JPH10221522A - ブラックマトリックスの形成方法 - Google Patents

ブラックマトリックスの形成方法

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JPH10221522A
JPH10221522A JP3859197A JP3859197A JPH10221522A JP H10221522 A JPH10221522 A JP H10221522A JP 3859197 A JP3859197 A JP 3859197A JP 3859197 A JP3859197 A JP 3859197A JP H10221522 A JPH10221522 A JP H10221522A
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JP
Japan
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forming
black matrix
resin
black
pattern
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Application number
JP3859197A
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English (en)
Inventor
Yoichi Higuchi
洋一 日口
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10221522A publication Critical patent/JPH10221522A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂BMを浪費することなく、少量の樹脂B
Mの使用で信頼性の高いBMをパターン精度良く且つ効
率的に形成する方法を提供すること。 【解決手段】 離型性シート面に、CFにおけるBMに
対応する凹凸パターンを形成した型枠を、表面平滑な基
板に密着させて、離型性シートと基板間に上記BMに対
応する空間を形成し、該空間に樹脂BMを充填した後、
上記樹脂BMを硬化させる工程を有することを特徴とす
るBMの形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフイルター
(以下CFという)の形成に有用なブラックマトリック
ス(以下BMという)の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CFを作成するにあたりレッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各画素の間隔
には、表示コントラストを向上させる目的でRGBの各
画素の間にBMを形成している。その方法として、クロ
ム等の金属膜をBMとして用いる方法や、遮光性顔料等
を分散させた感光性樹脂を用いる方法が知られている。
【0003】CF用BMのようなミクロンオーダーのパ
ターンを精度良く成形することは重要な技術である。こ
のオーダーでパターン化する技術は、半導体並びに金属
加工分野ではいろいろな手法が確立されている。しかし
ながら、高分子材料の加工においては上述のフォトリソ
法が特異的に用いられているに過ぎない。クロム等の金
属膜を用いたBMは、蒸着等の方法で金属膜を基板上に
形成し、次にフォトレジストを使用したフォトリソ法と
エッチング工程により金属膜をパターニングして形成す
る。一方、カーボンブラック等の遮光性顔料を分散した
感光性樹脂を用いる方法は、該感光性樹脂を基板上に塗
布及び成膜し、パターン露光・現像等の工程でBMが形
成される。
【0004】一方で、例えば、特開昭62−9301号
公報に開示されているように、この遮光性顔料を分散さ
せた感光性樹脂を用いたセルフアライメント方式でBM
を形成する方式がコスト及び製造工程の面から注目され
ている。特開平7−181676号公報には、ガラス基
板に感光性樹脂を塗布し、露光・現像してパターン化
し、パターン化された感光性樹脂層からなるガラス基板
を型枠とし、該型枠とガラス基板の露出部とで構成され
る凹部内に着色ペーストを充填し、且つ焼成処理してC
F層を形成している。この方法は、対象がプラズマディ
スプレイパネル(PDP)用CFであり、更に形成され
るCF層は厚膜であり、そのうえCF層の焼成時に樹脂
分の焼失により層の収縮が避けられないので、液晶パネ
ルのCF層の形成には応用が困難である。
【0005】又、遮光性を考慮したBM形成材料として
黒鉛を塗料化したものが最近工業的に開発されている。
しかしながら、この塗料からなる層のパターン加工に
は、黒鉛が酸やアルカリに溶けないために、通常のエッ
チング加工法が使えない。そこでレジストパターンを下
層に設けた後に、黒鉛からなる塗層をレジストごと剥離
するリフト・オフ法が採用されているが、この方法で
は、ポジ型レジストを塗布し、BMのパターンとは逆の
パターンを形成し、更にその上に黒鉛塗料を塗布して剥
離するという工程上の煩雑性に問題がある。
【0006】上述の如く、着色感光性組成物を使用して
CFやBMを作製する場合には、製造・加工における工
程の長短並びに材料の使用効率が問題点となるが、黒色
顔料を感光性レジストに分散させた組成物(樹脂BM)
を用いてBMを形成する場合には、形成される膜自体が
感光性を有しているので、パターン形成の工程数が少な
いという利点がある。しかしながら、この樹脂BMの場
合にも、感光する樹脂と遮光するカーボンブラック顔料
という互いに相反する材料を同一膜内に共存させるため
に、添加し得るカーボンブラック顔料の含有率が30重
量%以下と低くなり、十分な遮光性を有する膜が得られ
ないという問題を有する。
【0007】更にBMの遮光性を上げるためには、膜厚
を1.5μm程度に厚くする必要が生じ、そのうえ光漏
れがないように、このBM層と他の着色層とを重ねる
と、ガラス基板との段差が大きくなり、この段差は液晶
の配向を乱すことから、樹脂BMは液晶パネル用のCF
の形成には殆ど採用されていなかった。そこで、低コス
ト、低反射化のための樹脂BM並びにそれを用いたCF
を提供することが課題となる。
【0008】但し、この場合には、露光後の現像工程に
おけるアルカリ現像液に対する樹脂BMの溶解性が重要
な問題として挙げられる。つまり、製造工程における問
題として現像時において基板から剥離されたレジスト片
が製品に付着して欠損・欠陥製品の原因となる。又、剥
離されたレジスト片が現像タンク内で沈殿・蓄積された
場合には、タンク内の洗浄並びに整備が頻繁に必要とな
り製品の生産性において問題となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、現像液であるアルカリ水系に対して均一に、しかも
パターン細りがなく正確に解像される樹脂BMと、かか
る樹脂BMを浪費することなく、少量の樹脂BMの使用
で信頼性の高いBMをパターン精度良く且つ効率的に形
成する方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、離型性シート面
に、CFにおけるBMに対応する凹凸パターンを形成し
た型枠を、表面平滑な基板に密着させて、離型性シート
と基板間に上記BMに対応する空間を形成し、該空間に
BM形成用黒色硬化性樹脂液(以下樹脂BMという)を
充填した後、上記樹脂BMを硬化させる工程を有するこ
とを特徴とするBMの形成方法である。
【0011】本発明によれば、樹脂BMを毛細管現象に
より型枠内に自発的に流し込み、硬化後に離型させてミ
クロンオーダーのBMを得ることが可能となり、高精度
で且つ表面平滑性が良好なBMを容易に繰り返し同じ状
態で得ることができる。又、着色剤として顔料を使用す
ることからも、耐熱性及び耐環境性の良好なBMを形成
することができる。又、樹脂BMを浪費することなく、
BMをパターン精度良く且つ効率的に形成することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明を更に詳しく説明する。図1は、本発明で使用す
る離型シートを図解的に説明する図であり、該離型シー
トAは、その表面にCFにおけるBMに対応する凹凸パ
ターンが形成されている。この凹凸パターンは、ガラス
基板上に形成すべきBMに対応する凹部1と凸部2とか
らなり、凹部がBMパターンに対応するように形成され
ている。尚、毛細管現象は1mm以下の微細な空隙に対
して発現するため、これ以下の、例えば、数μmから1
00μm程度の所望のBMパターンサイズに合わせて、
凹凸のパターンを形成すればよい。
【0013】図1(a)はストライブ状の凹凸パターン
が形成された例であり、図1(b)は格子状の凹凸パタ
ーンが形成された例を示すが、本発明においては、上記
凹凸パターンは、毛細管現象によって液体を拡散させ得
る形状であればよく、例えば、曲線状、ジクザグ状等の
他の凹凸パターンであってもよい。又、所望線幅よりも
広幅の凹部を有するパターンを用い、マスクを介してフ
ォトリソグラフィー法によりパターニングすることもで
きる(図5参照)。
【0014】以上の如きBMパターンに対応する離型性
シートA(aでもbでも他の形状でもよい)を、図2に
示すように、例えば、表面平滑なガラス基板B面に、そ
の凹凸面をガラス基板B面に対向させて重ね合わせて密
着する。この状態においては、離型性シートAとガラス
基板Bとの間に、所望のBMに対応する多数の微細な空
隙1が形成されている。
【0015】図3に示すように、サイズの大きいガラス
基板B面に樹脂BM3を滴下すると、該樹脂BM3は毛
細管現象によって、矢印で示すように上記の微細な空隙
1内に浸透してゆき、離型性シートAとガラス基板Bと
の間の空隙3を充填する。このような樹脂BMの充填は
前記いずれの凹凸形状であっても進行する。
【0016】上記樹脂BMが充填された状態において、
樹脂BMが光硬化性である場合には、図4に示すように
上記離型性シートAとガラス基板Bとの重合体の少なく
とも一方の側から、適当な波長の光4を照射により、樹
脂BM3を硬化させる。硬化後に離型性シートを剥離す
ることによりストライプ状のBMが形成される。離型性
シートが図1(a)の場合には格子状のBMが形成され
る。この際、形成されるBM3の形状を所望の形状にパ
ターン化する場合には、図5(a)〜(c)に示すよう
に、所望のパターンのマスク5を介して露光することに
よって、図5(c)に示す如き更にパターン化されたB
Mが形成される。
【0017】又、形成されるBMを所望の形状にする場
合には、前記のように樹脂BMのパターン露光が有効で
あるが、このパターン露光以外にもレーザー等の如く位
置決めされたビーム走査照射方式で露光してもよい。更
に複雑なパターンのBMを所望する場合には、転写や接
着剤を用いてそれぞれのパターンのBM同士を結合させ
てもよい。
【0018】以上のパターン露光の場合には、後に未露
光の樹脂BMを溶解除去することが必要である。樹脂B
Mを光硬化させた後、離型シートAをガラス基板Bから
剥離することによって、図5に示すように、ガラス基板
B表面には所望のパターンのBM3が形成される。この
際、BM3がガラス基板Bに密着するように、ガラス基
板表面にはBMが十分に密着するようにガラス基板表面
に接着処理を施しておくこともできる。
【0019】以上の如くガラス基板面に形成されたBM
を他の透明基板に転写することが必要である場合には、
上記ガラス基板に代えて、プラスチックシート等の他の
基板を使用し、上記と同様にして、樹脂BMの硬化、剥
離性シートの剥離後に、プラスチックシート等の基板面
に形成されたBMを他の透明ガラス基板に対向させて重
ね合わせ、BMを透明ガラス基板に転写させることがで
きる。この際には、形成されるBM層の表面に接着層を
形成しておくこともできる。尚、樹脂BMが熱硬化性で
ある場合には、例えば、赤外線照射等により上記と同様
に樹脂BMを硬化させてBMを形成すればよい。
【0020】以上で使用する離型性シートは、剥離が容
易であるように優れた柔軟性と離型性を有する他に、ガ
ラス基板との密着性、透明性、耐熱性、加工性等が良好
である材料からなるシートを用いることが望ましく、好
適な例としてはシリコーン(特にポリジメチルシロキサ
ン類)ラバーからなるシートが挙げられる。次に上記の
離型性シートにBMに対応する凹凸パターンを作製する
例を挙げるが、本発明はこれらの例に限定されるもので
はない。
【0021】(型枠作製例1)ポリジメチルシロキサン
ラバーシート上にマイクロ細線からなる凹凸パターンを
作製するために、上記ラバーシート面にポジ型レジスト
OFPR800(東京応化製)を塗布及び成膜した。レ
ジスト膜をBMパターンを有するマスクを介して露光照
射後、現像及びベークの工程を経て得られたレジストパ
ターン付きシロキサンラバーシートをテトラヒドロフラ
ン(THF)溶液に浸積させた。
【0022】尚、前記現像液としてはテトラメチルアン
モニウムヒドロキシド(TMHA)の有機アルカリ溶液
(商品名NMD−3、水溶液:濃度2.5%)を用い
た。レジストで保護されていないラバーシート表面部分
はTHFに溶解されて凹部が形成された。ラバーシート
をTHF溶液から引き上げ後、硬化レジスト部を剥離さ
せ、ラバーシート面に凹凸パターンを形成した。この凹
凸パターンを有する型枠の端面を、樹脂BMの接触角を
考慮してナイフ等により切断する。
【0023】(型枠作製例2)ポリジメチルシロキサン
ラバーシート面に第1層目として接着層を形成させた。
その上に第2層目としてポジ型レジストOFPR800
(東京応化製)を塗工及び成膜した。
【0024】上記2層目のレジスト層を例1と同様にマ
スク露光後、現像及びベークの工程を経てレジストパタ
ーン付きシロキサンラバーシートを形成した。尚、前記
レジスト膜の現像液としてはTMHA(商品名NMD−
3)を用いた。凹凸パターンを有する型枠の端面を、そ
の後の樹脂BMの接触角を考慮してナイフ等により切断
する。この型枠は、前記説明したBMの転写に用いられ
る。
【0025】(型枠作製例3)予めガラス基板上に例1
に記載の感光性樹脂を用いて凹凸パターンを作製する。
この凹凸面に予備重合されたジメチルシロキサン液を塗
布する。この状態で予備重合ジメチルシロキサン液を十
分に重合・硬化後、重合・硬化したポリジメチルシロキ
サンシートをガラス基板より剥離して凹凸パターンが転
写された型枠を得た。この凹凸パターンを有する型枠の
端面を、後の樹脂BMの接触角を考慮してナイフ等によ
り切断した。
【0026】(型枠作製例4)ポリジメチルシロキサン
ラバーシート上にマイクロ細線の凹凸パターンを作製す
るために、エキシマーレーザによる直接描画を行った。
レーザー描画(レーザーアブレーション)に関しては、
多数回のパルス照射によりライン幅並びに深度を調節し
た。上記ポリジメチルシロキサンラバーシートは、直接
レーザー吸収波長(184nm付近)をもたないので、
エキシマー以外の光源を用いる場合には、予めレーザー
吸収色素等をシリコーンラバーシート中に添加或いは含
浸させておく。
【0027】本発明で使用する樹脂BMは、十分な黒度
を与える顔料と、顔料を分散させるための有機重合体
と、十分な毛細管現象を生じる粘度と、十分な光硬化性
或いは熱硬化性を有する黒色液状物であれば、いずれの
黒色液状物でもよい。しかしながら、前記のようにパタ
ーン露光される場合があるので、水系の現像剤によって
現像可能な樹脂BMであることが好ましい。
【0028】本発明において好ましい樹脂BMについて
更に詳しく説明する。好ましい樹脂BMの組成は、カー
ボンブラックと多官能アクリレートと有機重合体と適当
な割合の液媒体からなるものであって、上記多官能アク
リレートが少なくとも1種の3官能以上のアクリレート
を含み、上記有機重合体が(メタ)アクリル酸のモノマ
ー系の共重合であって、アルカリ溶解性を十分保持する
ために、(メタ)アクリル酸の含有成分が全モノマーの
20〜40重量%で、酸価が70〜150mgKOH/
gである組成物である。
【0029】更にここでいうアルカリ現像液とは、現像
が水系で適用されるために、狭義にはOHイオンを放出
するものである。最適には水系でpH7.5〜12の現
像液である。現像液のアルカリ成分は、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等の金属
水酸化物、水酸化テトラエチルアンモニウム等の有機ア
ンモニウム系化合物、その他、硫化物、酸化物、或いは
弱酸の陰イオン(例えば、Fイオン、CNイオン)等に
より加水分解されたものである。又、このpH領域の緩
衝溶液を調製して現像液として使用してもよい。
【0030】本発明で使用する黒色顔料としてはカーボ
ンブラックが好ましく、好ましいカーボンブラックは、
比表面積がBET測定値で140m/g以下であり、
更に好ましくは、その表面が酸性のカーボンブラックで
ある。その具体例として、Degussa社製のPrinte
x 3、 Printex 25、 Printex 30、 Printex 35、 Printex4
0、 Printex 45、 Printex 200、 Printex 300、 Printex
A、 Printex G、 SpecialBlack 100、 Special Black 250、
Special Black 350、 CABOT社製のMONARCK 120、 M
ONARCK 280、 MONARCK 430、 MONARCK 460、 REGAL 99、 RE
GAL 250、 REGAL330、 REGAL 415、 BLACK PEARLS 130、 BL
ACK PEARLS 480、 ColumbianCarbon社
製のRaven 410、 Raven 420、 Raven 430、 Raven 450、 Ra
ven 500、 Raven 760、 Raven 790、 Raven 850、 Raven 89
0、 Raven 890H、 Raven 1000、 Raven 1020、 Raven 1035、
Raven 1040、 Raven 1060、 三菱化学社製のMA-7、 MA-8、
MA-11、 MA-100、 MA-100R、 MA-220等である。更に本発明
において、これらの顔料は乾燥した微粉末状の他、水性
ろ過ケーキ或いは水性懸濁液の状態でも使用することが
できる。尚、使用する顔料は、後述の分散剤及び/又は
有機重合体によって予め分散処理しておくことが好まし
い。
【0031】本発明で使用する樹脂BMは、更に必要に
応じて顔料の分散剤を含有することができる。顔料の分
散剤としては、広範囲のものから適宣選択して使用する
ことができ、例えば、界面活性剤、顔料の中間体、染料
の中間体、ソルスパース等が使用される。顔料分散の際
の組成の割合は、特に限定されるものではないが、分散
用アクリル樹脂に対する顔料の添加量は50〜150重
量%程度であり、分散剤は顔料の1〜10重量%程度で
ある。但しこの分散剤は、樹脂BM中に使用するカーボ
ンブラック顔料の凝集を防ぎ且つカーボンブラックを均
一に分散させる働きがなければならない。従って、分散
剤自身も製造するBMの諸物性を阻害するようなことが
あってはならず、更には耐熱性並びに黄変性も考慮して
選択する必要がある。
【0032】更に本発明においてカーボンブラックを処
理する分散剤と併用する有機重合体の量は、カーボンブ
ラックによる遮光効果も考慮した上で最適な添加量を決
定する必要があり、カーボンブラック100重量部当り
約0〜40重量部、好ましくは約5〜30重量部の範囲
が好ましい。
【0033】本発明において使用する有機重合体は、ア
ルカリ現像液に対する現像性、被膜形成材、樹脂BMの
粘度調整剤及びカーボンブラック顔料の分散安定剤とし
て作用する。具体的には、例えば、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、(メタ)アク
リロイル基を持つ感光性モノマー、及びオリゴマー等が
挙げられる。更には、ポリメタクリル酸エステル又はそ
の部分加水分解物、ポリ酢酸ビニル又はその加水分解
物、ポリビニルフェノール、フェノールノボラック、ポ
リスチレン、ポリビニルブチラール、ポリクロロプレ
ン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリ
プロピレン、ポリビニルピロリドン、スチレンと無水マ
レイン酸の共重合体又はそのハーフエステル、アクリル
酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸
エステル、アクリルアミド、アクリロニトリル等の共重
合可能なモノマー群から選ばれた、ガラス転移点が35
℃以上である共重合体等が挙げられる。
【0034】これらの中で特に好ましい重合体はアクリ
ル酸系共重合体である。これらの共重合体の共重合比は
任意であるが、好ましい範囲は全体を100モルとした
場合、アクリル酸約20〜40モル、スチレン約25〜
45モル、及びベンジル(メタ)アクリレート約10〜
50モルの共重合体が好適である。該共重合体は前述の
分散剤とともに樹脂BM中の顔料の安定化を図る目的を
も有し、その分子量は約1万〜7万の範囲が好ましい。
又、適度なアルカリ現像性を付与するためには、その酸
価が約70〜150mgKOH/gの範囲であることが
好ましい。
【0035】本発明の樹脂BMにおいて感光性樹脂成分
として使用する多官能(メタ)アクリレートモノマーと
しては、例えば、エチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グ
リセリントリ(メタ)アクリレート、グリセリンテトラ
(メタ)アクリレート、テトラトリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサ(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらの成分
は単独又は混合物として使用される。
【0036】これらの多官能(メタ)アクリレートモノ
マーは少なくとも1種の3官能以上のモノマーを含むこ
とが好ましく、その含有量は多官能(メタ)アクリレー
トモノマー中において約30〜95重量%を占める割合
である。又、これらの多官能(メタ)アクリレートモノ
マーには、反応希釈剤としてメチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル
(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、スチレン、メチルスチレン、Nービニルピロリ
ドン等の単官能性モノマーを添加することができる。
【0037】本発明において使用する光重合開始剤とし
ては、分光吸収スペクトルで300nmから400nm
に最大吸収波長を有するもので、例えば、紫外線のエネ
ルギーによりフリーラジカルを発生する化合物であっ
て、特に使用するカーボンブラックの光吸収波長並びに
遮光効率を考慮したうえで、その添加量並びに最適化学
種を決定するのが好ましい。
【0038】光重合開始剤としては、ベンゾイン、アセ
トフェノン等のベンゾフェノン誘導体、又はそれらのエ
ステル等の誘導体、キサントン並びにチオキサントン誘
導体、含ハロゲン化合物としてクロロスルフォニル及び
クロロメチル多核芳香属化合物、クロロメチル複素環式
化合物、クロロメチルベンゾフェノン類、フルオレノン
類、ハロアルカン類、光還元性色素と還元剤とのレドッ
クスカップル類、有機硫黄化合物、過酸化物類等があ
り、これら1種又は2種以上の組合せによっても使用で
きる。
【0039】更に上記の光熱重合開始剤の具体例として
は、2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2
−メチル−{4−(メチルチオ)フェニル}−2−モル
ホリノ−1−プロパノン、ベンゾインブチルエーテル、
ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾフェノン、ミ
ヒラーケトン、4,4−ジエチルアミノベンゾフェノ
ン、クロロメチルベンゾフェノン、9,10−アンスラ
キノン、2−メチル−9,10−アンスラキノン、クロ
ロスルホニルアンスラキノン、クロロメチルアンスラキ
ノン、9,10−フェナンスレンキノン、キサントン、
クロロキサントン、チオキサントン、クロロチオキサン
トン、2,4−ジエチルチオキサントン、クロロスルホ
ニルチオキサントン、クロロメチルベンゾチアゾール等
である。
【0040】本発明で用いられる溶剤としては、具体的
には、メチルアルコール、エチルアルコール、N−プロ
ピルアルコール、i−プロピルアルコール等のアルコー
ル系溶媒、メトキシアルコール、エトキシアルコール等
のセロソルブ系溶媒、メトキシエトキシエタノール、エ
トキシエトキシエタノール等のカルビトール系溶媒、酢
酸エチル、酢酸ブチル、メトキシプロピオン酸メチル、
エトキシプロピオン酸エチル、乳酸エチル等のエステル
系溶媒、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン系溶媒、メトキシエチルアセテー
ト、エトキシエチルアセテート、エチルセロソルブアセ
テート等のセロソルブアセテート系溶媒、メトキシエト
キシエチルアセテート、エトキシエトキシエチルアセテ
ート等のカルビトールアセテート系溶媒、ジエチルエー
テル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン等
のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン
等の非プロトン性アミド溶媒、γ−ブチロラクトン等の
ラクトン系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフ
タレン等の不飽和炭化水素系溶媒、N−ヘプタン、N−
ヘキサン、N−オクタン等の飽和炭化水素系溶媒等の有
機溶媒が挙げられる。
【0041】これらの溶媒のうち、メトキシエチルアセ
テート、エトキシエチルアセテート、エチルセロソルブ
アセテート等のセロソルブアセテート系溶媒、メトキシ
エトキシエチルアセテート、エトキシエトキシエチルア
セテート等のカルビトールアセテート系溶媒、エチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテ
ル等のエーテル系溶媒、メトキシプロピオン酸メチル、
エトキシプロピオン酸エチル、乳酸エチル等のエステル
系溶媒が好ましい。
【0042】上記樹脂BMの組成において、組成物中に
占めるカーボンブラック顔料の割合は、組成物の固形分
のうちで約40〜75重量%であり、好ましくは約45
〜70重量%である。顔料が約40重量%未満である
と、形成されるBMの遮光力が不十分であり、BMとし
ての特性を発揮できず、鮮明なRGB画像の表示が困難
である。一方、カーボンブラック顔料が約75重量%を
超えると、BMパターン形成時における光透過率が不十
分となるために、樹脂BMの光硬化性が低下し内部硬化
にまでなかなか達しない。
【0043】カーボンブラック顔料はその種類、粒径、
分散の状態等によって着色力、遮光性等の各種光学的性
質が変化するので、選択したカーボンブラックの特性に
従って使用量を決定する。使用量の決定基準は形成され
るBMの遮光率が膜厚1μmあたりO.D.値3.0を
十分満足する量である。BMの遮光力に関してはマイク
ロデンシトメータによってO.D.値として測定した。
【0044】又、樹脂BMを構成する多官能(メタ)ア
クリレートモノマーの量は、顔料以外の被膜形成組成物
中において約20〜60重量%を占める割合であり、好
ましくは約30〜50重量%を占める割合である。多官
能(メタ)アクリレートモノマーが約20%重量未満で
あると、形成されるBMの接着強度、耐熱性等の各種物
理的強度が不十分であり、一方、多官能(メタ)アクリ
レートモノマーが約60重量%を超えると、樹脂BMの
安定性が低下するとともに、形成されるBMの可撓性が
不十分となる。
【0045】又、樹脂BMを構成する有機重合体の量
は、カーボンブラック顔料以外の被膜形成組成物中にお
いて約5〜80重量%を占める割合であり、光硬化でB
Mパターンを形成させる場合には、好ましくは約10〜
60重量%を占める割合である。又、樹脂BMを構成す
る光重合開始剤の量は、カーボンブラック以外の被膜形
成組成物中において約5〜35重量%を占める割合であ
り、好ましくは約10〜30重量%を占める割合であ
る。光重合開始剤の量が、約5重量%未満であると、樹
脂BMの感度が低下すると共に、形成されるBMの接着
性や可撓性の面で不十分になる場合がある。
【0046】尚、光重合開始剤は、顔料を十分に分散さ
せた前記の多官能(メタ)アクリレートモノマー及び有
機重合体からなる樹脂組成物に最初から添加しておいて
もよいが、比較的長期間保存する場合には、使用直前に
樹脂組成物中に分散或いは溶解することが好ましい。
尚、本発明で使用する樹脂BMは、上記成分を必須成分
とするが、樹脂BMの塗布適性、感度、被膜の架橋密度
等を調整する目的で、各種有機溶剤、各種ポリマー、増
感剤、連鎖移動剤等、その他当該技術分野で公知の添加
剤を必要に応じて添加することができる。
【0047】本発明で使用する樹脂BMは、前記各成分
及び適当な有機溶剤を配合し、例えば、ペイントシェー
カー、ビーズミル、サンドグラインドミル、ボールミ
ル、アトライターミル、2本ロールミル等の分散機を用
いて分散することによって得られる。得られる樹脂BM
は、有機溶剤が媒体となっている塗工液又はインキ状態
であって、必要に応じて使用直前に有機溶剤を加えて希
釈して使用してもよい。
【0048】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をより具体的に説
明する。 (BMパターンの作製)BM作製用の基板として、CF
作製用の基板である低膨張ガラス(コーニング社製)を
用い、これを中性洗剤による洗浄、水洗、脱脂、オゾン
及び光洗浄したものを用いた。又、顔料分散液として以
下に示す組成のものを用いた。 ・顔料(カーボンブラック、三菱化学製MA−8) 10.0g ・ベンジルメタクリレート−スチレン−アクリル酸共重合体物 3.0g (共重合比率1:1:1、分子量約3万(分子量分布Mw/Mn=1.7)) ・分散剤 Disperbyk161(ビックケミー社製) 1.0g ・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA) 70.0g
【0049】上記組成物を2本ロール等で混練分散し、
更にPGMEA希釈溶剤を加えてペイントシェーカー、
ビーズミル等で分散して顔料分散液とした。分散後の粒
径(d50)は0.05μmであった。
【0050】更にこの顔料分散液を用いて下記組成の樹
脂BMを作成する。 ・前記顔料分散液(黒色) 84.0g ・ベンジルメタクリレート−スチレン−アクリル酸共重合体物 5.0g (共重合比率1:1:1、分子量約3万(分子量分布Mw/Mn=1.7)、 固形分40%(3ーメトキシブチルアセテート溶液) ・トリメチロールプロパントリアクリレート(日本化薬製)) 9.0g ・イルガキュアー369(チバガイギー社製) 3.0g ・エチルセロソルブアセテート 40.0g 上記成分を配合に従って混合し、それにエチルセルソル
ブアセテート等の希釈溶剤を加えてペイントシェーカ
ー、ビーズミル等で分散して樹脂BMとした。
【0051】上記樹脂BM中の顔料は、その分散粒子径
はd50で0.2μm以下になるように分散した。粒子
径並びに粒度分布の確認は日機装(株)社製マイクロト
ラックUPA粒度分析計で行った。前記型枠作製例1に
従って、ポリジメチルシロキサンラバーシートからなる
型枠を作成後、該型枠をBMパターンを形成させるガラ
ス基板と良く密着させる。前記樹脂BMをパターン面近
傍に垂らすと、樹脂BMが型枠のパターンに沿って毛細
管現象により自発的に型枠とガラス基板間に注入され
る。
【0052】形成されるべきBMを所望の形状に切り分
けたい場合には、型枠上面にマスクを用いて或いは基板
面側より所望の形状に位置決めしてビーム照射により露
光・硬化させる。CR乾燥機にて120℃で3分間プリ
ベークを行い、ガラス基板面よりアライナーによって
1,000mJ/cmの露光量で光照射した。樹脂B
Mを硬化させてパターン形成後、型枠を剥離した。この
時形成されたBMパターンに対して若干のポストベーク
処理を施してもよい。形成されたBMのパターン(膜厚
1μm、P/V=0.6)によるO.D.値は3.02
であった。更にガラス基板面に形成されたBMパターン
は型枠のパターンと同様の細線パターンであった。
【0053】(樹脂BMの転写パターン形成)ポリジメ
チルシロキサンラバーシートに、BMに必要なマイクロ
オーダーのパターンを形成させた型枠を用い、これと易
接着層を形成したガラス基板とを密着させた後、前記の
樹脂BMを毛細管現象によって流し込み、流し込まれた
樹脂BMを光或いは熱の作用により硬化させた後、型枠
を剥離する。この時硬化条件によって使用する易接着層
に使用する材料を変えた方が、次の接着層との剥離バラ
ンスが良好となり転写特性を最適化することができる。
【0054】例えば、UV硬化の場合には、易接着層材
料はシランカップリング剤を含むスチレン・アクリル共
重合体樹脂を、熱硬化の場合には粘着剤材料を使用す
る。次に別のガラス基板面に接着層を形成する。接着層
はエポキシ系樹脂を使用してもよいが、カーボンブラッ
クを含まない樹脂BMを接着剤としてガラス基板面に塗
布し、全面露光硬化後にBMをその面に転写することも
できる。このようにして、他の透明基板上にBMを転写
することができた。
【0055】(マスクを用いてBMをパターン化する実
施例)実施例1と同様にして、樹脂BMを型枠と基板間
に注入し、乾燥し型枠を剥離後、図5(b)に示すよう
なTFTを遮光する部分を有するパターンマスクを用い
て、キヤノン製PLAアライナーにて、1,000mJ
/cmの露光量で露光し、25℃で0.5%水酸化カ
リウム溶液に60秒間浸漬して現像し、200℃で1時
間ポストベーク処理を行ってBMを形成した。
【0056】(ビーム走査照射方式でBMをパターン化
する実施例)実施例1と同様にして、樹脂BMを型枠と
基板間に注入た後、平面露光方式の光学系を組み、光硬
化(刷)面を平面的に装着しレーザービーム露光を行っ
た。但し、レーザー光線が赤色系(緑色も含む)の場
合、感光性樹脂の持つ感光波長領域も充分考慮して光学
系の途中に非線形光学素子(リチウムニオブ結晶)を利
用して1/2波長化(青化)した。更に、ドットビーム
状の露光では硬化が低下するため、ビームエクスパンダ
ーによる送り方向面での露光を行ってBMを形成した。
BM用型枠による光損失が気になる場合には、光硬化刷
面を型枠とガラス面を上下させ、ガラス面より露光する
ことで更に充分な硬化深度を得ることができた。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、毛細管現象によりBM
用型枠中に樹脂BMが充填されるために、BM作成のた
めの樹脂BMの使用量が極少量でよく、且つ形成された
BM層の表面平坦性が高いので、最終的には全体として
表面平滑性が高いCFの製造が可能である。又、顔料と
してカーボンブラックを用いた場合には、低コストで反
射率の低い、更に解像性の高いBMを形成することがで
きる。更に現像工程を経ずともBMを形成することがで
きるために、高品位で且つ高耐久性のBMを、ひいては
高品位で且つ高耐久性のCFを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を図解的に説明する図。
【図2】 本発明の方法を図解的に説明する図。
【図3】 本発明の方法を図解的に説明する図。
【図4】 本発明の方法を図解的に説明する図。
【図5】 本発明の方法を図解的に説明する図。
【符号の説明】
A:離型性シート B:ガラス基板 1:凹部 2:凸部 3:樹脂BM(BM) 4:光 5:マスク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型性シート面に、カラーフイルターに
    おけるブラックマトリックスに対応する凹凸パターンを
    形成した型枠を、表面平滑な基板に密着させて、離型性
    シートと基板間に上記ブラックマトリックスに対応する
    空間を形成し、該空間にブラックマトリックス形成用黒
    色硬化性樹脂液を充填した後、上記樹脂液を硬化させる
    工程を有することを特徴とするブラックマトリックスの
    形成方法。
  2. 【請求項2】 離型性シートが、シリコーンラバーから
    なる請求項1に記載のブラックマトリックスの形成方
    法。
  3. 【請求項3】 基板が、カラーフイルター用ガラス基板
    である請求項1〜2に記載のブラックマトリックスの形
    成方法。
  4. 【請求項4】 ブラックマトリックス形成用黒色硬化性
    樹脂液として、光硬化性樹脂液を使用し、該樹脂液を光
    硬化させる請求項1〜3に記載のブラックマトリックス
    の形成方法。
  5. 【請求項5】 光硬化を所望のパターンを有するマスク
    を介して行う請求項3に記載のブラックマトリックスの
    形成方法。
  6. 【請求項6】 光硬化をビーム走査照射方式で行う請求
    項3に記載のブラックマトリックスの形成方法。
  7. 【請求項7】 ブラックマトリックス形成用黒色硬化性
    樹脂液として、熱硬化性樹脂液を使用し、該樹脂液を熱
    硬化させる請求項1〜3に記載のブラックマトリックス
    の形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5に記載の方法で形成された
    ブラックマトリックスを他の透明基板に転写させる工程
    を有するブラックマトリックスの形成方法。
  9. 【請求項9】 ブラックマトリックス形成用黒色硬化性
    樹脂液が、カーボンブラック、多官能アクリレート、有
    機重合体及び液媒体からなり、上記多官能アクリレート
    が少なくとも1種の3官能以上のアクリレートを含み、
    上記有機重合体が(メタ)アクリル酸を全モノマーの2
    0〜40重量%を占め、酸価が70〜150mgKOH
    /gのアクリル酸系共重合体である請求項1〜8に記載
    のブラックマトリックスの形成方法。
  10. 【請求項10】 ブラックマトリックス形成用黒色硬化
    性樹脂液がカーボンブラックを含み、該カーボンブラッ
    クが組成物の固形分の40〜75重量%を占める請求項
    9に記載のブラックマトリックスの形成方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7264526B2 (en) 2002-07-15 2007-09-04 Lg Electronics Inc. Method of manufacturing barrier ribs for PDP by capillary molding of paste and paste compositions therefor
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CN100385267C (zh) * 2004-11-11 2008-04-30 Lg.菲利浦Lcd株式会社 薄膜构图装置及使用其制造滤色片阵列基板的方法
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JP2013134394A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Fujifilm Corp パターン位相差フィルム、その製造方法、光学積層体の製造方法、3d画像表示装置、及びマスク
JP2022510109A (ja) * 2018-11-14 2022-01-26 サン-ゴバン グラス フランス ガラス基材の層又は層の積層物の選択的エッチングのための方法

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