JP3213033B2 - 弾球遊技機の玉タンク装置 - Google Patents

弾球遊技機の玉タンク装置

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JP3213033B2
JP3213033B2 JP33391091A JP33391091A JP3213033B2 JP 3213033 B2 JP3213033 B2 JP 3213033B2 JP 33391091 A JP33391091 A JP 33391091A JP 33391091 A JP33391091 A JP 33391091A JP 3213033 B2 JP3213033 B2 JP 3213033B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾球遊技機から排出さ
れた玉を受け入れて計数した後に設置島台内部の回収樋
に返却する玉タンク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機から排出された玉を受
け入れて計数した後に設置島台内部の回収樋に返却する
玉タンク装置においては、玉を受け入れる玉タンク部と
該玉タンク部を支持する取付ベース部とが一体的に形成
され、取付ベース部を弾球遊技機の背面の設置島台にビ
ス等で固着していた。このため、玉タンク部の取付位置
を変更しようとする場合には、ビス等を弛めて玉タンク
装置全体を一旦取り外し、その後、所望の位置に再度ビ
ス等で取付ベース部を設置島台に固着する必要があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、弾球遊技機
においては、アウト玉やセーフ玉等の排出玉の排出口が
それぞれのメーカーによって異なっているため、設置島
台に設置される弾球遊技機が異なるメーカーのものに交
換される毎に、玉タンク装置全体の取付位置を変更して
排出玉に対する玉タンク部の最適な排出位置を得てい
た。このため、弾球遊技機の交換時における作業量が多
くなり、煩わしいという問題があった。本発明は、上記
した問題点に鑑みなされたもので、その目的とするとこ
ろは、玉タンク部の取付位置を簡単に変更することがで
きる弾球遊技機の玉タンク装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】弾球遊技機から排出され
た玉を受け入れて計数した後に設置島台内部の回収樋に
返却する玉タンク装置において、該玉タンク装置は、前
記弾球遊技機の玉排出口に臨む玉タンク部と、該玉タン
ク部から流出する玉を整列しながら流下させる玉整列レ
ール部材と、該玉整列レール部材の下流側に玉計数器が
取り付けられる支持板と、前記玉タンク部を係合支持し
且つ前記設置島台に固着される取付ベース部と、から構
成され、前記玉タンク部に形成される係合部と前記取付
ベース部に形成され且つ前記係合部と係合する被係合部
との係合位置を変更可能に構成する一方、前記支持板に
は、前記玉計数器を着脱自在に取り付けるための係止弾
性爪を備えたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】玉タンク部の係合部と取付ベース部の被係合部
との係合位置が変更可能に構成されているので、弾球遊
技機の玉排出口に適合した位置に玉タンク部を対応させ
た後、玉タンク部の係合部を取付ベースの被係合部に係
合する。これによって、玉排出口の形成される位置が異
なる弾球遊技機における排出玉に対する玉タンク部の最
適な排出位置を簡単に得ることができる。また、支持板
には、玉計数器を着脱自在に取り付けるための係止弾性
爪を備えているので、故障した玉計数器の交換を簡単に
行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図5を参照して弾球遊技機10
(図示の場合には、パチンコ遊技機)と玉タンク装置4
0との関係について説明する。図5は、設置島台1に設
置された状態の弾球遊技機10の背面図である。図5に
おいて、弾球遊技機10は、設置島台1に挟まれるよう
に取り付けられており、その弾球遊技機10の背面中央
に対応する設置島台1上には、本実施例の要部を構成す
る玉タンク装置40が設けられている。また、設置島台
1には、その上部に図示しない補給分配樋から垂下され
る蛇腹状の補給管2が設けられると共に、前記玉タンク
装置40から排出される玉を回収する回収樋3が設けら
れている。前記補給管2は、各弾球遊技機10の後述す
る景品玉タンク17に対応するように設けられ、研磨さ
れた景品玉を弾球遊技機10に補給するものである。ま
た、回収樋3は、設置島台1の内部に傾斜状に設けられ
るものであり、使用済玉を図示しない研磨揚送装置に送
るものである。なお、研磨揚送装置は、回収樋3によっ
て集められた玉を研磨しながら揚送し、その揚送した玉
を再度景品玉として使用するために前記補給分配樋に供
給するようになっている。
【0007】ところで、弾球遊技機10は、前記設置島
台1に取り付けられる外枠11と該外枠11の前方に開
閉自在に取り付けられる前面枠12とから構成され、該
前面枠12の裏面に遊技盤13が取付金具36によって
着脱自在に取り付けられると共に、更に遊技盤13の裏
面を覆うように機構板15が開閉自在に設けられてい
る。遊技盤13には、周知のように入賞玉を発生させる
入賞装置(図示しない)が設けられると共に、入賞しな
かったアウト玉を取り込むアウト口14が形成されてい
る。なお、入賞玉は、後述するように機構板15に設け
られる入賞玉集合樋16から入賞玉処理装置23を経て
玉タンク装置40に排出され、アウト玉は、同じく機構
板15に設けられるアウト玉排出通路30から玉タンク
装置40に排出されるようになっている。
【0008】そこで、機構板15の構成について説明す
ると、機構板15は、周知のように主として弾球遊技機
10の遊技盤13に設けられた入賞装置からの入賞玉を
処理して、その入賞玉に対応する所定個数の景品玉を排
出するための各種の機構が設けられるものである。しか
して、機構板15は、合成樹脂で成型されたほぼ方形板
状の機構板本体に各種の機構を組み付けて構成される。
具体的には、機構板15の前面側の下方位置に前記遊技
盤13に設けられる入賞装置に入った入賞玉を集合する
入賞玉集合樋16が傾斜状に形成されている。入賞玉集
合樋16に誘導された入賞玉は、後述する入賞玉処理装
置23に導かれるようになっている。
【0009】一方、機構板15の後面側には、設置島台
1に設けられる前記補給管2から補給される景品玉を遊
技者に払い出すための各種の機構が設けられている。こ
れらの機構について、以下説明すると、機構板15の上
部には、景品玉タンク17が固定されている。この景品
玉タンク17には、上記した補給管2から多量の景品玉
が補給されるようになっている。景品玉タンク17の下
方には、景品玉を整列させるための景品玉誘導レール1
8が設けられている。この景品玉誘導レール18は、景
品玉が2列に整列して自然流下するように傾斜して取り
付けられる。
【0010】景品玉誘導レール18の下流側には、2列
の通路を構成すべく区画された屈曲レール19が接続さ
れるように取り付けられている。この屈曲レール19
は、景品玉誘導レール18を流下してきた景品玉の流下
方向を180度転換させると共に、連続して流下してい
る景品玉の玉圧を弱めて次に説明する景品玉払出装置2
0に景品玉を供給するためにある。屈曲レール19の屈
曲部には、玉抜装置21が設けられ、閉店後に操作する
ことにより、景品玉タンク17及び景品玉誘導レール1
8に貯留されていた景品玉を玉抜通路22に排出して弾
球遊技機10外へ誘導するようになっている。なお、玉
抜通路22は、機構板15の下方部で機構板15の中央
よりに曲折され、機構板15のほぼ中央に形成される後
述する余剰玉排出通路27に隣接する位置でアウト玉排
出通路30と共に下方に向かって開放している。そし
て、その開放面が玉タンク装置40の玉タンク部41と
対面する合流玉排出口32とされている。また、下方の
曲折部と合流玉排出口32との間には、入賞玉処理装置
23から排出される入賞玉が合流するようになってい
る。したがって、合流玉排出口32からは、入賞玉処理
装置23から排出される入賞玉(図5において矢印bで
示す)と玉抜装置21によって玉抜きされた玉抜玉(図
5において矢印cで示す)とが玉タンク部41に向かっ
て排出されることになる。
【0011】屈曲レール19の下流側には、景品玉払出
装置20が接続されている。景品玉払出装置20は、所
定個数の景品玉を受け入れて、その所定個数の景品玉を
入賞玉処理装置23の動作に連動して払い出すものであ
る。入賞玉処理装置23は、前記入賞玉集合樋16によ
って集合せしめられた入賞玉を1個ずつ処理するもの
で、その処理毎に景品玉払出装置20を駆動し、その駆
動が終了すると、終了した入賞玉を前記したように玉抜
通路22に放出するものである。
【0012】景品玉払出装置20から払出された景品玉
は、景品玉排出通路24に排出される。この景品玉排出
通路24の下端には、上皿誘導口25が開設され、この
上皿誘導口25が弾球遊技機10の前面に設けられる上
皿(図示しない)に連通している。また、上皿誘導口2
5の下部前方には、余剰景品玉排出通路27と連絡する
ための連絡樋26が設けられ、余剰の景品玉を余剰景品
玉排出通路27に誘導するようになっている。余剰景品
玉排出通路27は、その下端が下皿誘導口28に接続さ
れ、余剰の景品玉(図5において矢印dで示す)を弾球
遊技機10の前面に設けられる下皿(図示しない)に誘
導するようになっている。
【0013】また、余剰景品玉排出通路27の一側に
は、景品玉によって余剰景品玉排出通路27内が満杯に
なったときに該景品玉に押圧されて揺動する景品玉充満
検知板の動作を検出する満タン検出器29が設けられて
いる。そして、景品玉充満検知板が揺動されたときに満
タン検出器29がOFFとなり、入賞玉処理装置23の
駆動を停止すると共に、後述する打球発射装置35の動
作も停止させるようになっている。なお、余剰景品玉排
出通路27は、機構板15のほぼ中央下部に形成されて
いる。
【0014】また、機構板15には、前記アウト口14
の後方から下方に向けて延設され、さらに前記余剰景品
玉排出通路27の裏側を通って余剰玉排出通路27と並
列状に形成されるアウト玉排出通路30が形成されてい
る。しかして、アウト玉排出通路30の末端のアウト玉
排出口31は、前記合流玉排出口32と隣接した状態に
形成されて玉タンク装置40の玉タンク部41に臨むよ
うになっている。
【0015】このように弾球遊技機10の機構板15か
らは、アウト玉排出口31からアウト玉が排出され、合
流玉排出口32から入賞玉や玉抜玉が排出され、それぞ
れ玉タンク装置40の玉タンク部41に放出されるが、
上記したアウト玉排出口31と合流玉排出口32の形成
される位置がメーカーの機構板15毎に異なるため、設
置島台1に設置される弾球遊技機10が異なるメーカー
のものに交換されたときには、排出される玉を最適な位
置で受け入れるために玉タンク装置40の玉タンク部4
1の位置、特に左右方向の位置を変更する必要がある。
このため、本実施例においては、後述するように玉タン
ク装置40の玉タンク部41が左右方向に変更可能に構
成されている。
【0016】ところで、機構板15には、上記した構成
以外に、遊技動作を制御する遊技制御回路が組み込まれ
た基板が収納されるコントロール基板ボックス33が機
構板15の裏面に着脱自在に取り付けられ、また、該コ
ントロール基板や機構板15を含む弾球遊技機10に設
けられる電気的装置に電源を供給するターミナル基板ボ
ックス34が機構板15の上部一側に設けられている。
また、機構板15ではないが、前記前面枠12の裏面下
部一側には、打球を発射するための打球発射装置35が
設けられている。
【0017】次に、本実施例の要部を構成する玉タンク
装置40について図1乃至図4を参照して説明する。図
1は、玉タンク装置40を構成する玉タンク部41と取
付ベース部42とを分離した状態の正面図であり、図2
は、玉タンク装置40の分解斜視図であり、図3は、玉
タンク装置40の正面図であり、図4は、玉タンク装置
40の平面図である。玉タンク装置40は、弾球遊技機
10の前記アウト玉排出口31及び合流玉排出口32に
臨む玉タンク部41と、該玉タンク部41を係合支持し
且つ前記設置島台1に固着される取付ベース部42と、
から構成されている。
【0018】そこで、まず玉タンク部41の構成につい
て主として図2を参照しながら説明する。玉タンク部4
1は、上面が開放したボックス状に形成され、そのボッ
クス状の凹部が貯留部43となっている。貯留部43の
底面には、アウト玉排出口31及び合流玉排出口32か
ら落下する玉の衝撃を和らげると共に、騒音を小さくす
るためにゴム底敷44が載置されている。このゴム底敷
44は、玉タンク部41の前面壁の一側に形成される流
出開口45に向かって傾斜している。このため、貯留部
43に受け入れられた玉は、ゴム底敷44の傾斜によっ
て流出開口45に誘導され、流出開口45から後述する
整列レール部材54に誘導されるようになっている。
【0019】また、玉タンク部41の後部両側壁には、
複数の切欠溝46が途中まで形成され、その切欠溝46
によって形成される切欠片47に横方向に複数のスリッ
ト溝47aが刻設されている。この切欠片47及びスリ
ット溝47aは、メーカーの違いによる弾球遊技機10
の下部構造の差異に対応できるようにするもので、玉タ
ンク部41の後方上部が弾球遊技機10の下部と重複す
る位置関係となるときに必要に応じて切欠片47又はス
リット溝47aを切り取り、玉タンク部41と弾球遊技
機10の下部とが重合しないようにして、弾球遊技機1
0及び玉タンク装置40を所定の位置に設置することが
できるようになっている。
【0020】更に、玉タンク部41の前面壁と後面壁と
は、高さが異なるように形成されるが、これは、前記し
たと同様の理由で、玉タンク部41の後面壁を弾球遊技
機10の下部構造との関係で前面壁と同じ高さにする
と、多くの場合、弾球遊技機10の下部と重複する可能
性が高くなり、常に玉タンク部41の後面壁部分を加工
する必要があるので、初めからこのような加工処理を必
要としないように低く形成し、一方、前面壁を余り低く
すると貯留部43に一旦受け入れられた玉がバウンドし
て前面壁を飛び越えてしまうため、余り低くすることが
できない。しかして、本実施例においては、このような
玉のバウンド等を防止するために、前面壁及び後面壁に
は、溢れ防止部材48が取り付けられるようになってい
る。
【0021】この溢れ防止部材48は、平板の上部にす
だれ状の突片が多数突設された形状をしており、全体が
合成樹脂によって一体成型されたものである。しかし
て、溢れ防止部材48には、貫通穴51a,51bが形
成され、溢れ防止部材48の平板部の後面に当接される
押え板49の係合爪50a,50bを貫通穴51a,5
1bに貫通させ、さらに係合爪50a,50bを前面壁
及び後面壁に形成された係合穴52a,52bに差し込
んで係合することにより、溢れ防止部材48を玉タンク
部41の前面壁及び後面壁に止着している。なお、図示
の実施例においては、玉タンク部41の前面壁に形成さ
れる係合穴52a,52bが上下2段に形成されてお
り、いずれかの係合穴52a,52bを選択して異なる
高さで溢れ防止部材48を取り付けることができるよう
になっている。
【0022】また、玉タンク部41の底面裏側には、一
対の係合支柱53a,53bが下方に向けて突設されて
いる。この係合支柱53a,53bは、取付ベース部4
2の後述する係合角穴72a,72b又は73a,73
b又は74a,74bのいずれかに差し込まれて取付ベ
ース部42に玉タンク部41を着脱自在に且つその位置
を左右方向に変更できるように支持固定するものであ
る。なお、図示の係合支柱53a,53bは、角筒状に
形成されているが、その形状は任意に設計すれば良い。
【0023】上記した玉タンク部41の前面側方には、
前記流出開口45から流出する玉を整列しながら下方に
流下させる整列レール部材54が取り付けられている。
具体的には、玉タンク部41の一側側面及び前面に突設
された係止部55に整列レール部材54に形成された被
係止部56を係合させ、且つ後述する支持板58を介し
てビス68、69で螺着することにより、整列レール部
材54を玉タンク部41に止着している。また、整列レ
ール部材54は、図4に示すように、段差状に形成さ
れ、上段は、下流側に向かって徐々に狭くなり、下段
は、玉1個が整列して流下する巾となっている。そし
て、整列レール部材54の下段には、内部に入ったゴミ
や塵等を排出するための切欠部57が形成されている。
更に、整列レール部材54の下流側は、下方に向けて曲
折され、その流下端には、玉計数器59が設けられてい
る。この玉計数器59を取り付けるために前記玉タンク
部41の前面壁の下部には、ビス68で支持板58が止
着されている。
【0024】支持板58は、ビス68で玉タンク部41
の前面壁に止着されていると共に、ビス69で整列レー
ル部材54の下流部とも止着されている。しかして、支
持板58に装着される玉計数器59は、その前方部に整
列レール部材54の流下端から流出する玉を通過させる
玉通過筒60を有するボックス状に形成され、そのボッ
クスの内部には、玉通過筒60に臨み通過する玉と係合
する凹部が複数個(例えば、10個)形成されたスプロ
ケットを有し、そのスプロケットが1回転したときに信
号を発する検出器を内蔵している。そして、その検出器
に接続される配線61がボックスの外に引き出され、後
述する配線引き回し部材67に係止されるようになって
いる。
【0025】また、玉計数器59の支持板58に対する
装着は、支持板58の上下に突設される取付支持片62
に挟持されるように玉計数器59を後方から差し込み、
玉計数器59の前端が支持板58の一側端部に突設され
た規制突片63に当接するまで差し込む。そして、差し
込んだ状態で玉計数器59の後端が係止弾性爪64に係
止されるので、玉計数器59が支持板58の所定の位置
に装着されたことになる。なお、故障等により玉計数器
59を交換する際には、係止弾性爪64を片方の手で押
し広げ、他方の手で玉計数器59を後方に向けて引き抜
くことにより簡単に取り外すことができる。
【0026】上記のようにして支持板58に玉計数器5
9に装着した状態において、玉計数器59から引き出さ
れる配線61は、支持板58の後方下部に設けられる配
線引き回し部材67に係止されるようになっている。こ
れにより配線61が整理されて配線61が他の部材に引
っかかって断線する等の事故を防止している。また、玉
計数器59が装着された状態で玉通過筒60の下端は、
支持板58に形成される蛇腹挟持片65によって挟持さ
れている蛇腹状の排出管66に連通するようになってい
る。この排出管66は、通過する玉の勢いを弱めながら
前記回収樋3に玉を放出するようになっている。
【0027】全体として上記のように構成される玉タン
ク部41が取付支持される取付ベース部42は、正面か
ら見た場合に、袴状に形成され、その左右に形成される
取付裾部70a,70bが設置島台1に載置されて取付
裾部70a,70bに形成された止着穴71(図4参
照)に図示しないビスを螺着することにより、取付ベー
ス部42を設置島台1上に固着している。また、取付ベ
ース部42の上部には、前記係合支柱53a,53bが
嵌入される複数の係合角穴72a,72b、73a,7
3b、74a,74bが一列状に形成されている。図示
の場合、対となる係合角穴72aと72b、73aと7
3b、74aと74bとは、当然のことながら前記係合
支柱53a,53bの間隔と同じ間隔となっている。
【0028】上記のように構成される取付ベース部42
は、弾球遊技機10のほぼ中央部後方の設置島台1上に
取付裾部70a,70bの止着穴71にビスを螺着する
ことにより固着される。そして、そのように固着された
取付ベース部42に対して、弾球遊技機10の機構板1
5から排出される玉の最適位置、即ち、アウト玉排出口
31及び合流玉排出口32に対する最適位置となるよう
に玉タンク部41の係合支柱53a,53bをいずれか
の係合角穴72a,72b、73a,73b、74a,
74bに嵌入すれば良い。例えば、最適位置が最も左で
あるときには、係合支柱53a,53bを係合角穴72
a,72bに嵌入し、最適位置が最も右であるときに
は、係合支柱53a,53bを係合角穴74a,74b
に嵌入し、最適位置がその中間であれば、係合支柱53
a,53bを係合角穴73a,73bに嵌入すればよ
い。
【0029】このように、本実施例においては、玉タン
ク部41の係合部としての係合支柱53a,53bと取
付ベース部42の被係合部としての係合角穴72a,7
2b、73a,73b、74a,74bとの係合位置が
変更可能に構成されているので、弾球遊技機10の玉排
出口31、32に適合した位置に玉タンク部41を対応
させた後、玉タンク部41の係合支柱53a,53bを
取付ベース42の係合角穴72a,72b、又は73
a,73b、又は74a,74bに係合することによっ
て、玉排出口31、32の形成される位置が異なる弾球
遊技機10における排出玉に対する玉タンク部41の最
適な排出位置を簡単に得ることができる。したがって、
設置島台1に設置される弾球遊技機10が異なるメーカ
ーのものが交換設置されても、常に玉タンク部41を排
出玉に対する最適な排出位置に簡単に変更することがで
きる。
【0030】なお、上記した実施例においては、係合角
穴72a,72b、73a,73b、74a,74bを
一列状に形成して玉タンク部41を左右方向に変更でき
るものを示したが、係合角穴を複数列に形成して玉タン
ク部41を弾球遊技機10に対して前後方向にも変更で
きるようにしても良い。また、玉タンク部41に形成さ
れる係合部と取付ベース部42に形成される被係合部の
構造及び形状も実施例のように支柱と穴とに限らず、そ
れらの取付支持が堅固に行われる構造であれば、どのよ
うな構造のものであっても良い。更に、上記した実施例
では、係合部としての係合支柱53a,53bを一対と
し、被係合部としての係合角穴72a,72b、73
a,73b、74a,74bを3対設けたものを示した
が、係合部を複数(複数対でもよい)とし、被係合部を
単数(単対でもよい)又は複数(複数対でもよい)設け
たものでも良い。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、弾球遊技機の玉排出口に臨む玉
タンク部に形成される係合部と、該玉タンク部を係合支
持し且つ前記設置島台に固着される取付ベース部に形成
される被係合部と、の係合位置が変更可能に構成されて
いるので、弾球遊技機の玉排出口に適合した位置に玉タ
ンク部を対応させた後、玉タンク部の係合部を取付ベー
スの被係合部に係合することによって、玉排出口の形成
される位置が異なる弾球遊技機における排出玉に対する
玉タンク部の最適な排出位置を簡単に得ることができ
る。また、支持板には、玉計数器を着脱自在に取り付け
るための係止弾性爪を備えているので、故障した玉計数
器の交換を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る玉タンク装置を構成する玉タンク
部と取付ベース部とを分離した状態の正面図である。
【図2】玉タンク装置の分解斜視図である。
【図3】玉タンク装置の正面図である。
【図4】玉タンク装置の平面図である。
【図5】玉タンク装置と弾球遊技機との関係を示す背面
図である。
【符号の説明】
1 設置島台 10 弾球遊技機 31 アウト玉排出口 32 合流玉排出口 40 玉タンク装置 41 玉タンク部 42 取付ベース部 53a,53b 係合支柱(係合部) 59 玉計数器 72a,72b 係合角穴(被係合部) 73a,73b 係合角穴(被係合部) 74a,74b 係合角穴(被係合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機から排出された玉を受け入れ
    て計数した後に設置島台内部の回収樋に返却する玉タン
    ク装置において、 該玉タンク装置は、前記弾球遊技機の玉排出口に臨む玉
    タンク部と、該玉タンク部から流出する玉を整列しなが
    ら流下させる玉整列レール部材と、該玉整列レール部材
    の下流側に玉計数器が取り付けられる支持板と、前記
    タンク部を係合支持し且つ前記設置島台に固着される取
    付ベース部と、から構成され、 前記玉タンク部に形成される係合部と前記取付ベース部
    に形成され且つ前記係合部と係合する被係合部との係合
    位置を変更可能に構成する一方、前記支持板には、前記
    玉計数器を着脱自在に取り付けるための係止弾性爪を備
    えたことを特徴とする弾球遊技機の玉タンク装置。
  2. 【請求項2】 前記支持板に取り付けられる玉計数器か
    ら延びる配線を係止するための配線引き回し部材を備え
    ことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機の玉タン
    ク装置。
  3. 【請求項3】 前記玉整列レール部材には、内部に入っ
    た塵等を排出するための切欠部が形成されていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機の
    玉タンク装置。
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