JPH09299571A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH09299571A
JPH09299571A JP14665896A JP14665896A JPH09299571A JP H09299571 A JPH09299571 A JP H09299571A JP 14665896 A JP14665896 A JP 14665896A JP 14665896 A JP14665896 A JP 14665896A JP H09299571 A JPH09299571 A JP H09299571A
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JP
Japan
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ball
flow rate
storage tank
plate
prize balls
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Application number
JP14665896A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯留タンクで景品玉の流量を規制する構成と
することで、玉詰り現象を回避してスムーズに景品玉を
転送し得る弾球遊技機を提供することにある。 【解決手段】 貯留タンク22は、一方の長辺部37a
に切込部37bが形成された流量規制板37を着脱自在
に備えると共に、該流量規制板37の取り付け状態(各
取付溝35a・36aへの挿し込み状態)に応じてタン
ク22内での景品玉の流量を2通りに規制する。これに
より、玉導出口32付近にかかる景品玉の重さを低い押
圧力にすることができ、ひいては玉導出口32での玉詰
り現象を回避することによって景品玉のスムーズな転送
が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯留する景品玉を
玉導出口から導出する貯留タンクを備えた弾球遊技機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、パチンコ玉を弾発して遊
技する弾球遊技機には、図11に示すように、景品玉と
して払い出されるパチンコ玉を貯留するための貯留タン
ク60が遊技機の裏面上部に取り付けられていた。そし
て、この貯留タンク60内のパチンコ玉は、玉導出口6
1から誘導通路62を介して景品玉払出装置(図示しな
い)に転送され、該景品玉払出装置から所定数の景品玉
として払い出されるようになっていた。なお、貯留タン
ク60には、タンク60内の玉切れを検出する玉切れ検
出器63が設けられ、該玉切れ検出器63によって貯留
タンク60内の玉切れが検出されると、これに基づいて
玉補給機構側の補給ノズル64からタンク60に景品玉
が供給されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ような貯留タンク60は、景品玉の流量を規制し得る構
成とはなっていなかった。このため、タンク60内で景
品玉が充満して貯留されるような場合には、玉導出口6
1部分での景品玉が満タン状態の高さL1まで貯留され
ることで、景品玉の重さが非常に高い押圧力Fとして玉
導出口61付近にかかり(図11参照)、結果として玉
導出口61での玉詰り現象が発生していた。本発明は、
上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とすると
ころは、貯留タンクで景品玉の流量を規制する構成とす
ることで、玉詰り現象を回避してスムーズに景品玉を転
送し得る弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】貯留タンクは、該タンク
内で玉導出口に流れる景品玉の流量を規制する流量規制
部材を備えたので、玉導出口付近にかかる景品玉の押圧
力を低減することができ、ひいては玉導出口での玉詰り
現象を回避することによって景品玉のスムーズな転送が
招来できる。
【0005】また、前記流量規制部材を前記貯留タンク
に対して着脱自在に設けたり、あるいは前記景品玉の流
量を複数通りに規制する構成とした場合には、玉補給機
構側からの景品玉の供給量や貯留タンク内の景品玉の貯
留量に応じて景品玉の流量を調節することができる。
【0006】なお、図5に示す貯留タンク22により、
貯留する景品玉を玉導出口32から導出する本発明の貯
留タンクの一例を構成している。
【0007】また、図5に示す流量規制板37により、
前記タンク内で前記玉導出口に流れる前記景品玉の流量
を規制する本発明の流量規制部材の一例を構成してい
る。
【0008】また、図5に示す貯留タンク22に対する
流量規制板37の取り付け設定により、前記貯留タンク
に対して着脱自在に設けた前記流量規制部材の構成を例
示している。
【0009】また、図7(A)(B)に示す流量規制板3
7の2通りの挿し込み設定により、前記景品玉の流量を
複数通り(2通り)に規制する前記流量規制部材の構成
を例示している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1及び図2を参照し
て実施形態に係る弾球遊技機(図示ではパチンコ遊技
機)の構成について説明する。パチンコ遊技機1は、図
1に示すように、縦長な方形状に枠組み形成される外枠
2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つパチン
コ遊技機1の主要構成部のほぼ全てが集約して設けられ
る枠基体3と、該枠基体3の前面上部に開閉自在に設け
られる透明板保持枠4と、枠基体3の前面下部に開閉自
在に設けられる前面板5と、該前面板5の下方位置で枠
基体3に取り付けられる取付基板6と、を備えている。
透明板保持枠4には、図2に示すように、後で詳述する
ガラス組付体7が一体的に取り付けられており、枠基体
3には、そのガラス組付体7に臨設して遊技盤8が取り
付けられている。なお、遊技盤8は、複数の入賞口9や
可変表示装置10等の各種構成部材を備えて遊技領域を
構成している。また、前面板5には、図示しない打球供
給皿が設けられており、取付基板6には、その打球供給
皿から1個づつ供給される打玉を遊技領域に弾発するた
めの打球発射装置11の一部を構成する操作ハンドル1
2と、打球供給皿に貯留しきれない景品玉を貯留する図
示しない余剰玉受皿及び灰皿と、が設けられている。
【0011】上記ガラス組付体7は、図3に示すよう
に、遊技者側に配される外側ガラス板13と、遊技盤8
側に配される2枚の内側ガラス板14a・14bと、外
側ガラス板13と内側ガラス板14a・14bとを所定
間隔を置いて保持する枠体15と、を備えている。内側
ガラス板14a・14bは、接着樹脂16によって相互
に貼着されている(図4(A)参照)。これにより、遊
技盤8側のガラス構造は、内側ガラス板14a、接着樹
脂16、及び内側ガラス板14bの3層からなる合せガ
ラス構造となっている。また、枠体15の外周部には、
ガラス組付体7を前記透明板保持枠4にビス止めするた
めの取付フランジ15aと、シリカゲル等の吸湿剤17
を収納するための収納室15bと、が形成されており、
該収納室15bには、吸湿剤17を封入するための蓋部
材18が設けられている。
【0012】そして、上記ガラス組付体7は、外側ガラ
ス板12と内側の合せガラス板14a・14bとがそれ
ぞれシリコン樹脂等の接着剤19によって断面凸型形状
をなす枠体15の両端部に接着保持されることで中間部
に密封空間Sを設けた2重ガラス構造として構成されて
いる。なお、枠体15には、図4(A)に示すように、
収納室15bと密封空間Sとを結ぶ連通孔15cが穿設
されている。これにより、密封空間S内の空気は、収納
室15b内に収納された吸湿剤17によって常時乾燥さ
れた状態となり、気温低下に伴う各ガラス板13・14
bへの結露を防止するようになっている。
【0013】ところで、本実施形態では、図4(A)に
示すように、軸穴を連通孔15cの延長線上に配した突
出筒部15dを収納室15b内に設けることで、収納室
15b内の吸湿剤17を突出筒部15dの外周側に収納
する構成となっている。これに対して、従来の構成は、
図4(B)に示すように、収納室15bの下端面から直
接密封空間S側に連通孔15c’を穿設し、その連通孔
15c’を埋めるような状態で吸湿剤17を収納室15
b内に収納していた。このため、従来では、経時変化に
よって吸湿剤17が微粒子となる場合、その微粒子が連
通孔15c’を通って密封空間S内に入り込み、各ガラ
ス板13・14aに付着することでガラス板13・14
aの汚れを招来していた。一方、本実施形態の構成は、
吸湿剤17を突出筒部15dの外周側に収納すること
で、吸湿剤17の微粒子が連通孔15cに入り込むのを
回避し、ひいては吸湿剤17の微粒子に起因するガラス
板13・14aの汚れを防止するようになっている。
【0014】次に、前記枠基体3の裏面構造について説
明する。枠基体3の裏面側には、前記遊技盤8を裏面か
ら覆う機構板20が設けられている。該機構板20の中
央部分には、機構板20を閉じた状態で前記可変表示装
置10を後方に貫通し得る方形状の開口21が形成され
ている。遊技盤8と対峙する機構板20の前面には、前
記複数の入賞口9からの入賞玉を遊技盤8の裏面で集合
せしめる入賞玉集合樋(図示しない)が形成されてい
る。一方、機構板20の後面には、その最上部に景品玉
として供される多量の玉を貯留する貯留タンク22が取
着され、該貯留タンク22の下方には、タンク22から
流出する玉を整列状態にて流下せしめる誘導通路23が
傾斜状に設けられている。また、開口21の右側方に位
置する機構板20の後面には、誘導通路23から受け入
れた玉を入賞玉信号に基づいた所定個数の景品玉として
払い出す景品玉払出装置24が設けられている。また、
機構板20の後面には、上記した構成以外にも、遊技機
1に電源を供給する電源線や遊技機1と遊技場の管理コ
ンピュータ(図示しない)との情報信号をやり取りする
ための端子等を備えたターミナルボックス25、遊技機
1に設けられる各種電気部品の制御を行う遊技制御基板
26等が設けられている。
【0015】次に、本実施形態の要部をなす貯留タンク
22の構成について説明する。貯留タンク22は、図5
及び図6に示すように、合成樹脂等によって上面が開放
した箱状に成型されたものであり、前記機構板20に接
する後面壁30aと、該後面壁30aに対向する前面壁
30bと、後面壁30aと前面壁30bとを結ぶ左側壁
30c及び右側壁30dと、底面30eと、からなる。
また、左側壁30c及び右側壁30dの外側には、それ
ぞれ貯留タンク22を機構板20にビス止め固定するた
めの取付突片31a・31bが突設されている。底面3
0eの左側端部には、タンク22内の景品玉を後で詳述
する誘導通路23に落下導出する方形状の玉導出口32
が開設されている。なお、底面30eは、右側から左側
に下り傾斜する面形状に形成されることで、タンク22
内の景品玉を下流側(左側)の玉導出口32に転動する
ようになっている。また、後面壁30aと玉導出口32
との間に位置する底面30eには、曲面形状に隆起して
なる玉崩し部33が形成されている。この玉崩し部33
は、タンク22内の景品玉が比較的少ない貯留量のと
き、玉導出口32部分における景品玉の玉圧をインバラ
ンス状態にして玉導出口32での玉詰りを回避するよう
になっている。
【0016】また、貯留タンク22の底面30eには、
長手方向におけるほぼ中央の後面壁30a側の部位に玉
切れ検出器34が設けられている。この玉切れ検出器3
4は、下流側の部位が底面30eから突出した状態(O
FF状態)で配される揺動自在なスイッチ面部34aを
備え、該スイッチ面部34aの突出部位が景品玉によっ
て押圧されることでONするようになっている。即ち、
玉切れ検出器34は、タンク22内の景品玉が欠乏して
スイッチ面部34aが押圧解除状態になると、これに伴
ってOFFとなりタンク22内の玉切れを検出するよう
になっている。なお、玉切れ検出器34によって貯留タ
ンク22内の玉切れが検出されると、これに基づいて玉
補給機構側の補給ノズル50(図7参照)からタンク2
2に景品玉が供給されるものである。
【0017】また、前記玉崩し部33と玉切れ検出器3
4との間に位置する後面壁30aには、垂直方向に延び
る突出片35が形成されており、該突出片35の上端側
には、所定の長さで取付溝35aが条設されている。一
方、後面壁30a側の突出片35と対向する前面壁30
b側の部位にも、同様に取付溝36aを条設した突出片
36が形成されている。そして、このように対向して設
けられた各取付溝35a・36aには、貯留タンク22
内で玉導出口32側に転動する景品玉の流量を規制する
流量規制板37が取り付けられる。この流量規制板37
は、長方形の板状をなすと共に、その長手方向の両端が
各取付溝35a・36aに挿し込み保持されることで貯
留タンク22に対して着脱自在となっている。また、流
量規制板37には、一方の長辺部37aの両隅にそれぞ
れ段差状の切込部37bが形成されている。これによ
り、流量規制板37は、長辺部37aが他方の長辺部3
7cに比べて短く設定されており、長辺部37aから各
取付溝35a・36aに挿し込まれた状態と、長辺部3
7cから各取付溝35a・36aに挿し込まれた状態
と、で2通りの流量規制を行うようになっている。具体
的には、切込部37bが形成された長辺部37aからの
挿し込み状態では、図7(A)に示すように、切込部3
7bが形成されている分だけ長辺部37aが取付溝35
a・36aの下方位置まで突出した状態となるため、流
量規制板37の下端(長辺部37a)と貯留タンク22
の玉導出口32との間で形成される規制開口は高さL2
となる。これに対して、切込部37bのない長辺部37
cからの挿し込み状態では、図7(B)に示すように、
流量規制板37の長辺部37cが丁度取付溝35a・3
6aの下端条設位置で止まった状態となるため、流量規
制板37の下端(長辺部37c)と貯留タンク22の玉
導出口32との間で形成される規制開口は高さL3(>
L2)となる。なお、流量規制板37には、補強用のリ
ブ37dが長手方向に沿って二条設けられている。ま
た、貯留タンク22の前面壁30b上端には、貯留する
景品玉が貯留タンク22内から溢れるのを防止する溢れ
玉防止部材38が設けられている。
【0018】また、上記した貯留タンク22の下方に設
けられる誘導通路23は、図6に示すように、前記玉導
出口32の開口幅に対応した3列の誘導樋40a〜40
cを備えており、該誘導樋40a〜40cは、玉導出口
32が臨設する左側(上流側)から右側(下流側)に向
かって下り傾斜して取り付けられることで、貯留タンク
22からの景品玉を自然流下するようになっている。ま
た、貯留タンク22の前面壁30b側に位置する誘導樋
40cの外側には、下流側で誘導樋40cと合流する補
助樋41が設けられている。この補助樋41の上流側の
底面は、各誘導樋40a〜40cの底面に比べて玉1個
分高い位置に設けられ、誘導樋40cとの合流点で誘導
樋40cの底面位置と一致する構成となっている。これ
により、補助樋41は、誘導樋40a〜40cに整列し
きれない余剰の景品玉を流下して誘導樋40a〜40c
での景品玉の流下を補助するようになっている。また、
誘導通路23の下流側には、図7に示すように、各誘導
樋40a〜40c上の景品玉を均すための玉均し部材4
2及び玉均し金具43が設けられている。なお、前記景
品玉払出装置24は、7個及び15個の2種類の景品玉
を払い出す構成となっており、これに対応して、誘導樋
40cが景品玉7個用の玉転送路をなし、各誘導樋40
a・40bが景品玉15個用の玉転送路をなしている。
【0019】以上のように、本実施形態に係る貯留タン
ク22は、一方の長辺部37aに切込部37bが形成さ
れた流量規制板37を着脱自在に備えると共に、該流量
規制板37の取り付け状態(各取付溝35a・36aへ
の挿し込み状態)に応じてタンク22内での景品玉の流
量を2通りに規制するようになっている。具体的な流量
規制は、前記図7(A)(B)に示した規制開口が高さL
2・L3の2通りであり、このような開口高さL2・L
3に応じて玉導出口32部分での景品玉の貯留量も高さ
L2・L3(≪L1)となる。即ち、タンク22内で景
品玉が充満して貯留されるような場合でも、玉導出口3
2部分での景品玉の貯留量を常に高さL2・L3に調節
することができる。このため、例えば、規制開口を高さ
L2に設定した場合には、玉導出口32付近にかかる景
品玉の重さを低い押圧力f(≪F)にすることができ、
ひいては玉導出口32での玉詰り現象を回避することに
よって景品玉のスムーズな転送を招来するようになって
いる。
【0020】また、上記した流量規制板37による2通
りの流量規制、及び貯留タンク22に対する流量規制板
37の着脱設定は、玉補給機構側からの景品玉の供給量
や貯留タンク22内の景品玉の貯留量に応じた景品玉の
流量調節を可能にしている。具体的には、タンク22内
で景品玉の流量を規制すればする程、玉導出口32付近
にかかる押圧力が低減でき、よりスムーズな景品玉の転
送が招来できるが、その反面タンク22内での景品玉の
貯留量が減ってしまい、玉補給機構側からの景品玉の供
給頻度が増える。このため、玉導出口32での玉詰り現
象が発生せず、然もタンク22内で景品玉をより多く貯
留し得る流量調節を行うことが望ましく、本実施形態で
はこれに応じて、流量規制板37を貯留タンク22から
取り外した状態、規制開口を高さL2に設定した状態、
及び規制開口を高さL3に設定した状態、の3つの状態
によって景品玉の流量調節を可能にしている。
【0021】なお、上記した実施形態(第一実施形態)
では、切込部37bを設けた流量規制板37の取り付け
方向(取付溝35a・36aへの挿し込み方向)を換え
ることで、2通りの流量規制を可能にしているが、この
構成に限定するものではない。以下、その他の構成を第
二乃至第四の各実施形態として図8乃至図10を参照し
て説明する。先ず、第二実施形態では、図8(A)に示
すように、切込部のない長方形状の流量規制板51を用
いると共に、下端条設位置が異なる取付溝52a・53
aを個々に条設した突出片52・53を貯留タンク22
の長手方向に沿って列設する。これにより、第二実施形
態では、流量規制板51の挿し込み方向を換えるのでは
なく、挿し込み位置(取付溝52a・53a)を換える
ことで、規制開口を高さL4とこれより高い高さL5と
に設定して2通りの流量規制を行うようになっている。
また、第三実施形態では、図8(B)に示すように、長
方形状をなす流量規制板54の上端辺を揺動軸54aに
よって貯留タンク22に軸支することで、揺動軸54a
を中心として揺動自在に流量規制板54を設ける。これ
により、第三実施形態では、流量規制板54を揺動下端
位置に配した状態での規制開口高さL6と、流量規制板
54を揺動上端位置に配した状態での規制開口高さL7
と、の間で流量規制を行うようになっている。即ち、第
三実施形態の流量規制板54は、高さL6と高さL7と
の間であればいずれの高さにでも規制開口を設定するこ
とができるため、より微妙な景品玉の流量調節が可能で
ある。
【0022】ところで、上記した第一乃至第三の各実施
形態では、本発明の流量規制部材として平板状の部材を
用いているが、これに限定するものではない。以下に、
平板状以外のものを流量規制部材として用いた構成を第
四実施形態として説明する。第四実施形態では、図9に
示すように、流量規制部材55を貯留タンク22に対し
て着脱自在に設けている。この流量規制部材55は、図
10(A)にも示すように、流量規制部材55を貯留タ
ンク22に取り付けるための挿込板部55aと、該挿込
板部55aの下端側で断面くさび状に突設された玉均し
凸部55bと、を備えている。一方、貯留タンク22の
後面壁30a及び前面壁30bには、それぞれ突出片5
6が形成されており、該突出片56には取付溝56aが
条設されている。また、流量規制部材55の貯留タンク
22への取り付けは、玉均し凸部55bを貯留タンク2
2の右側(補給ノズル50が臨設する上流側)に配した
状態で、挿込板部55aをタンク22側の取付溝56a
に挿し込むことで行われる。そして、流量規制部材55
は、補給ノズル50から供給される景品玉を玉均し凸部
55bの下傾斜面とタンク22側の底面30eとの間で
形成する玉通路を通して玉導出口32側に転送すること
で、タンク22内の景品玉の流量を規制するようになっ
ている。
【0023】ところで、上記した玉均し凸部55bの下
傾斜面は、図10(B)に示すように、タンク22側の
底面30eに対して上流側が若干上り傾斜して配置され
るようになっている。即ち、下傾斜面の上流側端部と底
面30eとの間隔L7は、下傾斜面の下流側端部と底面
30eとの間隔L8に比べて若干広く設定されている。
これにより、流量規制部材55は、景品玉の流量を規制
する際、上流側で貯留した景品玉を除々に整列して下流
側(玉導出口32側)に転送するようになっており、よ
りスムーズな景品玉の転送を可能にしている。また、玉
均し凸部55bは、その上傾斜面で玉圧gを支え、転送
する景品玉に直接玉圧gがかからないようにもしてい
る。このように、第四実施形態の流量規制部材55は、
単に平板状をなすものではなく玉均し凸部を設けること
で、よりスムーズに景品玉を転送するようになってい
る。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、貯留タンクは、該タンク内で玉
導出口に流れる景品玉の流量を規制する流量規制板を備
えたので、玉導出口付近にかかる景品玉の押圧力を低減
することができ、ひいては玉導出口での玉詰り現象を回
避することによって景品玉のスムーズな転送が招来でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機を
示す背面斜視図である。
【図2】パチンコ遊技機を示す縦断面図である。
【図3】ガラス組付体を示す分解斜視図である。
【図4】同図(A)はガラス組付体を示す縦断面図であ
り、同図(B)は従来例のガラス組付体を示す縦断面図
である。
【図5】貯留タンクを示す斜視図である。
【図6】貯留タンクと誘導通路とを示す平面図である。
【図7】同図(A)は切込部が形成された長辺部から流
量規制板を挿し込んだ状態で形成される規制開口の高さ
L2を示す縦断面図であり、同図(B)は切込部のない
長辺部から流量規制板を挿し込んだ状態で形成される規
制開口の高さL3を示す縦断面図である。
【図8】同図(A)は第二実施形態の流量規制板を設け
た貯留タンク示す縦断面図であり、同図(B)は第三実
施形態の流量規制板を設けた貯留タンクを示す縦断面図
である。
【図9】第四実施形態の流量規制部材を示す斜視図であ
る。
【図10】同図(A)は第四実施形態の流量規制部材を
設けた貯留タンク示す縦断面図であり、同図(B)は第
四実施形態の流量規制部材を示す拡大断面図である。
【図11】従来の流量規制板を設けない貯留タンクを示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 3 枠基体 7 ガラス組付体 13 外側ガラス板 14a・14b 内側ガラス板 15 枠体 15b 収納室 15c 連通孔 15d 突出筒部 17 吸湿剤 20 機構板 22 貯留タンク 23 誘導通路 24 景品玉払出装置 32 玉導出口 34 玉切れ検出器 35・36 突出片 35a・36a 取付溝 37 流量規制板 37a・37c 長辺部 37b 切込部 37d リブ 38 溢れ玉防止部材 40a〜40c 誘導樋 41 補助樋 50 補給ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯留する景品玉を玉導出口から導出する
    貯留タンクを備えた弾球遊技機において、 前記貯留タンクは、該タンク内で前記玉導出口に流れる
    前記景品玉の流量を規制する流量規制部材を備えたこと
    を特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記流量規制部材は、前記貯留タンクに
    対して着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1記載
    の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記流量規制部材は、前記景品玉の流量
    を複数通りに規制することを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の弾球遊技機。
JP14665896A 1996-05-15 1996-05-15 弾球遊技機 Pending JPH09299571A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006087611A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機用透明板組立体の製造方法
JP2006087612A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2010234090A (ja) * 2010-07-26 2010-10-21 Sanyo Product Co Ltd 遊技機用透明板組立体の製造方法

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