JPH0427018A - コンクリート製組立型地下室の施工方法 - Google Patents

コンクリート製組立型地下室の施工方法

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JPH0427018A
JPH0427018A JP2133154A JP13315490A JPH0427018A JP H0427018 A JPH0427018 A JP H0427018A JP 2133154 A JP2133154 A JP 2133154A JP 13315490 A JP13315490 A JP 13315490A JP H0427018 A JPH0427018 A JP H0427018A
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福富 秀雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野」 本発明はコンクリート製組立型地下室の施工方法にかか
わり、特に複数のプレキャストコンクリート製ブロック
を箱型に一体化してなる地下ユニントによって形成した
地下室の施工方法に関するものである。
「従来の技術」 近年における住宅事情の悪化などから、一般の住宅にお
いても地下室を設置することが行なわれるようになって
きた。
従来、住宅の地下室は、地下収蔵庫として構成されたも
のが多いため、その構造も例えば容器状のカフセルを、
地面に掘った穴の中にアンカーボルトを介して据え付け
、穴を埋め戻してなる構成のものなどであった(例えば
特公平1−15663号「地下庫およびその製造方法J
参照)。
しかし、このような構成の地下室は、地下収蔵庫として
機能された構成であるため、全体的に内部の大きさが小
さく、住宅の居室として要求される機能を十分満足させ
るものではなかった。したがって、近年では、地下室を
コンクリート造りとして部屋全体を大型化する傾向にあ
る。
このような鉄筋コンクリート製の地下室は、例えば現場
打ちコンクリートにより築造されたものが一般的である
。これは、まず、パワーショベル等を用いて地下室の敷
地よりやや広めに掘削工事を行ない、次に、その底部に
砂利等を敷いて、該砂利等を敷いた上にコンクリートを
打設して、いわゆる基礎コンクリートの施工を行なう。
そして、床鉄筋を格子状に配設して、この床鉄筋にコン
クリートを打設し、このとき、側壁が立設される位置に
側壁の鉄筋に連設される突出筋をコンクリートの表面か
ら突出するように配設しておく。
次に、床部のコンクリートが固まった後に、その所定の
位置に突出した突出筋に側壁の縦筋を連結し、これら側
壁の縦筋に、横筋を連結して、側壁の鉄筋を施工する。
次いで、施工した側壁の鉄筋の両側に型枠を組立てて、
その中にコンクリートを打設して側壁を施工する。
そして、側壁のコンクリートが固まった後に、型枠を解
体し、側壁の外側の空間を埋めて完成させるものである
「発明が解決しようとする課題J しかしながら、従来の地下室の技術においては、その施
工作業が現場打ちコンクリートの施工作業となるため、
現場での作業能率が悪く、工期が長くなるなどの難点が
あった。
しかも、現場打ちコンクリートによる施工作業では、側
壁を構築する場合に、側壁鉄筋の両側に型枠を組立てる
ための空間を設けなければならず、施工面積よりも広め
に地盤を掘り下げなければならず、コスト高になるなど
の問題点があった。
そこで、本発明者等はこれらの問題点を解決すべく鋭意
研究した結果、地下室全体をプレキャストコンクリート
製ブロックの接合により築造すれば、現場での作業能率
が向上し、またブロックの据え付けだけで地下室が形成
されるので、掘削面積も少なくてすむとの考えに至った
しかしながら、地下室の構造をプレキャスト化した場合
には、次のような解決すべき課題が残されている。
すなわち、地下室の施工においては、特に、ブロックの
据え付は作業を、制限された穴の中で行なわなければな
らず、また重量物であるコンクリート製のブロックを据
え付けるにあたり、多くの作業員が穴の中で作業するた
めに、ブロックを据え付けるべき基盤部を作業員が踏み
荒らしてしまい、ブロックの底板部と基盤部との定着が
難しくなる点である。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、プレキャストコンクリド製ブロックに
より、地下室を形成するに際し、ブロックの底板部と基
盤部との定着を容易に図ることのできるコンクリート製
組立型地下室の施工方法を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するために本発明は、底板部およびこ
の底板部の周囲を囲む側板部により上面が開口した矩形
箱型の地下ユニットを、その幅方向に複数隣接した状態
で並べ、隣接する地下ユニントどうしを相互に接合し一
体化してなるコンクリート製組立型地下室の施工方法で
あって、前記地下ユニットを、その長手方向に直交する
複数の面で分割して、底板部および相対向する側板部か
らなる縦断面U字型の本体部と、底板部およびこの底板
部の周囲3面を囲む側板部からなる妻壁部とに分け、こ
れら各部をそれぞれプレキャストコンクリートにより本
体ブロックと妻壁ブロックとして製造しておき、これら
ブロックをひとつづつ基礎部に据え付けながら、最終的
に地下ユニットを組立てるに際し、ブロックを据え付け
る前に、その都度、基礎部のブロックを据え付けるべき
位置にブロックの底板部の大きさに合わせてグラウト材
を調製することを特徴とするものである。
ここで、グラウト材とは、ブロックの底板部と基礎部と
の隙間を埋める充填材であって、たとえばモルタルなど
が適用される。
「作用」 前記構成のコンクリート製組立型地下室の施工方法によ
れば、地下ユニットを形成する本体ブロック、妻壁ブロ
ックを基盤部に据え付ける度に、ブロックの底板部と基
盤部との間に予めグラウト材を調製するようにしている
ので、たとえ基盤部が作業員により踏み荒らされるよう
な場合でも、ブロックと基盤部との定着を良好に行なう
ことができ、品質の良い地下室の施工が可能になる。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明にかかる組立型コンクリート製地下室
の施工方法を示す工程図であり、3つの地下ユニットか
らなる地下室の施工方法が示されている。
まず、この第1図を参照して、本発明による施工方法を
実施する際の基本的な考え方を説明する。
地下室をプレキャストコンクリート製とした場合に問題
となるのは、第1に、築造すべき地下室の内部を区画し
、それぞれをブロックに分割してもブロック自身の大き
さが大型化し、またその種類も多くなり、現場での施工
作業が複雑化することである。
また第2には、このようなコンクリート製のブロックを
据え付けるにあたっては、多くの作業員が穴の中で作業
するために、ブロックを据え付けるべき基盤部が作業具
により踏み荒らされてしまい、ブロックの底板部と基盤
部との定着が難しくなることである。
そこで、本発明では、築造すべき地下室として、底板部
およびこの底板部の周囲を囲む側板部により上面が開口
した矩形箱型の地下ユニツ)1.2から構成し、当該地
下ユニット1.2を、その幅方向に複数隣接した状態で
並べ、隣接する地下ユニット1.2どうじを相互に接合
し一体化してなる構成のものとし、この際、現場へのブ
ロックの運搬性、ブロック据え付けの際の作業性等を考
慮し、その運搬性、施工性を良好にする目的で、前記地
下ユニット1.2を、それぞれ地下ユニットの長手方向
に直交する複数の面で分割された縦断面U字型の本体ブ
ロック1O120と、地下ユニットの両端を構成する妻
壁ブロック11.21とから構成したものである。
また、本発明では、ブロック1O111,20,21を
びとつづつ基礎部Bに据え付けながら、最終的に地下ユ
ニット1.2を組立てるに際し、ブロックを据え付ける
前に、その都度、基礎部Bのブロックを据え付けるべき
位置にブロックの底板部の大きさに合わせてグラウト材
50を調製することを特徴とするものである。
次に、第2図ないし第11図を参照して、この施工方法
に用いられる地下ユニ7トの具体例について説明する。
第2図および第3図はそれぞれ組立型コンクリート製地
下室の概略を示す断面図で、図中符号Gが地下室、符号
Hがこの地下室の上に載置される住宅家屋である。
前記地下室Gは、上面が開口した矩形箱型の2種類の地
下ユニット1.2を、その幅方向に隣接した状態(図示
例では地下ユニット2を間に挾んでその左右に地下ユニ
ット1を隣接した状態)で並べ、地下ユニット1.2の
隣接する側板部どうしを側板部を貫通する連結ボルトお
よび連結金物を介して相互に接合して、これら地下ユニ
ット1.2を一体化してなる基本構造となっている。そ
して、図示例では、前記地下ユニントl、2が基礎とし
ても作用し、この上に家屋などの建物Hが載置されるも
のである。
この地下室の左右を構成する地下ユニット1は、地下ユ
ニットの長手方向に直交する面で分割された複数のプレ
キャストコンクリート製ブロック(本体ブロックlO1
妻壁ブロック11)を止水用の目地材を介在させて互い
に連結し、PCII材13で一体化して組立てられてな
り、また、前記プロ7り10.11の上端には各ブロッ
クを連結する長短2種類の臥梁14.15が架は渡され
ているものである。
前記本体ブロック10.11はそれぞれ予め工場におい
て所定の形状、寸法に製作されるもので、本体ブロック
10は地下ユニット1の中央部を構成するようになって
おり、また妻壁プロ・ンク11は地下ユニット1の両端
部の妻壁部を構成するようになっている。
そして、これらの全てのブロック1O111は、端面ど
うじが突き合わされ、これらブロックを貫通するPCi
l材13全13することによってプレストレスが導入さ
れ、これにより各ブロックは強固に連結されて地下ユニ
ットを形成しているものである。
なお、ブロックの端面には目地材が施工されて地下ユニ
ットに十分な水密性が確保されている。
前記本体ブロック10は、底板部10aおよび相対向す
る側板部Job、10cによって縦断面U字型に形成さ
れており、底板部10aの左右両側にはそれぞれPCi
il材13を通すためのシース管が設けられるとともに
、側板部10b、10cの上端には臥梁14.15を止
める長ボルト16をねじ込むためのインサート17が埋
設されている(第5図参照)。なお、図示例では、前記
長ボルト16は、おねじの形成された軸体16aと、こ
の軸体16aの上部に定着板16bを介して螺合される
ナツト16cとを主体として構成されている。
また前記側板部10b、10cには、第6図および第7
図に示すように、必要に応じてボルト・ナツト18a、
18bにより止められる構造の継手金物18が取付けら
れる。
そして、前記本体ブロック10を構成する側板部10b
、10cのうち地下ユニット2に接合される側の側板部
10cの厚さWは他の側板部10bの厚さTの約2/3
の大きさに設定されており、これにより、側板部どうし
を重ね合わせたときにこの部分の壁の厚さが厚くならな
いように配慮されている(なお、実際には、他の地下ユ
ニ7トと接合しない側板部が180mm厚であるのに対
して接合される側板部は120mmとなっている)。
また実施例では、この側板部10cに地下ユニット連結
用の連結ボルト29を通す挿通孔10eが設けられ、さ
らにこの側板部10cに臨む底板部10aに、底板部上
面とブロックの外面とを連通ずる四部10dが形成され
るとともに、この四部10d内にはインサート31が埋
設され、地下ユニット連結用の連結金物30を凹部10
dに固定できるようになっている(第8図および第9図
参照)。
一方、地下ユニントlの両端を構成する妻壁ブロック1
1は、第10図に示すように、矩形に形成された底板部
11aとこの底板部11aの周囲3面を囲む側板部11
b、llc、lldによって形成されており、実施例で
は側板部11cが地下ユニント1の妻壁を構成するよう
になっている。
そして、この妻壁ブロック11においても、地下ユニッ
ト2に接合される側の側板部11dの厚さWが他の側板
部11bの厚3Tの約2/3の大きさに設定され、隣接
する地下ユニットの側板部どうしを重ね合わせたときに
この部分の壁の厚さが厚くならないように配慮されてい
る。
なお、前記底板部11aの左右両側にはそれぞれPC鋼
材13を通すためのシース管が妻壁に開口して設けられ
ており、またこのシース管の開口部がPC鋼材13の定
着部となっている。
一方、前記妻壁ブロック11の各側板部11b、11c
、lldの上端にも、第5図に示すように、臥梁14.
15を止める長ボルト16をねじ込むためのインサー)
17が埋設されている。
次に、地下ユニントlの間に挾まれる地下ユニット2の
構成について説明する。
この地下ユニット2も、基本的には、前述した地下ユニ
ットlと同様に、地下ユニットの長平方向に直交する面
で分割された複数のプレキャストコンクリート製ブロッ
ク20.21を止水用の目地材を介在させて互いに連結
し、PCmC工材で一体化して組立てられてなるもので
、前記ブロック20.21の上端にはこれらブロックを
連結するようにして長短2種類の臥梁14.15が架は
渡されている。
また、地下ユニット2を構成する2種類のプロツり20
.21も、基本的に地下ユニットlのブロックと同様に
、ブロック20.21の端面どつしが突き合わされ、こ
れらブロックを貫通するPC鋼材13を緊張することに
よってプレストレスが導入されるようになっている。
なお、前記本体ブロック20は底板部20aおよび相対
向する側板部20b、20cによって縦断面U字型に形
成され、また地下ユニット2の両端の妻壁ブロック21
は矩形に形成された底板部21aとこの底板部21aの
周囲3面を囲む側板部21b、21c、21dによって
形成されている点は、先のブロック10.11と同様で
ある。
しかしながら、この地下ユニント2においては地下ユニ
ット1の間に挾まれて設置される構造上、地下ユニット
2の中央部を構成する本体ブロック20および地下ユニ
ットの妻壁部を構成する妻壁ブロック21の対向する左
右の側板部20b、20c、21b、21dがそれぞれ
、本体ブロック10の外壁を構成する側板部10bの厚
さTの約2/3の大きさに形成されていることに特徴を
有している。
なお、これらのブロック20.21においても、PC鋼
材13のシース管を設ける点、側板部20b、20c、
21b、21c、21dの上端に、それぞれ臥梁14.
15を止める長ボルト16をねじ込むためのインサート
17を埋設する点、必要に応じて側板部20b、20c
などに、継手金物18を取付ける点、地下ユニット連結
用の連結金物30を固定する四部20d、連結ボルト2
9を通す挿通孔20eを設ける点などについでは前述し
たブロック10.11と同様である。
前記ブロック10.11の上端に架は渡される長短2種
類の臥梁14.15について説明すると、各臥梁14.
15はそれぞれプレキャストコンクリートによって四角
柱状に形成されていて長手方向に連結されたブロック1
O111,20,21の上端を固定すると共に、上部建
築物(図示例では家屋)の1階床パネルを支持するもの
で、長尺の臥梁14は地下ユニット1の長手方向に沿う
側板部上に臥梁14の上下に貫通する長ポル)16によ
り固定されるようになっている。
なお、この臥梁14の側部には、第11図に示すように
、短尺の臥梁15を載せる載置部14aが突出形成され
ており、短尺の臥梁15の上下を貫通する長ボルト16
をインサート17にねじこむことによって載置部14a
に強固に固定できるようになっている。なお、実施例で
は短尺の臥梁15として、プレキャストコンクリート製
のものが用いられているが、H型鋼を主体としたもので
あってもよい。
ところで、家屋Hとしては、例えばユニット化した床パ
ネルを臥梁14の上に敷き込み、その上に1階の壁パネ
ルおよび2階の床パネル、2階の壁パネルを組み上げ、
さらに、軸組、木組等をして、屋根パネルを組み立てて
なる構成のものなどが挙げられるが、家屋の構成はこの
ようなものに限定されるものではなく、在来工法で構築
されるものや、ユニット住宅などであっても良い。
なお、前記各パネル工法による家屋の場合における家屋
と臥梁との接合は、例えば臥梁の上面に、アンカーボル
トを突出させて設けておき、このアンカーボルトを介し
て壁、床等のパネルを一体化するようにすればよい。
次に、このように構成された地下ユニット等を用いて実
際に地下室を施工する方法およびその作用を説明する。
まず、地下ユニットl、2を構成する各プレキャストコ
ンクリート製ブロックは、工場において、予め一定の寸
法、形状にコンクリート等によって一体に打設して形成
される。
そして、これらブロックは、トラックによって作業現場
に運搬されるが、この際、ブロックは地下ユニットの長
手方向に直交する面で分割された断面U字型に形成され
ているため、ブロックの種類は地下ユニットの中央部を
形成するU字型のものと、妻壁を形成するものとの2種
類で済み、特に大型地下室を構成する場合には、U字型
のブロックの数を増すことにより対応できるので、ブロ
ック自身を大型化する必要がなく、現場への運搬性をき
わめて良好にすることができる。
次に、現場において、地下室を組立てるには、地下室を
構築すべき地面の根切り作業を行ない、所定の大きさの
穴を掘った後、割栗地業工程、捨てコンクリートの打設
工程を経て、基礎部Bの施工を行ない、また、この際に
ブロックの据え付はレベルの基準となる鋼管40を埋め
込む(第1図(イ)参照)。
次いで、ブロックをトラックからクレーン等を使って吊
り下ろし、次々にこれらを組合わせて接合していくわけ
であるが、その組立て順序は第1図(ロ)ないしくト)
による工程により行なう。
すなわち、一番最初の据え付けは第1図(ロ)に示すよ
うに、配置の中心部(実施例では地下ユニット2の中心
部)から始め、第1図(ハ)に示すように、この本体ブ
ロック20の左右に地下ユニットlの本体ブロック10
を接合する。
一方、この本体ブロックlOの据え付けに当たっては、
第1図(イ)に示すように、本体ブロックの据え付は前
に、基礎部Bの据え付は位置に本体ブロックの底板部の
大きさに合わせてグラウト材50を調製する。このグラ
ウト材50としては例えばから練りモルタルなどが適用
され、その調製は、以後、ブロックの据え付けの都度性
なうものである(第1図(ロ)、(ハ)、く二)参照)
なお、前記において(左右に地下ユニット1の本体ブロ
ック10を接合する際において)、本体ブロック10.
20の間に連結金物30を差し渡すとともに、これらブ
ロックを貫通する連結ボルトを使って各ブロックを一体
化する。
その後、地下ユニット2の本体ブロック20をその軸方
向に接合しながら、その都度、本体ブロック20の左右
に、地下ユニット1の本体ブロック10を据え付は接合
していき、最終的に妻壁を形成する妻壁ブロック11.
21を取付け、各ブロックのシース穴にPC鋼材13を
挿入し、これをジヤツキにより緊張して両端を定着する
ことによりプレストレスを導入する(第1図(ホ)参照
)。
なお、pcm材13の緊張後、シース管内にグラウトの
充填を行なう。
PC鋼材13の緊張後、第1図(へ)に示すように、地
下ユニットの側板部の上に長尺の臥梁14を取付け、さ
らに第1図(ト)に示すように、短尺の臥梁15を組つ
けて地下室の躯体を完成させる。
そして、最終的に内部の仕上げ工事等を完了させると、
地下室が完成する。
一方、前記家屋Hの施工は、例えば、家屋の構成がパネ
ルを主体として構成されている場合には、臥梁14.1
5の上にユニント化した床パネルを敷き込み、その上に
1階および2階の壁パネルを組み上げ、さらに、軸組、
木組等をして、屋根パネルを組み立てて、建築物を構築
するといった方法が採られる。
なお、1階部分の各壁パネルは、コンクリート製の臥梁
の上面より突出するアンカーボルトへ壁パネルの下端の
穴を落とし込んでボルト締めにより、一体化すれば良い
以上の手順によれば、配置の中心からブロックを据え付
けて、ブロックの左右前後にブロックを組立てていくよ
うにしたことから、根切り穴の内部においで、各ブロッ
クの据え付け、接合作業を精度良<実施していくことが
できる。すなわち、実施例においては、地下室の中心に
位置する本体ブロックを基準に他のブロックを接合して
いくため、どのブロックも前記暴悪とする本体プロ7り
から大きく離れてしまうことがなくなるので、基糸のプ
ロ7りに対してずれを小さくすることができるので、接
合作業を精度良〈実施していくことができるものである
また、実施例によれば、地下ユニント1.2を形成する
本体ブロック10.20、妻壁ブロック11.21を基
盤部Bに据え付ける度に、ブロック10.20.11.
21の底板部と基盤部との間に予めグラウト材50を調
製するようにしているので、たとえ基盤部Bが作業員に
より踏み荒らされるような場合でも、ブロックと基盤部
との定着を良好に行なうことができ、品質の良い地下室
の施工が可能になる。
また実施例では、地下ユニットを構成する前記ブロック
10.11.20.21は、その接合される側板部が他
の側板部の約2/3の厚さに形成されているため、側板
部どうしを接合させて重ね合わせても仕切りとなる側壁
が特に厚みを増すことがないので、複数の地下ユニット
をその幅方向に繋げる構成の地下室であっても、部材の
有効利用が図れ、内部の仕切り壁の厚さが増すことがな
l/)といった利点を有する。
また実施例では、地下室を構成する地下ユニ・ノドを、
その長手方向に直交する面で分割する形態の複数のプレ
キャストコンクリート製ブロックにより築造する構成と
したので、ブロックを長手方向に連結する単純作業によ
り地下ユニットを形成し得て、現場での組立てを容易に
実施することができる。
さらに実施例では、地下室の臥梁を基礎として、この上
に家屋Hを組立てていく構成としてし)るので、従来必
要であった基礎の施工作業を省略することができ、また
、これにより基礎の位置に制限を受けることなく、地下
室を形成することができるので、大型の地下室を容易に
築造することができるといった利点がある。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではな
く、その設計要求などに応じて、ブロックの大きさ、形
状等を変更できることは言うまでもない。また、部屋の
入り口などを形成する部分の各ブロックには、必要に応
じて、入り口を構成する開口部などが形成されることは
勿論であり、このような場合には底板部どうしが連結さ
れて部屋ユニットが一体化される。
「発明の効果」 以上説明したように本発明は、底板部およびこの底板部
の周囲を囲む側板部により上面が開口した矩形箱型の地
下ユニットを、その幅方向に複数隣接した状態で並べ、
隣接する地下ユニットどうしを相互に接合し一体化して
なるコンクリート製組立型地下室の施工方法であって、
前記地下ユニットを、その長手方向に直交する複数の面
で分割して、底板部および相対向する側板部からなる縦
断面U字型の本体部と、底板部およびこの底板部の周囲
3面を囲む側板部からなる妻壁部とに分け、これら各部
をそれぞれプレキャストコンクリートにより本体ブロッ
クと妻壁ブロックとして製造しておき、これらブロック
をひとつづつ基礎部に据え付けながら、最終的に地下ユ
ニットを組立てるに際し、ブロックを据え付ける前に、
その都度、基礎部のブロックを据え付けるべき位置にブ
ロックの底板部の大きさに合わせてグラウト材を調製す
ることを特徴とするものであるから、次のような優れた
効果を奏することができる。
(a)地下ユニットを形成する本体ブロック、妻壁ブロ
ックを基盤部に据え付ける度に、ブロックの底板部と基
盤部との間に予めグラウト材を調製するようにしている
ので、たとえ基盤部が作業員により踏み荒らされるよう
な場合でも、ブロックと基盤部との定着を良好に行なう
ことができ、品質の良い地下室の施工が可能になる。
(b)地下室の主要部となる地下ユニットが、複数のプ
レキャストコンクリート製ブロックの連結により構成さ
れているので、現場打ちコンクリートによる地下室に比
べ、根切り穴の掘削も小さくて済み、現場作業を簡略化
できるといった利点もある。
(C)地下ユニットの数を増やしても、その施工工程が
変わることがなく、ブロックの接合作業を増やすだけで
対応できるので、地下室の大型化に極めて簡単に対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明にかかるコンクリート製組立型地下室の施
工方法の一実施例を示すもので、第1図(イ)ないしく
ト)はこの地下室の施工工程を示す斜視図、第2図は地
下室の上に家屋を載置した状態を示す断面図、第3図は
その側断面図、第4図は隣接する地下ユニットの側板部
の連結構造を示す断面図、第5図は臥梁とカ11板部と
の連結構造を示す断面図、第6図はブロックどうしを連
結する継手金具の平面図、第7図はその断面図、第8図
は隣接する地下ユニットを繋ぐ連結金物を示す平面図、
第9図はその断面図、第10図は妻壁部を構成するブロ
ックの斜視図、第11図は臥梁の接合部の構造を示す断
面図である。 G・・・・・・地下室、H・・・・・・家屋、l、2.
3.4・・・・・・地下ユニット、10.11.20.
21・・・・・・プレキャストコンクリート製ブロック
、13・・・・・・PC鋼材、14.15・・・・・・
臥梁、16・・・・・・長ポルト、17・・・・・・イ
ンサート、1 訃−・−継手金物、30・・・・・・連
結金物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 底板部およびこの底板部の周囲を囲む側板部により上面
    が開口した矩形箱型の地下ユニットを、その幅方向に複
    数隣接した状態で並べ、隣接する地下ユニットどうしを
    相互に接合し一体化してなるコンクリート製組立型地下
    室の施工方法であって、前記地下ユニットを、その長手
    方向に直交する複数の面で分割して、底板部および相対
    向する側板部からなる縦断面U字型の本体部と、底板部
    およびこの底板部の周囲3面を囲む側板部からなる妻壁
    部とに分け、これら各部をそれぞれプレキャストコンク
    リートにより本体ブロックと妻壁ブロックとして製造し
    ておき、これらブロックをひとつづつ基礎部に据え付け
    ながら、最終的に地下ユニットを組立てるに際し、ブロ
    ックを据え付ける前に、その都度、基礎部のブロックを
    据え付けるべき位置にブロックの底板部の大きさに合わ
    せてグラウト材を調製することを特徴とするコンクリー
    ト製組立型地下室の施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8302357B1 (en) * 2010-10-26 2012-11-06 Kontek Industries, Inc. Blast-resistant foundations
CN103615007A (zh) * 2013-12-12 2014-03-05 中国建筑第八工程局有限公司 一种同时浇筑地下室外墙和底板的施工方法
CN107761765A (zh) * 2017-11-01 2018-03-06 中国铁路设计集团有限公司 全装配式地铁车站双柱主体结构及其施工方法

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CN103615007B (zh) * 2013-12-12 2015-09-09 中国建筑第八工程局有限公司 一种同时浇筑地下室外墙和底板的施工方法
CN107761765A (zh) * 2017-11-01 2018-03-06 中国铁路设计集团有限公司 全装配式地铁车站双柱主体结构及其施工方法

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