JPH09310714A - インサート座付ナット - Google Patents

インサート座付ナット

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Publication number
JPH09310714A
JPH09310714A JP12869396A JP12869396A JPH09310714A JP H09310714 A JPH09310714 A JP H09310714A JP 12869396 A JP12869396 A JP 12869396A JP 12869396 A JP12869396 A JP 12869396A JP H09310714 A JPH09310714 A JP H09310714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
cylindrical body
male screw
outer diameter
insert seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12869396A
Other languages
English (en)
Inventor
邦雄 ▲高▼橋
Kunio Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kowa Co Ltd, Kouwa Co Ltd filed Critical Kowa Co Ltd
Priority to JP12869396A priority Critical patent/JPH09310714A/ja
Publication of JPH09310714A publication Critical patent/JPH09310714A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座ぐり部を最小なものとすることにより被連
結材の欠損部分を減少させるとともに、外部からの振動
や衝撃もしくは木材の縮み等によるナットの緩みを防止
するようにしたインサート座付ナットを提供することに
ある。 【解決手段】 中空の円柱体上端に、ナット部材と、前
記ナット部材に連接して、座面にセレーションが半径方
向に複数設けられた皿形の座金部材とが一体に形成さ
れ、前記円柱体外周に前記座金部材の下部より前記円柱
体の外径よりやや大きい外径の雄ねじ部が所定長さ形成
されるとともに、前記円柱体の内周には当該上端より下
端まで雌ねじが形成されたことを特徴とするインサート
座付ナットを構成した。また、前記円柱体の下端部がね
じ切りされていない所定長さの挿入軸部であることを特
徴とするインサート座付ナットを構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建設現場に
おいて羽子板ボルトにより木材相互の連結等をする際使
用されるインサート座付ナットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば羽子板ボルトを用いて木材
相互の連結をする場合、図5に示すように、羽子板ボル
ト101の軸部103の一端に固着された、止着孔10
5を有する板体107が釘、木ねじ等により連結母材1
09に止着され、これに連結される被連結材111に
は、軸部103の他端に形成された雄ねじ113を挿入
するボルト孔115が所定位置に貫通され、ボルト孔1
15の一端には、座金119の寸法に適合した大きさの
座ぐり121が形成されている。ボルト孔115より羽
子板ボルト101を挿入し、軸部103に形成された雄
ねじ113を座ぐり121内に突出させ、雄ねじ113
に座金119を嵌装してナット117を締め付けること
により連結母材109と被連結材111とが相互に連結
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように被連結材111の表面に座ぐり121を凹設し
て、座金119を嵌装してナット117を締め付け相互
に連結する場合において、ナット117の締付けを安定
的かつ強固なものとするために比較的大きな座金119
が使用され、そのため座ぐり121も大きなものとな
り、加工性及び部材の強度保持の点から、部材の欠損部
を最小にする必要があった。
【0004】また、単に座金119を嵌装してナット1
17を締め付けるだけでは、軸部103とボルト孔11
5との間に生ずる間隙のため、外部からの振動や衝撃も
しくは木材の縮み等によるナット117の緩みを完全に
防止することは困難であった。
【0005】本発明の課題とするところは、座ぐり部を
最小なものとすることにより被連結材の欠損部分を減少
させるとともに、外部からの振動や衝撃もしくは木材の
縮み等によるナットの緩みを防止するようにしたインサ
ート座付ナットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の技術的手段を講じた。
【0007】すなわち、中空の円柱体上端に、ナット部
材と、前記ナット部材に連接して、座面にセレーション
が半径方向に複数設けられた皿形の座金部材とが一体に
形成され、前記円柱体外周に前記座金部材の下部より前
記円柱体の外径よりやや大きい外径の雄ねじ部が所定長
さ形成されるとともに、前記円柱体の内周には当該上端
より下端まで雌ねじが形成されたことを特徴とするイン
サート座付ナットを構成した。
【0008】また、前記円柱体の下端部がねじ切りされ
ていない所定長さの挿入軸部であることを特徴とするイ
ンサート座付ナットを構成した。。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施の形態
について図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】本発明に係るインサート座付ナット1は、
図1,図2及び図3に示すように、中空の円柱体3の上
端に、ナット部材5と、ナット部材5に連接して、座面
7にセレーション9が半径方向に複数設けられた皿形の
座金部材11とが一体に形成され、円柱体3の外周には
座金部材11の下部より前記円柱体の外径よりやや大き
い外径の雄ねじ部13が所定長さ形成されるとともに、
円柱体3の内周にはその上端より下端まで、図4に示す
羽子板ボルト19の雄ねじ31に螺合する雌ねじ15が
形成されたものである。
【0011】ナット部材5と座金部材11とは、インパ
クトレンチ等を用いてナット部材5を締め付ける際、座
金部材11も締め付け方向に回転するように、一体に形
成されている。
【0012】座金部材11は、座面7がテーパー状の皿
形の座金で、座面7には、放射状に4カ所セレーション
9が設けられており、ナット部材5の締め付けによりボ
ルト穴33を切削して座ぐり部35を形成するととも
に、ナット部材5の締付け完了と同時にセレーション9
が、図4に示すように座ぐり部35との接触面に食い込
み、締め付けられて係止される。
【0013】円柱体3の外周には、座金部材11の下部
より軸方向に、円柱体3の外径よりねじ山程度大きい外
径の雄ねじ部13が所定長さ形成されており、ナット部
材5の締め付けにより、被連結材29に予め貫通させら
れたボルト孔33の周面に雌ねじを切りながら食い込み
締着される。
【0014】円柱体3の下端には、被連結材29のボル
ト孔33と同径のねじ切りされていない挿入軸部17が
形成されており、予めボルト孔33に挿入し準備してお
けるとともに、インサート座付ナット1をボルト孔33
内に案内して羽子板ボルト19の軸部21と同軸方向に
しっくりねじ込み、ボルト孔33と羽子板ボルト19の
軸部21との間に生じた間隙を充填する。
【0015】円柱体3の外周に形成された雄ねじ部13
及び円柱体3の下端に形成された挿入軸部17とは、所
望によりそれぞれ適宜の長さのものとすることができ
る。
【0016】また、円柱体3の中空部の内周には、その
上端より下端まで、羽子板ボルト19の軸端に形成され
た雄ねじ31に螺合する雌ねじ部15が形成されてい
る。したがって、羽子板ボルト19の軸部21が多少短
い場合においても適宜の長さのインサート座付ナットを
選択する使用することによって部材の締付が可能とな
る。
【0017】本発明に係るインサート座付ナット1は、
次のように使用される。羽子板ボルト19の軸部21の
一端に固着された、止着孔23を有する板体25が釘、
木ねじ等により連結母材27に止着され、これに連結さ
れる被連結材29には、軸部21の一端に形成された雄
ねじ31を挿入し、インサート座付ナットを嵌挿し螺着
するボルト孔33が所定位置に貫通せられている。
【0018】羽子板ボルト19の軸部21を被連結材2
9に貫通されたボルト孔33の一方より挿入して、他方
よりインサート座付ナット1の挿入軸部17を嵌挿し
て、インパクトレンチ等を用い、インサート座付ナット
1を雄ねじ31に締め付ける。
【0019】インサート座付ナット1の内周に形成され
た雌ねじ15に雄ねじ31が螺合して締め付けられると
ともに、円柱体3の下端に形成された挿入軸部17がボ
ルト孔33に案内されて羽子板ボルト19の軸部21と
同軸方向にしっくりねじ込まれ、ボルト孔33と軸部2
1との間に生じた間隙を充填する。
【0020】同時に、円柱体3の外周に形成された雄ね
じ部13が、被連結材29に貫通されたボルト孔33の
内周に雌ねじを切りながら食い込んで締め付けられると
ともに、座金部材11に形成されたセレーション9が座
ぐり部35を形成しながら締め付けていき、締付完了後
座ぐり部35との接触面にセレーション9が食い込んで
停止し、インサート座付ナット1は強固に締着される。
【0021】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れることはなく、種々の設計変更が可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、インサート座付ナット
の円柱体外周に形成された雄ねじ部が被連結材に貫通さ
れたボルト孔の内周に雌ねじを切りながら食い込んで締
め付けられるとともに、座金部材に形成されたセレーシ
ョンが座ぐり部を形成しながら被連結材を締め付けてい
き、締付完了後座ぐり部との接触面に食い込んで係止さ
れるので、インサート座付ナットが強固に締着されると
ともに、座ぐり部の面積を最小なものとすることができ
る。したがって、被連結材の加工性を高めるとともに、
その強度を保持することが可能である。
【0023】また、インサート座付ナットの下端に挿入
軸部が形成されたことにより、インサート座付ナットを
予め座ぐり部内のボルト孔に挿入して準備しておくこと
ができるとともに、ボルト孔に案内されて、ボルトの軸
部と同軸方向にしっくりねじ込むことができる。
【0024】また、インサート座付ナットの円柱体外周
に形成された雄ねじ部及び挿入軸部が、被連結材のボル
ト孔とボルトの軸部との間に生じた間隙を充填するた
め、上述した強固な締付けと協働して外部からの振動や
衝撃によるナットの緩みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインサート座付ナットを示す正面
図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】本発明に係るインサート座付ナットを羽子板ボ
ルトに螺着し、2部材を連結した状態を示す概略一部断
面図である。
【図5】従来の実施形態を示す概略一部断面図である。
【符号の説明】
1 インサート座付ナット 3 円柱体 5 ナット部材 7 座面 9 セレーション 11 座金部材 13 雄ねじ部 15 雌ねじ 17 挿入軸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の円柱体上端に、ナット部材と、前
    記ナット部材に連接して、座面にセレーションが半径方
    向に複数設けられた皿形の座金部材とが一体に形成さ
    れ、前記円柱体外周に前記座金部材の下部より前記円柱
    体の外径よりやや大きい外径の雄ねじ部が所定長さ形成
    されるとともに、前記円柱体の内周には当該上端より下
    端まで雌ねじが形成されたことを特徴とするインサート
    座付ナット。
  2. 【請求項2】 前記円柱体の下端部がねじ切りされてい
    ない所定長さの挿入軸部であることを特徴とする請求項
    1記載のインサート座付ナット。
JP12869396A 1996-05-23 1996-05-23 インサート座付ナット Pending JPH09310714A (ja)

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JP12869396A JPH09310714A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 インサート座付ナット

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JPH09310714A true JPH09310714A (ja) 1997-12-02

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ID=14991092

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JP (1) JPH09310714A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0365203A (ja) * 1989-08-04 1991-03-20 Ebara Infilco Co Ltd 濾過層の洗浄方法
JP2003049817A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Japan Life Kk 後付部材の取付ボルト及び取付ナット
KR20040091819A (ko) * 2003-04-22 2004-11-02 주식회사 만도 와셔 일체형 록 너트
JP2015181432A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 グローブライド株式会社 ロッドクランプ及びそれに使用される頭部付き円筒ナット

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KR20040091819A (ko) * 2003-04-22 2004-11-02 주식회사 만도 와셔 일체형 록 너트
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