画像部のかぶりをマクベス濃度計によって測定した。
画像部の濃度は1.60であり、非画像部は0.03で
あった。
【0073】実施例2〜4 電荷付与ポリマーを、上記製造例2〜4で得られたポリ
マーに変更し、また電荷付与ポリマーを溶解するための
極性溶媒をポリマー重合の際に用いた溶媒と同じものを
用いる以外は、上記実施例1と同様の方法で負帯電性の
液体現像剤を得た。画像部及び非画像部の濃度を表1に
示す。
【0074】実施例5 電荷付与ポリマーとして、上記製造例5で得られた電荷
付与ポリマーを用い、カチオン性ポリマーの代わりに電
荷ディレクタとしてのジルコニウムオクトエイトを用い
た以外は、上記実施例1と同様の方法で正帯電性の液体
現像剤を得た。
【0075】このようにして得られた正帯電性の液体現
像剤を、波長780nmの半導体レーザーを光源とした
走査露光型製版機(米国プリントウエア社製、1440
EZプレートセッター)の電子写真式印刷原盤にセット
し、製版画像を形成させた。その後、アルカリ現像液
(米国プリントウエア社製、1440EZ用ディベロッ
パー)を用いて、トナーの付着していない非画像部の感
光層を溶解除去した後、さらにガム液による保護処理を
行うことにより、トナーの画像を画像部として残した平
版印刷版を作製した。得られた印刷版を、小型オフセッ
ト印刷機(株式会社濱田印刷機械製作所製、ハマダスタ
ー7000CDX)に取付け、市販のインクを用いて、
上質紙に印刷した。印刷物の画像濃度と非画像部のかぶ
りを、マクベス濃度計により測定した。測定結果を表1
に示す。
【0076】比較例1 電荷付与ポリマーを用いなかった以外は、上記実施例1
と同様にして、負帯電性の液体現像剤を得た。上記実施
例1と同様の方法で画像部及び非画像部の濃度を測定
し、その結果を表1に示した。
【0077】比較例2〜4 電荷付与ポリマーとして、上記製造例6〜8の電荷付与
ポリマーを用い、電荷付与ポリマーを溶解するための極
性溶媒として、電荷付与ポリマーの重合の際の溶剤と同
じものを用いた以外は、上記実施例1と同様の方法で負
帯電性の液体現像剤を得た。上記実施例1と同様にし
て、画像部及び非画像部の濃度を測定し、その結果を表
1に示した。
【0078】
【表1】
【0079】表1から明らかなように、本発明に従う液
体現像剤を用いることにより、非画像部でのかぶりが少
なく、画像部での画像濃度を高めることができる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、液体現像剤の体積抵抗
値を大きく低下させることなく、トナー粒子の帯電電荷
量を増加させることができ、これによって高い画像濃度
及び良好な解像度を得ることができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー粒子と、前記トナー粒子を分散さ
    せた非水媒体と、前記トナー粒子の表面近傍に存在し、
    前記非水媒体に対する膨潤度が0.5g以上であり、か
    つ前記トナー粒子に電荷を付与するため酸性基及び塩基
    性基のうちのいずれか一方の極性基を少なくとも有する
    電荷付与ポリマーとを含む液体現像剤。
  2. 【請求項2】 前記電荷付与ポリマーの数平均分子量が
    3,000〜20,000である請求項1に記載の液体
    現像剤。
  3. 【請求項3】 前記電荷付与ポリマーの極性基と逆の極
    性基を含み、かつ前記非水媒体に可溶な可溶性ポリマー
    がさらに含まれている請求項1または2に記載の液体現
    像剤。
  4. 【請求項4】 前記電荷付与ポリマーが、前記非水媒体
    よりも極性の高い溶媒と前記非水媒体との混合溶媒に溶
    解後、前記トナー粒子の存在下に前記極性の高い溶媒を
    除去した状態で前記非水媒体中に含有されている電荷付
    与ポリマーである請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    液体現像剤。
  5. 【請求項5】 前記トナー粒子が、着色剤を含有した樹
    脂粒子である請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体
    現像剤。
  6. 【請求項6】 前記トナー粒子が、非水媒体中で界面重
    合することにより着色剤をカプセル化した樹脂粒子であ
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体現像剤。
  7. 【請求項7】 前記樹脂粒子が、前記着色剤を含有した
    第1の樹脂前駆体を前記非水媒体中に分散させ、これに
    前記非水媒体に可溶な第2の樹脂前駆体を添加して、前
    記第1の樹脂前駆体と前記第2の樹脂前駆体を重合させ
    て得られる樹脂粒子である請求項6に記載の液体現像
    剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の液
    体現像剤を製造する方法であって、 前記トナー粒子を分散して含有する前記非水媒体に、前
    記非水媒体よりも極性の高い溶媒を混合して混合溶媒と
    し、該混合溶媒に前記電荷付与ポリマーを溶解する工程
    と、 前記電荷付与ポリマーを溶解した前記混合溶媒から前記
    極性の高い溶媒を除去する工程とを備える液体現像剤の
    製造方法。
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