JPH09302265A - 遮光膜形成用着色樹脂組成物、アレイ基板素子及び液晶表示装置 - Google Patents

遮光膜形成用着色樹脂組成物、アレイ基板素子及び液晶表示装置

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JPH09302265A
JPH09302265A JP14662196A JP14662196A JPH09302265A JP H09302265 A JPH09302265 A JP H09302265A JP 14662196 A JP14662196 A JP 14662196A JP 14662196 A JP14662196 A JP 14662196A JP H09302265 A JPH09302265 A JP H09302265A
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JP
Japan
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light
pigment
shielding film
resin composition
colored resin
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JP14662196A
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English (en)
Inventor
Shinji Ito
慎次 伊藤
Mizuhito Tani
瑞仁 谷
Toru Sugimura
徹 杉村
Makoto Sakakawa
誠 坂川
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に液晶表示装置のアレイ基板側にブラック
マトリクスを形成するために適した遮光性と電気絶縁性
とを有する遮光膜形成用着色樹脂組成物、それを用いて
ブラックマトリクスが形成されたアレイ基板素子並びに
それを用いた液晶表示装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 アクリル系樹脂、色素、分散剤及び溶媒
を含有する遮光膜形成用感光性着色組成物において、色
素として、可視光領域に光透過性を持つ有機顔料のう
ち、黄色顔料、青色顔料及び紫色顔料の組み合わせ又は
黄色顔料、赤色顔料及び青色顔料の組み合わせからなる
疑似黒色化した混色有機顔料を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、液晶表示装置のア
レイ基板のブラックマトリクスを形成するために特に適
した樹脂であって、高絶縁性且つ高遮光性の遮光膜を形
成するための着色樹脂組成物、並びにそれを用いたアレ
イ基板素子及び液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラ−表示の可能な液晶表示
装置の需要が拡大し、これに伴って液晶表示装置に対
し、低価格化、大面積化、更に高品位化することが一般
的に強く要請されている。また、液晶表示装置を搭載し
たワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、携帯用
テレビ等の機器の場合、低消費電力化といった観点から
の開発が進められており、その際、機器の一部である液
晶表示装置に対しても、表示性能を向上させることのみ
ならず消費電力効率を向上させることが要請されてい
る。
【0003】ところで、液晶表示装置を駆動するための
電力のほとんどはバックライトで消費されており、従っ
て、液晶表示装置の消費電力効率を向上させるには、い
かにバックライトからの光を有効利用するかが開発のポ
イントとなっている。
【0004】従来、このようなポイントから、カラーフ
ィルタにおける光の有効利用を向上させるために、色透
過率を向上させることや開口率を向上させることが試み
られている。カラーフィルタの場合、表示性能を向上さ
せるためにブラックマトリクスの形成が欠かせないもの
となっているが、このブラックマトリクスの細線化が開
口率の向上に有効であることが知られている。
【0005】しかしなから、カラーフィルタ側のブラッ
クマトリクスは、対向電極との位置合わせ精度を考慮し
て形成する必要があり、そのため十分に細線化すること
ができず、結果的に開口率を十分に向上させることがで
きないというのが現状である。
【0006】この問題を解決する方法として、アレイ基
板側にブラックマトリクスを形成する方法が提案されて
いる(特開平6−130218号公報)。この方法にお
いては、ブラックマトリクス形成用遮光材料として、赤
色(R)、緑色(G)及び青色(B)の3種類のカラー
フィルタ形成用レジストの少なくとも2種以上を混合し
て疑似黒色化したレジスト混合物を用いたり、あるいは
導電性のカーボンブラックを黒色顔料として分散させた
黒色レジスト(特開平4−190362号公報、特開平
4−13106号公報)を用いたりしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブラッ
クマトリクス形成用遮光材料として疑似黒色化した透光
性のカラーフィルタ形成用レジスト混合物を用いた場
合、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の3種のう
ち、2種以上の混合では、各色の分光特性により可視光
領域において、特定波長での遮光性は十分であるが、可
視光領域全域での遮光性が不十分となるという問題があ
った。このため、膜厚を厚くすることにより遮光性を上
げざるを得ず、画像品質が劣化する結果となっていた。
また、導電性のカーボンブラックを黒色顔料として分散
させた黒色レジストを用いた場合、このレジストの導電
性が高過ぎるために電極同士が短絡し、その結果、画像
品質の劣化、場合により液晶が駆動しないといった問題
があった。
【0008】本発明は、上述の従来の技術の課題を解決
しようとするものであり、特に液晶表示装置のアレイ基
板側にブラックマトリクスを形成するために適した遮光
性と電気絶縁性とを有する遮光膜形成用着色樹脂組成
物、それを用いてブラックマトリクスが形成されたアレ
イ基板素子並びにそれを用いた液晶表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ブラックマ
トリクスを形成するための遮光膜形成用着色樹脂組成物
に用いる色素として、可視光領域に光透過性を持つ有機
顔料のうち、3種類の特定の色の顔料、即ち黄色顔料、
青色顔料及び紫色顔料、又は黄色顔料、赤色顔料及び青
色顔料を組み合わせて疑似黒色化した混色有機顔料を使
用することにより、優れた遮光性と電気絶縁性と有する
ブラックマトリクスを形成できることを見出し、本発明
を完成させるに至った。
【0010】即ち、本発明は、アクリル系樹脂、色素、
分散剤及び溶媒を含有する遮光膜形成用着色組成物にお
いて、該色素が、可視光領域に光透過性を持つ有機顔料
のうち、黄色顔料、青色顔料及び紫色顔料の組み合わせ
又は黄色顔料、赤色顔料及び青色顔料の組み合わせから
なる疑似黒色化した混色有機顔料であることを特徴とす
る遮光膜形成用着色樹脂組成物を提供する。
【0011】また、本発明は、支持体上に液晶駆動用電
極が設けられてなる液晶表示装置用アレイ基板におい
て、支持体の液晶駆動用電極側面上に前述の本発明の遮
光膜形成用着色樹脂組成物によりブラックマトリクスパ
ターンが形成されていることを特徴とするアレイ基板素
子と、それを使用する液晶表示装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遮光膜形成用着色
樹脂組成物について詳細に説明する。
【0013】本発明の遮光膜形成用着色樹脂組成物は、
アクリル系樹脂、色素、分散剤及び溶媒から構成されて
おり、色素として可視光領域(400〜700nm)に
光透過性を持つ有機顔料のうち、黄色顔料、青色顔料及
び紫色顔料の組み合わせ又は黄色顔料、赤色顔料及び青
色顔料の組み合わせからなる疑似黒色化した混色有機顔
料を使用することを特徴としている。このように、特定
の色の有機顔料を組み合わせて疑似黒色化すると、色度
座標値がC光源の中心付近の値となり、そのため可視光
領域でフラットな遮光性を実現できる。
【0014】本発明の遮光膜形成用着色樹脂組成物にお
いて、有機の黄色顔料と青色顔料と紫色顔料とを混合し
疑似黒色化する場合、各顔料の配合割合は、色度座標値
をC光源のより中心付近に位置させるようにするため
に、好ましくは1:1:1〜2:2:1であり、特に好
ましくは1:1:1〜1.3:1.3:1である。ま
た、黄色顔料と赤色顔料と青色顔料とを混合し疑似黒色
化する場合、各顔料の割合は、好ましくは1:1:1〜
1:2:2であり、特に好ましくは1:1:1〜1:
1.5:1.5である。
【0015】また、本発明の遮光膜形成用着色樹脂組成
物において、比抵抗値が1014Ω・cm以上であり、且
つ式(A)
【0016】
【数2】OD=−log(Y/100) (A) (式中、YはC光源での色度値である。)で定義され、
可視光領域での遮光性を表す光学濃度(OD)が2以上
であることが液晶表示装置において高いコントラストが
得られる点で好ましい。ここで、通常の意味での光学濃
度(OD)は、式(A)におけるYを、可視光波長55
0nmでの透過率Tに代えて算出した数値であるが、こ
れでは特定波長(550nm)でのODしか表せないた
め、可視光領域全体に亘る遮光性を示す必要がある場合
には不都合である。そこで本発明においては可視光全波
長域での遮光性を示すために色度値Yを用いて光学濃度
(OD)を算出し、可視光領域での真の遮光性を表して
いる。
【0017】なお、本発明の遮光膜形成用着色樹脂組成
物の遮光性をより向上させるために、黒色顔料としてカ
ーボンブラックを含有させることが好ましい。この場
合、混色有機顔料100重量部に対してカーボンブラッ
クを1〜30重量部、より好ましくは5〜20重量部の
割合で使用することが好ましい。これにより、遮光膜形
成用着色樹脂組成物の比抵抗値を1012Ω・cm以上に
保持しながらも光学濃度(OD)を少なくとも2.5に
保持することができる。ここで、カーボンブラックの使
用量が1重量部未満であると、十分な添加効果が得られ
ず、30重量部以上の場合は高い遮光性が得られるもの
の、比抵抗値が1011Ω・cm以下もしくは完全に導体
となり、アレイ基板上にブラックマトリクスを形成した
際に、電極同士の短絡が発生することが懸念されるので
好ましくない。
【0018】本発明の遮光膜形成用着色樹脂組成物に
は、更に光重合性モノマーと光重合性開始剤とを含有さ
せることが好ましい。これにより、組成物自体に感光性
を付与することができ、ブラックマトリクスを形成する
際にパターニングするためにポジ型レジストの使用が不
要となり、形成工程数も低減させることができる。例え
ば、ポジ型レジストの塗布工程と剥離工程とが不要とな
る。しかもそれ自体をパターニングできるので、パター
ニング精度を向上させることができる。
【0019】次に、本発明の遮光膜形成用着色樹脂組成
物において使用する各成分の具体例を示す。
【0020】混色有機顔料に用いる黄色顔料としては、
ノバパームイエローHR−01(C.I.Pig Ye
llow 83)、パリオトールイエローK−0961
HD(C.I.Pig Yellow 138)、パリ
オトールイエローL1820(C.I.Pig Yel
low 139)、Lumogen YellowD
0790(C.I.Pig Yellow 101)、
Sico Yellow D 0951(C.I.Pi
g Yellow 3)、Sico Yellow D
1150(C.I.Pig Yellow 74)、
Sico Fast Yellow D 1250
(C.I.Pig Yellow 1)、Sico F
ast Yellow D 1350(C.I.Pig
Yellow 13)、Sico Fast Yel
low NB−D 1760(C.I.Pig Yel
low 83)、Sicomin Yellow D
1120(C.I.Pig Yellow 34)等が
挙げられる。
【0021】赤色顔料としては、パーマネントカーミン
FBB−02(C.I.Pig Red 146)、シ
ンカシャレッドBRT−796D(C.I.Pig V
iolet 19)、クロモフタルレッドBRN(C.
I.Pig 144)、ホスタパームピンクE(C.
I.Pig Red 146)、クロモフタルレッドA
2B(C.I.Pig Red 177)、Fanal
Pink D 4680(C.I.Pig Red
1 69)、Fanal Pink D4810(C.
I.Pig Red 169)、Fanal Pink
4830(C.I.Pig Red 81)等が挙げ
られる。
【0022】青色顔料としては、ヘリオゲンブルーD−
7565(C.I.Pig Blue 16)、ヘリオ
ゲンブルーL6700F(C.I.Pig Blue
15:6)、ヘリオゲンブルーD7072D(C.I.
Pig Blue 15:3)、ヘリオゲンブルーD6
900D(C.I.Pig Blue 15:1)、ヘ
リオゲンブルーD6870D(C.I.Pig Blu
e 15:2)、ヘリオゲンブルーD7100D(C.
I.Pig Blue 15:4)等が挙げられる。
【0023】紫色顔料としては、Fanl Viole
t D5460(C.I.PigViolet 1 4
5175:1)、Fanal Violet D548
0(C.I.Pig Violet 1 45170:
2)、Fanl Violet D6060(C.I.
Pig Violet 39 42555:2)、Fa
nl Violet D6070(C.I.Pig V
iolet39 42555:2)、リオノゲンバイオ
レットRL(C.I.Pig Violet23 51
319)等が挙げられる。
【0024】本発明に用いるアクリル系樹脂としては、
分散性、耐熱性、アルカリ現像性、透明性に優れ、且つ
比抵抗が1015Ω・cm以上であるものを好ましく使用
することができる。このようなアクリル系樹脂は、式
(1)又は(2)
【0025】
【化1】 (式中、R1はHまたはCH3であり、R2は置換もしく
は未置換アルキル基、分岐アルキル基、フェニル基又は
シクロヘキシル基等であり、R3は置換又は未置換アミ
ノ基等である。)で表されるアクリル系モノマーを構成
単位とする樹脂を好ましく使用することができる。この
ようなアクリル系モノマーの具体的としては、以下式
(3)〜(21)
【0026】
【化2】
【0027】
【化3】
【0028】
【化4】 で表されるものを好ましく挙げることができる。
【0029】なお、本発明で使用するアクリル系樹脂
は、これらのアクリル系モノマーの一種を重合させて得
られるものに限定されるものでなく、これらの中から必
要により選ばれる数種類のモノマーを共重合させて得ら
れる樹脂も使用することができる。更に、上記のアクリ
ル系モノマーに加えて、重合可能な他のモノマー、例え
ば、グリシジルメタクリレート、アクリロニトリル、ビ
ニルアセテート、N- ビニルピロリドン、テトラヒドロ
フルフリルメタクリレート等を共重合させて得られる樹
脂も使用することができる。
【0030】分散剤としては、非イオン性界面活性剤
(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等)、
イオン性界面活性剤(例えば、アルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、ポリ脂肪酸塩、脂肪酸塩アルキルリン
酸塩、テトラアルキルアンモニウム塩等)、有機顔料誘
導体、ポリエステル等が挙げられる。分散剤は1種類を
単独で使用してもよく、2種類以上を混合して使用して
もよい。
【0031】溶媒としては、遮光膜形成用着色樹脂組成
物の塗布性、分散安定性等の観点から、公知の溶媒、例
えばトルエン、キシレン、エチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブアセテート、ジクライム、シクロヘキサノンな
どの中から適宜選択して使用することができる。
【0032】光重合性モノマーとしては、単官能性モノ
マーと2官能以上の多官能モノマーとが挙げられる。単
官能性モノマーとしてノニルフェニルカルビトールアク
リレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルア
クリレート、2−エチルヘキシルカルビトールアクリレ
ート等; 2官能モノマーとしてトリプロピレングリコ
ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリ
レート、テトラエチレングリコールジアクリレート等;
3官能モノマーとしてトリメチロールプロパントリア
クリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、
トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアネート等;
4官能以上の多官能モノマーとしてトリメチロールプロ
パンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペン
タ又はヘキサアクリレート等が挙げられる。
【0033】光重合開始剤としては、トリアジン系化合
物、イミダゾ−ル系化合物、ベンゾフェノン系化合物等
が挙げられる。トリアジン系化合物としては、ピペロニ
ル−s−トリアジン、2,4,6−トリス(トリクロロ
メチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシスチリ
ル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)
−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、2−(p−クロロフェニル)−4,6−ビス(トリ
クロロメチル)−s−トリアジン、2−(4´−メトキ
シ−1´−ナフチル)−4,6−ビス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン等が挙げられる。また、イミダゾ
−ル系化合物としては、2−(2,3−ジクロロフェニ
ル)−4,5−ジフェニル−イミダゾール二量体、2−
(2,3−ジクロロフェニル)−4,5−ビス(3−メ
トキシフェニル)−イミダゾール二量体、2−(2,3
−ジクロロフェニル)−4,5−ビス(4−メトキシフ
ェニル)−イミダゾール二量体、2−(2,3−ジクロ
ロフェニル)−4,5−ビス(4−クロロフェニル)−
イミダソール二量体、2−(2,3−ジクロロフェニ
ル)−4,5−ジ(2−フリル)−イミダゾール、2,
2´−ビス(2−クロロフェニル)−4,5,4´,5
´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール等が挙
げられる。また、ベンゾフェノン系化合物としては、ベ
ンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香
酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベ
ンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾ
イル−4´−メチルジフェニルサルファイド、3,3´
−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、4,4´−
ジメチルアミノベンゾフェノン、4−ジメチルアミノ安
息香酸エチル等が挙げられる。
【0034】次に本発明の遮光膜形成用着色樹脂組成物
における、上述の各成分の好ましい配合について説明す
る。
【0035】遮光膜形成用着色樹脂組成物(混合顔料と
アクリル系樹脂と分散剤と、更に必要に応じて光重合性
モノマーと光重合開始剤)の固形分量は、少な過ぎても
多すぎてもスピンコート、ロールコート等の塗布装置で
所望の膜厚に成膜することが困難となり、また塗布性も
低下するので、好ましくは5〜40重量%、より好まし
くは10〜30重量%、更に好ましくは15〜20重量
%である。
【0036】疑似黒色化した混色有機顔料と、更に必要
に応じて黒色顔料としてのカーボンブラックとを混合し
た混合顔料の割合は、少なすぎるとブラックマトリクス
としたときの遮光性が低下するので厚い膜厚が要求さ
れ、その結果、液晶配向膜形成の際に支障をきたし、液
晶表示装置として表示性能が損なわれるおそれがあり、
一方、多すぎると均一に分散することが困難となり、遮
光膜を形成しても密着性など機械的強度が低下するおそ
れがある。従って、アクリル系樹脂100重量部に対
し、好ましくは50〜200重量部であり、より好まし
くは100〜150重量部である。
【0037】分散剤の割合は、少なすぎると均一な分散
をすることが困難となり分散安定性が低下するので、混
色有機顔料と更に必要に応じて使用されたカーボンブラ
ックとを合わせた混合顔料100重量部に対し、好まし
くは1重量部以上とするのが好ましい。
【0038】光重合性モノマーの添加量は、少なすぎる
と十分な残膜感度が得られず、多すぎると十分な光学濃
度を得るための膜厚が厚くなるので、アクリル系樹脂1
00重量部に対し、好ましくは20〜150重量部程度
である。また、光重合開始剤の添加量は、光重合性モノ
マー100重量部に対し、好ましくは5〜50重量部、
より好ましくは10〜30重量部である。
【0039】本発明の遮光膜形成用着色樹脂組成物は、
常法に従って製造することができる。例えば、アクリル
系樹脂を溶媒で希釈し、その希釈液に有機顔料と分散剤
と必要に応じてカーボンブラックとを添加し、ビーズミ
ル分散機などで均一に分散させ、更に、その分散物に必
要に応じて光重合性モノマーと光重合開始剤とを添加し
た後、固形分が15%程度になるように溶媒を添加し均
一に混合することにより本発明の遮光膜形成用着色樹脂
組成物が得られる。
【0040】このようにして得られる本発明の遮光膜形
成用着色樹脂組成物は、カラー液晶表示装置のアレイ基
板に設けるブラックマトリクスの形成材料として非常に
有用である。図1にアレイ基板上にブラックマトリクス
を設けた一例を示す。
【0041】図1は、液晶表示装置の断面図である。こ
の液晶表示装置は、アレイ基板素子Aとカラーフィルタ
基板素子Bとの間に液晶LCが挟持され、それらの外側
を偏光板P1とP2とで挟持した構造を有する。
【0042】ここで、アレイ基板素子Aは、アレイ基板
1と、その片面に形成されたゲート絶縁膜2、更にその
上に形成された液晶駆動用電極3a及びブラックマトリ
クス4と、それらの上に設けられている配向膜5aとか
ら構成されている。また、カラーフィルタ基板素子B
は、光透過性基板6と、その片面に形成されたR、G及
びBの各色のカラーフィルタ7と、液晶駆動用電極3b
と、そのうえに形成された配向膜5bとから構成されて
いる。
【0043】この液晶表示装置(アレイ基板素子)は、
ブラックマトリクス4が本発明の遮光膜形成用着色樹脂
組成物から形成されていることを特徴とする。従って、
このブラックマトリクス4は、高比抵抗値(1014Ω・
cm以上)と高光学濃度(OD≧2)とを有するものと
なり、高い開口率を実現することができる。よって、本
発明の遮光膜形成用着色樹脂組成物から形成されたブラ
ックマトリクスを備えたアレイ基板素子、さらにはそれ
を用いた液晶表示装置においては、バックライトの光利
用率を向上させることができ、表示品質を向上させるこ
とができる。なお、図1に示したアレイ基板素子並びに
液晶表示装置の他の構成要素は、従来のアレイ基板素子
や液晶表示装置と同様の構成とすることができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0045】実施例1 アクリル樹脂(メタクリル酸20重量部、ヒドロキシエ
チルメタクリレート15重量部、メチルメタクリレート
10重量部及びブチルメタクリレート55重量部を、エ
チルセロソルブ300重量部に溶解し、窒素雰囲気下
で、アゾビスニトリル0.75重量部を加えて、70℃
で5時間反応させることにより得られたアクリル樹脂)
を、樹脂濃度が20重量%になるようにエチルセロソル
ブで希釈した。
【0046】この希釈アクリル樹脂溶液80g、黄色顔
料{パリオトールイエローL1820(C.I.Pig
Yellow 139;BASF社製)}9.3g、
青色顔料{ヘリオゲンブルーL6700F(BASF社
製)}7.2g、紫色顔料{リオノゲンバイオレットR
L(東洋インキ社製))7.2g、及び分散剤(ソルス
パース2000、セネカ社製)2gを添加し、ビーズミ
ル分散機で冷却しながら3時間分散した。この着色樹脂
を溶媒としてエチルセロソルブで固形分15重量%とな
るように希釈し、よく攪拌して遮光膜形成用着色樹脂組
成物を調製した。
【0047】この遮光膜形成用着色樹脂組成物を、両面
Cr蒸着された基板の片面に800(rpm)でスピン
コートし、厚さ1.2μmの塗膜を得た。塗膜を乾燥し
た後、端面をアセトンで拭き取り、更に200℃で1時
間焼成し、その後に両面のCrを銀ペーストで短絡さ
せ、比抵抗測定用基板とした。この基板をJIS規格
(C2103−1991)の体積抵抗率試験に準じた測
定方法に従って比抵抗を測定した。その結果、比抵抗値
は1014Ω・cm以上であった。同様に透明なガラス基
板に、本実施例の遮光膜形成用着色樹脂組成物を用いて
遮光膜を形成し、その透明率を測定した。その結果、光
学濃度(OD)が2.17(色度値(Y)=0.67)
であった。また、この遮光膜の波長に対する吸光度特性
図を図2に示す。図2から、可視領域全域に亘ってフラ
ットで、しかも高い吸収があり、良好な遮光性を示して
いることがわかる。更に、この遮光膜の色度座標図を図
3に示す。図3から、C光源の中心(図中の「×」の位
置)近辺に色度値が存在することがわかる。
【0048】次に、十分な特性が得られることが確認で
きた本実施例の遮光膜形成用着色樹脂組成物を、電極パ
ターンの形成されたアレイ基板に塗布し、厚さ1.2μ
mのの塗膜を得た。100℃/20分で乾燥した後、更
にポジ型レジスト(AZ1350;ヘキスト社製)を塗
布し、100℃/20分で乾燥した。次に、画素部が遮
光されたマスクを介して精度良くアライメントを行った
後、UV露光(10mJ/cm2)しAZ現像液(ヘキ
スト社製)を用いて画素部を、遮光膜とともに現像し、
エッチングを行った。その後、130℃で20分の焼成
を行うことにより遮光膜の剥離耐性を向上させた後、5
%の苛性ソーダ水溶液によりポジ型レジストを剥離し、
200℃で1時間の焼成を行い、それによりブラックマ
トリクスパターンを得た。このブラックマトリクスの線
幅は、ポジ型レジストの解像性が高いために、5μm以
下で形成することができた。また、画素電極部の開口率
はほぼ100%であった。更に、このアレイ基板を用い
て液晶表示装置を常法に従って組み立てたところ、得ら
れた液晶表示装置は、従来のブラックマトリクスが形成
されたカラーフィルタを用いた液晶表示装置に比べ開口
率が15%以上も高く、明るい画像表示、高精細化が可
能であった。
【0049】実施例2 実施例1で調製された希釈アクリル樹脂溶液80g、黄
色顔料パリオトールイエローL1820(C.I.Pi
g Yellow 139;BASF社製)7.2g、
赤色顔料クロモフタルレッドA2B(C.I.Pig
Red17765300;チバガイギー社製)7.2
g、青色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF
社製)9.3g及び分散剤2gを使用し、実施例1と同
様に分散機にて分散し、溶媒としてエチルセロソルブを
使用して固形分15重量%になるように希釈し、よく攪
拌して遮光膜形成用着色樹脂組成物を調製した。
【0050】この遮光膜形成用着色樹脂組成物用いて、
実施例1と同様に比抵抗と光学濃度とを測定したとこ
ろ、比抵抗値が1014Ω・cm以上であり、光学濃度
(OD)が2.06(色度値(Y)=0.86)であっ
た。また、この遮光膜の波長に対する吸光度特性図を図
2に示す。図2から、可視領域全域に亘ってフラット
で、しかも高い吸収があり、良好な遮光性を示している
ことがわかる。更に、この遮光膜の色度座標図を図3に
示す。図3から、C光源の中心(図中の「×」の位置)
近辺に色度値が存在することがわかる。
【0051】次にこの実施例の遮光膜形成用着色樹脂組
成物を用いて、実施例1と同様にアレイ基板にブラック
マトリクスを形成したところ、アレイ基板の画素電極部
の開口率はほぼ100%となった。また、このアレイ基
板を用いて液晶表示装置を組み立てたところ、従来のブ
ラックマトリクスが形成されたカラーフィルタを用いた
液晶表示装置に比べ開口率が15%以上も高く、明るい
画像表示、高精細化が可能であった。
【0052】実施例3 実施例1で調製された希釈アクリル樹脂溶液78g、黄
色顔料パリオトールイエローL1820(C.I.Pi
g Yellow 139;BASF社製7.7g、青
色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF社製)
6.1g、紫色顔料リオノゲンバイオレットRL(東洋
インキ社製)6.1g、カーボンブラック2.1g及び
分散剤2.2gを、実施例1と同様に分散機にて分散
し、溶媒としてエチルセロソルブを使用して固形分15
重量%になるように希釈し、よく攪拌して遮光膜形成用
着色樹脂組成物を調製した。
【0053】この遮光膜形成用着色樹脂組成物を使用し
て、実施例1と同様に比抵抗と光学濃度とを、実施例1
と同様に測定したところ、比抵抗値が1012Ω・cm以
上(膜厚1.1μm)であり、光学濃度(OD)は2.
82(色度値(Y)=0.15)であった。また、この
遮光膜の波長に対する吸光度特性図を図2に示す。図2
から、可視領域全域に亘ってフラットで、しかも高い吸
収があり、良好な遮光性を示していることがわかる。更
に、この遮光膜の色度座標図を図3に示す。図3から、
C光源の中心(図中の「×」の位置)近辺に色度値が存
在することがわかる。
【0054】次にこの実施例の遮光膜形成用着色樹脂組
成物を用いて、実施例1と同様にアレイ基板にブラック
マトリクスを形成したところ、アレイ基板の画素電極部
の開口率はほぼ100%となった。また、このアレイ基
板を用いて液晶表示装置を組み立てたところ、従来のブ
ラックマトリクスが形成されたカラーフィルタを用いた
液晶表示装置に比べ開口率が15%以上も高く、明るい
画像表示、高精細化が可能であった。また、この遮光膜
の波長に対する吸光度特性図を図2に示す。図2から、
可視領域全域に亘ってフラット且つ高い吸収があり、良
好な遮光性を示していることがわかる。
【0055】実施例4 実施例1で調製された希釈アクリル樹脂溶液78g、黄
色顔料パリオトールイエローL1820(C.I.Pi
g Yellow 139;BASF社製)6.1g、
赤色顔料クロモフタルレッドA2B(C.I.Pig
Red17765300;チバガイギー社製)6.1
g、青色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF
社製)7.7g、カーボンブラック2.1g及び分散剤
2.2gを、実施例1と同様に分散機にて分散し、溶媒
としてエチルセロソルブを使用して固形分15重量%に
なるように希釈し、よく攪拌して遮光膜形成用着色樹脂
組成物を調製した。
【0056】この遮光膜形成用着色樹脂組成物を使用し
て、実施例1と同様に比抵抗と光学濃度とを測定したと
ころ、比抵抗値が1012Ω・cm以上であり、光学濃度
(OD)は2.68(色度値(Y)=0.21)であっ
た。また、この遮光膜の波長に対する吸光度特性図を図
2に示す。図2から、可視領域全域に亘ってフラット
で、しかも高い吸収があり、良好な遮光性を示している
ことがわかる。更に、この遮光膜の色度座標図を図3に
示す。図3から、C光源の中心(図中の「×」の位置)
近辺に色度値が存在することがわかる。
【0057】次にこの実施例の遮光膜形成用着色樹脂組
成物を用いて、実施例1と同様にアレイ基板にブラック
マトリクスを形成したところ、アレイ基板の画素電極部
の開口率はほぼ100%となった。また、このアレイ基
板を用いて液晶表示装置を組み立てたところ、従来のブ
ラックマトリクスが形成されたカラーフィルタを用いた
液晶表示装置に比べ開口率が15%以上も高く、明るい
画像表示、高精細化が可能であった。
【0058】比較例1 実施例1で調製された希釈アクリル樹脂溶液78g、赤
色顔料クロモフタルレッドA2B(C.I.Pig R
ed177 65300;チバガイギー社製)7g、青
色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF社製)
7g及び分散剤1.5gを、実施例1と同様に分散機に
て分散し、溶媒としてエチルセロソルブを使用して固形
分15重量%になるように希釈し、よく攪拌して遮光膜
形成用着色樹脂組成物を調製した。
【0059】この遮光膜形成用着色樹脂組成物を使用し
て、実施例1と同様に比抵抗と光学濃度とを測定したと
ころ、比抵抗値が1014Ω・cm以上(膜厚1.3μ
m)であった。しかし、光学濃度(OD)は1.49
(色度値(Y)=3.23)であり、2以上の光学濃度
を得るためには、膜厚を2μm以上とする必要があっ
た。このため、本比較例の遮光膜形成用着色樹脂組成物
を用いて、実施例1と同様にアレイ基板にブラックマト
リクスを形成しても、アレイ基板の画素電極部の開口率
を100%とすることができず、また、このアレイ基板
を用いて組み立てた液晶表示装置は、配向膜形成に支障
が生じ、実施例の液晶表示装置に比べて劣化した。
【0060】また、得られた遮光膜の波長に対する吸光
度特性図を図2に示す。図2から、特に低波長側での吸
収が小さく、遮光性が不十分であることがわかる。更
に、この遮光膜の色度座標図を図3に示す。図3から、
C光源の中心(図中の「×」の位置)から離れた位置に
色度値が存在することがわかる。
【0061】比較例2 実施例1で調製された希釈アクリル樹脂溶液78g、赤
色顔料クロモフタルレッドA2B(C.I.Pig R
ed177 65300;チバガイギー社製)6g、青
色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF社製)
6g、カーボンブラック3.6g及び分散剤2gを、実
施例1と同様に分散機にて分散し、溶媒としてエチルセ
ロソルブを使用して固形分15重量%になるように希釈
し、よく攪拌して遮光膜形成用着色樹脂組成物を調製し
た。
【0062】この遮光膜形成用着色樹脂組成物を使用し
て、実施例1と同様に比抵抗を測定したところ、導体の
比抵抗値を示した。従って、この遮光膜形成用着色樹脂
組成物は、液晶表示装置のブラックマトリクス用材料と
しては使用できないことがわかった。
【0063】実施例5 アクリル樹脂(メタクリル酸20重量部、ヒドロキシエ
チルメタクリレート15重量部、メチルメタクリレート
10重量部及びブチルメタクリレート55重量部を、エ
チルセロソルブ300重量部に溶解し、窒素雰囲気下
で、アゾビスニトリル0.75重量部を加えて、70℃
で5時間反応させることにより得られたアクリル樹脂)
を、樹脂濃度が20重量%になるようにエチルセロソル
ブで希釈した。
【0064】この希釈アクリル樹脂溶液80gに、黄色
顔料パリオトールイエローL1820(C.I.Pig
Yellow 139;BASF社製)9.3g、青
色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF社製)
7.2g、紫色顔料リオノゲンバイオレットRL(東洋
インキ社製)7.2g及び分散剤2gを添加して、ビー
ズミル分散機で冷却しながら3時間分散した。得られた
分散樹脂105.7gに対し、光重合性モノマーとして
トリメチロールプロパントリアクリレート4.0gと、
光重合開始剤としてピペロニル−s−トリアジン0.8
gとを添加し、溶媒としてエチルセロソルブで固形分1
5重量%になるように希釈し、よく攪拌して遮光膜形成
用着色組成物を調製した。
【0065】この遮光膜形成用着色樹脂組成物を、両面
Cr蒸着された基板の片面に800(rpm)でスピン
コートし、厚さ1.3μmの塗膜を得た。塗膜の乾燥し
た後、端面をアセトンで拭き取り、更に200℃で1時
間焼成し、その後に両面のCrを銀ペーストで短絡さ
せ、比抵抗測定用基板とした。この基板をJIS規格
(C2103−1991)の体積抵抗率試験に準じた測
定方法に従って比抵抗を測定した。その結果、比抵抗値
は1014Ω・cm以上であった。同様に透明なガラス基
板に、本実施例の遮光膜形成用着色樹脂組成物を用いて
遮光膜を形成し、その透明率を測定した。その結果、光
学濃度(OD)が2.17(色度値(Y)=0.67)
であった。また、この遮光膜の波長に対する吸光度特性
図を図4に示す。図4から、可視領域全域に亘ってフラ
ットで、しかも高い吸収があり、良好な遮光性を示して
いることがわかる。更に、この遮光膜の色度座標図を図
5に示す。図5から、C光源の中心(図中の「×」の位
置)近辺に色度値が存在することがわかる。
【0066】次に、十分な特性が得られることが確認で
きた本実施例の遮光膜形成用着色樹脂組成物を、電極パ
ターンの形成されたアレイ基板に塗布し、厚さ1.3μ
mの塗膜を得た。70℃で20分プリベークした後、画
素部が遮光されたマスクを介して露光(150mJ/c
2)し、2.5%炭酸ナトリウム水溶液で現像した後
に十分に水洗した。水洗し乾燥後に、200℃で1時間
ベークしてブラックマトリクスパターンを得た。このよ
うに、本実施例においては、遮光膜形成用着色樹脂組成
物自体が感光性であるので、ポジ型レジストを使用する
ことなく、露光用マスクを直接的に遮光膜形成用着色樹
脂組成物塗布膜上に配することができ、従って、良好な
位置アライメント精度且つ良好な解像性、即ち、線幅5
μm以下でブラックマトリクスを形成することができ
た。また、画素電極部の開口率はほぼ100%であっ
た。更に、このアレイ基板を用いて液晶表示装置を常法
に従って組み立てたところ、得られた液晶表示装置は、
従来のブラックマトリクスが形成されたカラーフィルタ
を用いた液晶表示装置に比べ開口率が15%以上も高
く、明るい画像表示、高精細化が可能であった。
【0067】実施例6 実施例5で調製された希釈アクリル樹脂溶液80g、黄
色顔料パリオトールイエローL1820(C.I.Pi
g Yellow 139;BASF社製)7.2g、
赤色顔料クロモフタルレッドA2B(C.I.Pig
Red17765300;チバガイギー社製)7.2
g、青色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF
社製)9.3g及び分散剤2gを、実施例5と同様に分
散機にて分散した。この分散樹脂105.7gに対し、
実施例5と同様に、光重合性モノマーとしてトリメチロ
ールブロパントリアクリレート4.0gと、光重合開始
剤としてピペロニル−s−トリアジン0.8gとを添加
し、溶媒としてエチルセロソルブで固形分15重量%に
なるように希釈し、よく攪拌して遮光膜形成用着色樹脂
組成物を調製した。
【0068】この遮光膜形成用着色樹脂組成物用いて、
実施例5と同様に比抵抗と光学濃度とを測定したとこ
ろ、比抵抗値が1014Ω・cm以上であり、光学濃度
(OD)が2.06(色度値(Y)=0.86)であっ
た。また、この遮光膜の波長に対する吸光度特性図を図
4に示す。図4から、可視領域全域に亘ってフラット
で、しかも高い吸収があり、良好な遮光性を示している
ことがわかる。更に、この遮光膜の色度座標図を図5に
示す。図5から、C光源の中心(図中の「×」の位置)
近辺に色度値が存在することがわかる。
【0069】次にこの実施例の遮光膜形成用着色樹脂組
成物を用いて、実施例5と同様にアレイ基板にブラック
マトリクスを形成したところ、アレイ基板の画素電極部
の開口率はほぼ100%となった。また、このアレイ基
板を用いて液晶表示装置を組み立てたところ、従来のブ
ラックマトリクスが形成されたカラーフィルタを用いた
液晶表示装置に比べ開口率が15%以上も高く、明るい
画像表示、高精細化が可能であった。
【0070】実施例7 実施例5で調製された希釈アクリル樹脂溶液78g、黄
色顔料パリオトールイエローL1820(C.I.Pi
g Yellow 139;BASF社製7.7g、青
色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF社製)
6.1g、紫色顔料リオノゲンバイオレットRL(東洋
インキ社製)6.1g、カーボンブラック2.1g及び
分散剤2.2gを、実施例5と同様に分散機で分散し
た。この着色樹脂102.2gに対し、実施例5と同様
に、光重合性モノマーとしてトリメチロールプロパント
リアクリレート3.9gと、光重合開始剤としてピペロ
ニル−s−トリアジン0.8gとを添加し、溶媒として
エチルセロソルブで固形分15重量%になるように希釈
し、よく攪拌して遮光膜形成用着色樹脂組成物を調製し
た。
【0071】この遮光膜形成用着色樹脂組成物を使用し
て、実施例5と同様に比抵抗と光学濃度とを測定したと
ころ、比抵抗値が1012Ω・cm以上(膜厚1.2μ
m)であり、光学濃度(OD)は2.82(色度値
(Y)=0.15)であった。また、この遮光膜の波長
に対する吸光度特性図を図4に示す。図4から、可視領
域全域に亘ってフラットで、しかも高い吸収があり、良
好な遮光性を示していることがわかる。更に、この遮光
膜の色度座標図を図5に示す。図5から、C光源の中心
(図中の「×」の位置)近辺に色度値が存在することが
わかる。
【0072】次にこの実施例の遮光膜形成用着色樹脂組
成物を用いて、実施例5と同様にアレイ基板にブラック
マトリクスを形成したところ、アレイ基板の画素電極部
の開口率はほぼ100%となった。また、このアレイ基
板を用いて液晶表示装置を組み立てたところ、従来のブ
ラックマトリクスが形成されたカラーフィルタを用いた
液晶表示装置に比べ開口率が15%以上も高く、明るい
画像表示、高精細化が可能であった。
【0073】実施例8 実施例5で調製された希釈アクリル樹脂溶液78g、黄
色顔料パリオトールイエローL1820(C.I.Pi
g Yellow 139;BASF社製)6.1g、
赤色顔料クロモフタルレッドA2B(C.I.Pig
Red17765300;チバガイギー社製)6.1
g、青色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF
社製)7.7g、カーボンブラック2.1g及び分散剤
2.2gを、実施例5と同様に分散機で分散した。この
着色樹脂102.2gに対し、実施例5と同様に、光重
合性モノマーとしてトリメチロールプロパントリアクリ
レート3.9gと光重合開始剤としてピペロニル−s−
トリアジン0.8gとを添加し、溶媒としてエチルセロ
ソルブで固形分15重量%になるように希釈し、よく攪
拌して遮光膜形成用着色組成物を調製した。
【0074】この遮光膜形成用着色樹脂組成物を使用し
て、実施例5と同様に比抵抗と光学濃度とを測定したと
ころ、比抵抗値が1012Ω・cm以上であり、光学濃度
(OD)は2.68(色度値(Y)=0.21)であっ
た。また、この遮光膜の波長に対する吸光度特性図を図
4に示す。図4から、可視領域全域に亘ってフラット
で、しかも高い吸収があり、良好な遮光性を示している
ことがわかる。更に、この遮光膜の色度座標図を図5に
示す。図5から、C光源の中心(図中の「×」の位置)
近辺に色度値が存在することがわかる。
【0075】次にこの実施例の遮光膜形成用着色樹脂組
成物を用いて、実施例5と同様にアレイ基板にブラック
マトリクスを形成したところ、アレイ基板の画素電極部
の開口率はほぼ100%となった。また、このアレイ基
板を用いて液晶表示装置を組み立てたところ、従来のブ
ラックマトリクスが形成されたカラーフィルタを用いた
液晶表示装置に比べ開口率が15%以上も高く、明るい
画像表示、高精細化が可能であった。
【0076】比較例3 実施例5で調製された希釈アクリル樹脂溶液78g、赤
色顔料クロモフタルレッドA2B(C.I.Pig R
ed177 65300;チバガイギー社製)7g、青
色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF社製)
7g、分散剤1.5gを、実施例5と同様に分散機にて
分散した。この着色樹脂93.5gに対し、実施例5と
同様に、光重合性モノマーとしてトリメロールプロパン
トリアクリレート3.5gと、光重合開始剤としてピペ
ロニル−s−トリアジン0.7gとを添加し、溶媒とし
てエチルセロソルブで固形分15重量%になるように希
釈し、よく攪拌して遮光膜形成用着色組成物を調製し
た。
【0077】この遮光膜形成用着色樹脂組成物を使用し
て、実施例5と同様に比抵抗と光学濃度とを測定したと
ころ、比抵抗値が1014Ω・cm以上(膜厚1.5μ
m)であった。しかし、光学濃度(OD)は1.49
(色度値(Y)=3.23)であり、2以上の光学濃度
を得るためには、膜厚を2μm以上とする必要があっ
た。このため、本比較例の遮光膜形成用着色樹脂組成物
を用いて、実施例5と同様にアレイ基板にブラックマト
リクスを形成しても、アレイ基板の画素電極部の開口率
を100%とすることができず、また、このアレイ基板
を用いて組み立てた液晶表示装置は、配向膜形成に支障
が生じ、実施例の液晶表示装置に比べて劣化した。
【0078】また、得られた遮光膜の波長に対する吸光
度特性図を図4に示す。図4から、特に低波長側での吸
収が小さく、遮光性が不十分であることがわかる。更
に、この遮光膜の色度座標図を図5に示す。図5から、
C光源の中心(図中の「×」の位置)から離れた位置に
色度値が存在することがわかる。
【0079】比較例4 実施例1で調製された希釈アクリル樹脂溶液78g、赤
色顔料クロモフタルレッドA2B(C.I.Pig R
ed177 65300;チバガイギー社製)6g、青
色顔料ヘリオゲンブルーL6700F(BASF社製)
6g、カーボンブラック3.6g及び分散剤2gを、実
施例5と同様に分散機にて分散した。この着色樹脂9
5.6gに対し、実施例5と同様に、光重合性モノマー
としてトリメチロールプロパントリアクリレート3.6
gと、光重合開始剤としてペロニル−s−トリアジン
0.7gとを添加し、溶媒としてエチルセロソルブで固
形分15重量%になるように希釈し、よく攪拌して遮光
膜形成用着色組成物を作製した。
【0080】この遮光膜形成用着色樹脂組成物を使用し
て、実施例5と同様に比抵抗を測定したところ、導体の
比抵抗値を示した。従って、この遮光膜形成用着色樹脂
組成物は、液晶表示装置のブラックマトリクス用材料と
しては使用できないことがわかった。
【0081】
【発明の効果】本発明の遮光膜形成用着色樹脂組成物
は、アレイ基板上に形成するブラックマトリクス用材料
として、高い遮光性と高絶縁性とに優れたものである。
従って、遮光膜形成用着色樹脂組成物から、アレイ基板
上に薄い膜厚で微細なブラックマトリクスパターンを形
成することができ、アレイ基板の開口率を向上させるこ
とができる。更に、このアレイ基板を用いることで、バ
ックライトの光利用率が大幅に向上し、且つ消費電力を
低減させた液晶表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の断面図である。
【図2】実施例1〜4及び比較例1の遮光膜の吸光度特
性図である。
【図3】実施例1〜4及び比較例1の色度座標特性図で
ある。
【図4】実施例5〜8及び比較例3の遮光膜の吸光度特
性図である。
【図5】実施例5〜8及び比較例3の色度座標特性図で
ある。
【符号の説明】
A アレイ基板素子 B カラーフィルタ基板素子 LC 液晶 P1,P2 偏光板 1 アレイ基板 2 ゲート絶縁膜 3a,3b 液晶駆動用電極 4 ブラックマトリクス 5a,5b 配向膜 6 光透過性基板 7 カラーフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/004 505 G03F 7/004 505 7/105 7/105 (72)発明者 坂川 誠 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル系樹脂、色素、分散剤及び溶媒
    を含有する遮光膜形成用着色樹脂組成物において、該色
    素が、可視光領域に光透過性を持つ有機顔料のうち、黄
    色顔料、青色顔料及び紫色顔料の組み合わせ又は黄色顔
    料、赤色顔料及び青色顔料の組み合わせからなる疑似黒
    色化した混色有機顔料であることを特徴とする遮光膜形
    成用着色樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 該色素が、黄色顔料、青色顔料及び紫色
    顔料を1:1:1〜2:2:1の範囲内で混合して疑似
    黒色化した混色有機顔料であるか、又は黄色顔料、赤色
    顔料及び青色顔料を1:1:1〜1:2:2の範囲内で
    混合して疑似黒色化した混色有機顔料である請求項1記
    載の遮光膜形成用着色樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 比抵抗値が1014Ω・cm以上であり、
    且つ式(A) 【数1】 光学濃度(OD)=−log(Y/100) (A) (式中、YはC光源での色度値である。)で定義される
    光学濃度(OD)が2以上である請求項1又は2記載の
    遮光膜形成用着色樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 混色有機顔料に加えて黒色顔料として更
    にカーボンブラックを含有する請求項1又は2に記載の
    遮光膜形成用着色樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 混色有機顔料100重量部に対するカー
    ボンブラックの使用量が1〜30重量部である請求項4
    記載の遮光膜形成用着色樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 比抵抗値が1012Ω・cm以上であり、
    光学濃度(OD)が2.5以上である請求項4又は5記
    載の遮光膜形成用着色樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 更に、光重合性モノマーと光重合性開始
    剤とを含有する請求項1〜6のいずれかに記載の遮光膜
    形成用着色樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 アレイ基板上に液晶駆動用電極が設けら
    れてなる液晶表示装置用アレイ基板素子において、アレ
    イ基板の液晶駆動用電極側面上に請求項1〜7のいずれ
    かに記載の遮光膜形成用着色樹脂組成物によりブラック
    マトリクスパターンが形成されていることを特徴とする
    アレイ基板素子。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のアレイ基板素子を用いる
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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