JPH09279721A - 壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構築工法 - Google Patents
壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構築工法Info
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- JPH09279721A JPH09279721A JP8803496A JP8803496A JPH09279721A JP H09279721 A JPH09279721 A JP H09279721A JP 8803496 A JP8803496 A JP 8803496A JP 8803496 A JP8803496 A JP 8803496A JP H09279721 A JPH09279721 A JP H09279721A
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Abstract
ャスト鉄筋コンクリート構造物の構築工法を提供するこ
とである。 【解決方法】 プレキャスト鉄筋コンクリート造の壁板
2とプレキャスト鉄筋コンクリート造の床板13とを組
み合わせるとともに、前記壁板2及び床板13を内部の
緊張材3で緊張固定する壁式プレキャスト鉄筋コンクリ
ート構造物19の構築工法において、壁板2の接続によ
り形成された耐震壁4を桁行方向に沿って床1上に複数
立設し、これらの耐震壁4の間に、両側に補強壁9を備
えた門型梁10を立設し、前記一方の門型梁10の補強
壁9から耐震壁4を挟んだ他方の門型梁0の補強壁9に
かけて貫通した緊張材3で門型梁10を耐震壁4に組み
付けることである。
Description
筋コンクリート構造物の構築工法に関するものである。
物はプレキャスト鉄筋コンクリート造の壁板とプレキャ
スト鉄筋コンクリート造の床板とを組み合わせて躯体を
構築するが、これらの壁板と床板及び壁板同士の接合
は、壁板及び床板の接合端面から突出した接合筋を溶接
していた。
方法を示したものであり、十字状又はT字状に突き合わ
せた壁板20の接合端面から突出した接合筋21を溶接
し、その接合部にグラウト22を充填していた。
士の接合方法は、狭い接合部内での溶接作業であるため
作業性が悪く、熟練工を必要としていた。
たものであり、その目的は、熟練工や溶接作業を必要と
しない壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構築
工法を提供することである。
めの手段は、プレキャスト鉄筋コンクリート造の壁板と
プレキャスト鉄筋コンクリート造の床板とを組み合わせ
るとともに、前記壁板及び床板を内部の緊張材で緊張固
定する壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構築
工法において、壁板の接続により形成された耐震壁を桁
行方向に沿って床上に複数立設し、これらの耐震壁の間
に、両側に補強壁を備えた門型梁を立設し、前記一方の
門型梁の補強壁から耐震壁を挟んだ他方の門型梁の補強
壁にかけて貫通した緊張材で門型梁を耐震壁に組み付け
ることである。
鉄筋コンクリート構造物の構築工法の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。
プレキャスト鉄筋コンクリート造の壁板2を桁行方向に
建て込んで、垂直方向に埋設されたPC鋼棒やPC鋼線
等の緊張材3で緊張固定して耐震壁4を形成する。
に噛み合って接続され、その接合部にグラウト6が充填
されている。また壁板2の上面には接合筋7が突設さ
れ、接合部と反対側の端部にはバルコニー用の片持梁8
が突設されている。
部と両側部とに、両側に補強壁9を備えたプレキャスト
鉄筋コンクリート造の門型梁10を建て込んで、垂直方
向に埋設された緊張材3で床1に緊張固定する。この門
型梁10の上面にも前記壁板2と同様の接合筋7が突設
されている。
壁板2にかけて差し込んだ緊張材3を緊張して門型梁1
0の一方を耐震壁4に接合する。また耐震壁4の中央
部、すなわち壁板2同士の接合部においては緊張材3
が、図2に示すように、互いの凸部5aに定着されて門
型梁10を強固に接合する。
すような山形のコッタ11が形成され、該コッタ11と
耐震壁4との間にグラウト6が充填されている。
方側に前記と同様の方法で壁板2を建て込んで耐震壁4
を形成する。そして、図7に示すように、前記と同様の
方法で耐震壁4の中央部及び両側部に門型梁10を立設
し、先に立設した門型梁10とで耐震壁4を挟み付ける
ようにする。
から、後に立設した門型梁10の補強壁9にかけて差し
通した緊張材3を緊張して門型梁10を耐震壁4に接合
する。図8は耐震壁4の中央部、すなわち壁板2の接合
部に門型梁10が接合された断面を示したものであり、
耐震壁4の両面に当接された補強壁9が内部を貫通した
緊張材3で締め付けられており、補強壁9のコッタ11
と耐震壁との間にはグラウト6が充填されている。この
緊張材3も前記と同様に、接合部における壁板2の凸部
5aを通って貫通されている。
が接合された断面を示したものであり、緊張材3が壁板
2の凸部5aを通って貫通されていない他は前記と同一
の構成である。
の接合及び、耐震壁4の立設という作業を順次繰り返す
ことにより所定階の壁12が組み立てられる。そして、
図10に示すように、プレキャスト鉄筋コンクリート造
の床板13を門型梁10の上面に設置するとともに、壁
板2から突設した片持梁8にバルコニー用床板14を載
せる。
は、図11に示すように、鉄筋15が突出されて門型梁
10の接合筋7の上面に重ね配筋される。
13の上面にトッピングコンクリート16が打設されて
所定階の床17及びバルコニー18が形成される。そし
て所定階の床17を構築したら、この上に上記と同様の
方法によってさらに他の壁及び床を順次形成することに
より、図10に示すような壁式プレキャスト鉄筋コンク
リート構造物19が構築される。
行方向に沿って床上に複数立設し、これらの耐震壁の間
に、両側に補強壁を備えた門型梁を立設し、前記一方の
門型梁の補強壁から耐震壁を挟んだ他方の門型梁の補強
壁にかけて貫通した緊張材で門型梁を耐震壁に組み付け
ることことにより、溶接作業や熟練工を必要とせずに壁
式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物を構築すること
ができる。
予め突設されたことにより、別途にバルコニー用の片持
梁を構築する必要がないので、バルコニーを簡単に構築
することができる。
た凹凸部が噛み合って接続されていることにより、一体
的に製造したのと同様の耐震壁が形成できる。
成されるとともに、前記接合端面と耐震壁との間にはグ
ラウトが注入されたことにより、門型梁と耐震壁とを強
固に接合することができる。
面図、(2)は(1)のA−A線断面図である。
である。
る。
図である。
図である。
である。
である。
示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 プレキャスト鉄筋コンクリート造の壁板
とプレキャスト鉄筋コンクリート造の床板とを組み合わ
せるとともに、前記壁板及び床板を内部の緊張材で緊張
固定する壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構
築工法において、壁板の接続により形成された耐震壁を
桁行方向に沿って床上に複数立設し、これらの耐震壁の
間に、両側に補強壁を備えた門型梁を立設し、前記一方
の門型梁の補強壁から耐震壁を挟んだ他方の門型梁の補
強壁にかけて貫通した緊張材で門型梁を耐震壁に組み付
けることを特徴とする壁式プレキャスト鉄筋コンクリー
ト構造物の構築工法。 - 【請求項2】 前記耐震壁における両端部の壁板にはバ
ルコニー用の片持梁が突設されていることを特徴とする
請求項1に記載の壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構
造物の構築工法。 - 【請求項3】 前記耐震壁を形成する壁板は接合部に形
成された凹凸部が噛み合って接続されていることを特徴
とする請求項1又は2に記載の壁式プレキャスト鉄筋コ
ンクリート構造物の構築工法。 - 【請求項4】 前記門型梁の接合端面にはコッタが形成
され、前記接合端面と耐震壁との間にはグラウトが注入
されていることを特徴とする請求項1、2、3のいずれ
かに記載の壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の
構築工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8803496A JP2920108B2 (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8803496A JP2920108B2 (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構築工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09279721A true JPH09279721A (ja) | 1997-10-28 |
JP2920108B2 JP2920108B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=13931548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8803496A Expired - Fee Related JP2920108B2 (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構築工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920108B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015054735A1 (en) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | J . I . C . International Pty Ltd | Building method and system |
CN112359965A (zh) * | 2020-11-20 | 2021-02-12 | 中国建筑第五工程局有限公司 | 一种带肋模构造的预制混凝土装配式结构及其施工方法 |
CN113846746A (zh) * | 2021-10-13 | 2021-12-28 | 成都建工第一建筑工程有限公司 | 一种利于高效施工的地下室结构及施工方法 |
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---|---|---|---|---|
JP4762406B2 (ja) * | 2000-09-21 | 2011-08-31 | 株式会社竹中工務店 | 高層壁式建物 |
KR101182536B1 (ko) | 2011-10-20 | 2012-09-12 | 전호형 | 용도와 기능에 맞는 표면재와 구조용 철근을 적용하고 조립식 구조를 갖는 더블월 피씨패널 |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP8803496A patent/JP2920108B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2920108B2 (ja) | 1999-07-19 |
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