JPH0929725A - 擁壁ブロック製造用型枠 - Google Patents

擁壁ブロック製造用型枠

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JPH0929725A
JPH0929725A JP20157495A JP20157495A JPH0929725A JP H0929725 A JPH0929725 A JP H0929725A JP 20157495 A JP20157495 A JP 20157495A JP 20157495 A JP20157495 A JP 20157495A JP H0929725 A JPH0929725 A JP H0929725A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前壁部10背面に控え壁15を突設し、該控
え壁の上下方向にPC棒鋼の挿通孔20を形成した擁壁
ブロックBLを、前壁部10に紋様等の形成をするため
前記控え壁15背面から打設する型枠で、前部妻板側5
0からの単純な回動操作で型枠組付けと型枠開きが容易
に行える締結手段200と、脱型工程の時間短縮と省力
化が計れる開放手段300を設けた擁壁ブロック製造用
型枠を提供する。 【構成】 前部妻板50にスラスト軸受52で支承した
螺杆152を前部側中子55端部に突出させ、螺杆15
2の螺刻部153に長方形の締付ナット160を螺嵌
し、前記前部側中子55端面と当接する後部側中子65
端面に長方形の締付孔66を穿設し、該締孔66背面側
に回動制限片67,68を設けた締結手段200と、螺
杆252の回動運動を前部・後部妻板50,60の内側
からの押圧運動に変換可能な開放手段300を左右側板
80,80に内設し構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】前壁部に任意の深彫り紋様の形成
が可能で、前壁部背面の控え壁に複数のPC棒鋼の挿通
孔を設けた擁壁ブロックの製造時間短縮と省力化生産に
有用な擁壁ブロック製造用型枠を提供する。
【0002】
【従来の技術】順不同であるが、図7を使用し、前壁部
背面の控え壁にPC棒鋼の挿通孔を設けた擁壁ブロック
BLと、図8を使用し、該擁壁ブロックの使用状態(施
工法)を説明する。
【0003】図7は、本発明で造る擁壁ブロックの斜視
図である、この擁壁ブロックBLは、前壁部10の背面
側に2枚の控え壁15を突設し、控え壁15部の上下方
向にPC棒鋼を挿通する複数の挿通孔20を穿設したも
ので、二点鎖線で示すBL2,BL3,BL4のよう
に、擁壁高さ(積み上げ段数)の土圧に対応して控え壁
の奥行き長さが異なる各サイズがあり、擁壁の下部側に
は控え壁15の奥行きが長く挿通孔20の孔数の多い擁
壁ブロックBLを使用し、上段にBL2更に上段にBL
3等を積み上げる。次に擁壁ブロックの施工方法を説明
する。
【0004】図8は、擁壁ブロックの施工説明図であ
る。図に示す擁壁ブロックBL乃至BL4等は、アンカ
ー筋Aを突出させた基礎工1上に、擁壁ブロックBLの
挿通孔20部にアンカー筋Aを挿入して、上段に擁壁ブ
ロックBL2を載置し、該擁壁ブロックBL2上面の挿
通孔20からPC棒鋼pcを挿通して挿通孔20内に防
食兼固着のためのグラウト材を充填し、更に上段に擁壁
ブロックBL3を載置し、該擁壁BL3の挿通孔20か
らPC棒鋼pcを挿通し(空隙部にグラウト材を充填
し)更に上段に擁壁ブロックBL3,BL4等を載置
し、各擁壁ブロックを順次積み上げ一体化して擁壁を構
築する。次に従来の擁壁ブロック製造用型枠Kを説明す
る。
【0005】図9は、従来の擁壁ブロック製造用型枠の
斜視図であり(以後、型枠Kと称うす)、長さを2分割
した複数の挿通孔形成部材9と同じく長さを2分割した
中子6を、前・後妻板7,7夫々に固着して、牽引用金
具fを設けた前・後妻板7,7を台枠5上に前後動可能
に転支し、台枠左右に開閉自在な両側板8,8を設け、
前・後妻板7,7と両側板8,8間に既知の締付クラン
プcまたは図示しない長ボルトによる締結手段を配設
し、前後部妻板7,7に牽引用金具fを設け、螺入時に
側板8端部8bを押圧可能な多数の押しボルトboを前
後妻板の外縁近辺に螺入した開放手段を設け構成してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の型枠Kで
は、脱型時(擁壁ブロックを型枠から取出すため型枠を
開く時)に、先ず、前後妻板7,7と両側板8,8間に
設けた多数の締付クランプcまたは長ボルトを手動で開
放した後前後妻板を開くのであるが、前後妻板7,7の
開放は複数の挿通孔形成部材9および中子6とコンクリ
ートとの付着力で強力な引張力を要し、それらの付着を
剥離するため、前後部妻板の端部(図9に示す斜線部
e)を人力で叩打して中子6・挿通孔形成部材9等の剥
離を促しながら開いたり、前後妻板7,7の牽引用金具
fを牽引しながら、前後妻板に設けた多数の押しボルト
boの先端で、側板8端部8bを押圧して剥離を促す等
の作業を併用し妻板を解放している。従って、脱型のた
めの型枠開きと型枠の再組付の工程に4人の作業員で合
計約30分を要し、型枠Kの変形・損傷による擁壁ブロ
ックの精度不良等の欠点が多かった。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来技術の型枠Kの欠点
を排除するため、請求項1では、台枠30前後に前部妻
板50と後部妻板60を前後動可能に転支して設け、前
後方向に2分割した中子55,65と複数の挿通孔形成
部材70を前記前部妻板50と後部妻板60に夫々固着
して設け、台枠側面に左右側板80,80を開閉自在に
設けた擁壁ブロック製造用型枠において、回動頭部15
1を設けた螺杆152を前部妻板50に設けたスラスト
軸受52で支承し、螺杆152の螺刻部153に長方形
の締付ナット160を螺嵌して前部側中子55端部から
突設し、後部側中子65の端部に前記締付ナット160
が両中子55,65当接時潜り抜け可能な長方形(横
長)の締付孔66を穿設し、該締付孔66背面側に締付
ナット160の垂直位置停止用の回動制限片67と水平
位置停止用の回動制限片68を設けた前部・後部妻板5
0,60間の締結手段200と、左右側板80,80の
前後にL形リンク270の中点部270Cを枢着し、下
端部に揺動自在なナット部材260L,260Rを夫々
軸着し、回動頭部251を設け前後夫々に逆位相の螺刻
部252L,252Rを設けた螺杆252を前記ナット
部材260L,260Rに螺嵌し、螺杆252の回転運
動を前部・後部妻板50,60の内側からの押圧運動に
変換可能な開放手段300を設けた、ことを特徴とする
擁壁ブロック製造用型枠を構成している。
【0008】請求項2では、前部・後部妻板50,60
間の締結手段200Bが、両中子55,65の分離状態
時に長方形の締付ナット160を常時水平位置に保持
し、両中子55,65当接時に後退可能な長方形筒状の
ガイド180を締付ナット160に遊嵌した締結手段2
00Bである、ことを特徴とする請求項1記載の擁壁ブ
ロック製造用型枠を構成している。
【0009】請求項3では、前部・後部妻板50,60
間の締結手段200Cが、回動頭部151を設けた螺杆
152を前部妻板50のスラスト軸受52で支承し、螺
杆152螺刻部153に、前部妻板50側に制限杆16
5を突設した長方形の締付ナット160cを螺嵌し、制
限杆165を前部側中子65端部に設けた1/4円周の
回動制限溝170内に常時係合且つ摺動可能に挿入して
設け、後部側中子65の端部に前記締付ナット160c
が両中子55,65当接時潜り抜け可能な長方形の締付
孔66を穿設した締結手段200Cである、ことを特徴
とする請求項1又は2何れか1項記載の擁壁ブロック製
造用型枠を構成している。
【0010】
【作用】図1乃至図3を使用し、本発明の請求項1に係
る擁壁ブロック製造用型枠(以後、型枠TKと称うす)
作用を説明する。図3(a)は型枠閉じ(締結した)状
態を示す図で、型枠TK開き時(脱型時)に前部妻板5
0にスラスト軸受52で支承された締結手段200の回
動頭部151を左回転(矢符L)すれば、前部側の中子
55と後部側中子65間を緊締していた長方形の締付ナ
ット160が押圧を解いて後退して緩み、螺嵌部の接触
摩擦により締付ナット160は左回転し、締付孔66背
面に設けた水平位置停止用の回動制限片68により水平
状態になり、該締付ナット160は長方形の締付孔66
を潜り抜け可能となる、次に、両側板80,80の前端
部に突出した開放手段300(図1,図2参照)の回動
頭部251を左回転すれば、L形リンク270先端部の
ローラ270rが前後妻板50,60を内側から強力に
押圧しながら転動し、両中子55,65及び複数の挿通
孔形成部材70とコンクリート面が瞬時に剥離する(こ
の時点で回動頭部を逆転し開放手段300を復帰してお
く)、剥離以後両妻板50,60は図3(b)に示すよ
うに手動でも容易に開くことができ、型枠TK側方へ簡
単に脱型でき作業員2人の場合約5分間(試作試験によ
る)で擁壁ブロックの脱型工程を終えることができる。
【0011】また、型枠TK組付時(打設時)に、両側
板80,80を起こし前部・後部妻板50,60を両中
子55,65端面が当着する位置まで押し込んだ後、締
結手段200の回動頭部151を右回転すれば両側板8
0,80を挟持したまま前部妻板50と後部妻板60が
締付られ型枠TKの締結工程が完了する。締結手段20
0と開放手段300が全て前部妻板60側からの数秒間
の回動操作で行えるため、簡単な電動・空気工具(イン
パクトレンチ)等で省力化でき、型枠組付工程が作業員
2人の場合約5分間(試作試験による)で終了し、生産
効率が飛躍的に向上する。なお、締結手段200は螺杆
152をスラスト軸受52で支承しているため、締結用
の電動・空圧工具使用時の締付トルクを大幅に軽減でき
る。
【0012】次に図4を使用し請求項2に係る締結手段
の作用を説明する。この締結手段200Bは、前記(請
求項1記載の締結手段)作用に加え、型枠開き時の掃除
工程において、締付ナット160に遊嵌した長方形筒状
のガイド180が、該締付ナット160の自由回転を防
止し常時水平状態を保持するため、型枠閉じ時に作業の
円滑が計れ該当部材の衝突による損傷事故を未然に防止
できる。
【0013】次に図5を使用し、請求項3に係る締結手
段200Cの作用を説明する。この締結手段200C
は、型枠開き時に締結手段の回動頭部151を左回転し
て緩めれば、螺杆152と締付ナット160c間の摩擦
のため、該締付ナット160cは必然的に90°左回転
して水平状態で停止し(制限溝170内に遊挿した制限
杆165のため)、次回の型枠組付工程が円滑に行え
る、また型枠の締付時には螺杆252と締付ナット16
0c間の摩擦のため、該締付ナット160cは確実に9
0°右回転して垂直状態で停止して締付けられるため、
型枠全体の締結が円滑に行える。
【0014】次に図6を使用し、開放手段の別の実施例
の作用を説明する。図6(a)に型枠TK開放前の状態
で示すこの実施例300Bは、型枠TKの側板90の高
さがより高い場合に有用であって、両側板80,80の
前端部に突出した開放手段300Bの回動頭部251を
左回転すれば、螺杆252に螺嵌したナット部材260
Lと260Rは互いに接近する方向に移動し、図6
(b)に示すように、両ナット部材260Lと260R
の軸部267に連結孔270hを軸着された上側のL形
リンク270と、該軸部267に連結長孔271hによ
り摺動自在に連結された下側リンク271の先端部27
0rが前後妻板50,60の内側の上下部分を均等に押
圧しながら転動し、側板90の高さが高い場合も、両中
子55,65及び複数の挿通孔形成部材70とコンクリ
ート面が瞬時に剥離する(この時点で回動頭部を逆転し
開放手段300を復帰しておく)、剥離以後両妻板5
0,60は手動でも容易に開くことができる。
【0015】
【実施例】図1乃至図6は、本発明の実施例を示すもの
で、図1は、請求項1に係る擁壁ブロック製造用型枠の
一部分解した斜視図、図2は、請求項1に係る締結手段
の構成及び作用を示す説明図、図3は、請求項1に係る
開放手段の構成及び作用を示す説明図、図4は、請求項
2に係る締結手段の構成及び作用を示す説明図、図5
は、請求項3に係る締結手段の構成及び作用を示す説明
図、図6は、開放手段の別の実施例の構成及び作用を示
す説明図、図7は、本発明で造る擁壁ブロックの斜視
図、図8は、擁壁ブロックの施工断面図、図9は、従来
の擁壁ブロック製造用型枠の斜視図である。
【0016】以下、図1乃至図6を参照して本発明の型
枠TKの構成を説明する。
【0017】図1は、請求項1に係る型枠TKの一部分
解した斜視図で、本実施例の概略構成を示すため前部妻
板60と後部妻板70を僅か開き、左側板80を脱型位
置まで開き右側板80は図下部に取外して示している
が、型枠TKの側方への脱型を容易にするため何れかの
側板80を全開可能にするのが好ましい、なお、両側板
に設けた開放手段300は一部を拡大し示している。図
2は、締結手段200の構成と作用を示す説明図で、要
部以外を省略し一部を破断している、図3は、開放手段
300の構成と作用を示す説明図で、る。以上の図によ
り本発明の実施例を詳記する。
【0018】図1,図2に示す締結手段200は、型枠
TK閉じ時に前部妻板50と後部妻板60を介して型枠
全体を締結するもので、前部妻板50のスラスト軸受5
2,軸受部53により螺杆152を支承し、螺杆152
の螺刻部153(右螺子を螺刻)に長方形の締付ナット
160を螺嵌して前部側中子55端部から突出させて設
け、後部側中子65の端部に前記締付ナット160が両
中子55,65当接時潜り抜け可能な長方形の締付孔6
6を穿設し、該締付孔66背面側(図2上部に背面視で
示す)に締付ナット160の右回転時に垂直位置で停止
可能な回動制限片67と、左回転時に水平位置で停止可
能な回動制限片68を配設し構成している。なお、図2
の符号Mは前壁部に紋様形成のため型枠TKに載置した
面プレートMである。
【0019】図2(a)は型枠TK閉じ時を示す図で、
両中子55,65の端面が当接する位置まで前部・後部
妻板50,60を閉じ、螺杆152の回動頭部151を
右回転すれば、既に締付孔66を潜り抜けていた締付ナ
ット160は螺刻部との接触摩擦のため、90°右回転
して回動制限片67により垂直位置で停止し、締付ナッ
ト160は右回転が進行するに従い垂直状態のまま型枠
全体を強力に締結する。
【0020】また、図2(b)は型枠TK開き時を示す
図で、回動頭部151を左回転すれば、締付ナット16
0が垂直位置のまま緩み、締付孔66背面側との当接が
離れた時点で螺刻部153との接触摩擦のため、締付ナ
ット160は左回転し始め回動制限片68のため水平状
態で停止し、締付孔66を潜り抜け可能となるため開放
手段300を操作すれば前部・後部妻板50,60を開
くことができる。次に、型枠の開放手段300を説明す
る。
【0021】図1及び図3に示す開放手段300は、両
側板90に設けた螺杆252の回転運動を前部・後部妻
板50,60の内側からの押圧運動に変換するL形のリ
ンク機構であって、倒立させたL形リンク270の水平
部先端に開放を円滑にするローラ270rを軸着し、該
L形リンク270の中間支点270cを左右側板80,
80に固着した基部87に枢着し、L形リンク270の
下端部に連結孔270hを設け、一方回動頭部251を
設け螺杆252の前後部に夫々逆位相の螺刻部252
L,252Rを螺刻し、該両螺刻部252L,252R
に、両側に軸部267を設けた両ナット部材260L,
260Rを螺嵌し、軸部267を前記L形リンクの夫々
の連結孔270hに揺動自在に軸着し、前記回動頭部2
51が両側板80,80に設けた長孔85から突出する
如く設け、また、両側板の前後にL形リンク先端部が突
出可能な開口部27を設け、開口部近辺にL形リンクの
揺動範囲を規制するストッパstを設けた開放手段30
0を構成している。
【0022】図3(a)に示すのは、前後部妻板50,
60の開放操作前を示す図で、両ナット部材260L,
260Rは互いに離反し、L形リンク270先端のロー
ラ270rは前後妻板とは未だ接触していない。型枠T
K開放時に螺杆252を左回転すれば、両ナット部材2
60L,260Rは互いに接近し、L形リンク270先
端のローラ270rが、図3(b)のように前記開口部
27から突出して前後部妻板50,60を内側から強力
に押圧して両中子55,65及び複数の挿通孔形成部材
70とコンクリート面が瞬時に剥離して(この時点で回
動頭部を逆転し開放手段300を復帰しておく)両妻板
は開放される。剥離以後両妻板50,60は手動でも容
易に開くことができる。
【0023】なお、製造用型枠の側板高さがより高い場
合(控え壁の奥行きの長い擁壁ブロックBLの場合)に
は、同様のL形リンク270,271を上下に組み合わ
せた(図6を参照し後述する)開放手段300Bにして
もよい。次に、図4により請求項2に係る締結手段20
0Bを説明する。
【0024】図4は請求項2に係る締結手段200B
で、図4(a)に型枠開き状態の中子断面(側面視の)
を示している。この締結手段200Bは、前部妻板50
のスラスト軸受52(符号53は補助軸受部)で支承し
た螺杆152の螺刻153に長方形の締付ナット160
を螺嵌し、前部側中子55の端部の長方形開口部56か
ら突出させて設け、該長方形開口部56内に、前面端部
を拡幅した長方形筒状のガイド180を摺動自在に挿通
し、前記締付ナット160にガイド180を遊嵌し、該
ガイド180を長方形開口部56外方へ付勢する湾曲し
た板スプリング185を前記ガイド180と前部中子5
5間に設け、型枠TK閉じ時の両中子55,65の当接
時に締付ナット160が締付孔66を潜り抜けるまで常
時水平状態に保持可能に構成している。なお、板スプリ
ング185は鎖線で示す蔓巻スプリング186にするこ
ともできる。
【0025】上記の如く構成した締結手段200Bは、
図4(b)に示すように前部・後部妻板50,60を閉
じれば(この時点では両中子端面間に僅かな間隙gがあ
る)、ガイド180に保持され水平状態である締付ナッ
ト160は後部中子65の締付孔66を水平状態のまま
潜り抜け、この時点で螺杆152を右回転(矢符R)す
れば締付ナット160は螺刻部の接触摩擦のため矢符R
2のように右回転して、垂直位置停止用の回動制限片6
7で二点鎖線で示す垂直位置160’で停止する、以
後、右回転が進行すれば図4(c)に示すように締付孔
66背面の上下部分を強力に締付け両中子端面が密着
(矢符g2)し型枠TK全体が締結される。この締結手
段200Bは、締付ナット160の自由回転を防止し常
時水平状態を保持するため、型枠閉じ時に作業の円滑が
計れ該当部材の衝突による損傷事故を未然に防止でき
る。
【0026】図5は請求項3に係る締結手段200C
で、図5(a)に型枠開き状態の中子断面(側面視の)
を示している。この締結手段200Cは、螺杆152を
前部妻板50のスラスト軸受52と前部側中子55端部
の軸受部53で支承し、該軸受部53の同心円上に1/
4円周の制限溝170を設け、前記軸受部53から突出
した螺杆152の螺刻部153に、前方へ向けて制限杆
165を突設した長方形の締付ナット160cを、制限
杆165が常時前記制限溝170内にあって90°の範
囲内を回動可能に螺刻部153に螺嵌し構成している。
【0027】上記の如く構成した締結手段200cは、
図5(b)に示すように前部・後部妻板50,60を閉
じれば(この時点では両中子端面間に僅かな間隙gがあ
る)、水平状態である締付ナット160cは後部中子6
5の締付孔66を水平状態のまま潜り抜け、この時点で
螺杆152を右回転(矢符R)すれば締付ナット160
cは螺刻部153との接触摩擦のため矢符R2のように
右回転して、制限溝170に挿通した制限杆165のた
め正確に二点鎖線で示す垂直位置160c’で停止し、
以後、螺杆152の右回転が進行すれば図4(c)に示
すように締付孔66背面の上下部分を強力に締付け両中
子端面が密着(矢符g2)し型枠TK全体が締結され
る。また、型枠開き時に、螺杆152を左回転すれば締
付ナット160cは後退し当接が解除された時点で、螺
刻部153との接触摩擦のため90°確実に左回転し
て、制限溝170に挿通した制限杆165のため水平位
置で停止し、締付孔66を潜り抜け可能となる。
【0028】次に図6を使用し、型枠TKの側板90の
高さがより高い場合に有用な開放手段の別の実施例を説
明する。図6(a)に示す実施例300Bは、要部以外
を省略した前部・後部妻板50,60の開放前の図で
(締結手段200が緩んでいても未だ両妻板と両側板間
は略密着状態である)。両側板80に設けた開放手段B
は、倒立させたL形リンク270の水平部先端に開放を
円滑にするローラ270rを軸着し、該L形リンク27
0の中間支点270cを左右側板80,80に固着した
基部87aに枢着し、L形リンク270の下端部に連結
孔270hを設け、回動頭部251が両側板80,80
前端の長孔85から突出する如く設けた螺杆252の、
前後部に夫々逆位相の螺刻部252L(左螺子部),2
52R(右螺子部)を螺刻し、該両螺刻部252L,2
52Rに、両側に軸部267を設けた両ナット部材26
0L,260Rを螺嵌し、軸部267を前記L形リンク
の夫々の連結孔270hに揺動自在に枢着し、前記L形
リンク270と上下逆に基部87bに枢着したL形リン
ク271を設け、該L形リンク271の直立部端部に連
結長孔271hを設け、該連結長孔271h部を前記両
ナット部材260Lと260Rの軸部267に摺動可能
に挿入し、両側板の前後端部にL形リンク先端部が突出
可能な開口部27を設け、開口部近辺にL形リンク27
0,271の揺動範囲を規制するストッパstを設けた
開放手段300Bを構成している。
【0029】上記のように開放手段300Bを構成すれ
ば、図6(b)に示す型枠TKの開放時に、両側板8
0,80の前端部の長孔85から突出した回動頭部25
1を左回転すれば、螺杆252に螺嵌したナット部材2
60Lと260Rは互いに接近する方向に移動し、両ナ
ット部材260Lと260Rの軸部267に軸着された
上側のL形リンク270と、該軸部267に連結長孔2
71hにより摺動自在に連結された下側リンク271の
先端部のローラ270rが前後妻板50,60の内側の
上下部分を均等に押圧しながら転動し、側板90の高さ
が高い場合も、両中子55,65及び複数の挿通孔形成
部材70とコンクリート面が瞬時に剥離して(この時点
で回動頭部を逆転し開放手段300Bを復帰しておく)
前部・後部妻板50,60は開放される。剥離以後両妻
板50,60は手動でも容易に開くことができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の擁壁ブロック製造用型枠
は、脱型時に締結手段200の回動頭部151を左回転
すれば、前部側の中子55と後部側中子65間を締結し
ていた締付ナット160が、押圧を解いて左回転し締付
孔66背面に設けた回動制限片68により水平位置で停
止し、該ナット160は締付孔66を潜り抜け可能とな
る、次に、両側板80,80の前端部に突出している開
放手段300の回動頭部251を左回転すれば、L形リ
ンクの先端部のローラ270rが前後妻板50,60を
内側から強力に押圧しながら転動し、両中子55,65
及び複数の挿通孔形成部材70とコンクリート面が瞬時
に剥離し、開放手段300のリンク系の弾性により、押
圧最終位置よりも惰性で余分に開く、以後、両妻板5
0,60は手動でも容易に開くことができ、型枠TK側
方へ簡単に脱型でき作業員2人の場合約5分間(試作試
験による)で擁壁ブロックの脱型工程を終えることがで
きる。
【0031】また、型枠TK組付時(打設時)に、両側
板80,80を閉じ、前部・後部妻板50,60を両中
子55,65端面が当着するまで押し込んだ後、締結手
段200の回動頭部151を右回転すれば両側板80,
80を挟持したまま前部妻板50と後部妻板60が締付
られ型枠TKの緊締工程が完了する。締結手段200と
開放手段300が全て前部妻板60側からの数秒間の回
動操作で行えるため、簡単な空気・電動工具等で省力化
でき、型枠組付工程が作業員2人の場合約5分間(試作
試験による)で終了し、生産効率が飛躍的に向上する効
果がある。
【0032】請求項2に係る締結手段200Bを適用す
れば、前記(請求項1記載の締結手段)作用に加え、型
枠開き時の掃除工程において、締付ナット160に遊嵌
した長方形筒状のガイド180が、該締付ナット160
の自由回転を防止し常時水平状態を保持するため、次回
型枠閉じ時に作業が円滑に行えて省力化が計れ、該当部
材の衝突による損傷事故を未然に防止できる効果があ
る。
【0033】また、請求項3に係る締結手段200Cを
適用すれば、型枠開き時に締結手段の回動頭部251を
左回転して緩めれば、該締付ナット160が確実に90
°左回転して水平状態で停止しするため、次回の型枠組
付工程が円滑に行える、また型枠の締付時には締付ナッ
ト160が確実に90°右回転して垂直状態で停止する
ため、型枠全体の締結が円滑に行えて省力化が計れ、構
造が簡単なため型枠コストが下がりメンテナンスも簡単
になる効果がある。
【0034】また、開放手段の別の実施例300Bは、
前述した開放手段300S同様に開放手段300Bの回
動頭部251を左回転すれば、螺杆252に螺嵌したナ
ット部材260Lと260Rは互いに接近する方向に移
動し、両ナット部材260Lと260Rの軸部267に
軸着された上側のL形リンク270と、該軸部267に
長孔277により摺動自在に連結された下側リンク27
1の先端部270rが前後妻板50,60の内側の上下
部分を均等に押圧し、側板90の高さが高い場合も、両
中子55,65及び複数の挿通孔形成部材70とコンク
リート面が瞬時に剥離する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、請求項1に係る擁壁ブロック製造用型枠の
一部分解した斜視図。
【図2】は、請求項1に係る締結手段の構成及び作用を
示す説明図。
【図3】は、請求項1に係る開放手段の構成及び作用を
示す説明図。
【図4】は、請求項2に係る締結手段の構成及び作用を
示す説明図。
【図5】は、請求項3に係る締結手段の構成及び作用を
示す説明図。
【図6】は、開放手段の別の実施例の構成及び作用を示
す説明図。
【図7】は、本発明で造る擁壁ブロックの斜視図。
【図8】は、擁壁ブロックの施工説明図。
【図9】は、従来の擁壁ブロック製造用型枠の斜視図で
ある。
【符号の説明】
BL,BL2,BL3,BL4─擁壁ブロック TK─本発明の擁壁ブロック製造用型枠 30─台枠 50─前部妻板 52─スラスト軸受 55─前部側中子 65─後部側中子 66─締付孔 67─回動制限片(垂直位置停止用の) 68─回動制限片(水平位置停止用の) 80─両側板 152─螺杆(締結手段の) 160─締付ナット 160c─締付ナット(請求項3に係る) 165─制限杆(締付ナットの) 170─回動制限溝(締付ナットの) 180─ガイド(締付ナットの) 200─締結手段 252─螺杆(開放手段の) 252L─螺刻部(左螺子部) 252R─螺刻部(右螺子部) 260L─ナット部材(左螺子の) 260R─ナット部材(右螺子の) 270─L形リンク 270r─ローラ 271─L形リンク(別の実施例の下側のL形リンク)
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図7】
【図8】
【図3】
【図4】
【図9】
【図5】
【図6】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 図9は、従来の擁壁ブロック製造用型枠
の斜視図であり(以後、型枠Kと称うす)、長さを2分
割した複数の挿通孔形成部材9と同じく長さを2分割し
た中子6を、前・後妻板7,7夫々に固着して、牽引用
金具fを設けた前・後妻板7,7を台枠5上に前後動可
能に転支し、台枠左右に開閉自在な両側板8,8を設
け、前・後妻板7,7と両側板8,8間に既知の締付ク
ランプcまたは図示しない長ボルトによる締結手段を配
設し、螺入時に側板8端部8bを押圧可能な多数の押し
ボルトboを前後妻板の外縁近辺に螺入した開放手段を
設け構成している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 次に図6を使用し、開放手段の別の実施
例の作用を説明する。図6(a)に型枠TK開放前の状
態で示すこの実施例300Bは、型枠TKの側板80
高さがより高い場合に有用であって、両側板80,80
の前端部に突出した開放手段300Bの回動頭部251
を左回転すれば、螺杆252に螺嵌したナット部材26
0Lと260Rは互いに接近する方向に移動し、図6
(b)に示すように、両ナット部材260Lと260R
の軸部267に連結孔270hを軸着された上側のL形
リンク270と、該軸部267に連結長孔271hによ
り摺動自在に連結された下側のリンク271の先端部2
70rが前後妻板50,60の内側の上下部分を均等に
押圧しながら転動し、側板80の高さが高い場合も、両
中子55,65及び複数の挿通孔形成部材70とコンク
リート面が瞬時に剥離する(この時点で回動頭部を逆転
し開放手段300を復帰しておく)、剥離以後両妻板5
0,60は手動でも容易に開くことができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 図1及び図3に示す開放手段300は、
両側板80に設けた螺杆252の回転運動を前部・後部
妻板50,60の内側からの押圧運動に変換するL形の
リンク機構であって、倒立させたL形リンク270の水
平部先端に開放を円滑にするローラ270rを軸着し、
該L形リンク270の中間支点270cを左右側板8
0,80に固着した基部87に枢着し、L形リンク27
0の下端部に連結孔270hを設け、一方回動頭部25
1を設け螺杆252の前後部に夫々逆位相の螺刻部25
2L,252Rを螺刻し、該両螺刻部252L,252
Rに、両側に軸部267を設けた両ナット部材260
L,260Rを螺嵌し、軸部267を前記L形リンクの
夫々の連結孔270hに揺動自在に軸着し、前記回動頭
部251が両側板80,80に設けた長孔85から突出
する如く設け、また、両側板の前後にL形リンク先端部
が突出可能な開口部27を設け、開口部近辺にL形リン
クの揺動範囲を規制するストッパstを設けた開放手段
300を構成している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 次に図6を使用し、型枠TKの側板80
の高さがより高い場合に有用な開放手段の別の実施例を
説明する。図6(a)に示す実施例300Bは、要部以
外を省略した前部・後部妻板50,60の開放前の図で
(締結手段200が緩んでいても未だ両妻板と両側板間
は略密着状態である)。両側板80に設けた開放手段3
00Bは、倒立させた上側のL形リンク270の水平部
先端に開放を円滑にするローラ270rを軸着し、該L
形リンク270の中間支点270cを左右側板80,8
0に固着した基部87aに枢着し、L形リンク270の
下端部に連結孔270hを設け、回動頭部251が両側
板80,80前端の長孔85から突出する如く設けた螺
杆252の、前後部に夫々逆位相の螺刻部252L(左
螺子部),252R(右螺子部)を螺刻し、該両螺刻部
252L,252Rに、両側に軸部267を設けた両ナ
ット部材260L,260Rを螺嵌し、軸部267を前
記L形リンクの夫々の連結孔270hに揺動自在に枢着
し、前記上側のL形リンク270と上下逆に基部87b
に枢着した下側のL形リンク271を設け、該L形リン
ク271の直立部端部に連結長孔271hを設け、該連
結長孔271h部を前記両ナット部材260Lと260
Rの軸部267に摺動可能に挿入し、両側板の前後端部
上下のL形リンク先端部が突出可能な開口部27を設
け、開口部近辺に上下のL形リンク270,271の揺
動範囲を規制するストッパstを設けた開放手段300
Bを構成している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】上記のように開放手段300Bを構成すれ
ば、図6(b)に示す型枠TKの開放時に、両側板8
0,80の前端部の長孔85から突出した回動頭部25
1を左回転すれば、螺杆252に螺嵌したナット部材2
60Lと260Rは互いに接近する方向に移動し、両ナ
ット部材260Lと260Rの軸部267に軸着された
上側のL形リンク270と、該軸部267に連結長孔2
71hにより摺動自在に連結された下側リンク271
の先端部のローラ270rが前後妻板50,60の内側
の上下部分を均等に押圧しながら転動し、側板80の高
さが高い場合も、両中子55,65及び複数の挿通孔形
成部材70とコンクリート面が瞬時に剥離して(この時
点で回動頭部を逆転し開放手段300Bを復帰してお
く)前部・後部妻板50,60は開放される。剥離以後
両妻板50,60は手動でも容易に開くことができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】は、請求項1に係る擁壁ブロック製造用型枠の
一部分解した斜視図。
【図2】は、請求項1に係る締結手段の構成及び作用を
示す説明図。
【図3】は、請求項1に係る開放手段の構成及び作用を
示す説明図。
【図4】は、請求項2に係る締結手段の構成及び作用を
示す説明図。
【図5】は、請求項3に係る締結手段の構成及び作用を
示す説明図。
【図6】は、開放手段の別の実施例の構成及び作用を示
す説明図。
【図7】は、本発明で造る擁壁ブロックの斜視図であ
る。
【図8】は、擁壁ブロックの施工断面図。
【図9】は、従来の擁壁ブロック製造用型枠の斜視図。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台枠30前後に前部妻板50と後部妻板
    60を前後動可能に転支して設け、前後方向に2分割し
    た中子55,65と複数の挿通孔形成部材70を前記前
    部妻板50と後部妻板60に夫々固着して設け、台枠側
    面に左右側板80,80を開閉自在に設けた擁壁ブロッ
    ク製造用型枠において、 回動頭部151を設けた螺杆152を前部妻板50に設
    けたスラスト軸受52で支承し、螺杆152の螺刻部1
    53に長方形の締付ナット160を螺嵌して前部側中子
    55端部から突設し、後部側中子65の端部に前記締付
    ナット160が両中子55,65当接時潜り抜け可能な
    長方形の締付孔66を穿設し、該締付孔66背面側に締
    付ナット160の回動制限片67,68を設けた前部・
    後部妻板50,60間の締結手段200と、左右側板8
    0,80の前後にL形リンク270の中点部270Cを
    枢着し、下端部に揺動自在なナット部材260L,26
    0Rを夫々軸着し、回動頭部251を設け前後夫々に逆
    位相の螺刻部252L,252Rを設けた螺杆252を
    前記ナット部材260L,260Rに螺嵌し、螺杆25
    2の回転運動を前部・後部妻板50,60の内側からの
    押圧運動に変換可能な開放手段300を設けた、ことを
    特徴とする擁壁ブロック製造用型枠。
  2. 【請求項2】 前部・後部妻板50,60間の締結手段
    200が、両中子55,65の分離状態時に長方形の締
    付ナット160を常時水平位置に保持し、両中子55,
    65当接時に後退可能な長方形筒状のガイド180を締
    付ナット160に遊嵌した締結手段200である、こと
    を特徴とする請求項1記載の擁壁ブロック製造用型枠。
  3. 【請求項3】 前部・後部妻板50,60間の締結手段
    200が、回動頭部151を設けた螺杆152を前部妻
    板50のスラスト軸受52で支承し、螺杆152螺刻部
    153に、前部妻板50側に制限杆165を突設した長
    方形の締付ナット160を螺嵌し、制限杆165を前部
    側中子75端部に設けた1/4円周の回動制限溝170
    内に常時係合且つ摺動可能に挿入して設け、後部側中子
    65の端部に前記締付ナット160が両中子55,65
    当接時潜り抜け可能な長方形の締付孔66を穿設した締
    結手段200である、ことを特徴とする請求項1又は2
    何れか1項記載の擁壁ブロック製造用型枠。
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