JP2634257B2 - ユニット連結装置 - Google Patents

ユニット連結装置

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JP2634257B2 JP1282184A JP28218489A JP2634257B2 JP 2634257 B2 JP2634257 B2 JP 2634257B2 JP 1282184 A JP1282184 A JP 1282184A JP 28218489 A JP28218489 A JP 28218489A JP 2634257 B2 JP2634257 B2 JP 2634257B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ユニット建物を構成する建物ユニットを連
結するためのユニット連結装置に関する。
[従来の技術] ユニット建物を構築する時、水平方向に隣接する左右
の建物ユニット間で、一方の建物ユニットの鉄骨柱と他
方の建物ユニットの鉄骨柱とが相対応しないことがあ
る。この場合には、一方の建物ユニットの鉄骨柱と、こ
の鉄骨柱に対応する他方の建物ユニットの形鋼からなる
鉄骨梁とを連結することにて、それら両建物ユニットを
互いに接合することとなる。
然るに、上述の如く、水平方向に隣接する一方の建物
ユニットの鉄骨柱と、他方の建物ユニットの形鋼からな
る鉄骨梁とを連結する構造としては、一枚の連結プレー
トを用いることが考えられる。即ち、この構造は、一枚
の連結プレートを一方の建物ユニットの上端面から他方
の建物ユニットの形鋼かなる梁の上フランジ上面に行き
渡らせて、この連結プレートの一端を上記柱の上端面に
取着するとともに、この連結プレートの他端を上記梁の
上フランジに取着するものである。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述の連結プレートの他端を形鋼からなる
梁のフランジに取着する構造にあっては、該フランジに
連結用孔を穿設しなければならない。
然しながら、梁の曲げ強度を考える時、形鋼からなる
梁の断面中心から最も遠いフランジに孔を設け、該フラ
ンジの面積を減少せしめることは、形鋼からなる梁を脆
弱化することに他ならない。
又、例えば3階建の中高層建物にあっては、上下階の
建物ユニットを縦列据付する作業を、同一階の建物ユニ
ットを横列据付する作業に優先する必要を生ずることが
ある。これは、建物の全据付作業が1日で完了しない
時、雨仕舞のため、建物を部分的に屋根まで組み上げた
り、クレーンの腕の長さが可及的に短くて足りるよう
に、建物の未据付部分に配置したクレーンによりそれに
隣接する据付部分を優先して最上階まで組み上げる等の
理由による。
然しながら、従来の1枚の連結プレートを用いて行な
うユニット連結装置において、縦列据付を優先する場合
には、以下の如くの問題点がある。
即ち、この場合には、水平方向に隣接する左右の一
方側における上下階の建物ユニットの柱上端面間に1枚
の連結プレートの略半分を取着して縦列据付を行なうこ
とになるが、この縦列据付後に、上記連結プレートはそ
の残余の略半分を水平方向に隣接する左右の他方側にお
けるユニット据付領域内に大きく侵入する如くに突出せ
しめるものとなる。
そして、上記縦列据付後に水平方向に隣接する据付
領域で、新たな縦列据付を行なう時には、下階建物ユニ
ットを上記にて大きく突出している連結プレートの突
出部分に衝突することなく吊り降ろした後、該下階建物
ユニットを基礎もしくはより下方の建物ユニット上に対
して横滑りさせ、該下層建物ユニットの形鋼からなる鉄
骨梁のフランジ上端面を該連結プレートの突出部分の下
面の所定位置に位置付けするという、極めて煩雑で困難
な据付作業を伴うことになる。
本発明は、水平方向に隣接する建物ユニット間で、一
方の建物ユニットの鉄骨柱と他方の建物ユニットの形鋼
からなる鉄骨梁とを、該鉄骨梁の曲げ強度を脆弱化する
ことなく確実に連結することを目的とする。
本発明は、上下階の建物ユニットを縦列据付する作業
を、同一階の建物ユニットを横列据付する作業に優先し
て行なうに際し、水平方向に隣接する建物ユニット間
で、一方の建物ユニットの鉄骨柱と、他方の建物ユニッ
トの形鋼からなる鉄骨梁とを、該鉄骨梁の曲げ強度を脆
弱化することなく確実、かつ容易に連結することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、水平方向に隣接する建物
ユニットを連結してなるユニット建物であって、第1の
建物ユニットの鉄骨柱と第2の建物ユニットの形鋼から
なる鉄骨梁とを、間隔を有して連結するユニット連結装
置において、(A)前記第1の建物ユニットの柱の端面
に第1の連結プレートを取着し、該第1の連結プレート
の舌片状連結部を前記第2の建物ユニットとの間隔内に
ほぼ水平方向に突出配置し、(B)前記第2の建物ユニ
ットの形鋼からなる梁のウェブに第2の連結プレートを
取着し、該第2の連結プレートの舌片状連結部を第1の
建物ユニットと間隔内に上記梁のウェブとほぼ直角方向
に突出配置し、(C)前記第1の連結プレートの舌片状
連結部と第2の両連結プレートの舌片状連結部を重ね合
わせ、この重ね合わせ部を接続具にて接続するようにし
たものである。
前記水平方向に連結された第1と第2の建物ユニット
が上下方向に複数階積み重ねられてなる建物ユニットに
おける請求項1記載のユニット連結装置である。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、下記(1)の作用
がある。
(1)建物の据付に際し、水平方向に隣接する建物ユニ
ット間で、一方の建物ユニットの鉄骨柱と他方の建物ユ
ニットの形鋼からなる鉄骨梁とを連結する時、第2の連
結プレートは梁のウエブに取着されるものであるため、
梁のウエブに連結用孔を穿設する必要はあっても、フラ
ンジに連結用孔を穿設する必要がない。このことは、梁
の曲げ強度確保のために必要であるフランジの面積を減
少させるものでないため、梁を脆弱化することがないこ
とを意味する。
従って、水平方向に隣接する建物ユニット間で、一方
の建物ユニットの鉄骨柱と他方の建物ユニットの形鋼か
らなる鉄骨梁とを、該鉄骨梁の曲げ強度を脆弱化するこ
となく確実に連結することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、上記(1)の作用
に加え、下記(2)の作用がある。
(2)建物の据付に際し、水平方向に隣接する建物ユ
ニット間で、一方の建物ユニットの鉄骨柱と他方の建物
ユニットの形鋼からなる鉄骨梁とを連結する構造を採用
し、かつ縦列据付を優先する場合には、水平方向に隣接
する左右の一方側における上下階の建物ユニットの柱端
面間に第1の連結プレートを取着して縦列据付を行なう
ことになるが、この縦列据付後に、上記第1の連結プレ
ートはその舌片状連結部を水平方向に隣接する左右の建
物ユニット間隙内に突出せしめるのみである。即ち、第
1の連結プレートはその舌片状連結部を左右の他方側に
おけるユニット据付領域内にまで大きく侵入せしめるも
のでない。
上記縦列据付後に水平方向に隣接する据付領域で、新
たな縦列据付を行なう時には、水平方向に隣接する左右
の他方側における下階建物ユニットを基礎もしくはより
下方の建物ユニット上の所定据付位置に吊り降ろす。こ
の時、この下階建物ユニットの形鋼からなる梁のウエブ
には第2の連結プレートが取着され、この第2の連結プ
レートはその舌片状連結部を水平方向に隣接する左右の
建物ユニット間隙内に突出せしめる。
そして、必要により上記の下階建物ユニットを吊り
下げる等により位置修正した後、上記第1と第2の両連
結プレートの舌片状連結部を、ボルト、ナット等の接続
具にて接続する。
上記〜により上下階の建物ユニットを縦列据付す
る作業を、同一階の建物ユニットを横列据付する作業に
優先して行なうに際し、水平方向に隣接する建物ユニッ
トを容易に据付け、位置修正した後、それら建物ユニッ
トを容易かつ確実に連結できる。
従って、上下階の建物ユニットを縦列据付する作業
を、同一階の建物ユニットを横列据付する作業に優先し
て行なうに際し、水平方向に隣接する建物ユニット間
で、一方の建物ユニットの鉄骨柱と、他方の建物ユニッ
トの形鋼からなる鉄骨梁とを、該鉄骨梁の曲げ強度を脆
弱化することなく確実、かつ容易に連結することができ
る。
[実施例] 第1図は建物の中間層にて水平階の3つの建物ユニッ
トを連結する状態を示す側面図、第2図は第1図の平面
図、第3図は建物の最上層にて水平階の3つの建物ユニ
ットを連結する状態を示す側面図、第4図は第3図の平
面図、第5図は建物の中間層にて水平階の2つの建物ユ
ニットを連結する状態を示す側面図、第6図は第5図の
平面図、第7図は建物の最上層にて水平階の2つの建物
のユニットを連結する状態を示す側面図、第8図は第7
図の平面図、第9図は3階建の建物の据付過程を示す模
式図、第10図は3階建の建物ユニット据付状態を示す模
式図である。
建物10は、基礎11の上部に、同一形状の3つの建物ユ
ニット12を第10図に示す如く水平方向に隣接配置すると
ともに、それらの3つの各1階建物ユニットの上部に同
一形状の2階建物ユニットのそれぞれを接合し、さら
に、それら3つの各2階建物ユニットの上部に同一形状
の3階建物ユニットのそれぞれを接合することにて、3
階建を構成している。
建物ユニット12は、形鋼からなる4本の床梁13と、角
鋼管からなる4本の柱14と、形鋼からなる4本の天井梁
15とを、箱形状に溶接することにて構成されている。各
柱14の下端部と各床梁13の接合部には不図示の形鋼から
なるジョイントが介在し、各柱14の上端部と各天井梁15
の接合部には形鋼からなる接合ジョイントが介在してい
る。
各柱14の下端面には鋼板からなる下閉塞板18が溶接さ
れ、各柱14の上端面には鋼板からなる上閉塞板19が溶接
されている。各閉塞板18、19には、中央部位の1つのア
イボルト用孔20と、4つのコーナー寄り部位の4つの接
合ピン用孔21をそれぞれが設けられている。
上閉塞板19の内面には、アイボルト用孔20に対応する
ナット22と、各接合ピン用孔21に対応するナット23とが
溶接されている。
上閉塞板19に設けたナット22には、ユニット据付け時
もしくは運搬時に不図示のアイボルトが螺着される。
又 上閉塞板19に設けた各ナット23のうち、アイボル
ト用孔20を挟んで相対する2つのナット23には、短尺の
接合ピン24Aと長尺の接合ピン24Bのそれぞれが螺着され
る。即ち、接合ピン24A、24Bは、下階建物ユニット12の
柱14の上端面を構成する上閉塞板19に植設されて、上階
建物ユニット12の柱14の下端面を構成する下閉塞板18に
設けてある接合ピン用孔21(位置決め孔)に嵌挿し、上
下階の建物ユニット12を相互に所定の関係位置に接合せ
しめる。
この時、長尺の接合ピン24Bは接合ピン24Aより唯一長
尺であり、クレーンにて吊り降ろされる上階建物ユニッ
ト12の側の上記接合ピン用孔21をまずこの接合ピン24B
にて容易に捉え得るようにし、良好な据付作業性を具備
せしめている。
又、水平方向に隣接するユニット間で各建物ユニット
12の上閉塞板19に設けられる接合ピン24A、24Bはハの字
をなす如くに線対称的にセットされ、水平面内における
あらゆる方向の外力に対し高い接合強度を発生できるよ
うにしている。
尚、建物10にあっては、各階を構成する3つの建物ユ
ニット12のうち、2つは横長状に、1つは縦長状に配置
してある。従って、第10図のA部では2つの建物ユニッ
ト12の各柱14が対応する如くに近接位置するものの、B
部では3つの建物ユニット12の間で、2つの建物ユニッ
ト12の各柱14と1つの建物ユニット12の梁13、15が対応
する如くに近接位置する。
以下、建物10の中間層にて、第10図のA部における如
く、水平方向に隣接する2つの建物ユニット12の柱14同
士を連結する構成について説明する(第5図、第6図参
照)。
即ち、この建物10にあっては、(A)水平方向に隣接
する左右の一方側における上下階の建物ユニット12の間
に第1の連結プレート31を取着するとともに、該第1の
連結プレート31の舌片状連結部31Aを水平方向に隣接す
る左右の建物ユニット12の間隔G内に突出配置し、
(B)水平方向に隣接する左右の他方側における上下階
の建物ユニット12の間に第2の連結プレート32を取着す
るとともに、該第2の連結プレート32の舌片状連結部32
Aを水平方向に隣接する左右の建物ユニット間隔G内に
突出配置し、(C)第1と第2の両連結プレート31、32
の舌片状連結部31A、32Aをボルト33及びナット34にて接
続する。
この時、両連結プレート31、32は、下階建物ユニット
12の柱14の上閉塞板19と上階建物ユニット12の柱14の下
閉塞板18との間にて、前述の接合ピン24A、24Bに嵌着さ
れることにてそれら上下階の建物ユニット12の間に取着
される。このため、各連結プレート31、32は、閉塞板1
8、19のアイボルト用孔20、接合ピン用孔21のそれぞれ
に対応するアイボルト用孔20A、接合ピン用孔21Aを備え
ている。
両連結プレート31、32は、対応する建物ユニット12へ
の取着状態下で、それらの舌片状連結部31A、32Aが互い
に上下逆方向へ偏倚して位置するように、それらの舌片
状連結部31A、32Aを曲げ成形している。
尚、両連結プレート31、32の突き合わせ部分には、水
平方向に隣接する左右の建物ユニット12の間隙G内に設
備される配線、配管類の挿通用切欠部35が設けられてい
る。
又、両連結プレート31、32には外壁取付用孔36も設け
られている。
又、建物10の最上層にて、第10図のA部における如
く、水平方向に隣接する2つの建物ユニット10の柱14同
士を連結する場合には、第7図、第8図に示す如く、1
枚の連結プレート61を用いることができる。連結プレー
ト61の左側半部を2本の固定ボルト62にて左側に位置す
る建物ユニット12の柱14の上閉塞板19に固定し、連結プ
レート61の右側半部を2本の固定ボルト63にて右側に位
置する建物ユニット12の柱14の上閉塞板19に固定するも
のである。固定ボルト62、63は前述のナット23に螺着さ
れる。
次に、建物10の中間層にて、第10図のB部における如
く、水平方向に隣接する3つの建物ユニット12の間で、
2つの建物ユニット12の各柱14と1つの建物ユニット12
の天井梁15を連結する構成について説明する(第1図、
第2図参照)。
即ち、この建物10にあっては、(A)水平方向に隣接
する左右の一方側における上下階の建物ユニット12の柱
14の端面間に第1の連結プレート71を取着し、該第1の
連結プレート71の舌片状連結部71Aを水平方向に隣接す
る左右の建物ユニット12の間隙G内に突出配置し、
(B)水平方向に隣接する左右の他方側における下階建
物ユニット12の天井梁15のウエブにL字断面状の第2の
連結プレート72を取着し、該第2の連結プレート72の舌
片状連結部72Aを水平方向に隣接する左右の建物ユニッ
ト12の間隔G内に突出配置し、(C)第1と第2の両連
結プレート71、72の舌片状連結部71A、72Aをボルト73及
びナット74にて接続する。
この時、第1の連結プレート71は、下階建物ユニット
12の柱14の上閉塞板19と上階建物ユニット12の柱14の下
閉塞板18との間に取着される。このため、第1の連結プ
レート71は、閉塞板18、19に設けられたアイボルト用
孔、接合ピン用孔のそれぞれに対応するアイボルト用孔
20A、接合ピン用孔21Aを備えている。
又、建物10の最上層にて、第10図のB部における如
く、水平方向に隣接する3つの建物ユニット12の間で、
2つの建物ユニット12の各柱14と1つの建物ユニット12
の天井梁15を連結する場合にも、第3図、第4図に示す
如く、第1の連結プレート81と、第2の連結プレート82
を用いることができる。
即ち、(A)第1の連結プレート81を2つの建物ユニ
ット12の各柱14の上閉塞板19に2本の固定ボルト83にて
取着し、第1の連結プレート81の舌片状連結部81Aを水
平方向に隣接する左右の建物ユニット12の間隔G内に突
出配置し、(B)第2の連結プレート82を1つの建物ユ
ニット12の天井梁15のウエブに2本の固定ボルト84にて
取着し、該第2の連結プレート82の舌片状連結部82Aを
水平方向に隣接する左右の建物ユニット12の間隔G内に
突出配置し、(C)第1と第2の両連結プレート81、82
の舌片状連結部81A、82Aをボルト85及びナット86にて接
続する。
次に、上記実施例の作用について説明する。
(1)建物10の据付に際し、水平方向に隣接する建物ユ
ニット12の間で、一方の建物ユニット12の柱14と他方の
建物ユニット12の天井梁15とを連結する時、第2の連結
プレート72、82は天井梁15のウエブに取着されるもので
あるため、天井梁15のウエブに連結用孔を穿設する必要
はあっても、フランジに連結用孔を穿設する必要がな
い。このことは、天井梁15の曲げ強度確保のために必要
であるフランジの面積を減少させるものでないため、天
井梁15を脆弱化することがないことを意味する。
(2)建物10の据付に際し、水平方向に隣接する建物
ユニット12の間で、一方の建物ユニット12の柱14と他方
の建物ユニット12の天井梁15とを連結する構造を採用
し、かつ縦列据付を優先する場合には、第9図(A)に
示す如く、水平方向に隣接する左右の一方側における上
下階の建物ユニット12の柱14の端面間に第1の連結プレ
ート71を取着して縦列据付を行なうことになるが、この
縦列据付後に、上記第1の連結プレート71はその舌片状
連結部71Aを水平方向に隣接する左右の建物ユニット12
の間隔G内に突出せしめるのみである。即ち、第1の連
結プレート71はその舌片状連結部71Aを左右の他方側に
おけるユニット据付領域内にまで大きく侵入せしめるも
のでない。
上記縦列据付後に水平方向に隣接する据付領域で、新
たな縦列据付を行なう時には、第9図(B)に示す如
く、水平方向に隣接する左右の他方側における下階建物
ユニット12を基礎11もしくはより下方の建物ユニット12
上の所定据付位置に吊り降ろす。この時、この下階建物
ユニット12の天井梁15のウエブには第2の連結プレート
72が取着され、この第2の連結プレート72はその舌片状
連結部72Aを水平方向に隣接する左右の建物ユニット12
の間隔G内に突出せしめる。
そして、必要により上記の下階建物ユニット12を吊
り上げる等により位置修正した後、上記第1と第2の両
連結プレート71、72の舌片状連結部71A、72Aを、ボルト
73及びナット74にて接続する。
上記〜により上下階の建物ユニット12を縦列据付
する作業を、同一階の建物ユニット12を横列据付する作
業に優先して行なうに際し、水平方向に隣接する建物ユ
ニット12を容易に据付け、位置修正した後、それら建物
ユニット12を容易かつ確実に連結できる。
[発明の効果] 請求項1に記載の本発明によれば水平方向に隣接する
建物ユニット間で、一方の建物ユニットの鉄骨柱と他方
の建物ユニットの形鋼からなる鉄骨梁とを、該鉄骨梁の
曲げ強度を脆弱化することなく確実に連結することがで
きる。
請求項2に記載の本発明によれば、上下階の建物ユニ
ットを縦列据付する作業を、同一階の建物ユニットを横
列据付する作業に優先して行なうに際し、水平方向に隣
接する建物ユニット間で、一方の建物ユニットの鉄骨柱
と、他方の建物ユニットの形鋼からなる鉄骨梁とを、該
鉄骨梁の曲げ強度を脆弱化することなく確実、かつ容易
に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は建物の中間層にて水平階の3つの建物ユニット
を連結する状態を示す側面図、第2図は第1図の平面
図、第3図は建物の最上層にて水平階の3つの建物ユニ
ットを連結する状態を示す側面図、第4図は第3図の平
面図、第5図は建物の中間層にて水平階の2つの建物ユ
ニットを連結する状態を示す側面図、第6図は第5図の
平面図、第7図は建物の最上層にて水平階の2つの建物
ユニットを連結する状態を示す側面図、第8図は第7図
の平面図、第9図は3階建の建物の据付過程を示す模式
図、第10図は3階建の建物のユニット据付状態を示す模
式図である。 10…建物、12…建物ユニット、 15…梁、71、81…第1の連結プレート、72、82…第2の
連結プレート、71A、72A、81A、82A…舌片状連結部、7
3、85…ボルト(接続具)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に隣接する建物ユニットを連結し
    てなるユニット建物であって、第1の建物ユニットの鉄
    骨柱と第2の建物ユニットの形鋼からなる鉄骨梁とを、
    間隔を有して連結するユニット連結装置において、
    (A)前記第1の建物ユニットの柱の端面に第1の連結
    プレートを取着し、該第1の連結プレートの舌片状連結
    部を前記第2の建物ユニットとの間隔内にほぼ水平方向
    に突出配置し、(B)前記第2の建物ユニットの形鋼か
    らなる梁のウェブに第2の連結プレートを取着し、該第
    2の連結プレートの舌片状連結部を第1の建物ユニット
    との間隔内に上記梁のウェブとほぼ直角方向に突出配置
    し、(C)前記第1の連結プレートの舌片状連結部と第
    2の両連結プレートの舌片状連結部を重ね合わせ、この
    重ね合わせ部を接続具にて接続することを特徴とするユ
    ニット連結装置。
  2. 【請求項2】前記水平方向に連結された第1と第2の建
    物ユニットが上下方向に複数階積み重ねられてなる建物
    ユニットにおける請求項1記載のユニット連結装置。
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KR102112600B1 (ko) * 2018-12-13 2020-05-19 주식회사 포스코에이앤씨건축사사무소 내외장재 손상없이 체결이 가능한 건축모듈의 접합구조 및 이를 이용한 모듈 건축물 및 그 제조방법
WO2020122307A1 (ko) * 2018-12-13 2020-06-18 주식회사 포스코에이앤씨건축사사무소 내외장재 손상없이 체결이 가능한 건축모듈의 접합구조 및 이를 이용한 모듈 건축물 및 그 제조방법

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