JP2759643B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2759643B2
JP2759643B2 JP9104571A JP10457197A JP2759643B2 JP 2759643 B2 JP2759643 B2 JP 2759643B2 JP 9104571 A JP9104571 A JP 9104571A JP 10457197 A JP10457197 A JP 10457197A JP 2759643 B2 JP2759643 B2 JP 2759643B2
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JP
Japan
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circuit board
mounting
ground line
prize ball
mounting holes
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詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0216Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
    • H05K1/0218Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference by printed shielding conductors, ground planes or power plane

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機などで代表される遊技機に関し、詳しく
は、遊技機の裏面側に設けられた主として合成樹脂材料
で形成された機構板と、制御プログラムに従って動作し
て所定の制御を実行する制御中枢回路を含む制御用の回
路基板と、該回路基板を包囲した導電性の回路基板ケー
スとを含む遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機で従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、遊技機の裏面側に設けられ
た主として合成樹脂材料で形成された機構板と、制御プ
ログラムに従って動作して所定の制御を実行する制御中
枢回路を含む制御用の回路基板と、該回路基板を包囲し
た導電性の回路基板ケースとを含む遊技機があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、遊技機の裏面に
設けられている機構板は、一般にプラスチックなどの合
成樹脂材料を射出成形して作られ、かつ打込玉のセーフ
孔などへの入賞に伴って賞品玉を払出す賞品玉払出機構
が備えられている。このため、前記賞品玉払出機構から
賞品玉を払出す場合は、対応の賞品玉が一度に狭い通路
を介して放出されるので、玉と機構板との間で摩擦によ
って静電気が発生しやすい。このようにして発生した静
電気は、比較的早く放電されるとそれほど問題にはなら
ないのであるが、合成樹脂材料で形成された機構板に帯
電して蓄積されやすいので、時には、数KV程度まで高
められる場合がある。そして、前記機構板の帯電ととも
に回路基板ケースも帯電し、たとえば前記制御用回路基
板と前記回路基板ケースとの間で放電が生じ、回路基板
におけるデータ伝送用のデータ線内にノイズが入り込ん
でしまう事態が発生していた。そしてそのノイズの影響
により、特にノイズに弱い制御中枢回路が誤動作したり
故障したりするおそれがあるという欠点があった。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、制御用の回路基板に構成される
制御中枢回路が、静電気に起因したノイズによる悪影響
を受けることを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技機の裏面
側に設けられた主として合成樹脂材料で形成された機構
板と、制御プログラムに従って動作して所定の制御を実
行する制御中枢回路を含む制御用の回路基板と、該回路
基板を包囲した導電性の回路基板ケースとを含む遊技機
であって、前記機構板は、該機構板の上部に遊技者に払
出す賞品玉を貯留するための賞品玉貯留部材と、該賞品
玉貯留部材の下部に賞品玉を整列させるための整列径路
と、該整列径路の終端に入賞態様に基づいて所定数の賞
品玉を払出すための賞品玉払出機構とを備え、前記回路
基板には、その表面と裏面にグランドラインが形成され
るとともに複数の取付孔が形成され、さらに前記回路基
板の表面と裏面に形成されたグランドラインを導通させ
る複数の導通部が形成され、前記複数の取付孔のうち前
記回路基板の一側端寄りに形成された取付孔に前記グラ
ンドラインを延在させ、前記制御中枢回路を前記一側端
とは反対側の他側端側に偏らせて設け、前記回路基板ケ
ースには、前記複数の取付孔に対応して複数の導電性の
取付部を一体に設け、該複数の取付部に前記回路基板を
前記取付孔を介して止着し、前記グランドラインを延在
させた取付孔と前記回路基板ケースの取付部を接続させ
て、前記回路基板のグランドラインと前記回路基板ケー
スとを導通させたことを特徴とする。
【0006】
【作用】導電性の回路基板ケースにより前記回路基板が
包囲された際、前記グランドラインを延在させた取付孔
と前記回路基板ケースの取付部とが接続されることによ
り、前記回路基板のグランドラインと前記回路基板ケー
スとが電気的に導通状態となる。
【0007】さらに、前記複数の取付孔のうち前記回路
基板の一側端寄りに形成された取付孔に前記グランドラ
インが延在され、前記制御中枢回路が前記一側端側とは
反対側の他側端側に偏って設けられているために、前記
グランドラインが延在する取付孔から前記制御中枢回路
に至るまでの距離が長くなる。これにより、前記回路基
板ケース外部で放電が生じ、放電電圧が前記回路基板ケ
ースから前記取付孔を介してグランドラインに印加され
た場合に、前記取付孔と前記制御中枢回路との間で大き
な電圧降下が生じることになる。また、前記回路基板の
表面と裏面に形成されたグランドラインを導通させる複
数の導通部が形成されているために、放電に伴う電流が
前記複数の導通部を介して回路基板両面のグランドライ
ンを巡回することになり、前記放電電圧の電圧降下がよ
り一層促進される。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0009】第1の実施の形態 図1は、本発明に係る遊技機の一例であるパチンコ遊技
機300を示す全体正面図である。
【0010】図中、216は打球供給皿であり、この打
球供給皿216内のパチンコ玉が1つずつ打球発射装置
(図示せず)側に供給され、操作ハンドル200を遊技
者が操作することにより、その打球発射装置を作動させ
て供給されてきたパチンコ玉を1つずつ遊技領域202
内に弾発発射する。遊技領域202内に打込まれたパチ
ンコ玉が、各種入賞口210,212に入賞すれば、所
定数(たとえば13個)の賞品玉が賞品球出口214か
ら打球供給皿216内に払出される。また、遊技領域2
02内に打込まれたパチンコ玉が、始動入賞口204内
に入賞すれば、電気的遊技装置の一例である可変表示装
置206が可変表示を開始し、所定時間の経過や遊技者
の停止操作などに応答して可変表示装置206が停止す
る。そして、停止した可変表示装置206によって表示
されている識別情報が予め定める所定の組合せ(たとえ
ば777)となれば、大当り状態となり、電気的遊技装
置の一例である可変入賞球装置208が開成してパチン
コ玉が入賞可能な状態となる。そしてその開成している
可変入賞球装置208にパチンコ玉が入賞すれば、入賞
玉1個につき所定数(たとえば13個)の賞品玉が前記
賞品球出口214から払出される。なお、前記可変入賞
球装置208の開成は、所定時間(たとえば30秒間)
の経過またはパチンコ玉の所定個数(たとえば10個)
の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することによ
り終了し、閉成状態に切換わる。
【0011】図2は、パチンコ遊技機300の内部構造
を示す全体背面図である。前記入賞口210,212や
可変入賞球装置208内に入賞したパチンコ玉は、入賞
玉集合樋218によって集合され、入賞玉処理器220
にまで導かれる。そして入賞玉処理器220が1回下方
へ揺動することにより、入賞玉の1個が下方に送られ、
そのパチンコ玉が作動杆222を下方に揺動させる。す
ると、作動杆222の下方への揺動に連動して賞品玉払
出機構224が作動し、所定個数(たとえば13個)の
賞品玉がこの賞品玉払出機構224から放出される。そ
して放出された賞品玉は、受動板226を下方へ揺動さ
せて払出通路228内に落入し、そこから景品球出口2
14を通って打球供給皿216(図1参照)内に払出さ
れる。
【0012】一方、前記受動板226が下方へ揺動され
れば、その揺動に連動して下方に揺動していた入賞玉処
理器220が上方に持ち上げられ、次の入賞玉を1つ下
方へ導くことが可能な状態となる。この入賞玉は処理器
220により、前記賞品玉払出機構224から賞品玉が
払出されるごとに1つずつ入賞玉を作動杆222側に供
給することが可能となり、入賞玉の数だけ前記賞品玉払
出機構224を作動させて賞品玉の払出が可能となる。
なお、前記賞品玉払出機構224には、賞品玉貯留部材
230内に貯留されている賞品玉が、整列径路232を
通って整列された状態で供給される。また、前記入賞玉
集合樋218や賞品玉払出機構224から払出された賞
品玉を払出通路228に誘導するための誘導樋などは、
機構板234により形成されている。この機構板234
は、プラスチックなどの合成樹脂材料を射出成形して構
成されている。この機構板234に、前記賞品玉払出機
構224と賞品玉貯留部材230と前記整列径路232
とが設けられている。なお、機構板234には、強度の
点を考慮して一部金属板が設けられている。
【0013】本実施の形態での遊技機は、打玉の入賞に
伴って賞品玉が払出されるものを示したが、本発明はこ
れに限らず、可変表示装置が所定の表示態様となった場
合など、入賞玉の発生以外の所定の遊技状態の成立で賞
品玉を払出すものであってもよい。
【0014】図3は、パチンコ遊技機300の裏側の内
部構造を示す斜視図である。図中、234は機構板であ
り、機構板234の裏面側に、遊技制御部2が設けられ
ており、その遊技制御部2からの配線24aが、可変表
示装置206に接続されている。また、遊技制御部2か
らの別の配線24b,24cが配線中継基板に接続され
ている。
【0015】図4は、前記遊技制御部2を示す分解斜視
図である。遊技制御部2は、上ケース4および下ケース
8からなる回路基板ケースと、その回路基板ケース内に
収納される回路基板6とからなる。回路基板6は、基板
本体16の表面と裏面とにグランドライン40(図6参
照)を付設して構成されている。その回路基板6には、
制御回路の主要部であるMPU,RAM44と、制御回
路の主要部であるROM46とが取付けられている。さ
らに回路基板6には、種々の回路素子や電子部品などが
取付けられている。前記MPU,RAM44やROM4
6さらには回路素子18などの電流入力部とグランドラ
インとの間に、バイパスコンデンサ(図示せず)が設け
られている。このバイパスコンデンサにより、グランド
ライン40に対する入力電圧のサージ分が吸収されてノ
イズの侵入が極力防止できる。このバイパスコンデンサ
は、電界コンデンサ(タンタルコンデンサ)とノンポー
ラコンデンサから構成された周知のものである。さら
に、回路基板6には、接続端子20a,20b,20c
が設けられており、それら接続端子20a,20b,2
0cに連結端子22a,22b,22cが接続される。
この連結端子22a,22b,22cにはそれぞれ配線
24a,24b,24cが取付けられている。また、回
路基板の四隅には、グランドライン延在取付孔38a,
38dと取付孔38b,38cとが設けられている。な
お、グランドライン延在取付孔38aと取付孔38b
は、後述する図5に詳細に示されている。
【0016】下ケース8は、導電性材料の一例の金属で
形成されており、下面板26の四隅に導電性の取付部3
6a,36b,36c,36dが設けられている。な
お、導電性材料としては、合成樹脂であってもよい。こ
の取付部36a,36b,36c,36dが前記回路基
板6に形成されている取付孔38a,38b,38c,
38dに合致し、ビス止めされ、回路基板6が下ケース
8に固定される。なお、下ケース8には、起立壁30が
設けられているとともに、遊技制御部2を機構板234
に取付けるための固定片部28a,28b(28aは図
5を参照)が両側面に形成されている。さらに、下面板
26の両側面部分には取付孔34a,34b,34c,
34d(34c,34dは図面上見えない)が穿設され
ている。
【0017】上ケース4は、導電性材料の一例の金属で
形成されている。そして、上面板11と側面板14aお
よび1対の側面板14b,14c(図4cは図面上見え
ない)を有し、上面板11および側面板14bには、回
路基板6から発生した熱を逃がすための熱逃がし孔12
が多数穿設されている。さらに、左右1対の側面板14
b,14cには、取付孔32a,32b,32c,32
d(32c,32dは図面上見えない)が穿設されてお
り、この取付孔32a,32b,32c,32dと前記
下ケース8に穿設された取付孔34a,34b,34
c,34dとを位置合わせして連通状態とし、ビス止め
することにより上ケース4と下ケース8とが一体的に固
定され、その両ケース内に回路基板6を収納することが
可能となる。なお、図中10は、配線カバーであり、前
記配線24a,24b,24cを図示するように一側方
に偏らせてまとめ上方からカバーするためのものであ
る。
【0018】図5は、回路基板6を表わした正面図であ
る。図中40は、回路基板6の表面と裏面とに設けられ
たグランドラインであり、その両グランドライン40を
電気的に導通するための導通孔42が複数形成されてい
る。そして、図中52は、そのグランドラインを取付孔
にまで延在させたグランドライン延在部であり、そのグ
ランドラインが延在された取付孔であるグランドライン
延在取付孔が、図中38a,38dにより示されてい
る。このグランドライン延在部52は、回路基板6の四
隅に設けられている取付孔38a,38b,38c,3
8dのうち制御回路の主要部としてのMPU,RAM4
4と制御回路部の主要部としてのROM46とが設けら
れている箇所に対し遠い方の取付孔38a,38dにの
み形成されている。つまり、前記MPU,RAM44と
ROM46のすぐ近傍に形成されている取付孔38b,
38cには、グランドライン切欠部54が形成されてお
り、取付孔38b,38cにグランドラインを延在させ
ないように構成している。
【0019】図中一点鎖線で囲んだ部分は電源回路部4
8であり、その電源回路部48には、チョークコイル5
0が設けられている。このチョークコイル50により、
電源から供給される電流のうち交流分が除去され、電源
から侵入したノイズを減少することができる。
【0020】図中、20a,20b,20cは接続端
子、28a,28bは固定片部、30は起立壁である。
【0021】図6は、遊技制御部2の取付状態を示す縦
断面図である。遊技制御部2は、機構板234における
流下樋カバー58部分に取付けられる。この流下樋カバ
ー58は、プラスチックなどの合成樹脂で構成されてい
る。図中90は遊技空間であり、ガラス板84と遊技盤
88との間に形成されている。92は障害釘である。遊
技空間90を落下してきたパチンコ玉が入賞口110内
に入賞すれば、遊技盤88の裏面側に形成されている入
賞玉集合空間86内に進入し、下方に落下する。その入
賞玉集合空間86のさらに裏側には、賞品玉流下樋56
が形成されており、前記賞品玉払出機構224(図2参
照)から払出された賞品玉が落下する。そしてこの賞品
玉流下樋56の裏面側の壁を形成しているのが流下樋カ
バー58である。この流下樋カバー58には、1対の取
付突部60が一体成形されており、この取付突部に取付
基板62a,62bが1つずつ取付けられている。そし
て、この取付基板62a,62bに遊技制御部2が取付
可能に構成されている。なお、図中64は取付付勢部
材、72は下部ガイド溝であり、その詳細は後述する。
【0022】遊技制御部2の取付状態では、流下樋カバ
ー58と下面板26との間に第1空間部78が形成さ
れ、下面板26と回路基板6との間に第2空間部80が
形成され、さらに回路基板6と上面板11との間に第3
空間部82が形成される。この第1空間部78により、
流下樋カバー58に発生した静電気が下面板26に伝達
されるのを極力防止している。取付部36aと合わさる
取付孔には、グランドライン延在部52が形成されてお
り、ビス止めした状態でグランドライン40と回路基板
ケースとが取付部36aを介して電気的に導通状態とな
る。これにより、回路基板6のグランドライン40と回
路基板ケースとがほぼ同電位になるため、回路基板ケー
スと回路基板6との間での放電が防止できる。また、グ
ランドライン延在取付孔38a,38dを、制御回路の
主要部であるMPU,RAM44やROM46に対し、
遠い方の取付孔のみに選定したため(図5参照)、流下
樋カバー58と下面板26との間に放電が生じてその電
圧がグランドライン延在取付孔38a,38dからグラ
ンドライン40に印加されたとしても、ノイズに弱いM
PU,RAM44やROM46が遠く離れているため、
放電電圧による悪影響を極力減少し得る。図中、42は
表と裏のグランドライン40を電気的に導通させるため
の導通孔であり、回路基板6に多数形成されている。こ
の複数の導通孔42は、静電気によって発生した電圧が
制御回路の主要部44,46に到達するまでに極力電圧
降下を起こさせるためのものである。つまり、パチンコ
玉との摩擦により流下樋カバー58が高電圧に帯電し、
その流下樋カバー58と下面板26との間で放電が発生
した場合に、その放電に伴う電流が取付部36aを通っ
てまず回路基板6の裏面側のグランドライン40に流れ
込むのであり、この裏面側に流れ込んだ電流が前記制御
回路の主要部44,46に到達するまでに、前記導通孔
42を何度もくぐり抜けてグランドライン40の裏面と
表面との間を何度も巡回し、それによって電圧が制御回
路の主要部であるMPU,RAM44およびROM46
に到達するまでに極力電圧降下を起こさせることができ
る。すなわち、この導通孔42は、取付部36aから制
御回路の主要部であるMPU,RAM44およびROM
46までの電流の距離を極力長くする機能を有する。
【0023】図中、54はグランドライン切欠部であ
り、取付部36cには基板本体16のみが接触するよう
に構成されており、グランドライン40は取付部36c
に接触しないように形成されている。
【0024】図中、14a,14dは側面板、28a,
28bは固定片部である。図7は、遊技制御部2を流下
樋カバー58に取付ける取付方法を説明するための斜視
図である。
【0025】流下樋カバー58には、取付基板62a,
62bが取付けられている。上方の取付基板62aに
は、上部位置規制部68a,68bおよび左右移動規制
部67さらには配線処理部70が形成されている。ま
た、上方の取付基板62aには、弾性材料からなる取付
付勢部材64が取付けられている。
【0026】下方の取付基板62bには、下部ガイド溝
72と右方向位置規制部72とが形成されている。
【0027】そして、まず作業者が取付付勢部材64の
操作片部66を指で上方に引き上げて弾性変形させ、そ
の状態で遊技制御部2のガイド片部28bを前記下部ガ
イド溝72に嵌合させ、嵌合した状態で遊技制御部2が
右方向位置規制部74に当接するまで遊技制御部2を右
方向にスライドさせる。次に、組付けビスを兼用してい
る位置規制突部76が、前記左右移動規制部67に嵌合
するよう遊技制御部2を流下樋カバー58側に押し付け
る。また、遊技制御部2を流下樋カバー58側に押し付
けた状態で、遊技制御部2が前記上部位置規制部68
a,68bの下側に入り込むよう、遊技制御部2の上下
方向の位置を調整する。そして、左右方向および上下方
向の位置調整が終了すれば、前記操作片部66を離し、
その取付付勢部材64の弾性力により固定片部28aが
取付基板62a側に押圧され、遊技制御部2が弾性保持
されることになる。つまり、図6に示すように、固定片
部28bを下部ガイド溝72に嵌合させた状態で、上方
の固定片部28aが、上方の取付基板62aと取付付勢
部材64との間に入り込む状態となり、取付付勢部材6
4によって固定片部28aが取付基板62a側に押圧さ
れた状態で保持されることとなる。
【0028】第2の実施の形態 第2の実施の形態を、図8および図9に基づいて説明す
る。この第2の実施の形態においては、遊技機全体の構
成および制御部の取付場所に関しては前記第1の実施の
形態と同様であるため、それらについては説明を省略
し、制御部の構成のみを説明する。
【0029】図8は、遊技制御部100を示す分解斜視
図である。図9は、遊技制御部100の断面図である。
【0030】遊技制御部100は、上蓋102と下板1
06とからなる回路基板ケースと、その回路基板ケース
内に収納される回路基板104とからなる。回路基板1
04には、接続端子116a〜116dが設けられてい
るとともに、各種電子装置が取付けられている。さら
に、回路基板104の四隅には、取付孔118a,11
8b,118c,118dが形成されている。
【0031】下板106は、導電性材料の一例の金属か
らなるプレートを、打抜き成形した後曲げ加工して構成
されている。図中、120a,120b,120dは、
前記取付孔118a,118b,118dに挿入されて
嵌合する取付片であり、120cは、前記取付孔118
cを介してビス止め固定される取付片であり、曲げ加工
により形成されている。つまり、前記取付片120a,
120b,120dを前記取付孔118a,118b,
118dに挿入し、その状態で、図9に示すように、遊
技制御部100を図示矢印方向(図示左方向)に移動さ
せる。すると、図9に示す嵌合溝124内に取付孔の内
縁部分が入り込んで嵌合する。なお、この嵌合溝124
は、図9に示すように、角度θを有するテーパ状に形成
されているため、取付孔の内縁部が嵌合しやすくなると
いう利点がある。そして、完全に嵌合された状態で、取
付片120cに形成されている孔と前記取付孔118c
とが連通状態となり、その連通孔にビスを挿入して固定
する。これにより、容易に回路基板104の下板106
へ取付固定することが可能となる。また、下板106の
左右両側面に、取付孔132a,132b(132bは
図面上見えない)が穿設されている。また、図中122
a,122bは係止突片である。
【0032】上蓋102は、導電性材料の一例の金属に
より構成されている。図中、108はコネクタカバーで
あり、上蓋102にビス止めされ、前記接続端子116
a〜116dに嵌合された接続端子114a〜114d
を上方から覆うとともに、その接続端子114a〜11
4dに接続されている配線を一側方に偏らせてまとめる
ためのものである。図中110a,110bは係止片で
あり、それぞれに係合孔112a,112bが形成され
ており、前記下板106の係止突片122a,122b
が前記係合孔112a,112bに挿入されて係止保持
可能に構成されている(図9参照)。そして係止突片1
22a,122bが前記係合孔112a,112bに挿
入された状態で、上板102に形成されている取付孔1
30a,130b(130bは図面上見えない)と下板
106の取付孔132a,132bとが連通状態とな
り、その連通孔にビスを挿入して上板102と下板10
6とを一体的に固定する。
【0033】この第2の実施の形態においては、下板1
06が打抜き成形した後曲げ加工されることにより、取
付片120a〜120dや係止突片122a,122b
が形成されるため、わざわざ取付固定用の部品を取付け
る必要がなく、部品点数を減少させることができる。
【0034】
【課題を解決するための手段の具体例】機構板234に
より、遊技機の裏面側に設けられた主として合成樹脂材
料で形成された機構板が構成されている。
【0035】回路基板6により、制御プログラムに従っ
て動作して所定の制御を実行する制御中枢回路を含む制
御用の回路基板が構成されている。MPU44により、
前記制御中枢回路が構成されている。
【0036】上ケース4、下ケース8により、該回路基
板を包囲した導電性の回路基板ケースが構成されてい
る。
【0037】賞品玉貯留部材230により、該機構板の
上部に遊技者に払出す賞品玉を貯留するための賞品玉貯
留部材が構成されている。
【0038】整列径路232により、該賞品玉貯留部材
の下部に賞品玉を整列させるための整列径路が構成され
ている。
【0039】賞品玉払出機構224により、該整列径路
の終端に入賞態様に基づいて所定数の賞品玉を払出すた
めの賞品玉払出機構が構成されている。
【0040】グランドライン40により、回路基板の表
面と裏面に形成されるグランドラインが構成されてい
る。グランドライン延在取付孔38a,38dおよび取
付孔38b,38cにより、回路基板に形成された複数
の取付孔が構成されている。
【0041】導通孔42により、前記回路基板の表面と
裏面に形成されたグランドラインを導通させる複数の導
通部が構成されている。
【0042】グランドライン延在取付孔38a,38d
により、前記複数の取付孔のうち前記回路基板の一側端
寄りに形成された取付孔が構成されている。図5に示し
たMPU44の配設位置により、前記一側端とは反対側
の他側端側に偏らせて設けられた前記制御中枢回路の配
設位置が例示されている。
【0043】取付部36a〜36dにより、前記複数の
取付孔に対応して前記回路基板ケースに一体に設けられ
た複数の導電性の取付部が構成されている。
【0044】図6に示した構成により、該複数の取付部
に前記回路基板を前記取付孔を介して止着し、前記グラ
ンドラインを延在させた取付孔と前記回路基板ケースの
取付部を接続させて、前記回路基板のグランドラインと
前記回路基板ケースとを導通させた構成が示されてい
る。
【0045】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、回路基板ケースと回路基板のグランドライ
ンとを電気的に導通状態としたために、グランドライン
に接続された回路基板ケースにより回路基板をシールド
した状態となり、静電気に起因したノイズが制御中枢回
路に侵入して制御中枢回路がそのノイズによる悪影響を
受けることを極力防止できる。
【0046】さらに前記回路基板の一側端寄りに形成さ
れた取付孔に前記グランドラインが延在され前記制御中
枢回路が前記一側端とは反対側の他側端側に偏らせて設
けられているために、前記制御中枢回路から前記グラン
ドラインが延在する取付孔に至るまでの距離を長くする
ことができ、前記取付孔と前記制御中枢回路との間で極
力大きな電圧降下を生じさせることができる。しかも、
前記回路基板の表面と裏面に形成されたグランドライン
を導通させる複数の導通部が形成されているために、放
電に伴う電流が前記複数の導通部を介して回路基板両面
の長距離に渡り延在するグランドラインを巡回すること
になり、放電電圧の電圧降下がより一層促進される。こ
れらにより、前記回路基板ケース外部で放電が生じ、放
電電圧が回路基板ケースから前記取付孔を介してグラン
ドラインに印加された場合に、前記制御中枢回路が静電
気に起因したノイズによる悪影響を受けることを極力防
止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の一例であるパチンコ遊技
機を示す全体正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図で
ある。
【図3】パチンコ遊技機の背面側の内部構造を示す斜視
図である。
【図4】遊技制御部の分解斜視図である。
【図5】遊技制御部の正面図である。
【図6】取付状態にある遊技制御部を示す縦断面図であ
る。
【図7】遊技制御部の取付方法を説明するための斜視図
である。
【図8】遊技制御部の分解斜視図である。
【図9】遊技制御部の断面図である。
【符号の説明】
4は上ケース、6は回路基板、8は下ケース、18は回
路素子、36a〜36dは取付部、38a,38dはグ
ランドライン延在取付孔、38b,38cは取付孔、4
0はグランドライン、42は導通孔、44はMPUおよ
びRAM、46はROM、48は電源回路、50はチョ
ークコイル、52はグランドライン延在部、54はグラ
ンドライン切欠部、104は回路基板、102は上蓋、
106は下板、206は可変表示装置、208は可変入
賞球装置、224は賞品玉払出機構、230は賞品玉貯
留部材、232は整列径路、234は機構板、300は
パチンコ遊技機である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の裏面側に設けられた主として合
    成樹脂材料で形成された機構板と、 制御プログラムに従って動作して所定の制御を実行する
    制御中枢回路を含む制御用の回路基板と、 該回路基板を包囲した導電性の回路基板ケースとを含む
    遊技機であって、 前記機構板は、該機構板の上部に遊技者に払出す賞品玉
    を貯留するための賞品玉貯留部材と、 該賞品玉貯留部材の下部に賞品玉を整列させるための整
    列径路と、 該整列径路の終端に入賞態様に基づいて所定数の賞品玉
    を払出すための賞品玉払出機構とを備え、 前記回路基板には、 その表面と裏面にグランドラインが形成されるとともに
    複数の取付孔が形成され、 さらに前記回路基板の表面と裏面に形成されたグランド
    ラインを導通させる複数の導通部が形成され、 前記複数の取付孔のうち前記回路基板の一側端寄りに形
    成された取付孔に前記グランドラインを延在させ、 前記制御中枢回路を前記一側端とは反対側の他側端側に
    偏らせて設け、 前記回路基板ケースには、前記複数の取付孔に対応して
    複数の導電性の取付部を一体に設け、 該複数の取付部に前記回路基板を前記取付孔を介して止
    着し、 前記グランドラインを延在させた取付孔と前記回路基板
    ケースの取付部を接続させて、前記回路基板のグランド
    ラインと前記回路基板ケースとを導通させたことを特徴
    とする、遊技機。
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