JP2787582B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JP2787582B2
JP2787582B2 JP63285390A JP28539088A JP2787582B2 JP 2787582 B2 JP2787582 B2 JP 2787582B2 JP 63285390 A JP63285390 A JP 63285390A JP 28539088 A JP28539088 A JP 28539088A JP 2787582 B2 JP2787582 B2 JP 2787582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
ball
game machine
mounting
prize
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63285390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02131789A (ja
Inventor
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP63285390A priority Critical patent/JP2787582B2/ja
Publication of JPH02131789A publication Critical patent/JPH02131789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2787582B2 publication Critical patent/JP2787582B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やアレンジボール式パチン
コ遊技機で代表される弾球遊技機に関し、詳しくは、弾
球遊技機の裏面側に設けられた主として合成樹脂材料で
形成された賞品玉払出機構部の一例の機構板と、弾球遊
技機に設けられた電気的装置を制御するための回路基板
とを含む弾球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機で従来から一般的に知られている
ものに、たとえば、電気的に表示状態を変化可能な電気
的可変表示装置やモータにより回転ドラムを駆動するこ
とによって機械的に表示状態を変化させる機械的可変表
示装置等の各種可変表示装置、または電気的に駆動され
て打込玉を入賞しやすくする可変入賞球装置等の電気的
装置が弾球遊技機に配設されたものがあった。そして、
その電気的装置を制御するための電気回路を含む回路基
板が前記遊技盤裏面側の機構板に設けられていた。
そして、前記電気的装置は、遊技者に付与される遊技
価値に関連するものであり、この電気的装置の作動が狂
った場合には遊技者に遊技上の不満を与える場合が生ず
るため、電気的装置の作動不良は特に許されないのであ
る。
[発明が解決しようとする課題] 一方、遊技盤の裏面に設けられている機構板は、一般
にプラチック等の合成樹脂材料を射出成形して作られ、
かつ打込玉のセーフ孔等への入賞に伴って賞品玉を払出
す賞品玉払出機構が備えられているのが一般的である。
このため、前記賞品玉払出機構から賞品玉を払出す場合
は、多量の賞品玉が一度に狭い通路を介して放出される
ので、玉と機構板との間で摩擦によって静電気が発生し
やすい。このようにして発生した静電気は、比較的早く
放電されるとそれほど問題にはならないのであるが、合
成樹脂材料で形成された機構板に放電して蓄積されやす
いので、ときには、数KV程度まで高められた後放電され
る場合がある。このときには、前述の電気的装置を駆動
制御するための回路基板に静電気の放電電圧が印加さ
れ、回路基板に含まれるトランジスタまたは集積回路
(以下ICと称す)等の電子部品を破壊し、前記電気的遊
技装置が良好に作動しなくなり遊技者に不満を与えるお
それがあるという欠点があった。
そこで、回路基板を回路基板用の収納ケースに収納し
て取付けることが考えられる。しかし、回路基板を回路
基板ケース内に取付けて収納する作業が煩雑となり、製
造コストが高くなるという製造段階での新たな不都合が
生ずるおそれがある。
本発明は、主として合成樹脂製の機構板に、静電気の
原因となる賞品玉払出機構と静電気に弱い回路基板との
両者が備えられていることに鑑み、賞品玉の払出しに起
因して帯電した機構板からの回路基板への静電気による
悪影響を抑えることのできる弾球遊技機を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、弾球遊技機の裏面側に設
けられた主として合成樹脂材料で形成された賞品玉払出
機構部と、 弾球遊技機に設けられた電気的装置を制御するための
回路基板と、 該回路基板を包囲した導電性の回路基板ケースとを含
み、 前記賞品玉払出機構部は、 遊技者に払出す賞品玉を貯留するための賞品玉貯留
部材と、 該賞品玉貯留部材の下部に設けられ賞品玉を整列す
るための整列径路と、 該整列径路の玉流下下手側に設けられ入賞態様に基
づいて所定数の賞品玉を誘導して払出すための賞品玉払
出径路とを備え、 前記回路基板ケースは、第1の分割体と第2の分割体
とを含む分割体同士の一体化によって構成され、 いずれかの前記分割体には、前記回路基板に設けた複
数の取付孔に対応させて複数の取付部を設け、 該複数の取付部は、 前記回路基板の取付孔に螺子により止着可能な螺子
止着部と、 前記回路基板の取付孔に係合する係合部とを有し、 前記回路基板は、その表側と裏側とにグランドライン
が形成されており、かつ、 前記両グランドラインを電気的に導通する導通部が複数
箇所に形成され、 前記複数の取付孔のうちの予め定められた取付孔に前
記グランドラインを延在させ、 前記グランドラインが延在された取付孔と前記螺子止
着部とを止着させることにより前記回路基板のグランド
ラインと前記回路基板ケースとが電気的に導通すること
を特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
構成に加えて、前記第1の分割体は、前記回路基板の平
面形状よりも大きな開口部が形成されており、 前記第2の分割体は、該開口部を閉塞するものである
ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
構成に加えて、前記電気的装置は、少なくとも弾球遊技
機の遊技盤に配設された電気的遊技装置であり、 前記回路基板は、前記電気的遊技装置を制御すること
を特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、賞品玉貯留部材に
貯留されている賞品玉が、整列径路を通って整列され、
入賞態様に基づいてその整列された賞品玉の所定数が賞
品玉払出径路により誘導されて払出される。電気的装置
を制御するための回路基板が導電性の回路基板ケースに
よって包囲されるため、前記賞品玉の払出に伴う賞品玉
払出機構部の帯電に起因した回路基板への静電気による
悪影響を極力抑えることができる。
回路基板ケースは、第1の分割体と第2の分割体とを
含む分割体同士の一体化によって構成され、そのいずれ
かの分割体には、前記回路基板に設けられた複数の取付
孔に対応させて複数の取付部が設けられている。その複
数の取付部は、回路基板の取付孔に螺子により止着可能
な螺子止着部と、回路基板の取付孔に係合する係合部と
を有している。また、回路基板には、その表側と裏側と
にグランドラインが形成されており、それら両グランド
ラインを電気的に導通する導通部が複数箇所に設けられ
ている。さらに、回路基板の前記複数の取付孔のうち予
め定められた取付孔に前記グランドラインが延在されて
おり、そのグランドラインが延在された取付孔と前記螺
子止着部とを接続させることにより、回路基板のグラン
ドラインと回路基板ケースとが電気的に導通する。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて、回路基板の平面形状よりも大きな
開口部が第1の分割体に形成されており、その開口部か
ら回路基板を第1の分割体に挿入した状態で第2の分割
体により前記開口部を閉塞できる。
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて、回路基板により、弾球遊技機の遊
技盤に配設された電気的遊技装置が制御される。
[実施例] 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、本実施例では、弾球遊技機の一例としてパチ
ンコ遊技機を取上げて説明するが本発明はこれに限ら
ず、たとえばパチンコ玉を投入してアレンジボールがで
きるいわゆるアレンジボール式パチンコ遊技機等、賞品
玉が払出される弾球遊技機であればすべて含まれる。
第1図は、本発明に係る弾球遊技機の一例のパチンコ
遊技機1を示す全体正面図である。
パチンコ遊技機1の下方右隅には、遊技盤9の前面に
形成された遊技領域23内にパチンコ玉を打込むために遊
技者によって操作される操作ハンドル19が設けられてい
る。この操作ハンドル19を操作することにより、打球供
給皿13内にあるパチンコ玉が1つずつ後述する球発射機
構79(第2図参照)より弾発され、誘導レール21の間を
通って前記遊技領域23内に打込まれる。
遊技盤9には、そのほぼ中央位置に電気的装置を構成
する電気的遊技装置の一例の可変表示装置25が設けられ
るとともに、その下方に電気的遊技装置の一例の可変入
賞球装置29が配設される。なお前記可変表示装置25の上
方には入賞玉装置が設けられている。遊技盤9には、さ
らに始動入賞口33a,33b,33cや通常入賞口37a,37bが設け
られている。前記始動入賞口33a,33b,33cにパチンコ玉
が入賞すれば、前記可変表示装置25の回転ドラム27a,27
b,27cが回転を開始し、所定時間の経過または所定時間
の経過以前における遊技者の停止操作により、回転ドラ
ム27a,27b,27cが停止される。その停止した可変表示装
置25の表示結果が、予め定める組合わせ(たとえば77
7)となれば、前記可変入賞球装置29の開閉板31を開成
させてパチンコ玉が入賞しやすい状態にする大当り状態
となる。そして、その開閉板31の開成は、所定時間(た
とえば30秒間)の経過またはパチンコ玉の所定個数(た
とえば10個)の入賞のいずれか早い方の条件が成立した
ときに終了し、再び閉成状態に切換わる。なお、前記可
変表示装置25の表示結果が、予め定める特定の組合わせ
(たとえば777)となったときに所定数の賞品玉を前記
打球供給皿13内に払手すよう構成してもよい。さらに、
前記可変表示装置25を常時回転しているもので構成し、
パチンコ玉の始動入賞に伴ってその回転が停止するよう
構成してもよい。遊技領域23内に打込まれたパチンコ玉
がいずれかの入賞口あるいは入賞球装置にも入賞するこ
となく落下した場合には、アウト玉としてアウト口38か
ら回収される。
図中、41a,41bは遊技効果ランプであり、前記大当り
状態の発生に伴って点灯または点滅し遊技効果を奏する
よう構成されている。43a,43bは前面枠3に設けられた
枠ランプであり、前記大当り状態のときに点灯または点
滅したり異常状態の発生に伴って点灯または点滅するよ
う構成されている。さらに、図中15はスピーカーであ
り、前記大当り状態の発生等に伴って効果音を発生させ
るものである。前記前面枠3には金属やプラスチック等
から構成された扉保持枠5から設けられている。この扉
保持枠5に対し、カラス扉7と前面板11とが開閉自在に
取付けられている。また、前記打球供給皿13の下方に
は、余剰玉受皿17が設けられており、打球供給皿13内の
パチンコ玉が満杯となりそれ以上貯留できなくなった余
剰玉をこの余剰玉受皿17内に放出できるよう構成されて
いる。
なお、前記始動入賞口33a〜33cに打玉が入賞した場合
には比較的少ない賞品玉(たとえば7個)が払出され、
他の入賞口や入賞球装置に打玉が入賞した場合には比較
的多い賞品玉(たとえば13個)が払出されるよう構成し
ているが、始動入賞時にも一律に多い賞品玉(例えば13
個)を払出すものであってもよい。さらに、本発明の弾
球遊技機は、打玉の入賞等によって賞品玉が払出される
ものであれば何でもよく、遊技者の持玉情報が特定でき
る磁気カード等の記録媒体を用いて遊技が行なえるいわ
ゆるカード式弾球遊技機であってもよい。
第2図は、パチンコ遊技機1の内部構造を示す全体背
面図である。
パチンコ遊技機1の機枠2には、前面枠3が開閉自在
および着脱自在に取付けられている。この前面枠3には
遊技盤保持枠45が設けられており、この遊技盤保持枠45
に対し、遊技盤9(第1図参照)が遊技盤取付具47a,47
b,47c(47cは図示せず)により着脱自在に取付けられて
いる。つまり、この遊技盤取付具47a,47b,47cは図示矢
印で示すように回動可能に構成されており、この遊技盤
取付具47a,47b,47cを回動させることにより遊技盤9を
遊技盤保持枠45から取り外し可能に構成している。この
ように、遊技盤9のみを取替え可能に構成することによ
り、遊技場でのパチンコ遊技機1の入替え時のコストを
削減し得る利点がある。
機構板49を構成している機構板本体51は、前記遊技盤
保持枠45に対し機構板取付具77a,77b,77cにより着脱自
在に取付けられている。また機構板本体51は遊技盤保持
枠45に対し回動自在にも取付けられている。この機構板
本体51には、その上方位置に賞品玉貯留部材の一例の賞
品玉タンク53が設けられている。その賞品玉タンク53の
下方に、賞品玉を3列に整列させながら流下させる整列
径路の一例の賞品玉導出樋55が配設されている。またそ
の賞品玉導出樋55を流下してきたパチンコ玉を受入れる
位置に賞品玉払出機構の一例の賞品玉払出装置59b(59
a)が配設されている。
前面枠3の下方左隅には、打球発射機構79が設けられ
ている。この打球発射機構79は、遊技者の手が触れてい
るか否かを検出するための触手検出回路83とその触手検
出回路83からの検出信号に応答して駆動する駆動モータ
81とその駆動モータ81によって間欠揺動される打球杆85
とその打球杆85の間欠揺動に連動して昇降する連動杆87
とから構成されている。前記連動杆87が昇降する毎に打
球供給皿13(第1図参照)内のパチンコ玉が1つずつ所
定の打球発射位置に供給され、打球杆85の揺動によって
弾発される。
打球杆85によって遊技領域23内に打込まれたパチンコ
玉が通常入賞口37a,37bや可変入賞球装置29(第1図参
照)に入賞すれば、機構板49の前面側に設けられた入賞
玉集合樋61a上に入賞玉が導かれ、入賞玉処理機構65aに
供給される。一方、打込玉が始動入賞口33a,33b,33c
(第1図参照)に入賞すれば、その入賞玉が機構板49の
後方側に設けられた入賞玉集合樋61b上に導かれ、次に
入賞玉処理機構65bに供給される。この入賞玉処理機構6
5aと入賞玉処理機構65bとはその構造および動作が全く
同様であるため、入賞玉処理機構65aについてのみ説明
する。入賞玉処理機構65aに入賞玉Pが導かれると、駆
動モータ311によって常時回転されている回転カム313a
により左右に揺動している押出部材315aによって入賞玉
Pが入賞玉排出通路323aに押出される。このときストッ
パ部材317aが押出された入賞玉と当接して回動され回動
部材319aのロックを解除する。その状態でさらに入賞玉
Pが押出されると回動部材319aが入賞玉と当接して図示
反時計回りに回動される連動杆321aを上方に押上げる。
前記賞品玉払出装置59a,59bは、機構板49の前後方向
に1つずつ設けられている。そして、前方に設けられた
賞品玉払出装置59aは前記入賞玉処理機構65aに連動して
作動する。また、後方の賞品玉払出装置59bは、前記入
賞玉処理機構65bに連動して作動する。つまり、前記連
動杆321aが押上げられることにより、作動機構310aが作
動し、賞品玉収容筒305a,305bの上方弁307a(通常時は
賞品玉を受入れ可能な状態になっている)を、屈曲樋57
からの賞品玉を停止させる状態に作動させ、下方弁309a
をフリー状態にする。フリー状態になった下方弁309aは
収容されている賞品玉の圧力によって反時計回りに回動
され所定個数(たとえば13個)の賞品玉が払出される。
一方、前記入賞玉集合樋61b上に入賞玉が誘導されれ
ば、前述と同様に、入賞玉処理機構65bが作動し、連動
杆321bが上方に押上げられ、作動機構310bが作動して賞
品玉収容筒305c内に収容されている所定個数(たとえば
7個)の賞品玉が払出される。
前記賞品玉払出装置59a,59bから払出された賞品玉
は、賞品玉放出径路67,賞品玉通路69を通って前記打球
供給皿13(第1図参照)内に放出される。前記屈曲樋5
7,賞品玉放出径路67,賞品玉通路69により、前記整列径
路の玉流下下手側に設けられ入賞態様に基づいて所定数
の賞品玉を誘導して払出すための賞品玉払出径路が構成
されている。一方、前記打球供給皿13内にパチンコ玉が
満杯となり、それ以上貯留できなくなれば、前記賞品玉
通路69から余剰玉が溢れ出し、その溢れ出した余剰玉が
連絡樋71を通って余剰玉通路73に導かれ、さらに連続樋
75から前記余剰玉受皿17(第1図参照)内に放出され
る。
図中、63はアウト玉誘導樋であり、前記アウト口38
(第1図参照)から回収されたアウト玉を機外に誘導す
るためのものである。89は遊技制御部であり、前記電気
的遊技装置25,29(第1図参照)を制御するためのもの
である。この遊技制御部89からの配線が中継端子基板30
に接続される。また28は回転ドラム駆動部である。62は
後述する入賞空間切換部材であり、機構板49は、この入
賞空間切換部材62を操作することにより、すべての入賞
玉に対して多い賞品玉(例えば13個)を払出す遊技内容
の遊技機にも対応できるように構成されている。この場
合、入賞したすべての打玉は入賞玉集合樋61aに導かれ
る。また60は区画板である。
第3図は、遊技制御部89を機構板49に取付ける取付方
法を説明するための斜視図、である。
機構板49に取付けられた区画板60には、取付部91が設
けられており、この取付部91に取付基板93が取付けられ
ている。一方、前記取付基板93の下方にも、取付基板10
1が機構板本体51に取付けられている。上方の取付基板9
3には、上部位置規制突部95a,95bおよび左右の移動を制
御するための嵌合溝97が形成されている。また、上方の
取付基板93には、弾性材料からなる取付付勢部材9が取
付けられている。
下方の取付基板101には、下部ガイド溝103と右方向位
置規制部105とが形成されている。
そして、まず作業者が取付付勢部材99の操作片部100
を指で上方に引上げて弾性変形させ、その状態で、遊技
制御部89の固定辺部227bを前記下部ガイド溝103に嵌合
させ、嵌合した状態で遊技制御部89が右方向位置規制部
105に当接するまで遊技制御部89を右方向にスライドさ
せる。次に、取付ビスを兼用している位置規制突部297
が、前記嵌合溝97に嵌合するよう遊技制御部89を機構板
49側に押付ける。また、遊技制御部89を機構板49側に押
付けた状態で、遊技制御部89が前記上部位置規制突部95
a,95bの下側に入り込むよう、遊技制御部89の上下方向
の位置を調整する。そして、左右方向および上下方向の
位置調整が終了すれば、前記操作片部100を放し、その
取付付勢部材99の弾性力により固定片部227aが取付基板
93側に押圧され、遊技制御部89が弾性保持されることと
なる。
なお、図中209a,209bは放熱穴である。283は配線カバ
ーであり配線261a,261b,261cを一側方にまとめて開口部
295から外部に導出するためのものである。また63はア
ウト玉誘導樋である。
第4図は、遊技制御部89の取付状態を示す縦断面図で
ある。
図中、14は打球供給装置であり、打球供給皿13内に貯
留されているパチンコ玉を、打球杆85の揺動毎に1つず
つ打球発射位置に供給するためのものである。打球供給
装置14によって供給されてきたパチンコ玉は、打球杆85
によって弾発され、発射レール20を通って遊技盤9内に
打込まれる。遊技盤9の表面側には、始動入賞口33aな
どの各種入賞口が形成されており、打込玉が入賞可能に
構成されている。また、各種入賞口に入賞しなかった打
込玉は、アウト玉としてアウト口38から回収される。
遊技盤9の裏面側には、機構板49が設けられており、こ
の機構板49に設けられている入賞玉集合カバー体39の入
賞玉誘導樋40によって、前記始動入賞口33aに入賞した
入賞玉が所定径路に誘導される。この入賞玉誘導樋40に
は、始動入賞玉検出スイッチ34aが設けられており、入
賞玉を検出し、その検出出力に基づいて可変表示装置25
(第1図参照)を可変表示する等の遊技制御に利用され
る。なお、始動入賞口は、図示33aのもの以外に33b,33c
(第1図参照)のものがあり、それぞれに始動入賞玉検
出スイッチ34b,34cが設けられている。そして前記始動
入賞口33a,33b,33cに入賞した入賞玉は、入賞玉集合樋6
1bに導かれ、第2図で説明したように入賞玉処理機構65
bに供給される。なお、始動入賞口33a,33b,33c以外の入
賞口37a,37b,29などに入賞した入賞玉は、機構板49の前
方側に設けられている入賞玉集合樋61aに導かれ、第2
図で説明したように、入賞玉処理機構65aに供給され
る。
いずれの入賞口にも入賞しなかった打込玉は、アウト
口38から回収されてアウト玉誘導部材38aによりアウト
玉誘導樋63内に誘導され、機外に排出される。なお、図
中62は入賞空間切換部材であり、この入賞空間切換部材
62を操作して上壁62aが入賞玉集合樋61a上部を閉成しか
つ側壁62bが入賞玉誘導開口64を閉成することにより、
入賞玉の誘導空路を切換える。この場合、入賞玉集合樋
40は入賞玉を入賞玉集合樋61aに誘導するものが用いら
れる。なお図中71は連絡樋であり、第2図でも説明した
ように、打球供給皿13内のパチンコ玉が満杯となった場
合の余剰玉を余剰玉受皿17(第1図参照)側に放出する
ための樋である。また45は遊技盤9を保持するための遊
技盤保持枠、8はガラス扉7に設けられたガラス、21は
誘導レール、11は前面板である。
以上説明したように、入賞玉やアウト玉が遊技盤9の
裏面側に設けられた主として合成樹脂製で構成された機
構板49に誘導されるものであり、その機構板49と入賞玉
やアウト玉との摩擦により静電気が発生しやすい状態と
なっている。
遊技制御部89は、上下1対の取付基板93,101によって
機構板49側に取付けられている。上方の取付基板93は、
区画板60に突設された取付部91に設けられており、前述
したように取付付勢部材99により下ケース215を取付基
板93側に押圧した状態で保持し得るよう構成されてい
る。また、下ケース215の下方側は下方の取付基板101に
嵌合した状態で保持されている。
上ケース107と下ケース215によって構成された回路基
板ケース内に収納されている回路基板251は、下ケース2
15に取付けられている。図中231aは回路基板251を取付
けるための取付部であり、回路基板251に形成されたグ
ランドライン延在取付孔263aに挿入されたビスを取付部
231aにねじ込むことにより回路基板251を固定し得る。
一方、239bは取付片であり、回路基板251に形成されて
いるグランドラインが延在されていない取付孔263dに前
記取付片239bが挿入されてその取付片239bにより取付孔
263dの内周縁が嵌合保持されている。なお図中271はグ
ランドライン切欠部であり、回路基板251の取付片239b
への嵌合状態でグランドライン265が取付片239bに接触
しないように構成されている。回路基板251が以上のよ
うに固定保持されているため、取付部231a,231bと接す
るグランドライン延在取付孔263a,263とによって回路基
板251のグランドライン265と下ケース215とが電気的に
導通状態となる。これにより、グランドライン265と下
ケース215および上ケース107とが同電位となり、上ケー
ス107および下ケース215と回路基板251との間での静電
気に起因した放電が防止でき、ノイズによる悪影響が極
力防止できる利点がある。さらに、回路基板251には、
表と裏のグランドライン265を電気的に導通させるため
の導通孔267が複数穿設されている。そして、機構板49
と回路基板ケースとの間で万一放電が発生した場合に
は、その放電電圧が前記取付部231a,231bを通って回路
基板251の裏面のグランドライン265に流れ込むこととな
るが、流れ込んだ電流が前記複数の導通孔267を何回も
くぐり抜けグランドライン265の表と裏を何度も巡回
し、MPU,RAM273やROM275まで電流が到達するまでに電圧
降下が生ずるよう構成されている。つまり、この複数の
導通孔267により、取付部231a,231bから主要部であるMP
U,RAM273,ROM275までの電流の流れる距離が長くなるの
であり、これによって主要部であるMPU,RAM273,ROM275
をノイズによる悪影響から極力保護することができる。
遊技制御部89を機構板49側に取付けた状態では、図示
するように、機構板49と下ケース215との間に第1空間2
99が形成され、機構板49に発生した静電気が下ケースに
伝達されることを極力防止できる。また、回路基板251
の回路基板ケースへの収納状態で、下ケース215と回路
基板251の間に第2空間301が形成されるとともに回路基
板251と上ケース107との間に第3空間303が形成され
る。このように第2空間301と第3空間303を形成するこ
とにより、回路基板ケースに印加された放電電圧が、前
記正規のルートである取付部231a,231bを通ることなく
直接回路基板251に印加されることが防止できる。さら
に、第2空間301と第3空間303との容積を異ならせてい
るため、使用に伴って発生した回路基板251からの熱に
起因して、第2空間301と第3空間303との空気の暖まる
速度が異なり、その温度差によって第2空間301と第3
空間303との間で空気の対流が生じ、回路基板ケース内
の熱をまんべんなく放熱穴209a,209b,209cから放出する
ことができる利点がある。なお図中109は上ケース107の
上面板である。また253は基板本体である。
第5図は、遊技制御部89を示す分解斜視図である。
遊技制御部89は、第1の分割体の一例の上ケース107
と第2の分割体の一例の下ケース215とからなる回路基
板ケースと、そ回路基板ケース内に収納される回路基板
251とからなる。前記上ケース107と下ケース215は導電
性の金属板で形成されている。なお導電性の合成樹脂で
形成してもよい。回路基板251には、接続端子257a〜257
dが設けられているとともに、各種の回路素子255や電子
回路の主要部であるMPU,RAM273,ROM275が取付けられて
おり、前記電気的遊技装置を制御する機能を有する。さ
らに、回路基板251の四隅には、回路基板のグランドラ
インを延在したグランドライン延圧取付孔263a,263bと
グランドラインが延在されていない通常の取付孔263c,2
63dとが穿設されており、これらグランドライン延在取
付孔263a,263bと取付孔263c,263dとにより、前記第2の
分割体に回路基板251を取付けるための取付孔が構成さ
れている。
下ケース215は、1枚のプレートを打抜き形成した後
曲げ加工して構成されている。図中、231a,231bは取付
部であり、239a,239bは取付片である。この取付片239a,
239bは、前記回路基板251の取付孔263c,263bの直径より
も小幅に構成されており、取付片239a,239bが前記取付
孔263c,263d内に挿入し得るよう構成されている。回路
基板251を下ケース215に取付けるには、まず取付片239
a,239bを前記取付孔263c,263dに挿入し、取付片239a,23
9bに形成されている嵌合溝241a,241bに取付孔263c,263d
の内周縁がくい込むよう回路基板251をスライドさせ
る。次に、グランドライン延在取付孔263a,263bから螺
子の一例としてのビスを挿入し、取付部231a,231bに形
成されている取付穴233a,233bに前記ビスをねじ込み、
回路基板251を下ケース215に固定する。このように、回
路基板251の四隅すべてをビスによりねじ止め固定する
のではなく、前記取付片239a,239bによる係合嵌着保持
を有効利用して最少のビス止め固定により回路基板251
を固定し得るように構成されている。前記取付片239a,2
39bにより、回路基板の取付孔に係合嵌着する係合嵌着
部が構成されている。前記取付部231a,231bにより、回
路基板の取付孔に対し、螺子により止着可能な螺子止着
部が構成されている。前記係合嵌着部239a,239bと螺子
止着部231a,231bとにより、前記回路基板に設けられた
複数の取付孔に対応させて前記第2の分割体に形成され
た複数の取付部が構成されている。
図中217は下面板、223a〜223g(223a,223c,223e,223g
は図面上見えない)、219は起立壁であり、それぞれ1
枚のプレートを曲げ加工して形成している。起立壁219
の両側縁には、1対の係合片221a,221bが形成されてい
る。また、前記側面板223a(223b)には、螺子の一例で
あるビスがねじ込まれる取付穴225a,225b(225aは図面
上見えない)が穿設されている。
上ケース107は、上面板109と側面板111a,111b,111c
(111cは第6図参照,111aは図面上見えない),113とを
含み、上ケース107と側面板111a,111b,111cには、それ
ぞれ放熱穴209a,209b,209cが穿設され、回路基板251か
ら発生した熱を外部に放出し得るよう構成されている。
図中283は配線カバーであり、取付孔287および嵌合凸部
285a,285bが形成されている。そして、上面板109の一側
方に形成されている嵌合孔201a,201bに前記嵌合凸部285
a,285bを嵌合させて位置合わせをした状態で前記取付孔
287から螺子の一例であるビスを挿入し、上面板109に形
成して取付孔203に前記ビスをねじ込み、側板部291を上
ケース107に取付ける。図中、259a〜259dは連結端子で
あり、前記接続端子257a〜257dにそれぞれ差込まれて接
続される。その接続状態で、それぞれの接続端子259a〜
259dに結線されている配線261a〜261dが前記側板部291
によって一側方に寄せ集められる(第3図参照)。な
お、この側板部291には電源配線挿通溝293が形成されて
おり、この電源配線挿通溝293を通して電源の配線が挿
通可能となる。
図中117a,117bは係止片であり、それぞれ係合孔119a,
119bが穿設されている。この1対の係合孔119a,119bに
前記下ケース215側の係合片221a,221bが挿入される。こ
の状態で、上ケース107の側面板111a,111bに穿設さてい
る取付孔115a,115b(115aは図面上見えない)からビス
を挿入し、下ケース215側に穿設された取付穴225a,225b
にビスをねじ込み、上ケース107と下ケース215とを一体
的に固定する。なお、係合孔119a,119bを下ケース215側
に穿設し、係合片221a,221bを上ケース107側に突設させ
てもよい。
第6図は、上ケース215に取付けた回路基板251を表わ
した正面図である。
図中265は、回路基板251の表面と裏面とに設けられた
グランドラインであり、その両グランドライン265を電
気的に導通するための導通孔267が複数形成されてい
る。そして、図中281a,281bは、そのグランドライン265
を取付孔にまで延在させたグランドライン延在部であ
り、そのグランドラインが延在された取付孔であるグラ
ンドライン延在取付孔が図中263a,263bにより示されて
いる。このグランドライン延在部281a,281bは、回路基
板251の四隅に設けられている取付孔263a〜263dのうち
制御回路の主要部としてのMPU,RAM273と制御回路の主要
部としてのROM275とが設けられている箇所に対し遠い方
の取付孔263a,263bにのみ形成されている。つまり、前
記MPU,RAM273とROM275のすぐ近傍に形成されている取付
孔263c,263dには、グランドライン切欠部271が形成され
ており、取付孔263c,263dにグランドライン265を延在し
ないように構成している。なお、図中239a,239bは取付
孔263c,263dに挿入された取付片である。
回路基板251の主要部としてのMPU,RAM273,ROM275や回
路素子255などの電源入力部とグランドライン265との間
に図示しないバイパスコンデンサが設けられている。こ
のバイパスコンデンサは、電界コンデンサ(タンタルコ
ンデンサ)とノンポーラコンデンサとで構成された周知
のものであり、グランドラインに対する前記電源入力部
への入力電圧のサージ分を吸収し、電源入力部からのノ
イズの侵入が極力防止できる。
図示一点鎖線で囲んだ部分は電源回路部277であり、
その電源回路部277には、チョークコイル279が設けられ
ている。このチョークコイル279により、電源から供給
される電源のうち交流分が除去され、電源から侵入した
ノイズを減少することができる。
図中、257a〜257dは接続端子、219は起立壁、221a,22
1bは係合片227a,227b,227cは固定片部である。また、図
中269は回路基板251のパターン部である。
第7図は、遊技制御部89の断面図である。
下ケース215と上ケース107とによって構成されている
回路基板ケースおよびその回路基板ケース内に収納され
ている回路基板251により遊技制御部89が構成されてい
る。
下ケース215から突設されている取付片239a,239b(23
9aは第5図参照)には、嵌合溝241a,241b(241aは第5
図参照)が形成されている。この嵌合溝241a,241bは、
θの角度を有するテーパ状に形成されており、回路基板
251を図示矢印で示す方向にスライドさせることにより
このテーパ状の嵌合溝241a,241bに回路基板251の取付孔
263c,263dの周縁がくい込んだ状態で嵌合保持されてい
る。なお、図中237a,237b(237bは第9図参照)は、回
路基板251の裏面に当接する当接部である。そして、こ
の嵌合状態にある回路基板251に対し、グランドライン
延在取付孔263a,263b(263aは第5図参照)からビスを
挿入して取付部231a,231b(231aは第5図参照)に回路
基板251を固定する。なお、この回路基板251の下ケース
215への固定状態では、前記取付片239a,239bがグランド
ライン265に接触しないように構成されている。
上ケース107の上面板109の一側方には、嵌合孔201a,2
01b(201aは第5図参照)が穿設されており、この嵌合
孔201a,201bに対し、配線カバー283に形成されている嵌
合凸部285a,285b(285aは第5図参照)が嵌合した状態
で、配線カバー283が上ケース107に取付けられている。
そしてこの配線カバー283が取付けられた状態で、開口
部295が形成され、この開口部295から配線261a〜261dが
外方に導出される。なお、図中291は側板部、113は側面
板である。
図中、221a,221b(221aは第5図参照)は、下ケース2
15の起立壁219に形成された係合片であり、上ケース107
に穿設された係合孔119a,119b(119aは第5図参照)に
係合される。
図中、111cは側面板、223b,223d,223fは側面板、227c
は固定片部、259c,259dは連結端子、271はグランドライ
ン切欠部、253は基板本体である。
第8図は、上ケース107の加工方法を説明するための
平面図である。
まず、1枚のプレートをプレス加工して第8図に示す
ような外周形状を有する板に形成するとともに、取付孔
115a,115b,係合孔119a,119b,嵌合孔201a,201b,取付孔20
3ならびに放熱穴209a,209b,209cを穴抜き加工する。次
に、スポット溶接用凹部207a,207b、スポット溶接用凸
部207c,207dを加工し、溶接が確実ち行なえるようにす
る。次に、第1の折曲げ部211a〜211dを折曲げ加工し、
さらに、第2の折曲げ部213a〜213dを折曲げ加工し、溶
接部205a,205bと側面板111cとを溶接する。なお、図中1
17a,117bは係止片、113側面板、109は、上面板である。
第9図は、下ケース215の加工方法を説明するための
平面図である。
まず、1枚のプレートをプレス加工して外径を打抜
き、次に嵌合溝241a,241bの穴抜き加工を行なう。次い
で、図示一点鎖線部分をカットし、取付穴225a,225b,23
3a,233bの穴抜き加工を行なう。次に、第1の折曲げ部2
43a,243bを折曲げ加工し、さらに第2の折曲げ部245a〜
245fを折曲げ加工する。この段階で、係合片221a,221b
が形成される。次に、第3の折曲げ部247a〜247fを折曲
げ加工する。この段階で、起立壁219、取付部231a,231b
が形成される。なお、図中229a,229bはそれぞれ取付部2
31a,231bの垂直部である。最後に、第4の折曲げ部249a
〜249gを折曲げ加工する。これによって、側面板223a〜
223g,固定片部227a〜227c,取付片239a,239bが形成され
る。なお、図中235a,235bはそれぞれ取付片239a,239bの
垂直部、237a,237bはそれぞれ取付片239a,239bの当接部
である。
以上のように、上ケース107および下ケース215を、1
枚の金属板の加工によって形成するため、わざわざ回路
基板251を取付けるための部品等を特別に形成して設け
る必要がなく、部品点数を少なくすることができる利点
がある。なお、本実施例では、上ケース107,下ケース21
5を金属板で構成したが、導電性の合成樹脂の一体成形
によって上ケース107と下ケース215とを構成してもよ
い。
前記機構板49により、弾球遊技機の裏面側に設けられ
た主として合成樹脂材料で形成された賞品玉払出機構部
が構成されている。取付部231a,231bにより螺子止着部
が構成されている。取付片239a,239bにより係合部が構
成されている。前記導通孔267により、前記表側の裏側
との両グランドラインを導通する導通部が構成されてい
る。
[発明の効果] 請求項1に記載の本発明によれば、電気的遊技装置を
制御するための回路基板が導電性の回路基板ケースによ
って包囲されるため、前記賞品玉の払出に伴う賞品玉払
出機構部の帯電に起因した回路基板への静電気による悪
影響を極力抑えることができる。しかも、回路基板の表
側と裏側とにグランドラインが形成されかつその両グラ
ンドラインが導通部により複数箇所で電気的に導通され
ているために、静電気による悪影響をより一層効果的に
防止できる。さらに回路基板の外周を覆っている回路基
板ケースが、回路基板のグランドラインに電気的に導通
されるために、回路基板外周は、電気的な意味でのグラ
ンドラインで覆った状態となり、回路基板ケースと他の
部材との間に放電が生じてノイズがグランドラインに入
り込むことはあっても、回路基板ケースと回路基板との
間で放電が生ずることがなくなるために、ノイズが直接
データ線内に入り込むことを極力防止することができ
る。さらに、第1の分割体と第2の分割体とを一体化す
るにおいては、係合部を設けた分螺子止着箇所を少なく
することができ、螺子による確実な止着を行ないながら
も螺子止着作業を軽減できる。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて、大きな開口部により容易に回路基
板に回路基板ケース内に収納することができる。
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて、電気的遊技装置の制御がノイズに
よって狂うことを極力防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチン
コ遊技機を示す全体正面図である。 第2図は、パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図
である。 第3図は、遊技制御部の機構板への取付機構を説明する
ための斜視図である。 第4図は、遊技制御部を機構板に取付けた状態を示す縦
断面図である。 第5図は、遊技制御部の全体の構造を説明するための分
解斜視図である。 第6図は、上ケースに取付けた回路基板を示す正面図で
ある。 第7図は、遊技制御部の要部を説明するための断面図で
ある。 第8図は、上ケースの加工方法を説明するための平面図
である。 第9図は、下ケースの加工方法を説明するための平面図
である。 図中、1は弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機、49は機
構板、25は電気的遊技装置の一例の可変表示装置、29は
電気的遊技装置の一例の可変入賞球装置、251は回路基
板、53は賞品玉貯留部材の一例の賞品玉タンク、55は整
列径路の一例の賞品玉導出樋、59a,59bは賞品玉払出機
構の一例の賞品玉払出装置、108は開口部、107は第1の
分割体の一例の上ケース、215は第2の分割体の一例の
下ケース、263a,263bは取付孔の一例のグランドライン
延在取付孔、263c,263dは取付孔、231a,231bは取付部、
239a,239bは取付部の一例の取付片、57は屈曲樋、67は
賞品玉放出径路、69は賞品玉通路、241a,241bは嵌合溝
である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾球遊技機の裏面側に設けられた主として
    合成樹脂材料で形成された賞品玉払出機構部と、 弾球遊技機に設けられた電気的装置を制御するための回
    路基板と、 該回路基板を包囲した導電性の回路基板ケースとを含
    み、 前記賞品玉払出機構部は、 遊技者に払出す賞品玉を貯留するための賞品玉貯留部材
    と、 該賞品玉貯留部材の下部に設けられ賞品玉を整列するた
    めの整列径路と、 該整列径路の玉流下下手側に設けられ入賞態様に基づい
    て所定数の賞品玉を誘導して払出すための賞品玉払出径
    路とを備え、 前記回路基板ケースは、第1の分割体と第2の分割体と
    を含む分割体同士の一体化によって構成され、 いずれかの前記分割体には、前記回路基板に設けた複数
    の取付孔に対応させて複数の取付部を設け、 該複数の取付部は、 前記回路基板の取付孔に螺子により止着可能な螺子止着
    部と、 前記回路基板の取付孔に係合する係合部とを有し、 前記回路基板は、その表側と裏側とにグランドラインが
    形成されており、かつ、前記両グランドラインを電気的
    に導通する導通部が複数箇所に形成され、 前記複数の取付孔のうちの予め定められた取付孔に前記
    グランドラインを延在させ、 前記グランドラインが延在された取付孔と前記螺子止着
    部とを止着させることにより前記回路基板のグランドラ
    インと前記回路基板ケースとが電気的に導通することを
    特徴とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記第1の分割体は、前記回路基板の平面
    形状よりも大きな開口部が形成されており、 前記第2の分割体は、該開口部を閉塞するものであるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記電気的装置は、少なくとも弾球遊技機
    の遊技盤に配設された電気的遊技装置であり、 前記回路基板は、前記電気的遊技装置を制御することを
    特徴とする、請求項1記載の弾球遊技機。
JP63285390A 1988-11-10 1988-11-10 弾球遊技機 Expired - Lifetime JP2787582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63285390A JP2787582B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63285390A JP2787582B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02131789A JPH02131789A (ja) 1990-05-21
JP2787582B2 true JP2787582B2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=17690919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63285390A Expired - Lifetime JP2787582B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2787582B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605180A (ja) * 1983-06-22 1985-01-11 株式会社ソフイア パチンコ遊技機の裏機構盤
JPH0357266Y2 (ja) * 1986-12-25 1991-12-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02131789A (ja) 1990-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5820409B2 (ja) 遊技機
JP2009112527A (ja) 遊技機
JP4929705B2 (ja) 遊技機
JP2719905B2 (ja) 弾球遊技機
JP2775446B2 (ja) 弾球遊技機
JP2004148032A (ja) スロットマシン
JP2787582B2 (ja) 弾球遊技機
JP5256995B2 (ja) 遊技機
JP2007007120A (ja) 遊技機
JP2736418B2 (ja) 遊技機
JP2006136345A (ja) 遊技機
JP7196878B2 (ja) 遊技機
JP4081783B2 (ja) パチンコ機
JP6017394B2 (ja) 遊技機
JP2747274B2 (ja) 遊技機
JP2759643B2 (ja) 遊技機
JP6558417B2 (ja) 遊技機
JP2759642B2 (ja) 遊技機
JP2004089506A (ja) 遊技機の内枠構造、並びに賞球払出機構
JPH078612A (ja) 弾球遊技機
JP2010099380A (ja) 遊技機
JPH11188160A (ja) パチンコ機の裏カバー
JP3213033B2 (ja) 弾球遊技機の玉タンク装置
JP2013163106A (ja) 遊技機
JP2019058825A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090605

Year of fee payment: 11