JPH0427021A - コンクリート製組立型地下室の躯体構造 - Google Patents

コンクリート製組立型地下室の躯体構造

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JPH0427021A
JPH0427021A JP2133161A JP13316190A JPH0427021A JP H0427021 A JPH0427021 A JP H0427021A JP 2133161 A JP2133161 A JP 2133161A JP 13316190 A JP13316190 A JP 13316190A JP H0427021 A JPH0427021 A JP H0427021A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は住宅の地下室として好適なコンクリート製組立
型地下室にかかわり、特に複数のプレキャストコンクリ
ート製ブロックを箱型に一体化してなる地下ユニットに
よって形成した地下室の躯体構造に関するものである。
「従来の技術」 近年における住宅事情の悪化などから、一般の住宅にお
いても地下室を設置することが行なわれるようになって
きた。
従来、住宅の地下室は、地下収蔵庫として構成されたも
のが多いため、その構造も例えば容器状のカプセルを、
地面に掘った穴の中にアンカーボルトを介して据え付け
、穴を埋め戻してなる構成のものなどであった(例えば
特公平1−15663号「地下庫およびその製造方法」
参照)。
しかし、このような構成の地下室は、地下収蔵庫として
機能された構成であるため、全体的に内部の大きさが7
4%さく、住宅の居室として要求される機能を十分満足
させるものではなかった。したがって、近年では、地下
室をコンクリート造りとして部屋全体を大型化する傾向
にある。
このような鉄筋コンクリート製の地下室は、例えば現場
打ちコンクリートにより築造されたものが一般的である
。これは、まず、パワーショベル等を用いて地下室の敷
地よりやや広めに掘削工事を行ない、次に、その底部に
砂利等を敷いて、該砂利等を敷いた上にコンクリートを
打設して、いわゆる基礎コンクリートの施工を行なう。
そして、床鉄筋を格子状に配設して、この床鉄筋にコン
クリートを打設し、このとき、側壁が立設される位置に
側壁の鉄筋に連設される突出筋をコンクリートの表面か
ら突出するように配設しておく。
次に、床部のコンクリートが固まった後に、その所定の
位置に突出した突出筋に側壁の縦筋を連結し、これら側
壁の縦筋に、横筋を連結して、側壁の鉄筋を施工する。
次いで、施工した側壁の鉄筋の両側に型枠を組立てて、
その中にコンクリートを打設して側壁を施工する。
そして、側壁のコンクリートが固まった後に、型枠を解
体し、側壁の外側の空間を埋めて完成させるものである
[発明が解決しようとする課題」 しかしながら、従来の地下室の技術においては、その施
工作業が現場打ちコンクリートの施工作業となるため、
現場での作業能率が悪く、工期が長くなるなどの難点が
あった。
しかも、現場打ちコンクリートによる施工作業では、側
壁を構築する場合に、側壁鉄筋の両側に型枠を組立てる
ための空間を設けなければならず、施工面積よりも広め
に地盤を掘り下げなければならず、コスト高になるなど
の問題点があった。
そこで、本発明者等はこれらの問題点を解決すべく鋭意
研究した結果、地下室全体をプレキャストコンクリート
製ブロックの接合により築造すれば、現場での作業能率
が向上し、またブロックの据え付けだけで地下室が形成
されるので、掘削面積も少なくてすむとの考えに至った
しかしながら、単に地下室の内部を区画し、それぞれを
ブロックに分割してもブロック自身の大きさが大型化し
、またその種類も多くなるなどの解決すべき課題が残さ
れている。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、少ない種類のプレキャストコンクリー
ト製ブロックにより、地下室を形成し得て、現場での作
業能率を向上させることができ、また施工コストの低減
を図ることのできるコンクリート製組立型地下室の躯体
構造を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するために本発明は、底板部およびこ
の底板部の周囲を囲む側板部により上面が開口した矩形
箱型の地下ユニットを、その幅方向に少なくとも2つ隣
接した状態で並べ、隣接する地下ユニットどうしを相互
に接合して、これら地下ユニットを一体に連結してなる
コンクリート製組立型地下室であって、前記地下ユニッ
トを、この地下ユニットの長手方向に直交する面で分割
された複数のプレキャストコンクリート製ブロックによ
り構成するとともに、これらプロ7りを金属製締結部材
により一体化し、しかも前記ブロックの側板部の内圧い
に接合される側板部を他の側板部よりも薄く形成してな
るものである。
「作用」 前記構成のコンクリート製組立型地下室の躯体構造によ
れば、地下室を上面が開口した箱型の地下ユニットを主
体として構成し、当該地下ユニットを、その長手方向に
直交する面で分割する形態の複数のプレキャストコンク
リート製ブロックにより築造する構成としたので、ブロ
ックを長手方向に連結する単純作業により地下ユニット
を形成し得て、現場での組立てを容易に実施することが
できる。
また、このようにして構築された地下ユニットをその幅
方向に連結して部屋数を増加させることができ、しかも
地下ユニットを構成する前記ブロックはその接合される
側板部が他の側板部よりも薄く形成されているため、側
板部どうしを接合させて重ね合わせても仕切りとなる側
壁が厚みを増すことかない。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図ないし第3図はこの発明にかかる組立型コンクリ
ート製地下室の躯体構造の一実施例を示すもので、実施
例は、上面が開口した矩形箱型の2種類の地下ユニット
l、2を、その幅方向に隣接した状態(図示例では地下
ユニット2を間に挾んでその左右に地下ユニッ)1を隣
接した状態)で並べ、隣接する地下ユニット1.2どう
じを側板部を貫通する連結ボルトおよび連結金物を介し
て相互に接合して、これら地下ユニットl、2を一体化
してなる基本構造となっている。そして、実施例では、
前記地下ユニッ)l、2が基礎としても作用し、この上
に家屋などの建物Hが載置される。
この地下室の左右を構成する地下ユニット1は、地下ユ
ニットの長手方向に直交する面で分割された複数のプレ
キャストコンクリート製ブロック10.11を止水用の
目地材を介在させて互いに連結し、金属製締結部材(実
施例ではPC鋼材)13で一体化して組立てられてなり
、また、前記ブロック10.11の上端には各ブロック
を連結する長短2種類の臥梁14.15が架は渡されて
いるものである。
前記ブロック10.11はそれぞれ予め工場において所
定の形状、寸法に製作されるもので、ブロック10は地
下ユニットlの中央部を構成するようになっており、ま
たブロック11は地下ユニット1の両端部の妻壁部を構
成するようになっている。
そして、これらの全てのブロック10.11は、端面ど
うじが突き合わされ、これらブロックを貫通するPC鋼
材13を緊張することによってプレストレスが導入され
、これにより各プロ7りは強固に連結されて地下ユニッ
トを形成しているものである。
なお、ブロックの端面には目地材が施工されて地下ユニ
ットに十分な水蜜性が確保されている。
前記ブロック10は、底板部10aおよび相対向する側
板部10b、10cによって縦断面U字型に形成されて
おり、底板部10aの左右両側にはそれぞれPC鋼材1
3を通すためのシース管が設けられるとともに、側板部
10b、10cの上端には臥梁14.15を止める長ボ
ルト16をねじ込むためのインサート17が埋設されて
いる (第5図参照)。
なお、図示例では、前記長ボルト16は、おねじの形成
された軸体16aと、この軸体16aの上部に定着板1
6bを介して螺合されるナツト16Cとを主体として構
成されている。
また前記側板部10b、locには、第6図および第7
図に示すように、必要に応じてボルト・ナツト18a、
18bにより止められる構造の継手金物18が取付けら
れる。
そして、本発明においては、前記ブロック10を構成す
る側板部10b、10cのうち地下ユニット2に接合さ
れる側の側板部10cの厚さWは他の側板部10bの厚
さTよりも薄く形成されたことを特徴としており、これ
により、側板部どうしを重ね合わせたときにこの部分の
壁の厚さが厚くならないように配慮されている。なお、
実施例では、厚さWは厚さTの約2/3の大きさに設定
されている。
また実施例では、この側板部10cに地下ユニット連結
用の連結ボルト29を通す挿通孔10eが設けられ、さ
らにこの側板部10cに臨む底板部10aに、底板部上
面とブロックの外面とを連通ずる凹部10dが形成され
るとともに、この凹部10d内にはインサー)31が埋
設され、地下ユニント連結用の連結金物30を凹部10
dに固定できるようになっている(第8図および第9図
参照)。
一方、地下ユニット1の両端を構成するブロック11は
、第1O図に示すように、矩形に形成された底板部11
aとこの底板部11aの周囲3面を囲む側板部11b、
llc、lldによって形成されており、実施例では側
板部11cが地下ユニット1の妻壁を構成するようにな
っている。
そして、このブロック11においても、地下ユニット2
に接合される側の側板部lidの厚さWが他の側板部1
1bの厚さTよりも薄く形成され、隣接する地下ユニッ
トの側板部どうしを重ね合わせたときにこの部分の壁の
厚さが厚くならないように配慮されている。
なお、前記底板部11aの左右両側にはそれぞれPCf
A材13を通すためのシース管が妻壁に開口して設けら
れており、またこのシース管の開口部がPC鋼材13の
定着部となっている。
一方、前記ブロック11の各側板部11b、11C1l
ldの上端にも、第5図に示すように、臥梁14.15
を止める長ボルト16をねじ込むためのインサート17
が埋設されている。
次に、地下ユニットlの間に挾まれる地下ユニット2の
構成について説明する。
この地下ユニ7ト2も、基本的には、前述した地下ユニ
ットlと同様に、地下ユニットの長手方向に直交する面
で分割された複数のプレキャストコンクリート製ブロッ
ク20.21を止水用の目地材を介在させて互いに連結
し、pcm材13で一体化して組立てられてなるもので
、前記ブロック20.21の上端にはこれらブロックを
連結するようにして長短2種類の臥梁14.15が架は
渡されている。
また、地下ユニット2を構成する2種類のブロック20
.21も、基本的に地下ユニットlのブロックと同様に
、ブロック20.21の端面どうしが突き合わされ、こ
れらブロックを貫通するPC鋼材13を緊張することに
よってプレストレスが導入されるようになっている。
なお、前記ブロック20は底板部20aおよび相対向す
る側板部20b、20cによって縦断面U字型に形成さ
れ、また地下ユニット2の両端のブロック21は矩形に
形成された底板部21aとこの底板部21aの周囲3面
を囲む側板部21b、21c、21dによって形成され
ている点は、先のブロック10.11と同様である。
しかしながら、この地下ユニット2においては地下ユニ
ット1の間に挾まれて設置される構造上、地下ユニット
2の中央部を構成するブロック20および地下ユニ7ト
の妻壁部を構成するブロック21の対向する左右の側板
部20b、20c、21b、21dがそれぞれ、ブロッ
ク10の外壁を構成する側板部10bの厚さTよりも薄
く形成されていることに特徴を有している。
なお、これらのブロック20.21においても、PC鋼
材13のシース管を設ける点、側板部20b、20c、
21b、21c、21dの上端に、それぞれ臥梁14.
15を止める長ボルト16をねじ込むためのインサート
17を埋設する点、必要に応じて側板部20b、20c
などに、継手金物18を取付ける点、地下ユニyl一連
結用の連結金物30を固定する四部20d、連結ボルト
29を通す挿通孔20eを設りる点などについては前述
したブロック10.11と同様である。
前記ブロック10.11の上端に架は渡される長短2種
類の臥梁14.15について説明すると、各臥梁14.
15はそれぞれプレキャストコンクノートによって四角
柱状に形成されていて長手方向に連結されたブロック1
0.11.20.21の上端を固定すると共に、上部建
築物(図示例では家屋)の1階床パネルを支持するもの
で、長尺の臥梁14は地下ユニット1の長手方向に沿う
側板部上に臥梁14の上下に貫通する長ボルト16によ
り固定されるようになっている。
また、この臥梁14の側部には、第11図に示すように
、短尺の臥梁15を載せる載置部14aが突出形成され
ており、短尺の臥梁15の上下を貫通する長ボルト16
をインサート17にねしこむことによって載置部14a
に強固に固定できるようになっている。なお、実施例に
おいて、前記臥梁15はプレキャストコンクリート製の
ものが用いられているが、H型鋼により構成したもので
あっても良い。
次に、このように構成された躯体構造を有する組立型地
下室の構築方法および作用を説明する。
まず、地下ユニ7ト1.2を構成する各プレキャストコ
ンクリート製ブロックは、工場において、予め一定の寸
法、形状にコンクリート等によって一体に打設して形成
される。
そして、これらブロックは、トラックによって作業現場
に運搬されるが、この際、ブロックは地下ユニットの長
手方向に直交する面で分割された断面U字型に形成され
ているため、ブロックの種類は地下ユニットの中央部を
形成するU字型のものと、妻壁を形成するものとの2種
類で済み、特に大型地下室を構成する場合には、U字型
のブロックの数を増すことにより対応できるので、ブロ
ック自身を大型化する必要がなく、現場への運搬性をき
わめて良好にすることができる。
次に、現場において、地下室を組立てるには、地下室を
構築すべき地面の根切り作業を行ない、所定の大きさの
穴を掘った後、割栗地業工程、捨てコンクリートの打設
工程を経て、基礎部の施工を行ない、また、この際にブ
ロックの据え付はレベルの基準となる鋼管40を埋め込
む(第3図(イ)参照)。
次いで、ブロックをトランクからクレーン等を使って吊
り下ろし、次々にこれらを組合わせて接合していくわけ
であるが、その組立て順序は第3図(ロ)ないしくホ)
による工程により行なう。
すなわち、一番最初の据え付けは第3図(ロ)に示すよ
うに、配置の中心部(実施例では地下ユニット2の中心
部)から始め、第3図()八)に示すように、このブロ
ック20の左右に地下ユニット1のブロック10を接合
する。
この際(左右に地下ユニットlのブロック10を接合す
る際)、ブロック1O120の間に連結金物30を差し
渡すとともに、これらブロックを貫通する連結ボルトを
使って各ブロックを一体化する。
その後、地下ユニット2のブロック20をその軸方向に
接合しながら、その都度、ブロック20の左右に、地下
ユニット1のブロックlOを据え付は接合していき、最
終的に妻壁を形成するブロック11.21を取付け、各
ブロックのシース穴にPC鋼材13を挿入し、これをジ
ヤツキにより緊張して両端を定着することによりプレス
トレスを導入する(第3図(ホ)参照)。なお、PCm
C工材の緊張後、シース管内にグラウトの充填を行なう
p’cii材13の緊張後、第3図(へ)に示すように
、地下ユニットの側板部の上に長尺の臥梁14を取付け
、さらに第3図(ト)に示すように、短尺の臥梁15を
組つけて地下室の躯体を完成させる。
以上の、ようにして、PC鋼材13の緊張と臥梁14.
15の取付けとを終えたならば、ブロックの底板部と基
礎コンクリートとの間にグラウトを注入し、底板部と基
礎コンクリートとの間の隙間をグラウトで充填し、各ブ
ロックの底板部を基礎に密着させる。
そして、最終的に内部の仕上げ工事等を完了させると、
第3図(す)に示すような地下室が完成する。
以上の手順によれば、配置の中心からブロックを据え付
けて、ブロックの左右前後にブロックを組立てていくよ
うにしたことから、根切り穴の内部において、各ブロッ
クの据え付け、接合作業を精度良〈実施していくことが
できる。すなわち、本実施例においては、地下室の中心
に位置する本体ブロックを基準に他のブロックを接合し
ていくため、どのブロックも前記基準とする本体ブロッ
クから大きく離れてしまうことがなくなるので、基準の
ブロックに対してずれを小さくすることができるので、
接合作業を精度良〈実施していくことができるものであ
る。
実施例の躯体構造では、地下ユニットを構成する前記ブ
ロック10.11.20.21は、その接合される側板
部が他の側板部よりも薄<  (2/3の大きさ)形成
されているため、側板部どうしを接合させて重ね合わせ
ても仕切りとなる側壁が厚みを増すことがないので、複
数の地下ユニットをその幅方向に繋げる構成の地下室で
あっても、部材の有効利用が図れ、内部の仕切り壁の厚
さが増すことがないといった利点を有する。
また実施例では、地下室を構成する地下ユニットを、そ
の長手方向に直交する面で分割する形態の複数のプレキ
ャストコンクリート製ブロックにより築造する構成とし
たので、ブロックを長手方向に連結する単純作業により
地下ユニットを形成し得て、現場での組立てを容易に実
施することができる。
第12図は本発明の他の実施例を示すもので、この実施
例では、2つの地下ユニット3.4を幅方向に繋げて躯
体を構成し、各地下ユニット3.4をそれぞれその長手
方向に直交する面で分割した複数のプレキャストコンク
リートブロック50.51により形成してなる基本構造
となっている。
そして、この実施例においても、ブロック50.51は
それぞれ底板部50a、51aとこの底板部50a、5
1aの周囲に立設された側板部50b、50c、51b
、51c、51dにより構成され、かつ、隣接する地下
ユニットに接合される側板部50b、51dの厚さが他
の側板部の厚さよりも薄く形成されている。
しかし、この実施例では、側板部50b、50c、51
b、51c、51dの土部に臥梁となる梁部51eが一
体に型枠成型されている点に特徴がある。
そして、これにより、実施例では臥梁の組立て工程を省
略でき、現場での施工性を向上できるといった利点を有
する。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではな
く、その設計要求などに応じて、ブロックの大きさ、形
状等を変更できることは言うまでもない。また、部屋の
入り口などを形成する部分の各ブロックには、必要に応
じて、入り口を構成する開口部などが形成されることは
勿論であり、このような場合には底板部どうしが連結さ
れて部屋ユニットが一体化される。
「発明の効果」 以上説明したように本発明は、底板部およびこの底板部
の周囲を囲む側板部により上面が開口した矩形箱型の地
下ユニットを、その幅方向に少なくとも2つ隣接した状
態で並べ、隣接する地下ユニットどうしを相互に接合し
て、これら地下ユニットを一体に連結してなるコンクリ
ート製組立型地下室であって、前記地下ユニ7トを、こ
の地下ユ二ントの長手方向に直交する面で分割された複
数のプレキャストコンクリート製ブロックにより構成す
るとともに、これらブロックを金属製締結部材により一
体化し、しかも前記ブロックの側板部の内圧いに接合さ
れる側板部を他の側板部よりも薄く形成してなることを
特徴とするものであるから、次のような優れた効果を奏
することができる。
(a)地下室の躯体の主装部となる地下ユニットを、そ
の長手方向に直交する面で分割する形態の複数のプレキ
ャストコンクリート製ブロックにより築造する構成とし
たので、ブロックを長手方向に連結する単純作業により
地下ユニットを形成し得て、現場での組立てを容易に実
施することができる。
(b)このようにして構築された地下ユニ7トをその幅
方向に連結することにより、部屋数を増加させることが
できるので、ブロック自身を大型化することなく地下室
の大型化を図ることができ、ブロックの現場への運搬性
をきわめて良好にすることができる。
(C)地下ユニットの接合される側板部が他の側板部よ
りも薄く形成されているため、側板部どうしを接合させ
て重ね合わせても仕切りとなる側壁が厚みを増すことが
なく、複数の地下ユニットをその幅方向に繋げる構成の
地下室であっても、部材の有効利用が図れ、内部の仕切
り壁の厚さが増すことがないといった利点を有する。
(d)前記により、少ない種類のプレキャストコンクリ
ート製ブロックにより、地下室を形成することができる
ので、現場での作業能率を向上させることができ、また
施工コストの低減を図ることのできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明にかかるコンクリート製組立型地下室の躯
体構造の一実施例を示すもので、第1図は躯体を組立て
た地下室の上に家屋を載置した状態を示す断面図、第2
図はその側断面図、第3図(イ)ないしくす)はこの地
下室の施工工程を示すもので、それぞれ斜視図、第4図
は隣接する地下ユニットの側板部の連結構造を示す断面
図、第5図は臥梁と側板部との連結構造を示す断面図、
第6図はブロックどうしを連結する継手金具の平面図、
第7図はその断面図、第8図は隣接する地下ユニットを
繋ぐ連結金物を示す平面図、第9図はその断面図、第1
0図は妻壁部を構成するブロックの斜視図、第11図は
臥梁の接合部の構造を示す断面図、第12図は本発明の
他の実施例を示す斜視図である。 1.2.3.4・・・・・・地下ユニット、10.11
、リート製ブロック、13・・・・・・PC鋼材、14
.15・・・・・・臥梁、16・・・・・・長ボルト、
17・・・・・・インサート、18・・・・・・継手金
物、30・・・・・・連結金物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 底板部およびこの底板部の周囲を囲む側板部により上面
    が開口した矩形箱型の地下ユニットを、その幅方向に少
    なくとも2つ隣接した状態で並べ、隣接する地下ユニッ
    トどうしを相互に接合して、これら地下ユニットを一体
    に連結してなるコンクリート製組立型地下室であって、 前記地下ユニットはこの地下ユニットの長手方向に直交
    する面で分割された複数のプレキャストコンクリート製
    ブロックにより構成されるとともに、これらブロックは
    金属製締結部材により一体化されてなり、しかも前記ブ
    ロックの側板部の内互いに接合される側板部は他の側板
    部よりも薄く形成されていることを特徴とするコンクリ
    ート製組立型地下室の躯体構造。
JP2133161A 1990-05-23 1990-05-23 コンクリート製組立型地下室の躯体構造 Expired - Lifetime JPH0833015B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5562971A (en) * 1994-04-19 1996-10-08 Hitachi Chemical Company, Ltd. Multilayer printed wiring board

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JPS60233250A (ja) * 1984-04-24 1985-11-19 アンドレ オウブリイ プレハブ建築要素のセツト
JPS6168149U (ja) * 1984-10-09 1986-05-10

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