JP2607701B2 - ユニット連結装置 - Google Patents
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- JP2607701B2 JP2607701B2 JP1282183A JP28218389A JP2607701B2 JP 2607701 B2 JP2607701 B2 JP 2607701B2 JP 1282183 A JP1282183 A JP 1282183A JP 28218389 A JP28218389 A JP 28218389A JP 2607701 B2 JP2607701 B2 JP 2607701B2
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- building units
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ユニット建物を構成する建物ユニットを連
結するためのユニット連結装置に関する。
結するためのユニット連結装置に関する。
[従来の技術] 従来、上下階の建物ユニットが相接合される建物の中
間層にて、水平方向に隣接する左右の建物ユニットを連
結するユニット連結装置として、実公昭53−1211に記載
のものがある。この従来のユニット連結装置は、一枚の
連結プレートを用いるものである。即ち、従来装置は、
一枚の連結プレートを左右の下階建物ユニットそれぞれ
の鉄骨柱の上端面に行き渡らせこの連結プレートを各鉄
骨柱の上端面に植設されている接合ピンに嵌着し、この
連結プレートを貫通することとなる各接合ピンに左右の
対応する上階建物ユニットそれぞれの鉄骨柱の下端面に
設けてある位置決め孔を嵌挿することにて、上下階の建
物ユニット間の接合と水平方向の建物ユニット間の連結
とを同時に達成するものである。
間層にて、水平方向に隣接する左右の建物ユニットを連
結するユニット連結装置として、実公昭53−1211に記載
のものがある。この従来のユニット連結装置は、一枚の
連結プレートを用いるものである。即ち、従来装置は、
一枚の連結プレートを左右の下階建物ユニットそれぞれ
の鉄骨柱の上端面に行き渡らせこの連結プレートを各鉄
骨柱の上端面に植設されている接合ピンに嵌着し、この
連結プレートを貫通することとなる各接合ピンに左右の
対応する上階建物ユニットそれぞれの鉄骨柱の下端面に
設けてある位置決め孔を嵌挿することにて、上下階の建
物ユニット間の接合と水平方向の建物ユニット間の連結
とを同時に達成するものである。
即ち、従来のユニット連結装置を用いる建物のユニッ
ト据付順序は、建物の下階を構成する全下階建物ユニッ
トを据付けて、それら下階建物ユニットを上述の連結プ
レートにて連結した後、それら下階建物ユニットの上部
に上階建物ユニットを搭載する如く、同一階の建物ユニ
ットを横列据付する作業を、上下階の建物ユニットを縦
列据付する作業に優先することとしている。
ト据付順序は、建物の下階を構成する全下階建物ユニッ
トを据付けて、それら下階建物ユニットを上述の連結プ
レートにて連結した後、それら下階建物ユニットの上部
に上階建物ユニットを搭載する如く、同一階の建物ユニ
ットを横列据付する作業を、上下階の建物ユニットを縦
列据付する作業に優先することとしている。
[発明が解決しようとする課題] 然るに、例えば、3階等の中高層建物にあっては、上
述の縦列据付を、横列据付に対して優先する必要を生ず
ることがある。これは、建物の全据付作業が1日で完
了しない時、雨仕舞のため、建物を部分的に屋根まで組
み上げたり、クレーンの腕の長さが可及的に短くて足
りるように、建物の未据付部分に配置したクレーンによ
りそれに隣接する据付部分を優先して最上階まで組み上
げる等の理由による。
述の縦列据付を、横列据付に対して優先する必要を生ず
ることがある。これは、建物の全据付作業が1日で完
了しない時、雨仕舞のため、建物を部分的に屋根まで組
み上げたり、クレーンの腕の長さが可及的に短くて足
りるように、建物の未据付部分に配置したクレーンによ
りそれに隣接する据付部分を優先して最上階まで組み上
げる等の理由による。
然しながら、従来の1枚の連結プレートを用いて行な
うユニット連結装置において、縦列据付を優先する場合
には、以下の如くの問題点がある。
うユニット連結装置において、縦列据付を優先する場合
には、以下の如くの問題点がある。
即ち、この場合には、水平方向に隣接する左右の一
方側における上下階の建物ユニット間に1枚の連結プレ
ートの略半分を取着して縦列据付を行なうことになる
が、この縦列据付後に、上記連結プレートはその残余の
略半分を水平方向に隣接する左右の他方側におけるユニ
ット据付領域内に大きく侵入する如くに突出せしめるも
のとなる。
方側における上下階の建物ユニット間に1枚の連結プレ
ートの略半分を取着して縦列据付を行なうことになる
が、この縦列据付後に、上記連結プレートはその残余の
略半分を水平方向に隣接する左右の他方側におけるユニ
ット据付領域内に大きく侵入する如くに突出せしめるも
のとなる。
そして、上記縦列据付後に水平方向に隣接する据付
領域で、新たな縦列据付を行なう時には、下階建物ユニ
ットを上記にて大きく突出している連結プレートの突
出部分に衝突することなく吊り降ろした後、該下階建物
ユニットを基礎もしくはより下方の建物ユニット上に対
して横滑りさせ、該下階建物ユニットの鉄骨柱の上端面
を該連結プレートの突出部分の下面の所定位置に位置付
けするという、極めて煩雑で困難な据付作業を伴うこと
になる。
領域で、新たな縦列据付を行なう時には、下階建物ユニ
ットを上記にて大きく突出している連結プレートの突
出部分に衝突することなく吊り降ろした後、該下階建物
ユニットを基礎もしくはより下方の建物ユニット上に対
して横滑りさせ、該下階建物ユニットの鉄骨柱の上端面
を該連結プレートの突出部分の下面の所定位置に位置付
けするという、極めて煩雑で困難な据付作業を伴うこと
になる。
本発明は、上下階の建物ユニットを縦列据付する作業
を、同一階の建物ユニットを横列据付する作業に優先し
て行なうに際し、水平方向に隣接する建物ユニットを容
易かつ確実に連結することを目的とする。
を、同一階の建物ユニットを横列据付する作業に優先し
て行なうに際し、水平方向に隣接する建物ユニットを容
易かつ確実に連結することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、上下方向に建物ユニット
が複数積み重ねられてなる第1のユニット建物と第2の
ユニット建物が水平方向に間隔を有して連結されてなる
ユニット建物の、同一階同士の建物ユニット間を連結す
るユニット連結装置において、(A)前記第1のユニッ
ト建物の互いに上下関係にある1組の建物ユニットの鉄
骨柱の端面間に第1の連結プレートを取着するととも
に、該第1の連結プレートの舌片状連結部を前記第2の
ユニット建物との間隔内に突出配置し、(B)前記第2
のユニット建物の互いに上下関係にある1組の建物ユニ
ットの鉄骨柱の端面間に第2の連結プレートを取着する
とともに、該第2の連結プレートの舌片状連結部を前記
第1のユニット建物との間隔内に突出配置し、(C)前
記第1と第2の両連結プレートが、対応する建物ユニッ
トへの取着状態下で、それらの舌片状連結部が互いに上
下逆方向へ偏倚して位置するように、少なくとも一方の
連結プレートの舌片状連結部を曲げ成形してなると共
に、前記第1と第2の両連結プレートの舌片状連結部が
相重なる部分を貫通する接続具にて接続するようにした
ものである。
が複数積み重ねられてなる第1のユニット建物と第2の
ユニット建物が水平方向に間隔を有して連結されてなる
ユニット建物の、同一階同士の建物ユニット間を連結す
るユニット連結装置において、(A)前記第1のユニッ
ト建物の互いに上下関係にある1組の建物ユニットの鉄
骨柱の端面間に第1の連結プレートを取着するととも
に、該第1の連結プレートの舌片状連結部を前記第2の
ユニット建物との間隔内に突出配置し、(B)前記第2
のユニット建物の互いに上下関係にある1組の建物ユニ
ットの鉄骨柱の端面間に第2の連結プレートを取着する
とともに、該第2の連結プレートの舌片状連結部を前記
第1のユニット建物との間隔内に突出配置し、(C)前
記第1と第2の両連結プレートが、対応する建物ユニッ
トへの取着状態下で、それらの舌片状連結部が互いに上
下逆方向へ偏倚して位置するように、少なくとも一方の
連結プレートの舌片状連結部を曲げ成形してなると共
に、前記第1と第2の両連結プレートの舌片状連結部が
相重なる部分を貫通する接続具にて接続するようにした
ものである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明
において、前記第1と第2の両連結プレートが、下階建
物ユニットの鉄骨柱の上端面に植設されて、上階建物ユ
ニットの鉄骨柱の下端面に穿設されている位置決め孔に
嵌挿する、上下階の建物ユニット連結用接合ピンに嵌着
されるようにしたものである。
において、前記第1と第2の両連結プレートが、下階建
物ユニットの鉄骨柱の上端面に植設されて、上階建物ユ
ニットの鉄骨柱の下端面に穿設されている位置決め孔に
嵌挿する、上下階の建物ユニット連結用接合ピンに嵌着
されるようにしたものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば下記〜の作用が
ある。
ある。
建物の据付に際し、縦列据付を優先する場合には、水
平方向に隣接する左右の一方側における上下階の建物ユ
ニットの鉄骨柱の端面間に第1の連結プレートを取着し
て縦列据付を行なうことになるが、この縦列据付後に、
上記第1の連結プレートはその舌片状連結部を水平方向
に隣接する左右の建物ユニット間隙内に突出せしめるの
みである。即ち、第1の連結プレートはその舌片状連結
部を左右の他方側におけるユニット据付領域内にまで大
きく挿入せしめるものでない。
平方向に隣接する左右の一方側における上下階の建物ユ
ニットの鉄骨柱の端面間に第1の連結プレートを取着し
て縦列据付を行なうことになるが、この縦列据付後に、
上記第1の連結プレートはその舌片状連結部を水平方向
に隣接する左右の建物ユニット間隙内に突出せしめるの
みである。即ち、第1の連結プレートはその舌片状連結
部を左右の他方側におけるユニット据付領域内にまで大
きく挿入せしめるものでない。
上記縦列据付後に水平方向に隣接する据付領域で、新
たな縦列据付を行なう時には、水平方向に隣接する左右
の他方側における下階建物ユニットを基礎もしくはより
下方の建物ユニット上の所定据付位置に吊り降ろす。こ
の時、この下階建物ユニットの鉄骨柱の上端面には第2
を連結プレートが取着され、この第2の連結プレートは
その舌片状連結部を水平方向に隣接する左右の建物ユニ
ット間隙内に突出せしめる。
たな縦列据付を行なう時には、水平方向に隣接する左右
の他方側における下階建物ユニットを基礎もしくはより
下方の建物ユニット上の所定据付位置に吊り降ろす。こ
の時、この下階建物ユニットの鉄骨柱の上端面には第2
を連結プレートが取着され、この第2の連結プレートは
その舌片状連結部を水平方向に隣接する左右の建物ユニ
ット間隙内に突出せしめる。
そして、必要により上記の下階建物ユニットを吊り
上げる等により位置修正した後、上記第1の第2の両連
結プレートの舌片状連結部が相重なる部分を貫通して、
ボルト、ナット等の接続具にて接続する。その際、第1
と第2の両連結プレート少なくとも一方の連結プレート
の舌片状連結部を曲げ成形して、両連結プレートの対応
する建物ユニットへの取着状態下で、それらの下片状連
結部が互いに上下逆方向へ偏倚して位置するようにした
ものであるから、それらの舌片状連結部を互いに干渉さ
せることなく確実に接続できる。
上げる等により位置修正した後、上記第1の第2の両連
結プレートの舌片状連結部が相重なる部分を貫通して、
ボルト、ナット等の接続具にて接続する。その際、第1
と第2の両連結プレート少なくとも一方の連結プレート
の舌片状連結部を曲げ成形して、両連結プレートの対応
する建物ユニットへの取着状態下で、それらの下片状連
結部が互いに上下逆方向へ偏倚して位置するようにした
ものであるから、それらの舌片状連結部を互いに干渉さ
せることなく確実に接続できる。
上記〜により上下階の建物ユニットを縦列据付す
る作業を、同一階の建物ユニットを横列据付する作業に
優先して行なうに際し、水平方向に隣接する建物ユニッ
トを容易に据付け、位置修正した後、それら建物ユニッ
トを容易かつ確実に連結できる。
る作業を、同一階の建物ユニットを横列据付する作業に
優先して行なうに際し、水平方向に隣接する建物ユニッ
トを容易に据付け、位置修正した後、それら建物ユニッ
トを容易かつ確実に連結できる。
請求項2に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
る。
第1と第2の両連結プレートのうち、下階建物ユニッ
トの鉄骨柱の上端面と上階建物ユニットの鉄骨柱の下端
面との間に取着される連結プレートが上下階の建物ユニ
ットのための接合ピンに嵌着されることにてそれら上下
階の建物ユニット間に取着されるものであるから、上下
階の建物ユニットの接合と、水平階の建物ユニットの連
結とを同時に達成できる。
トの鉄骨柱の上端面と上階建物ユニットの鉄骨柱の下端
面との間に取着される連結プレートが上下階の建物ユニ
ットのための接合ピンに嵌着されることにてそれら上下
階の建物ユニット間に取着されるものであるから、上下
階の建物ユニットの接合と、水平階の建物ユニットの連
結とを同時に達成できる。
[実施例] 第1図は建物の中間層にて水平階の2つの建物ユニッ
トを連結する状態を示す側面図、第2図は第1図の平面
図、第3図は建物の最上層にて水平階の2つの建物ユニ
ットを連結する状態を示す側面図、第4図は第3図の平
面図、第5図は建物の中間層にて水平階の4つの建物ユ
ニットを連結する状態を示す平面図、第6図は建物の中
間層にて水平階の3つの建物ユニットを連結する状態を
示す平面図、第7図は3階建の建物の据付過程を示す模
式図、第8図は3階建の建物のユニット据付状態を示す
模式図である。
トを連結する状態を示す側面図、第2図は第1図の平面
図、第3図は建物の最上層にて水平階の2つの建物ユニ
ットを連結する状態を示す側面図、第4図は第3図の平
面図、第5図は建物の中間層にて水平階の4つの建物ユ
ニットを連結する状態を示す平面図、第6図は建物の中
間層にて水平階の3つの建物ユニットを連結する状態を
示す平面図、第7図は3階建の建物の据付過程を示す模
式図、第8図は3階建の建物のユニット据付状態を示す
模式図である。
建物10は、基礎11の上部に、同一形状の5つの建物ユ
ニット12を第8図に示す如く水平方向に隣接配置すると
ともに、それら5つの各1階建物ユニットの上部に同一
形状の2階建物ユニットのそれぞれを接合し、更に、そ
れら5つの各2階建物ユニットの上部に同一形状の3階
建物ユニットのそれぞれを接合することにて、3階建を
構成している。
ニット12を第8図に示す如く水平方向に隣接配置すると
ともに、それら5つの各1階建物ユニットの上部に同一
形状の2階建物ユニットのそれぞれを接合し、更に、そ
れら5つの各2階建物ユニットの上部に同一形状の3階
建物ユニットのそれぞれを接合することにて、3階建を
構成している。
建物ユニット12は、形鋼からなる4本の床梁13と、各
鋼管からなる4本の柱1と、形鋼からなる4本の天井梁
15とを、箱形状に溶接することにて構成されている。各
柱14の下端部と各床梁13の接合部には形鋼からなる接合
ジョイント16が介在し、各柱14の上端部と各天井梁15の
接合部には形鋼からなる接合ジョイント17が介在してい
る。
鋼管からなる4本の柱1と、形鋼からなる4本の天井梁
15とを、箱形状に溶接することにて構成されている。各
柱14の下端部と各床梁13の接合部には形鋼からなる接合
ジョイント16が介在し、各柱14の上端部と各天井梁15の
接合部には形鋼からなる接合ジョイント17が介在してい
る。
各柱14の下端面には鋼板からなる下閉塞板18が溶接さ
れ、各柱14の上端面には鋼板からなる上閉塞板19が溶接
されている。各閉塞板18、19には、中央部位の1つのア
イボルト用孔20と、4つのコーナー寄り部位の4つの接
合ピン用孔21のそれぞれが設けられている。
れ、各柱14の上端面には鋼板からなる上閉塞板19が溶接
されている。各閉塞板18、19には、中央部位の1つのア
イボルト用孔20と、4つのコーナー寄り部位の4つの接
合ピン用孔21のそれぞれが設けられている。
上閉塞板19の内面には、アイボルト用孔20に対応する
ナット22と、各接合ピン用孔21に対応するナット23とが
溶接されている。
ナット22と、各接合ピン用孔21に対応するナット23とが
溶接されている。
上閉塞板19に設けたナット22には、ユニット据付け時
もしくは運搬時に不図示のアイボルトが螺着される。
もしくは運搬時に不図示のアイボルトが螺着される。
また、上閉塞板19に設けた各ナット23のうち、アイボ
ルト用孔20を挟んで相対する2つのナット23には、短尺
の接合ピン24Aと長尺の接合ピン24Bのそれぞれが螺着さ
れる。即ち、接合ピン24A、24Bは、下階建物ユニット12
の柱14の上端面を構成する上閉塞板19に植設されて、上
階建物ユニット12の柱14の下端面を構成する下閉塞板18
に設けてある接合ピン用孔21(位置決め孔)に嵌挿し、
上下階の建物ユニット12を相互に所定の関係位置に接合
せしめる。
ルト用孔20を挟んで相対する2つのナット23には、短尺
の接合ピン24Aと長尺の接合ピン24Bのそれぞれが螺着さ
れる。即ち、接合ピン24A、24Bは、下階建物ユニット12
の柱14の上端面を構成する上閉塞板19に植設されて、上
階建物ユニット12の柱14の下端面を構成する下閉塞板18
に設けてある接合ピン用孔21(位置決め孔)に嵌挿し、
上下階の建物ユニット12を相互に所定の関係位置に接合
せしめる。
この時、長尺の接合ピン24Bは接合ピン24Aより唯一長
尺であり、クレーンにて吊り降ろされる上階建物ユニッ
ト12の側の上記接合ピン用孔21をまずこの接合ピン24B
にて容易に捉え得るようにし、良好な据付作業性を具備
せしめている。
尺であり、クレーンにて吊り降ろされる上階建物ユニッ
ト12の側の上記接合ピン用孔21をまずこの接合ピン24B
にて容易に捉え得るようにし、良好な据付作業性を具備
せしめている。
又、水平方向に隣接するユニット間で各建物ユニット
12の上閉塞板19に設けられる接合ピン24A、24Bはハの字
をなくす如くに線対称的にセットされ、水平面内におけ
るあらゆる方向の外力に対し高い接合強度を発生できる
ようにしている。
12の上閉塞板19に設けられる接合ピン24A、24Bはハの字
をなくす如くに線対称的にセットされ、水平面内におけ
るあらゆる方向の外力に対し高い接合強度を発生できる
ようにしている。
以下、建物10の中間層にて、第8図のA部における如
く、水平方向に隣接する2つの建物ユニット12を連結す
る構成について説明する(第1図、第2図参照)。
く、水平方向に隣接する2つの建物ユニット12を連結す
る構成について説明する(第1図、第2図参照)。
即ち、この建物10にあっては、(A)水平方向に隣接
する左右の一方側における上下階の建物ユニット12の間
に第1の連結プレート31を取着するとともに、該第1の
連結プレート31の舌片状連結部31Aを水平方向に隣接す
る左右の建物ユニット12の間隔G内に突出配置し、
(B)水平方向に隣接する左右の他方側における上下階
の建物ユニット12の間に第2の連結プレート32を取着す
るとともに、該第2の連結プレート32の舌片状連結部32
Aを水平方向に隣接する左右の建物ユニット間隙G内に
突出配置し、(C)第1と第2の両連結プレート31、32
の舌片状連結部31A、32Aをボルト33及びナット34にて接
続する。
する左右の一方側における上下階の建物ユニット12の間
に第1の連結プレート31を取着するとともに、該第1の
連結プレート31の舌片状連結部31Aを水平方向に隣接す
る左右の建物ユニット12の間隔G内に突出配置し、
(B)水平方向に隣接する左右の他方側における上下階
の建物ユニット12の間に第2の連結プレート32を取着す
るとともに、該第2の連結プレート32の舌片状連結部32
Aを水平方向に隣接する左右の建物ユニット間隙G内に
突出配置し、(C)第1と第2の両連結プレート31、32
の舌片状連結部31A、32Aをボルト33及びナット34にて接
続する。
この時、両連結プレート31、32は、下階建物ユニット
12の柱14の上閉塞板19と上階建物ユニット12の柱14の下
閉塞板18との間にて、前述の接合ピン24A、24Bに嵌着さ
れることにてそれら上下階の建物ユニット12の間に取着
される。このため、各連結プレート31、32は、閉塞板1
8、19のアイボルト用孔20、接合ピン用孔21のそれぞれ
に対応するアイボルト用孔20A、接合ピン用孔21Aを備え
ている。
12の柱14の上閉塞板19と上階建物ユニット12の柱14の下
閉塞板18との間にて、前述の接合ピン24A、24Bに嵌着さ
れることにてそれら上下階の建物ユニット12の間に取着
される。このため、各連結プレート31、32は、閉塞板1
8、19のアイボルト用孔20、接合ピン用孔21のそれぞれ
に対応するアイボルト用孔20A、接合ピン用孔21Aを備え
ている。
両連結プレート31、32は、対応する建物ユニット12へ
の取着状態下で、それら舌片状連結部31A、32Aが互いに
上下逆方向へ偏倚して位置するように、それらの舌片状
連結部31A、32Aを曲げ成形している。
の取着状態下で、それら舌片状連結部31A、32Aが互いに
上下逆方向へ偏倚して位置するように、それらの舌片状
連結部31A、32Aを曲げ成形している。
尚、両連結プレート31、32の突き合わせ部分には、水
平方向に隣接する左右の建物ユニット12の間隙G内に設
備される配線、配管類の挿通用切欠部35が設けられてい
る。
平方向に隣接する左右の建物ユニット12の間隙G内に設
備される配線、配管類の挿通用切欠部35が設けられてい
る。
又、両連結プレート31、32には外壁取付用孔36も設け
られている。
られている。
尚、建物10の中間層にて、第8図のB部における如
く、水平方向に隣接する4つの建物ユニット12を連結す
る場合には、第5図に示す如くの第1の連結プレート41
と第2の連結プレート42を用いることにて、上述と同様
の構成を実施できる。第1の連結プレート41は左側にて
前後に隣接する建物ユニット12に取着され、第2の連結
プレート42は右側にて前後に隣接する建物ユニット12に
取着される。
く、水平方向に隣接する4つの建物ユニット12を連結す
る場合には、第5図に示す如くの第1の連結プレート41
と第2の連結プレート42を用いることにて、上述と同様
の構成を実施できる。第1の連結プレート41は左側にて
前後に隣接する建物ユニット12に取着され、第2の連結
プレート42は右側にて前後に隣接する建物ユニット12に
取着される。
又、建物10の中間層にて、第8図のC部における如
く、水平方向に隣接する3つの建物ユニット12を連結す
る場合には、第6図に示す如くの第1の連結プレート51
と第2の連結プレート52を用いることにて、上述と同様
の構成を実施できる。第1の連結プレート51は左側にて
前後に隣接する建物ユニット12に取着され、第2の連結
プレート52は右側に位置する建物ユニット12に取着され
る。
く、水平方向に隣接する3つの建物ユニット12を連結す
る場合には、第6図に示す如くの第1の連結プレート51
と第2の連結プレート52を用いることにて、上述と同様
の構成を実施できる。第1の連結プレート51は左側にて
前後に隣接する建物ユニット12に取着され、第2の連結
プレート52は右側に位置する建物ユニット12に取着され
る。
又、建物10の最上層にて、第8図のA部における如
く、水平方向に隣接する建物ユニット10を連結する場合
には、第3図、第4図に示す如く、1枚の連結プレート
61を用いることができる。連結プレート61の左側半部を
2本の固定ボルト62にて左側に位置する建物ユニット12
の柱14の上閉塞板19に固定し、連結プレート61の右側半
部を2本の固定ボルト63にて右側に位置する建物ユニッ
ト12の柱1の上閉塞板19に固定するものである。固定ボ
ルト62、63は前述のナット23に螺着される。
く、水平方向に隣接する建物ユニット10を連結する場合
には、第3図、第4図に示す如く、1枚の連結プレート
61を用いることができる。連結プレート61の左側半部を
2本の固定ボルト62にて左側に位置する建物ユニット12
の柱14の上閉塞板19に固定し、連結プレート61の右側半
部を2本の固定ボルト63にて右側に位置する建物ユニッ
ト12の柱1の上閉塞板19に固定するものである。固定ボ
ルト62、63は前述のナット23に螺着される。
次に、上記実施例の作用について説明する。
建物10の据付けに際し、縦列据付を優先する場合に
は、第7図(A)に示す如く、水平方向に隣接する左右
の一方側における上下階の建物ユニット12の間に第1の
連結プレート31を取着して縦列据付を行なうことになる
が、この縦列据付後に、上記第1の連結プレート31のそ
の舌片状連結部31Aを水平方向に隣接する左右の建物ユ
ニット間隙G内に突出せしめるのみである。即ち、第1
の連結プレート31はその舌片状連結部31Aを左右の他方
側におけるユニット据付領域内にまで大きく侵入せしめ
るものでない。
は、第7図(A)に示す如く、水平方向に隣接する左右
の一方側における上下階の建物ユニット12の間に第1の
連結プレート31を取着して縦列据付を行なうことになる
が、この縦列据付後に、上記第1の連結プレート31のそ
の舌片状連結部31Aを水平方向に隣接する左右の建物ユ
ニット間隙G内に突出せしめるのみである。即ち、第1
の連結プレート31はその舌片状連結部31Aを左右の他方
側におけるユニット据付領域内にまで大きく侵入せしめ
るものでない。
上記縦列据付後に水平方向に隣接する据付領域で、新
たな縦列据付を行なう時には、第7図(B)に示す如
く、水平方向に隣接する左右の他方側における下階建物
ユニット12を基礎11もしくはより下方の建物ユニット12
上の所定据付位置に吊り降ろす。この時、この下階建物
ユニット12の上面には第2の連結プレート32が取着さ
れ、この第2の連結プレート32はその舌片状連結部32A
を水平方向に隣接する左右の建物ユニット間隙G内に突
出せしめる。
たな縦列据付を行なう時には、第7図(B)に示す如
く、水平方向に隣接する左右の他方側における下階建物
ユニット12を基礎11もしくはより下方の建物ユニット12
上の所定据付位置に吊り降ろす。この時、この下階建物
ユニット12の上面には第2の連結プレート32が取着さ
れ、この第2の連結プレート32はその舌片状連結部32A
を水平方向に隣接する左右の建物ユニット間隙G内に突
出せしめる。
そして、必要により上記の下階建物ユニット12を吊
り上げる等により位置修正した後、上記第1と第2の両
連結プレート31、32の舌片状連結部31A、32Aを、ボルト
33及びナット34にて接続する。
り上げる等により位置修正した後、上記第1と第2の両
連結プレート31、32の舌片状連結部31A、32Aを、ボルト
33及びナット34にて接続する。
上記〜により上下階の建物ユニット12を縦列据付
する作業を、同一階の建物ユニット12を横列据付する作
業に優先して行なうに際し、水平方向に隣接する建物ユ
ニット12を容易に据付、位置修正した後、それら建物ユ
ニットを容易かつ確実に連結できる。
する作業を、同一階の建物ユニット12を横列据付する作
業に優先して行なうに際し、水平方向に隣接する建物ユ
ニット12を容易に据付、位置修正した後、それら建物ユ
ニットを容易かつ確実に連結できる。
第1と第2の両連結プレート31、32による連結を、各
建物ユニット12の柱14の端面にて行なうものであるか
ら、高い連結強度を確保できる。
建物ユニット12の柱14の端面にて行なうものであるか
ら、高い連結強度を確保できる。
第1と第2の両連結プレート31、32が、上下階の建物
ユニット12ための接合ピン24A、24Bに嵌着されることに
てそれら上下階の建物ユニット1〜2の間に取着される
ものであるから、上下階の建物ユニット12の接合と、水
平階の建物ユニット12の連結とを同時に達成できる。
ユニット12ための接合ピン24A、24Bに嵌着されることに
てそれら上下階の建物ユニット1〜2の間に取着される
ものであるから、上下階の建物ユニット12の接合と、水
平階の建物ユニット12の連結とを同時に達成できる。
第1と第2の両連結プレートの舌片状連結部31A、32A
を曲げ成形して、両連結プレート31、32の対応する建物
ユニット12への取着状態下で、それらの舌片状連結部31
A、32Aが互いに上下逆方向へ偏倚して位置するようにし
たものであるから、それらの舌片状連結部31A、31Aを互
いに干渉させることなく確実に接続できる。
を曲げ成形して、両連結プレート31、32の対応する建物
ユニット12への取着状態下で、それらの舌片状連結部31
A、32Aが互いに上下逆方向へ偏倚して位置するようにし
たものであるから、それらの舌片状連結部31A、31Aを互
いに干渉させることなく確実に接続できる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、上下階の建物ユニット
を縦列据付する作業を、同一階の建物ユニットを横列据
付する作業に優先して行なうに際し、水平方向に隣接す
る建物ユニットを容易かつ確実に連結できる。
を縦列据付する作業を、同一階の建物ユニットを横列据
付する作業に優先して行なうに際し、水平方向に隣接す
る建物ユニットを容易かつ確実に連結できる。
第1図は建物の中間層にて水平階の2つの建物ユニット
を連結する状態を示す側面図、第2図は第1図の平面
図、第3図は建物の最上層にて水平階の2つの建物ユニ
ットを連結する状態を示す側面図、第4図は第3図の平
面図、第5図は建物の中間層にて水平階の4つの建物ユ
ニットを連結する状態を示す平面図、第6図は建物の中
間層にて水平階の3つの建物ユニットを連結する状態を
示す平面図、第7図は3階の建物の据付過程を示す模式
図、第8図は3階建の建物のユニット据付状態を示す模
式図である。 10……建物、 12……建物ユニット、 14……柱、 14A、24B……接合ピン、 31、41、51……第1の連結プレート、 32、42、52……第2の連結プレート、 31A、32A…舌片状連結部、 33……ボルト(接続具)。
を連結する状態を示す側面図、第2図は第1図の平面
図、第3図は建物の最上層にて水平階の2つの建物ユニ
ットを連結する状態を示す側面図、第4図は第3図の平
面図、第5図は建物の中間層にて水平階の4つの建物ユ
ニットを連結する状態を示す平面図、第6図は建物の中
間層にて水平階の3つの建物ユニットを連結する状態を
示す平面図、第7図は3階の建物の据付過程を示す模式
図、第8図は3階建の建物のユニット据付状態を示す模
式図である。 10……建物、 12……建物ユニット、 14……柱、 14A、24B……接合ピン、 31、41、51……第1の連結プレート、 32、42、52……第2の連結プレート、 31A、32A…舌片状連結部、 33……ボルト(接続具)。
Claims (2)
- 【請求項1】上下方向に建物ユニットが複数積み重ねら
れてなる第1のユニット建物と第2のユニット建物が水
平方向に間隔を有して連結されてなるユニット建物の、
同一階同士の建物ユニット間を連結するユニット連結装
置において、(A)前記第1のユニット建物の互いに上
下関係にある1組の建物ユニットの鉄骨柱の端面間に第
1の連結プレートを取着するとともに、該第1の連結プ
レートの舌片状連結部を前記第2のユニット建物との間
隔内に突出配置し、(B)前記第2のユニット建物の互
いに上下関係にある1組の建物ユニットの鉄骨柱の端面
間に第2の連結プレートを取着するとともに、該第2の
連結プレートの舌片状連結部を前記第1のユニット建物
との間隔内に突出配置し、(C)前記第1と第2の両連
結プレートが、対応する建物ユニットへの取着状態下
で、それらの舌片状連結部が互いに上下逆方向へ偏倚し
て位置するように、少なくとも一方の連結プレートの舌
片状連結部を曲げ成形してなると共に、前記第1と第2
の両連結プレートの舌片状連結部が相重なる部分を貫通
する接続具にて接続することを特徴とするユニット連結
装置。 - 【請求項2】前記第1と第2の両連結プレートが、下階
建物ユニットの鉄骨柱の上端面に植設されて、上階建物
ユニットの鉄骨柱の下端面に穿設されている位置決め孔
に嵌挿する、上下階の建物ユニット連結用接合ピンに嵌
着される請求項1記載のユニット連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1282183A JP2607701B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | ユニット連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1282183A JP2607701B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | ユニット連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03144037A JPH03144037A (ja) | 1991-06-19 |
JP2607701B2 true JP2607701B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=17649161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1282183A Expired - Fee Related JP2607701B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | ユニット連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607701B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2634257B2 (ja) * | 1989-10-30 | 1997-07-23 | 積水化学工業株式会社 | ユニット連結装置 |
JPH05171692A (ja) * | 1991-12-20 | 1993-07-09 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建築物における住戸ユニットの接続構造 |
JP6730404B2 (ja) * | 2018-11-09 | 2020-07-29 | 株式会社スーパーホテル | 建物の接合構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52171106U (ja) * | 1976-06-19 | 1977-12-26 | ||
JPH01282184A (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-14 | Showa Denko Kk | 単結晶の製造方法およびその装置 |
JP2634257B2 (ja) * | 1989-10-30 | 1997-07-23 | 積水化学工業株式会社 | ユニット連結装置 |
-
1989
- 1989-10-30 JP JP1282183A patent/JP2607701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03144037A (ja) | 1991-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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