JPH10212766A - 住宅構成用ユニット及びその組立方法 - Google Patents
住宅構成用ユニット及びその組立方法Info
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- JPH10212766A JPH10212766A JP1722297A JP1722297A JPH10212766A JP H10212766 A JPH10212766 A JP H10212766A JP 1722297 A JP1722297 A JP 1722297A JP 1722297 A JP1722297 A JP 1722297A JP H10212766 A JPH10212766 A JP H10212766A
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Abstract
効率を向上させることができ、しかも容易に高い組付精
度を確保する。 【解決手段】 居室用ユニット10は、床パネル12と
天井パネル14とで構成されている。床パネル12の床
フレーム26の四隅には予め分割されて柱の一要素を構
成する床フレーム側柱20が接合されており、又天井パ
ネル14の天井フレーム44の四隅にも同様の天井フレ
ーム側柱38が接合されている。そして、床フレーム側
柱20の上端部と天井フレーム側柱38の下端部とを接
合することにより、居室用ユニット10が構成される。
従って、後付け作業が不要となることからユニット組立
作業効率ひいてはユニット生産効率を向上させることが
でき、又上向き作業を廃止できることから容易に高い組
付精度を確保できる。
Description
で構成される床パネル及び天井フレームを含んで構成さ
れる天井パネル並びに床フレームと天井フレームとを繋
ぐ複数の柱を備えた住宅構成用ユニット及びその組立方
法に関する。
ニット等は、従来では以下の如くして組み立てられてい
た。なお、同技術の開示例としては、特公平7−470
8号公報がある。
250は、概略的には、各々方形枠状に組まれた一対の
妻フレーム252と、これらの妻フレーム252の下端
部間に組付けられる床パネル254と、これらの妻フレ
ーム252の上端部間に組付けられる天井パネル256
と、によって構成されている。なお、これらの妻フレー
ム252、床パネル254、及び天井パネル256は、
いずれも予め別工程で組付作業がなされる。
行に立設状態で配置された一対の柱258と、これらの
柱258の下端部に溶接やボルト締め等により接合され
た妻床大梁260と、これらの柱258の上端部に同様
にして接合された妻天井大梁262と、によって構成さ
れている。
置された一対の桁床大梁264と、これらの桁床大梁2
64間に所定の間隔で接合された複数の床小梁266
と、によって梯子状に構成された床フレーム268を備
えている。そして、この床フレーム268上に根太27
0、断熱材272、及び床板274をこの順に組付ける
ことにより、床パネル254が構成されている。
に配置された一対の桁天井大梁276と、これらの桁天
井大梁276間に所定の間隔で接合された複数の天井小
梁278と、によって梯子状に構成された天井フレーム
280を備えている。そして、この天井フレーム280
上に野縁282、及び天井板284をこの順に組付ける
ことにより、天井パネル256が構成されている。
まず、妻フレーム252の各柱258の下端部と床パネ
ル254の桁床大梁264の端部とを位置決めして接合
させると共に、各柱258の上端部と天井パネル256
の桁天井大梁276の端部とを位置決めして接合させ
る。次いで、床横補剛材286、端部床板288並びに
天井横補剛材290、端部天井板292がそれぞれ取り
付けられる。これにより、居室用ユニット250が組み
立てられる。
成による場合、別個独立に構成された枠状の妻フレーム
252の柱258に床パネル254及び天井パネル25
6をそれぞれ接合する構成を採るため、接合作業性等の
観点から、接合時における床パネル254及び天井パネ
ル256はいずれも半完成状態にしておく必要がある。
このため、床横補剛材286、端部床板288並びに天
井横補剛材290、端部天井板292を後付けする必要
が生じてくる。従って、上記構成による場合、居室用ユ
ニット250の組立作業効率ひいては居室用ユニット2
50の生産効率が低下するという問題があった。
292の組付作業といった天井部に関する作業は上向き
作業となることから、組付精度を確保するには熟練度が
要求される。
作業効率ひいてはユニット生産効率を向上させることが
でき、しかも容易に高い組付精度を確保することができ
る住宅構成用ユニット及びその組立方法を得ることが目
的である。
は、床フレームを含んで構成される床パネル及び天井フ
レームを含んで構成される天井パネル並びに床フレーム
と天井フレームとを繋ぐ複数の柱を備えた住宅構成用ユ
ニットであって、床フレームの隅部に柱の一部を構成す
る床フレーム側柱要素を立設させると共に、天井フレー
ムの隅部に柱の他の一部を構成する天井フレーム側柱要
素を立設させ、さらに、柱を一箇所で分割した場合には
床フレーム側柱要素と天井フレーム側柱要素との分割端
部同士を接合し、柱を複数箇所で分割した場合には床フ
レーム側柱要素、天井フレーム側柱要素と残りの柱要素
との分割端部同士を接合した、ことを特徴としている。
ニットは、請求項1記載の発明において、柱の分割箇所
を当該柱の長手方向の中間部又はその近傍に設定した、
ことを特徴としている。
んで構成される床パネル及び天井フレームを含んで構成
される天井パネル並びに床フレームと天井フレームとを
繋ぐ複数の柱を備えた住宅構成用ユニットの組立方法で
あって、柱を予め複数の柱要素に分割し、床フレームの
構成時に、当該床フレームの隅部に柱の一部を構成する
床フレーム側柱要素の端部を予め接合しておくと共に、
天井フレームの構成時に、当該天井フレームの隅部に柱
の他の一部を構成する天井フレーム側柱の端部を予め接
合しておき、次いで、柱を一箇所で分割した場合には床
フレーム側柱要素と天井フレーム側柱要素との分割部同
士を接合し、柱を複数箇所で分割した場合には床フレー
ム側柱要素、天井フレーム側柱要素と残りの柱要素との
分割部同士を接合する、ことを特徴としている。
んで構成される床パネル及び天井フレームを含んで構成
される天井パネル並びに床フレームと天井フレームとを
繋ぐ複数の柱を備えた住宅構成用ユニットであって、各
々矩形枠状に組まれた床フレームの隅部及び天井フレー
ムの隅部に柱接合用の接合部をそれぞれ設け、さらに、
床フレームの接合部及び天井フレームの接合部に分割さ
れていない柱の端部をそれぞれ接合した、ことを特徴と
している。
の骨格部材となる床フレームの隅部に柱の一部を構成す
る床フレーム側柱要素が立設されており、又天井パネル
の骨格部材となる天井フレームの隅部に柱の他の一部を
構成する天井フレーム側柱要素が立設されている。そし
て、柱を一箇所で分割した場合には、これらの床フレー
ム側柱要素と天井フレーム側柱要素との分割端部同士を
接合することにより、住宅構成用ユニットが構成され
る。また、柱を複数箇所で分割した場合には、これらの
床フレーム側柱要素、天井フレーム側柱要素と残りの柱
要素との分割端部同士を接合することにより、住宅構成
用ユニットが構成される。
て床フレーム側及び天井フレーム側にそれぞれ配分して
組み付けておくことにより、双方のフレームの柱要素を
接合するだけで(或いは双方のフレームの柱要素と残り
の柱要素とを接合するだけで)、住宅構成用ユニットの
組付作業が終了する。すなわち、本発明によれば、床フ
レーム側柱要素と天井フレーム側柱要素との接合作業を
行う前に床パネル及び天井パネルを完成状態に(サブア
ッセンブリ化)することができる。よって、本発明によ
れば、床フレーム側柱要素と天井フレーム側柱要素との
接合後に行う後付け作業を廃止することができる。
どこに設定するかにもよるが、例えば柱をその長手方向
中間部にて二分割した場合には上向きで行わなければな
らない作業は皆無となる。また例えば、柱をその長手方
向両端部付近にて三分割した場合であっても、上向きで
行わなければならない作業は天井フレーム側柱要素と中
間に配置される柱要素との分割端部同士の接合作業のみ
となる。このことから、従来では要求された熟練度の要
る上向き作業を廃止或いは最小限に抑えることができ
る。
箇所を当該柱の長手方向の中間部又はその近傍に設定し
たので、ユニットへの鉛直荷重作用時及び水平荷重作用
時における柱に作用する曲げ応力分布が零又はそれに近
い部分で柱要素の分割端部同士の接合がなされる。
が予め複数の柱要素に分割される。次いで、床フレーム
の構成時に、当該床フレームの隅部に柱の一部を構成す
る床フレーム側柱要素の端部が予め接合される。また、
これと並行して、天井フレームの構成時に、当該天井フ
レームの隅部に柱の他の一部を構成する天井フレーム側
柱要素の端部が予め接合される。次いで、柱を一箇所で
分割した場合には、床フレーム側柱要素と天井フレーム
側柱要素との分割部同士が接合されることにより、住宅
構成用ユニットが組み立てられる。また、柱を複数箇所
で分割した場合には、床フレーム側柱要素、天井フレー
ム側柱要素と残りの柱要素との分割部同士が接合される
ことにより、住宅構成用ユニットが組み立てられる。
の発明と同様に、双方のフレームの柱要素を接合するだ
けで(或いは双方のフレームの柱要素と残りの柱要素と
を接合するだけで)、住宅構成用ユニットの組付作業が
終了する。すなわち、本発明によれば、床フレーム側柱
要素と天井フレーム側柱要素との接合作業を行う前に床
パネル及び天井パネルが完成状態に(サブアッセンブリ
化)されることから、後付け作業工程が不要となる。従
って、組立作業工程数が削減される。さらに、前述した
理由により、従来では要求された熟練度の要る上向き作
業を廃止或いは最小限に抑えることができる。
の骨格部材となり且つ矩形枠状に組まれた床フレームの
隅部に柱接合用の接合部が設けられており、又天井パネ
ルの骨格部材となり且つ矩形枠状に組まれた天井フレー
ムの隅部に柱接合用の接合部が設けられている。そし
て、これらの接合部に、分割されていない柱の端部をそ
れぞれ接合させることにより、住宅構成用ユニットが構
成される。
い代わりに、床フレームの隅部及び天井フレームの隅部
にそれぞれ柱接合用の接合部を設けたので、非分割の柱
の端部を双方の接合部に接合するだけで、住宅構成用ユ
ニットの組付作業が終了する。従って、本発明によって
も、請求項1に記載の発明と同様に、床フレーム及び天
井フレームと柱との接合前の段階で、床パネル及び天井
パネルを完成状態に(サブアッセンブリ化)することが
できる。このため、本発明によっても、床フレーム及び
天井フレームと柱との接合後に行う後付け作業を廃止す
ることができる。
隅部に設けられた接合部に柱の一端部を予め接合してお
けば、これを反転させて床フレームの隅部に設けられた
接合部に柱の他端部を接合することができる。従って、
本発明によっても、従来では要求された熟練度の要る上
向き作業を廃止することができる。
発明の幾つかの実施形態について説明する。なお、本発
明の実施形態は居室用ユニットと屋根ユニットとに大別
することができることから、いずれのユニットについて
説明するのかを〔 〕で明示した上で説明することにす
る。 〔居室用ユニット;typ.1 の構成〕図1には、本
実施形態に係る居室用ユニット10の組立工程図が示さ
れている。この図に示されるように、居室用ユニット1
0は、ユニット下部を構成する床パネル12と、ユニッ
ト上部を構成する天井パネル14と、によって構成され
ている。
一対の桁床大梁16と、これらの桁床大梁16の両端部
間に互いに平行に配置された一対の妻床大梁18と、を
備えている。これらの桁床大梁16の端部及び妻床大梁
18の端部には、ユニット高さの約半分の長さを有する
角パイプ、即ち床フレーム側柱20の下端部が溶接又は
ボルト接合等によって剛接(又は半剛接でも可)されて
いる。さらに、桁床大梁16間には、複数の床小梁22
がこれらに直交した状態で接合されている。また、妻床
大梁18とこれに対向して配置された床小梁22との間
には、複数の床横補剛材24がこれらに直交した状態で
接合されている。これにより、床パネル12の床フレー
ム26が構成されている。なお、床横補剛材24は、妻
床大梁18との関係で強度上必要がなければ省略しても
よい。
桁床大梁16、妻床大梁18、床小梁22に対応してそ
れぞれ配置される複数の根太28が配設されている。な
お、これらの根太28は、必須の部材ではなく省略する
ことも可能である。また、各根太28を床小梁22に直
交して配置してもよい。これらの根太28間には狭幅矩
形状に形成された複数の断熱材30が敷き詰められてお
り、更にこれらの断熱材30上には三枚の板材から成る
床板32が配設されている。これにより、床パネル12
が構成されている。
置された一対の桁天井大梁34と、これらの桁天井大梁
34の両端部間に互いに平行に配置された一対の妻天井
大梁36と、を備えている。これらの桁天井大梁34の
端部及び妻天井大梁36の端部には、ユニット高さの約
半分の長さを有する角パイプ、即ち天井フレーム側柱3
8の下端部が溶接又はボルト接合等によって剛接(又は
半剛接でも可)されている。さらに、桁天井大梁34間
には、複数の天井小梁40がこれらに直交した状態で接
合されている。また、妻天井大梁36とこれに対向して
配置された天井小梁40との間には、複数の天井横補剛
材42がこれらに直交した状態で接合されている。これ
により、天井パネル14の天井フレーム44が構成され
ている。なお、天井横補剛材42は、妻天井大梁36と
の関係で強度上必要がなければ省略してもよい。
の桁天井大梁34、妻天井大梁36、天井小梁40に対
応してそれぞれ配置される複数の野縁46が配設されて
いる。なお、これらの野縁46は、必須の部材ではなく
省略することも可能である。また、各野縁46を天井小
梁40に直交して配置してもよい。これらの野縁46上
には五枚の板材から成る天井板48が配設されている。
これにより、天井パネル14が構成されている。
転されて床パネル12と接合されるようになっている。
そこで、次に、上述した床パネル12と天井パネル14
との接合構造について説明する。
に、床フレーム側柱20の上端部20Aの内側には、平
面視でコ字形に形成された一対の裏当金50が方形枠状
となるように取り付けられている。裏当金50は、床フ
レーム側柱20の上端部20Aの内側に溶接される基部
50Aと、この基部50Aの上縁側から内側へ若干屈曲
された屈曲部50Bと、によって構成されている。な
お、上端部20Aの内側に溶接されるのは基部50Aの
下縁側であり、基部50Aの上縁側は上端部20Aから
突出されている。一方、天井フレーム側柱38の下端部
38Aは、角パイプそのままの状態とされている。これ
により、図3に示される如く、天井フレーム側柱38の
下端部38Aを床フレーム側柱20の上端部20Aに配
設された裏当金50に嵌合させることができる。なお、
この際、裏当金50の傾斜された屈曲部50Bが円滑な
嵌合を促すガイド手段として機能する。
フレーム側柱38の下端部38Aを嵌合させた状態で
は、図3及び図4(A)に示されるように、所定の開先
幅に設定された開先部52が形成されている。そして、
この状態で、図5及び図6に示されるように、開先部5
2に沿って溶接されることにより、床フレーム側柱20
の上端部20Aと天井フレーム側柱38の下端部38A
とが接合されている。このとき、溶接溶け込み代は裏当
金50の基部50Aにも到り、床フレーム側柱20の上
端部20A及び天井フレーム側柱38の下端部38A並
びに裏当金50の基部50Aの三者による強固な接合状
態が得られる。
れる如く、通称I形と呼ばれる開先部52の形状を採用
したが、これに限らず、V形の開先部54(図4(B)
参照)、レ形の開先部56(図4(C)参照)を採用し
てもよく、その他にもU形、J形、X形、K形、H形等
の開先部を用いてもよい。
く、平面視でコ字形に形成された一対の裏当金50を用
いたが、これに限らず、図7に示されるような平面視で
略L字形に形成された一対の裏当金58を用いてもよ
い。
8を床フレーム側柱20の上端部20Aに取り付ける構
成を採ったが、これに限らず、裏当金50、58を天井
フレーム側柱38の下端部38A側に取り付ける構成を
採ってもよい。
うに、床フレーム側柱20の上端部20Aと天井フレー
ム側柱38の下端部38Aとが隙間なく突き合わされる
開先部60(図10(B)に示されるV形の開先部62
や図10(C)に示されるレ形の開先部64等でも可)
を採用した上で、図11及び図12に示される如く溶接
する手法を採ってもよい。
いて説明し、その説明を通して本実施形態の作用並びに
効果について説明する。
て分割されて床フレーム側20と天井フレーム側柱38
とが用意される。
ブアッセンブリ化される。具体的には、図1に示される
如く、各々一対とされた桁床大梁16及び妻床大梁18
が矩形枠状に組まれると共に、その四隅にユニット高さ
の約半分の長さを有する床フレーム側柱20の下端部が
配置される。次いで、床フレーム側柱20の下端部の側
面に、桁床大梁16及び妻床大梁18の各端部が溶接等
により接合される。次いで、床小梁22及び床横補剛材
24が所定の配列で配置されて、桁床大梁16及び妻床
大梁18等に接合される。これにより、床フレーム26
が構成される。その後、この床フレーム26上に根太2
8、断熱材30、床板32が順次取り付けられて、サブ
アッセンブリとなる床パネル12が完成する。
み立てられてサブアッセンブリ化される。天井パネル1
4の天井フレーム44を構成するまでの組立手順は上述
した床フレーム26の組立手順と同様であるので、その
説明は省略する。天井フレーム44の組立後は、当該天
井フレーム44上に野縁46、天井板48が順次取り付
けられて、サブアッセンブリとなる天井パネル14が完
成する。
12と天井パネル14とが接合されて居室用ユニット1
0が組み立てられる。具体的には、床パネル12につい
てはそのままの状態で所定位置まで搬送し、天井パネル
14については所定位置まで搬送した後に反転させる。
なお、反転後に天井パネル14を所定位置まで搬送する
ようにしてもよい。次いで、床パネル12の床フレーム
側柱20の上端部20Aに天井パネル14の天井フレー
ム側柱38の下端部38Aを嵌合させる。次いで、床フ
レーム側柱20の上端部20Aと天井フレーム側柱38
の下端部38Aとの開先部52を溶接して両者を剛結合
させる。これにより、二分割されていた床フレーム側柱
20と天井フレーム側柱38とが一体化されて一本の柱
となり、居室用ユニット10が完成する。
ト10の柱を床フレーム側柱20と天井フレーム側柱3
8とに予め分割し、床フレーム側柱20にあっては床パ
ネル12の床フレーム26に組付け、天井フレーム側柱
38にあっては天井パネル14の天井フレーム44に組
付けたので(即ち、予め分割された柱要素を床フレーム
26側と天井フレーム44側とに配分したので)、床フ
レーム側柱20の上端部20Aと天井フレーム側柱38
の下端部38Aとを接合する作業を行うだけで、居室用
ユニット10の組付作業を終了させることができる。す
なわち、本実施形態によれば、床フレーム側柱20と天
井フレーム側柱38との接合作業を行う前に、床パネル
12及び天井パネル14を完成状態に(サブアッセンブ
リ化)することができるので、床フレーム側柱20と天
井フレーム側柱38との接合後に行う後付け作業を廃止
することができる。その結果、本実施形態によれば、居
室用ユニット10の組立作業効率ひいては居室用ユニッ
ト10の生産効率を向上させることができる(以下、こ
の効果を「第1の効果」と称す)。
手方向の中間部にて分割して、床フレーム側柱20及び
天井フレーム側柱38としたので、これらの接合作業は
居室用ユニット10の高さ方向の中間部にて行うことが
できる。このため、本実施形態によれば、前述した後付
け作業が不要になることも踏まえると、作業者による上
向き作業の一切を無くすことができる。このため、作業
性を向上させることができ、ひいては組付精度の向上
(高品質化)を図ることができる(以下、この効果を
「第2の効果」と称す)。
所を当該柱の長手方向の中間部に設定したので、居室用
ユニット10への鉛直荷重作用時及び水平荷重作用時に
おける柱に作用する曲げ応力分布が零又は微小な状態と
なる部分で床フレーム側柱20と天井フレーム側柱38
との接合がなされる。このため、本実施形態によれば、
構造力学の観点からの安定性を確保することができる
(以下、この効果を「第3の効果」と称す)。なお、こ
の第3の効果は、柱の分割箇所を当該柱の長手方向の中
間部近傍に設定した場合にも、略同等に得られる。
る。図13(A)には、居室用ユニット10の桁天井大
梁34に鉛直等分布荷重F12が作用した場合の各部材に
作用する曲げ応力分布が示されている。この図に示され
るように、柱をその長手方向の中間部で分割して、その
後に床フレーム側柱20と天井フレーム側柱38とを接
合する構成を採ると、床フレーム側柱20と天井フレー
ム側柱38との接合部(開先部52)の曲げ応力分布は
零(中立位置)又は微小となる。
10の床フレーム側柱20及び天井フレーム側柱38か
ら成る柱の上端部に水平荷重F2 が作用した場合の各部
材に作用する曲げ応力分布が示されている。この図に示
されるように、本実施形態の構成を採ると、水平荷重が
作用した場合においても、床フレーム側柱20と天井フ
レーム側柱38との接合部(開先部52)の曲げ応力分
布は零(中立位置)又は微小となる。
く、構造力学の観点からの安定性を確保することができ
る。
であるが、以下に説明する作用・効果も得られる。
業効率、生産効率の向上効果)に関連するものとして、
本実施形態によれば、床パネル12及び天井パネル14
が予め完成状態とされる(サブアッセンブリ化される)
ので、部材の供給・仕分け・置場等を一工程に集約化す
ることができる。従って、この点からも、居室用ユニッ
ト10の組立作業効率、ひいては生産効率の向上を図る
ことができる。また、これにより、工場の省スペース化
を図ることもできる。
するものとして、本実施形態によれば、天井パネル14
はその組付作業が終了するまでは天地を反転させた状態
で作業を行うことができるので、即ち床パネル12の組
付作業と同様に行うことができるので、作業者の作業姿
勢が良くなり、作業効率も向上される。従って、この点
からも、居室用ユニット10の組付精度の向上(高品質
化)を図ることができる。
分割箇所を変更した実施形態)を幾つか説明する。な
お、前述した実施形態と同一構成部分については、同一
番号を付してその説明を省略する。
上端部近傍にて分割されている点に特徴がある。すなわ
ち、床パネル70の床フレーム72の四隅には、柱の全
長よりも若干短い床フレーム側柱74の下端部が接合さ
れている。一方、天井パネル76の天井フレーム78の
四隅には、長さが短い天井フレーム側柱80が接合され
ている。そして、上記の如くして構成された床パネル7
0の搬送位置に天井パネル76が搬送され反転された
後、床フレーム側柱74の上端部に天井フレーム側柱8
0が嵌合されて溶接により両者が接合される。これによ
り、居室用ユニット82が構成される。
下端部近傍にて分割されている点に特徴があり、上述し
た図14に示される実施形態と逆の関係に立つ。すなわ
ち、床パネル84の床フレーム86の四隅には、長さが
短い床フレーム側柱88が接合されている。一方、天井
パネル90の天井フレーム92の四隅には、柱の全長よ
りも若干短い天井フレーム側柱94の下端部が接合され
ている。そして、同様の手順を踏んで、床フレーム側柱
88と天井フレーム側柱94とが接合されることで、居
室用ユニット96が構成される。
上端部近傍及び下端部近傍の双方にて三分割されている
点に特徴があり、上述した図14に示される実施形態及
び図15に示される実施形態を組み合わせた関係に立
つ。すなわち、床パネル100の床フレーム102の四
隅には、長さが短い床フレーム側柱104が接合されて
いる。一方、天井パネル106の天井フレーム108の
四隅には、床フレーム側柱104と同じ長さの天井フレ
ーム側柱110が接合されている。そして、同様の手順
を踏んで、床フレーム側柱104と中間柱112の下端
部とが接合されると共に、天井フレーム側柱110と中
間柱112の上端部とが接合されることで、居室用ユニ
ット114が構成される。
一箇所又は複数箇所にて柱を分割する構成であればよ
い。但し、図14乃至図16に示される構成を採る場合
には、柱の長手方向の中間部に接合部が設定されないこ
とから、前述した第1の効果及び第2の効果については
得られるものの、第3の効果(構造力学的な安定性確
保)については得られない。その反面、図16に示され
る構成を採ると、サブアッセンブリ化後の床パネル10
0及び天井パネル106の高さが低くなるため、搬送性
の向上、反転作業の容易化、仮置き時の段積み化を図る
ことができるというメリットがある。
うに、本発明における「柱要素」には、図1に示される
ようなある程度の長さを有する床フレーム側柱20や天
井フレーム側柱38が含まれるのはもとより、図16に
示されるような床フレーム102、天井フレーム108
の厚さ(高さ)と殆ど変わらない床フレーム側柱10
4、天井フレーム側柱110といったものも含む。つま
り、柱の長短には関係なく、相互に接合可能に構成され
かつ接合されることにより柱として機能する要素であれ
ば、本発明における「柱要素」の概念に含まれる。な
お、この解釈は、以下に説明する屋根ユニットにおいて
も同様である。 〔屋根ユニットの構成〕次に、図17〜図21を用い
て、本実施形態に係る屋根ユニット120の構成につい
て説明する。なお、屋根ユニット120の構成も前述し
た居室用ユニット10の構成と基本的には同一であるの
で、簡略的に説明することにする。
ト120の組立工程図が示されている。この図に示され
るように、屋根ユニット120は、ユニット下部を構成
する床パネル122と、ユニット上部を構成する天井パ
ネル124と、によって構成されている。
た一対の桁床大梁126と、これらの桁床大梁126の
両端部間に互いに平行に配置された一対の妻床大梁12
8と、を備えている。これらの桁床大梁126の端部及
び妻床大梁128の端部には、ユニット高さの約半分の
長さを有する角パイプ、即ち床フレーム側柱130、1
32の下端部がそれぞれ接合されている。また、居室用
ユニット10の場合と同一配列で複数の床小梁134及
び床横補剛材136が接合されることにより床フレーム
138が構成され、更にこの床フレーム138上に複数
の根太140、断熱材142、及び床板144がこの順
に取り付けられることにより床パネル122が構成され
ている。
配置された一対の桁天井大梁146と、これらの桁天井
大梁146の両端部間に互いに平行に配置された一対の
妻天井大梁148と、を備えている。これらの桁天井大
梁146の端部及び妻天井大梁148の端部には、ユニ
ット高さの約半分の長さを有する角パイプ、即ち天井フ
レーム側柱150、152の下端部がそれぞれ接合され
ている。また、居室用ユニット10の場合と同一配列で
複数の天井小梁153及び天井横補剛材154が接合さ
れることにより天井フレーム156が構成され、更にこ
の天井フレーム156上に複数の野縁158、及び天井
板160がこの順に取り付けられることにより天井パネ
ル124が構成されている。
根勾配との関係を考慮する必要があることから、軒先側
となる床フレーム側柱130及び天井フレーム側柱15
0の長さの方が、棟側となる床フレーム側柱132及び
天井フレーム側柱152よりも短く設定されている。
反転されて床パネル122と接合されるようになってい
る。そこで、次に、図18及び図19を用いて、上述し
た床パネル122と天井パネル124との接合構造につ
いて簡単に説明する。
130、132の上端部130A、132Aの内側に
は、一回り小さい角パイプ状の継手部162が一体的に
設けられている。なお、継手部162を別体とした上で
溶接等により固着する構成を採ってもよい。この継手部
162には等間隔で多数の小孔164が形成されてい
る。一方、天井フレーム側柱150、152の下端部1
50A、152Aは角パイプそのままの状態とされてい
るが、これらの下端部150A、152Aにも継手部1
62の小孔164と同軸上に多数の小孔166が形成さ
れている。これにより、図19に示される如く、天井フ
レーム側柱150、152の下端部150A、152A
を床フレーム側柱130、132の上端部130A、1
32Aの継手部162に嵌合させることができる。そし
て、両者を嵌合状態とした後、適宜位置にてリベット1
68で両者を接合することにより、床フレーム側柱13
0、132の上端部130A、132Aと天井フレーム
側柱150、152の下端部150A、152Aとが剛
接合されている。
168で両者を接合したが、これに限らず、図20に示
されるように、継手部162の小孔164の裏面側にウ
エルドナット170を予め溶接しておけば、ボルト17
2をウエルドナット170に螺合させて両者を接合する
ことも可能である。また、これらの継手構造に代えて、
前述した溶接による継手構造を用いることも可能であ
る。
前述した居室用ユニット10と同様の構成を踏襲してい
るので、前述した居室用ユニット10の場合の作用並び
に効果はすべて得られる。
0では柱をその長手方向の中間部で二分割する構成を採
ったが、これに限らず、前述した図14乃至図16に示
される居室用ユニット82、96、114の場合と同様
の分割の仕方を採ってもよい。一例を示せば、図21に
示される屋根ユニット180では、床パネル182の床
フレーム184の四隅には長さが短い床フレーム側柱1
86が接合されており、又天井パネル188の天井フレ
ーム190の四隅にも同様の天井フレーム側柱192が
接合されている。そして、これらの床フレーム側柱18
6及び天井フレーム側柱192に長短設定された中間柱
194、196が接合されることにより、屋根ユニット
180が構成されている。このように分割の仕方には種
々あるが、効果については前述した図14乃至図16に
示される居室用ユニット82、96、114の場合と同
様に捉えることができる。 〔居室用ユニット;typ.2 の構成〕次に、図22
及び図23を用いて、別構成の居室用ユニット200、
202について説明する。なお、ここで説明する実施形
態が、請求項4記載の本発明の実施形態に相当する。
は、柱204については分割していない(同図(A)参
照)。一方、同図(B)に示される如く、天井パネル2
07の骨格部材を構成する天井フレーム208の隅部に
は、柱204を接合するための接合部210が設けられ
ている。具体的には、コ字形断面の桁天井大梁218の
長手方向の端部内に断面コ字形のスチフナ216が嵌合
され、その状態で桁天井大梁218に溶接されている。
さらに、桁天井大梁218の当該端部にコ字形断面の妻
天井大梁212が突き当てられて、この状態で妻天井大
梁212の長手方向の端部がスチフナ216に溶接によ
り固着されている。これにより、平面視で矩形枠状とさ
れかつ隅部にフラットな接合部210を備えた天井フレ
ーム208が構成される。
梁218における柱204の接合部位の強度確保並びに
妻天井大梁212との溶接代確保の役目を担っている。
る床フレーム224側にも同様構成の接合部210が設
けられている。
床フレーム224の各接合部210に柱204の端部を
当接させ、溶接により接合することにより、居室用ユニ
ット200が構成されるようになっている。上記構成に
よれば、柱204を分割していないものの、床パネル2
22及び天井パネル207と柱204との接合前の時点
で、床パネル222及び天井パネル207を完成状態と
する(サブアッセンブリ化)ことができる点では前述し
たtyp.1の居室用ユニットと同様といえる。従っ
て、後付け作業等は不要である。その結果、本実施形態
によっても、居室用ユニット200の組立作業効率ひい
ては居室用ユニット200の生産効率を向上させること
ができる。
4の上端部と天井フレーム208の接合部210との接
合作業のみであるため、従来構造に比べれば、作業性を
向上させることができ、ひいては組付精度の向上(高品
質化)を図ることができる。補足すれば、天井パネル2
07の構成時に、予め天井フレーム208の四隅の接合
部210に柱204の上端部を接合しておけば、作業者
による上向き作業を廃止することができる。
02でも、柱204を分割していない点では上述した居
室用ユニット200と同様であるが、この実施形態では
前述した接合部210と異なる接合部230を採用した
点に特徴がある。すなわち、図23(B)に示される如
く、この天井パネル232の骨格部材を構成する天井フ
レーム234では、各々コ字形断面とされた桁天井大梁
236の端部と妻天井大梁238の端部とに跨がってア
ングル状のプレート240が嵌合された後に、相互に溶
接等により固着されている。これにより、桁天井大梁2
36と妻天井大梁238とがプレート240を介して接
合されて全体として矩形枠状に構成されると共に、柱2
04の挿入を許容する凹状の接合部230が得られる。
る床フレーム244側にも同様構成の接合部230が設
けられている。
び床フレーム244の各接合部230に柱204の上端
部及び下端部(なお、当該上端部及び下端部には、方形
のプレート241が溶接されている)を挿入して当該上
端部及び下端部の各側面とプレート240又は桁天井大
梁236、妻天井大梁238の各端部とを溶接等により
それぞれ接合すれば、居室用ユニット202が構成され
る。従って、上述した図22に示される構成と同様の作
用並びに効果が得られる。
明に係る住宅構成用ユニットは、床フレームの隅部に柱
の一部を構成する床フレーム側柱要素を立設させると共
に、天井フレームの隅部に柱の他の一部を構成する天井
フレーム側柱要素を立設させ、さらに、柱を一箇所で分
割した場合には床フレーム側柱要素と天井フレーム側柱
要素との分割端部同士を接合し、柱を複数箇所で分割し
た場合には床フレーム側柱要素、天井フレーム側柱要素
と残りの柱要素との分割端部同士を接合したので、ユニ
ット組立作業効率ひいてはユニット生産効率を向上させ
ることができ、しかも容易に高い組付精度を確保するこ
とができるという優れた効果を有する。
ニットは、請求項1に記載の発明において、柱の分割箇
所を当該柱の長手方向の中間部又はその近傍に設定した
ので、構造力学の観点からの安定性を確保することがで
きるという優れた効果を有する。
ニットの組立方法は、柱を予め複数の柱要素に分割し、
床フレームの構成時に、当該床フレームの隅部に柱の一
部を構成する床フレーム側柱要素の端部を予め接合して
おくと共に、天井フレームの構成時に、当該天井フレー
ムの隅部に柱の他の一部を構成する天井フレーム側柱の
端部を予め接合しておき、次いで、柱を一箇所で分割し
た場合には床フレーム側柱要素と天井フレーム側柱要素
との分割部同士を接合し、柱を複数箇所で分割した場合
には床フレーム側柱要素、天井フレーム側柱要素と残り
の柱要素との分割部同士を接合する方法としたので、請
求項1記載の発明と同様に、ユニット組立作業効率ひい
てはユニット生産効率を向上させることができ、しかも
容易に高い組付精度を確保することができるという優れ
た効果を有する。
ニットは、各々矩形枠状に組まれた床フレームの隅部及
び天井フレームの隅部に柱接合用の接合部をそれぞれ設
け、さらに、床フレームの接合部及び天井フレームの接
合部に分割されていない柱の端部をそれぞれ接合したの
で、請求項1記載の発明と同様に、ユニット組立作業効
率ひいてはユニット生産効率を向上させることができ、
しかも容易に高い組付精度を確保することができるとい
う優れた効果を有する。
示す斜視図である。
側柱との接合部(A線矢視部)の拡大斜視図である。
れた状態を示す縦断面図である。
の接合状態を示す斜視図である。
図である。
成を示す図7に対応する拡大斜視図である。
わせられた状態を示す図3に対応する縦断面図である。
当て後の接合状態を示す斜視図である。
る。
明図である。
ットの組立工程を示す斜視図である。
ットの組立工程を示す斜視図である。
の居室用ユニットの組立工程を示す斜視図である。
示す斜視図である。
ーム側柱との接合部(D線矢視部)の拡大斜視図であ
る。
後のリベットによる接合状態を示す縦断面図である。
を用いた接合構成を示す図19に対応する縦断面図であ
る。
の屋根ユニットの組立工程を示す斜視図である。
ムの接合部の構成に特徴を持たせた居室用ユニットの全
体及び要部斜視図である。
床フレームの接合部の構成に特徴を持たせた居室用ユニ
ットの全体及び要部斜視図である。
す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 床フレームを含んで構成される床パネル
及び天井フレームを含んで構成される天井パネル並びに
床フレームと天井フレームとを繋ぐ複数の柱を備えた住
宅構成用ユニットであって、 床フレームの隅部に柱の一部を構成する床フレーム側柱
要素を立設させると共に、天井フレームの隅部に柱の他
の一部を構成する天井フレーム側柱要素を立設させ、 さらに、柱を一箇所で分割した場合には床フレーム側柱
要素と天井フレーム側柱要素との分割端部同士を接合
し、柱を複数箇所で分割した場合には床フレーム側柱要
素、天井フレーム側柱要素と残りの柱要素との分割端部
同士を接合した、 ことを特徴とする住宅構成用ユニット。 - 【請求項2】 柱の分割箇所を当該柱の長手方向の中間
部又はその近傍に設定した、 ことを特徴とする請求項1に記載の住宅構成用ユニッ
ト。 - 【請求項3】 床フレームを含んで構成される床パネル
及び天井フレームを含んで構成される天井パネル並びに
床フレームと天井フレームとを繋ぐ複数の柱を備えた住
宅構成用ユニットの組立方法であって、 柱を予め複数の柱要素に分割し、 床フレームの構成時に、当該床フレームの隅部に柱の一
部を構成する床フレーム側柱要素の端部を予め接合して
おくと共に、 天井フレームの構成時に、当該天井フレームの隅部に柱
の他の一部を構成する天井フレーム側柱の端部を予め接
合しておき、 次いで、柱を一箇所で分割した場合には床フレーム側柱
要素と天井フレーム側柱要素との分割部同士を接合し、
柱を複数箇所で分割した場合には床フレーム側柱要素、
天井フレーム側柱要素と残りの柱要素との分割部同士を
接合する、 ことを特徴とする住宅構成用ユニットの組立方法。 - 【請求項4】 床フレームを含んで構成される床パネル
及び天井フレームを含んで構成される天井パネル並びに
床フレームと天井フレームとを繋ぐ複数の柱を備えた住
宅構成用ユニットであって、 各々矩形枠状に組まれた床フレームの隅部及び天井フレ
ームの隅部に柱接合用の接合部をそれぞれ設け、 さらに、床フレームの接合部及び天井フレームの接合部
に分割されていない柱の端部をそれぞれ接合した、 ことを特徴とする住宅構成用ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1722297A JPH10212766A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 住宅構成用ユニット及びその組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1722297A JPH10212766A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 住宅構成用ユニット及びその組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10212766A true JPH10212766A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11937928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1722297A Pending JPH10212766A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 住宅構成用ユニット及びその組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10212766A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011140860A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-07-21 | Misawa Homes Co Ltd | 建物ユニットおよび建物ユニットの輸送方法 |
JP2013083098A (ja) * | 2011-10-11 | 2013-05-09 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法 |
IT201700067562A1 (it) * | 2017-06-19 | 2018-12-19 | Edil Euganea S R L | Struttura di monoblocco prefabbricato |
JP2020016043A (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 積水化学工業株式会社 | 小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造 |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP1722297A patent/JPH10212766A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011140860A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-07-21 | Misawa Homes Co Ltd | 建物ユニットおよび建物ユニットの輸送方法 |
JP2013083098A (ja) * | 2011-10-11 | 2013-05-09 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法 |
IT201700067562A1 (it) * | 2017-06-19 | 2018-12-19 | Edil Euganea S R L | Struttura di monoblocco prefabbricato |
EP3418460A1 (en) * | 2017-06-19 | 2018-12-26 | Edil Euganea S.R.L. | Prefabricated unit |
JP2020016043A (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 積水化学工業株式会社 | 小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造 |
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