JPH09296562A - 耐力壁フレーム - Google Patents

耐力壁フレーム

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Publication number
JPH09296562A
JPH09296562A JP11256496A JP11256496A JPH09296562A JP H09296562 A JPH09296562 A JP H09296562A JP 11256496 A JP11256496 A JP 11256496A JP 11256496 A JP11256496 A JP 11256496A JP H09296562 A JPH09296562 A JP H09296562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
frames
vertical
horizontal
bearing wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP11256496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitomi Sunakawa
ひとみ 砂川
Kenta Oonoki
健太 大軒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP11256496A priority Critical patent/JPH09296562A/ja
Publication of JPH09296562A publication Critical patent/JPH09296562A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右の縦フレームと上下の横フレームとから
なる枠体内へブレースを配置する耐力壁フレームにおい
て、その枠体の横寸法と縦寸法の比を1対4よりも小さ
い縦細型とすることによって、開口部の位置や幅の設計
の自由度を増すことができるようにする。 【解決手段】 縦フレーム(1)(1)の中間に中間フレー
ム(3)を設け、その中間フレーム(3)によって区画され
た各空間(4)(4)内にブレース(6)を配置して、これら
の各空間(4)の横寸法L1に対する縦寸法L2の比を1:
4以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅などの建物
の耐力壁を構成するための耐力壁フレームに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ピン構造からなる建物の躯体において
は、壁面方向の要所要所にブレースを備えた耐力壁を配
置することによって、水平力を支持することが行われて
いる。
【0003】このような耐力壁を構成するものとして、
従来、図4のように、左右一対の縦フレーム(21)(21)
と、それら縦フレーム(21)(21)の上端若しくは下端間を
連結する上下一対の横フレーム(22)(22)とによって枠体
を構成し、その枠体によって囲まれた空間の対角方向に
ブレース(23)(23)をX字状に設けて、これを現場で基礎
などへ取り付けるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成にお
いて、ブレース(23)が例えば引張力を支持するものであ
る場合、壁方向の水平力が作用すると、引張力が働く方
のブレース(23)がこれに抵抗して、枠体が菱形に変形す
るのを防止する。この場合、枠体の形状が縦細型になっ
て、ブレース(23)の方向が垂直に近くなると水平支持力
が低下するから、従来においては、横フレーム(22)と縦
フレーム(21)の寸法比が1:4よりも小さくならないよ
うにされている。
【0005】従って、従来の耐力壁フレームにおいて
は、例えば縦フレーム(21)の長さが2700mmとすると、横
フレーム(22)の長さは675mm以上なければならないこと
になり、枠体を縦細型の小幅にできない不都合があっ
た。そのため、当然、この耐力壁のある部分には窓や出
入口などの開口部を設けることができないから、それら
の配置に制限を受け、設計の自由度が低下するという欠
点があった。
【0006】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、左右の縦フレームと上下の横フレームとからなる
枠体内へブレースを配置する耐力壁フレームにおいて、
その枠体の横寸法と縦寸法の比を1:4よりも小さい縦
細型とすることによって、開口部の位置や幅の設計の自
由度を増すことができるようにすることを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明では、左右一対の縦フレームと、それら縦
フレームの上端若しくは下端間を連結する上下一対の横
フレームと、縦フレームの中間部間を連結する中間フレ
ームとからなり、その中間フレーム上下両側の縦フレー
ム間の空間における横方向のフレームと縦方向のフレー
ムとの寸法比を少なくとも1:4以上とするとともに、
それらの空間にブレースを設けてなることを特徴とする
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の1実施形態を
示す耐力壁フレームを示している。図において、(1)
(1)は、左右一対の縦フレームであり、これらの縦フレ
ーム(1)(1)の上端部間及び下端部間を連結するように
して、上下一対の横フレーム(2)(2)がその端部におい
て接合されている。横フレーム(2)(2)間の中心である
縦フレーム(1)(1)の中間部分には、それら縦フレーム
(1)(1)の内側面間を連結するようにして1本の中間フ
レーム(3)が、その端部において接合して取付けられて
いる。
【0009】上記中間フレーム(3)によって区画された
縦フレーム(1)(1)間の上下一対の方形空間(4)(4)内
には、それぞれのコーナー部において、縦フレーム(1)
(1)の内側面に、接合部(7)が内方に突出するように設
けられている。(6)(6)…が、ターバックル付のブレー
スであって、前記各空間部(4)(4)において、対角方向
に対向する各接合部(7)へ連結するようにして、それら
空間(4)(4)にそれぞれX状に取付けられている。
【0010】図2は、上記コーナー部における接合部
(7)とブレース(6)の連結部分のより詳細な構造を示し
ている。この図で示すように、縦フレーム(1)及び横フ
レーム(2)は、ともに同断面のリップ付き軽量溝形鋼か
らなる。(5)(5)は幅方向一対の接合プレートであっ
て、その面が縦フレーム(5)及び横フレーム(2)のフラ
ンジ(8)(8)の面と同じ面方向となるようにして、その
上端を横フレーム(2)のリップ(9)の外側面に、左右方
向の一方の端部を、縦フレーム(1)のリップ(10)の外側
面に当接するようにしてそれぞれ溶接によって固着され
ている。接合プレート(5)の横フレーム(2)とは反対側
の端部が、内方に突出されてこの部分が幅広に構成され
ている。
【0011】このようにして、縦フレーム(1)(1)の各
リップ(10)(10)の外側面に取付けられた幅方向一対の接
合プレート(5)(5)間に、前記広幅に形成された先端部
において、斜め方向に傾斜した連結プレート(12)が、そ
の一方の端部側において溶接して固着されている。この
接合プレート(12)の面には、前記ブレース(6)の配置方
向に沿う半円状の溝(13)が形成されて、この溝(13)内に
ブレース(6)の鋼棒端部を嵌合させるようにして固着し
ている。
【0012】なお、中間フレーム(3)も前記横フレーム
(2)と同じリップ付き軽量溝形鋼からなるものであり、
そのリップ部分が下側となるようにして配置され、その
上面側に前記上部側の空間(4)における接合プレート
(5)の先端が当接され、下側のリップに同じく下側空間
(4)内の接合プレート(5)の上端が当接するようにして
取付けられている。
【0013】そして、上記のようにして構成される耐力
壁フレーム(15)は、中間フレーム(3)によって区画され
た上下の空間(4)(4)における横寸法L1に対する縦寸
法L2の比が1:4以上となるように構成される。従っ
て、耐力壁フレーム(15)全体の横寸法に対する縦寸法の
比は1:4よりも小さくすることができ、これにより縦
細型の耐力壁フレームとして、その壁内に占める幅方向
の面積を小さくすることができ、例えば、図1のもの
で、L1=500mm、L2=1350mmとした場合、1:4に比
べてなお充分な余裕があり、しかもフレーム全体の寸法
比は、5.4:1となって従来よりも狭くできる。
【0014】なお、発明者らの実験によれば、このよう
に耐力壁フレーム(15)全体の寸法比を1:4よりも小さ
くした図1のようなものを製作してその試験を行ったと
ころ、充分な水平支持力を持つものであることが確かめ
られている。
【0015】図3は、この発明の別の実施形態の耐力壁
フレームを示すもので、前記接合プレート(5)を三角形
状に形成したもので、実質的に図1のものと同じであ
る。
【0016】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、一対の
縦フレームと横フレームとからなる空間内に中間フレー
ムを設けて、その縦フレーム間の空間部を上下二段に区
画してそれぞれにブレースを配置するとともに、それら
各空間の横寸法に対する縦寸法の比を1:4よりも小さ
くして、縦細型の幅の小さい耐力壁フレームを実現する
ことができたものであって、これにより、出入口や窓等
の開口部の配置に対する設計の自由度が増すという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の耐力壁フレームの正面図
である。
【図2】同じく図1の耐力壁フレームのコーナー部分の
要部拡大斜視図である。
【図3】この発明の別の実施形態における耐力壁フレー
ムの正面図である。
【図4】従来の耐力壁フレームの概略図である。
【符号の説明】
(1) 縦フレーム (2) 横フレーム (3) 中間フレーム (4) 空間部 (6) ブレース (15) 耐力壁フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の縦フレームと、それら縦フレ
    ームの上端若しくは下端間を連結する上下一対の横フレ
    ームと、縦フレームの中間部間を連結する中間フレーム
    とからなり、その中間フレーム上下両側の縦フレーム間
    の空間における横方向のフレームと縦方向のフレームと
    の寸法比を少なくとも1:4以上とするとともに、それ
    らの空間にブレースを設けてなることを特徴とする耐力
    壁フレーム。
JP11256496A 1996-05-07 1996-05-07 耐力壁フレーム Pending JPH09296562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11256496A JPH09296562A (ja) 1996-05-07 1996-05-07 耐力壁フレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11256496A JPH09296562A (ja) 1996-05-07 1996-05-07 耐力壁フレーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09296562A true JPH09296562A (ja) 1997-11-18

Family

ID=14589850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11256496A Pending JPH09296562A (ja) 1996-05-07 1996-05-07 耐力壁フレーム

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JP (1) JPH09296562A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104294996A (zh) * 2014-09-28 2015-01-21 中国建筑股份有限公司 一种新型底部开洞带竖缝耗能装置的预制混凝土剪力墙板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104294996A (zh) * 2014-09-28 2015-01-21 中国建筑股份有限公司 一种新型底部开洞带竖缝耗能装置的预制混凝土剪力墙板

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106