JP2540175B2 - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2540175B2
JP2540175B2 JP62306785A JP30678587A JP2540175B2 JP 2540175 B2 JP2540175 B2 JP 2540175B2 JP 62306785 A JP62306785 A JP 62306785A JP 30678587 A JP30678587 A JP 30678587A JP 2540175 B2 JP2540175 B2 JP 2540175B2
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貞二 佐藤
直己 改発
賢 近藤
完二 森
謙一 前田
一道 松田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はユニット建物に関する。
〔従来技術〕
建物の工業生産化率を高める方式として、特公昭52−
14525号公報に記載されるごとくのユニット建物があ
る。ユニット建物は、一組の建物を複数の建物ユニット
に分割し、各建物ユニットを工場において生産する。工
場において生産された建物ユニットは、建築現場に輸送
され予め施工された基礎の上に据え付けられる。ここ
で、ユニット建物は複数の直方体状の建物ユニットを隣
接配置して建築される。
従来、上記ユニット建物において、玄関ポーチ、バル
コニー等を設けるためには、特公昭52−14525号公報に
記載される如くの構造の採用が考えられる。この構造
は、建物ユニットの一つの水平面内に設けられる上梁に
コ字状のキャンティレバーを突出する状態にて接合し、
キャンティレバーをポーチ用庇、バルコニー用庇として
用いるものである。この構造によれば、柱のない玄関ポ
ーチ、バルコニー等が構築できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来提案されている構造によっ
て、ユニット建物に柱のない玄関ポーチ、バルコニー等
を形成する場合には、キャンティレバーを建物ユニット
の上梁に堅固に剛接合する必要がある。したがって、そ
の接合構造が複雑となり、また、工場を離れた建築現場
での施工に困難と危険をともなう。
本発明は、ユニット建物に柱のない玄関ポーチ、バル
コニー等を簡易に形成することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、柱と梁にて直方体状になした建物ユニット
を複数隣接配置して構築されるユニット建物において、
相隣る建物ユニットにて入隅を形成し、それら相隣る建
物ユニットの柱の上端部の入隅に面する側面に接続具を
取着し、入隅の上部にその接続具を介して屋根面構体を
設けるものであって、接続具は、柱取着部である垂直部
材と屋根面構体受部である水平部材とから成るL型部材
と、水平部材に対して垂直となるようにしてL型部材に
固着された屋根面構体取着部である溝型部材により形成
され、柱の上端部と接続具の柱取着部とをボルトにより
取着し、その接続具の屋根面構体受部に屋根面構体の側
端部を取り付け、更にその側端部を屋根面構体取着部に
ボルトにより取着したものである。
〔作用〕
本発明によれば、屋根面構体を屋根面構体受部に載置
しつつ屋根面構体を屋根面構体取着部にボルトにより取
着するので、屋根面構体の位置決め及び取着作業が容易
となる。また、屋根面構体受部及び屋根面構体取着部は
一体の接続具として、柱の上端にボルトにより取着され
るので、容易且つ確実に取着できる。このため、その接
合構造が単純となり、工場を離れた建築現場での施工性
を良好とすることができる。すなわち、ユニット建物に
柱のない玄関ポーチ、バルコニー等を簡易に形成するこ
とができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例における要部を分解して示
す斜視図、第2図は本発明における一実施例を示す斜視
図、第3図は第2図の模式平面図、第4図は第3図の要
部を詳細に示す断面図、第5図は第4図のV−V線に沿
う矢視図、第6図は第VI−VI線に沿う矢視図、第7図は
本発明に係る接続具を示す斜視図、第8図は第4図III
方向矢視の屋根面構体の梁を示す説明図、第9図は本発
明の他の実施例を示す模式平面図である。
第1図〜第6図において、ユニット建物10は、5個の
建物ユニット11(11A〜11E)を隣接配置し、各建物ユニ
ット11の上方にそれぞさ対応する屋根ユニット12(12A
〜12E)を搭載している。屋根ユニット12Aと12Bは屋根1
3を形成し、屋根ユニット12C〜12Eは屋根14を形成して
いる。
各建物ユニット11は、工場において、例えば軽量形鋼
からなる上梁15、下梁16、柱17にて骨組が組み立てら
れ、その骨組に必要に応じて床、天井、壁、各諸設備が
取り付けられ、内外共に仕上げられている(第1図参
照)。
各屋根ユニット12も、工場において、例えば軽量形鋼
にてトラス構造の骨組が組み立てられ、その骨組に屋根
材が取り付けられて屋根面を構成している。
ここで、ユニット建物10は、第1図、第2図に示す如
く、相隣る建物ユニット11Aと11Cにて形成された入隅の
上部に屋根面構体20を設けている。屋根面構体20は玄関
ポーチ用庇を形成する。
屋根面構体20は、第1図及び第3図に示す如く、相隣
る被着面21、22を構成する2本の例えば軽量形鋼からな
る梁23、24および両梁23、24とともに三角形屋根を形成
する例えば軽量形鋼からなる斜め梁25にて構成され、そ
れらの上部に屋根材26を備えている。また、取着面18、
19にはそれぞれ被着面21、22が対向している。尚、取着
面18と取着面19とは直交し、被着面21と被着面22とは相
直交している。
ここで屋根面構体20は、梁23の両端部を部屋ユニット
11Aの相対する柱17の上端部にボルト結合され、梁24の
両端部を部屋ユニット11Cの相対する柱17の上端部にボ
ルト接合されている。
上記ボルト結合構造は第4図〜第6図に示すとおり、
接続具28を介して行われることになる。
この接続具28は第7図に示す構造となしている。つま
り、接続具28は、柱取着部である垂直部材28aと屋根面
構体受部である水平部材28bとから成るL型部材28cと、
水平部材28bに対して垂直となるようにしてL型部材28c
に固着された屋根面構体取着部である溝型部材28dによ
り形成されている。さらに、溝型部材28dのフランジ端
縁は垂直部材28aに溶接され、溝型部材28dの下端縁は水
平部材28bに溶接されている。
そして、垂直部材28aにはボルト挿通孔281および282
が、水平部材28bにはボルト挿通孔283が開けられてい
る。溝型部材28dには作業用のボルト挿通孔284および裏
ナット28eが溶着されているボルト挿通孔285が開けられ
ている。
因みに、第8図においては屋根面構体20を構成する梁
24の端部のフランジ部には、上記挿通孔283と合わせる
ことになる挿通孔241が、また裏面に補強板31が溶着さ
れたウェブ部に上記挿通孔285と合わせることになる挿
通孔242が開けられている。
上記梁24と柱17とは、接続具28を介して次のように結
合される。
すなわち、先ず、柱17と接続具28とが、裏面に補強材
30が溶着された柱17の上端部に開けられた2個の挿通孔
(不図示)に、接続具28の挿通孔281と282に合わせて、
2本のボルト27により取着される。このとき、下側のボ
ルト27は溝型部材28dの作業用のボルト挿通孔284より挿
入されて取着されることになる。次に、屋根面構体20と
接続具28とは、屋根面構体20を構成する梁24のフランジ
部を水平部材28bに載置し、水平部材28b及び溝型部材28
dの挿通孔283と285とをそれぞれ梁24の挿通孔241と242
とに合わせてボルト291、29により取着される。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、屋根面構体20の相直交する2つ
の被着面21、22が、相隣る建物ユニット11A、11Cの入隅
形成部において相直交する2つの取着面18、19に対して
位置あわせされ、それぞれボルト結合される。この際、
屋根面構体20を水平部材28bに載置しつつ屋根面構体20
を溝型部材28dにボルト291、29により取着するので、屋
根面構体20の位置決め及び取着作業が容易となる。ま
た、水平部材28b及び溝型部材28dは一体の接続具28とし
て、柱17の上端にボルト27により取着されるので、容易
且つ確実に取着できる。このため、その接合構造が単純
となり、工場を離れた構築現場での施工性を良好とする
ことができる。すなわち、ユニット建物に柱のない玄関
ポーチ、バルコニー等を簡易に形成することができる。
このため、その接合構造が単純となり、工場を離れた建
築現場での施工性を良好とすることができる。すなわ
ち、ユニット建物10の柱のない玄関ポーチを簡易に形成
することができる。
更に、屋根面構体20は建物ユニットの1つの取着面に
片持ち支持されるものでなく、L型をなす2つの取着面
16、19に支持されることになるから、堅固な剛接合によ
ることなく確実に支持できる。
第9図のユニット建物40が上記ユニット建物10と実質
的に異なる点は、相隣る建物ユニット41A、41Bにて入隅
を形成するに際し、建物ユニット41Aはその一面の全長
にて入隅を形成し、建物ユニット41Bはその一面の一部
のみにて入隅を形成したことにある。これにより、建物
ユニット41Aはその一面の全長を屋根面構体44の取着面4
2とするのに対し、建物ユニット41Bはその一面の一部の
み屋根面構体44のための取着面43とすることになる。し
たがってまた、屋根面構体44は、相隣る被着面を構成す
る一方の梁45については、その両端部45A、45Bを建物ユ
ニット41Aの相対する柱46の上端部にボルト結合し、他
の梁47については、その片端部47のみを建物ユニット41
Bの柱46の上端部にボルト結合することになる。なお、
梁47と柱46との結合は前述のものと同様である。
このユニット建物40にあっても、屋根面構体44は建物
ユニットの1つの取着面に片持ち支持されるものではな
く、L形をなす2つの取着面42、43に支持されることに
なるから、堅固な剛接合によることなく確実に支持でき
る。したがってユニット建物40に柱のない玄関ポーチ、
バルコニー等を簡易に形成することができる。
なお、本発明の実施において、屋根面構体の相隣る建
物ユニットのそれぞれに取着されない面(ユニット建物
10における斜め梁25に相当する面)は直線上でなく、折
線上(屋根面形状は多角形となる)もしくは曲線上(屋
根面形状は円形の4分割形状等となる)であってもよ
い。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、ユニット建物に柱の
ない玄関ポーチ、バルコニー等を簡易に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における要部を分解して示す
斜視図、第2図は本発明の一実施例を示す斜視図、第3
図は第2図の模式平面図、第4図は第3図の要部を詳細
に示す断面図、第5図は第4図のV−V線に沿う矢視
図、第6図は第4図のVI−VI線に沿う矢視図、第7図は
本発明に係る接続具を示す斜視図、第8図は第4図III
方向矢視の屋根面構体の梁を示す説明図、第9図は本発
明の他の実施例を示す模式平面図である。 10、40……ユニット建物、 11(11A〜11E)……建物ユニット、 41A、41B……建物ユニット、 18、19、42、43……取着面、 20、44……屋根面構体、 27、29……ボルト、 28……接続具、 28a……垂直部材(柱取着部)、 28b……水平部材(屋根面構体受部)、 28c……L型部材(垂直部材+水平部材)、 28d……溝型部材(屋根面構体取着部)、 30、31……補強板、 241、242、281〜285……ボルト挿通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 熊田 武司 審判官 三浦 悟 審判官 藤枝 洋 (56)参考文献 特公 昭55−17181(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱と梁にて直方体状になした建物ユニット
    を複数隣接配置して構築されるユニット建物において、 相隣る建物ユニットにて入隅を形成し、それら相隣る建
    物ユニットの柱の上端部の入隅に面する側面に接続具を
    取着し、入隅の上部にその接続具を介して屋根面構体を
    設けるものであって、 接続具は、柱取着部である垂直部材と屋根面構体受部で
    ある水平部材とから成るL型部材と、水平部材に対して
    垂直となるようにしてL型部材に固着された屋根面構体
    取着部である溝型部材により形成され、 柱の上端部と接続具の柱取着部とをボルトにより取着
    し、その接続具の屋根面構体受部に屋根面構体の側端部
    を取り付け、更にその側端部を屋根面構体取着部にボル
    トにより取着したことを特徴とするユニット建物。
JP62306785A 1987-12-03 1987-12-03 ユニット建物 Expired - Lifetime JP2540175B2 (ja)

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JP2547898B2 (ja) * 1990-11-29 1996-10-23 積水化学工業株式会社 建物ユニットの庇取付構造
JPH0688381A (ja) * 1992-09-10 1994-03-29 Misawa Homes Co Ltd ユニット住宅のユニット構造体

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