JP2002210165A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002210165A
JP2002210165A JP2001005290A JP2001005290A JP2002210165A JP 2002210165 A JP2002210165 A JP 2002210165A JP 2001005290 A JP2001005290 A JP 2001005290A JP 2001005290 A JP2001005290 A JP 2001005290A JP 2002210165 A JP2002210165 A JP 2002210165A
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ball
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flow path
path
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Sadao Ioki
定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
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Sophia Co Ltd
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球流下路で発生する静電気が遊技機の備える
装置類に影響する可能性を低減できる遊技機を提供す
る。 【解決手段】 球を貯留可能な上皿及び下皿を前面側に
備える一方、取付ベース部材に各種装置を設けて構成さ
れる裏機構盤を裏面側に備える遊技機である。取付ベー
ス部材に設けられる装置には、所定条件の成立に基づき
球を排出する球排出装置と、球排出装置から排出された
球を上皿乃至下皿に向けて流下案内する球流下路を備え
る球流下装置と、が含まれる。球流下路が導電性部材に
より構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球を流下案内する
球流下路を備える、例えば、パチンコ遊技機などの遊技
機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機、例えば、パチンコ遊技機におい
ては、取付ベース部材に各種装置を設けて構成される裏
機構盤を裏面側に備えるものがある。従来のパチンコ遊
技機では、取付ベース部材の裏面側には、流路を構成す
る起立壁が設けられ、前記流路部分に蓋部材を設けるこ
とで、球流下路(誘導流下路、オーバーフロー流下路を
含む)が形成されていた。この球流下路は、球排出装置
より流下排出された球(貸球・賞球を含む)が上皿乃至
下皿まで流下案内される過程で、該流下案内の少なくと
も一部を行うものである。近年の遊技機には、機能別に
構成された複数の制御装置が備えられているため、その
うちの何れかの制御装置が球流下路の近傍に設けられる
場合がある。
【0003】また、パチンコ遊技機の中には、上皿及び
下皿内の球貯留量が増加したことに起因して、球がオー
バーフロー流下路内の所定の位置まで貯まったことを検
出する貯留状態検出機構を備えるものがある。従来のパ
チンコ遊技機では、貯留状態検出機構は、取付ベース部
材に直接設けられているのが通常であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】球流下路には、球排出
装置からの貸球・賞球が頻繁に流下するので静電気等が
発生しやすいといった事情がある。そのため、制御装置
は、球流下路の近傍に設けられている場合、静電気等の
影響を受けて誤作動を起こす可能性があり、正確な遊技
制御がなされず、従って、正確な遊技結果がもたらされ
ない場合も考えられる。
【0005】また、貯留状態検出機構が取付ベース部材
に直接設けられているパチンコ遊技機の場合、貯留状態
検出機構の検査は、大寸法の部材である取付ベース部材
毎、貯留状態検出機構を検査位置に設置して行う必要が
あったため、作業に手間取り面倒であるという問題があ
った。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、球流下路で発生する静電気が
遊技機の備える装置類に影響する可能性を低減でき、よ
り望ましくは、球貯留状態検出機構の検査を容易になし
得る遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、球を貯留可能な上皿及び下
皿を前面側に備える一方、取付ベース部材に各種装置を
設けて構成される裏機構盤を裏面側に備える遊技機にお
いて、前記取付ベース部材に設けられる装置には、所定
条件の成立に基づき球を排出する球排出装置と、前記球
排出装置から排出された球が前記上皿乃至下皿まで流下
案内される過程で、該流下案内の少なくとも一部を行う
球流下路を備える球流下装置と、が含まれ、前記球流下
路が導電性部材により構成されていることを特徴として
いる。
【0008】ここで、球排出装置が球を排出するための
所定条件は、例えば、貸球スイッチが押圧されること
や、入賞口に球が入賞することにより成立する。球流下
路を構成する導電性部材とは、例えば、導電性樹脂、あ
るいは導電性金属等からなるものである。
【0009】この請求項1記載の発明によれば、球流下
路が導電性部材により構成されているので、球流下路に
電磁遮蔽性を持たせることができ、球の流下案内に伴っ
て発生した静電気の影響が球流下路外部に及びにくい構
成となる。よって、例えば、球流下路の近傍に制御装置
が設けられている場合であっても、制御装置に静電気の
影響が及びにくくなる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊
技機において、前記球流下路の一部を構成する第1球流
下路構成部を備える第1球流下路部材と、前記球流下路
の他の部分を構成する第2球流下路構成部を備える第2
球流下路部材と、を相互に組み付けることで前記球流下
装置が構成されユニットとして前記取付ベース部材に設
けられていることを特徴としている。
【0011】この請求項2記載の発明によれば、第1及
び第2球流下路部材を組み付けることで球流下装置を構
成することができ、この構成した球流下装置をユニット
として取付ベース部材に設けることができるので、球流
下装置を組み立てる作業、ならびに、球流下装置を取付
ベース部材に取付ける作業が容易になる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の遊技機において、前記球流下装置は、前記下皿内の
球貯留量が増加したことに起因して、球が前記球流下路
内の所定の位置まで貯まったことを検出する貯留状態検
出機構をさらに備えて構成され、前記球流下装置は、前
記貯留状態検出機構を含めて構成したユニットとして前
記取付ベース部材に設けられていることを特徴としてい
る。
【0013】この請求項3記載の発明によれば、貯留状
態検出機構を含めて球流下装置をユニットとして構成で
き、このユニットを取付ベース部材に設けることができ
る。従って、貯留状態検出機構も含めてコンパクトにユ
ニット化した球流下装置を所定の検査位置に簡単に運ん
で貯留状態検出機構の検査ができるため、貯留状態検出
機構を、大寸法の部材である取付ベース部材毎、検査位
置に運搬する必要が無くなる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の遊
技機において、前記第1球流下路部材は、平板状の本体
部の片面に起立壁を設けることにより、前記第1球流下
路構成部を構成する第1凹室部と、前記貯留状態検出機
構を収納するための第2凹室部と、がそれぞれ裏面側に
開口した状態となるように構成され、前記第2球流下路
部材は、前記第2凹室部を塞ぐ蓋部と、前記第2球流下
路構成部と、を片面に有する平板状のものであり、前記
第2球流下路部材と前記第1球流下路部材とを相互に組
み付けることで、前記第2球流下路構成部により前記第
1凹室部が塞がれて前記球流下路が構成されるととも
に、前記第2凹室部が前記蓋部に塞がれた状態にされて
いることを特徴としている。
【0015】この請求項4記載の発明によれば、第2凹
室部には貯留状態検出機構を収納させることができる。
さらに、第1及び第2球流下路部材を相互に組み付ける
ことで、第2球流下路構成部により第1凹室部(第1球
流下路構成部)を塞いで球流下路を構成できるととも
に、蓋部により第2凹室部を塞ぐことができる。また、
第1及び第2凹室部は、平板状の本体部の片面に起立壁
を設けることで簡易に構成される。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載の遊
技機において、前記貯留状態検出機構は、揺動可能に軸
支された揺動部材と、前記揺動部材が前記球流下路内の
球に押されて所定位置まで揺動した状態となることを検
出し、所定位置まで球が溜まったことを検出する揺動状
態検出手段と、を備えて構成されていることを特徴とし
ている。
【0017】この請求項5記載の発明によれば、下皿内
の球貯留量が増加したことに起因して、球が球流下路内
の所定の位置まで貯まった場合に、揺動部材が球流下路
内の球に押されて所定位置まで揺動した状態となると、
このことを揺動状態検出手段が検出し、所定の位置まで
球が溜まったことを検出する、といった構成で球貯留状
態検出機構を好適に実現できる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載の遊
技機において、前記貯留状態検出機構は、前記揺動部材
が前記球流下路に臨んだ状態となるように前記第2凹室
部に設けられていることを特徴としている。
【0019】この請求項6記載の発明によれば、揺動部
材は、球流下路に臨んだ状態となるように第2凹室部に
設けられているので、前記検出を好適になし得る。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の遊技機において、前記取付ベース部材に
は、前記球流下路から前記上皿に球を流下案内するため
の誘導樋が裏面側に突出した状態に形成されている一
方、前記球流下装置の前面側には開口部が形成され、前
記球流下装置を前記取付ベース部材に設けることで、前
記誘導樋が前記開口部を貫通して前記球流下路に臨んだ
状態とされていることを特徴としている。
【0021】この請求項7記載の発明によれば、取付ベ
ース部材には、誘導樋が裏面側に突出した状態に形成さ
れている一方、球流下装置の前面側には開口部が形成さ
れており、球流下装置を取付ベース部材に設けること
で、誘導樋が開口部を貫通して球流下路に臨んだ状態と
されているので、球を球流下路から誘導樋を介して上皿
に流下案内する構成を好適に実現できる。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の遊技機において、前記取付ベース部材に
は、前記球流下路から前記上皿に球を流下案内するため
の誘導樋が形成され、前記球流下装置は、前記球流下路
の球を前記誘導樋に案内する流下補助部を備えることを
特徴としている。
【0023】この請求項8記載の発明によれば、球流下
路の球を誘導樋に案内する流下補助部を備えるので、球
を、球流下路から誘導樋へ好適に案内でき、結果、誘導
樋を介した球の流下案内をよりスムーズに行える。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の遊技機において、前記球排出装置は、複
数条に形成されて球を下方へ流下排出する排出側球流下
路を備え、前記取付ベース部材には、前記球流下路から
前記上皿に球を流下案内するための誘導樋が、前記排出
側球流下路よりも下側位置に設けられ、前記球流下装置
の球流下路は、前記排出側球流下路から流下排出された
球を前記誘導樋まで流下案内する誘導流下路を含んで構
成され、前記誘導流下路は、前記排出側球流下路から複
数条に流下排出された球を、引き続き、複数条のまま前
記誘導樋に向けて流下案内可能に屈曲形成された条別流
路壁を備えることを特徴としている。
【0025】この請求項9記載の発明によれば、球排出
装置の排出側球流下路から複数条に流下排出された球
を、条別流路壁を備える誘導流下路により、引き続き、
複数条のまま誘導樋に向けて好適に流下案内できる。従
って、例えば、排出側球流下路から複数条に流下排出さ
れた球がぶつかり合って流下勢を失った結果、誘導樋が
満杯状態でないにも拘わらず球が誘導樋に到達できなく
なることを防止できる。
【0026】請求項10記載の発明は、請求項1〜9の
いずれかに記載の遊技機において、前面側には遊技盤が
設けられ、裏面側には前記裏機構盤が設けられる遊技盤
収納部材をさらに備え、前記球流下装置が、導電性の金
属材からなる前記遊技盤収納部材に電気的に接続されて
いることを特徴としている。
【0027】この請求項10記載の発明によれば、球流
下路が導電性の金属材からなる遊技盤収納部材に電気的
に接続されているので、球流下路が帯電した場合に球流
下路から遊技盤収納部材に放電でき、球流下路の電磁遮
蔽性をより高めることができる。
【0028】請求項11記載の発明は、請求項1〜10
のいずれかに記載の遊技機において、前記球流下路を構
成する導電性部材が、導電性の合成樹脂材からなる一
方、前記取付ベース部材は、非導電性の樹脂材により構
成されていることを特徴としている。
【0029】導電性の合成樹脂材は、導電性の金属材よ
りも軽量である。また、非導電性の樹脂材は、導電性の
樹脂材よりも強度に優れている。
【0030】この請求項11記載の発明によれば、球流
下路を比較的軽量に構成できる一方、取付ベース部材は
比較的強度の高いものとすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る実施の形態について説明する。本実施の形態は、本
発明に係る遊技機の適例としてのパチンコ遊技機、特
に、いわゆる「第1種」に属するタイプのパチンコ遊技
機について説明するものである。
【0032】この実施の形態のパチンコ遊技機100
は、矩形枠状の本体枠110(図2参照)を備えてお
り、この本体枠110の一側方には、該本体枠110に
対し回動可能な状態で前面枠111が軸支されている。
【0033】図1に示すように、前面枠111の正面側
には、正面に遊技領域1aを形成する遊技盤1、遊技球
(球)を貯留する上皿105、この上皿105よりも下
側に配され、該上皿105に貯留しきれない遊技球を貯
留する下皿107、操作ハンドル104などが設けられ
ている。
【0034】遊技領域1aには、普図始動ゲート6,
6、特図変動表示遊技を表示する変動表示装置4、普図
変動表示遊技を表示する変動表示装置7、普図変動表示
遊技の結果如何によって開閉部材9a,9aを開閉させ
る特図始動口を兼ねた普通変動入賞装置9、特図変動表
示遊技の結果如何によって大入賞口5bを閉じた状態か
ら開放状態に変換するサイクル遊技を行う特別変動入賞
装置5、一般入賞口8,…などが配設されている。この
うち、普通変動入賞装置9、大入賞口5b、一般入賞口
8に球が入賞すると、それぞれ所定数の賞球が上皿10
5乃至下皿107に払い出されるようになっている。
【0035】また、パチンコ遊技機100の本体100
aの脇にはカードユニット500が設けられている。こ
のカードユニット500に球貸用のプリペイドカードを
挿入した状態で、上皿105の上面に設けられた貸球ス
イッチ105aを押圧操作することで、所定数の貸球が
上皿105に払い出されるようになっている。
【0036】パチンコ遊技機100における遊技は、操
作ハンドル104の操作に基づき、上皿105の遊技球
を遊技領域1aに発射して行うようになっている。そし
て、パチンコ遊技機100は、遊技の結果如何によって
遊技球を大量獲得する機会を遊技者に付与できるように
なっている。
【0037】次ぎに、パチンコ遊技機100の裏面側の
構成について説明する。
【0038】図2に示すように、前面枠111は、裏機
構盤120を、裏面側に備えている。なお、裏機構盤1
20は、遊技盤収納部材115を介して前面枠111の
裏面側に設けられている。遊技盤収納部材115は、全
体形状の図示を省略するが、前面側が開口した薄い箱形
形状をなし、裏面側中央には、広く開口した開口部を有
する。この遊技盤収容部材115の前面側には、上記の
遊技盤1が前向きとなって収容された状態に設けられて
いる。
【0039】さらに、遊技盤1の裏面側には、遊技領域
に設けられた変動表示装置4の表示制御を行う表示制御
装置40、パチンコ遊技機100に備えられるランプや
LEDなどの発光部材の点灯・点滅状態を制御する装飾
制御装置50、スピーカ(図示略)等の出力を制御する
音制御装置60が設けられ、これら各制御装置40,5
0,60は遊技盤収納部材115の裏面側中央の開口部
を介して後方に突出した状態とされている。
【0040】また、裏機構盤120は、取付ベース部材
120a(図3)に、以下に説明する各種装置を設ける
ことで構成される。すなわち、裏機構盤120の取付ベ
ース部材120aの裏面側には、予備球を貯留するため
の貯留タンク121、この貯留タンク121からの予備
球を整列させながら流下案内する導出樋122、この導
出樋122により流下案内される球の球抜きなどを行う
球抜きユニット123、球排出装置31、および球流下
装置32(図4参照;なお、球流下装置32は、図2で
は排出制御装置30に隠れて見えない)などが配設され
ている。
【0041】このうち、球排出装置31は、球抜きユニ
ット123から球が供給されるようになっており、この
供給された球を、所定条件の成立に基づき所定個数ずつ
下方に排出するように構成されている。ここでいう所定
条件とは、例えば、一般入賞口8,…、普通変動入賞装
置9および大入賞口5bのいずれかに球が入賞すること
や、カードユニット500にプリペイドカードが挿入さ
れた状態で貸球スイッチ105aが押圧操作されること
などである。また、球流下装置32は、球排出装置31
から排出された球が上皿105乃至下皿107に流下案
内される過程で、該流下案内の一部を行うように構成さ
れている。この球流下装置32等、本発明に係る主要な
構成については詳細を後述する。
【0042】さらに、裏機構盤120の取付ベース部材
120aには、球排出装置31の制御等を行う排出制御
装置30、各制御装置30,40,50,60を統括制
御する遊技制御装置20が設けられている。加えて、前
面枠111の裏面下端側には、遊技機前面の操作ハンド
ル104の操作に基づき遊技球を遊技領域に発射させる
発射装置71と、この発射装置71の制御を行う発射制
御装置70と、が配設されている。このように、パチン
コ遊技機100は、機能毎に分けられて複数設けられた
制御装置20,30,40,50,60,70を備えて
いるが、そのうち、例えば、排出制御装置30は、球流
下装置32の裏面側に配されている。
【0043】また、裏機構盤120の裏側の上部で前面
枠111の軸支側には、枠用外部出力端子板81とター
ミナル基板210とが並設されている。このうち、枠用
外部出力端子板81は、貯留タンク121からの球無し
信号、排出制御装置30からの貸球信号、および、遊技
制御装置20からの賞球信号などの外部出力データを遊
技機外部に出力するものである。他方、ターミナル基板
210は、電源線300を介してパチンコ遊技機100
外の遊技機設置島から導入された電源を中継する基板で
ある。このターミナル基板210からは、以下説明する
電源装置90とカードユニット用中継基板230に電源
供給される。電源装置90は、ターミナル基板210を
介して外部から供給される外部電源を基に各種の電圧を
生成して各制御装置20,30,40,50,60,7
0に電源供給するものである。カードユニット用中継基
板230は、パチンコ遊技機100の本体100a側と
カードユニット500側とで授受される信号を中継する
一方で、ターミナル基板210から供給された電源をカ
ードユニット500に供給するものである。
【0044】なお、図3に示すように、上記の排出制御
装置30は、配線収納部材350およびプレート部材3
60を介して、球流下装置32の裏側に位置するように
取付ベース部材120aに設けられている。ここで、配
線収納部材350は、配線通し用の凹室部351を備え
ている。この凹室部351に通される配線には、前面枠
111の前面側に設けられるランプ類に延びる配線や、
排出制御装置30と排出装置31とに接続された配線
(排出装置31が備えるモータに排出制御装置30から
駆動信号を与える配線、排出装置31が備えるセンサの
検出信号を排出制御装置30に伝達する配線等)などが
含まれる。また、プレート部材360については後述す
る。
【0045】次に、本発明に係る要部について説明す
る。
【0046】図4に示すように、球流下装置32の内部
には、球排出装置31から下方に流下排出された球を、
上皿105乃至下皿107に向けて流下案内する球流下
路33が形成されている。ここで、球流下路33と上皿
105とは、誘導樋37(詳細後述;図7、図6参照)
を介して連通されており、球流下路33の球は、通常、
誘導樋37を介して上皿105に流下案内されるように
なっている。球流下路33は、該球流下路33の上半部
を構成する誘導流下路33aと、同下半部を構成するオ
ーバーフロー流下路33bとを含んでいる。
【0047】このうち、誘導流下路33aは、球排出装
置31から流下排出された球を誘導樋37まで流下案内
するものである。ここで、図示は省略するが、球排出装
置31は、球を下方へと複数条に流下排出するための、
複数条に形成された排出側球流下路を備えている。これ
に対応して、誘導流下路33aは、前記排出側球流下路
から複数条に流下排出された球を、引き続き、矢印C及
び矢印Dに沿って複数条のまま誘導樋37に向けて流下
案内可能に屈曲形成された条別流路壁34jを備えてい
る(図7参照)。さらに、誘導流下路33aには、該誘
導流下路33a内の球を誘導樋37に案内する流下補助
部35hが設けられている(図8参照)。この流下補助
部35hは、例えば、平断面形状が三角形に形成され、
該三角形状の一辺ずつが、誘導流下路33aの背面側と
図7の左側(即ち、遊技機の正面側から見て右側)の内
面に当接するように設けられている。加えて、図7に示
すように、誘導流下路33aの下部(誘導樋37の入口
部分)には、受皿状の球溜まり部34tが形成されてい
る。従って、貸球の際等、誘導流下路33aに流入する
球が多い場合には、球が一旦、この球溜まり部34tに
溜まって、ここから誘導樋37に流れ込んでいく構成と
なっている。なお、球溜まり部34tの底部には、導電
性の金属プレート部材39が、その上面が上皿105側
に向けて、すなわち、遊技機の前面側に向けて下り傾斜
するようにして設けられている。
【0048】また、上皿105の球が満杯状態になった
場合には、これに起因して誘導樋37ならびに球溜まり
部34tの球も満杯状態となってしまう。この場合、球
は球溜まり部34tから溢れてしまう。オーバーフロー
流下路33bは、この溢れた球を下皿107に向けて流
下案内するものである。このように、球流下路33は、
球排出装置31から排出された球が上皿105乃至下皿
107まで流下案内される過程で、該流下案内の一部
(他の一部は誘導樋37等が行うため)を行うものであ
る。
【0049】さらに、球流下装置32は、下皿107内
の球の貯留量が増加したことに起因して球がオーバーフ
ロー流下路33b(球流下路33)内の所定の位置まで
貯まったこと、を検出する貯留状態検出機構36を備え
ている。この貯留状態検出機構36は、揺動可能な揺動
部材36aと、この揺動部材36aが所定位置まで揺動
した状態となることを検出し、所定の位置まで球が溜ま
ったことを検出する揺動状態検出スイッチ36b(揺動
状態検出手段)と、を備えて構成されている。このう
ち、揺動部材36aは、オーバーフロー流下路33b内
の球に押される押され部36cと、この押され部36c
が球に押されることにより揺動部材36aが所定位置ま
で揺動した際に揺動状態検出スイッチ36bを押圧する
押圧部36dとを備えている。なお、揺動状態検出スイ
ッチ36aによる検出信号は遊技制御装置20に入力さ
れるようになっている。該遊技制御装置20は、該検出
信号の入力に基づき、発射制御装置70を制御して発射
装置71による球の発射動作を中止させたり、排出制御
装置30を制御して球排出装置31による球の排出動作
を中止させたり、装飾制御装置50を制御して球詰まり
の報知ランプ(例えば、パチンコ遊技機100の前面側
に設けられている)を点灯させたりといったように、下
皿107内の球貯留量が増加した場合に必要な所定の制
御を行う。
【0050】また、このような球流下装置32は、図3
に示すように、第1球流下路部材34と、第2球流下路
部材35と、により概略構成されている。
【0051】このうち、第1球流下路部材34は、図5
に示すように、平板状の本体部34bを備え、この本体
部34bの片面には、例えば、一定の高さの起立壁34
cが形成されている。すなわち、第1球流下路部材34
は、起立壁34cと本体部34bに囲まれて、裏面側に
開口する凹室部34dを備えている。この凹室部34d
は、上記球流下路33の大部分を構成する第1球流下路
構成部34a(第1凹室部)と、上記貯留状態検出機構
36を収納するための収納部(第2凹室部)34eと、
を含んでいる。なお、上記条別流路壁34jは起立壁3
4cの一部であり、従って、第1流下路構成部34aは
条別流路壁34jを含んでいる。また、第1球流下路部
材34の本体部34bには、誘導樋37を、球流下装置
32の前面側から誘導流下路33a内に貫通させるため
の開口部34fが、第1球流下路構成部34a(の誘導
流下路33aとなる部分の下端部)に対応して形成され
ている。
【0052】他方、図10に示すように、第2球流下路
部材35は平板状に構成され、第1球流下路構成部34
aを塞ぐ第2球流下路構成部35aと、収容部34eを
塞ぐ蓋部35e(図4参照)と、を片面に有している。
このうち、第2球流下路構成部35a(の誘導流下路3
3aとなる部分)には、図4に示すように、上記流下補
助部35hが設けられている。なお、第1球流下路部材
34と、第2球流下路部材35とは、ともに導電性の部
材(例えば、導電性の合成樹脂材からなる)である。
【0053】また、球流下装置32は、以下のようにし
てユニットとして構成される。
【0054】先ず、図5に示すように、第1球流下路部
材34の収納部34e内に貯留状態検出機構36を取付
ける。ここで、揺動部材36aは、揺動軸36jにて軸
支して押され部36cを球流下路33(のオーバーフロ
ー流下路33bとなる部分)に臨ませた状態にする。ま
た、揺動状態検出スイッチ36bは、揺動部材36aの
押圧部36dと所定間隔で向き合う状態に固定する。次
いで、図4に示すように、第2流下路部材35により第
1流下路部材34の凹室部34dを塞ぐように、すなわ
ち、より具体的には、第2球流下路構成部35aにより
第1球流下路構成部34aを塞ぐとともに、蓋部35e
により収容部34eを塞ぐように、第1及び第2流下路
部材34,35を合わせた状態にする。この際、第1流
下路部材34の起立壁34cが一定の高さであるのに加
えて、第2流下路部材35が平板状であるため、第1及
び第2流下路部材34,35の相互の位置合わせが容易
である。さらに、このように、第1及び第2流下路部材
34,35を合わせた状態で、第2球流下路部材35に
設けられた挿通孔35gに挿通したビスを、第1球流下
路部材34に設けられたビス孔34gに螺入すること
で、第1及び第2流下路部材34,35が組み付けられ
る。これにより、第1及び第2球流下路構成部34a,
35aにより球流下路33が構成されるとともに、球流
下装置32が、貯留状態検出機構36を含んだユニット
として構成される。なお、貯留状態検出機構36の検査
は、以上のように構成した球流下装置32を所定の検査
位置に運んで行うとよい。
【0055】また、以上のように構成された球流下装置
32は、取付ベース部材120aの背面から後方に突出
して形成されたボス120b(図9参照)に取付けられ
るようになっている。すなわち、図9に示すように、第
2流下路部材35は、球流下装置32をボス120aに
固定するためのビス120cを挿通するための挿通孔3
5iと、この挿通孔35iと連通し、内周部の周縁部が
すり鉢状に形成されたボス受け部35uとを備えている
一方、第1流下路部材34は、第1及び第2流下路部材
34,35の組み付け状態にてボス受け部35uが嵌入
された状態となる嵌入孔35kを備えている。従って、
以上のように第1及び第2流下路部材34,35を組み
付けた状態では、ボス受け部35uは、嵌入孔35kに
嵌入されて該嵌入孔35kを介して第1流下路部材34
の前面側に臨んだ状態となっている。この状態で、取付
ベース部材120aの各ボス120bを、対応する各ボ
ス受け部35uに突き当てさせるように球流下装置32
を取付ベース部材120aの裏面側にあてがう。さら
に、ビス120cを、ボス120cの先端部に形成され
たビス孔120dに対し挿通孔35iを介して螺入する
ことで、球流下装置32がユニットとして取付ベース部
材120aに取付けられる。
【0056】また、図8に示すように、上記誘導樋37
は取付ベース部材120aの裏面側に突出した状態に設
けられ、球流下装置32を取付ベース部材120aに取
付けることで、該誘導樋37が、第1球流下路部材34
の上記開口部34fを貫通して誘導流下路33aの下端
部に臨んだ状態となる。すなわち、球流下装置32を取
付ベース部材120aに取付けるだけで、球を、球流下
路33から誘導樋37を介して上皿105に流下案内す
る構成が好適に実現される。なお、ここで、上記の金属
プレート39は、予め、誘導樋37の上面に設けられて
いる。また、取付ベース部材120aは、非導電性の樹
脂材からなるものであり、従って、導電性の合成樹脂材
よりも強度に優れ、裏機構盤120の主構造体としての
機能に適する。
【0057】さらに、詳細な図示は省略するが、球流下
装置32の取付ベース部材120aへの取付け状態にお
いて、球排出装置31の下部に設けられた連結部と、球
流下装置32の(例えば、第2球流下路部材35の)上
部に設けられた連結部と、が前後に重なり合うようにな
っており、図2に示すように、これら両連結部がビス4
00により連結されている。しかも、これら両連結部が
ビス400により連結されるとともに、導線401が両
接続部に電気的に接続されている。加えて、この導線4
01は、例えば、遊技盤収納部材115に電気的に接続
されている。しかも、本実施の形態では、遊技盤収納部
材115は、導電性の金属材からなるものであるとす
る。すなわち、球流下路33は、導線401を介して、
導電性の金属材からなる遊技盤収納部材115に電気的
に接続されている。
【0058】次に、以上のように構成されて取付ベース
部材120aに設けられた球流下装置32による球の流
下案内について説明する。
【0059】先ず、球排出装置31が賞球または貸球を
排出するための上記条件が成立すると、球は、球排出装
置31の排出側球流下路(図示略)により下方へと複数
条に流下排出されて、球流下装置32の球流下路33の
誘導流下路33aに流入する。この流入した球は、先
ず、条別流路壁34jにより、引き続き、複数条のまま
矢印C及び矢印Dに沿って誘導樋37に向けて流下案内
される。この際、一部の球は、流下補助部35hにより
誘導樋37に向けて案内される。ここで、第1および第
2球流下路部材34,35は、ともに導電性の部材であ
るため、第1および第2球流下路構成部34a,35a
もともに導電性である。すなわち、球流下路33は導電
性の部材により構成されている。これにより、球流下路
33に電磁遮蔽性を持たせることができるため、球が流
下案内されることにより球流下路33内で発生した静電
気の影響が球流下路33の外部に及びにくい構成となっ
ている。よって、例えば、球流下路33の裏面側に配さ
れている排出制御装置30等、球流下路33の近傍に設
けられている装置類に静電気の影響が及びにくくなり、
誤動作を防止することができる。ここで、排出制御装置
30と球流下装置32との間に介装されているプレート
部材360は、導電性の金属材からなるものであり、こ
のプレート部材360によって、排出制御装置30は球
流下装置32から電磁遮蔽されている。従って、球流下
路33内の静電気の影響が、より排出制御装置30に及
びにくくなっている。なお、プレート部材360は、遊
技機前面側に向けて延出する前方延出部360aを有し
ており、この前方延出部360aは、球流下装置32と
遊技制御装置20との間に介在された状態となるため、
遊技制御装置20が球流下装置32から電磁遮蔽され、
球流下路33内の静電気の影響が、遊技制御装置20に
及びにくい構成となっている。
【0060】また、特に、球流下路33が、導電性の金
属材からなる遊技盤収納部材115に電気的に接続され
ているので、球流下路33が帯電しても該球流下路33
から遊技盤収納部材115に放電でき、球流下路33の
電磁遮蔽性をより高めることができる。
【0061】また、球流下路33を流下した後に、誘導
樋37に流入した球は、該誘導樋37を介して上皿10
5に流下案内される。なお、ここで、誘導樋37に流入
する球が多い場合には、球が一旦、球溜まり部34tに
溜まって、ここから徐々に誘導樋37に流れ込んでい
く。また、誘導樋37の上面には金属プレート39が設
けられているので、球が接触・離間を繰り返して帯電し
た場合にも、金属プレート39に放電できる。
【0062】また、上皿105が満杯状態になり、誘導
樋37ならびに球溜まり部34tも満杯状態となってし
まった場合には、球は、球溜まり部34tから溢れてオ
ーバーフロー流下路33bに流入し、下皿107に向け
て流下案内される。この際にも、上記と同様に、球流下
路33内を球が流下案内されることにより発生した静電
気の影響が球流下路33の外部に及びにくい。
【0063】さらに、下皿107が満杯状態となった場
合には、オーバーフロー流下路33b内にも球が溜ま
り、やがて、この球が貯留状態検出機構36の揺動部材
36aを押して揺動させる。この結果、揺動部材36a
の押圧部36dが揺動状態検出スイッチ36bを押圧す
ると、検出信号が遊技制御装置20に入力され、貯留量
が増加した場合に必要な上記の所定の制御がなされる。
【0064】以上のような本実施の形態によれば、球流
下路33が導電性の部材により構成されているので、球
流下路33の内部が電磁遮蔽され、球流下路33内の静
電気の影響が球流下路33の外部に及びにくい構成とな
っている。よって、球流下路33の近傍に設けられてい
る装置類に静電気の影響が及びにくくなり、誤動作を防
止することができる。しかも、特に、球流下路33が導
電性の金属材からなる遊技盤収納部材115に電気的に
接続されているので、球流下路33が帯電した場合に該
球流下路33から遊技盤収納部材115に放電できる。
つまり、球流下路33の電磁遮蔽性をより高めることが
できる。
【0065】また、内側に貯留状態検出機構36を収納
させて第1及び第2球流下路部材34,35を組み付け
ることで、貯留状態検出機構36も含めてユニット化さ
れた球流下装置32を構成することができるため、球流
下装置を組み立てる作業が容易である。さらに、貯留状
態検出機構36も含めてユニット化した球流下装置32
を取付ベース部材120aに設けることができるので、
球流下装置32を取付ベース部材120aに取付ける作
業が容易である。
【0066】さらに、貯留状態検出機構36の検査は、
上記のように、貯留状態検出機構も含めてコンパクトに
ユニット化した球流下装置を所定の検査位置に運んで行
えば良いため、貯留状態検出機構36を大寸法の部材で
ある取付ベース部材120a毎、検査位置に運搬する必
要が無くなって検査が容易になる。
【0067】なお、本発明はこの実施の形態のパチンコ
遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチ
ンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの
弾球遊技機や、パチスロ、スロットマシーン等の遊技機
にも適用可能である。また、本実施の形態では、球流下
路33を、合成樹脂材により構成したが、本発明はこれ
に限らず、球流下路33が導電性の部材により構成され
ていれば良く、例えば、球流下路33を構成するのが金
属材であっても良い。さらに、球流下路33が電気的に
接続される接続先の部材を、遊技盤収納部材115とし
たが、これに限らず、パチンコ遊技機100が備えるそ
の他の導電性部材であっても良いし、あるいは、パチン
コ遊技機100外の導電性部材(例えば、パチンコ遊技
機100を設置する遊技機設置島が備える部材)であっ
てもよい。加えて、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る遊技機によれ
ば、球流下路が導電性部材により構成されているので、
球流下路に電磁遮蔽性を持たせることができ、球の流下
案内に伴って発生した静電気の影響が球流下路外部に及
びにくい構成となる。よって、例えば、球流下路の近傍
に制御装置が設けられている場合であっても、制御装置
に静電気の影響が及びにくくなる。
【0069】請求項2記載の発明に係る遊技機によれ
ば、第1及び第2球流下路部材を組み付けることで球流
下装置を構成することができ、この構成した球流下装置
をユニットとして取付ベース部材に設けることができる
ので、球流下装置を組み立てる作業、ならびに、球流下
装置を取付ベース部材に取付ける作業が容易になる。
【0070】請求項3記載の発明に係る遊技機によれ
ば、貯留状態検出機構を含めて球流下装置をユニットと
して構成できるので、貯留状態検出機構の検査が容易に
なる。さらに、貯留状態検出機構を含めてユニット化し
た球流下装置を取付ベース部材に容易に設けることがで
きる。
【0071】請求項4記載の発明に係る遊技機によれ
ば、第2凹室部には貯留状態検出機構を収納させること
ができる。さらに、第1及び第2球流下路部材を相互に
組み付けることで、第2球流下路構成部により第1凹室
部(第1球流下路構成部)を塞いで球流下路を構成でき
るとともに、蓋部により第2凹室部を塞ぐことができ
る。また、第1及び第2凹室部は、平板状の本体部の片
面に起立壁を設けることで簡易に構成される。
【0072】請求項5記載の発明に係る遊技機によれ
ば、下皿内の球貯留量が増加したことに起因して、球が
球流下路内の所定の位置まで貯まった場合に、揺動部材
が球流下路内の球に押されて所定位置まで揺動した状態
となると、このことを揺動状態検出手段が検出し、所定
の位置まで球が溜まったことを検出する、といった構成
で球貯留状態検出機構を好適に実現できる。
【0073】請求項6記載の発明に係る遊技機によれ
ば、揺動部材は、球流下路に臨んだ状態となるように第
2凹室部に設けられているので、前記検出を好適になし
得る。
【0074】請求項7記載の発明に係る遊技機によれ
ば、取付ベース部材には、誘導樋が裏面側に突出した状
態に形成されている一方、球流下装置の前面側には開口
部が形成されており、球流下装置を取付ベース部材に設
けることで、誘導樋が開口部を貫通して球流下路に臨ん
だ状態とされているので、球を球流下路から誘導樋を介
して上皿に流下案内する構成を好適に実現できる。
【0075】請求項8記載の発明に係る遊技機によれ
ば、球流下路の球を誘導樋に案内する流下補助部を備え
るので、球を、球流下路から誘導樋へ好適に案内でき、
結果、誘導樋を介した球の流下案内をよりスムーズに行
える。
【0076】請求項9記載の発明に係る遊技機によれ
ば、球排出装置の排出側球流下路から複数条に流下排出
された球を、条別流路壁を備える誘導流下路により、引
き続き、複数条のまま誘導樋に向けて好適に流下案内で
きる。従って、例えば、排出側球流下路から複数条に流
下排出された球がぶつかり合って流下勢を失った結果、
誘導樋が満杯状態でないにも拘わらず球が誘導樋に到達
できなくなることを防止できる。
【0077】請求項10記載の発明に係る遊技機によれ
ば、球流下路が導電性の金属材からなる遊技盤収納部材
に電気的に接続されているので、球流下路が帯電した場
合に球流下路から遊技盤収納部材に放電でき、球流下路
の電磁遮蔽性をより高めることができる。
【0078】請求項11記載の発明に係る遊技機によれ
ば、球流下路を比較的軽量に構成できる一方、取付ベー
ス部材は比較的強度の高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機として例示するパチンコ遊
技機を示す正面図である。
【図2】図1のパチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】取付ベース部材、第1及び第2球流下路部材
(球流下路装置)、排出制御装置等を示す分解斜視図で
ある。
【図4】球流下路装置の裏面図である。
【図5】第2凹室部に貯留状態検出機構を取り付けた状
態の第1球流下路装置の裏面図である。
【図6】取付ベース部材の球流下路装置の取付部を示す
図(取付ベース部材の裏面要部を示す図)である。
【図7】取付けベース部材に球流下路装置を取り付けた
状態を示す図である。
【図8】図7のA−A矢視断面図である。
【図9】図7のB−B矢視断面図である。
【図10】図7のC−C矢視断面図である。
【符号の説明】
105 上皿 107 下皿 120 裏機構盤 120a 取付ベース部材 31 球排出装置(各種装置の一) 32 球流下装置(各種装置の一) 33 球流下路 33a 誘導流下路 33b オーバーフロー流下路 34 第1球流下路部材(導電性部材) 34a 第1球流下路構成部(第1凹室部でもある) 34e 第2凹室部 34c 起立壁 34f 開口部 34j 条別流路壁 35 第2球流下路部材(導電性部材) 35a 第2球流下路構成部 35e 蓋部 35h 流下補助部 36 貯留状態検出機構 36a 揺動部材 36b 揺動状態検出スイッチ(揺動状態検出手段) 37 誘導樋 115 遊技盤収納部材 100 パチンコ遊技機(遊技機)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球を貯留可能な上皿及び下皿を前面側に備
    える一方、 取付ベース部材に各種装置を設けて構成される裏機構盤
    を裏面側に備える遊技機において、 前記取付ベース部材に設けられる装置には、 所定条件の成立に基づき球を排出する球排出装置と、 前記球排出装置から排出された球が前記上皿乃至下皿ま
    で流下案内される過程で、該流下案内の少なくとも一部
    を行う球流下路を備える球流下装置と、が含まれ、 前記球流下路が導電性部材により構成されていることを
    特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記球流下路の一部を構成する第1球流下
    路構成部を備える第1球流下路部材と、前記球流下路の
    他の部分を構成する第2球流下路構成部を備える第2球
    流下路部材と、を相互に組み付けることで前記球流下装
    置が構成されユニットとして前記取付ベース部材に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記球流下装置は、前記下皿内の球貯留量
    が増加したことに起因して、球が前記球流下路内の所定
    の位置まで貯まったことを検出する貯留状態検出機構を
    さらに備えて構成され、前記球流下装置は、前記貯留状
    態検出機構を含めて構成したユニットとして前記取付ベ
    ース部材に設けられていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記第1球流下路部材は、平板状の本体部
    の片面に起立壁を設けることにより、前記第1球流下路
    構成部を構成する第1凹室部と、前記貯留状態検出機構
    を収納するための第2凹室部と、がそれぞれ裏面側に開
    口した状態となるように構成され、 前記第2球流下路部材は、前記第2凹室部を塞ぐ蓋部
    と、前記第2球流下路構成部と、を片面に有する平板状
    のものであり、 前記第2球流下路部材と前記第1球流下路部材とを相互
    に組み付けることで、前記第2球流下路構成部により前
    記第1凹室部が塞がれて前記球流下路が構成されるとと
    もに、前記第2凹室部が前記蓋部に塞がれた状態にされ
    ていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記貯留状態検出機構は、 揺動可能に軸支された揺動部材と、 前記揺動部材が前記球流下路内の球に押されて所定位置
    まで揺動した状態となることを検出し、所定位置まで球
    が溜まったことを検出する揺動状態検出手段と、を備え
    て構成されていることを特徴とする請求項4記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】前記貯留状態検出機構は、前記揺動部材が
    前記球流下路に臨んだ状態となるように前記第2凹室部
    に設けられていることを特徴とする請求項5記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】前記取付ベース部材には、前記球流下路か
    ら前記上皿に球を流下案内するための誘導樋が裏面側に
    突出した状態に形成されている一方、 前記球流下装置の前面側には開口部が形成され、 前記球流下装置を前記取付ベース部材に設けることで、
    前記誘導樋が前記開口部を貫通して前記球流下路に臨ん
    だ状態とされていることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記取付ベース部材には、前記球流下路か
    ら前記上皿に球を流下案内するための誘導樋が形成さ
    れ、 前記球流下装置は、前記球流下路の球を前記誘導樋に案
    内する流下補助部を備えることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記球排出装置は、複数条に形成されて球
    を下方へ流下排出する排出側球流下路を備え、 前記取付ベース部材には、前記球流下路から前記上皿に
    球を流下案内するための誘導樋が、前記排出側球流下路
    よりも下側位置に設けられ、 前記球流下装置の球流下路は、 前記排出側球流下路から流下排出された球を前記誘導樋
    まで流下案内する誘導流下路を含んで構成され、 前記誘導流下路は、 前記排出側球流下路から複数条に流下排出された球を、
    引き続き、複数条のまま前記誘導樋に向けて流下案内可
    能に屈曲形成された条別流路壁を備えることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】前面側には遊技盤が設けられ、裏面側に
    は前記裏機構盤が設けられる遊技盤収納部材をさらに備
    え、 前記球流下装置が、導電性の金属材からなる前記遊技盤
    収納部材に電気的に接続されていることを特徴とする請
    求項1〜9のいずれかに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記球流下路を構成する導電性部材が、
    導電性の合成樹脂材からなる一方、 前記取付ベース部材は、非導電性の樹脂材により構成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに
    記載の遊技機。
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