JP2920305B2 - 鉄骨建築構法 - Google Patents

鉄骨建築構法

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JP2920305B2 JP6197890A JP6197890A JP2920305B2 JP 2920305 B2 JP2920305 B2 JP 2920305B2 JP 6197890 A JP6197890 A JP 6197890A JP 6197890 A JP6197890 A JP 6197890A JP 2920305 B2 JP2920305 B2 JP 2920305B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、柱・梁からなる鉄骨建築物の構法に関す
るものである。
従来の技術 第4図は、従来におけるこの種鉄骨建築物の構造を示
している。図において(1)は、そのフランジ(2)
(2)が上下平行となるようにして配置されるH型鋼の
梁であって、この梁(1)のフランジ(2)(2)に
は、長手方向に沿って2列の接合用ボルト穴(3)
(3)…が所定のピッチで多数列設されている。(4)
は同じくH型鋼からなる構造柱であり、この柱(4)の
端部に取付けた接合プレート(5)が、前記ボルト穴
(3)によって、梁(1)のフランジ(2)へ接合され
ている。また、梁(1)の上部側のフランジ(2)に
は、コンクリート板からなる床板(7)より突出させた
水平プレート(8)が載せられ、前記のボルト穴(3)
を用いてボルトで固定されている。また、梁(1)の外
側には、そのフランジ(2)へ前記と同様にボルト穴
(3)部分において取付けられた金具(9)を介して、
外壁パネル(10)が取付けられている。
発明が解決しようとする課題 上記従来の構法においては、梁(1)のフランジ
(2)へ、内外2列のボルト穴(3)(3)…を形成
し、これに、柱(4)等の架構部材や床パネル(7)或
いは外壁パネル(10)等の二次部材をボルトで接合する
ようにしている。そのため、この従来の構法において
は、柱(4)が取付けられる部分においては床パネル
(7)や外壁パネル(10)等の二次部材を取付けること
はできず、これら架構部材と二次部材の配置を考慮しな
がら夫々の配置を行なわなければならず、例えば、柱
(4)を任意の位置に設けて開口部を任意に設定するこ
とができないといった不都合があった。或いは、床パネ
ル(7)の水平プレート(8)の位置を架構部材を避け
るようにして個々に設定しなければならず、それだけ床
パネル(7)の種類が増加する原因となっていた。ま
た、第5図及び第6図のように梁(1)(1)が直角に
配置されるコーナー部において、それら梁(1)(1)
の中心線の交点上に鋼管製の支持柱(11)を接合プレー
ト(12)で接合する場合、その支持柱(11)の断面が大
きいと図の2点鎖線のように接合ボルト(13)と干渉す
ることから、図のように下端部分を小断面にするような
スエージング加工を行なう必要があり、そのため、柱
(11)の構造が複雑で高価となる欠点があった。
この発明は、このような従来の構法の欠点を解消する
ことを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この発明では、一対のフ
ランジが上下平行となるようにして配置されるH型鋼の
梁において、梁長手方向の両端まで同幅となった前記フ
ランジの幅方向中央部分を柱等の架構部材の接合ゾーン
とし、この架構部材接合ゾーンよりも幅方向の外側部分
を壁及び床材等の二次部材接合ゾーンとし、これらの各
接合ゾーンには、所定のピッチで多数のボルト穴をフラ
ンジ長手方向に列設してなることを特徴とする。
作用 上記この発明の構成によれば、柱等の架構部材の接合
ゾーンと床パネルや外壁パネル等の二次部材の接合ゾー
ンとが内外に分割されるので、それら相互の取付け位置
を考慮することなく任意の位置に柱等を配置することが
できる。
実 施 例 この発明の実施例を示す第1図〜第3図において、ま
ず、梁(1)には、その梁(1)の長手方向の両端まで
同じ幅のフランジ(2)(2)の幅を従来のものよりも
大きくするとともに、そのフランジに形成される2列の
ボルト穴(3)(3)に加えて、更にその両外側に、各
々1列のボルト穴(21)(21)を形成し、従来と同じ2
列のボルト穴(3)(3)を含む中央寄りの部分を、構
造柱(4)等を接合するための加溝部材接合ゾーン(2
2)とし、図の1点鎖線を境界としてその外側の各1列
のボルト穴(21)(21)…を含むゾーンを、床パネル
(7)や外壁パネル(10)等の二次部材接合ゾーン(2
3)とするものである。そして、構造柱(4)は、従来
と同様に、その端部に溶接した接合プレート(5)によ
って、前記架構部材接合ゾーン(22)(22)内のボルト
穴(3)(3)を用いて、ボルト(24)によって接合さ
れる。他方、床パネル(7)は、その水平接合プレート
(8)を、一方の二次部材接合ゾーン(23)部分におい
て、そのボルト穴(21)を用いてボルト(25)で接合さ
れる。他方、外壁パネル(10)は、反対側の二次部材接
合ゾーン(23)において、そのボルト穴(21)へ、取付
け金具(9)をボルト(26)で接合するとともに、その
金具(9)の垂直部外側面へボルト(27)で固定され
る。
このようにすることによって、構造柱(4)等の架構
部材と床パネル(7)や外壁パネル(10)等の二次部材
との接合部が、フランジ(2)幅方向の内外に分けられ
るので、相互に干渉することがなく、柱(4)の位置を
任意に配置することができる。また、第2図及び第3図
で示すように、鋼管製支持柱(11)を、梁(1)(1)
のコーナー部に配置する場合でも、その支持柱(11)の
断面が従来と同様である限り、その支持柱(11)が取付
けられる梁(1)の長手方向両側に、前記架構部材接合
ゾーン(22)のボルト穴(3)が露出するので、その接
合プレート(12)をその位置まで延長させて接合するこ
とが可能となる。従って、支持柱(11)の端部を従来の
ようにスエージング加工する必要がない。
更に、第2図及び第3図において、一方の梁(1)の
ウェブ(29)と他方の梁(1)のウェブ側面に固定した
スチフナープレート(30)とを接合プレート(28)で接
合する場合、予め一方の梁(1)のフランジ(2)の端
面に仮置きプレート(31)を溶接しておき、その仮置き
プレート(31)を相手方梁(1)における二次部材接合
ゾーン(23)上へ設置して、その仮置きプレート(31)
の位置決め穴(32)と二次部材接合ゾーン(23)のボル
ト穴(21)とを、シノ等によって位置決めすることがで
き、かつ、この仮置きプレート(31)で支えておくこと
ができるので、接合プレート(28)の接合も容易であ
る。即ち、二次部材接合ゾーン(23)がない場合には、
第2図のように、取付ける梁(1)の延長方向に構造柱
(4)や鋼管柱(11)が配置されていると、上記仮置き
プレート(31)を設置することが困難であるが、この発
明では、このような二次部材接合ゾーンが構造柱(4)
や鋼管柱(11)の外側にあるので、容易に仮置きプレー
ト(31)を設置することができまた、この二次部材接合
ゾーン(23)のボルト穴(21)によって、位置決めも容
易となるのである。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、柱等の架構部材と
床パネルや外壁パネル等の二次部材の接合ゾーンが、梁
のフランジの幅方向に夫々分割されているので、それら
架構部材と二次部材の干渉を考慮して配置を考える必要
がなく、柱の取付け位置も任意に設定でき、また、床パ
ネルの種類も減少できるという効果がある。しかも、前
述したように、断面の大きい支持柱を接合する場合で
も、その端部をスエージング加工して小断面にする必要
がなく、支持柱の構造が簡単で安価に製作することがで
き、かつ、梁同士を接合する場合でも、一方の梁の端部
より延出させた仮置きプレートを、前記二次部材接合ゾ
ーン上に設置することができ、またその二次部材接合ゾ
ーンのボルト穴を用いて簡単に位置決めを行なうことが
できるという効果が得られる。更に、フランジの幅が必
然的に大となるので、梁自身の断面強度が増大するとい
う附随的効果も得られることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例において、梁と柱等との接
合部の構造を示す要部斜視図、第2図は同じく平面図、
第3図は側面図、第4図は従来の梁及び柱等の接合部の
構造を示す要部の斜視図、第5図は、同じく側面図、第
6図は同じく要部の平面図である。 (1)……梁、(3)……ボルト穴、(4)……構造
柱、(7)……床パネル、(10)……外壁パネル、(1
1)……支持柱、(21)……ボルト穴、(22)……架構
部材接合ゾーン、(23)……二次部材接合ゾーン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のフランジが上下平行となるようにし
    て配置されるH型鋼の梁において、梁長手方向の両端ま
    で同幅となった前記フランジの幅方向中央部分を柱等の
    架構部材の接合ゾーンとし、この架構部材接合ゾーンよ
    りも幅方向の外側部分を壁及び床材等の二次部材接合ゾ
    ーンとし、これらの各接合ゾーンには、所定のピッチで
    多数のボルト穴をフランジ長手方向に列設してなること
    を特徴とする鉄骨建築構法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110106975A (zh) * 2019-05-10 2019-08-09 中国十九冶集团有限公司 钢梁托钢柱连接节点结构

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