JPH0688376A - 建物本体とバルコニーとの架構構造 - Google Patents

建物本体とバルコニーとの架構構造

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JPH0688376A
JPH0688376A JP26417492A JP26417492A JPH0688376A JP H0688376 A JPH0688376 A JP H0688376A JP 26417492 A JP26417492 A JP 26417492A JP 26417492 A JP26417492 A JP 26417492A JP H0688376 A JPH0688376 A JP H0688376A
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JP
Japan
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balcony
take
floor
main body
beams
Prior art date
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Pending
Application number
JP26417492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Tomimoto
幸男 冨本
Osamu Ito
修 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルコニーを建物本体に取り付けるときの作
業性を向上できる建物本体とバルコニーとの架構構造を
提供すること。 【構成】 建物本体(10)と、この建物本体に取り付
けられるバルコニー(12)との架構構造は、建物本体
(10)に水平方向へ間隔をおいて片持ち支持される複
数の持出し梁(14)と、バルコニー(12)に設けら
れる床フレーム(16)とを備える。床フレーム(1
6)は、持出し梁(14)と直交する水平方向へ複数の
持出し梁(14)にわたるように伸び、かつ、持出し梁
に載ることができる範囲内で間隔をおいて配置される複
数の根太(36)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物本体とバルコニーと
の架構構造に関し、特に、ユニットを結合して構築した
建物本体に、ユニットとして製作したバルコニーを建築
現場において取り付ける場合に適する架構構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数の平板からなる持出し梁を、平板面
が鉛直となるように水平方向へ間隔をおいて建物本体に
片持ち支持させる一方、バルコニーに角パイプからなる
フレームを設けておき、建築現場においてバルコニーの
フレームに持出し梁を差し込み、その後固定することに
よってバルコニーを建物本体に取り付ける架構構造が提
案されている(実開平4-4101号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記架構構造では、バ
ルコニーを建物本体に取り付けるべきとき、バルコニー
を吊り下げてそのフレームを持出し梁の延長線上に位置
させ、その後バルコニー全体を建物本体に向けて移動
し、各持出し梁を対応するフレームに差し込むが、この
差込みの際、持出し梁とフレームとの位置合せが必要と
なり、作業性が悪い。
【0004】本発明の目的は、バルコニーを建物本体に
取り付けるときの作業性を向上できる建物本体とバルコ
ニーとの架構構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物本体と、
該建物本体に取り付けられるバルコニーとの架構構造で
あって、前記建物本体に水平方向へ間隔をおいて片持ち
支持される複数の持出し梁と、前記バルコニーに設けら
れる床フレームとを備え、該床フレームは、前記持出し
梁と交差する水平方向へ前記複数の持出し梁にわたるよ
うに伸び、かつ、前記持出し梁に載ることができる範囲
内で間隔をおいて配置される複数の根太を有する。
【0006】
【作用および効果】バルコニーを建物本体に取り付ける
べきとき、バルコニーを吊り上げ、根太を持出し梁の上
方に位置させる。次いで、バルコニーを下げ、根太を持
出し梁に載せる。この状態でバルコニーを固定するため
の細かな位置合せをする。
【0007】間隔をおいた複数の根太が間隔をおいた複
数の持出し梁に載る結果、バルコニーは安定した状態に
保たれる。この状態で、細かな位置合せをし、固定作業
を行うことができるため、バルコニーを取り付ける際の
作業を安全にでき、しかも作業性を向上できる。
【0008】
【実施例】架構構造は、図1および図2に示すように、
建物本体10と、この建物本体10に取り付けられるバ
ルコニー12との骨組み構造であって、複数の持出し梁
14と、バルコニー12に設けられる床フレーム16と
を備える。
【0009】建物本体10は、図示の実施例では、ユニ
ットとして工場で製作されるものの床部分であり、溝型
鋼で形成された4本の床大梁18と、対向して位置する
2本の床大梁18間にわたっている6本の床梁20とを
有する。3個のブラケット22が水平方向へ所定の間隔
をおいて1つの床大梁18に溶接されている。ブラケッ
ト22には4つのねじ穴23が設けられている。
【0010】バルコニー12は、図示の実施例では、床
フレーム16と、床フレーム16によって支持される壁
24と、壁24の上側の手摺枠26とを備える。バルコ
ニー12は、後述するように、床フレーム16を介して
建物本体10に取り付けられ、建物の一部となる。
【0011】持出し梁14は溝型鋼からなり、その一方
の端部に鋼製のプレート28が溶接されている。プレー
ト28は、ブラケット22のねじ穴23と整合する4つ
のボルト穴29を有する。このように形成した複数の持
出し梁14、図示の実施例では3つの持出し梁14を、
防水幕板30を当てがって建物本体10のブラケット2
2に突き合せ、プレート28のボルト穴29と防水幕板
30のボルト穴31とにボルト32を通し、ボルト32
をブラケット22のねじ穴23にねじ込む。これによ
り、持出し梁14は建物本体10に片持ち支持され、床
大梁18に直交する水平方向へ伸びている。
【0012】バルコニー12の床フレーム16は、持出
し梁14と交差する水平方向へ伸びる複数の根太36を
有する。これら根太36は、複数の持出し梁14にわた
る長さを有し、かつ、持出し梁14に載ることができる
範囲内で、長さ方向に直交する方向へ間隔をおいて配置
される。
【0013】図示の実施例では、角パイプからなる3本
の根太36が持出し梁14と直交する水平方向へ伸びて
いる。根太36の長さL1は、3本の持出し梁14の取付
け状態での距離L2より長く、根太36は3本の持出し梁
14にわたって配置されている。さらに、3本の根太3
6の取付け状態での距離L3は、持出し梁14の長さL4
り短く、3本の根太36は持出し梁14に載ることがで
きる。
【0014】床フレーム16は、3本の根太36を、根
太36の下側で3本の溝型鋼の床梁38に、さらに根太
36の両端部のそれぞれの下側で溝型鋼の壁受け梁40
に溶接し、所定の形状と強度とを維持している。この場
合、床フレーム16の隣り合せに位置する2本の床梁3
8間の距離L5が、隣り合せに位置する持出し梁14間の
距離L6と等しくなるように取付け寸法を定め、さらに、
床梁38を形成している溝型鋼のウエブが、持出し梁1
4を形成している溝型鋼のウエブと背中合せとなるよう
に溝型鋼を配置する。
【0015】床梁38と持出し梁14との前記配置によ
れば、次の効果が得られる。すなわち、バルコニー12
を建物本体10に取り付けるべきとき、バルコニー12
を吊り上げ、図示の実施例の場合には、各床梁38を対
応する各持出し梁14の右側に位置させ、床梁38のウ
エブと持出し梁14のウエブとを背中合せにしてバルコ
ニー12を下げ、根太36を持出し梁14に載せる。こ
れによってバルコニー12の床大梁18に沿う方向の位
置決めができる。その後、持出し梁14のウエブ穴と床
梁38のウエブ穴とをシノ等の工具で位置合せすること
によって、バルコニー12の床大梁18に対する方向の
位置決めができる。位置決め後、2つのウエブをボルト
とナットとによって固定すると、持出し梁14と床梁3
8との結合部の断面形状がH字状を呈するようになり、
上下方向および水平方向の剛性を高めることができる。
【0016】床フレーム16が床梁38を備えない場
合、持出し梁14の剛性を大きくする一方、根太36の
下側にストッパを取り付けておき、このストッパが持出
し梁14に突き当ったとき、床フレーム16の床大梁1
8に沿う方向の位置決めができるようにする。さらに、
持出し梁14の上側のフランジに開けた穴と根太36に
開けた穴とを工具で位置合せし、バルコニー12の床大
梁18に対する方向の位置決めをする。この場合、持出
し梁14によってバルコニー12に加わる上下方向の荷
重を負担させ、根太36を通り、持出し梁14の上側の
フランジにねじ込んだボルトによって水平方向の荷重を
負担させる。
【0017】図2に示す実施例では、バルコニー12の
壁24は、鋼製の縦骨50、鋼製の横骨52等で作った
骨組に、内板54、外板56さらに目地材58等を張り
付けて形成され、ボルト・ナットによって床フレーム1
6に取り付けられている。さらに、笠木60や壁見切6
2が壁24に設けられている。他方、手摺枠26は、手
摺支柱64や手摺桟66、手摺68からなる。バルコニ
ー12には、さらに、吊上げ金具70、床板72、防水
シート74および防水目地76が取り付けられる。
【0018】ワイヤロープ80を介してレッカ等で吊り
上げられたバルコニー12は、各床梁38を対応する各
持出し梁14の右側に位置させ、床梁38のウエブと持
出し梁14のウエブとが背中合せとなるように下げら
れ、根太36が持出し梁14に載る。その後、持出し梁
14のウエブ穴と床梁38のウエブ穴とをシノ等の工具
で位置合せし、ボルト82を両ウエブに通し、ナット8
4をねじ込んで仮締めする。ワイヤロープ80の玉掛け
を外し、ボルト82とナット84とを本締めすると、バ
ルコニー12は正規の位置に導かれる。
【0019】図3に示すように、バルコニーは建物本体
10のいずれの部分にも取り付けうる。バルコニー92
では、持出し梁94の突出長さを長くし、4つの持出し
梁94によって床フレーム96を支持している。持出し
梁94の長さが長くなると、持出し梁94と建物本体1
0との結合部に生ずる回転力が大きくなるが、持出し梁
94の剛性に応じて、その負担幅を計算して配置できる
ため、必要な長さのバルコニーを設置できる。
【0020】バルコニー102は建物本体10の隅部に
わたって設置されており、持出し梁104は柱に取り付
けられている。バルコニー112は、実質的に図1に示
したバルコニー12と同じであるが、持出し梁14の数
量を4つとしたバルコニー12の床フレーム16を2つ
併設したものである。根太は複数の床梁と緊結されると
連続梁となるため、2つの床フレーム16を併設して長
いバルコニーとした場合、根太が片持出しの架構とな
り、床フレーム16の突き合わせ部分において相互に結
合する必要がないか、結合の必要があっても軽微な結合
でよい。そのため、現場作業が簡易となり、工場生産の
効率を生かしてコストダウンを図りうる。
【0021】図4に示すバルコニー122では、持出し
梁124、126の長さを変えると共に、持出し梁12
4、126を適宜に組み合せることによって、デザイン
性の高いバルコニーとしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建物本体とバルコニーとの架構構
造の分解斜視図で、バルコニーは床フレームのみを示し
てある。
【図2】本発明に係る建物本体とバルコニーとの架構構
造によってバルコニーを取り付ける状態を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明に係る建物本体とバルコニーとの架構構
造にしたがって設置した3つのバルコニーを示す平面図
である。
【図4】本発明に係る建物本体とバルコニーとの架構構
造にしたがって設置したバルコニーを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10 建物本体 12、92、102、112、122 バルコニー 14、94、104、124、126 持出し梁 16 床フレーム 36 根太 38 床梁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体と、該建物本体に取り付けられ
    るバルコニーとの架構構造であって、前記建物本体に水
    平方向へ間隔をおいて片持ち支持される複数の持出し梁
    と、前記バルコニーに設けられる床フレームとを備え、
    該床フレームは、前記持出し梁と交差する水平方向へ前
    記複数の持出し梁にわたるように伸び、かつ、前記持出
    し梁に載ることができる範囲内で間隔をおいて配置され
    る複数の根太を有する、建物本体とバルコニーとの架構
    構造。
JP26417492A 1992-09-08 1992-09-08 建物本体とバルコニーとの架構構造 Pending JPH0688376A (ja)

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JP26417492A JPH0688376A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 建物本体とバルコニーとの架構構造

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JP26417492A JPH0688376A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 建物本体とバルコニーとの架構構造

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JPH0688376A true JPH0688376A (ja) 1994-03-29

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JP (1) JPH0688376A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09228467A (ja) * 1996-02-23 1997-09-02 Seiko Sangyo Kk バルコニーなどの組立構造
SE2250286A1 (en) * 2022-03-03 2023-09-04 Balco Group Ab System and method for suspending a framework structure on a load bearing structure of a building and use of such suspension system

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